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2024年04月27日 16:40
カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)で、4強が出揃った。 準々決勝で開催国カタールとの120分の死闘を制した日本、PK戦の末に韓国を破ったインドネシア、サウジアラビアを2−0で下したウズベキスタン、ベトナムに1−0で競り勝ったイラクの4チームだ。準決勝で日本はイラクと対戦し、もう1つのカードはウズベキスタンとインドネシアが相まみえる。 これを受けて、AFC(アジアサッカー連盟)の公式サイトはベスト4に勝ち進んだ4チームをそれぞれ分析。大岩ジャパンについては以下のように紹介している。 【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介! 「2016年の優勝国である日本は、グループステージで韓国に敗れた。準々決勝では開催国カタールと120分間の激しい打ち合いとなったため、準決勝に進むまで、厳しい道のりを歩まなければならなかった。それでもイラクを退けるだけの経験とずる賢さを持ち合わせていると感じる」 なお、準決勝に駒を進めた4チームのうち、パリ五輪の出場権を獲得できるのは3チーム。3位決定戦で敗れれば、大陸間プレーオフでアフリカのギニアとパリ行きの切符を懸けて戦う。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 19:47
水戸ホーリーホックは9日、暫定的にチームを率いていた森直樹ディベロップメントコーチが、正式にトップチームの監督に就任することを発表した。
1977年11月21日生まれの森監督は現在46歳。選手時代はセレッソ大阪と水戸ホーリーホックで活躍し、2005年シーズン限りで現役を引退した。翌年から水戸のユースチームのコーチとして指導者に転身すると、監督を経て2011年にトップチームのコーチへと就任。濱崎芳己前監督の解任が発表された4日より、暫定的にチームの指揮を執っていた。
今シーズンの水戸は、開幕節のいわきFC戦こそ勝利したものの、その後は4連敗を含む9試合未勝利を記録するなど成績が低迷。そんななか、森監督が暫定指揮官として臨んだ2024明治安田J2リーグ・第14節ロアッソ熊本戦を2−0で勝利し、順位は16位に浮上していた。
正式に指揮官へと就任することが決まった森監督は、クラブ公式サイトを通して以下のようにコメントを発表している。
「この度、水戸ホーリーホックの監督に就任することになりました森直樹です。まずはディベロップメントコーチという立場、クラブの一員として、監督を交代するという状況になってしまったことを大変申し訳なく、悔しく思っています」
「今まで残留争い、クラブ消滅の危機、東日本大震災など多くの困難があり、その度にクラブに関わる全ての方々と共に何度も困難を乗り越えてきました。2003年に選手として水戸ホーリーホックへ加入してから、このクラブで現役を終え、このクラブで指導者としてのキャリアをスタートさせていただきました。選手として3年、2006年に指導者となってから18年、このクラブに在籍して今年で22年目となります。このクラブのピンチだからこそ、自分が立ち上がらなければならない。とオファーを受けることを決断しました」
「そして、熊本戦で掲げてくれた『水戸のDNA 森直樹 俺達も共に戦う』という横断幕を見て、どんな時も付いてきてくれるみんなのためにも、水戸ホーリーホックとはどんなクラブなのか、若い選手達へ伝えるだけでなく、それをプレーで表現できるように自分がやるしかないと感じました」
「今まで繋いできてくれた方々のためにも、何としてもJ2に残留すること。いち早く残留争いを抜け出すこと。今はそれだけを考え、目の前の試合に全力で臨みます。クラブに関わる全ての方々と一緒なら、この困難も乗り越えられると思っています。最後まで共に戦ってください」
2024年05月09日 19:47
5月8日、Jリーグの公式Xは6日に行なわれた横浜F・マリノス戦でJ1通算600試合出場を達成した浦和レッズのGK西川周作のフィード集を公開した。
アップロードされた動画には、2021年の清水エスパルス戦で見せた超低弾道のパントキックや、22年のジュビロ磐田戦でカウンターの起点となったフィードなど、これまで西川が見せてきた芸術的なロングパスが10本収められている。
【動画】「凄過ぎる」とファン称賛! 西川周作の正確無比なフィード集
この投稿に、SNS上では「気持ちいい〜」「ホンマにフィードが凄過ぎる」「これだけ蹴れる子なかなか出てこない」「周ちゃんのキック大好物です」「惚れ惚れする!」「もっと見たいです!」「そう簡単に出来るもんじゃない」「大分からずっと応援しています」などの声が上がった。
偉大な守護神のキック精度に改めて驚嘆したファンが少なくなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 19:09
徳島ヴォルティスは9日、自クラブサポーターによる違反行為および、当該者に対する処分を報告した。
発表によると、今月3日の明治安田J2リーグ第13節愛媛FC戦において、徳島ヴォルティスサポーター1名が、威嚇的な行為に及んだとのことだ。観戦ルールに違反する行為が確認されたことを受けたクラブは、事実確認とJリーグ試合運営管理規程に照らし合わせた上で、当該者に処分を科したことを明らかにした。
クラブからの報告は以下の通り。
■違反行為
威嚇的な行為(会場に入るバスの車体側面を叩き、バスの走行を妨害する行為)
■対象者
1名
■処分内容
入場禁止(第22節6月29日V・ファーレン長崎戦までのホームゲーム5試合)
※違反行為の発生から、上記入場禁止期間中のアウェイゲームを含む
2024年05月09日 19:00
最終盤を迎えている2023-24シーズンの欧州サッカー。
2024年05月09日 18:38
涙にくれた東京五輪から3年――。久保建英は再び大舞台に立つのか。
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は先日、カタールで開催されたU-23アジアカップで見事に優勝。3位以上に与えられるパリ五輪への出場権を獲得した。
そんななか、3人のオーバーエイジとともに注目を集めているのが、久保の参加だ。ラ・リーガで大活躍中のレフティは現在22歳で、出場対象年齢ではあるものの、五輪期間は代表ウィーク中ではなく、選手の招集に強制力がないため、決して容易ではない。
それでも宮本恒靖会長は「メダルを狙えるようなバックアップ」を約束するなど、日本サッカー協会(JFA)は前のめりな姿勢を見せるなか、韓国公共放送『KBS』が「イ・ガンインとは違い、パリへ行く久保は『東京の涙』を拭うチャンスを得た!」と題した記事を掲載。同じ2001年生まれで、親友としても知られる自国代表の名を挙げ、次のように伝えた。
【動画】「狂っている」と現地サポーターも驚愕!久保建英のサイン会でできた凄まじい長蛇の列
「日本は予選で優勝してパリに向かうが、韓国は10大会連続出場の夢を果たせなかった。また、友人でありライバルでもある久保建英とイ・ガンインの喜怒哀楽も交錯した。2人は3年前、20歳で東京五輪に出場。久保を擁する日本は準決勝まで進むも、3位決定戦でメキシコに敗れた。イ・ガンインは主に交代出場ながら3ゴールを挙げたが、準々決勝でこちらもメキシコに苦杯を喫した。
久保がメキシコ戦後に号泣する姿が話題となった。涙が止まらない姿は、無観客試合だったため、中継を通して応援していた日本のファンを悲しませた。自国開催で、1968年のメキシコ五輪以来のメダルを目ざしていた日本は、最後のハードルを越えられず、2012年のロンドン五輪に続いて4位に甘んじた」
同局はそのうえで、「久保はついに『東京の涙』を拭う機会を手にした」と説明。日本がパリ世代最大のスターをメンバーに加える可能性が高いと見ている。
「JFAは久保を含む欧州で活躍する同年代の精鋭を全員選出し、最強チームを編成する方針を発表した。パリ五輪で久保のような海外組の『ワイルドカード』を手にする見込みだ。過去最高成績を目ざす日本サッカーは、再び五輪を通じて世界に羽ばたく原資を見つけ、才能ある若手は大舞台を経験することで次のステージに成長する。一方、韓国サッカーはその機会を失った」
果たして、大岩ジャパンはどんな顔ぶれで悲願の金メダル獲得を目ざすのか。メンバー発表時、すでに興味津々の韓国メディアを含め、大きな話題となるのは間違いなさそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 18:25
1月にローマの指揮官を退任したジョゼ・モウリーニョ氏は、ポルトガル代表監督のオファーを断ったことに後悔の念を抱いているようだ。9日、スペイン紙『スポルト』が『EA Sports Korea』のインタビューに応じた同氏のコメントを引用して伝えている。
これまでポルトやチェルシー、インテルやレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドやトッテナムなどのビッグクラブで監督を歴任し、数々のタイトルを獲得してきたモウリーニョ氏。2021年夏に指揮官へと就任したローマでは、初年度からヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)を制覇すると、2年目となる昨シーズンはヨーロッパリーグ(EL)で決勝進出を果たした。しかし、今シーズンは開幕から不安定な戦いを露呈し、クラブが9位につけるなか1月に監督を解任された。
インタビューに応じたモウリーニョ氏は、母国であるポルトガル代表監督就任の可能性について、「そのチャンスは2度あった」と過去にオファーがあったと告白。続けて、「2022年カタール・ワールドカップ後、最後のアプローチを断ったときは複雑な気分だった」と当時の心境を明かし、「私はローマに残ると決めたが、それは間違いだったと思う」と決断への後悔を口にしている。
また、「ポルトガルは素晴らしいチームで、最高のチームの一つでありベスト5に入る」と評価。一方、「それは分かっていたが、ローマとファンとの素晴らしいつながりを感じていたから、そのような決断を下すことは望まなかった」と同クラブに残留した理由を説明した。
さらに、「ポルトガル代表監督への招待はすでに2回受けているが、3回目も来ると思うし、受け入れるつもり」と将来的な指揮官就任を示唆しつつ、「私が自由に扱える世代がこの世代と同じくらい強いことを願うだけだ」と述べている。
2024年05月09日 18:12
セルティックの前田大然は、5月4日に行われたスコットランドリーグ前節のハーツ戦で戦列復帰を果たした。当初はシーズン絶望とも言われただけに、復帰はチームの士気向上につながっている。 宿敵レンジャーズとの4月のダービーマッチ後、ブレンダン・ロジャーズ監督が負傷による離脱を明かした際は、今季中の復帰が厳しいとも言われていた。それだけに、驚異的な早さの回復を、指揮官やチームは喜んでいる。 セルティックは5月11日の次節でレンジャーズとのオールドファームに臨む。3ポイント差の宿敵との直接対決は、勝てばタイトルが大きく近づく実質的な優勝決定戦だ。この大事な試合を前に前田が復帰できたことは大きい。 先月のダービーで前田が開始早々に快足を生かして先制点をあげたのは記憶に新しい。その足を駆使したチャージにどれほどのインパクトがあるかを語ったのが、元ハーツで現在マザーウェルにレンタル中のスコットランド人MFアンディ・ハリデーだ。【動画】前田大然が猛プレスから衝撃の22秒弾!
セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、ハリデーは『Open Goal』で以前のセルティック戦でのプレーを回想。CKの流れからボールを受けた際、前田に重圧をかけられたことを忘れていないと話した。「(ボックス付近でボールを拾い)ファーストタッチをしたら、目の前にマエダがいた。タックルされて、『どこから来たんだ?』という感じだった。本当に、彼は世界最高のプレスをかけるひとりだと思う」 コメントを伝えた67 HAIL HAILは、「彼がいないと左サイドは弱くなる。彼がもたらすエネルギーと走力には、クラブの誰とも比較にならない」と、韋駄天ストライカーを称賛している。「マエダは必ず、レンジャーズ戦でセルティックが結果を残すのに貢献する重要な存在となるだろう。彼の仕事ぶりはジェームズ・タバーニアを沈黙させ、守備を強く意識させる」 復帰間もないだけに起用法が注目されるが、前田が再びレンジャーズ戦でインパクトを残すことを期待する声は大きいようだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 18:01
ホームでFC町田ゼルビアに敗れたあと、FC東京はJ1リーグで3連勝。
2024年05月09日 18:00
チャンピオンズリーグ準決勝でパリ・サンジェルマンと対戦したドルトムント。1stレグを1−0で折り返し、アドバンテージを持って挑んだ2ndレグ。PSGのホームでの戦いとなったが、再び得点を記録し、合計2−0で決勝進出を果たした。
PSGとの準決勝を通して特に存在感を発揮したのが、ドルトムントのGKグレゴール・コベルではないだろうか。
『transfermarkt』によると、2ndレグでのPSGのボール支配率は69%。さらに放ったシュート数は30本、その内15本が枠内シュートだ。恐ろしいほどの攻撃力を持つPSGを2試合通して無失点に抑えた功績は素晴らしいものだ。
26歳のコベルはスイス代表での経験はまだ浅い。現在の代表チームにはヤン・ゾマー、ヨナス・オムリンなど、ベテランのGKが活躍しているため、メンバー選出を果たすのは簡単ではないのだ。
しかし今季のチャンピオンズリーグを通して、コベルの実力は間違いなく世間に知れ渡ったのではないだろうか。今後、彼の価値が上がり、スイス代表でゾマーの後継者として活躍する姿を見るのもそう遠くないかもしれない。
2024年05月09日 18:00
8日(現地時間)、ボルシア・ドルトムントはパリ・サンジェルマンとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグに1-0で勝利し、1stレグとの2戦合計2-0で決勝進出を決めた。
キリアン・ムバッペらを擁するパリの強力な攻撃陣を2試合連続で完封し、下馬評を覆してファイナル進出を果たしたドルトムント。この快挙は、かつて同クラブで指揮を執っていたリヴァプールのユルゲン・クロップ監督にとってもひと際嬉しい出来事だったようだ。
リヴァプールの自宅で8日の試合をテレビ観戦していたというクロップ監督は、ドイツ紙『Bild』に試合についての感想を問われると、「ワオ!ワオ!ワオ!という感じだね。みんなに『心からおめでとう』と言いたい。順当な結果だった」とコメント。タレント豊富なパリに対してチーム一丸となって挑んで勝利を掴んだドルトムントを祝福した。
今大会の決勝は、クロップ監督が指揮を執っていた2012-13シーズンにドルトムントが決勝進出を果たした時と同じウェンブリースタジアムで行われる。この時はバイエルン・ミュンヘンを相手に互角の勝負を展開。優勝まであと一歩のところに迫ったが89分にアリエン・ロッベンに決勝ゴールを許し、1-2で敗れた。
6月1日の決勝は、そのバイエルンを倒して勝ち上がって来たレアル・マドリードと対戦する。大会最多14回の優勝を誇るレアルとの大一番となるが、クロップ監督はドルトムントについて、「彼らはようやく本来の実力を見せ始めている。タイトルを勝ち取ってほしい」と語り、¨白い巨人¨とも呼ばれるレアルを倒して1996-97シーズン以来の優勝を成し遂げてほしいとの思いを口にした。
2024年05月09日 17:46
冨安健洋が所属するアーセナルは、プレミアリーグ次節でマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチに臨む。タイトルを目ざすミケル・アルテタ監督のチームにとっては、勝利が求められる大事な試合だ。
アーセナルは2位マンチェスター・シティに1ポイント差をつけて首位に立っている。だが、消化がシティより1試合多い。王座奪還のためには、残り2試合とも3ポイント獲得が必須だ。
今季リーグ最少失点を誇る守備陣の一角を務める冨安は、地元紙『London Evening Standard』で「CBの2人がとても安定している。ベン(・ホワイト)もね」と話している。
「僕らはクリーンシートが多いが、それは彼らのためだ。僕も(守備の)一部でありたい。オールド・トラフォードでもまたクリーンシートを目ざす。もちろん簡単な試合にはならないだろう。タフな場所で3ポイントを目指すのだからね。でも、僕らには自信がある。3ポイントを狙いにいく」
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
リーグ優勝の経験がない冨安は、「タイトルを獲得できればうれしい。ほかは何もいらない。とにかくタイトルが欲しい」と意気込んだ。
「僕はタイトルレースに加わるチャンスが多くなかった。だから今はうれしいんだ。目の前にチャンスがあるなら、それを目ざさなければいけない」
1月のアジアカップ後は負傷で離脱を余儀なくされた。冨安は「(ケガは)キツかった。アジアカップで敗退し、プレーしたかった」と振り返りつつ、決着がつく大事なタイミングで貢献したいと話した。
「でも、今はプレーできる。今はシーズンで最も大事な時期だ。ピッチに立ててうれしいし、チームを助けたい。チームのために全力を尽くし、とにかく今を楽しむ」
冨安とアーセナルは悲願のリーグタイトルを手にすることができるか。最終コーナーを回りつつあるシティとのレースから目が離せない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 17:30
今季のセリエAを制したインテルでは、経験豊富なベテラン選手の頑張りも目立っている。
2024年05月09日 17:22
ジュビロ磐田のFWジャーメイン良が5月9日、自身のXを更新。負傷したプレーについて言及した・
6日に行なわれたJ1第12節の東京ヴェルディ戦(2−3)で、ジャーメインは66分にヘディングで得点を決める。ただ、その時に相手DFの林尚輝と衝突。その後もプレーを続けてフル出場したものの、9日にチームから左前額骨陥没骨折でトレーニング合流まで手術後1か月程度かかると発表された。
【動画】ジャーメインが東京V戦で決めたヘディング弾
無念の離脱となった29歳のストライカーは、思いをこう綴った。
「悔しいですがもしあのシーンでこの怪我をするとわかっててもFWとしてあの1点を取りに飛び込んでたと思います!また復活してチームに貢献できるようにがんばります!土曜日の鳥栖戦絶対勝ちましょう!」
そして、「試合で衝突した東京ヴェルディの林選手、今のところ大事は無いということで早期の復帰を祈ってます」と相手選手を気遣った。
ここまで11ゴールを挙げ、得点ランキングでトップに立つジャーメインの、1日も早い復帰が待たれる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 17:02
パリ五輪出場を目ざすインドネシア代表がピンチを迎えているようだ。
インドネシアは、先日まで開催されていたU23アジアカップで大健闘して4強入り。しかし、3位決定戦に敗れて4位に終わり、あと一歩のところでパリ五輪の出場権獲得を逃した。
5月9日に、オリンピック出場を懸けて最後のチャンスとなるギニアとの大陸間プレーオフを控えるなか、インドネシアメディア『Jebreeetmedia』によると、セレッソ大阪でプレーするDFジャスティン・ハブナーら数名の主力選手が所属クラブから招集の許可が下りずに招集できなかったという。
【PHOTO】アジアを制して喜びが爆発!歓喜に沸くU-23日本代表イレブンの笑顔を厳選!
そんな危機的な状況をインドネシアのシン・テヨン監督は、以下のように嘆いているようだ。
「現時点では選手の選択肢はそれほど多くはない。特に最終ラインは、ほぼ崩壊してしまったと言ってもいいかもしれない。ジャスティンに関しても、セレッソ大阪から招集できなかった。それがクラブの決定であることは理解しているが、非常に残念だ」
インドネシアは苦難を乗り越えて、68年ぶりのオリンピック出場を決められるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 17:00
マンチェスター・シティと最終盤まで優勝争いを演じているアーセナルは、一昨季の5位から一気に返り咲いた。ミケル・アルテタ監督を中心に一体感が感じられるチームで、所属選手たちもイキイキとプレイしているのが見て取れる。
しかし評価を上げた選手ばかりではなく、当然ながら結果を出せず苦労している選手もいる。FWガブリエウ。マルティネッリも、昨季ほど絶対的な存在ではなくなりつつあるかもしれない。
昨季はプレミアリーグだけで15ゴール5アシストをマークしたマルティネッリだが、今季は全公式戦で8ゴール5アシストにとどまっており、ゴール数は約半分に減ってしまった。負傷で離脱していた期間があるためプレイタイムに差があり、昨季のリーグ2806分に比べて今季は1917分となっているが、復帰したあともレアンドロ・トロサールに先発を譲る試合が多く、復活しきれていない印象がある。
英『football.london』は、これをコンディションの問題だけではないと見ている。理由の1つは、マルティネッリが左サイドで孤立しがちになったことだ。昨季のアーセナルは左インサイドハーフをグラニト・ジャカが務めていたが、ヒートマップを見るとジャカは頻繁に左のタッチ際にも顔を出しており、自然とマルティネッリとのポジションの入れ替えが発生していた。しかし今季左のインサイドを担うことが多いデクラン・ライスはあまり左に寄ることがなく、中央にポジションをとる。これがマルティネッリの動きを制限しているのではないかという。
また、アーセナルの攻撃は右サイドに偏る傾向がある。『Whoscored.com』によればおよそ40%の攻撃が右サイドから行われているが、右ではブカヨ・サカ、マルティン・ウーデゴー、ベン・ホワイトが毎試合のように使われていて、ガナーズの攻撃の中心となっている。しかし左は試合によってサポートに入るサイドバックやインサイドハーフが変わることが多く、ゴール前に構えるカイ・ハフェルツも右に絡んでいくケースが多いため、マルティネッリはやや孤立しがちになっている。
もちろん孤立した状態からでもある程度の単独突破が可能なのがマルティネッリの良さだが、右のサカがカットインと深さをとる方向の2つの選択肢を持っているのに対し、マルティネッリはより直線的で、ゴール脇のポケットをえぐろうとすることが多い。この動きが今季は読まれてしまっているのも否定できない。しかも今季は昨季に比べてアーセナルに対してより深いラインで守るチームが増え、このこともマルティネッリのゴール数低下に影響しているだろう。
とはいえマンチェスター・シティ戦などで重要なゴールを決めているのもマルティネッリであり、欠かせない戦力には違いない。来季は彼自身のプレイのバリエーションが求められると同時に、その長所をより活かせるような戦術の整備も必要となってくるかもしれない。