2024年04月28日 06:25
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第2日(27日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72) 3位から出た尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=が7バーディー、ボギーなしでツアー自己最少を1打更新する65をマーク。通算13アンダーで首位タイに浮上し、通算2勝目に王手をかけた。22日には全米女子オープンの予選会で首位通過し、初のメジャー出場権を獲得。大会前には60分3980円の格安ほぐしコースで体を整え、大会に入った。佐久間朱莉(21)=大東建託=、天本ハルカ(25)=フリー=も首位に並んだ。 強行日程の疲れを感じさせないプレーで、尾関がスイスイとスコアを伸ばした。5番で4メートルを沈めると、7番から3連続バーディー。後半も17番パー5で第3打を50センチに運び、7つ目のバーディー。自己ベスト65で首位に浮上し「ショットもパットも引き続き良かった。思った以上にスコアが出てびっくり。今日は93点です!」と白い歯を見せた。 前週のフジサンケイクラシック(静岡)は優勝争いの末、4位。最終日の21日夜に千葉県内に移動すると、22日は房総CCで36ホールを回り、首位で全米女子オープン(5月30日開幕)切符を獲得した。4日間で計90ホールを回ったが「火曜日(23日)を休養日に充てたので疲れはない」と20歳は元気ハツラツだ。 23日はショッピングなどを楽しみ、体をほぐすため、全身もみほぐしの店「りらくる」に向かった。選んだコースは60分3980円。今季906万円を稼ぎ、賞金ランク25位のプロは格安ボディーケアで、疲れを癒やした。「一年を戦うには春先に体を崩してはダメ。マッサージには頻繁に行く。『こんなに凝ってる人、初めてです。大丈夫ですか?』って言われました」と庶民派は笑って明かした。 同学年の2003年度生まれ、ダイヤモンド世代は桜井心那、神谷そら、2週連続ツアー制覇の竹田麗央ら逸材ぞろい。世代で2番目に優勝し、22年9月の住友生命レディス東海クラシック以来となる2勝目を狙う尾関は「同学年の優勝に刺激をもらっている。自分も頑張らなきゃと思う」と対抗心を燃やす。 今季2度目の最終日最終組。2週前は2位で迎えたが、77と崩れ18位に終わった。「マネジメントをしっかり立ててやりたい。最後まで精いっぱいやって、優勝できたらベスト」。愛らしい表情の奥に、勝利への闘志をのぞかせた。(岩原 正幸) ◆2003年度生まれ「ダイヤモンド世代」 ツアーメンバーは11人。昨季、初優勝を含む4勝を挙げた桜井心那を筆頭に、5人が優勝を遂げている。一番乗りは22年のメジャー、日本女子プロ選手権を制した川崎春花(2勝)。尾関、神谷そら(2勝)も優勝を手にし、前週からは竹田麗央が2週連続優勝中。世代通算11勝。
2024年05月11日 18:00
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第2日(11日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
9位で出たツアー未勝利の佐久間朱莉(大東建託)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算7アンダーで首位に浮上した。
最終18番パー5で3メートルを沈めてバーディー締め。「やっと入った。勝てなかった時は18番で入らなかったので、絶対入れたいという気持ちだけで打った」と笑顔を見せた。
前週のメジャー大会「ワールドレディスサロンパスカップ」では優勝に1打及ばず今季2度目の2位に終わり、悔し涙を流した。毎週のように優勝争いに絡み続ける21歳は「勝てないから、うずうずしながらという感じ。疲れももちろんあるけど、その分楽しいという感じ。自分のなかで楽しみながらできている」と話した。
最終日は前年覇者の岩井千怜(ホンダ)、年間女王の山下美夢有(加賀電子)と最終組で争う。最終日をトップで迎えた過去2回は富士フイルム・スタジオアリスが2位、パナソニックオープンが7位だった。「リベンジの一日、頑張ります!」。実力者の2人に競り勝ち、三度目の正直を果たす。
2024年05月11日 17:02
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第3日(11日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
首位と1点差の2位から出た細野勇策(三共グループ)は1イーグル、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算26点の3位に後退した。
3点伸ばし、迎えた12番パー5。残り230ヤードの第2打を5ウッドで放ち、5メートルにつけた。これを沈めて、イーグルで一気に5点を獲得。だが、14番ではグリーン手前のバンカーからの第3打が奥のカラーへ。4打目も寄らず、4オン2パットのダブルボギーとした。「イーグルで舞い上がってしまった。一番したくないミスをしてしまって、そこからいいショットを全く打てずに終わった」と肩を落として振り返った。
細野が優勝すれば、日本人では1991年の羽川豊以来となる33年ぶりのレフティーV。首位とは6点差と逆転が十分に狙える位置で最終日へ向かう。「前半は3日間の中では一番良いショットはしていた。まだまだ何があるか分からないので、流れを壊さずちょこちょこ伸ばしていければ」と快挙へ向けて意気込んだ。
◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。
2024年05月11日 16:49
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第2日(11日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、9位で出た前年覇者の岩井千怜(ホンダ)が4バディー、ボギーなしの68をマークし、69の山下美夢有(加賀電子)、68の佐久間朱莉(大東建託)と通算7アンダーで首位に並んだ。
大会連覇がかかる岩井、昨年大会はプレーオフの末に敗れた山下、今季2位が2回で悲願の初優勝を目指す佐久間が最終日最終組で競う。
72の小祝さくら(ニトリ)、71の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)、68の高橋彩華(東芝)、69の菊池絵理香(ミネベアミツミ)、70の桑木志帆(大和ハウス工業)が5アンダーで、トップと2打差の4位につけた。
2024年05月11日 15:46
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第3日(11日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が2イーグルを奪って13点を加え、通算32点で単独首位に浮上した。
2024年05月11日 13:33
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第2日(11日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終えた。ツアー通算10勝の小祝さくらが通算7アンダーで単独首位に立っている。
前年覇者の岩井千怜、山下美夢有、佐久間朱莉の3人が1打差の6アンダー2位で追う。
木戸愛、鈴木愛、菅沼菜々、野沢真央が5アンダーの5位となっている。上田桃子は2つ落として2アンダー21位に後退している。
2024年05月11日 12:38
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第3日(11日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終え、小斉平優和(太平洋クラブ)が3バーディー、ボギーなしで6点を加え、通算29点で首位をキープしている。3点差でレフティーの細野勇策(三共グループ)が追いかける。
27位から出た昨年の日本オープン覇者の岩崎亜久竜(あぐり、フリー)は15ホールを終え、3位に急浮上。昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太(フリー)は15位。ツアー1勝の片岡尚之(CS Technologies)も15位。ツアー2勝の平田憲聖(エレコム)は32位。平均飛距離1位の河本力(大和証券)も32位。連覇を狙う小林伸太郎は65位となっている。
◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。
2024年05月11日 11:10
前週の男子プロゴルフツアー・中日クラウンズで、岩手県出身として初優勝を果たした米沢蓮(24)=ティ・エム・プラテック=が、このほど取材に応じた。現在も岩手県内に拠点を置いて転戦する男の東北愛とは―。(富張 萌黄)
―東北への思いを。
「ジュニアのときは東北の強化選手みたいな感じで活動させてもらっていた経緯もあります。(優勝後は)東北の方からの祝福メッセージが多かったし、ジュニア世代にも刺激になればいい。時間ができれば(ジュニアの)キャンプに行って、みんなで強くなっていければと思います」
―今も岩手に拠点を置いている理由は。
「連戦になれば帰るわけでもないんで、試合が空いたり、リラックスしたいところで慣れ親しんだ人たちと過ごすことによって、自分のメンタルも回復できるんじゃないかなと。練習環境も自由にやらせてもらえるので助かっています」
―冬場は雪が多くて練習が大変なイメージだが。
「冬は毎年、オーストラリアやニュージーランドに行っています。年明けすぐに出て3月に帰ってくる生活をしているので、雪の影響はないですね」
―岩手のいいところ、自慢できるところは。
「食べ物もおいしいし、県民性も優しい人が多い。面倒見のいい人も多いので、皆さんに助けられながら練習できていると感じます」
―特に好きな食べ物は。
「肉、魚、米がおいしいので、何を取っても自慢できる食べ物があるんじゃないかな。フルーツもおいしい」
―岩手の人はわんこそばを食べる?
「食べないです(笑)。あれはレジャーじゃないですけど、何年も食べてないですね。冷麺や、じゃじゃ麺は食べますけど」
―岩手、東北へのメッセージを。
「現在スポンサーをしていただいてるところも岩手の会社が中心なので、そういった方たちに支えられながら初優勝できて、すごくうれしく思います。岩手の皆さんの声援が初優勝につながったと思うので感謝したい。今後は何ができるか考えながら、岩手や東北のゴルフ界を盛り上げていけたらと思っています」
◆米沢 蓮(よねざわ・れん)1999年7月23日・岩手県生まれ。24歳。9歳の時、家族で大型家具店の「ニトリ」に行ったが開店前だったため、隣接したゴルフ練習場に行き、初めてクラブを握った。盛岡中央高3年時の17年日本ジュニア6位。東北福祉大では18年アジア大会団体戦金メダル。19年日本アマ3位。大学4年時の21年12月にプロ転向し、22年からツアーに本格参戦。昨季は賞金ランク22位で岩手県出身選手初のシード権を獲得した。174センチ、80キロ。
2024年05月11日 10:00
男子ゴルフの欧州と日本の共催ツアー「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」が4月25日から4日間、静岡県御殿場市で開催され、ホストプロの桂川有人(25)が優勝し、2026年までの欧州ツアー出場権を獲得した。
2024年05月11日 07:00
スコアアップ、スコアメイクのためによりよい道具を使う。また、クラブを選ぶこともゴルフの楽しみのひとつだが、14本のクラブセットを決めるうえでもっとも悩ましいのが〝ユーティリティ〞と〝ウエッジ〞だろう。
2024年05月11日 06:10
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
通算17勝の上田桃子(37)=ZOZO=が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで首位と1打差4位と好発進した。前半9番パー4でショットインイーグルをマーク。打ち上げの同ホールでのイーグルは大会史上2人目、日本人では初めて。ベテランが勢いに乗り12日の「母の日V」を目指す。小祝さくら(26)=ニトリ=、鈴木愛(30)=セールスフォース=らが67で首位。
9番パー4。セカンド地点から、上田の視界にはピンの上部とフラッグしか見えない状況だ。グリーンとの高低差は15メートル以上あり、もちろんカップは見えていない。「前方にディボットがあり、その左右に(ショットが)行けばいいかな」。山なりの打球はピン手前6、7ヤードで落ち、転がってカップイン。上田は観客の歓声でイーグルに気づき、遠慮がちにキャディーとハイタッチを交わした。
「見えなかったので複雑な気持ち。ラッキーって感じ」。この日は5番目の難易度で、通常約3メートルの高さのピンを選手が確認できるように長くしている異例のホールでもある。福岡CC和白C開催の12年以降、9番のイーグルは同年2Rの辛ヒョン周(シン・ヒョンジュ、韓国)以来2人目となった。
前週は4戦ぶりに予選を通過し36位。「やっていることが少しずつできてきている」。最終日(12日)は母の日でもあり、18ホールついて応援する母・八重子さん(74)への思いも語った。「良いプレーを見せて喜んでもらえるように」。この日の“幸運”を2年ぶりVにつなげる。(岩原 正幸)
2024年05月10日 19:44
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
2年連続年間女王で昨年大会2位の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は6バーディー、1ダブルボギーで4アンダー、68で首位と1打差の4位で滑り出した。
5つ伸ばして迎えた16番パー3で痛恨のダブルボギーも、直後の17番で1・5メートルを沈めてバーディー。「ショットも良い感じで振れていて、悪い感じではない」と及第点を与えた。
この日は昨年Vの岩井千怜、双子の姉・明愛の「岩井姉妹」と同組のプレー。昨年大会最終日にプレーオフを戦った3人でのラウンドとなり、山下は「なんかもうプレーオフした感じが(記憶に)残っていて(笑い)。良い組み合わせで楽しく回れました。ペアルックもしていて」と、ピンクのウェアで統一した岩井姉妹について笑顔で語った。「どっちかな?と思って。一緒すぎて、声も一緒なので」とツインズとの共演を振り返った。
今季初Vに向け、第2日以降へ「グリーンが非常に硬くなってきている。(グリーンを狙うショットの)縦距離が重要になってくる」と気を引き締め直した。パリ五輪争いでは最新の世界ランクで国内3番手の27位に浮上し、圏内(2番手)の古江彩佳に0・01ポイント差に肉薄している。五輪代表決定の6月24日に向け、9日には「しっかりベストを尽くしたい」と話していた。
2024年05月10日 19:43
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
昨年大会覇者の岩井千怜(ちさと、ホンダ)は5バーディー、2ボギーの69で3アンダーの9位発進。
2024年05月10日 19:23
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、9位から出た清水大成(ロピア)が1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、通算20点で首位と3点差の5位に浮上した。
スタートホールの1番パー4(325ヤード)。ドライバーを握り、1オンを狙ったが、わずかに届かずグリーン手前のバンカーにつかまった。だが、56度ウェッジで放った第2打がカップに吸い込まれ、朝イチの“おはようイーグル”と幸先良く発進した。その後もバーディーを積み重ね、8点を獲得し、順位を上げた。
前週の中日クラウンズでは、第1ラウンドの11番で70センチのパットを外した。その後も3パットなど、得意のグリーン上で苦戦。今週はこれまで約1年使っていたピン型から、マレット型のパターに変更し、試合に臨んでいる。「安心感がある」と自信を取り戻し、パットを打てている。
今季は日大時代の同期・桂川有人が日欧共催の「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」で優勝。「同世代は刺激ばかりもらっている」と自身も続きたい思いは強い。今年は賞金ランク上位を目標とし、米ツアーの予選会(Qスクール)受験を考えていることも明かした。ツアー初優勝を目指す飛ばし屋の清水。いい位置で週末を迎えることとなり、「明日が一番大事。パー5を取って、2桁ポイントにいけば優勝争いできる」と残り2日間へ気を引き締めた。
2024年05月10日 19:15
「第7回三木市レディースゴルフトーナメント」(賞金総額1000万円、優勝賞金200万円)が9、10日の2日間、兵庫・三木市の花屋敷GCよかわコースで行われ、小林京加(22)=井高野ゴルフセンター=が通算2オーバーで優勝した。2位には4オーバーで表純子と寺西飛香留が並んだ。
小林が昨年の富士フイルム・スタジオアリス女子トーナメントの舞台となった難コースを制し、7代目女王に輝いた。初日は9メートル近い風と寒さでスコアが伸び悩む中、1オーバー2位発進。最終日も我慢のゴルフで1オーバーでまとめ、トータル2オーバーで逆転した。賞金200万円を手にし「グリーンが硬くて速くなったのでバーディーを狙うのではなく、パーセーブに切り替えてひとホールひとホール集中しました」と喜びを爆発させた。
夏のプロテストにも弾みがついた。昨年は一次予選で落ちており「今年から練習環境を変えました。今回の優勝で自分の課題も見つけることができました。早くプロになって所属先に恩返しをしたい。今年は強い気持ちでのぞみたい」と悲願達成を誓っていた。
2024年05月10日 18:23
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
第1ラウンドが終了した。2017、18年大会覇者の鈴木愛が、小祝さくら、森田遥とともに5アンダー、67をマークして首位に並んだ。
山下美夢有、上田桃子、篠原まりあ、菅沼菜々、川岸史果が4アンダー、68で1打差4位につけた。
前年覇者の岩井千怜は3アンダー、69で9位発進となった。