2024年04月28日 09:30
JLPGAツアー「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」が4月27日に行われ、通算13アンダーで佐久間朱莉、尾関彩美悠、天本ハルカの3名が首位に立っています。 その中の尾関彩美悠選手に、昨年単独インタビューを行っていたので、それを再度掲載します。 いいアイアンに出会えて調子が戻った もっと精度を高めようとシーズン中にアイアンを替えることを決断した ――2023年シーズンを振り返ってみていかがですか? 尾関:悔しい1年だったと思います。初めてシードでフル出場して、毎日が忙しくて本当にあっという間でした。 ――どういう部分が悔しいと思いましたか? 尾関:目標だった2勝目をあげられなかったことと、予選落ちが続いてしまったことです。 ――2022年には初優勝を果たし、2023年を迎えたと思うのですが、前半で予選落ちが続いてしまった原因は何だと思いますか? 尾関:アイアンがずっとしっくりきていない部分があって、暖かいうちにいろいろなアイアンを試したくて、シーズン中にアイアンを替えて試打していました。その時期がちょうど7週間連続予選落ちしたときでした。毎週毎週、違うアイアンに挑戦して「やっぱりダメだった」というのがけっこう続いたけど、そのおかげでいいアイアンに巡り合えたから、結果的にはプラスだったなと思っています。 ――後半はトップテンに入ることが増えましたよね。 尾関:ちょうど9月ぐらいにいいアイアンに出会えて、それがすごくハマってくれました。 ――アイアンの決め手は何だったのですか? 尾関:ずっとシャフトをスチールからカーボンに替えたかったんです。それでカーボンを持ってきてくれて、最初に打った瞬間に「すごくいい!」と思っていました。 ――クラブを替えることは、プロにとっても大変な作業だと思います。不安はなかったですか? 尾関:個人的にはシーズン中に替えたくはなかったんですが、コーチである父に暖かいうちに、いいアイアンを探したほうがいいと言われました。冬は気温が違うので、クラブ探しには向いていないと。よりよい精度を求めるなら、替えるのは今年しかないと思って、不安であまり替えたくはなかったんですが、初めて挑戦しました。 ――お父様への信頼もあったのでしょうね。 尾関:今までコーチとしてみてくれているので、父が言うなら今かなと思って、一緒に探しました。 ――途中で元のアイアンに戻すことは考えなかったですか? 尾関:5週続けて予選落ちしたときは、さすがにメンタル的に焦りもあって、父に元に戻したいと言って戻しました。その後、何カ月かしていいアイアンに出会えました。 ――クラブを選ぶにあたって、1番重視した部分は何ですか? 尾関:今年、いろいろと試して思ったのが、練習場で打てても本番とはまったく違うということ。練習場ではすごくよかったクラブも試合では全然ダメだったりして。なのでクラブ選びはとりあえず試合で使って、それでよかったクラブが1番だと思っています。 メルセデスランキングで1位になりたい 試合のときはファンのために練習のときは優勝したいという思いでゴルフをしている ――ご自身の得意なプレーは? 尾関:パターが得意です。 ――パットをするときの秘けつはありますか? 尾関:真剣にラインを読んで、信じてそこに打つのみです。 ラインを読むときも、タッチとかでラインはけっこう変わってくるので、 自分がこのパットを強気でいくか、ジャストタッチでいくかっていうのをしっかり決めてからラインを読むようにしています。 ――今の課題は? 尾関:ショットの精度をもっと上げることです。とくにショートゲームで、100ヤード以内のアプローチの精度を高めたいです。 ――オフシーズンはどのように過ごしますか? 尾関:とりあえず体力をしっかりつけて、筋トレもたくさんして、あとはもうひたすらコースに行って、100ヤード以内のアプローチの距離感を合わせていけたらいいです。 ――プライベートでは、どんなことをしたいですか? 尾関:今年成人式で、久しぶりに中学校の友達に会うので、それがすごく楽しみです! 体を動かすのが好きなので、ラウンドワンにも行きたいですね。 ――では、これまで長くゴルフを続けてきて、この人がいなかったら今の自分はいないと思う人物はいらっしゃいますか? 尾関:家族です。家族がいなかったら絶対にプロになれていないですね。 ――ゴルフを始めたのはお父様の影響ですか? 尾関:父と祖父の影響ですね。 ――ゴルフ以外にしたいことはなかったのですか? 尾関:小学4年生のときにダンスをしたかったんですが、それを言ったら、怒られた記憶はあります(笑)。でもゴルフの試合も楽しかったので、試合のために必死に練習をガンバっていました。そういう面では、ゴルフから離れたいと思わなかったです。 ――ゴルフを続けられているモチベーションになっていることは何ですか? 尾関:2つ言ってもいいですか?(笑) ――もちろんです! 尾関:欲張りなんです(笑)。1つは、ファンの方の応援。それが本当に力になるなって思っていて、調子が悪くてもファンがいるかぎりはガンバっていいプレーを見せたいという気持ちがあります。もう1つは、結果が悪くて悔しい思いをしても、優勝したらうれしいとわかっているので、そのためにガンバっています。試合のときはファンの方のために、練習のときは優勝したいという思いですね。 ――ゴルファーとして最終的にどのようになりたいですか? 尾関:1番ほしいタイトルはメルセデスランキングの1位。それがずっと夢です。 ――2024年シーズンはどう戦っていきたいですか? 尾関:クラブも決まってきているので、来年こそは、2勝目をあげたいです。あと、春は成績が悪いことが多いので開幕からしっかりガンバります! Profile 尾関彩美悠 ●おぜき・あみゆ/2003年生まれ、岡山県出身。2023年シーズンは、Tポイント×ENEOSで3位タイ、ミネベアミツミレディス4位、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで3位タイ、マスターズGCレディースで2位タイに入った。JFEスチール所属。 写真=田中宏幸 取材トーナメント=富士通レディース
2024年05月11日 13:33
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第2日(11日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終えた。ツアー通算10勝の小祝さくらが通算7アンダーで単独首位に立っている。
前年覇者の岩井千怜、山下美夢有、佐久間朱莉の3人が1打差の6アンダー2位で追う。
木戸愛、鈴木愛、菅沼菜々、野沢真央が5アンダーの5位となっている。上田桃子は2つ落として2アンダー21位に後退している。
2024年05月11日 12:38
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第3日(11日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終え、小斉平優和(太平洋クラブ)が3バーディー、ボギーなしで6点を加え、通算29点で首位をキープしている。3点差でレフティーの細野勇策(三共グループ)が追いかける。
27位から出た昨年の日本オープン覇者の岩崎亜久竜(あぐり、フリー)は15ホールを終え、3位に急浮上。昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太(フリー)は15位。ツアー1勝の片岡尚之(CS Technologies)も15位。ツアー2勝の平田憲聖(エレコム)は32位。平均飛距離1位の河本力(大和証券)も32位。連覇を狙う小林伸太郎は65位となっている。
◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。
2024年05月11日 11:10
前週の男子プロゴルフツアー・中日クラウンズで、岩手県出身として初優勝を果たした米沢蓮(24)=ティ・エム・プラテック=が、このほど取材に応じた。現在も岩手県内に拠点を置いて転戦する男の東北愛とは―。(富張 萌黄)
―東北への思いを。
「ジュニアのときは東北の強化選手みたいな感じで活動させてもらっていた経緯もあります。(優勝後は)東北の方からの祝福メッセージが多かったし、ジュニア世代にも刺激になればいい。時間ができれば(ジュニアの)キャンプに行って、みんなで強くなっていければと思います」
―今も岩手に拠点を置いている理由は。
「連戦になれば帰るわけでもないんで、試合が空いたり、リラックスしたいところで慣れ親しんだ人たちと過ごすことによって、自分のメンタルも回復できるんじゃないかなと。練習環境も自由にやらせてもらえるので助かっています」
―冬場は雪が多くて練習が大変なイメージだが。
「冬は毎年、オーストラリアやニュージーランドに行っています。年明けすぐに出て3月に帰ってくる生活をしているので、雪の影響はないですね」
―岩手のいいところ、自慢できるところは。
「食べ物もおいしいし、県民性も優しい人が多い。面倒見のいい人も多いので、皆さんに助けられながら練習できていると感じます」
―特に好きな食べ物は。
「肉、魚、米がおいしいので、何を取っても自慢できる食べ物があるんじゃないかな。フルーツもおいしい」
―岩手の人はわんこそばを食べる?
「食べないです(笑)。あれはレジャーじゃないですけど、何年も食べてないですね。冷麺や、じゃじゃ麺は食べますけど」
―岩手、東北へのメッセージを。
「現在スポンサーをしていただいてるところも岩手の会社が中心なので、そういった方たちに支えられながら初優勝できて、すごくうれしく思います。岩手の皆さんの声援が初優勝につながったと思うので感謝したい。今後は何ができるか考えながら、岩手や東北のゴルフ界を盛り上げていけたらと思っています」
◆米沢 蓮(よねざわ・れん)1999年7月23日・岩手県生まれ。24歳。9歳の時、家族で大型家具店の「ニトリ」に行ったが開店前だったため、隣接したゴルフ練習場に行き、初めてクラブを握った。盛岡中央高3年時の17年日本ジュニア6位。東北福祉大では18年アジア大会団体戦金メダル。19年日本アマ3位。大学4年時の21年12月にプロ転向し、22年からツアーに本格参戦。昨季は賞金ランク22位で岩手県出身選手初のシード権を獲得した。174センチ、80キロ。
2024年05月11日 10:00
男子ゴルフの欧州と日本の共催ツアー「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」が4月25日から4日間、静岡県御殿場市で開催され、ホストプロの桂川有人(25)が優勝し、2026年までの欧州ツアー出場権を獲得した。
2024年05月11日 07:00
スコアアップ、スコアメイクのためによりよい道具を使う。また、クラブを選ぶこともゴルフの楽しみのひとつだが、14本のクラブセットを決めるうえでもっとも悩ましいのが〝ユーティリティ〞と〝ウエッジ〞だろう。
2024年05月11日 06:10
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
通算17勝の上田桃子(37)=ZOZO=が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで首位と1打差4位と好発進した。前半9番パー4でショットインイーグルをマーク。打ち上げの同ホールでのイーグルは大会史上2人目、日本人では初めて。ベテランが勢いに乗り12日の「母の日V」を目指す。小祝さくら(26)=ニトリ=、鈴木愛(30)=セールスフォース=らが67で首位。
9番パー4。セカンド地点から、上田の視界にはピンの上部とフラッグしか見えない状況だ。グリーンとの高低差は15メートル以上あり、もちろんカップは見えていない。「前方にディボットがあり、その左右に(ショットが)行けばいいかな」。山なりの打球はピン手前6、7ヤードで落ち、転がってカップイン。上田は観客の歓声でイーグルに気づき、遠慮がちにキャディーとハイタッチを交わした。
「見えなかったので複雑な気持ち。ラッキーって感じ」。この日は5番目の難易度で、通常約3メートルの高さのピンを選手が確認できるように長くしている異例のホールでもある。福岡CC和白C開催の12年以降、9番のイーグルは同年2Rの辛ヒョン周(シン・ヒョンジュ、韓国)以来2人目となった。
前週は4戦ぶりに予選を通過し36位。「やっていることが少しずつできてきている」。最終日(12日)は母の日でもあり、18ホールついて応援する母・八重子さん(74)への思いも語った。「良いプレーを見せて喜んでもらえるように」。この日の“幸運”を2年ぶりVにつなげる。(岩原 正幸)
2024年05月10日 19:44
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
2年連続年間女王で昨年大会2位の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は6バーディー、1ダブルボギーで4アンダー、68で首位と1打差の4位で滑り出した。
5つ伸ばして迎えた16番パー3で痛恨のダブルボギーも、直後の17番で1・5メートルを沈めてバーディー。「ショットも良い感じで振れていて、悪い感じではない」と及第点を与えた。
この日は昨年Vの岩井千怜、双子の姉・明愛の「岩井姉妹」と同組のプレー。昨年大会最終日にプレーオフを戦った3人でのラウンドとなり、山下は「なんかもうプレーオフした感じが(記憶に)残っていて(笑い)。良い組み合わせで楽しく回れました。ペアルックもしていて」と、ピンクのウェアで統一した岩井姉妹について笑顔で語った。「どっちかな?と思って。一緒すぎて、声も一緒なので」とツインズとの共演を振り返った。
今季初Vに向け、第2日以降へ「グリーンが非常に硬くなってきている。(グリーンを狙うショットの)縦距離が重要になってくる」と気を引き締め直した。パリ五輪争いでは最新の世界ランクで国内3番手の27位に浮上し、圏内(2番手)の古江彩佳に0・01ポイント差に肉薄している。五輪代表決定の6月24日に向け、9日には「しっかりベストを尽くしたい」と話していた。
2024年05月10日 19:43
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
昨年大会覇者の岩井千怜(ちさと、ホンダ)は5バーディー、2ボギーの69で3アンダーの9位発進。
2024年05月10日 19:23
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、9位から出た清水大成(ロピア)が1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、通算20点で首位と3点差の5位に浮上した。
スタートホールの1番パー4(325ヤード)。ドライバーを握り、1オンを狙ったが、わずかに届かずグリーン手前のバンカーにつかまった。だが、56度ウェッジで放った第2打がカップに吸い込まれ、朝イチの“おはようイーグル”と幸先良く発進した。その後もバーディーを積み重ね、8点を獲得し、順位を上げた。
前週の中日クラウンズでは、第1ラウンドの11番で70センチのパットを外した。その後も3パットなど、得意のグリーン上で苦戦。今週はこれまで約1年使っていたピン型から、マレット型のパターに変更し、試合に臨んでいる。「安心感がある」と自信を取り戻し、パットを打てている。
今季は日大時代の同期・桂川有人が日欧共催の「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」で優勝。「同世代は刺激ばかりもらっている」と自身も続きたい思いは強い。今年は賞金ランク上位を目標とし、米ツアーの予選会(Qスクール)受験を考えていることも明かした。ツアー初優勝を目指す飛ばし屋の清水。いい位置で週末を迎えることとなり、「明日が一番大事。パー5を取って、2桁ポイントにいけば優勝争いできる」と残り2日間へ気を引き締めた。
2024年05月10日 19:15
「第7回三木市レディースゴルフトーナメント」(賞金総額1000万円、優勝賞金200万円)が9、10日の2日間、兵庫・三木市の花屋敷GCよかわコースで行われ、小林京加(22)=井高野ゴルフセンター=が通算2オーバーで優勝した。2位には4オーバーで表純子と寺西飛香留が並んだ。
小林が昨年の富士フイルム・スタジオアリス女子トーナメントの舞台となった難コースを制し、7代目女王に輝いた。初日は9メートル近い風と寒さでスコアが伸び悩む中、1オーバー2位発進。最終日も我慢のゴルフで1オーバーでまとめ、トータル2オーバーで逆転した。賞金200万円を手にし「グリーンが硬くて速くなったのでバーディーを狙うのではなく、パーセーブに切り替えてひとホールひとホール集中しました」と喜びを爆発させた。
夏のプロテストにも弾みがついた。昨年は一次予選で落ちており「今年から練習環境を変えました。今回の優勝で自分の課題も見つけることができました。早くプロになって所属先に恩返しをしたい。今年は強い気持ちでのぞみたい」と悲願達成を誓っていた。
2024年05月10日 18:23
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
第1ラウンドが終了した。2017、18年大会覇者の鈴木愛が、小祝さくら、森田遥とともに5アンダー、67をマークして首位に並んだ。
山下美夢有、上田桃子、篠原まりあ、菅沼菜々、川岸史果が4アンダー、68で1打差4位につけた。
前年覇者の岩井千怜は3アンダー、69で9位発進となった。
2024年05月10日 18:21
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、20位から出た小斉平優和(太平洋クラブ)が8バーディー、2ボギーの66で回り、通算23点で単独首位に浮上した。
2024年05月10日 14:46
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
首位と9点差の49位から出た平本世中(せじゅん、フリー)は8バーディー、2ボギーの66で回り、通算20点と伸ばし、4位でホールアウトした。
インから出て11番でボギー先行も、12番で取り返した。16番でも落としたが、再びバウンスバック。後半に入ると猛チャージをかけ、計8つのバーディーを奪い上位に浮上した。「5メートルのパットが入っていた。マネジメントもできていた」とうなずいた。
前週の中日クラウンズでは同学年の米沢蓮がツアー初優勝。22年の河本力に次いで、世代2人目のチャンピオンとなった。「刺激になる。次は自分が優勝してやるという気持ちはあるが、まずは自分のゴルフをしっかりやるように」と静かに初優勝への闘志を燃やしている。昨年のメジャー、日本オープンでは単独首位で最終日を迎えるも、3位に終わった。「1勝目、あるいは2勝目が日本オープンになればいいな」と雪辱にも意欲をのぞかせた。
この日は「ドラえもん」がプリントされたウェアを着用。作者の藤子・F・不二雄さん生誕90周年にちなんだもので、ほかにも「パーマン」、「キテレツ大百科」をモチーフにしているものもあるという。「かわいくて今月はよく着ている。ドラえもんのときは調子がいい」と笑った24歳。週末へ「楽しく回ることを意識しながら、自分のゴルフをして、最終的には優勝できれば」と意気込みを語った。
2024年05月10日 09:26
その姿を来年はここで見られない。
【もっと読む】どうした原英莉花…「ジャンボの兄弟弟子」は好調なのに1人だけ蚊帳の外
10日開幕のRKB×三井松島レディス(福岡CC和白C=6305ヤード・パー72)の初日は、前年大会でプレーオフを戦った岩井明愛(21)、千怜(21)の双子姉妹と昨年の年間女王・山下美夢有(22)が同組になった。ツアー史上初となる姉妹によるプレーオフは、2ホール目(18番・パー5)の2打目に2人とも「直ドラ」でグリーン手前のラフまで運び、妹の千怜がバーディー。ツアー通算3勝目を手にして大いに盛り上がった。
昨今の女子プロ界で岩井姉妹の人気は別格だ。決勝ラウンドともなれば、優勝を争っていなくても2人の組には大勢のギャラリーが集まる。今や女子ツアーの看板選手だが、この2人を国内ツアーで見られるのも今季が最後になりそうだ。
「来季は米女子ツアーを主戦場にするそうです」と、あるツアー関係者がこう続ける。
「昨年は年末の米女子ツアー最終予選会を受けるか迷ったそうですが、今年は受験を決めた。来季以降は最終予選会からツアーメンバーになれる人数は減りますが、2人の実力なら参戦資格取得の25位以内は問題ないでしょう。来季から米国で戦うことになれば、古江(彩佳)や勝(みなみ)のように、たまに帰国したときにしか国内ツアーでは生観戦できません」
今季は今大会を含めて残り27試合。岩井姉妹はすでに5月30日開幕の全米女子オープンと6月20日開幕の全米女子プロに出場予定。このまま世界ランキング50位以内をキープすれば7月のエビアンと8月の全英女子にも出るだろう。
「問題はメジャーに出場する際、いつ日本を発つかです。昨年、明愛は国内大会が終わった直後に渡米して出場した全米女子オープンは予選落ち。千怜も国内大会が終わってすぐに現地に入り、エビアンと全英女子の2試合とも予選を通らなかった。明愛は開幕の10日前に渡米した全英女子は11位と健闘。今季のシェブロン(30位)は開幕間もないことから強行日程だったが、今季はメジャーで上位争いをしたいそうですから開幕前週から現地入りすることになりそう。そうなれば、国内ツアー参戦はあと20試合ぐらいではないか」
熱烈なツインズファンは今年、2人を追いかけて日本列島を縦断することになる。
2024年05月10日 09:00
ワッグル編集部員が気になるギアを、コースを毎月レポート。率直な生の声を参考に、みなさんも打ってみて、回ってみて! 三菱ケミカル Diamana WB シリーズ Spec SPEC(WB43・フレックスS)●長さ/1168mm●重さ/47.0g●トルク/5.3度●元調子●価格/4万4000円
ディアマナの新作「WBシリーズ」を打ってきました! 寒いなか準備運動もせずにいきなり試打することになったため軽いモデルからスタート。力を入れずにゆっくり振ってみると打球が左右にブレない。
飛距離もいつもと同じくらいか、それ以上に飛んでいる。体が暖まっていくとヘッドスピードもパワーもアップしていきましたが、それでもブレないのは「元調子に求められる、しっかりとした振り抜きと強弾道を導く」という製品特徴どおりでした。
その後、重量とフレックスを上げても結局「43S」が1番合うということに。僕には軽すぎるはずなのに、結果を見ればたしかにこれ(43S)が1番いい。軽硬(かるかた)が流行り出してから10年くらいでしょうか。
クラブはヘッドだけでなく「軽硬シャフトも大きく進化している!」と強く感じさせるモデルです。 軽硬シャフトの進化をしかと実感! 右江行男 ベストスコア78
お正月に、よく食べ、よく寝た代償は大きく、運動がてらに練習場へ行く回数が増えている。寒いし、気楽な感じでゆっくり練習をはじめるも、最終的には熱が上がってかなりの球数を打ってしまう。そして、翌日筋肉痛になるのも最近の傾向。体の肉づきがよくなってしまったぶん、スイングに変に力が入ってたりもするのかも。
いかがでしたか? ぜひ一度、ディアマナの新作「WBシリーズ」を手に取ってみてください!
問合せ エストリックス ☎03-3851-8101
イラスト=成田草介