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2024年04月28日 12:52
23-24スペイン1部リーグは27日、第33節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は3‐1でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得へ大きな勝利を挙げた。 今季残り5節となる中で、4位につけるアトレティコは5位ビルバオとの勝ち点差を6に広げている。 今季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)で敗退が決まり、前節はアラベス(Alaves)に0‐2で敗れていたアトレティコだが、ロドリゴ・デ・パウル(Rodrigo de Paul)とアンヘル・コレア(Angel Correa)、さらにGKウナイ・シモン(Unai Simon)のオウンゴールで軌道修正した。 ビルバオでは、試合中に人種差別の被害を受けたとみられるニコ・ウィリアムス(Nico Williams)が一時同点に追いつく得点を奪った。しかし、国王杯(Copa del Rey 2023-24)王者のビルバオはこの結果、10季ぶりのチャンピオンズリーグ出場権獲得がかなり厳しくなった。 一方でジローナ(Girona FC)は敵地で2-0とラス・パルマス(UD Las Palmas)に快勝し、事実上チャンピオンズリーグ出場を確定させた。 ダビド・ロペス(David Lopez)とリーグ得点王アルテム・ドブビク(Artem Dovbyk)のゴールで白星を挙げたジローナは、FCバルセロナ(FC Barcelona)をかわして暫定2位に浮上。タイトル争いから脱落し、首位レアル・マドリード(Real Madrid)とは勝ち点13の差をつけられているジローナだが、5位ビルバオとも同じ勝ち点差となっている。 さまざまな可能性がある中で仮に次節のバルセロナ戦で勝利すれば、今季が1部リーグ4シーズン目のジローナは、トップ4以上が確定する。 バルセロナは29日にバレンシア(Valencia CF)戦を控えている。 ■関連記事 ・ニコ・ウィリアムス、アトレティコ戦で人種差別の被害に ・レアルが新星ギュレル弾で勝利、ソシエダ久保は得点取り消しに ・ドルトムントがアトレティコ撃破 逆転で欧州CL4強入り
2024年05月11日 11:51
セリエB(イタリア2部)最終節が10日に行われた。
王者パルマに続いて残り1枠の自動昇格枠を獲得したのは、セスク・ファブレガス監督が率いるコモとなった。最終節でコゼンツァと対戦したコモは、相手の先行を許す展開となったものの、パトリック・クトローネのお膳立てからシモーネ・ヴェルディが同点ゴールを挙げて1−1で引き分けた。そして、3位ヴェネツィアがスペツィアに敗れたため、コモの2位以上が決定。コモは2002−03シーズン以来、22年ぶりのセリエA復帰が決まった。
なお、残り1枚となった1部行きの切符を争う昇格プレーオフには、6チームが参戦する。5位カタンツァーロ、6位パレルモ、7位サンプドリア、8位ブレシアが一発勝負の1回戦から出場。ホーム・アンド・アウェイ形式の準決勝では、5位vs8位の勝者が4位クレモネーゼと、6位vs7位の勝者が3位ヴェネツィアと対戦する。そして決勝戦は、第1戦が5月30日、第2戦が6月2日に行われる。
今季セリエBの最終順位とプレーオフの日程は以下の通り。
■2023−24 セリエA最終順位
※()内は勝ち点
※(1)勝ち点、(2)当該チーム同士の対戦成績、(3)得失点差、(4)抽選の順に最終順位を決定
1位 パルマ(76)
2位 コモ(73)
────セリエA自動昇格────
3位 ヴェネツィア(70)
4位 クレモネーゼ(67)
─────昇格PO準決勝─────
5位 カタンツァーロ(60)
6位 パレルモ(56)
7位 サンプドリア(55)※税金滞納により勝ち点「2」剥奪
8位 ブレシア(51)
─────昇格PO1回戦─────
9位 コゼンツァ(47)
10位 モデナ(47)
11位 レッジャーナ(47)
12位 ズュートティロール(47)
13位 ピサ(46)
14位 チッタデッラ(46)
15位 スペツィア(44)
─────降格PO─────
16位 テルナーナ(43)
17位 バーリ(41)
────セリエC自動降格────
18位 アスコリ(41)
19位 フェラルピサロ(33)
20位 レッコ(26)
■プレーオフ日程
【昇格プレーオフ】
※1回戦が90分で引き分けの場合、延長戦を実施。それでも決着がつかなければ、PK戦なしでレギュラーシーズンの上位チームが勝ち上がる
※2試合の合計スコアが同点の場合、延長戦以降を行わず、レギュラーシーズンの上位チームが勝ち上がる
▼1回戦
5月17日 パレルモ(6位) vs サンプドリア(7位)
5月18日 カタンツァーロ(5位) vs ブレシア(8位)
▼準決勝
5月20日 6位対7位の勝者 vs ヴェネツィア(3位)
5月21日 5位対8位の勝者 vs クレモネーゼ(4位)
5月24日 ヴェネツィア vs 6位対7位の勝者
5月25日 クレモネーゼ vs 5位対8位の勝者
▼決勝
5月30日 第1戦
6月2日 第2戦
【降格プレーアウト】
※16位と17位の勝ち点差が「4」以内の場合のみ開催
※2試合の合計スコアが同点の場合、レギュラーシーズンの上位チームが勝ち上がる
5月16日 バーリ vs テルナーナ
5月23日 テルナーナ vs バーリ
2024年05月11日 11:32
ザスパ群馬は10日、「当クラブ所属選手・スタッフ等への誹謗中傷行為について」と題した声明をクラブ公式サイト上で発表した。
群馬のクラブ公式サイトで公開された声明は、次のとおり。
「平素より、ザスパ群馬への多大なるご高配、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。このたび、当クラブ所属選手・スタッフおよび特定の者に対し、誹謗中傷が相次いでおります。また、憶測による誤った情報の拡散や、機密情報にあたる情報漏洩および拡散等も散見され、当クラブとしてはこのような悪質な行為を看過することはできません」
「本件に関して、当クラブ及び当事者に対して危害が加えられる恐れがあることから、所轄の警察署へ相談をし、特定した当該者等への法的処置をはじめとした適切な対応をとってまいります」
「ファンのみなさまには、このような誹謗中傷等を拡散しないこと、SNS等での投稿にあたってリテラシーやマナーを守っていただくことをお願い申し上げます」
今季、群馬は明治安田J2リーグで14試合を消化して1勝3分10敗。単独最下位に沈んでおり、6日付で大槻毅監督との契約を双方合意のもと解除した。また、2022シーズンからチームに関わってきた武藤覚ヘッドコーチが新監督に就任することも併せて発表されている。
2024年05月11日 11:30
シャビ・アロンソ監督が率いるレヴァークーゼンは無敗のままブンデスリーガ優勝を飾ると、ミラクル連発で無敗記録を49試合にまで伸ばしている。
そうしたなか、クラブは「特別なシーズンを締めくくる特別な機会をファンに提供」「唯一無二のシーズンをあなたの肌に永遠に刻もう!」としてファンに無料でタトゥーを彫る機会を提供するキャンペーンを発表した。
オンラインで予約をとれたファン、18日に行われるアウクスブルクとのホーム最終戦のチケットを持つファンは、今後発表されるデザインからひとつを選んで彫って貰えるそう。タトゥーはクラブエンブレムや優勝を決めた日付「2024年4月14日」などになるようだ。予約がとれなかったファンたちも、6月13日までなら地元のタトゥーショップでレヴァークーゼンのタトゥーを19%割引で彫ることができるとのこと。
現地でも異例とされるこのタトゥーキャンペーンは賛否が分かれているようだ。ファンからは好評でオンライン予約はわずか1時間で一杯になったそう。
一方、「ひどい、あきれた」、「(皮肉を込めて)スポンサーを自分の体に刻むのは素晴らしいこと」、「こんなくだらないことをするくらいなら寄付したほうがマシ」などと否定的な意見もあるとか。
Jリーガーも…「最悪のタトゥーを入れた11人のサッカー選手」
レヴァークーゼンのエンブレムにはクラブ名にもあるバイエル社の社名(Bayer)が入っている。
2024年05月11日 11:21
今にも空を飛びそうな一枚だ。
2024年05月11日 11:00
【「MLSで奮闘するサムライ守護神」直撃インタビュー中編(全3回)】
昨季からバンクーバー・ホワイトキャップスの正守護神を担う高丘陽平に迫る、特別インタビュー。前編では、なぜ北米に活躍の場を求めたのか、肌で感じるMLSの特徴などを尋ねた。今回は少年時代のエピソード、現地カナダでの生活に踏み込んだ。
【前編】「本当にタフ」「日本とは桁が違う」高丘陽平が語るMLSのリアル。助っ人守護神の難しさも「普通じゃ駄目。常に問いかけている」
――◆――◆――
――元々、海外志望だったのでしょうか?
「小学校、中学校くらいの小さい時からヨーロッパ、海外でプレーしたいとずっと思っていました。幼少期に中村俊輔選手や中田英寿選手、本田圭佑選手、香川真司選手たちがヨーロッパのトップクラブでやっているのを見て、自分も海外でプレーできる選手になりたいと思っていました。
ゴールキーパーで言えば、やっぱり川島永嗣選手。日本人ゴールキーパーがヨーロッパの第一線でああやって活躍し続けるのは素晴らしいことですし、そういった選手が1人でも多く出てこないと、ゴールキーパーのレベルは上がっていかないと思います。まだまだやることはたくさんありますね」
――憧れていた、自身にとってのアイドルを1人挙げるとすれば?
「小さい頃で言うと、中村俊輔選手の左足はやっぱり…やべっちFCでのフリーキック対決などを見ていたので、僕は右利きだけど、左足かっこいいなって。そんな単純な理由で左足のフリーキックの練習をしていました。幼少期の記憶で言えば、中村俊輔選手だと思います」
――GKはサッカーを始めた直後から?
「本格的に始めたのは小学5年生ですかね。たぶん5年生になった時に、小学校のチームとしては当時珍しかったんですけど、キーパーコーチの方がいたので、小5から本格的に始めました」
――地元横浜の旭高校時代には、同級生に現在ヴィッセル神戸でプレーする汰木康也選手がいましたね。
「今年は会ったかな…。連絡はちょこちょこ取っています。初めて会ったのは、小5の横浜市トレセンぐらいだと思います」
MLSでは高丘のほかに、ホワイトキャップスと同じウェスタン・カンファレンスのロサンゼルス・ギャラクシーで吉田麻也と山根視来、イースタン・カンファレンスのFCシンシナティで久保裕也も活躍している。同胞の存在は大きな支えになっているようだ。
――◆――◆――
――MLSでプレーする日本人同士の交流はありますか?
「連絡を取ったりだとか、プレシーズン中で言えば、泊まっているホテルが一緒だったので、 そこでお茶したり、意見交換など色々させてもらいました。僕がこっちに来る時も久保裕也選手に色々と相談に乗ってもらいました。
少しでも日本人選手が増えると嬉しいです。僕の肌感ですけど、MLSに来たがっている日本人選手は数多くいるので、そういった選手が来やすい活躍を僕らは見せないといけないと思います」
――海外でGKとしてプレーする大変さは?
「それは去年、僕が一番感じたことというか。ちょっと言い方が悪いかもしれないですけど、たとえば前線の選手だったらポンって海外のチームに入っても、ある程度はコミュニケーションを取らずとも雰囲気で、ボールで会話できたりすると思います。ゴールキーパーだと感覚だけでプレーするわけにはいかないので、チームメイトとコミュニケーションを取らないといけないですし、信頼関係を築いていかないといけません。
周りの選手に認めてもらわないと、信頼関係は積み上がっていかないので。特に後ろの選手ですね。やっぱりゴールキーパーは特別です。大事なポジションで、守備の要で、守備のリーダーであり、チームのリーダーでないといけないので、そういったところを日本人のゴールキーパーが務めることがいかに難しいか、いかに大変かを去年痛感しました。だからこそ、川島永嗣選手がいかに素晴らしいかを本当に身をもって体感しました」
――ピッチ外で驚いた部分は?
「移動が全部、飛行機で、チャーター機なことです。あとはアウェーでアメリカに行く時に、行きはバンクーバーの空港からイミグレーションを通って行くけど、帰りは通らずに、そのまま帰ってこられます。試合後にバスに乗って、そのバスを飛行機に横付けして、軽くパスポートチェックだけして帰るみたいな感じなので。たぶん、リーグと航空会社が提携しているんだと思います。日本みたいに一般客と一緒に乗ることがないので、そういったところは驚きましたね」
――ちなみに飛行機での移動時、どんなことをしていますか?
「寝ている選手もいれば、iPadのゲームを何人かでやったりとか。ポーカーをやっている選手もいますし、それぞれ好きな感じで過ごしていますね」
高丘がカナダに渡った直後、日本で話題となったのが語学力だ。通訳を付けることなく、およそ3分のインタビューに英語で対応し、高い順応性を見せつけた。かねてより海外挑戦を意識し、コツコツと勉強を重ねていたのだろうか。
――◆――◆――
――学生時代からある程度、英語に自信があったのでしょうか?
「学校の勉強をしていましたけど、全く喋れなかったです。2022年からちゃんと英語の先生に付いてもらって勉強して、そこからある程度は相手の言っていることが分かって、伝えたいことが伝えられるようになりました。語学に関してはまだまだ勉強中です。もっともっと高めていかなきゃいけないと思っています」
――カナダとアメリカで英語に違いは感じますか?
「バンクーバー、カナダの訛り、方言みたいなものはあるらしいんですけど、チームにいてあまり感じないです。アメリカ人の選手もいれば、カナダ人の選手もいたり、ヨーロッパの選手もいれば、ラテン系の選手もいたり。アメリカとカナダの違いはあんまり分からないです」
――英語以外は? スペイン語に触れる機会も多いですよね。
「ラテン系の選手は基本スペイン語なので、英語とスペイン語が一応、公用語みたいな感じです。スペイン語もちょっと勉強していますが、もっともっとやらなきゃいけませんね」
――少し話を広げて、サッカーに限らず、海外で働く一番のメリットは何でしょう?
「日本人が日本人の価値を証明する、示すためには、日本人の中にいるのではなくて、外で活躍しないことには価値や重要性は示せないと思うので、だからこそ外に来る必要があると思います。言ってしまえば、日本人が日本人の中で成功するのは当たり前というか。もちろん成功は簡単ではなく、日本人の中で活躍しないと海外には出られないですけど、日本人の価値を示すためには、『力を発揮する場所』が大事になると思っています」
北米では4大プロスポーツリーグと言われるMLB(野球)、NBA(バスケットボール)、NFL(アメリカンフットボール)、NHL(アイスホッケー)が高い人気を誇る。MLBでは御存知、大谷翔平が大活躍中だ。
リオネル・メッシの参戦でもう一段階ブーストしたMLSの立ち位置は、現状どこにあるのか。
――◆――◆――
――肌感で、現地で一番人気のスポーツは何ですか?
「僕の感じだと、アメフト、こっちで言うフットボールが一番かなと。やっぱりスーパーボウル(NFLの優勝決定戦)はほとんどみんなテレビ、というよりパブで見ています。僕もスーパーボウルはチームメイトの家で一緒に見ていたので、僕の肌感的にはアメリカンフットボールがアメリカ、カナダでは一番かなと思いますね」
――サッカーもかなり盛り上がってきている?
「すごく盛り上がってきていると思います。カナダは土地が広くて公園もいっぱいあって、公園も日本のような土じゃなくて、芝というか、整えられた芝じゃないですけど、ちゃんとサッカーができるような芝生なので、そういった環境面はすごく羨ましいですね」
――日本は大谷翔平フィーバーに沸いています。北米で最も有名な日本人アスリートは?
「こっちに来て言われたのは、大谷選手はもちろんですけど、イチローさん。試合前に相手のキーパーの選手に『俺はイチローのビッグファンなんだよ』『やっぱりイチローすごいよな』みたいな感じで言われたりしました。あと野茂英雄さんの名前も何回か出てきました。でもやっぱり大谷さん。今、色々ホットなニュースもありますけど、大谷さんの名前を聞くことがやっぱり多いですかね」
――現地の野球選手との交流はありますか?
「いや、ほとんどないですね。バンクーバーに野球チームがないので。イチローさん、ダルビッシュさん、大谷さんと一緒にご飯を食べて、色々と質問してみたいですね」
中編で最後に訊いたのはプライベート。オンとオフを上手く切り替え、充実した海外生活を送る様子が窺える。
――◆――◆――
――オブの過ごし方は?
「マンションにサウナがついているので、そこのサウナに入ったり、家の近くのレストランに行ったりしています。車で2時間ほどの場所にウィスラーという、冬季オリンピックでスキージャンプもやるような良い街があるんですけど、そこにすごく有名なサウナがあって、そこに行ったりしていますね。お気に入りです」
――レストランなど、よく行くお店はありますか?
「Bistro Sakanaという、お寿司など日本の料理が食べられるお店です。こっちだと、たとえばカリフォルニアロールとか、そういうフュージョン料理が多いですが、そこは僕ら日本人が好むような伝統的な日本のご飯が食べられるので、よく行っています」
――現地の食べ物で気に入ったものは?
「普段、家では日本食を食べているので、カナダ料理はあんまり…。チームメイトも『正直、特産物がない。メープルシロップだけだ』と言っていたので、たぶんそうなんだろうなと思います。なので『カナダの代表的な料理を食べたか?』って言われたら、ちょっと分からないですね」
――映画、ドラマ、アニメなど、映像作品は見ますか?
「最近だと、Netflixでマンチェスター・シティのトレブルのドキュメンタリーが出ていたので見ました。英語学習も兼ねてNetflixで色々見るようにしています」
――選手内でのNetflix加入率はかなり高いですね。
「仕事柄、移動が多いので、そういった際の語学の勉強にもなりますし、非常に良いアプリ、アイテムかなと思います。移動中にiPadやiPhoneでNetflixを見ている選手が多いです」
――試合前などに音楽は聴きますか?
「音楽は聴きます。藤井風さん、ONE OK ROCK、ケツメイシとか。試合前はなるべく日本の曲を聴くようにしています。それ以外の時は英語の学習、言語の習得をするうえで一応、海外の曲を聴いていますが、試合前は自分が聴きたいものを聴きたいなって(笑)。洋楽はチームメイトがスピーカーで試合前に流しているので、だったら自分は日本の音楽を聴こうかなって感じで聴いています」
――他の地域に観光で出かけたりしましたか?
「去年で言えば、ニューヨークで試合があった後にそのまま何日かオフがあったので、そのままステイしてニューヨークを旅行しました」
――あえて訊きます(笑)。ニューヨークと横浜、どちらが好みですか?
「難しい質問ですね(笑)。良さが違うというか。横浜は美しい街なんですけど、ニューヨークはやっぱり世界のニューヨークなので、単純にすごかったです」
取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月11日 11:00
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップで優勝したU-23日本代表。厳しい戦いを乗り越え、8大会連続の本大会出場を掴み取った。
GK小久保玲央ブライアンは決勝戦で絶体絶命のPKを阻止するなど優勝に大きく貢献している。
23歳の彼はベンフィカとの契約が2025年6月末までと残り1年になったが、ポルトガル大手紙『Record』は、「小久保は売却されるべき」と報じている。
「アジアU23王者になった小久保は売却されるべき。ベンフィカとの契約終了まで1年となり、このケースの解決策は退団になりそうだ」とのこと。
鈴木彩艶を外してでも…日本代表に呼ぶべきキーパー5名
2019年に柏レイソルのユースからベンフィカに引き抜かれた小久保は、U23チームで50試合、Bチームでも25試合に出場しているが、トップチームでの出場はまだない。チームはこの夏に売却に動くかもしれないようだ。
2024年05月11日 10:58
横浜F・マリノスは5月11日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグで、アル・アイン(UAE)をホームに迎える。
この大一番を前に、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』では、同クラブOBの栗原勇蔵氏をゲストに招き、マリノス特集を実施。注目ポイントを挙げるなか、MCを務める内田篤人氏が、かつて二度の期間に渡ってトリコロールのユニホームを身にまとったレジェンド左SB、ドゥトラ氏との思い出を語った。
日本屈指の右SBとして名を馳せた内田氏は「皆さん、ドゥトラ覚えてますか? 左サイドのあの怪獣みたいな」と切り出し、自身が鹿島アントラーズでプロデビューした直後の出来事をこう振り返った。
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
「1年目の結構早めの節。2節目かな。ホームでやったんですけど、マリノスめちゃくちゃ強かったんですよ(0−3で完敗)。さすがマリノスと思ったし、対面したのはドゥトラで、高校生の時からそら見てますよ。『あ、ドゥトラだ』みたいな。
ドゥトラめっちゃ優しくて。オーバーラップとかしたら『走らないでー』って言って走って。『走らないでー』って言って、オーバーラップのマークをついてるんです。終わった後もちゃんと握手をしてくれて、『あなた良い選手ね。若いね、良い選手ね』って言ってくれたのをすごく覚えています」
また、栗原氏もドゥトラ氏にまつわる強烈なエピソードを披露。「元トラック運転手ですからね」と伝え、内田氏を驚かせた後、息子の秘話を明かした。
「ドゥトラの息子が中学生ぐらいになって、『マリノスのジュニアユースで練習参加させてくれないか?』って言って、見に行ったんですよ。そしたら、スローインになったらジャンプしてました。すぐ落ちてました。そんな甘くねえぞ、マリノス(笑)」
ブラジリアン・レフティは、そのキャラクターも相まり、今もなお鮮明に記憶されているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月11日 10:53
リーグ・アン第33節が10日に行われ、スタッド・ブレストとスタッド・ランスが対戦。
2024年05月11日 10:20
日本サッカー協会(JFA)は11日、U-23日本代表が6月7日(金)と11日(火)にアメリカのカンザスシティで、U-23アメリカ代表と対戦することが決定したと発表した。
先日のU23アジアカップで優勝し、パリ五輪の出場権を獲得した日本。7月24日の五輪初戦まで時間はあまりないが、その中での強化策として、6月に海外遠征を実施することを山本昌邦ナショナルチームダイレクターが大会後に明かしていた。
対戦相手は五輪に出場する16チームに絞られており、今回、アメリカと現地で2試合を行うことが決まった。U-23日本代表は昨年10月にもアメリカへ遠征しており、この時の対戦では日本が1-4の完敗を喫している。
U-23日本代表を率いる大岩剛監督のコメントは以下の通り。
「パリオリンピック2024の出場権を獲得してからオリンピック本大会までの限られた時間の中、同じくオリンピックに出場するU-23アメリカ代表と対戦できることは、非常に貴重なチーム強化の機会になります。昨年10月にも同アメリカ代表と対戦し、敗れたことは鮮明に記憶しています。チームとして決して悪い内容ではなかったですが、多くの気づきを得た試合でした。本大会で勝ち上がるためにも、まずは目の前のアメリカとの再戦に勝利できるよう、しっかりと準備を進めていきます」
なお、すでにワールドカップ2次予選突破を決めている日本代表は6月の2試合(ミャンマー戦とシリア戦)が消化試合となるため、A代表の森保一監督は五輪代表へ全面協力する意向を示している。
日本代表、五輪で「オーバーエイジ招集された12名の選手」
今回の遠征はインターナショナルマッチウイークに実施されることから、パリ五輪に向けたオーバーエイジも大岩監督のチームに合流することが予想される。
2024年05月11日 10:02
サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に所属するキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が10日、今シーズン終了後に退団すると表明した。大方の予想では、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍するとみられている。
25歳のエムバペはソーシャルメディアに投稿した動画で、「これがパリ・サンジェルマンでの最終年になる。契約は延長せず、あと数週間で冒険は終わりを迎える」と発表し、12日のトゥールーズ(Toulouse FC)戦が本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)でプレーする最後の試合になると話した。
PSGは、すでにここ12シーズンで10度目のリーグ優勝を決めており、今季ホーム最終戦となるトゥールーズ戦後にトロフィーを受け取る予定となっている。だが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)ではボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ドイツ)に敗れ、準決勝で敗退。エムバペは、チャンピオンズリーグのタイトルには一度も手が届かないままPSGでの7年間を終えることになった。
契約が切れる今季終了後に退団する意向については、2月の時点で内々にクラブに伝えていた一方で、正式には発表していなかった。
エムバペは「さまざまな感情にあふれている。ここでは長い間、仏最大にして世界屈指のクラブの一員でいるチャンスと最高の栄誉に恵まれた。ここに来て、初めてクラブで大きな重圧を経験し、歴史に残る最高の選手や偉大な王者たちのそばで過ごしたことで、選手として成長できた」と感謝し、「つらいし、発表するのがこれほど難しいとは思ってもいなかった。だが、7年間を過ごし、自分には新しい挑戦が必要だった」と説明した。
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2024年05月11日 10:00
アトレティコ・マドリードからバルセロナへレンタル移籍しているFWジョアン・フェリックスをどう評価すべきだろうか。
今季は全コンペティション合わせて10ゴール奪っており、決して悪い成績ではない。しかしバルセロナ指揮官シャビ・エルナンデスの信頼を完璧に勝ち取っているわけではなく、スタメンから外れるゲームも少なくない。
スペイン『Mundo Deportivo』も今夏のフェリックスの動きに注目している。バルセロナ側にはもう1年レンタルでフェリックスをキープする案もあるようだが、所属元のアトレティコは売却したい意向だという。
同メディアはバルセロナで見せているパフォーマンスにも疑問を抱いており、期待に応えているとは言い難いと辛口だ。アトレティコ側はフェリックスの売却で6000万ユーロほどを求めたいようだが、バルセロナ側が同意する可能性は低い。
今夏にはEURO2024があり、フェリックスはポルトガル代表メンバーに入るだろう。そこで特別なパフォーマンスを発揮できれば評価が変わるかもしれないと同メディアは注目しているが、24歳を迎えているフェリックスは本当にワールドクラスのアタッカーなのか。若い頃の期待値はかなり高かったが、それに見合う働きは出来ていないか。
2024年05月11日 10:00
40歳になった長谷部誠は今季限りで現役を引退する。
2024年05月11日 09:56
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペが10日、自身の公式SNSにて今シーズン限りでの同クラブ退団を発表した。
PSGとの現行契約が2024年6月30日に満了を迎えることから、今シーズン終了後の去就に大きな注目が集まっているエンバペ。すでにクラブ首脳陣に対してPSG退団の意向を伝えたと報じられており、レアル・マドリードへの移籍が有力視されるエンバペだが、今回Xにて正式にPSGからの退団を発表している。
エンバペは、「その時が来たら話したいといつも言っていた。PSGでの最後の年だ。延長はしないし、冒険は数週間で終わるだろう。日曜日に『パルク・デ・プランス』で最後の試合をすることになる」とコメント。「フランス最大のクラブ、世界最高のクラブの一員になるチャンスと大きな名誉に恵まれた長い年月には、たくさんの感情があった。ここに来て、大きな重圧がかかるクラブで初めての経験をすることができたし、歴史上最高の選手たち、偉大なチャンピオンたちと一緒にいることで、選手として成長することができた」とPSGでの日々を振り返った。
また、チームメイトや歴代の指揮官、フロントやメディカルスタッフに加えて事務スタッフなどにも感謝を口にしつつ、「大変なことだし、発表するのがこんなに難しいことだとは思ってもみなかった。でも、(加入から)7年が経過した今の自分には新しい挑戦が必要だったと思う」と退団を決断した理由を説明した。
さらに、「もちろん何よりも感謝したい人がいる。それはファンだ」と述べると「僕が最も示威的な選手でないことは分かっている。僕は7年間、愛に常に応えられてきたわけではない。しかし、僕は常に効果的でありたいと思ってきた」と告白。「この名門クラブと契約したことを後悔した瞬間はない。このクラブは僕の生涯の思い出に残るクラブだし、プレーする機会があったことを生涯を通じてみんなに伝えたいと思う」と語りながら、「最後のトロフィーを獲得して今シーズンを終えられることを願っている」と優勝を決めたリーグ・アンに続き、クープ・ドゥ・フランス制覇に向けても決意を燃やしている。
2024年05月11日 09:50
バイエル・レヴァークーゼンの勢いが止まらない。
9日に行われたヨーロッパリーグ準決勝2ndレグでローマと対戦し、後半アディショナルタイムの劇的な同点弾で引き分け。ベンフィカが持っていたヨーロッパでの記録を59年ぶりに更新し、公式戦の無敗記録を「49」とした。
無敗のままブンデスリーガを初制覇し、DFBポカールとELで決勝に進出。無敗での三冠達成も見えてきており、今週末のブンデスリーガ第33節では前人未到の「50戦無敗」をかけてボーフムと対戦する。
ただこの異次元の記録を「ストップさせるのではないか」とにわかに騒がれ始めているのがボーフムに所属する日本代表の浅野拓磨だ。
昨年5月27日に行われた同じカードのブンデスリーガ最終節。浅野は完璧なクロスでボーフムの先制点をアシストすると、さらにコーナーからボレーシュートで自ら追加点を決めた。
浅野の2得点によりボーフムは3-0でレヴァークーゼンに快勝。この勝利により絶望的だと言われた残留を奇跡的に果たすのだが、何を隠そうこの試合こそレヴァークーゼンが「無敗記録」を作る前に「最後に敗れた試合」なのだ。
浅野といえば、2022年ワールドカップでドイツ代表を撃破するゴールを決めたことは有名だろう。
またリベンジマッチとなった昨年の対戦でも得点をマーク(彼の代表における直近2得点はいずれもドイツ戦)すると、今年2月には11連覇中だったドイツの雄バイエルンから大金星のきっかけとなるゴールを叩き込むなど“ドイツキラー”として名高い。
今シーズンは27試合6得点。前節ウニオン・ベルリン戦は筋肉系の負傷によりアジアカップの招集をのぞいて今シーズン初めての欠場となったが、今週になって練習に復帰していることが伝えられた。
Jリーグとレヴァークーゼンでプレーした5名
33節と34節という違いはあるが、「残留争い中」「ボーフムホームのレヴァークーゼン戦」という状況は1年前と全く同じ。“大物食い”のジャガーが再び世界をアッと驚かせてくれるだろうか。
2024年05月11日 08:35
ブラジル代表は6月の親善試合とその後のコパ・アメリカに向けた招集メンバー23名を発表した。
GK
アリソン(リヴァプール/ENG)
エデルソン(マンチェスター・シティ/ENG)
ベント(アトレチコ・ミネイロ)
DF
ダニーロ(ユヴェントス/ITA)
ヤン・コウト(ジローナ/ESP)
ギリェルミ・アラナ(アトレチコ・ミネイロ)
ウェンデウ(ポルト/POR)
ルーカス・ベラウド(PSG/FRA)
エデル・ミリトン(レアル・マドリー/ESP)
ガブリエウ・マガリャイス(アーセナル/ENG)
マルキーニョス(PSG/FRA)
MF
アンドレアス・ペレイラ(フラム/ENG)
ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル/ENG)
ドウグラス・ルイズ(アストン・ヴィラ/ENG)
ジョアン・ゴメス(ウォルヴァーハンプトン/ENG)
ルーカス・パケタ(ウェストハム/ENG)
FW
エンドリッキ(パウメイラス)
エヴァニウソン(ポルト/POR)
ガブリエウ・マルチネッリ(アーセナル/ENG)
ラフィーニャ(バルセロナ/ESP)
ロドリゴ(レアル・マドリー/ESP)
サヴィオ(ジローナ/ESP)
ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー/ESP)
MFカゼミロはマンチェスター・ユナイテッドでの状況を考慮して選外。また、トッテナムFWリシャルリソンは負傷のために外れ、24歳のエヴァニウソンが電撃招集された。昨年10月に靭帯断裂の大怪我を負って以降、離脱しているネイマールも不在。
ネイマール引退後にブラジル代表の10番を継承しうる天才5人
『Globo』によれば、招集メンバーを23人から26人増やすことを希望しているドリヴァウ・ジュニオル代表監督はこう話していたそう。
「(ネイマール不在で主役はヴィニシウスになるか)
我々には主役が必要だ、ひとりだけではなくね。責任を分担することでチームは成長する。このレベルの選手たちが一緒になることが大事だ。グループ内で各個人が責任を負わなければならないし、最も大事なのは全員がベストを尽くすこと。
(ネイマール召集の可能性はあるのか)
すぐにはない。今回はいない。変更はありえるが、理論的には同じメンバーでコパ・アメリカに臨むことになる」
ブラジル代表はメキシコ、アメリカとの親善試合を行った後に、コパ・アメリカのグループステージでコスタリカ、パラグアイ、コロンビアと対戦する。