2024年04月28日 17:29
男子ゴルフ、DPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)と日本ツアー共催のISPSハンダ選手権(ISPS Handa Championship 2024)は28日、静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(Taiheiyo Club Gotemba Course、パー70)で最終日が行われ、桂川有人(Yuto Katsuragawa)が「63」のスコアを残し、通算17アンダーで欧州ツアー初優勝を飾った。 7バーディー、ノーボギーで最終日を締めくくった桂川はコース記録に並ぶスコアで2位のセバスティアン・ソーデルベリ(Sebastian Soderberg、スウェーデン)を3打差で抑え込んだ。 5打差の3位タイには、クリスティアン・ベゾイデンハウト(Christiaan Bezuidenhout、南アフリカ)、マルセル・シュナイダー(Marcel Schneider、ドイツ)、イバン・カンテロ(Ivan Cantero、スペイン)、木下稜介(Ryosuke Kinoshita) が続いた。 3日目を終えて首位に立っていたケーシー・ジャービス(Casey Jarvis、南アフリカ)はフロントナインで5ボギーと大きく崩れ、「74」でラウンド終えると首位と8打差の18位タイに終わった。 桂川は初開催だった2022年大会でも優勝を飾っているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)による制限などもあって、日本ツアー単独での開催となっていた。 日本勢の欧州ツアー優勝は、星野陸也(Rikuya Hoshino)と中島啓太(Keita Nakajima)に続いて今季3人目、史上6人目となった。 ■関連記事 ・中島啓太が欧州ツアー初優勝、日本勢5人目 男子ゴルフ ・星野陸也が欧州ツアー初優勝、日本勢4人目 カタールマスターズ ・N・コルダ、最多タイ記録5連勝でメジャー2勝目 シェブロン選手権
2024年05月12日 17:31
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 最終日(12日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
単独首位から出たマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が1イーグル、2バーディー、3ボギーの71で回り、通算38点で2015年の東建ホームメイトカップ以来、9年ぶりのツアー2勝目を手にした。
2番で6メートルをねじ込み、今大会4つ目のイーグルを奪った。その後は得点できない展開が続いたが、14番で第2打を1メートルにつけ、17番パー5では2オン2パットと終盤に点数を稼いだ。「これまでチャンスをものにできなかったが、今回勝ててうれしい」と44歳は喜びをかみしめた。
昨年4月の東建ホームメイトカップ後に白血病と診断された。3か月半の入院生活を送り、プレーができるまでは5か月を要した。体重も17キロ落ち、気持ちも沈んだという。だが、「白血病の後はゴルフが再びできる幸せや、家族と触れ合える幸せを実感している。メンタル面での余裕が生まれた」とプラスのこともあったと話した。
昨年11月に豪州ツアーで試合に復帰。日本ツアーは特別保障制度を行使し、今季開幕戦から出場している。今回の優勝で来季までのシードを獲得した。「日本の食事とゴルフ場が好き。いいゴルフ場でプレーできて、美味しいものを食べることができる」と日本での生活を楽しんでいる。焼き肉や寿司などの日本食は、母国に帰っても食べるほど気に入っているという。
今後の最大の目標は海外メジャー、全英オープン(7月18〜21日、ロイヤルトルーンGC)での好成績だという。昨年、香港オープンで2位となり、昨年大会の出場権を得ていたが、病気のため今季に持ち越しとなっていた。「ゴルフ人生のセカンドチャンスを得ることができて、プロの舞台に戻って戦えることを嬉しく思う。ゴルフを楽しんで、家族との時間を大切に過ごしたい」。第2のゴルフ人生は始まったばかり。ヘンドリーの挑戦はこれからも続いていく。
2024年05月12日 14:34
男子ゴルフの昨季日本ツアー賞金王で、3月に欧州ツアーを制した中島啓太(フリー)が12日、メジャー第2戦の全米プロ選手権(16〜19日、ケンタッキー州バルハラGC)に向けて羽田空港から出発した。
日本と欧州共催のISPSハンダ選手権後の2週間は、国内で調整してきた。「あまりコースには行けていないけど、練習とトレーニングはしっかりできた」。6日から3日間、扁桃腺が腫れて39度の発熱に見舞われたが「そこだけちょっと休んで。体重は落ちなかったのでまだ良かった」と語った。
これまで海外メジャーは4度経験があるが、全米プロは初出場。最も印象に残っている大会はコリン・モリカワ(米国)が優勝した2020年(ハーディングパーク)だ。今年のバルハラGCに関しては「コースはすごく難しいと思うし、イメージはまだ全然わかない。まだサイトでしか見ていないけど、ちょっと広そうに見えた。多分風が吹き抜けたり、ラフも深いと思うので、月火水(曜日)としっかりコースチェックしてやりたい」と話した。
76位の世界ランクを引き上げるためにも、4日間を戦い抜く。「全米オープン(6月13〜16日)とパリ五輪(8月1〜4日)に出たいので、そこを目標にしながら頑張りたい」。6月10日発表の世界ランクで60位以内に入れば、全米オープンの出場資格を得ることが出来る。
現状の今後の予定として、全米プロ選手権後は主戦場の欧州にヨーロピアン・オープン(5月30日〜6月2日、ドイツ)から戻り、ボルボ・カー・スカンジナビアミックス(6月5〜9日、スウェーデン)まで参戦を予定している。2枠が見込まれるパリ五輪代表争いでは、現在2番手につけている。「世界ランキングを上げるために頑張りたい」と言葉に力を込めた。
2024年05月12日 14:21
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 最終日(12日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
単独首位から出たマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が1イーグル、2バーディー、3ボギーの71で回り、通算38点で2015年の東建ホームメイトカップ以来、9年ぶりのツアー2勝目を手にした。
第3ラウンドでは2イーグルを記録し、一気に順位を上げた。「バーディーを取らなければいけないが、ダブルボギーで一気にマイナス3ポイントになってしまう」とポイント制の戦い方の難しさを口にしていたが、この日も2番パー5で7メートルをねじ込み、イーグルで5点を加算した。
昨年は白血病治療のため、1試合のみの出場となった。開幕戦終了後に発症が判明した。昨年11月に豪州ツアーで復帰し、日本ツアーは特別保障制度を行使して、今季開幕戦から出場している。現在も投薬治療や定期検査を受け続けている44歳。「プレーに戻れて非常に良い気分」と試合に出られる喜びを実感している。若手の活躍が目立つ日本ツアーで、復活を遂げたベテランが更なる進化を続ける。
◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。
2024年05月12日 13:20
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
首位タイから出た佐久間朱莉(大東建託)は1バーディー、6ボギーの77とスコアを落として、通算2アンダーの13位だった。
2024年05月12日 13:19
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が12番パー3(145ヤード)で自身初のホールインワンを達成した。8アイアンで放った球はグリーンエッジ付近に落ち、転がってカップに入った。
「人生初なんですよ。ちょっとつかまったかなと思ったけど、戻ってきて。あとは私、目が悪いので見えていないです」と振り返った。
「いつもホールインワン賞とか見ても『やったことないから、どうせ入んないや』と思って打っていた」そうだが、賞金30万円をゲットした。
大雨の最終日は4位からスタート。1イーグル、1バーディー、6ボギーの75と苦しみ、2アンダーの13位だった。
2024年05月12日 13:06
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
首位タイで出た岩井千怜(ちさと)が6バーディー、1ボギーの67で回り、大会記録を1打更新する通算12アンダーで逃げ切り、自身初の大会連覇を果たした。開幕戦のダイキンオーキッドレディス以来の今季2勝目、通算6勝目となった。
表彰式では「始めに、能登半島地震で被災された方々に心からお祈りいたします。そして、お亡くなりになられた方々に心からご冥福をお祈りします。今日一日、雨と風ですごく長かったけど、途中、いつも応援してくれる方々の顔を見て、よし頑張ろうという思いで最終ホールまで諦めずに来られました。母の日に最高のプレゼントを贈れたと思います。これからも優勝を目指して頑張っていきます」と優勝スピーチ。母・恵美子さんへ、感謝の思いを届けた。
最終日は悪天候のため、決勝ラウンドに進んだ59人をさらに絞り込むセカンドカットを実施。通算1アンダーまでの36人が競技に臨んだ。
2024年05月12日 12:22
ゴルフ・RKB×三井松島レディース最終日(12日・福岡CC和白=6305ヤード、パー72)――1位タイから出た岩井千怜(21)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーとして大会2連覇を果たした。
今季2勝目で、ツアー通算6勝目。優勝賞金2160万円を獲得した。最終日はセカンドカットを実施し、第2ラウンド終了時で1アンダーまでの36人が最終ラウンドをプレーした。
2024年05月12日 12:11
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
38歳の藤田さいき(JBS)は7バーディー、1ボギーのこの日最少66をマークし、通算9アンダーで今季自己最高の2位となった。
2024年05月12日 12:05
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
首位タイで出た岩井千怜(ちさと)が6バーディー、1ボギーの67で回り、大会記録を1打更新する通算12アンダーで逃げ切り、自身初の大会連覇を果たした。開幕戦のダイキンオーキッドレディス以来の今季2勝目、通算6勝目となった。
岩井千が「母の日連覇」を飾った。今週は大会前に予告していた通り、初日、2日目と双子の姉・明愛(あきえ)とおそろいのピンクのウェアで、母の日ウィークを盛り上げた。最終日は悪天候でセカンドカットが実施され、47位で予選通過した明愛はプレーできなかったが、千怜は上下ピンク色の雨ガッパを着て、前半に4バーディーと順調にスコアを伸ばした。
第2日後、母・恵美子さんは娘たちがピンク色のウェアで感謝を示していることを「やっぱりうれしい。こっちから『ありがとう』という気持ちです」と喜んでいた。1年前のこの大会では岩井姉妹、山下美夢有の3人によるプレーオフで、姉妹は“直ドラ共演”で最後は千怜が制した。母は「(2人とも)あの頃はガムシャラにやっていた」と当時を振り返り、「今は耐えるゴルフもできるようになった」と成長ぶりに目を細めた。千怜が2年連続、福岡の地で母の日に頂点に立った。
岩井千怜の優勝インタビュー「今日一日、雨と風ですごく長かったんですけど、途中いつも応援してくれる方々の顔を見て、よし頑張ろうという思いで最終ホールまで諦めずにこられました。母の日で最高のプレゼントを贈れたと思います。迎えてくれたチームのみんな、ありがとうございました。これからも優勝目指して頑張っていきます」
2024年05月12日 09:55
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
大雨の中、最終ラウンドが行われ、午前7時20分にスタートした最終組が前半9ホールを終えた。連覇を狙う岩井千怜(ちさと)が4つ伸ばして、通算11アンダーで単独トップに立っている。
山下美夢有(みゆう)が3打差の8アンダー2位で続く。藤田さいきが7アンダーの3位。工藤遥加と金沢志奈が6アンダーの4位で続く。岩井千、山下とともに首位で出た佐久間朱莉は前半にスコアを3つ落として4アンダーの9位に後退している。
最終ラウンドの競技はセカンドカットが実施され、第2日終了時で27位タイまでの36選手で争われている。
2024年05月12日 09:26
【RKB×三井松島レディス】第1日
❤ ご 褒 美 シ ョ ッ ト ❤ 原英莉花、「SEXY」すぎる胸元パックリの純白衣装で前かがみ!
「憧れのプロは」という質問に「(上田)桃子さんと(吉田)優利さんです」と言ったのは、アマチュアの藤本愛菜(17)。首位から2打差の3アンダー9位タイと好発進で、憧れの桃子先輩(4アンダー4位タイ)とは1打差だ。
福岡・沖学園3年の藤本は2022年全国中学ゴルフ選手権(春)で優勝し、昨年の日本女子アマ2位。今年は日本ゴルフ協会のナショナルチームに入った有望アマだ。
現在は上田や吉田、渋野日向子を教える辻村明志コーチに指導を受けており、今大会はその辻村コーチがキャディーを務めている。練習ラウンドは上田と回り、「球筋とかイメージの仕方とか教えてもらってよくなった」という。
女子もアマチュアがプロの試合に勝っても不思議ではない時代だ。最終日に上田と「同門対決」が実現すればおもしろい。
同門といえば、米女子ツアーのコグニザント・ファウンダーズカップ(ニュージャージー州、アッパー・モントクレアCC=パー72)に出場している渋野は、今季初めて初日に60台(69)をマークしたが、2日目は79と大きく崩れ、通算4オーバーで3試合連続の予選通過はならなかった。
今季3試合に出場して予選通過が1回と苦戦している吉田は、通算イーブンパーで決勝へ進んだ。
2024年05月12日 09:00
新しいゴルフカルチャーとファッション、ライフスタイルを提案する「Hypegolf(ハイプゴルフ)」が帽子ブランドの「SMATHERS & BRANSON(スマザーズ&ブランソン)とのコラボレーションアイテムを5月2日(木)に発売したことを発表しました。
2024年05月12日 08:00
プロゴルファーの青木瀬令奈がInstagramを更新。自身10度目となるホールインワンを達成したことを報告しました。
2024年05月12日 07:00
軟鉄鍛造ヘッドのアイアンは、プロや上級者のためのモデルで、アベレージゴルファーには難しくて打ちこなせない、と思う人は多いが「軟鉄鍛造を使うとアイアンがうまくなります」というのは、レッスンを担当した大川コーチ。レッスンテーマの”キレのあるアイアン”も軟鉄鍛造を打ったほうが早く習得できるそうだ。
同じく”フェースに乗せるアイアン”のレッスンを担当した大原コーチも「アイアン巧者はうまく打ちたいから軟鉄鍛造を使うんですよ。今は複合素材のヘッドを使っていても、アイアンが得意な人は必ず軟鉄のヘッドを使っていた経験があるはずです」とのことで、ふたりに軟鉄鍛造ヘッドがアイアン上達に結びつく理由と長所を詳しく聞いてみた。
2024年05月12日 06:15
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第2日(11日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
9位から出た岩井千怜(ちさと、21)=ホンダ=が4バーディー、ボギーなしのこの日ベスト68で回り、通算7アンダーで首位タイに浮上した。最終日は母の日で、昨年大会は双子の姉・明愛(あきえ、ホンダ)との劇的な姉妹プレーオフを制した。自身初の連覇で、会場で見守る母・恵美子さん(49)に2年連続の母の日Vを届ける。山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=らも首位。
攻めの姿勢を貫いた。17番でバーディーチャンスを外し、迎えた18番パー5。岩井千は右のファーストカットからの第2打で、迷った末にドライバーを握った。「刻むか行くか。ドライバーの方がいい」。“直ドラ”で放ったボールはグリーン左奥へ。スコアを伸ばせなかったが、首位に3人が並ぶ混戦で迎える最終日へチャレンジしてホールアウト。「ノーボギーで回れて、それだけでも良いプレーだったかな」と振り返った。
母の日ウィークを意識し、初日から双子の姉・明愛とともにピンクのおそろいウェアでプレーを続けている。この日は2人とも右手にピンクのリストバンドを着用。会場で応援した母・恵美子さんは「やっぱりうれしい。こっちから『ありがとう』という気持ちです」と感謝した。初日91位の明愛が予選落ちした場合、帰京する可能性があったという。明愛は後半に5バーディーを奪い、69のチャージでぎりぎり47位で予選通過。恵美子さんは母の日、会場で2人を見守る。
昨年の大会では岩井姉妹、山下の3人によるプレーオフが行われ、姉妹はともに“直ドラ”を選択し、千怜が制した。母は「(2人とも)あの頃はガムシャラにやっていた」と当時を振り返り、「今は耐えるゴルフもできるようになった」と成長ぶりに目を細めた。
最終日は大雨の予報で、大会側は第1組スタートを午前6時30分に早め、開催を目指す。天候次第では、千怜、山下、佐久間の首位3人によるプレーオフ実施も考えられる。大会連覇がかかるが「毎試合勝ちたいという気持ち。自分のプレーをするだけ」と千怜。母の前で最後まで全力を尽くす。(岩原 正幸)