2024年04月28日 18:34
中日 0 − 0 広島 <5回戦・バンテリンドーム> 広島は今季3度目の引き分け。延長12回でのスコアレスドローは今季2度目となった。 先発の九里は立ち上がりから安定感抜群。0−0のまま迎えた6回は一死二塁のピンチを招いたが、3番・カリステ、4番・中田をいずれも遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。中日先発・郄橋宏と投手戦を演じ7回4安打無失点の力投を見せるも、打線の援護を得られず今季初勝利はお預け。それでも2試合連続の無失点投球で、試合前時点で4.05だった防御率は3.21まで良化した。 延長10回は4番手・矢崎、11回は5番手・森浦がサヨナラのピンチで踏ん張るなど、救援陣も粘り強く無失点リレー。しかし、攻撃陣はバント失敗などの拙攻も響き、完封負けと降雨コールド引き分けも含めた無得点試合は、今季早くも7度目となった。
2024年05月13日 11:03
バンディが引退したことを米放送局に明かした
オリオールズ、エンゼルスなどでプレーしたディラン・バンディ投手が、引退したことを米メディアに明かした。2020年からは2年間エンゼルスで大谷翔平投手(現ドジャース)とともにプレーしていたが、31歳にして区切りを付けることになった。
オリオールズの地元放送局「MASN」の取材に対し、バンディは引退したことを明かした。2011年のMLBドラフトではオリオールズから1巡目(全体4位)で指名され、高卒で入団。ドラフトから約1年後に19歳でメジャーデビューするなど才能は高く評価されており、2016年には10勝、2017年に13勝をマークしていた。2019年オフにはエンゼルスにトレードで移籍。短縮シーズンとなった翌2020年には11試合で6勝を挙げ、サイ・ヤング賞投票では9位に入っていた。
2021年は2勝9敗、防御率6.06と苦戦し、オフにはFAに。2022年にはツインズで29試合に先発し8勝8敗、防御率4.89の成績を残したが、昨年7月末にリリースされていた。
同局の取材のなかで、引退を決断した理由については、球速の衰えを一因に挙げた。2016年には94.4マイル(約151.9キロ)だったフォーシームの平均球速は、2022年には89マイル(約143.2キロ)に低下。「速球を投げようとしたんだけど、全く速くなかったんだ(笑)。去年3Aで投げてたときでさえ、肩、肘、全ての調子が悪くて、140キロ程度に留まっていた」と明かした。
2013年にはトミー・ジョン手術をうけるなど、度重なる怪我と戦ってきたキャリアでもあった。まだ31歳と若いものの「キャッチボールをする為に、肩や身体を温めようとすると2時間半、3時間もかかるようになってしまった。年を重ねて、磨耗したんだと思う」と現状を説明した。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 10:36
巨人の新外国人選手で、前レンジャーズ傘下3Aラウンドロックのエリエ・ヘルナンデス外野手(29)が13日、川崎市のジャイアンツ球場に併設された寮内で入団会見を行った。冒頭、「チャンスをもらって、契約してもらってすごく感謝しています」と話し、「守備も自信を持っているし、外野ならどこでも守れる。打撃でもチームに貢献したい」と語った。
1年契約で推定年俸5000万円。
ドミニカ共和国出身のヘルナンデスは身長189センチ、体重89キロで右投げ右打ちの29歳。2022年にメジャーに昇格し、14試合で打率・182、3打点。今季はレンジャーズ傘下3Aで20試合に出場して打率・289、2本塁打、10打点。長打力に加え、外野全ポジションを守る守備力も魅力だ。
ヒゲをそって入団会見に臨んだ新助っ人に対し、吉村編成部長は長年、獲得に向けてリストアップしていたことを明かし、打撃面での魅力について「一番の注目は広角に打てること。逆方向にもしっかりと力を伝えられる」とし、「変化球の対応もできる。日本の野球に合うと判断した」と語った。
チームでは主軸として期待されたオドーアが、開幕3日前に2軍落ちを不服として退団。DeNAに復帰した筒香の獲得にも動いた中、大型外野手の緊急補強で現状打破を図る。阿部慎之助監督(45)も正式契約が発表された後、「助っ人になってくれたらうれしいです」と期待していた。
2024年05月13日 10:09
清川栄治氏は今季、西武で投手育成アドバイザーを務めていた
西武は13日、投手育成アドバイザーの清川栄治氏が悪性腫瘍のため今月5日に都内の病院で死去したと発表した、62歳だった。故人の遺志で、葬儀は近親者のみで執り行われた。
西武は14日の1、2軍の公式戦で選手らが喪章をつける。
清川氏は京都府出身。1983年ドラフト外で広島に入団した。貴重な左腕の救援として広島、近鉄の2球団で通算438試合に登板。13勝10敗12セーブをマークした。
現役引退後は広島やオリックスなどでコーチを歴任し、2014年に西武1軍投手コーチに就任。昨年までファーム投手総合コーチを務め、今季は投手育成アドバイザーとして指導にあたっていた。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 10:02
広島、近鉄で投手として活躍した西武の投手育成アドバイザー、清川栄治さんが5日、悪性腫瘍のため東京都内の病院で亡くなった。
2024年05月13日 10:00
◆ 素晴らしかった4月25日の楽天二軍戦の投球
「自分がイメージしていること、やりたいことがある程度できた試合だったなと思います」。
ロッテの古谷拓郎は4月25日の楽天二軍戦の登板をこのように振り返った。
この日の古谷は投球テンポがよく、3回・35球を投げ、ボール球はわずかに4球(死球を含む)のストライク先行の投球。古谷のボールを受けた柿沼友哉捕手は「それこそ調子が良かった。古谷自体が元々テンポが良いので、投げているボールがいいから、どんどんよくしていこうと話しながら投げていました」と話した。
0−0の2回一死走者なしで入江大樹に1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めたインコース146キロストレートなど、右打者へのインコースのストレートが素晴らしかった。
古谷は「あの試合に関しては自分が投げたいところにある程度投げられましたし、普段は2ストライクからインコースのボールとか、ボール球になることが多かったんですけど、1球でしっかり仕留められたのでこの間の試合は良かったと思います」と振り返り、柿沼は「めちゃくちゃ良かったです。ストレートがシュートしたり、スライダーしたりというのがなくて綺麗な回転だった。うまく力が伝わっているような感じがしました」と絶賛。
変化球に関しても、0−0の3回先頭の吉野創士を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた129キロの縦に落ちるスライダーが良かった。柿沼は「多分高さがいいところに来て、縦に落ちたのかな。あの日スライダーも良かった」と評価。
古谷は「スライダーは左のインコースと右の外を主に投げているんですけど、そこにしっかり投げられたので、そこは良かったなと思います」と自己分析した。
縦気味に落ちているように見えたスライダーについて古谷は「空振りを取りに行ってワンバウンド気味に投げたらああいう感じになったという感じです」と解説してくれた。
◆ 安定した投球を続けられている理由
4月6日の西武戦から8イニングを投げて、被安打はわずかに1、6奪三振、1与四球、無失点と完璧に近い投球内容。何か掴んだものがあったりするのだろうかーー。
「試合前のブルペンの感じでキャッチボールをしていて、この感じかなみたいなものがなんとなくあって、そのまま試合に持って行ったら前回はああいう形になりました」。
次回登板した時に、同じ感覚で投げられれば、確信めいたものに変わる可能性はあるのだろうかーー。
「そうですね、ああいうピッチングが続けられれば自信が付きますしいいのかなと思います」。
今年、安定した投球が続けられている要因について「以前に比べたら毎日やる練習が今年はある程度確立していて、良くも悪くも毎日コツコツ続けていることが自分の調子に敏感になれたり、引き出しが増えていることが要因なのかなと思います」と説明。
具体的に毎日コツコツ継続していることについて「去年から始めていたジャベリックスローとか、ハンドボールを投げたりとか、自分の体の動きが顕著に物体に出てくるので、体が開いてたりしたら、どこを直さないといけないのかなとか毎日色々試しながらやっているという感じです」と教えてくれた。
それは先輩から聞いたり、自身で動画などを見て取り組むようになったのだろうかーー。
「きっかけは澤田さんがロッテに来てから去年の春から始めました。徐々に良くなったというのはあるので、聞きながらというのもそうですし、1年間くらいやっているのでこういう時にはこうなるというのがある程度わかってきているという感じです」。
安定した投球を継続した先に支配下選手復帰が待っている。「前回みたいなピッチングを1試合でも多く、なるべく平均値になるようにしたいと思います」。本拠地・ZOZOマリンスタジアムのマウンドで躍動する日を今か今かと楽しみにしているファンは多いはず。その期待に応えられるように、ファームで圧倒的な投球を続け、支配下選手に返り咲きたい。
取材・文=岩下雄太
2024年05月13日 10:00
9日に放送された『ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』に江本孟紀氏が出演し、中日の守護神・ライデル・マルティネスについて言及した。
江本氏はマルティネスについて「ピッチャーであれだけすごいピッチャーいない。12球団1位。あのピッチャーは打てない。後半に1点チャンスでとってマルティネスを活かせる。堅い野球ができたらいいところに行きます」と絶賛した。
マルティネスは今季ここまで16試合に登板し、0勝0敗10セーブ、防御率0.00の成績を残している。4月度の月間MVPに輝いた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月13日 09:41
● ブリュワーズ 3−4 カージナルス ○
<現地時間5月12日 アメリカンファミリー・フィールド>
セントルイス・カージナルスが逆転勝利で連敗ストップ。月間打率0割台と不調に苦しむポール・ゴールドシュミット内野手(36)が本塁打含む2安打、2打点を記録した。
2点ビハインドのカージナルスは2回裏、3回表と2度続けて一塁塁審の判定に対してチャレンジに成功。これは際どいプレーに対する塁審の判定がどちらもブリュワーズ寄りであったことを意味し、これにカージナルスのオリバー・マーモル監督、ダニエル・デスカルソベンチコーチが激昂。両者ともに球審から退場処分を受け、連敗ストップのかかる試合、劣勢の中で監督とベンチコーチを欠くこととなった。
この状況に選手が奮起したか、カージナルスは3イニング連続で得点。5回表、ゴールドシュミットが3号ソロを放ち、1点差とすると、続く6回表には再びゴールドシュミットが同点適時打。そして7回表、マイケル・シアーニの適時二塁打で逆転に成功した。
先発したマイルズ・マイコラスは初回に3点先制を許しながらも、6回3失点と試合を立て直し、今季3勝目をマーク。2番手ジョジョ・ロメロがMLB全体トップタイの13ホールド、3番手アンドリュー・キトレッジは全体3位タイの11ホールドを記録。最終回を守護神ライアン・ヘルズリーが締め、全体トップに並ぶ12セーブ目を挙げた。
カージナルスは連敗を7でストップ。被スイープこそ回避したが、同地区首位ブリュワーズとの4連戦を負け越し、借金8となっている。次カードは再び敵地でエンゼルスと対戦する。
なお、ラーズ・ヌートバーは「2番・右翼手」でフル出場し、3打数1安打、1打点、2四球という内容。2回表の第2打席では押し出し四球を記録し、6回表の第4打席には内野安打で続くゴールドシュミットの同点打をお膳立て。今季成績は打率.202、OPS.661となっている。
2024年05月13日 09:25
打球速度の上位のほとんどを占めている“怪力男”
屈強なメジャーリーガーたちも驚愕するパワーを持つドジャース・大谷翔平投手だが、上には上がいる。
2024年05月13日 09:00
9日に放送された『ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』に江本孟紀氏が出演し、広島の矢野雅哉につい言及した。
江本氏は矢野の守備について「矢野の方が(菊池より)上じゃないかというくらい上手いね。菊池のおかげですよ。レベルがあるんですよ。そこがいいんだけどね」と絶賛。「あとバッティングだけですよ」と打撃力向上を期待した。
矢野は開幕からショート、セカンドで高い身体能力を活かしたスーパープレーを何度も披露し、守備での貢献度は非常に高い。打撃も開幕直後は打っていたが、現在は打率.222だ。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月13日 08:58
本拠地・ドジャース戦で7回無失点…日米200勝に王手も「なるべく忘れて」
■パドレス 4ー0 ドジャース(日本時間13日・サンディエゴ)
パドレス・ダルビッシュ有投手は12日(日本時間13日)、本拠地・ドジャース戦で7回2安打無失点の好投を見せた。今季3勝目で日米通算199勝目とした。前日11日(同12日)の試合前にはドジャース・大谷翔平投手と5分以上談笑する場面も。「自分は野球の話しかしていないので、野球とかトレーニングとか、そういう話をずっとしていました」と明かした。
宿敵・ドジャース打線に対し、5回2死まで完全投球。6回には1死一、二塁のピンチを作ったがフリーマンを中飛、スミスを空振り三振に仕留めると、2度雄叫びを上げた。7回2安打無失点の好投で今季3勝目。日米通算200勝まであと1勝としたが「あんまり考えすぎると勝てなかったりすると苦しくなるので。それもなるべく忘れて。今日のことをしっかり反省して、次またもっとよくなれるように頑張りたいと思います」と気持ちを切り替えた。
大谷はこの日、腰の張りで欠場し、対戦はお預けとなった。試合前に大谷は「実際に打席には入れないですけど、外から見ていてまた勉強になることもたくさんあるかなと思います」とダルビッシュへの思いを語っていた。
ダルビッシュはそれについて問われると「それはないと思いますけど」と笑った。「自分がどちらかというといつも大谷くんの動作とか走り方とかもそうですけど、いろいろなところを見ながら勉強しているので」とし「リップサービスだと思いますけど、いいピッチングができてよかった」と笑顔を見せた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月13日 08:44
大谷の前で「いいピッチングができた」
■パドレス 4ー0 ドジャース(日本時間13日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのドジャース戦に先発し、7回2安打7奪三振無失点の快投で日米通算199勝目となる今季3勝目(1敗)を挙げた。試合後、腰の張りで欠場した大谷翔平投手については「早く良くなってほしい」と気遣った。
ダルビッシュは、強力ドジャース打線を相手に5回2死までパーフェクトの快投。6回には1死からムーキー・ベッツ内野手に二塁打を許すも、フレディ・フリーマン内野手を中飛、ウィル・スミス捕手から空振り三振を奪ってピンチをしのぎ、雄叫びをあげた。
大谷は11日(同12日)に腰の張りを訴えたため、この日はベンチスタートとなって欠場。11日(同12日)の試合前にはグラウンドで談笑する場面があったが、ダルビッシュは「昨日から腰があんまりみたいなことを言っていた」と明かした。「まさか出ないとは思っていなかったですし、何週間も前からドジャースに投げるだろうなと思って(対戦を)楽しみにしていたので、凄く残念ですけど、早く良くなってほしい」と後輩の状態を気にかけた。
試合前に大谷はダルビッシュについて「実際に打席には今日入れないですけど、外から見ていてまた勉強になることもたくさんあるかなと思います」と話していたが、当のダルビッシュは「それはないと思いますけど」と苦笑い。「僕がどちらかというか、いつも(大谷の)動作とか走り方とかを見ながら勉強している。リップサービスかなと思いますけど、(大谷の前で)いいピッチングができた」と話した。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 08:29
7回無失点で日米通算200勝に王手
■パドレス 4ー0 ドジャース(日本時間13日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのドジャース戦に先発。
2024年05月13日 08:10
西武のアギラーは30試合で打率.204、2本塁打10打点…8日に登録抹消
西武の新外国人ヘスス・アギラー内野手は、今月8日に右足首痛のため出場選手登録を抹消された。メジャー通算114本塁打を誇る大砲だが、30試合出場で打率.204、2本塁打10打点と苦闘していた。Full-Countでは抹消直前、異国で奮闘する心の内と、本領発揮を誓う思いを聞いた。
「ストライクゾーンにどんどん投げてくるアメリカと違い、日本のピッチャーはコントロールが良くて、インサイドもアウトサイドもコースいっぱいに出し入れしてくる」
ベネズエラ出身で、ブルワーズ時代の2018年にシーズン35本塁打108打点をマークし、オールスターにも出場した33歳が苦悩していた。チーム状態も良くないので、気持ちを切り替えていかなければとも語っていた。
嶋重宣打撃コーチは「日本の投手にまだ慣れていないところがあると思います。総じて日本の投手は高低、両サイドのコントロールが世界一ですから。ある程度時間は必要と見ています」と分析する。
平石洋介ヘッド兼打撃戦略コーチは「現状では、フォークを振らされて三振するケースが多いですね。3ボールからでもボールになるフォークを投げてくるようなところは、メジャーになかなかない、日本の投手の特長ですから」と指摘。それでも「アギラーは頭のいい選手です。ミーティングで日本の投手のデータを頭に入れ、対策にも耳を傾けていました。良くなっていくと思います」と期待を寄せている。首脳陣は実績を尊重「“あなたの力をください”と期待している段階」
自身の打撃スタイルは崩していない。アギラーはセンター方向を意識しつつ、「今まで培ってきた自分の持ち味を変えずに、どのように日本のピッチャーに対応していくかが今の課題と感じている」と語っていた。
試合前の練習では、ルーティンである体幹のエクササイズを必ず行う。ティー打撃ではボールを置いて左手1本、右手1本で交互に打った後に両手で打ち、フリー打撃に入る。南和彰打撃投手は「アギラーは基本的に、右方向へ打った後、センター中心に打つことが多い。毎日考えながら打っているのが伝わってきます」と感心している。
メジャーで実績を残したアギラーへの期待は、まだまだ高い。スタメン出場した29試合は、全て4番で起用されている。嶋コーチは「相手投手への対応というより、自分のルーティンを大事にしている時期なのかなと思います。われわれも、今後長く不振が続くなら考えますが、あれこれ手を出さず、“あなたの力をください”と期待している段階です」と実績を尊重する。
故障による登録抹消を機に、打撃改造に舵を切るのか。期待の大砲が岐路に立とうとしている。(倉林知子 / Tomoko Kurabayashi)
2024年05月13日 08:00
ヤクルトの西川遥輝が12日の巨人戦で今季初盗塁を決めた。
西川は2−1の7回にライト前に適時打を放った一塁走者・サンタナの代走で登場すると、青木宣親の初球に二盗。これが西川にとって今季初盗塁となった。
西川は4度(14年、17年、18年、21年)盗塁王を獲得したこのある足のスペシャリストで、現役通算333盗塁は現役トップの数字だ。スタートを切る時は「どこも見ないですね。投手全体を見る感じ」とのことだ。
盗塁へのこだわりについて、「なるべく初球にスタートを切りたいと言う思いはありますが、経験が邪魔をする事があって中々そうもいかない時がある」と、失敗した時のことを考えスタートが切れない時もある。恐怖心と向き合い、盗塁数を積み重ねてきた。
新天地・ヤクルトでの初盗塁。この盗塁をきっかけに、チームの勝利に繋がる盗塁をどんどん見せて欲しいところだ。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
2024年05月13日 08:00
「広島(降雨中止)中日」(12日、マツダスタジアム)
広島・石原貴規捕手(26)が12日、首脳陣の期待に応えて“勝てる捕手”を目指すと誓った。今季初めてスタメンマスクをかぶった10日・中日戦で、攻守にわたって躍動した中で、新井監督が今後の出場機会増を示唆。それを受け「今まで通り、しっかり準備して(試合に)入ればいい。気負っても仕方ない」と意気込みを示した。
10日の一戦は4投手をリードし、勝利に貢献。打ってはマルチ安打とアピールした。この日、指揮官は石原について「肩も強いし打撃もいいものを見せてくれている。マスクをかぶることが少し増えてくるのかな、という感じ。試合に出ながら経験していってもらいたい」と先発起用の頻度を増やす考えを明かした。
石原は緊張感漂う1軍舞台でも「思い詰めてやるより、楽しんでやった方がいい」と、決して自分を追い込まない心構えを大切にしている。その契機は年明け1月、ソフトバンク・甲斐との合同自主トレにあった。
参加した他球団のメンバーとの会話で、心の持ち方についてヒントを得たという。「『これはダメ、アレはダメ』となると(自分で自分の)首を絞めてしまう。自分の中で、幅を持たせてあげた方がいい」。その中でも「結局、勝たないと評価されない」という軸は変わらない。
「今(チャンスを)つかむ時だと思うけど、そこにこだわり過ぎると良くない。根本的な部分は変わらずに」。捕手らしい落ち着きで、任された試合を白星で締める。