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2024年04月28日 18:04
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ) 前日計量が28日、都内で行われ、出場する全20選手がパスした。 メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチで対戦する王者の鈴木千裕(24)と挑戦者の金原正徳(41)は、計量に先だって調印式を行ったが、金原は司会がサインをうながすよりも早く署名してしまい、「書いちゃいました…」と照れ笑いした。 RIZIN史上最年長チャレンジャーの金原は「この日のために準備してきました。僕にしかできないことがあります。それはこのベルトを取って、いろんな人を勇気づけたいなと思っております。まずは明日、しっかり挑みたいなと思っております」と意気込み。 RIZIN史上最年少王者の鈴木は「勝たなければならない理由が僕にはたくさんあるので。明日は絶対にKOで勝って、新しい時代を俺が作るんで」と、世代交代の完遂を誓っていた。 なお、金原は27日に都内で行われた個別会見では、試合のポイントは鈴木の右のパンチだとして「あの右に対して自分が怖がらずにいけるか。ポイントはそこだと思います」と説明した。 試合展開については「僕が倒されるか僕が極めるか。判定はないと思います。決着はつくと思います。僕は1回チャンスがあれば極められると思います。自信があります。1回テイクダウンしてそこで全てをかけると思いますし、しのがれても作り直せばいい。何かをしないという選択肢は僕にはないですね。リングに上がってみないと分からないし、持ってるものを勝負して、それなりにいいところを瞬間瞬間でチョイスして勝負したい」と話していた。
2024年05月14日 05:00
「大相撲夏場所・2日目」(13日、両国国技館)
横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が2日目の13日から休場した。日本相撲協会に「左肋軟骨(ろくなんこつ)損傷、右変形性膝関節症にて、3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。休場は2場所連続通算21度目で、横綱在位17場所で10度目。
2日の横綱審議委員会の稽古総見で左脇腹を負傷。初日は新小結大の里に敗れていた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「膝(の古傷)と、脇の肉離れのような感じ。痛すぎて力が出ない状態で、せきをしただけで痛い」と説明。「やるからには万全の状態でやらないと」と、名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)での復帰を目指す方針を示した。
大関貴景勝(27)=常盤山=も休場した。相撲協会に「頸椎椎間板ヘルニアで3週間程度の安静加療を要する見込み」との診断書を提出。初日は平戸海に敗れていた。師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、慢性的な痛みを抱える首の状態が悪化。再出場については「しません」と否定した。休場は3場所連続13度目で、このまま全休すれば、名古屋場所は9度目のかど番となる。
2024年05月14日 05:00
「大相撲夏場所・2日目」(13日、両国国技館)
琴ノ若改め大関琴桜が熱海富士を肩すかしで退け、初白星を挙げた。祖父で先代の横綱が1974年春場所14日目に勝利して以来、約50年ぶりに琴桜へ白星が付いた。他の大関陣は、かど番の霧島が平戸海を押し出して初勝利も、豊昇龍は関脇阿炎に押し出されて2連敗。横綱照ノ富士と大関貴景勝は休場した。新小結の大の里は平幕高安に押し出されて初黒星を喫し、早くも三役以上の全勝はいなくなった。
ここからが琴桜としてのスタートだ。2度目の立ち合いで脇を固めながら圧力をかけると、のぞかせた右をサッと引いて一瞬の肩すかし。館内に響き渡った1万8314日ぶりとなる『琴桜』の勝ち名乗りに大歓声がわき起こっても、顔色一つ変えず「(これまでと)別に変わんないですね」とクールな感想を残した。
「集中していけたかなと思う。落ち着いていたんじゃないですか」。新進気鋭の熱海富士を冷静な取り口で撃破した。母の日の初日は黒星だったが「勝って白星を届けるのが一番ですから」と、一日遅れで、母でおかみの真千子さんに最高のプレゼントを贈った。15日に56歳の誕生日を迎える、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の前祝いも果たした。
小学生の頃に交わした、祖父で先代の横綱との約束を果たし、今場所から「琴桜」を襲名。周囲は先代と重ね、比べるが、自身は己の道を突き進むだけだ。「そこ(しこ名)にとらわれて自分らしくいけないのが一番良くない。別に何かが変わるわけではない」と、改名後の初白星にも特別、一喜一憂はしない。
初日は横綱、大関が総崩れし、2日目は照ノ富士と貴景勝が休場。土俵で戦い続ける大関としての重責は日に日に高まるが、その重圧も関係ない。「人がどうとかではなくて、いつも通りやるだけ」とブレずに、自分らしい琴桜の相撲を貫いていく。
2024年05月14日 05:00
ボクシングのWBC世界バンタム級王者、中谷潤人(26)=M・T=が13日、神奈川県内で合宿入りした。
走り込み合宿だが、初日は雨でジムワークに変更。30秒ずつ相手が交代するスパーリングを初めて行い「休む暇ももらえないんで、その分辛い。しんどい」と苦笑しつつ「すごくいい経験になった。(今後も)やりたい」と継続採用する考えを示した。合宿は16日までで「安定感とか、芯、軸となる部分を、たくさん体を動かして作っていきたい」と意気込んでいた。
2024年05月14日 05:00
重大発言だ。
2024年05月14日 05:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック公式戦(13日、後楽園ホール)で、KUSHIDA(41)がIWGPジュニアヘビー級王者SHO(34)を撃破し開幕2連勝を飾った。7年ぶり3度目の優勝、そして2019年1月に失って以来のIWGPジュニア奪取に向け、独自路線の野望を披露。まさかのアフリカ・ウガンダ進出まで見据えている。
セコンド介入をはじめとした反則を駆使したSHOから、クロスアーム式ジャックナイフエビ固めで3カウント。技ありの逆転勝利を収めた。
今大会は左肩負傷で欠場のYOHに代わっての緊急出撃だったが、準備は整っていた。1月から米TNAとの2団体所属選手になり、今年だけで米国、カナダ、フランス、英国、オーストラリア、日本の6か国で試合に出場。「状態的には優勝した2015年、17年よりベストだと思ってます。1年前より進化を見せられるんじゃないかな」と自信をのぞかせる。
これで過去4度優勝の高橋ヒロム、そして現王者のSHOと優勝候補を連破。絶好発進のKUSHIDAが狙うのは、もちろんBOSJ制覇とIWGPジュニア戴冠だ。
「高くて分厚い壁というのはヒロムと(エル)デスぺ(ラード)に任せて。あんなに責任感はないですから、私は。あの2人がいるからこそのびのびやれるという。自由にやる海外放浪おじさんみたいな感じで、面倒くさい壁にはなれるかな」とひょうひょうと独特な理想の王者像を明かした。
自由に海外の空気を吸うことをライフワークとする男ならではのビジョンもある。「新日本プロレスという会社は、世界に誇れる企業になれると思うんです。米国大会はもちろん重要だし、辻(陽太)君が言ってるアジアに向けてっていうのも大賛成。そういうところで世界に名前を売ってきたKUSHIDAの役割がまだまだあると思います」と豪語する。
さらに「このキャリアでIWGPジュニアを取ったら、また違う光景が広がってくるかなと。やったことない国でもやりたいですよね。ウガンダとか面白そうじゃないですか」。ノーリングで土の上で戦う映像がSNS上で話題を呼んだウガンダの団体「SGW」にまで興味を示した。
リザーバーから頂点へ。世界を旅するKUSHIDAが復権を果たす。
2024年05月13日 22:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」13日後楽園大会のAブロック公式戦で、エル・デスペラードが藤田晃生(21)を下し、初勝利をあげた。
今大会こそ悲願の初優勝を狙うデスペラードだが、開幕戦(11日、千葉)ではティタンに敗れ黒星発進。連敗は避けたいこの日の公式戦では、史上最年少優勝を狙うホープ・藤田と激突した。
ヌメロ・ドスを切り返されたデスペラードは、何とザック・セイバーJr.の得意技クラーキーキャットに捕獲される。これは何とかロープに逃れたが、ジャーマンスープレックスで追撃を許し、Abandon Hopeを狙われた。
それでもこれを回避すると、強烈なエルボーで逆転。ピンチェ・ロコは脇固めで切り返されるが、さらに体勢を入れ替えてマフラーホールドへ。最後はそのままヌメロ・ドスに移行し、食い下がる藤田からギブアップを奪ってみせた。
試合後のバックステージでは「藤田、カバン持ちかと思ったら、ちゃんとできるじゃねえか。さすがBOSJちゃんとエントリーされてるだけあるぜ」と対戦相手を称える一幕も。「公式戦1個1個大事に戦っていくぜ。次は? 誰だっけ? BUSHIか。毎年やってるな。ヒロムとBUSHIとか同じ」と早くも3戦目(15日、新潟)へ腕をぶしていた。
2024年05月13日 22:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」13日後楽園大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がKUSHIDA(41)に敗れ、初黒星を喫した。
「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のメンバーとして上半期のIWGPジュニア戦線を荒らしまわった王者は、BOSJでも傍若無人そのもの。この日の試合前には「KUSHIDAさんってYOHの補欠ですよね? ということは、このBOSJに出れたのも俺のおかげですよね? 勝ち点2くださいよ」と無気力試合を持ちかけたが、KUSHIDAの怒りを勝って左腕への集中砲火を浴びる。
ならばとセコンドの高橋裕二郎を介入させ、レフェリーの目を盗んでの急所攻撃を繰り出したSHOだったが、ショックアローを狙ったところで落とし穴が待っていた。これを回避したKUSHIDAに腕をクロスされたままジャックナイフ式エビ固めで丸め込まれ、そのまま3カウントを奪われてしまった。
納得がいかずに試合後のリング上では裕二郎とともにKUSHIDAに暴行を加えたが、ケビン・ナイトが救出に訪れたため未遂に。ついに天罰が下ったSHOだがバックステージでは「クソが…YOHの補欠の分際でよ、最後はお仲間連れてセコイことやってんじゃねえクソッタレが。俺を誰だと思ってるんじゃ。チャンピオンやぞ。俺が(4月両国大会で)YOHを秒殺しなかったら、お前はこのリングに立ててねえんだコノヤロー」と憎まれ口を連発。
「次は誰や? 名前も出てこねえな(注・ニンジャ・マック)。次の相手にこのチャンピオンの強さを思い知らせてやる。分かったか。格が違うんだよ」と吐き捨てて控室へ消えていった。
2024年05月13日 22:28
「プロレス・新日本」(13日、後楽園ホール)
11日・千葉大会で開幕したジュニアヘビー級最強決定リーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア31」が2日目を迎え、新日本ジュニアのエース、高橋ヒロムがまさかの開幕2連敗を喫した。
2024年05月13日 22:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」13日後楽園大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がDOUKI(32)に敗れ、まさかの連敗発進となった。
過去8度の出場で4度の優勝を誇り、ジュニアヘビー級のトップとして君臨し続けてきたヒロムだが、今年はいまだにシングル勝利なしと絶不調。この日は2月札幌大会で苦杯を喫しているDOUKIとの公式戦に臨んだ。
互いに手の内を知り尽くす両者の戦いは、一進一退の攻防が続いた。スープレックス・デ・ラ・ルナを回避したヒロムは、トラースキックからビクトリーロイヤルで攻勢に。しかし、TIME BOMBを阻止され、イタリアンストレッチNo.32で捕獲されてしまう。
これを強引に持ち上げようとしたヒロムだったが、DOUKIも執念で離さない。何度も逃げ道を断たれ、ついに力尽きるとレフェリーに試合を止められ無念の敗北となった。
バックステージではぼう然自失。「何が世界最高のレスラーの一人だ…。そんな人間が、自分の負け方も分からなくなるくらいやられるわけがないだろう。落ちた? 落ちたの? 終わったぜ、クソッ」と悔しさをあらわにしたかと思えば、突然笑い出し「ハッハッハ! 逆に笑えて来たよ。アハハ! 覚えてねえなあ!」と錯乱状態のまま控室へと消えていった。
2024年05月13日 21:35
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦(13日、後楽園ホール)で、優勝候補の石森太二(41)は「ドラゴンゲート」のドラゴン・ダイヤ(25)に勝利し、開幕2連勝を飾った。
開始からお互い一歩も譲らない展開となったが、初戦でDOUKIを下した石森は勢いづいていた。ダイヤが入場時に使用したスケートボードを奪っての攻撃などで徐々にペースを握っていく。反撃を受けても、レフェリーの目を盗み金的攻撃を発射。ひるんだところにブラディークロスを決めて3カウントを奪った。
「おい中学生、悪夢は見れたか?」。大会前の会見で「夢を見せます」と宣言したダイヤに皮肉たっぷりのメッセージを送りつけるや、「2連勝して気持ちいいから、早く帰らせて」とバックステージを後にした。悲願の初制覇に向けて一直線だ。
2024年05月13日 19:05
「ボクシング・東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦」(6月14日、後楽園ホール)
アマチュアボクシングで世界選手権銅メダルを2度獲得した和田まどか(29)=チームテンカウント=が、プロ2戦目で東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦に臨むことが13日、発表された。6月14日に後楽園ホールで、相手は6勝(4KO)1敗の戦績を持つジュダーティップ・シティチェン(タイ)と対戦する。
和田は4月2日、女子では史上初となるA級(8回戦)でプロデビュー。プロ12戦8勝のピムチャノック・セブジャンダ(20)=タイ=を3回TKOに沈めてデビュー戦を白星で飾った。鳥海純会長は「次で地域タイトルを考えています。3戦目で世界挑戦をさせたい」との方針を述べており、その言葉通りのスケジュールとなった。
2024年05月13日 19:03
「プロレス・新日本」(6月9日、大阪城ホール)
ビッグマッチ「DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL〜BEST OF THE SUPER Jr.31 決勝戦〜」で、5大タイトルマッチが行われることが13日、発表された。
2024年05月13日 18:24
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=が13日、神奈川県内で合宿入りし、初めてとなる“3人斬り”スパーリングを公開した。
この日から16日まで神奈川県内で走り込み合宿を行う予定だったが、あいにくの雨で走り込みは14日からとなり、急きょ所属ジムでの「合宿用ジムワーク」に変更。1ラウンド中、相手が30秒ごとに変わるスパーリングを初めて行った。
中谷は「休むヒマももらえないんで、その分辛い。3分で1人の相手だったら休む時間もコントロールしますけど、30秒ずつ。しんどいなと」と、過酷な内容に苦笑。
「(相手が常に)全力で、それに対応しないとダメなんで。自分の反応速度も上げないといけないし。ずっとフルテンポでやるというところではいい刺激になったし、心拍数的にもすごく上がったんで良かったなと思います。3分やるラウンドじゃなくて、30秒でバッって来る相手に対応できる自分を作るのにすごく適してる練習だなと感じたので」と練習の効果を説明した。
「切り替えの部分でテンポを上げたりする時に自分が動ける感覚が今日つかめたので、すごくいい経験になった」と手応え十分だったようで、今後も「やりたいなと。取りあえずしんどかったんで。3人斬りみたいな」と、継続採用する考えを示した。
バンタム級では中谷、WBAの井上拓真(大橋)に加えて今月4日に西田凌佑(井岡)がIBF、6日には武居由樹がWBOの王座を奪取し、主要4団体の世界王座を日本人選手が独占する事態になっている。
中谷は「日本のファンの人はすごく盛り上がると思いますし、選手自体も刺激的なそろい方というか、なかなかない状況だと思う。全員日本人になったのはプラスにとらえていきたい」と、この状況を歓迎。自身の今後については「4つ取るのが一番いい形だと思いますけど」と統一戦を視野に入れつつも「状況にもよりますけど、バンタムで統一というのではなくて、上の階級でも戦っていけるというところで、期待してもらえるところをこれからしていきたい」と、階級変更も選択肢としていた。
また、6日の東京ドームを生観戦して「そういった所にも立てるように頑張りたい」とした。
次戦は夏頃を予定しており、「しっかり丁寧に作っていくところは、今までと変わらず抜かりなくやっていきたい」ときっぱり。14日からの走り込みに向けて「次戦に向けて、しっかりスイッチを入れる。土台作りをしっかりしていく。より無駄のないボクシングをしていかないとならないので、安定感だったり、芯となる部分、軸となる部分を、たくさん体を動かして作っていきたい」と意気込んでいた。
2024年05月13日 16:59
全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)がThe Endことパロウ、オディンソン組を迎えての初防衛戦(29日、東京・後楽園ホール)に向けてDOOMした。
2月にレイの右肩脱臼で返上を余儀なくされた同ベルトだったが、2人は3月30日に諏訪魔&鈴木秀樹を破り返り咲きに成功。V1戦で大型外国人タッグチームを迎え撃つことになったが、ジュンは「The Endは気になるタッグの1つだった。それが向こうから『挑戦させろ』と言ってきているのは素晴らしいことじゃないか。かわいそうなくらいに叩き潰してやるよ、DOOM」とクールに宣言。レイは「日本になかなかいないしっかりしたパワーファイターで技術も光るところがある。それなりの戦士だから俺もやりたいと前から思っていたんだ。ファーオ!」と高笑いして、おもむろに缶ビールの栓を開け飲み干した。
すると途端に隣のジュンが切なげな表情を浮かべる。宮原健斗の優勝に終わった「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」公式戦での兄弟対決で2人が好物封印をかけた結果、敗れたジュンがスイーツを禁止されたからだ。優勝決定戦に進んだジュンにはレイから「宮原に勝ったらスイーツ解禁していい」と言われたが敗れて準優勝に終わったため、現在もスイーツ断ちが続いている。
ジュンは「隣でおいしそうに飲んでいるのを見て、なんかとても苦しいですよね…」と視線を落とす。レイから「昨日頑張っていたから解禁していいじゃないか」と言われるも「いや、それでも昨日の負けは負けだから、甘いものをまだ食べない。俺はまだ考えているんだ。(解禁のタイミングは)何が正解なのか。来年のCCまで待つことはとてもできないから、どうしようかな…」と暗い表情で頑固を貫く。
そこに再びレイが「だったら、The Endに勝ったら、今度こそ解禁でいいんじゃねえか?」と助け舟を出す。するとジュンは「あと2週間くらい? そうだな…。2週間は結構長いし、正直そこまで我慢するつもりはなかったけど…」としてレイから「あ、なかったんだ」と突っ込まれつつ「まあいいだろう。The Endを倒して甘いものを食べる。よし、決定だ!」と叫ぶ。
そして「今日で甘いもの禁止が悪夢の10日目ということでこのまま2週間となると想像を絶するが…。もっと積もりに積もった甘いものを食べれない憎しみパワーをぶつけてやりたいからThe Endはかわいそうなことになるんじゃないか」と冷徹に言い放った。
また、同大会では本田竜輝がNWA世界ヘビー級王者のEC3に挑戦することも決定。本田は「相手は世界的に有名なレスラーだけど、NWAを持ってくるということで全日本プロレスを代表して挑戦します。全日本は世界一の団体だと思っているので、俺が受けて立ちます!」と拳を握った。
2024年05月13日 16:33
全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」を制した宮原健斗(35)が13日に都内で会見し、安齊勇馬に挑戦する3冠ヘビー級王座戦(29日、東京・後楽園ホール)への意気込みを語った。
前夜の斉藤ジュンとの優勝決定戦を激闘の末に制し、2度目のCC優勝を達成した宮原はそのままリング上から安齊への挑戦を表明。これが正式に認められて決戦が決まり「俺から見てこの安齊勇馬はまだ3冠ベルトが似合っていない。それはなぜか。この全日本プロレスには世界で一番ベルトが似合う男がもういるからだ。この3冠ベルトを巻くのはお前にはまだ早いんじゃないか。そして何よりこのベルトが重荷になっているんじゃないかな? 5月29日で楽になるから安心しなさい。この3冠ベルトを巻いてやりたいことが俺にはあるからね」と、会見に同席した若き王者を上から目線でジロリとにらんだ。
これに安齊から「宮原選手が世界一ベルトが似合う男なんだったら、5・29、俺が勝って宮原選手に代わって世界一ベルトが似合う男になろうと思います。確かにこのベルトを巻いてからプレッシャーも期待もいろんなものが押し寄せています。だけどプレッシャーがかかればかかるほど、期待されればされるほど面白いものですよね。このベルトはまだ手放したくないので勝ちます」と返される。
すると宮原は不敵な笑みをたたえ「俺はまだ早いと言っているんだ。だって、俺の熱狂に勝てるわけないんだから。確かに新時代の活躍っていうのは無視できない。だけどこの世界にありがちな下の世代に譲るようなことはしたくないので実力でもぎ取れと。まあ無理でしょうね、今は」と揺るがぬ自信をみなぎらせた。
どこまでも上から目線のその姿に安齊からはとうとう「邪魔なオールド世代がいるなら力づくで倒して、僕を見せつけます」とバッサリ言い放たれる。これに宮原は「俺も聞きたいんだけどオールドなの? なんで俺がこっち(オールド世代)にくくられているか考えたんですよ。それで思ったのは俺がここ数年、すごすぎる試合をしてそれが伝わりすぎていて、このベルトを巻いているのが伝わりすぎたからじゃないかな、と。俺別にオールドじゃねえし。35歳だから」と言い返した。
宮原は最後に「いろいろ言いましたが、5月29日は叩き潰します」と宣言。最年少王者を破り、まだまだ若いところを見せられるか。