2024年04月28日 18:50
[J1第10節]広島 2−2 川崎/4月28日/エディオンピースウイング広島 J1の10節で広島と対戦した川崎は、前半に先制を許すも、小林悠のJ1通算得点で三浦知良を超える140得点目や、山田新のゴールで一時は逆転。しかし、直後に追い付かれ勝点1を得るにとどまった。 前節、12年ぶりの4試合連続無得点と悔しさを味わっていた川崎は、その嫌な流れは断ち切ったものの、5試合未勝利。10試合を終えて2勝3分5敗の16位で、降格圏とは勝点1差のままと、苦しい時間が続く。 そのなかで、鬼木達監督は、この広島戦に向けてチームの士気を高めたという。特に後半には選手たちがよく戦う姿もピッチで表われていた。 「このゲームは自分たちにとって大きなゲームだと話をして送り出しました。と言うのも、これは経験なのか、勘なのか分かりませんが、今日のゲームはチャンスだと思っていました。今日のゲームでしっかりチャンスを掴まなくてはいけない、それは全身全霊で戦って勝点3を取ることによって自分たちが目指している、てっぺんに辿り着くためのキッカケにするゲームにしたいという想いと、そういう風にできるんじゃないかとこれまでの彼らの取り組みを見て、そういう話をしました。 なので勝点3まで辿り着かなかったですが、それでも次につながる闘志の部分だとか、目に見えない部分、数字で表われない部分が重要になってくると思いますので、そこで引き続き勝負していきたいです」 【動画】小林のJ1通算140得点のゴールシーン 今季はチーム数が20に増え、試合数も38節に増加。もっとも下位3チームが降格するなかで、10試合を終えて16位という数字はやはり気になるところだ。 もっとも指揮官は現状について訊くと、常に口にしてきた、やり続けることの重要性を改めて話してくれた。 「順位は誰もが気になるところだと思いますが、ひとつの勝点3でいろんなものが変わってくるところだと思いますので、自分のなかでは勝っていても、負けていてもトレーニングに対してやることは変わらないですし、次の試合に勝つために最善の準備をするというのは、チームとしても、自分としても、選手としても、クラブとしても、やり続けていくことが大事だと思います。 自分の監督1年目(初のリーグ王者になった2017年)の時も決して簡単な時期、簡単にチャンピオンになったわけではないですし、今、怪我人などを含めていろんな意味で我慢する時は我慢しなくてはいけないと思います。そこはやり続けることです。また毎日見ているなか、本当に選手は成長していますので、そこは自信を持って送り出せていますし、選手もこういう新しいスタジアムでの今日くらいに楽しんでくれればと思います」 鬼木監督の変わらない選手を信じる想い、そして、観ている人たちに楽しんでもらう、感動してもらう戦い方を目指す意志が象徴されたような言葉であった。 この姿勢がここからの巻き返しにつながるのか注目だ。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月13日 01:58
レアル・マドリードは12日、2023−24シーズンのラ・リーガ優勝をファンと祝福。優勝トロフィーをファンにお披露目し、通算36度目となるリーグ制覇を共に喜んだ。
選手たちとチームスタッフは、フロレンティーノ・ペレス会長と共に練習場で優勝トロフィーを受け取り、マドリード市庁舎などを訪問。リーグ制覇を報告した後、市街をパレードしつつ、マドリードの中心部に位置するシベーレス広場へ。そして、キャプテンのナチョ・フェルナンデスが広場のシベーレス女神像にクラブのタオルマフラーとクラブフラッグを巻き付け、その頭上で優勝トロフィーを高々と掲げた。
ナチョは『Realmadrid TV』のインタビューで「このクラブでタイトルを獲得するのは特別なことだし、リーグ優勝はもっと特別なこと。この1年間、僕たちが積み重ねてきた努力に対する賞だからね」とコメント。さらに、「選手、スタッフ、そして僕たちを助けてくれるすべての人たちの働きに言及したい」と謝辞を述べ、シベーレス広場での恒例行事に関しては「この瞬間をずっと夢見てきたんだ」と語り、第一キャプテンとして臨む自身初の大役に笑顔を見せていた。
【動画】レアル・マドリードのタイトル祝賀会
2024年05月13日 01:48
日本時間12日26時30分から行われるブンデスリーガ第33節、ボーフム対レヴァークーゼンのスタメンが発表された。ボーフムに所属する浅野拓磨は、前節ウニオン・ベルリン戦を筋肉系のトラブルで欠場していたが、今節はスタメンに名を連ねた。
欧州公式戦無敗記録を「49試合」としているレヴァークーゼンが最後に敗れたのが、2023年5月27日のボーフム戦。この試合で、浅野は1ゴール1アシストを記録しており、今節で無敗記録をストップする活躍が期待されている。
なお、ボーフムはこの試合で引き分け以上であれば、1部残留が確定することになる。スタメンは下記の通り。
【ボーフム】
▼GK
マヌエル・リーマン
▼DF
ベルナルド
ケベン・シュロッターベック
イヴァン・オルデツ
フェリックス・パスラック
▼MF/FW
アントニー・ルジア
パトリック・オスターハーゲ
マクシミリアン・ヴィッテク
ケヴィン・シュテーガー
浅野拓磨
フィリップ・ホフマン
【レヴァークーゼン】
▼GK
ルーカス・フラデツキー
▼DF
オディロン・コスヌ
ヨナタン・ター
エドモン・タプソバ
▼MF/FW
ヨシプ・スタニシッチ
グラニト・ジャカ
ロベルト・アンドリッヒ
アルトゥール
ネイサン・テラ
ヴィクター・ボニフェイス
パトリック・シック
2024年05月13日 01:10
現地5月12日に開催されたベルギーリーグの第38節(プレーオフ2の8節)で、日本人6選手が所属するシント=トロイデンがメヘレンとホームで対戦した。
この一戦に、鈴木彩艶と伊藤涼太郎が先発に名を連ね、山本理仁、藤田譲瑠チマ、岡崎慎司がベンチスタート。小川諒也はメンバー外となった。
序盤から劣勢のSTVVは、早々に先制される。開始10分、コナテに最終ラインの裏に抜け出されてネットを揺らされる。
それでも17分、左サイドからコイタがペナルティエリアに侵入。パスを受けたベルタッチーニが左足を振り抜き、同点弾を奪う。
さらに38分、左サイドのボキャからの折り返しを、ベルタッチーニが合わせて逆転弾。2−1で前半を終える。
【動画】ミドルをズドン! スルーパスをビシッ! ウェステルロー戦でSTVV伊藤が1G1Aの活躍
後半もホームチームがチャンスを作る。57分、カウンターからベルタッチーニがドリブルで抜け出してシュートもゴール右に外れる。
81分にはコイタが自ら仕掛け、シュートを打つも敵GKに阻まれる。
終盤もボールを支配しながらリードを守り抜いたSTVVが、2−1で勝利。リーグ戦6試合ぶりの白星を手にした。
なお、伊藤は82分までプレーするも、決定機には絡めず。鈴木はフル出場で、山本は72分、藤田は82分に途中投入された。今季限りでの引退を発表している岡崎も90+1分に約5か月ぶりにピッチに立った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月13日 00:30
ナポリの会長であるアウレリオ・デ・ラウレンティス氏は今夏に、クヴィチャ・クワラツヘリアを売却するつもりはないようだ。
2024年05月13日 00:18
1992年に発足したプレミアリーグ。このところは外国人選手の流入が数多くなり、世界のスターが集結している。
今回は『thesporting.blog』から「プレミアリーグの歴史上最高のポルトガル人選手」をご紹介する。10位:ジョアン・カンセロ
クラブ:マンチェスター・シティ
ベンフィカのアカデミーで育成され、トップチームで活躍する前にバレンシアへと移籍してブレイクしたポルトガル人サイドバック。その後インテル、ユヴェントスを経て2019年にマンチェスター・シティへとやってきた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で3回のプレミアリーグ優勝、チャンピオンズリーグ決勝進出に貢献し、「カンセロ・ロール」という偽サイドバック戦術も生み出した。9位:ジョアン・モウティーニョ
クラブ:ウォルヴァーハンプトン
スポルティングCPとFCポルトで活躍し、さらにハメス・ロドリゲスとともにモナコへと移籍したジョアン・モウティーニョ。2018年に31歳でウォルヴァーハンプトンへと移籍し、初のプレミアリーグに挑戦した。
キャリアの終盤に新しい環境へと飛び込んだが、全く戸惑いを感じさせることなく大きな影響力を与えた。8位:ディオゴ・ジョタ
クラブ:ウォルヴァーハンプトン、リヴァプール
パッソス・フェレイラでキャリアをスタートし、アトレティコ・マドリーと引き抜かれたディオゴ・ジョタ。それからローン移籍でFCポルト、ウォルヴァーハンプトンに加入した。
2部で17ゴールを決めてクラブのプレミアリーグ昇格に貢献し、その後も主力として活躍。2020年にはリヴァプールに引き抜かれている。7位:ルイス・ボア・モルテ
クラブ:アーセナル、サウサンプトン、フラム、ウエストハム
本人のインパクトはそれほどではないかもしれないが、実は「プレミアリーグを初めて制覇したポルトガル人選手」はルイス・ボア・モルテである。
1997年にスポルティングCPからアーセナルに加入し、途中出場から15試合に出場して1997-98シーズンの優勝に貢献。その後サウサンプトンへの期限付き移籍を経てフラム、ウエストハムで活躍している。6位:ブルーノ・フェルナンデス
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
2021年1月にスポルティングCPからマンチェスター・ユナイテッドへと加入したブルーノ・フェルナンデス。それから半年間のインパクトは非常に大きく、一時は「FCブルーノ・フェルナンデス」とも呼ばれるほどの影響力を発揮した。
次のシーズンからはそれほどのパフォーマンスを見せられてはいないものの、それでもコンスタントに好プレーを見せ、クラブを牽引している。5位:パウロ・フェレイラ
クラブ:チェルシー
FCポルトでチャンピオンズリーグを制覇し、ジョゼ・モウリーニョ監督とともにチェルシーへとやってきたサイドバック。
決して派手な選手ではなかったものの、常に安定したプレーをする職人系のディフェンダーとして信頼を受け、プレミアリーグ3回の優勝に貢献した。4位:ナニ
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
クリスティアーノ・ロナウドの後継者と評価されたポルトガルのドリブラー。彼のあとを追うようにマンチェスター・ユナイテッドへと加入し、プレミアリーグで4回の優勝を経験した。
プレーに一貫性が乏しかったことから本来のポテンシャルほど成功はできなかったものの、間違いなくポルトガルの偉大な選手の1人。現在はロナウド以上にムキムキマッチョになっている。3位:ベルナルド・シウヴァ
クラブ:マンチェスター・シティ
ジョゼップ・グアルディオラ監督にとって最も信頼できるミッドフィルダーの一人となっているベルナルド・シウヴァ。ベンフィカとモナコでプレーしたあと、2017年夏にプレミアリーグへやってきた。
初年度からチームの中心的なアタッカーとして様々な役割に適応し、4回のプレミアリーグ優勝に大きく貢献。彼が持つスキルとセンスはまさにグアルディオラサッカーのためにあるようなものだ。2位:リカルド・カルヴァーリョ
クラブ:チェルシー
プレミアリーグにおける歴史上最高のディフェンダーの1人であるリカルド・カルヴァーリョ。FCポルトでキャリアを始め、チャンピオンズリーグを制覇し、ジョゼ・モウリーニョ監督とともにチェルシーへ移籍した。
彼とジョン・テリーのコンビは2004-05シーズンに38歳で15失点しか記録せず、これは今でもプレミアリーグの最小記録となっている。体格的には優れていなくとも、知性と技術でディフェンスを極めた選手である。1位:クリスティアーノ・ロナウド
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
今覚えておくべき!「プレミアのアカデミーから出てきた超新星」10名
クリスティアーノ・ロナウドはリオネル・メッシと並ぶサッカーの歴史上最高の選手だ。10代でスポルティングCPからマンチェスター・ユナイテッドに加入し、切れ味鋭いワガママなドリブラーとしてブレイクした。
しかしそれからゴールスコアラーとしての才能が開花し、数多くの得点を量産。2007-08シーズンにはチャンピオンズリーグを制覇してバロンドールを獲得している。
2024年05月13日 00:10
イタリアの名門ミランを長く引っ張ってきたレジェンドDFパオロ・マルディーニ氏。その長いキャリアで多くの偉大なアタッカーと対峙してきたが、今でも強烈に記憶に残っている2人がいるという。
伊『Radio Serie A』にてマルディーニが絶賛したのは、ブラジルの元祖怪物FWロナウドとロナウジーニョだ。テクニックの面では2人が現役時代に見た最高クラスの選手だったとの評価で、特にロナウドは全盛期と呼べる時間をライバルのインテルで過ごしている。当時のロナウドを相手にするのは、名DFのマルディーニ氏でも大変だったようだ。
「これまでプレイした中で最も技術的なレベルが高かったのは、ロナウドとロナウジーニョだ。インテルのロナウドと相対するのは大変だったよ。私は1対1でのプレイも好きだったが、ロナウドの場合は違った。彼は体も大きく、速くてテクニックもあったんだ」
ロナウドはインテルで1997年からの5年間を過ごしており、1997-98シーズンにはスター揃いだった当時のセリエAで25ゴールを奪っている。その後もブラジルからは多くの優秀なアタッカーが出てきているが、全盛期のロナウドに匹敵する選手はいないのではないか。
ロナウジーニョも現代では少なくなっているタイプのアタッカーで、DFにとっては予測不能すぎる選手だった。ロナウジーニョの場合はバルセロナ時代がベストな時間だったと言えるが、その後ミランでもプレイしている。
ロナウド、ロナウジーニョ、カカー、アドリアーノらが揃っていた当時のセレソンは今とは異なる恐怖感があり、アタッカー陣の豪華さは突出していた。このあたりは現セレソンにはない魅力と言えるだろう。
2024年05月13日 00:01
上田綺世が所属するフェイエノールトは現地時間5月12日、エールディビジ第33節で佐野航大と小川航基を擁するNECと敵地で対戦。3−2で接戦を制した。
この一戦で1ゴール・1アシストの活躍を見せたのが、リーグ戦4試合連続で先発した上田だ。1−1で迎えた57分、ボックス内で相手DFを背負った状態でパスを受けると、反転から強引にシュートを狙うも、打ち切れず。しかし、このこぼれ球を拾ったヤンクバ・ミンテがネットを揺らして、上田は結果的にアシストを記録する。
【動画】ズウォーレ戦で素早いターンから先制弾! 上田綺世の今季4点目
さらに2−2となった87分には、右からのアリレザ・ジャハンバフシュの折り返しに反応し、ダイレクトで押し込んで決勝ゴールを奪った。
25歳のストライカーは、これが3戦連発のリーグ戦5点目となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 23:31
エールディヴィジ(オランダ1部)第33節が12日に行われ、佐野航大と小川航基が所属するNECと上田綺世が所属するフェイエノールトが対戦した。
2024年05月12日 23:30
アンジェ・ポステコグルーを指揮官に迎え、新たなスタイルで戦うトッテナム。今季はアップダウンのあるシーズンとなっているが、ポステコグルーの攻撃的なスタイルに可能性を感じているサポーターもいるだろう。
来季は優勝争いにも絡みたいところだが、そのためには今夏の補強が不可欠だ。補強ポイントの1つは、やや層が薄い前線だ。
英『Football London』は今夏に狙うべき選手を5名リストアップしているが、そこにはセルティックでポステコグルーの指導を受けたFW古橋亨梧の名前も入っている。現状古橋がスパーズのFW1番手になる可能性は高くないが、バックアッパーとしては興味深い選択肢との意見だ。
「古橋はポステコグルーのやり方にも慣れており、他のFWよりも安価に獲得できるかもしれない。 ポステコグルー体制のセルティックで彼は50試合・34ゴールを決めており、ポステコグルーは古橋の能力を最大限に引き出す方法を知っている。今季の得点数が20ゴールに達していないことを考えると、彼がスパーズでファーストチョイスになる可能性は低い。しかし古橋はエネルギーの豊富な選手で、絶え間ない守備のプレスやドリブルもこなせる」
他にもボーンマスFWドミニク・ソランケ、ウォルバーハンプトンFWペドロ・ネトといった名前も挙がっているが、獲得コストを抑えられるならば古橋の選択肢も悪くないか。29歳を迎えている古橋にとっても、ステップアップできる数少ないチャンスとなるかもしれない。
2024年05月12日 23:30
現地時間5月12日に開催されるプレミアリーグ第37節で、8位のマンチェスター・ユナイテッドと敵地オールド・トラフォードで対戦する2位のアーセナルが、スターティングメンバーを発表。冨安健洋が4試合連続で名を連ねた。
最終盤で序列を高めている冨安は、7日の全体トレーニングに不在で話題に。室内で調整していると伝えられ、欠場の可能性が浮上していたが、しっかりとコンディションを合わせてきたようだ。
【動画】シティ戦を前に完全にリラックスモード…アーセナルファンからすれば我慢ならないトッテナムの行動
20年ぶりのプレミアリーグ制覇に向け、絶対に落とせない大一番でも持ち前の堅守を発揮し、チームの勝利に貢献できるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 23:15
NECの佐野航大が見事なゴールを決めた。
現地時間5月12日に開催されているエールディビジの第33節で、佐野と小川航基が所属するNECは上田綺世がプレーするフェイエノールトとホームで対戦している。
【動画】首位PSV戦でNEC佐野航大が決めた勝ち越し弾!
佐野と上田が先発、小川はベンチスタートとなったなか、NECは1点ビハインドの47分、カウンターからペナルティエリア手前の左でパスを受けた佐野が、カットインから右足を一振り。狙いすましたコントロールショットをゴール右隅に突き刺してみせた。
20歳のMFは、これが今季の公式戦4ゴール目となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 23:00
日本サッカー協会(JFA)は12日、5月25日(土)に開幕する「天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会」への出場をかけ、都道府県選手権大会(代表決定戦)の決勝が30道府県で行われ、都道府県代表47チーム全てが決定したことを発表した。
2024年05月12日 22:46
セリエA第36節が12日に行われ、日本代表MF鎌田大地を擁する7位のラツィオは本拠地オリンピコでエンポリと対戦した。
指揮官交代後、上昇気流の中にいるラツィオは、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場に望みを残している状況。対するエンポリは残留ラインギリギリの17位に位置しており、お互いに正念場を迎えている。
ホームのラツィオは、イゴール・トゥドール監督が就任してから主力に定着した鎌田がリーグ戦7試合連続で先発出場。今回の一戦にも「3−4−2−1」のダブルボランチの一角としてスタメンに名を連ねた。
前半はお互いに主導権を握る時間帯もあり、一進一退の攻防が続く展開に。徐々にエンポリに攻め込まれる場面が増えてきたが、ラツィオはGKクリストス・マンダスの好守でピンチを凌ぐと、アディショナルタイムの48分にCKからニアサイドに飛び込んだパトリックがネットを揺らし、先手を奪うことに成功した。
鎌田は積極的にボールを引き出してリズムを作り、88分までプレー。周囲との連携でボックス内に侵入し、深い位置からのセンタリングや前線に顔を出してのラストパスなどで好機も演出。後半には前線でのパス交換からミドルシュートを放ち、ゴールに迫る場面も見られた。
最終的には鎌田が下がった直後の89分に、途中出場のマティアス・ベシーノが加点し、勝負あり。ホームのラツィオが勝利を収め、暫定的ながら5位までの勝ち点を「1」とした。次節、ラツィオは19日にアウェイでインテルと、エンポリも敵地でウディネーゼと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ラツィオ 2−0 エンポリ
【得点者】
1−0 45+3分 パトリック(ラツィオ)
2−0 89分 マティアス・ベシーノ(ラツィオ)
2024年05月12日 22:00
5月に入り各チームが奮闘を見せるJ1。その中で得点ランキングでデッドヒートを繰り広げるストライカーたちがいる。彼らは華麗なテクニック、迫力のある突破、優れた個人技術でネットを揺らし続けている。
Jリーグは今季から選手の詳細な個人スタッツを公開しており、今回は枠内シュート数ランキングからトップ4を取り上げる。優れたシュート技術を持つ選手たちはこの4人だ。3位タイ大橋祐紀
所属:サンフレッチェ広島
枠内シュート数:16
得点数:7
昨季湘南ベルマーレでリーグ戦23試合13得点3アシストと残留争いを繰り広げたチームの救世主となった大橋は、今季からサンフレッチェ広島に完全移籍した。
絶妙なタイミングで相手の背後を取る抜け出しや相手ディフェンスラインのほころびを突くラインブレイクが武器であり、細かく動き直しを入れながら相手の急所を突いていく。そしてミドルシュートを持っているため、多様な局面でフィニッシュに絡める。
広島の戦術にすぐ適応して、開幕ホーム・浦和レッズ戦で2ゴールをマーク。枠内シュート16本の内7得点を記録しており、枠内シュート得点率は約43.7パーセントと高い数値を記録している。
3位タイジャーメイン良
所属:ジュビロ磐田
枠内シュート数:16
得点数:11
今季覚醒を見せているジャーメインは既に得点数でキャリアハイを上回っている。今季第2節川崎フロンターレ戦では4得点を奪う驚異的な活躍を見せて磐田の攻撃をけん引している。
推進力のあるスプリント、ゴール前での冷静さ、コンパクトに力強くシュートで得点を重ねており、今季3試合で複数得点を重ねている。分かっていても止められない凄みを身に着けた。
得点ランキングトップを走るジャーメインは枠内シュート数16本の内11得点を記録しており、枠内シュート得点率が驚異の68.7パーセントと凄まじい決定力を見せている。今月6日の東京ヴェルディ戦で左前額骨陥没骨折を負い、約1カ月戦線離脱するため、復帰後の活躍が待望されている。1位タイレオ・セアラ
所属:セレッソ大阪
枠内シュート数:18
得点数:10
昨季からセレッソ大阪で優れた個人技で得点を量産するレオ・セアラは早くも4シーズン連続となるJ1二桁得点を達成した。今季も桜のストライカーとして猛威を振るい続けている。
競り合いに負けない跳躍力とフィジカルの強さ、ヘディングでも足でも強力なシュートを放つパンチ力と万能型ストライカーとして必要とされる能力を高い水準で備えている。
今季は枠内シュート18本を放ち、10ゴールを奪った。枠内シュート得点率は55.5パーセントと枠内シュート2本に1得点と優れた決定力を証明している。今季はどれだけ得点数を重ねるのか気になるところだ。1位タイアンデルソン・ロペス
所属:横浜・Fマリノス
枠内シュート数:18
得点数:6
昨季リーグ戦22得点とJ1得点王に輝いたアンデルソン・ロペスは、今季も横浜・Fマリノスのストライカーとしてチームの攻撃の核としてゴール前で躍動している。
突出した身体能力の高さが魅力であり、超人的な跳躍力と化け物じみた推進力を併せ持っており、ブラジル人特有の足技も兼ね備えているため、相手ディフェンダーからすれば脅威でしかない。
Jリーグで見てみたい実力者!Jリーグ提携国枠の東南アジア人3選手
昨季爆発したせいもあり、今季はロペスの対策が進み中々本懐を発揮できずにいる。今季は枠内シュート18本の内6得点を挙げており、枠内シュート得点率は33.3パーセントと少し物足りないものとなっている。それでもAFCチャンピオンズリーグの連戦と過密日程のため、本来の能力を発揮すれば突出した数値をたたき出すだろう。初のアジア制覇を目指す怪物ストライカーの活躍を見逃すな。
2024年05月12日 21:40
現在フランスのリーグ・アンでリーグ戦32試合を消化し、モナコは2位につけている。そしてこの躍進に大きく貢献しているのが日本代表FW南野拓実だ。
指揮官アドルフ・ヒュッターの下で重要戦力となっており、ここまでリーグ戦9ゴール6アシストの大暴れだ。そしてこの活躍にスポットを当てたのが、リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』だ。
同メディアは「彼はモナコでリーグ・アンを席巻している」と現在のパフォーマンスを絶賛していて、「来季のチャンピオンズリーグにて、彼はアンフィールドに戻ることもあるしれない。その際にはきっと素晴らしい歓迎を受けるだろう」と今後欧州最高峰の舞台で顔を合わせる可能性があると取り上げている。
南野がリヴァプールサポーターの間で有名になったのは、ザルツブルク時代の直接対決だ。2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ・グループステージでザルツブルクの一員としてアンフィールドに乗り込んだ南野は、1ゴール1アシストの大活躍。チームは3-4で敗れたが、強烈なインパクトを残した。
そこからリヴァプールへと移籍することになり、出番が限られた中でも国内カップ戦を中心に奮闘した。主力にはなれなかったが、当時のリヴァプール攻撃陣を考えれば仕方がないと言える。
同メディアは「リヴァプールのサポーターは、ザルツブルク時代と同じことが繰り返されないことを願うだろう」と締め括っていて、CLで再び顔を合わせた場合はそんな心配も浮かんでくるかもしれない。そう思わせるところまで南野はモナコで調子を上げており、今のチームで来季のCLを戦えれば面白いことになりそうだ。