2024年04月28日 18:42
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場) 阪神がヤクルトに連勝し、今季最多の貯金5とした。 この日は、前日、4打数無安打3三振を喫した佐藤輝がベンチスタート。代わって「6番・三塁」で代打として3試合連続安打中の糸原がスタメン出場。その糸原は二回に中前へ先制適時打を放つなど、3安打の猛打賞と大暴れだった。 岡田監督は「いやいや、最近の内容を見ていてね、いついこか、という感じだったんですけど、昨日の内容を見ても、いっぺん糸原でいこうというのはあったんですけどね」と交代の意図を説明。前日まで代打で3試合連続安打と好調を持続しており、「ずっと代打でもヒットを打っているので。こっち(甲子園)に帰ってから、本人も準備をしていたんじゃないですかね。そういう感じがしますね」と話した。 一方の佐藤輝は八回に代打で出場も空振りの三振に倒れたが、「ゲームでも打つことですよ。簡単ですよ。おーん。ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいいと思いますけどね」と奮起を促した。
2024年05月13日 19:58
「日本ハム6−5ロッテ」(12日、エスコンフィールド)
日本ハムの新庄剛志監督が12日、自身のインスタグラムを更新。逆転サヨナラ勝ちを収める前の九回無死三塁から、田宮の二ゴロで本塁に突入しなかった代走・五十幡の動きと、自身が腰かけた椅子でがっくりする様子の動画を投稿した。
新庄監督は「この五十幡君の走塁は僕がゴロはストップの指示を出したから五十幡君は何も悪くない!!」と擁護。自身の動作については「僕のリアクションはホームに帰って来れるゴロを打つんか〜い のリアクション!!ただそれ以外に何も無い!!」とつづった。
これに対し、森本三塁ベースコーチが「戦術なのにすぐ言う!」とツッコミを入れたが、新庄監督は「いそにアンチのDMが来てるはずだから戦術でも言うわ」と毅然とした対応を見せた。
フォロワーからは「ボスが五十幡に怒ってると思ってました。こういうのを監督本人が明らかにしてくれたら選手は救われますね」「五十幡くんを守る流石の説明」「トップが責任を持ってくれるから、下は全力で働ける。やっぱり監督最高やで」「ちゃんと説明してくれる監督神すぎ」「そろそろ理想の上司ランキング入ってきてもいい」「モヤモヤしてたのがスッキリしました」「新庄監督の優しさに癒やされます」「選手を守る姿勢、尊敬します」といったコメントが集まっている。
2024年05月13日 19:38
「USAトゥデイ」のナイチンゲール記者が将来の“打撃専念”について掲載
ドジャース・大谷翔平投手の将来のプレースタイルについて、米の敏腕記者が大胆な持論を展開。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、大谷の将来的な二刀流を“卒業”→打者専念の可能性に言及している。
ナイチンゲール記者は12日(日本時間13日付)のコラム記事で、大谷の打者専念について見解を述べた。「もしドジャースが、オオタニに投げることを諦めて、将来、レギュラー外野手としてプレーすることを求めた場合、オオタニの考えに詳しい関係者2人は、彼は、おそらくそれに素直に従うだろうと語っている」と伝えた。
さらに「オオタニは明らかに打つことが大好きで、おそらく打撃では球界最高だろう。しかし、彼に近い人たちによると、彼は投球には打撃ほどの情熱は持っていないということだ。彼は、単にそれができるから両方やっている」と記していた。
大谷はエンゼルス時代の昨年8月23日のレッズ戦に先発して以降は、投手としては出場していない。この試合で1回1/3を投げたところで腕の異変を訴えて降板。9月に右肘の手術を受けた
ドジャースに移籍した今季は打者に専念。来年の二刀流復活へ向けてリハビリを進めながら、打撃ではここまでメジャートップに2本差の11本塁打。12日(同13日)時点で打率はナ・リーグトップの.352と好調をキープしている。同日のパドレス戦は腰の張りために欠場したが、13日(同14日)の敵地・ジャイアンツ戦は出場が見込まれている。
これまで何度も周囲の予想を覆すような活躍を見せてきた。打撃に専念する今季はさらなる活躍をみせ、来年から鮮やかに二刀流を復活させる姿をファンは待ち望んでいる。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 19:36
日本ハムの新庄剛志監督が13日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新。この日、地元・札幌テレビの番組内で、逆転サヨナラ勝ちを収めた12日のロッテ戦の試合内容が放送され、1点を追う九回、34歳の誕生日に代打で起用され同点の左前適時打を放った伏見の一打が流された。番組では伏見の両親から「誕生日にチャンスの場面で代打で使ってくれた新庄監督に感謝しています」というメッセージも紹介された。
新庄監督はこの場面をスクショして投稿し、「寅威君を産んでくださり有難うございます 明日も山崎君と組 勝ちますんでしっかり見といて下さい 新庄剛志」(原文まま)とメッセージを添えた。
SNSでは「こんな上司ほしい」「お母さんも喜ぶだろうね」「涙出てきた」「劇的な一打を勝ちに結びつけた新庄監督最高です」「伏見も感激してるんちゃうか」「いろんなところに目が届くところ素晴らしい」といった反響が集まっている。
2024年05月13日 19:10
阪神、オリックスで活躍した能見篤史氏が13日、MBS「よんチャンTV」に出演。
2024年05月13日 19:05
「ベースボール・サバント」が示す新たな指標「ブラスト」で大谷はメジャー3位
ドジャース・大谷翔平投手は今季ここまでリーグ2位の11本塁打。通算182発は松井秀喜氏の175発を超えて日本人メジャー最多で、2年連続キングへ順調に歩を進めている。では、その驚異的な長打力の源はどこにあるのか。MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」はバット・トラッキング指標を新たに紹介。その1つである「ブラスト」で解き明かせるという。
MLB公式サイトは「ブラスト」の定義を説明。投手の球速に応じた最高打球速度を100%とした場合、80%以上の打球速度を出せたスイングを「スクエアド・アップ」と呼ぶ。「ブラスト」は「スクエアド・アップ」の中で」の中で一定マイル以上のスイングスピードのこと指す。「ブラスト」にあたるスイングとそれ以外を比べると、打率が.370近く異なり、長打率は.900も違ってくるという。
全スイングに対する「ブラスト」の割合が最も高いのが、大谷に次いでリーグ2位の打率.346をマークしているウィリアム・コントレラス(ブルワーズ)で24.2%。2位は天才と称されるフアン・ソト(ヤンキース)の23.7%、大谷は3位で20.5%。スイングスピード1位のジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)は5位で18.9%になっている。
効率的なスイングをしている上に、スイングスピードが速いのだから必然的に長打の確率は高まる。12日(日本時間13日)の敵地・パドレス戦は腰の張りで休養となったが、今季は本塁打を何本積み上げるだろうか。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 18:52
「目的や勝つためのプランを持っていないように見える」
エンゼルスは12日(日本時間13日)の本拠地・ロイヤルズ戦に2-4で敗れ、地区最下位に再び転落した。ここまで15勝26敗の借金11。マイク・トラウト外野手をはじめ故障者が続出する中、若手を登用するも上向かないチーム状態に、番記者は「勝つための計画を持っていない」と痛烈批判した。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は自身のX(旧ツイッター)で、9日(同10日)にロン・ワシントン監督に対して今季は勝ちにいくのか、再建のシーズンなのかを質問したことに言及。指揮官は「勝つことを目指している。我々はプレーオフを目指している。今季が再建シーズンになった場合は記者の皆さんが一番最初にそれを知るだろう」と述べたという。
また、スポーツ・ジャーナリストのフリード・セルバンテス氏は12日(同13日)の試合後に指揮官に質問。「シーズンの1/4が終わって15勝26敗のチームをどう評価するか」と問うと、次のように答えた。「私の評価基準は成長しているかだ。アデルが成長している。ネトが成長している。投手陣が成長している。オハッピーが成長している。我々はその点を評価している。若い選手にとってこれは学習だ。勝つために何が必要かの経験だ。負けた時、それは教育になる。チーム成績には現れないかもしれないが、選手たちは良くなってきている。彼らは以前よりずっといい野球をしている」。その様子を自身のXに投稿している。
ブラム記者はこの日、改めてXに投稿。「困難な状況に置かれているロン・ワシントン監督を批判するために指摘しているのではない。それよりも、エンゼルスが(明確な)目的や勝つためのプランを持っていないように見えることを強調し続けたいのだ」と綴っている。
昨年はトレードが取り沙汰された大谷翔平投手を放出せず。オフにFAとなりドジャースに移籍し、エンゼルスに見返りはなかった。今季は10本塁打と好スタートを切ったトラウトが左膝の半月板損傷のため負傷者リスト(IL)入り。復調気配だったアンソニー・レンドン内野手の他、ミゲル・サノ内野手、ブランドン・ドルーリー内野手、ルイス・レンヒーフォ内野手らもIL入りしている。
“野戦病院”の中、元有望株のジョー・アデル外野手らが覚醒の気配を見せているが、チーム成績に直結していない。2014年を最後にプレーオフから遠ざかるエンゼルス。低迷打開への道は険しい。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 18:32
広島、近鉄でリリーフ投手として活躍した西武の投手育成アドバイザー・清川栄治さんが、5日に悪性腫瘍のため東京都内の病院で死去した。13日、西武が発表した。62歳。京都府出身。左のサイドハンドの変則左腕として通算438試合全てにリリーフ登板。地味な存在ながら清川さんは、チーム関係者、報道陣など誰からも愛された。
◇ ◇
2013年のオフだった。西武のコーチに就任する際、清川さんから「西武から連絡があった。行ってくるよ」と球界復帰の報告を受けた。
「西武に親しい人がいたのですか?」
「いや。なんで声がかかったか分からないんだ」
球界は狭い。いい評判も悪い評判もすぐ広まる。清川さんは間違いなく前者だ。西武は14日の1、2軍の試合で喪章を付けて試合に臨むというのだから、チーム内の評判もよかったと想像できる。
だれに聞いてもきちょうめんでまじめでいい人。敵がいない。加えて話術にもたけ、ユーモアもある。食事に出かけるとアルコールが進むにつれ陽気になる。マイクを持てば歌唱力は一級品だ。
そしてもう一つ、隠された才能があった。
あれは清川さんが広島の2軍コーチ時代。神戸遠征時に宿舎のある明石市内で食事をした。最後のシメで訪れたJR明石駅近くのお好み焼き店。壁には当時の2軍選手の似顔絵が、はがき大の用紙に描かれ並んでいた。
聞けば「清川画伯」の作品という。選手の特徴をつかんだ似顔絵はプロ級だ。「何でもできますね」と言うと笑った顔が今も忘れられない。
清川さんが大病を患っているという話を聞いたのは、昨年の晩秋だった。連絡をとるか逡巡していた12月、関西に来ていた安仁屋宗八さんに相談するとすぐに電話をしてくれた。
電話を代わってもらったが、何を言っていいか分からず「治療を頑張ってください」と言うしかできなかった。
そして私の東京転勤を伝えると「来年、暖かくなったころにごはんでも行こう」と言ってくれた。「所沢まで行きます」というと「国分寺だよ」という会話が最後となった。
なぜ西武から声がかかったのか真相も知りたかった。似顔絵も書いてもらいたかった。まだまだいろいろ話したかった。安らかにお眠りください。(デイリースポーツ・岩本 隆)
2024年05月13日 18:26
「関西六大学野球、京産大3−2大経大」(13日、南港中央野球場)
今秋ドラフト候補で最速150キロ右腕の最速大経大・林翔大投手(4年・乙訓)が先発し、7回3安打無失点と好投した。
2024年05月13日 18:22
広島の床田寛樹投手(29)が松山・坊っちゃんスタジアムで行われる14日のヤクルト戦で先発する。13日、4勝目をかけたマウンドへ「なんとか最少失点でいければいい」と意気込んだ。
同球場での登板は2年ぶり2度目。前回は同じヤクルト相手に6回1失点の好投で白星を手にした。地方球場の印象については「あまり打たれているイメージはない」と自信をのぞかせた。
今季3度目の対戦となるツバメ打線。過去2戦はいずれも無失点で封じ込めており、好相性を誇る。その中で走者を背負った場面での一発に警戒心をのぞかせた。「低めに集めていきたい。ソロはしょうがないと思うので走者をためて(中軸に)回さないように」と先を見据える。
左腕はこの日、マツダスタジアムで行われた投手練習で汗を流した。ここまで防御率はリーグ2位の1・28。安定感抜群の投球で、チームを勝利に導く。
2024年05月13日 18:19
14日からは“苦手”ジャイアンツとの3連戦を戦う
ドジャースはパドレスとの3連戦を終え、13日(日本時間14日)からは敵地でジャイアンツとの3連戦を戦う。腰の張りで12日(同13日)の試合を欠場した大谷翔平投手も復帰予定となっているが、ジャイアンツ戦、そしてオラクル・パークとは相性が悪い。同地区のライバルとの一戦で、パフォーマンスを発揮する事ができるか。
大谷はこれまで、50打席以上対戦した17チームの中では、ジャイアンツ戦が一番打率が低く、14試合(54打席)で打率.192、1本塁打、OPSは.594となっている。同条件で一番相性がいいレイズ戦での成績は打率.356、9本塁打、OPS1.221で比べると大きな差がある。
オラクルパークでの出場は、2021年5月31日(同6月1日)、9回に代打で登場して四球だったのが最後。3試合で打率.000(8打数0安打)、0本塁打、OPS.200と、まだ1本をヒットを打っていない球場でもある。
また、同球場は右翼スタンド後方に海があり、海に飛び込む本塁打は「スプラッシュヒット」と呼ばれる。風の影響で左打者は本塁打が出にくいとされ、MLB公式データサイト「ベースボール・サバント」が公開している「パークファクター(球場の特性を評価する指標)」では、同球場は毎年、左打者の本塁打指数が全30球場の中で最も低く位置付けられている。
本塁打が出にくいとされる球場で3試合を戦うことになるが、その裏でライバルたちが好調。リーグ本塁打王を争うマルセル・オズナ外野手(ブレーブス・12本)は3試合ノーアーチだが、12日(同13日)の試合では両リーグ最速の40打点に到達。6試合連続安打と当たっている。打率ではウィリアム・コントレラス捕手(ブルワーズ)が大谷と6厘差の.346まで上げてきている。大谷は分が悪い球場で、結果を残せるか。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 18:00
◆ 白球つれづれ2024・第16回
「終わった選手」。一時期の輝きを失い、首脳陣の信頼も失った選手の末路は寂しい。多くの場合は、「整理リスト」に入れられ、退団の道を歩むことになる。
巨人の小林誠司捕手も限りなくそれに近い一人だった。
35歳の11年目。昨年の一軍出場は、わずかに21試合。華やかな戦場を離れて、大半を二軍で暮らした。オフには年俸1億円の4年契約が切れると、大幅ダウン。わずか3000万円のサラリーは、ある面“窓際族”を意味した。
だが、人生、一寸先はわからないものだ。小林にとって失った信頼を一気に取り戻すチャンスが巡って来る。阿部慎之助新監督の誕生である。
前任の原辰徳監督が、仕掛けを好む「動く将」なら、捕手出身の新監督は、まずディフェンス面から固めて隙のない野球を目指す。派手さはないがしぶとく守り勝つ「耐える将」と言っていいかも知れない。
13日現在(以下同じ)首位の阪神と0.5ゲーム差に迫る阿部巨人。19勝16敗3分けの貯金3は、評価される数字だ。
中でも特筆すべきはチーム防御率2.30と言う投手陣の頑張りだ。昨年の同数字は3.39と、リーグ5位。特に中継ぎ陣の崩壊がV逸の元凶と言われた。
もちろん、オフには積極的な補強で投手陣全体の底上げを図ったが、阿部監督は、違う視点からチーム改造を狙っていた。すべてのデータを洗い出す中で、捕手の役割も見直していったのだ。
近年、巨人の正捕手と言えば大城卓三が主に務めてきた。クリーンアップも打てる強打の捕手である。
しかし、一方ではリード面や、窮地の投手を引っ張るリーダーシップ、さらには捕逸、後逸と言ったキャッチング技術などには物足りなさが残っている。捕手出身の指揮官はこのあたりを見逃さなかった。
投手陣を前面に押し立てた、守り勝つ野球には、ベテラン・小林の経験と手堅さが必要と判断したのだろう。開幕戦こそ、先発マスクは大城に任せたが、徐々に小林の出番は増えて、今では正捕手の信頼を勝ち得つつある。
◆ 正捕手の座を明け渡してから7年の歳月を経て復活
大城は現在、ファームで再調整に汗を流している。逆に一度は選手生命の終わりを覚悟したベテラン捕手は劇的な復活を遂げた。
小林が正捕手として試合に出続けたのは入団3年目の2016年から18年までの3年間。いずれも100試合以上にマスクを被り、この間、強肩で盗塁阻止率12球団トップを誇り、WBCの日本代表に選出されるなど華々しいキャリアが記される。
しかし、年々打撃成績は下降カーブをたどり、首脳陣の信頼を失っていく。加えて20年には左手尺骨の骨折などで長期離脱。原前監督からは「野球選手じゃない」「職場放棄だ」と酷評が浴びせられた。
正捕手の座を明け渡してから7年の歳月が経つ。
一度は「死んだ男」が溌剌としたプレーでチームを引っ張っている。
10日から神宮球場で行われたヤクルト3連戦では、初戦に4年ぶりとなる本塁打を放てば、第2戦では貴重なタイムリー。さらに最終戦では21年以来の盗塁を記録するなど、攻撃面でも大きな貢献を見せている。上位で躍動する阿部巨人の隠れたMVPである。
捕手と言うポジションは1人の正捕手が誕生すれば、それ以外は控えに甘んじるしかない。野手なら他のポジションに活路を見いだせるが、捕手はそうもいかない。
過去を見てもソフトバンクの近藤健介、オリックスの頓宮裕真選手らは捕手から出番を求めてコンバートの道を選んだ。ましてや、一度は正捕手失格の烙印を押された選手が、元いた場所に戻るのは並大抵のことではない。
阿部監督が見立てたとおりに、小林がこのままレギュラーに居続けられるのか? 大城や岸田行倫捕手らが、この先に立ちはだかるのか?
夢見心地は一瞬。小林にとってチーム内競争に勝ち、ライバルチームを打ち負かす、息の抜けない戦いが続く。
文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2024年05月13日 17:50
元広島、近鉄の投手で変則左腕として活躍した清川栄治氏が5月5日、悪性腫瘍のため死去した。
2024年05月13日 17:47
ド軍公式カメラマンがSNSに投稿
ドジャース・大谷翔平投手が一瞬でみせた“変顔”が話題になっている。球団公式カメラマンのジョン・スーフー氏が11日(日本時間12日)のパドレス戦前に自身のインスタグラムに数々の写真を投稿。その中の1枚で大谷が見せている表情が「じわじわくる」「合成写真みたい」などと注目されている。
スーフー氏はドジャースの選手やデーブ・ロバーツ監督の写真を次々と紹介。そのなかで突然、ベンチからグラウンドに飛び出したと思われる大谷。駆け出す体はグラウンドを向いているが、顔だけ右側に“グリン”と回して、カメラを見つめていた。
目をパチリと開け、少しニヤけた表情。躍動感ある姿とマッチしていないショットとなり、ファンは「おちゃめ?」「こういうとこもステキ」「めっちゃカメラ目線」「これは流行る」「おもしろ画像」「コラ画像みたい」「合成にみえる」「変顔やめて」など、次々とコメントを寄せていた。
大谷は同日の試合に「2番・DH」で出場。3打数無安打1四球で、第5打席で腰の張りのため代打を送られていた。翌12日(同13日)のパドレス戦は欠場したが、試合前には「昨日のゲーム前からトレーニングで違和感があったので、今日は。僕は出られるかなという感じでしたけど、まぁ大事をとって、という感じです」と軽傷を強調していた。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 17:36
「DeNA0−1阪神」(12日、横浜スタジアム)
7点差逆転負けの翌日、岡田監督が大幅に打線を組み替えた。昇格後2試合連続安打中だった井上をプロ入り初の1番に据え、3番には前日11日に自身初の満塁弾を放った近本。だが、前日に2安打を放っていた佐藤輝はスタメンから外し、森下も今季初めて2試合連続で先発オーダーに組み入れなかった。
7点差逆転負けは2022年の開幕戦以来というショッキングな出来事だったが、それでも打線は9得点を奪っていた。なぜ、岡田監督はこのタイミングで打線組み替えに踏み切ったのだろうか。
佐藤輝は2021年の入団以降、全試合でスタメン出場した22年を除いて、たびたびスタメンから名前が消えるケースがあった。岡田監督が就任した昨年も、1安打した翌日にスタメンを外れるケースは2度あったが、それでも2安打した翌日に先発出場しなかったのはプロ入り初。大貫との過去3年の対戦成績が19打数2安打の打率・105という苦手を示す数字を考慮した可能性も考えられるが、森下は最終的に今季初めて試合に出場することがなかった。
阪神OBの中田良弘氏は「岡田監督の頭の中では、将来を見据えても森下と佐藤輝は確固たるレギュラーになってもらわなければ困る存在だと思う。ただ、チームがより強くなるためには、チーム内での競争が激しくなって戦力を底上げすることも必要不可欠。打線変更、スタメン落ちについては2人に刺激を与える意味もあったんじゃないかな」と指摘し、続けて「森下は粗さが解消できてないし、佐藤(輝)は2安打したけど、1本は風に助けられたもの。トドメを刺したかった八回1死一、二塁で二ゴロ併殺打に倒れるなど、まだ確実性に欠ける面があるから、ベンチから試合を見ることの悔しさを味わわせたかったんだと思うな。岡田さんはそういう時にどういう姿勢でいるか、どういう態度を取っているかをしっかり見てるから」と解説した。
岡田監督は12日の試合後、井上を1番、近本を3番に据えた新打線について「いや、いろいろずっと考えてたんや、おーん。これは前から言うとったんや。2番・中野、3番・近本っていうな。1番にちょっとな、なんか一発ありそうなのを例えば森下とかそういう感覚でな。1回行こうかっていうな」と説明した。
就任1年目にリーグ優勝、日本一を成し遂げたメンバーではあるが、指揮官は続けて「そんな、去年と同じ形じゃできへん言うて。それはずっと話はしとったんや。ミーティングの時に」と現状維持ではなく、今の実情を把握し、先を見据えた一手を打たなければ、唯一無二の目標に掲げたリーグ連覇は成し遂げられるものではないと改めて声にした。
14日から始まる中日3連戦の先発は、高橋宏、小笠原、梅津が予想されている。外野でいえば近本、昇格後3試合連続安打中の井上のスタメンは確実と思われ、残り1枠は右腕相手ということで前川を起用し、森下が3試合連続でスタメン落ちする可能性も考えられる。佐藤輝に関しては12日に代わって出場した糸原が3打数無安打に終わったこともあり、スタメン復帰する可能性は十分にある。
中田氏は「ベンチにいることしかできなかった悔しさを晴らすことができるか。チクショーと思ったはずなんだよね、2人とも。だから次に出た時の結果が持つ意味は大きい」と語った。
切磋琢磨を繰り返すことでチーム力はアップする。それでも常勝軍団を築くためには、頼りになる軸、太い幹は欠かせない。25歳の佐藤輝、23歳の森下。何度も訪れるであろう壁を乗り越えるたび、強さを身につけていくだろう。岡田監督も数ある引き出しを開ける効果的なタイミングを計りつつ、一本立ちのために手を差し伸べていく。(デイリースポーツ・鈴木健一)
2024年05月13日 16:59
「ベースボール・サバント」で紹介しているスイングスピード…大谷翔平は19位
投手のレベルアップが著しい野球界だが、打者も手をこまねいているわけではない。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手ら超一流選手たちもスイングスピード向上を目指してトレーニングを積んでいるという。MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」はバット・トラッキング指標を新たに導入。その1つがスイングスピードランキングで、ドジャースの大谷翔平投手は19位にランクインしている。
MLB公式サイトによると、メジャー全30球場に5台ずつホークアイカメラが設置されている。このカメラを使ってバットスピードやスイング軌道などを計測しているという。スイングスピードは、バットの先端から約6インチ(約15センチ)付近のスイートスポットで測る。
科学上では、打球を打ち上げた場合、スイングスピード時速1マイル(約1.6キロ)につきおよそ6フィート(約1.8メートル)距離が延びる。今季ここまでのMLBの平均スイングスピードは72マイル(約115.8キロ)で、全体の2/3は68〜77マイル(約109キロ〜123.9キロ)の範囲内だという。
最速はジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)で平均81マイル(約130.3キロ)となっている。スタントンといえば爆速打球で知られる。2014年オフ、マーリンズと13年総額3億2500万ドル(約507億円)の契約を結び、2018年にヤンキースに移籍した。8日(日本時間9日)のアストロズ戦で、119.9マイル(約193キロ)の今季メジャー最速本塁打を放っている。2位はオニール・クルーズ(パイレーツ)で平均77.0マイル(約124キロ)だから大差をつけている。大谷は19位で、平均75.4マイル(約121.3キロ)。チームでは最速だ。
実際スイングスピードと打撃成績に関連はあるのか? 記事によると、時速80マイル(約129キロ)以上だと打率.321、長打率.665。時速70〜79マイル(約112〜128キロ)で打率.274、長打率.477。時速69マイル(約111キロ)以下だと、打率.202、長打率.254となっている。また、本塁打のスイングスピードはMLB平均で時速75マイル(約120.7キロ)だという。(Full-Count編集部)