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2024年04月29日 05:45
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72) 首位タイで出た本格参戦3年目の天本ハルカ(25)=フリー=が7バーディー、1ボギーの66で、大会記録の通算19アンダーでツアー初優勝。プロテストに4度失敗した苦労人が1998年度生まれ「黄金世代」で15人目の優勝者となった。今季9試合目で全体1位のトップ10入り7回。得意のショットと、高校時代から師事する2001、03年賞金王の伊澤利光(56)とオフに磨いた小技で急成長を遂げた。尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=ら3人が2打差2位だった。 夏日の混戦を抜け出し、格好良く初優勝を決めた。18番パー3。天本は第1打を右のバンカーに入れたが、最後は2・5メートルのパーパットを沈めた。何度も右拳を揺らし「なかなか実感が湧かず、フワフワしているけどうれしい」と喜んだ。 通算79戦目で自身初の最終日最終組。3人が並ぶ首位で出て3番で一歩抜け出すと、8番から怒とうの5連続バーディーを奪った。一時は4打差。13番ボギーなどで後続に1打差に詰め寄られた17番で2メートルを決め、突き放した。「ひと安心した。(18番のパットは)すっきりした気持ちでラインも見えていた。自信になった」と息詰まる終盤を回想した。 98年度生まれ、黄金世代で通算15人目のV。3月に臼井麗香(25)が勝ち「周りから『次は(今季好調の)ハルカの番だね』と言われ、重圧もあったと思う」と母・結子(ゆいこ)さん(54)はまな娘を思いやった。昨年までは5位が最高だった天本は「同世代に刺激をもらっていた。いつか追いつこう、追い抜こうと、まずは1勝できた」とかみ締めた。 21年11月。5度目のプロテスト挑戦でようやく合格した。「5回目で通らなかったらやめようと母とも約束していた。皆合格して、焦りもあった」と当時の心境を口にした。「テストの経験は今でも生きている。決して無駄ではなかった」。昨年は初シード。本格参戦3年目の今季はトップ10の常連にまで飛躍を遂げた。 オフは、高校時代からの師匠・伊澤=写真=の指導で30〜40ヤードのアプローチを磨いた。「勝てる選手だから。上を目指して頑張れ」と励まされ、「最高の教材」というレジェンドから学んだ。リカバリー率は昨季64・2%(ツアー29位)から71・7%の同5位まで改善し、パーセーブ率89・9%は今季堂々の3位。「もったいないミスが減り、安定してアンダーが出せている」と分析する。 国内メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップ(5月2日開幕・茨城GC東C、報知新聞社後援)に向けては「明日(29日)から練習ラウンドして、しっかり準備したい」と言葉に力を込めた。「今季は複数回優勝目指して頑張りたい」。遅咲きの25歳は、メジャーの大舞台でもV争いに加わる。(岩原 正幸) ◆1998年度生まれの「黄金世代」 米ツアー6勝で日米11勝の畑岡奈紗、国内10勝の小祝さくら、同8勝の勝みなみ、日米7勝の渋野日向子、国内5勝の原英莉花ら。天本は、3月のアクサレディス宮崎を制した臼井麗香に続く15人目のツアー優勝者。優勝15人は国内ツアー最多の世代。今季は小祝(1勝)を含め3勝。 ◆天本ハルカ(あまもと・はるか) ▽生まれ、サイズなど 1998年7月23日、福岡・太宰府市。25歳。162センチ、58キロ。家族は母。 ▽ゴルフ歴 8歳から始め、通信制の福岡・第一学院高卒業。19年には全米女子オープンに予選会を突破して出場。21年11月のプロテストに5度目挑戦で合格。 ▽ダンス 幼稚園から小6までストリートダンスを経験した。 ▽師匠 男子ツアー通算16勝の伊澤利光。高校時代に福岡のインドアスタジオに入門したのがきっかけ。今季は3月のVポイント×ENEOS(鹿児島)に同行しており、指導を受けた。 ▽登録名 本名は遥香で「覚えてもらいやすいから」と登録名をカタカナに変更した。 ▽ショットメーカー 今季のパーオン率77・17%は2位。「もともとはショットが苦手だったが、米女子ツアーのプレーを見てイメージを高めた」。活躍度の指標となるメルセデス・ランクは5位。
2024年05月14日 09:00
ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。
その原因が「細胞や脳に関係する」とわかり、自身も素早く100切りを達成した研究結果をレポート。
レベルアップを目指すゴルファーに新しい上達のヒントをもたらす!
2024年05月14日 08:00
2020-21年の賞金女王・稲見萌寧が昨年、復活優勝を成し遂げた要因のひとつに新コーチ・柳橋章徳の存在があった。その柳橋が“ゴルフスイングの本質に迫る”チームを結成!
体やクラブの使い方の原理原則を追求し、個人の潜在的な能力の限界を突破(ブレイクスルー)するメソッドを毎月紹介しよう。
2024年05月14日 07:00
グリーンを外したとき長いパットが残ったときにボギーになってしまうピンチを防ぐショートゲームのワザをツアープロが伝授! ミスなくしっかりリカバリーしたいときはこのスコアメイクに役立つヒントをぜひお試しあれ!
2024年05月14日 06:00
FWがいつまでたっても上達しないと悩むゴルファーに朗報! 普通に打つだけでなく「飛ばす」と「置く」のふたつの打ち方をマスターしよう。
2024年05月13日 16:10
【RKB×三井松島レディス】最終日
❤ご褒美ショット❤ 原英莉花、関係者を唸らせた悩殺「だっちゅ〜の」ショット!
この日のようには行かないだろう。
首位タイ発進の岩井千怜(21)が67で回り、大会新記録の通算12アンダーで逃げ切り勝ち。自身初の大会連覇を果たした。今季早くも2勝目(通算6勝)でメルセデスランキングトップに浮上した岩井千は、双子の姉・明愛とともに30日開幕の全米女子オープン(ペンシルベニア州ランカスターCC)に出場する。
昨年は予選通過も48位に終わり、2度目の参戦となる今年は上位争いが期待される。
「カギとなるのはドライバーです」と、ツアー関係者がこう言う。
「この日はドライバーが左に曲がり、修正しながらのラウンドとなった。雨の中、それでも67で回り、前年に自身がマークした大会コース記録(11アンダー)を更新するのはさすがです。ただし、それができるのは国内大会ツアーだからとも言えます。全米女子オープンの会場は、フェアウエー(FW)を外して簡単にバーディーが取れるセッティングではない。
例えば、昨年の優勝スコアは通算9アンダー。今年と同じランカスターが舞台となった2015年大会も通算8アンダー。今年もパーセーブに苦しむ厳しい戦いが予想されます。岩井千は今大会のFWキープは42分の27。パーオンは54分の39。それでも3日間で通算12アンダーでしたが、ランカスターは距離が長く、アップダウンがきつい。FWもうねりが強く、グリーンの傾斜も強い。ドライバーを曲げているとスコアになりません」
岩井千のスタッツを見ると、2勝した昨年のFWキープ率64.1165%は54位も、パーオン率は72.1432%で15位。今季も12日現在、FWキープ率72.6708%は22位も、バーディー数(139)と平均バーディー数(4.0290)はともに1位だ。
ちなみに、姉の明愛も今季のFWキープ率64.7959は65位。FWを外してもパーオン率74.4048%は3位だが、あくまで国内の数字だ。姉妹揃って「曲げても乗せる」は海外メジャーでは無理だろう。
2024年05月13日 14:04
米男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米プロ選手権は16日、ケンタッキー州バルバラGCで開幕する。BS松竹東急株式会社は13日、BS松竹東急(BS260ch)で17日(金)から20日(月)の4日間、無料生中継することを発表した。3日目、最終日の解説を務めるプロゴルファーの丸山茂樹が同社を通じて、大会の見どころを語った。
「今年の舞台となるバルハラ・ゴルフクラブは、私がPGAツアーに参戦し始めた2000年にも「全米プロ」が開催されたコース。要所に配置されたクリークや2段グリーン、グリーンサイドの深いバンカーなどが印象的で、今年もメジャーにふさわしいタフなセッティングが予想されます。いつも言っていることですが、メジャーで勝つにはドライバー、アイアン、アプローチ、パッティング、メンタルとすべての要素がつながらないとダメ。なにか1つでも欠けてしまうと、勝利は手にできないのです。力と勢いのある日本勢には注目しています。松山英樹は、今年2月に約2年ぶりにPGAツアーで勝利するなど、間違いなく状態は良いと思います。スタッツを見てもショットは好調であり、大事な試合では必ず上位にいるのも素晴らしい点です。メジャーではやってくれるのではないでしょうか。今季から米ツアーを主戦場としている久常涼や、今季欧州ツアーで結果を出した中島啓太、そして国内ツアーの開幕戦を制した金谷拓実ら勢いのある選手にも期待しています。またタイガー・ウッズの出場も発表されました。4月のマスターズでは思うようなプレーができなかったかもしれませんが、やはりスーパースター。ファンを魅了するプレーが見られるのではないでしょうか。たとえ最終ホールでトップに立っていても、簡単に勝てるわけではないメジャーの舞台。誰がどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみにしています」とコメントした。
▼丸山が解説する時間帯
3日目 5月19日(日)朝4時〜8時(生中継)
4日日 5月20日(月)朝4時〜7時(生中継・最大延長10時)
2024年05月13日 13:18
人気女子ゴルファーの臼井麗香が12日、インスタグラムを更新。同日に最終日を迎え「RKB×三井松島レディース」(福岡CC)での9位をファンに報告した。
「in福岡 RKB×三井松島レディス 9位 沢山の応援ありがとうございました 最終日はスタートが30分早まり 大雨で出だし△△□でしたが、諦めずに頑張れたのは雨の中でも応援してくださったみんなのお陰でした」。インスタートの10番からボ3連続でギー、ボギー、ダブルボギーとスコアを四つも落としながら、6バーディーを奪って挽回した試合を振り返った。
そんな激闘を癒やすかのようにプールサイドに腰かけて視線を向けたエレガントな写真にフォロワーもうっとり。「10位以内おめでとうございます。」「今日は寒かったから体温めてゆっくり休んでください」というコメントに加えて「美しすぎる」「最高すぎて」「女優さんみたい」と
2024年05月13日 12:44
男子ゴルフ米国ツアー、ウェルズ・ファーゴ選手権(Wells Fargo Championship 2024)は12日、米ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club、パー71)で最終日が行われ、バックナインで見事なプレーを披露したロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算17アンダーで逆転優勝を果たした。
2024年05月13日 11:36
女子ゴルフ米国ツアー、ファウンダーズカップ(Cognizant Founders Cup 2024)は12日、米ニュージャージー州クリフトン(Clifton)のアッパーモンクレアCC(Upper Montclair Country Club、パー72)で最終日が行われ、ローズ・チャン(Rose Zhang、米国)が通算24アンダーでツアー通算2勝目を挙げた。
歴代単独最多の6大会連続優勝を狙った世界ランキング1位のネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)は1オーバー「73」の通算7アンダーで7位タイだった。
20歳のチャンは上がり5ホールで4バーディーを奪って6アンダー「66」の猛チャージを見せ、首位でスタートしたマデレーン・サグストロム(Madelene Sagstrom、スウェーデン)に2打差をつけて逆転優勝した。
日本勢では畑岡奈紗(Nasa Hataoka)の通算6アンダー12位タイが最高だった。
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2024年05月13日 09:00
歳をとると「手打ち」になりやすく、ドライバーが飛ばない、左右に大きく曲がるといった症状がより顕著になる。
これを改善するには「骨盤」を意識することがポイントだ。
2024年05月13日 08:00
パットは距離感と方向性のどっちが大事か?その答えは両方!タッチが合っても意図しない方向に 打ち出してしまったらカップインしない。
ショートパットはしっかりカップに向かって、ロングパットはきちんと狙ったラインに乗せるパッティングのテクニックをツアープロに学ぼう!
2024年05月13日 07:00
振り遅れを怖がると、回転不足になりやすくなります。
2024年05月13日 06:15
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
岩井千怜(ちさと、21)=ホンダ=が12日、会場で取材に応じ、来季米ツアー参戦をかけた最終予選会(12月5〜9日、米国)の受験の可能性について「(米ツアーに)行きたい、という気持ちはあるので実現できるかどうか」と言及した。「チームと相談しているので、はっきりとは言えない」と前置きした上で、近い将来の姉妹2人そろっての米ツアー挑戦に前向きな意向を示した。
現状では明愛が世界ランク42位で千怜が49位。10月8日の75位以内で最終予選会から受けられる権利を得られるため今後、同ランクを維持することが重要となる。
明愛、千怜の2人は昨秋の時点では、今季の米ツアー参戦を見送っていた。
2024年05月13日 06:05
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
首位タイから出た岩井千怜(ちさと、21)=ホンダ=が6バーディー、1ボギーの67で回り、大会コース記録を更新する通算12アンダーで自身初の大会連覇を飾った。大雨決戦を制し、今季2勝目&通算6勝目で年間女王を争うメルセデス・ランクも1位に浮上した。会場で見守った母・恵美子さん(49)に、連日のピンク色コーデのウェアで思いを届け、2年連続で「母の日V」を達成。今大会はセカンドカットが行われ、36人が最終日をプレーした。
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岩井姉妹は今年、ディフェンディング大会の会場で練習日にキッチンカーを出し、関係者にチュロスやコーヒーを振る舞うなど日頃の感謝の思いを形にしている。バーディー数に応じた金額を、元日に発生した能登半島地震の被災地への義援金とするチャリティー活動も実施。明愛、千怜の発案が行動につながり、「人を大切にする」という教えが根底にある。ともに参戦するメジャー、全米女子オープン(30日開幕)には祖父母を初めて米国に招待するという。千怜の優勝を見届けた明愛は「うれしい気持ちもありつつ、より自分に気合が入った」。2人合わせて9勝。良きライバル関係も活躍につながっている。(岩原 正幸)
2024年05月13日 06:00
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
首位タイから出た岩井千怜(ちさと、21)=ホンダ=が6バーディー、1ボギーの67で回り、大会コース記録を更新する通算12アンダーで自身初の大会連覇を飾った。大雨決戦を制し、今季2勝目&通算6勝目で年間女王を争うメルセデス・ランクも1位に浮上した。会場で見守った母・恵美子さん(49)に、連日のピンク色コーデのウェアで思いを届け、2年連続で「母の日V」を達成。今大会はセカンドカットが行われ、36人が最終日をプレーした。
かわいらしいピンクのレインウェアで雨をしのぎ、18ホールを回った岩井千は表彰式で同色のブレザーを身につけ、満面に笑みを浮かべた。67で大会コース記録の12アンダーで連覇。「母の日に最高のプレゼントを贈れた」。観戦した母・恵美子さんに届けたベストプレーだった。
「お母さんのためにも頑張ろうと、この試合で勝ちたい気持ちが優勝につながった」。双子の姉・明愛(あきえ)とともに初日からピンクを基調に母の日コーデで統一。第2日はこの大会のためにリストバンドを着けるなど、ディフェンディング大会を盛り上げた。
首位で出たこの日は大雨と最大瞬間風速12・3メートルの強風の悪条件。だが、「夢中でやっていて雨、風は影響しなかった」。9番でチップインバーディーを奪うなど、昨年より成長を実感する小技で、難敵・山下美夢有(22)らを寄せつけず、開幕戦(3月)以来の優勝を手にした。
昨年は明愛、山下との三つどもえのプレーオフを制した。今年は2位に3打差の快勝。「去年よりはちょっと気が楽に見られました。(連覇は)うれしい」と恵美子さん。「冬は泣きながらトレーニングしていた」という千怜を「限界以上にやっていたんですかね。家に帰ってウルウルしながら話して。(努力が)実を結んだ」とねぎらった。小さい頃から、苦しいときにはいつも母が優しく支えてくれた。千怜は改めて「(母が)応援に来てくれるとうれしい。落ち着くような存在」と感謝した。
今回、200ポイントを加算し、活躍度の指標となるメルセデス・ランクで首位に浮上した。初の年間女王に向けて「まだまだこれから。一試合一試合、自分のやりたいゴルフをして結果1位であれば」と見据えた。“直ドラ”に代表される攻撃的スタイルが持ち味で「バーディーを取って、笑顔を届けたい。元気ハツラツのプレーをしていきたい」と今後も笑顔で勝利を積み重ねていく。(岩原 正幸)