2024年04月29日 19:00
三つ巴のプレミアリーグのタイトル争いの様相が変わってきた。リヴァプールが直近5試合の結果が1勝2分2敗と、勝ち点を落としたことでタイトル争いから脱落。タイトル獲得レースは首位アーセナルと2位マンチェスター・シティに絞られたといってもいいだろう。今節アーセナルは宿敵トッテナムと対戦し3-2で勝利を収め、一方のシティもノッティンガム・フォレストに2-0で勝利している。今節終了時点でアーセナルの勝ち点が80、1試合未消化のシティの勝ち点が79で、タイトルを獲得するには残り試合で勝ち点を両チームとも落とせない。 そんななか、マンチェスター・ユナイテッドのOBで元イングランド代表のガリー・ネビル氏がアーセナルの現在の状態について、英『sky sport』のポッドキャストでコメントした。 「アーセナルは昨シーズンよりもはるかに良いチームであり、強いメンタリティだ。多くの人はウィリアム・サリバ(の復帰)を指摘するだろうし、それだけではない。彼らの守備には集中力と規律があり、ピッチ上の細部にまで注意が払われている。彼らは残り全試合で勝利すると思う」 ネビル氏はトッテナム戦勝利後のメンタリティとアーセナルの守備陣を賞賛し、同クラブが残り試合を全勝することを予想した。昨季は、DFの要であるフランス代表DFウィリアム・サリバと日本代表DF冨安健洋が怪我で離脱したことが、シーズン終盤でのアーセナルの失速の一因であることは間違いない。しかし、今節では両者共にフル出場で、昨季とは状況が異なる。 優勝するには勝ち点を落とせないアーセナル。ネビル氏の予想通り残り試合で全勝できるだろうか。残り3試合、アーセナルのパフォーマンスに注目だ。
2024年05月16日 21:40
ブンデスリーガ2部で3位に入り、昇格プレイオフへ回ることになったデュッセルドルフ。それに大きく貢献してきたのが日本代表MF田中碧だ。
一昨季と昨季は2部で1ゴール1アシストの成績を残していた田中だが、今季は7ゴール3アシストと一気に数字を伸ばした。日本代表では以前から中盤の重要戦力だったが、デュッセルドルフでも同様の存在となったのだ。
当然田中の人気は高まっており、独『Bild』も田中の去就に注目している。デュッセルドルフが昇格を決められるかで状況は変わってくるだろうが、25歳を迎えている田中にとってもステップアップを検討する時期だろう。
「監督のダニエル・ティウネは彼を『ゲームチェンジャー』と呼んでいて、田中はチームの要となった。来季ブンデスリーガ1部で戦うには、彼が絶対に必要となるだろう。その場合デュッセルドルフはとにかく田中をキープしなければならない」
「田中は過去にも1部クラブへの移籍案が浮上していたが、本気で動くクラブは少なかった。日本代表でトップレベルの試合に出場している一方で、デュッセルドルフでは納得のいくパフォーマンスを見せられなかったのだ。しかし、この夏はすべてがまったく違って見えるだろう。今では興味のあるクラブが列を作っている。田中はあらゆるゲームで能力を発揮している。市場価値350万ユーロを考えると、市場のお買い得選手になる可能性がある」
デュッセルドルフの一員として1部で戦うのも理想のシナリオだが、果たして今夏に田中はどう動くのか。2部での活躍で人気は高まっており、来季こそは5大リーグの1部で戦いたいところだ。
2024年05月16日 21:28
サムライ戦士も賛辞を贈った。
現地時間5月14日に行なわれたプレミアリーグ第34節(延期分)で、2位のマンチェスター・シティは5位のトッテナムと敵地で対戦。難敵を2−0で撃破し、4連覇に王手をかけた。
勝負を分けたビッグプレーが飛び出したのが、1点リードで迎えた86分だ。正守護神エデルソンが相手DFと激突した影響で途中出場した控えGKのシュテファン・オルテガが、カウンターからの大ピンチで、ソン・フンミンのシュートを右足でブロックしたのだ。
【動画】ソン・フンミンとの1対1を阻止!ペップが驚嘆したシティGKのビッグセーブ
このドイツ人守護神とビーレフェルト時代にチームメイトだった堂安律は自身のインスタグラムのストーリーに、このファインセーブのシーンと共に、こう綴っている。
「なんてGKだ、シュテファン・オルテガ」
日本代表MFも感嘆するスーパープレーだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 20:28
ドイツサッカー連盟(DFB)は16日、来月に開幕するEURO2024へと臨むドイツ代表のメンバーを発表した。
1996年大会以来、28年ぶりのEURO制覇を目指すドイツ代表。ホスト国として臨む今大会はグループAに組み込まれており、スコットランド代表、ハンガリー代表、スイス代表と決勝トーナメント進出を争う。今回、指揮官を務めるユリアン・ナーゲルスマン監督は、ヨシュア・キミッヒ(バイエルン)やイルカイ・ギュンドアン(バルセロナ/スペイン)ら主力を順当に招集。代表に復帰を果たしたトニ・クロース(レアル・マドリード/スペイン)もメンバーに名を連ねた一方、マッツ・フンメルス(ドルトムント)やレオン・ゴレツカ(バイエルン)などが選外となった。また、27名のメンバーが発表されたものの、最終的には26名の登録選手リストを6月7日まで欧州サッカー連盟(UEFA)に提出する必要がある。
今回発表されたドイツ代表は、来月3日にウクライナ代表、7日にギリシャ代表と国際親善試合を行い、14日にEURO2024・グループリーグ初戦のスコットランド代表戦へと臨む。なお、招集されたメンバー27名は以下の通り。
▼GK
オリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)
マヌエル・ノイアー(バイエルン)
アレクサンダー・ニューベル(シュトゥットガルト)
マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ/スペイン)
▼DF
ヴァルデマール・アントン(シュトゥットガルト)
ベンヤミン・ヘンリヒス(ライプツィヒ)
ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
ロビン・コッホ(フランクフルト)
マクシミリアン・ミッテルシュテット(シュトゥットガルト)
ダヴィド・ラウム(ライプツィヒ)
アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード/スペイン)
ニコ・シュロッターベック(ドルトムント)
ヨナタン・ター(レヴァークーゼン)
▼MF
ロベルト・アンドリッヒ(レヴァークーゼン)
クリス・ヒューリッヒ(シュトゥットガルト)
パスカル・グロス(ブライトン/イングランド)
イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ/スペイン)
トニ・クロース(レアル・マドリード/スペイン)
ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
アレクサンダル・パブロビッチ(バイエルン)
レロイ・サネ(バイエルン)
フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
▼FW
マクシミリアン・バイアー(ホッフェンハイム)
ニクラス・フュルクルク(ドルトムント)
カイ・ハフェルツ(アーセナル/イングランド)
トーマス・ミュラー(バイエルン)
デニズ・ウンダヴ(シュトゥットガルト)
【動画】DFBが公開したメンバー発表動画
2024年05月16日 20:00
既に導入から5年以上が経過し、プロサッカーの試合では今やすっかりお馴染みとなったVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)。
2024年05月16日 20:00
15日、マンチェスター・ユナイテッドは、ニューカッスルと対戦し、3-2で勝利した。しかし、プレミアリーグでのユナイテッドの順位は8位で、新共同オーナーのサー・ジム・ラトクリフ氏のもと、改革のシーズンオフが始まると多くのメディアで報道されている。報道によるとその内容は過激なもので、イングランド代表MFコビー・メイヌー、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの3人以外の全選手へのオファーを検討するというものだった。
そんななか、試合後に取材に応じたユナイテッドのキャプテンでポルトガル代表のブルーノ・フェルナンデスは下記のように語った。
「クラブが私を将来の一員として望んでくれるなら、ここに残るつもりだ。何らかの理由でチームが私を望まないなら、私は去る」(英『SkySport』より)
フェルナンデスは、残って欲しいと望まれればであれば残るが、チームの意向次第ではユナイテッドを離れることも辞さないという姿勢を示した。
その後、フェルナンデスのコメントを聞いたユナイテッドの指揮官、エリック・テン・ハーグ監督はこの件にコメントしている。
「クラブは間違いなくブルーノを引き留めたいと思っている。私が彼の知っていること全て伝えると、彼はユナイテッドを愛しているユナイテッドのファンで、チームの為に全力でプレイしている選手だ」(英『BBC』より)
テン・ハーグ監督はこのように述べたが、フェルナンデスの去就は不安定と言わざるを得ない。バイエルン・ミュンヘンやサウジ・プロフェッショナルリーグのチームからの興味を報道するメディアも存在し、フェルナンデスはチームの現状に不満を持っているという報道もある。
今季ユナイテッドに残された試合は2試合で、プレミアリーグの最終節とFAカップの決勝だ。FAカップの決勝で負けるとなると、ユナイテッドの無冠が確定し、1シーズンの「敗戦数」や「失点数」といった不名誉な記録を更新したチームに“大鉈”が振るわれることになるだろう。
ユナイテッドとマンチェスター・シティが対戦するFAカップ決勝は、5月25日に行われる。ユナイテッドの今後を左右する1戦に注目が集まる。
2024年05月16日 19:45
[J1第14節]鳥栖 5−2 川崎/5月15日/駅前不動産スタジアム
13節のホーム・札幌戦は3−0で勝利したものの、続く14節のアウェー・鳥栖戦は2−5の完敗。浮き沈みの激しい戦いを見せている川崎にあって、複雑な想いを抱えながらチームのために戦っている男がいる。
今年30歳を迎えたMF瀬川祐輔である。
昨季川崎に加入した瀬川は本来、アタッカーとしての役割を担うが、新シーズンは本格的に右SBに挑戦。着実に出場機会を掴み、前述の札幌戦ではJ1通算150試合出場を達成した。
瀬川といえば明治大時代、一般企業への就職も予定するなか、土壇場でJ2群馬に入団したエピソードも知られている。そこからコツコツ結果を残し、大宮、柏、湘南と活躍の場を広げてきた。
それだけにJ2でも通算82試合・21得点という成績を記録してきたが、本人にとってJ1での150試合出場(24得点)はどういった意味を持つのか。
「遅かったなというのが印象ですかね。(Jリーグで)通算したら230くらいに出ていると思いますが、まだまだ上には偉大な選手がいるなかで、僕はもう30歳なので、ちょっと遅かったかなという気持ちはあります。
一方でそこまで意識もしていなかった面もあり、気付いたらあと1試合と周りから教えてもらいました。J1で150試合に出場できるとは、僕のプロになるまでの経緯を考えたら想像できなかった部分もあるので、その意味では素直に嬉しいです」
【動画】鳥栖×川崎のハイライト
もっともその記念すべき札幌戦は、9試合ぶりのベンチスタートとなり、出場機会が巡ってきたのは試合終盤の88分だった。そして続く鳥栖戦もベンチスタート。
今季はCBを担うことが多かった佐々木旭が、高井幸大のU23アジアカップからの復帰、そしてジェジエウの戦列復帰によって本職の左SBに改めて移り、その分、左に入っていたファンウェルメスケルケン際が右SBにスライドしたことで、瀬川が控えとなった形である。やはりプロとして先発を掴めない状況には忸怩たる想いがあるようだ。
「僕はアタッカーの選手ですが、今季はキャンプからずっとサイドバックでやらせてもらっているので、サイドバックで勝負したいという気持ちはキャンプから作ってきました。ただ、自分がスタメンの時に負け越したり、勝てない試合が多く、そこは自分自身に目を向けながらやらなくてはいけないと思います」
そのなかで、札幌戦の後には鬼木達監督とも想いを語り合ったという。
「札幌戦で外されてしまった時に、その後、オニさん(鬼木監督)とコミュニケーションを取らせてもらったと言いますか、オニさんから話をしてもらえました。その時に自分の想いもぶつけさせてもらいました。コミュニケーションを取ってくれる監督ですし、切り替えるには難しい部分もありますが、そういう機会を作ってくれて、また臨むことができています」
チームは鳥栖戦の大敗で、改めて仕切り直しが求められる。そういうシチュエーションでは周囲を盛り上げ、ポリバレントとして臨機応変に振る舞える瀬川のような選手は必要に違いない。
改めて今季は右SBへの想いも強い。そこには同年代で、今季の開幕前にアメリカへ移籍した山根視来の存在もあるようだ。
「視来が抜けて、ずっとあいつが守ってきたポジションなので、そこで勝負したいです。またポジティブにやっていきたいですね」
14試合を終えて4勝4分6敗、首位と勝点13差の13位。それでも指揮官を筆頭に川崎の面々は逆転での覇権奪回を諦めていない。
「シーズンの最後には優勝したチームのサイドバックでいたいです」
150試合を越えても、瀬川はこれまで通り、自らに求められる役割に真摯に向き合いながら、チームのために戦うはずである。その姿はきっと周囲に小さくない影響を与えるはずだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 19:39
4月に開幕した高円宮杯U-18プレミアリーグEAST。東日本の強豪12チームがしのぎを削るなか、好発進を見せているのが昌平高校だ。
5月11〜12日の第6節時点で、3勝2分1敗の勝点11で3位につけており、「今季はプレミア制覇も狙えるのではないか」と関係者の評価が高まっている。
今年の3年生は、2021年12月に行なわれた第33回高円宮杯全日本U-15サッカー選手権で準優勝したFCラヴィーダ出身者が中心。同ファイナルのサガン鳥栖U-15戦で1点を奪った山口豪太が10番を背負い、チームをけん引している。
全国屈指のタレント集団を率いているのが、今年2月に指揮官となった元日本代表の玉田圭司監督だ。柏レイソル、名古屋グランパス、セレッソ大阪、Vファーレン長崎で23年間のプロキャリアを過ごし、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカの両ワールドカップにも参戦した彼は、2021年末に現役を引退。
その後は自身がプロデュースするサッカースールの運営を行なう傍らで、長崎のアカデミーや年代別代表などで不定期に育成年代を指導していたという。
そして2023年4月には昌平のスペシャルコーチに就任。藤島崇之前監督、村松明人コーチ(FCラヴィーダ監督)、関隆倫コーチら同校スタッフには習志野高校時代の同期がズラリと並んでおり、共通するサッカー観を持つ仲間とともに10代のトップ選手を直々に指導できるのは、玉田監督にとっては理想的な環境と言えた。
「昨年から毎月1週間ずつ通って、選手に技術・メンタル的なアドバイスをしたり、試合前後のミーティングで話をしたりしていました。その1年間で今の2・3年生の個性や特徴、人間性などをある程度、把握できていた。それは自分にとっても大きな収穫でした」と彼は言う。
迎えた今年2月。2024年度の活動について話し合う場が設けられ際、玉田監督は「ウチで監督をやらないか」といきなり打診を受けた。昌平側も昨年10月に藤島前監督が退任し、高校選手権は村松コーチが暫定的に指揮を執ったものの、彼のメインはラヴィーダだ。ゆえに、新たな監督を招聘し、指導体制を整えることが急務の課題だったのだ。
「他の仕事や家族のこともあるので『いったん持ち帰って考える』と答えましたけど、正式にオファーをもらえたことは嬉しかった。1つのチームを1年間しっかり教えるのは、ものすごくやりがいがあるし、高校時代の仲間と一緒に仕事できるのも魅力でしたね。
それに昨年1年間の指導を通して、どういう選手がいるかを理解していたし、彼らをいかに組み合わせたら良いチームができるかというイメージも持てた。だからこそ、ぜひ引き受けたいなと思ったんです」と玉田監督は就任の経緯を語る。
それからの3か月間は、選手をどのように輝かせるかを最優先に考え、模索を続けてきた。彼が選手にアプローチしていくうえで、一番大事にしているのは「お互いをリスペクトし合える関係性を構築すること」。それは彼自身が長い現役生活を送るうえで、必要不可欠だと感じたポイントだという。
「今まで出会った特定の監督のアプローチや、やり方を真似しようというのではなく、数多くの監督の良いところを少しずつ取り入れて、僕らしいスタイルを作りたいと思って始めました。自分は高校の教員じゃないし、一方的に上から目線で何かを教える立場ではない。彼らとは同じ土俵で向き合い、お互いにリスペクトし合って、一緒に成長していける関係になれればいいと思いながらやっています。
自分のプロ生活を思い返してみても、2010年にJ1制覇した名古屋のピクシー(ストイコビッチ監督)は僕をリスペクトしてくれたし、個性や長所を尊重してくれた。ピクシーはサイドバックの(田中)隼磨や阿部(翔平)ちゃんなんかにはかなり細かく指示していましたけど、僕らアタッカーには特に何も言わなかった。だからこそ、伸び伸びと自分らしさを出せたのかなと思います。
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2024年05月16日 19:30
今週末に最終節を迎えるプレミアリーグ。
2024年05月16日 19:07
昨シーズンに大ブレイクしたブライトンの三笘薫は今季、怪我に苦しんだ。現在も腰を痛めて戦線を離脱している。
それでも、移籍市場での高い評価は変わらない。『3ADDEDMINUTES』は、「アーセナルとブライトンの夢の夏のトレード契約は、両クラブを次のレベルに引き上げる可能性がある」と題した記事を掲載。冨安健洋が所属するアーセナルが三笘をターゲットにしていて、「ミケル・アルテタ監督が熱望している」と伝えている。
記事はマンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドも日本代表アタッカーに関心を持っていると報じたうえで、「現段階では具体的な詳細はほとんど明らかにされていないが、ガナーズが26歳の獲得レースで始めの先導者であると理解されている」と綴った。
【動画】ブライトンのシーズン最優秀ゴールを受賞した三笘薫のドリブル弾
そして、三笘の代わりとして、ブライトンがアーセナルの選手を獲得するトレード案を提言。放出候補となっているリース・ネルソンやエミール・スミス・ロウとの交換に言及し、こう見解を示している。
「その意味で、これは本当に誰にとっても都合の良い取引であると言えるかもしれない。一方、ガナーズはキャリア最盛期のトップリーグで最も天賦の才能に恵まれたドリブラーの一人を低価格で獲得し、ミトマ自身には最高のチームの一つでチャンピオンズリーグでプレーする機会が与えられる」
同メディアは、「ブライトンに関して言えば、移籍金を受け取り、自分が選んだ選手を獲得し、エミレーツから幸運を掴んだ者は、プレミアリーグで最もエキサイティングで賞賛されるクラブの一つで、低迷していたキャリアを再び活性化することができる。そう考えると、本当にウィンウィンの状況のように感じる」と主張している。
三笘が冨安とチームメイトになるのか。動向が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 19:04
FC町田ゼルビアは5月15日、J1第14節でセレッソ大阪とホームで対戦。2−1で白星を手にした。
この試合で眩い輝きを放ったのが、U-23日本代表のMF平河悠だ。23分、自陣でクリアボールを収めると、自ら持ち持ち運んでペナルティエリア内まで独走。シュートは敵GKに阻まれるも、23歳のアタッカーが持ち味を存分に発揮した。
【動画】平河悠が自陣から圧巻のドリブルを披露!
快足を飛ばしてビッグチャンスを作った平河に、SNS上では「はんぱねえ」「これこそ平河悠!!」「マラドーナみたい」「誰もが惚れちゃう」「頼りになる」「決めてたらまじでエグかった」「異次元だった」などの声が上がった。
圧巻のドリブルに、元町田の鄭大世氏も反応。自身の公式Xで「日本代表確定」とゼルビアの新鋭を称えている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 19:00
今季のブンデスリーガもいよいよ今週末の最終節を残すのみとなる中、ドイツ紙『Bild』は今季のバイエルン・ミュンヘン各選手のパフォーマンスについて6段階評価(1が最高、6が最低)での採点と寸評を掲載した。
開幕前は優勝候補筆頭に挙げられながらレヴァークーゼンにリーグタイトルを奪われただけに、バイエルンの選手達の評価は総じてあまり高くはないが、それでも『Bild』は唯一FWハリー・ケインにだけ評価点1の最高評価を与え、以下のような寸評で同選手の活躍を称賛している。
「昨年夏にこのストライカーは、1億ユーロ(当時のレートで約150億円)というクラブ史上最大の出費でトッテナムから加入した。この金額に伴うプレッシャーをケインははねのけ、ブンデスリーガでの得点記録を次々に打ち破った。36ゴールという数字はデビューイヤーでの歴代最多得点数であり、ロベルト・レヴァンドフスキの持つシーズン最多得点記録(41ゴール)にさえ迫っている。キャプテンマークを巻いていなくても、彼はバイエルンのリーダーであり模範的存在だ」
一方、ケインと同じく今季開幕前にバイエルンに加入したDFキム・ミンジェは、DFダヨ・ウパメカーノ、DFアルフォンソ・デイビス、MFブライアン・サラゴサらとともにチーム最低タイとなる評価点5、寸評でも厳しい言葉が並んでいる。
「この韓国人は、セリエA最高のディフェンダーという評価とともにナポリから5000万ユーロ(当時のレートで約75億円)でやって来たが、控え選手としてシーズンを終えようとしている。チャンピオンズリーグでのレアル・マドリード戦で彼が犯した二つのミスは、チームを敗退へと追いやった。彼は、もはや非売品と呼ばれるような存在とは見られていない」
ともに大きな期待を寄せられてバイエルンにやって来たケインとキムだが、今季は明暗がはっきりと分かれる結果となったようだ。
2024年05月16日 19:00
ブンデスリーガにおけるバイエルンの連覇記録は「11」でついに途絶えた。
2024年05月16日 19:00
日本サッカー協会(JFA)は16日、U-23日本代表が7月17日(水)にフランスのトゥーロンにて、U-23フランス代表と対戦することが決定したと発表した。
アジア王者としてパリ五輪に出場するU-23日本代表。6月にアメリカ遠征を実施したあと、7月は直前のトレーニングキャンプを経て、7月24日の五輪初戦のパラグアイ戦に臨む。
今回発表されたのは、パリ五輪開幕の1週間前に現地で行われる強化試合。しかも相手は開催国フランスということで、56年ぶりのメダル獲得に向けた“腕試し”としては持ってこいの相手と言える。
以下はU-23日本代表を率いる大岩剛監督のコメント。
「パリオリンピック2024開催国のU-23フランス代表との対戦は、我々がオリンピック本大会を勝ち上がるための試金石として非常に重要な機会になると考えています。また、本大会前最後の試合になるので、我々のグループがこれまで積み上げてきたものを最終確認しながら、本大会第1戦を良い形で迎えられるよう、目の前の一戦の勝敗にもこだわって臨みたいと思います。6月に予定しているU-23アメリカ代表戦を含めて、限られた時間の中で最大限の準備を進めていきます」
フランス戦は現知時間の7月17(水)21:05、日本時間では18日(木)4:05にキックオフされる予定。
パリ五輪にオーバーエイジ参加するかも?ウワサの「3名のスーパースター」
なお、金メダル候補のU-23フランス代表は、オーバーエイジとしてキリアン・エムバペの名前も挙がっている。もしかしたらこの試合で対戦が実現するかもしれない。
2024年05月16日 18:50
日本代表DF菅原由勢は今夏にドイツに渡る可能性がある。
ドイツ誌『Sport Bild 』によると、ヴォルフスブルクは今夏の移籍市場でAZアルクマールに所属する菅原の獲得に本腰を入れる模様だという。
現所属のAZアルクマールとの現行契約が2025年6月までとなっている菅原をめぐっては以前から移籍の噂が絶えず、先日にも、エヴァートンやブライトン、インテル、ヴォルフスブルクが関心を示していると伝えられていた。
同メディアによると、その中でもヴォルフスブルクの動きが本格化しつつあるという。ヴォルフスブルクは菅原を元ドイツ代表DFのリードレ・バクの後釜として考えており、早くも今夏に獲得を目指すとのこと。
菅原と同じく右サイドバックを本職とするバクはヴォルフスブルクとの現行契約が2025年までとなっている中、未だ契約延長には至っていないため、今夏の売却の可能性が伝えられている。
日本代表のDFは今夏にステップアップを果たすのか。今夏の移籍市場から目が離せない。
2024年05月16日 18:46
[J1第14節]鳥栖 5−2 川崎/5月15日/駅前不動産スタジアム
厳しい現実を突きつけられたゲームと言えた。
川崎にとって2節の磐田戦(ホーム/●4−5)に続いて今季2度目の5失点での敗戦だ。ただ、多くの選手が入れ替わっていた開幕当初の磐田戦とは状況が異なる。
アウェーでの14節の鳥栖戦は、黒星が続いたシーズン初めからコツコツと積み上げ、5試合負けなし(2勝3分)で、今季のリーグ戦で初の連勝を狙った一戦であった。
「勝たなくてはいけない試合で勝てなかった。そこに尽きると思います」
鬼木達監督の言葉にも悔しさがこもっていた。
指揮官は5月を巻き返しの機会と捉え、チームに強く求めてきた。そのなかでの完敗である。連戦中でのアウェー戦とあってコンディション調整は難しかったのかもしれない。13分にCKからCB高井幸大が先制点を挙げるなど、試合の入りは順調だった。それは指揮官も認めている。
しかし、良い入りが逆に気付かぬうちに慢心に変わってしまったのかもしれない。
追加点を狙ったうえで、ミスが少しずつ増えると、警戒していたはずの相手のサイドからの展開と、裏を狙ったボールを対処しきれずに次々と被弾。後半は相手の勢いに飲み込まれるように、そして焦りをコントロールし切れずに、時間を経るごとにチグハグさを増して、完敗を喫した。
「すべて自分の力不足だと思っています。当然いろんな形でのミスがありましたので、そこも含めてトレーニングのところから突き詰めていかないと、本番でこうなると思います。そこを含めて自分がもっとマメジメントすべきだと感じます」
そう敗戦の責任を引き受けたのは指揮官である。
【動画】鳥栖×川崎のハイライト
一方で「現実として良い試合もあるし、悪い試合もあるのが今のチームの現状だと思いますし、負けている試合と勝っている試合がこれだけあって、試合中の安定感がなく、良い時は良いけど悪い時は悪い。これが力だと思うし、簡単にはいかない」と語る家長昭博は、自らを含め選手たち個々の力不足も指摘する。
「何を持ってチーム全体のせいにするのか、そこは僕はよく分からなくて。僕のミスは僕個人のミスだし、僕ができないことは、僕の個人的な力のなさだと思う。やれることをみんなが増やしていかないと、これだけ失点しているのは、守備だけの責任ではなく、個々の力が足りないということに尽きると思います」
そして愛のあるメッセージを送る。
「僕はもう38ですが、20代の選手らは、日本代表になりたいだとか、Jリーグで優勝したいだとか、海外に行きたいだか、そう思っている選手が何人いるかが重要だと思いますし、そのへんの各々の目標の高さは強くなっていくうえで絶対的に必要だと思います。
強かった時に比べてその辺りが少し足りないのかなという想いもありますし、自分はまだ優勝したいし、その気持ちを持っている。足りないのはチームなのか個なのかと言われたら、僕は個のほうの気がします」
試合後にはサポーターから背中を押してもらうチャントとともに叱咤激励の言葉も受けた。その点でも家長は奮起を誓った。
「今の順位と今の内容は、ブーイングされても仕方のない状況だと思います。その現実は受け止めていますし、お金を払って観に来てもらえるだけの試合をしていないとも感じます。それを受け止めなくてはいけないと思います」
14試合を終えて4勝4分6敗、首位と勝点13差の13位。
チーム誰もが逆転優勝への希望を捨てていないが、実現するには、鳥栖戦のような不甲斐ない試合をもうすることは許されない。
そのためにも指揮官や家長らの言葉を受けて、個々がどう自らにベクトルを向け、高い意識を持って臨んでいくのか。
真面目な選手が多く、真摯に練習に取り組み、意見を出し合う機会も増えている。例年通り今オフも主力が抜け、新陳代謝を図っているだけに粗さが出てしまうのは仕方ない部分でもある。
それでも指揮官は「失点に対する受け入れ方というような部分は、“仕方ない”で済ませてはいけないもの。ただ、それが通ってしまっているようなところは、自分の指導の問題だと思いますし、失点に対しても厳しさを持たなくてはいけません」とも語る。
本来は取られても取り返すチームである。そのコンセプトにブレはなく、日々、質の向上に取り組んでいる。その流れは継続しつつ、誰もが1点の重みをよりシビアに考え、責任感を増すことができるのか。理想を追い求めつつも、覇権奪回を目指すうえで、覚悟がより必要になりそうだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)