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2024年04月30日 04:59
運命の大一番で圧巻のパフォーマンスを披露し、見事五輪チケットを掴み取った。 現地4月29日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの準決勝がカタール・ドーハで開催され、日本はイラクと対戦した。勝てば本大会出場確定のビッグマッチ。日本は28分にエース細谷の技あり弾で先制すると、42分には荒木が追加点を奪う理想的な展開をみせる。 【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック! 後半はややオープンな攻防となって何度かピンチも迎えた大岩ジャパンだったが、スコアは動かず2−0のままタイムアップ。グループステージ初戦の中国戦から苦闘続きだったが見事に勝ち抜き、8大会連続8回目の五輪出場を決めた。 この一戦を興味深くレポートしたのが韓国のサッカー専門メディア『FourFourTwo』だ。「グループステージで韓国に敗れた日本がオリンピック出場を決めた。決勝の相手はウズベキスタンだ」と銘打ち、「日本は前半に主導権を握って2点を奪い、優位を試合に進めた。後半はイラクに攻め込まれる場面もあったがゴールを割らせず、うまくコントロールして勝ち切った。終わってみれば2−0でイラクを圧倒した」と伝えた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 00:00
サッカー選手のパフォーマンスはデリケートなもので、クラブでの状況や移籍、そしてプライベートの問題などですぐに変化する。
今回は『Planet Football』から「突然パフォーマンスが急低下したプレミアリーグのスター選手たち」をご紹介する。カゼミロ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
レアル・マドリーで「クロード・マケレレの再来」と呼ばれたブラジルの守備的ミッドフィルダーは、マンチェスター・ユナイテッドでの2年目から急速にそのパフォーマンスが落ちている。
スペインでプレーしていたときには1人でディフェンスの全てを司るかのように激しいタックルと鋭い切り替えで中盤を支配し、対戦する相手にとっては最も厄介な存在であった。
マンチェスター・ユナイテッドでのデビューシーズンはその価値を見せつけていただけに、2年目からの凋落はあまりにも不可解である。ファビーニョ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:リヴァプール
ここ数年のプレミアリーグで最も偉大な守備的ミッドフィルダーの1人。ロドリが台頭する前は、同じブラジル人のフェルナンジーニョと「プレミア最高のボランチ」の座を争っていた。
モナコの2015-16シーズンのリーグアン優勝を導き、チャンピオンズリーグ準決勝進出にも貢献。卓越した守備力、長短のパスによる展開、そしてスペシャルなペナルティキックの成功率。
ユルゲン・クロップ監督の下でも数年間トップパフォーマンスを維持したが、30歳の節目を手前にして急激に衰えを感じさせた。それはクロップ監督にとって大きな痛手だった。アンドリー・シェフチェンコ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:チェルシー
クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドに復帰して2度目の所属をする前、シェフチェンコはプレミアリーグのクラブと契約した最後のバロンドール受賞者であった。
カルロ・アンチェロッティ率いるミランであらゆるタイトルを獲得した「ウクライナの矢」と言われたストライカー。イタリアでは150ゴール以上を決め、29歳でチェルシーに移籍した。
ところがどういうわけかイングランド・プレミアリーグではその力を発揮せず、77試合で22ゴールと平凡な成績に。その後ミランとディナモ・キーウでプレーしたが、若い頃の魔法を取り戻すことはなかった。デル・アリ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:トッテナム・ホットスパー、エヴァートン
今ではすでに忘れ去られているかもしれないが、デル・アリはプレミアリーグで最もエキサイティングな若手選手の1人であった。トッテナム・ホットスパーでの最初の3シーズンで37ゴール26アシストを決めており、その数字はブカヨ・サカすら及ばないほどのものだ。
ただピークだったのは2016-17シーズンが最後であり、20代前半のうちからそのパフォーマンスは下落していった。そしてジョゼ・モウリーニョ監督が就任した2020-21シーズンにはもはやかつての面影はなかった。
今季もエヴァートンに所属してはいるものの、まだ出場はゼロ。現在は薬物中毒やメンタルヘルスの影響もあり、プレーできる状態にはないとのこと。アレクシス・サンチェス
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル
アーセン・ヴェンゲル監督が率いたアーセナルにおいて、その時代の最後にやってきた最高のアタッカーであったアレクシス・サンチェス。しかしそのアーセナルでのキャリアの最後は寂しい半年だった。
そして冬のマーケットでヘンリフ・ムヒタリャンとのトレードでマンチェスター・ユナイテッドに移籍することになり、加入時に発表されたピアノの動画が世界中で話題になった。
しかしながらマンチェスター・ユナイテッドでの彼はある意味かつてのアレクシス・サンチェスではなく、半年アーセナルで出番がなかったことを理解できるものだった。フェルナンド・トーレス
プレミアリーグでプレーしたクラブ:リヴァプール、チェルシー
フェルナンド・トーレスはプレミアリーグでの印象と実態が異なっている選手だ。実はリヴァプールよりもチェルシーでの出場数のほうが多いのである。
アトレティコ・マドリーからリヴァプールにやってきた彼は数多くのゴールを決め、プレミアリーグでも有数のエースストライカーになった。そして2011年1月に当時の最高額である5000万ポンドでチェルシーへ。
しかしながらそれからの彼はリヴァプール時代ほどのインパクトを残すことができず。それなりにゴールは決めたものの、移籍金の高さからかなりの批判を受ける存在になってしまった。フレデリック・ユングベリ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル、ウェストハム・ユナイテッド
アーセナルで長く中盤の重要な選手として活躍したスウェーデン代表のレジェンド。2004-05シーズンの無敗優勝にも大きく貢献したアタッカーであった。
30歳で彼がウェストハム・ユナイテッドに移籍したとき、当然ながらファンは大きな興奮を抱いたが、彼が退団を許可された理由は確かにあったようだ。
ウェストハムでは短い間活躍を見せたものの、1年後には彼は怪我に苦しむようになり、わずか1シーズンのみで契約を解除することになった。バスティアン・シュヴァインシュタイガー
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
イングランド・プレミアリーグではなぜかそのクオリティを発揮できなかったワールドクラスのプレーヤー。バイエルン・ミュンヘンでは攻撃的MFからボランチに至るまで様々な役割をこなし、ドイツ代表でも中心的な存在だった。
しかし30歳でやってきたマンチェスター・ユナイテッドではルイス・ファン・ハール監督の下で信頼を得るのに失敗し、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で放出された。メスト・エジル
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル
ジョゼ・モウリーニョが率いたレアル・マドリーからアーセナルへと移籍してきたドイツ代表の天才アーティスト。その左足から繰り出されるファンタジックなパスにより、数多くのアシストを記録した。
2014年にドイツ代表でワールドカップを制覇した彼はヴェンゲル監督に愛されたが、その後ウナイ・エメリやミケル・アルテタの下ではかつての高みに到達できなかった。
そしてアルテタとの関係が崩れたあと32歳でフェネルバフチェへと移籍したが、その後トルコでキャリアを再建することはできなかった。ピエール=エメリク・オーバメヤング
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル、チェルシー
プレミアリーグでプレーした「最高のポルトガル人選手」TOP10
エジルがミケル・アルテタ監督によって放出されてから12ヶ月後、同じことがオーバメヤングにも起こった。ボルシア・ドルトムントからイングランドにやってきて、数多くのゴールをあげていた彼であるが、チームの変化の犠牲となった。
それから彼はバルセロナに移籍して18試合11ゴールを決める活躍を見せていたが、問題はその半年後にチェルシーへと移籍したことだった。
慣れ親しんだプレミアリーグだったはずが、彼はチェルシーでわずか1ゴールしか決められず、チームも12位という燦々たる成績に終わった。
2024年05月16日 23:30
アジア制覇を成し遂げたU-23日本代表において、もっとも悔しい思いをした選手であろう西尾隆矢。
所属のセレッソ大阪に戻った23歳のセンターバックは、15日のFC町田ゼルビア戦でU23アジアカップ後初めて試合に出場。町田が誇るFW陣、オ・セフン、藤尾翔太、ミッチェル・デューク、エリキらと激しく渡り合った。
結果は2失点を喫しての敗戦。ゲームの中での“一瞬の判断”が勝負を分けるという話から、U23アジアカップに話が及ぶと、西尾は中国戦で相手の挑発に乗り一発退場した場面をこのように振り返った。
「本当にもう、あの一瞬でしたけど、忘れられない一瞬でした。そこはもうやはりずっと下を向いているわけにもいかないですし、駄目なことですけど『ああいう経験をポジティブに生かす』というように自分に言い聞かせてやっていければいいかなと思います」
大会自体、「日本が優勝したことはすごく嬉しかったですけど、ここまで悔しすぎる1ヶ月は本当に今までの人生でもなかったかなと強く感じました。大会期間中は別につらいとかはなかったんですけど、本当に試合に出たいという気持ちは強かったです」と明かした西尾。
だからこそ、セレッソ大阪という“家”に戻り、キャプテンマークを巻いて臨んだこの試合で、西尾は「ある気持ち」を胸にプレーしたという。
「悔しさもすごくあった中で、こうしてチームに戻ってきて、しっかり使ってもらえるということにすごく感謝しています。改めて、当たり前にサッカーができることに感謝しないといけないですし、試合に出るからにはチームの勝利に貢献しないといけないという強い気持ちを持って今日の試合に入りました」
また、町田戦ではセレッソ大阪U-18の同期でもあるU-23日本代表FW藤尾翔太との対決も話題に。ただ本人曰く、やりづらさはまったくなかったようだ。
「全然ないです。翔太はもう、逆に分かっているので。どういうプレーをするかも分かりますし、僕は全然何も思わなかったです。(怖さとかも?)全然ないです。翔太には申し訳ないですけど(笑)でもあいつは(今日)点取ってないんで」と笑いながら答えつつ、町田のFW陣全体について話が及ぶとこんなふうに話していた。
「翔太もそうですけど、クオリティが高い選手が次から次へと交代で入ってきて、そこに対応していくというのは…自分たちは90分間走りながらですけど、あそこを抑えられるとやっぱり選手の価値はすごく上がると思うので、今日は本当に良い相手とできたなというのは素直に思いましたね」
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名
良いFW、しかもさまざまなタイプの選手と対峙できた喜びを語った西尾。
U23アジアカップでは大きなミスを犯してしまったが、時間は決して元に戻らない。逆に重い十字架を背負ったからこそ、これからの成長に期待したい一人だと言える。
パリ五輪の開幕まで残り2ヶ月。サバイバルの渦中にある西尾とともにセレッソ大阪は今週末の18日(土)、アビスパ福岡とのアウェイゲームに臨む。
2024年05月16日 23:10
今季33試合を戦って勝ち点64を稼ぎ、リーグ・アン2位を確定させたASモナコ。チームを指揮するアドルフ・ヒュッターは攻撃的なサッカーを好んでおり、それが今季の躍進に繋がったのは間違いない。
英『The Guardian』によると、ヒュッターは自身のスタイルについて「退屈な1-0よりエキサイティングな5-2の方が好きだ」と語っている。今季のモナコはパリ・サンジェルマンに次いでリーグ2番目に多い64ゴールを奪っている。失点が上位6チームの中で最も多い42失点もあるのは修正ポイントだが、それを補うだけの攻撃力があるのだ。
ここまでリーグ戦で実に15選手が得点を記録しているのも特長的で、特定の選手に依存しているわけではない。ここまではエースのFWウィサム・ベン・イェデルが15ゴールでチーム1位、2位は9ゴールを挙げる日本代表FW南野拓実、他にも7ゴールのFWフォラリン・バログン、マグネス・アクリウシェ、6ゴールのMFアレクサンドル・ゴロビン、4ゴールのMFデニス・ザカリア、ユスフ・フォファナと続いており、多くの選手がネットを揺らしてきた。
開幕前にはFWケビン・フォラントが退団し、昨季12ゴールを挙げていたFWブリール・エンボロも大怪我でシーズンの大半を棒に振った。その中でも南野の覚醒を促すなど、ヒュッターは総合力を高めてチームを2位へ押し上げてきた。今季の仕事ぶりは評価されるべきだろう。
来季はチャンピオンズリーグの戦いもある。南野にとっても充実した時間になっており、来季はFWキリアン・ムバッペが抜けるPSGをも追い越してリーグの頂点を狙う戦いだ。
2024年05月16日 22:40
現在、14試合を終えてJ1リーグ6位につけているガンバ大阪。
2024年05月16日 21:40
ブンデスリーガ2部で3位に入り、昇格プレイオフへ回ることになったデュッセルドルフ。それに大きく貢献してきたのが日本代表MF田中碧だ。
一昨季と昨季は2部で1ゴール1アシストの成績を残していた田中だが、今季は7ゴール3アシストと一気に数字を伸ばした。日本代表では以前から中盤の重要戦力だったが、デュッセルドルフでも同様の存在となったのだ。
当然田中の人気は高まっており、独『Bild』も田中の去就に注目している。デュッセルドルフが昇格を決められるかで状況は変わってくるだろうが、25歳を迎えている田中にとってもステップアップを検討する時期だろう。
「監督のダニエル・ティウネは彼を『ゲームチェンジャー』と呼んでいて、田中はチームの要となった。来季ブンデスリーガ1部で戦うには、彼が絶対に必要となるだろう。その場合デュッセルドルフはとにかく田中をキープしなければならない」
「田中は過去にも1部クラブへの移籍案が浮上していたが、本気で動くクラブは少なかった。日本代表でトップレベルの試合に出場している一方で、デュッセルドルフでは納得のいくパフォーマンスを見せられなかったのだ。しかし、この夏はすべてがまったく違って見えるだろう。今では興味のあるクラブが列を作っている。田中はあらゆるゲームで能力を発揮している。市場価値350万ユーロを考えると、市場のお買い得選手になる可能性がある」
デュッセルドルフの一員として1部で戦うのも理想のシナリオだが、果たして今夏に田中はどう動くのか。2部での活躍で人気は高まっており、来季こそは5大リーグの1部で戦いたいところだ。
2024年05月16日 21:28
サムライ戦士も賛辞を贈った。
現地時間5月14日に行なわれたプレミアリーグ第34節(延期分)で、2位のマンチェスター・シティは5位のトッテナムと敵地で対戦。難敵を2−0で撃破し、4連覇に王手をかけた。
勝負を分けたビッグプレーが飛び出したのが、1点リードで迎えた86分だ。正守護神エデルソンが相手DFと激突した影響で途中出場した控えGKのシュテファン・オルテガが、カウンターからの大ピンチで、ソン・フンミンのシュートを右足でブロックしたのだ。
【動画】ソン・フンミンとの1対1を阻止!ペップが驚嘆したシティGKのビッグセーブ
このドイツ人守護神とビーレフェルト時代にチームメイトだった堂安律は自身のインスタグラムのストーリーに、このファインセーブのシーンと共に、こう綴っている。
「なんてGKだ、シュテファン・オルテガ」
日本代表MFも感嘆するスーパープレーだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 21:04
かつてマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が、古巣のメンバー構成について言及した。15日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
ここまで37試合を消化したリーグ戦で17勝6分14敗を記録し、勝ち点「57」の8位につけているマンチェスター・ユナイテッド。来季の欧州大会出場へ向け、19日にブライトンとのプレミアリーグ最終節、25日にマンチェスター・シティとのFAカップ決勝を控える同クラブだが、ルーニー氏は今季の開幕から苦しい戦いが続く同クラブのメンバーに不満を抱いているようだ。
ルーニー氏は、「ブルーノ(・フェルナンデス)を中心にチームを作らなければならない。彼はクオリティーが高く闘争心がある」と自らの考えを告白。続けて、「若い選手を残し、ブルーノを残すんだ」と述べつつ、「大規模な放出が必要だと思う。そうしなければならない。1年では無理だろうけど、2、3年のうちにそうなると思う」と古巣に対して大幅なメンバーの入れ替えを要求した。
また、「(アンドレ・)オナナは不安定なスタートだったと思うが、1年を通してどんどん良くなってきた。私にとって、(ディオゴ・)ダロトはよくやったし、(ハリー・)マグワイアは浮き沈みのあるシーズンを過ごした」と語った上で、「このリーグで戦うには、もっといい選手が必要だ」とコメント。「誤解しないでほしいが、これらの選手たちはいい選手だ」と口にしつつ「でも、マンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナルと競争するには、もっといい選手が必要なんだ」と主張している。
さらに、今シーズン終了後の退団の可能性が噂されるイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについても言及。「マーカスにはトップレベルでプレーする能力があるが、それをまだ見せれていない」と厳しい言葉を送り、「マーカスはどこか別の場所でプレーする時期が来たのだろうか、自問自答しなければならないと思う。彼にはこのクラブに残って、記録を塗り替えてほしい。彼はハードワークし、冷静になる必要がある」と自身の見解を示した。
2024年05月16日 20:28
ドイツサッカー連盟(DFB)は16日、来月に開幕するEURO2024へと臨むドイツ代表のメンバーを発表した。
2024年05月16日 20:00
既に導入から5年以上が経過し、プロサッカーの試合では今やすっかりお馴染みとなったVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)。イギリスの衛星放送『SKY』によると、同システムの導入によってペナルティエリア内のファウルやオフサイドに関する判定の精度が従来の82%から96%へと改善したというデータもあるという。
VARがより正確な判定が下されることに貢献しているのは『SKY』が提示しているデータからも明らかだが、その一方で判定が出るまで時間がかかり過ぎてしまい、VARによって試合の流れが途切れてしまうという批判も存在する。
そうした中、プレミアリーグ所属の20チームが6月6日(現地時間)にVARの廃止について年次総会で議論すると『SKY』およびアメリカメディア『The Athletic』が報じて話題となっている。
今回の議案は、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズから提出された。同クラブは建議書の中でVARについて「非常に多くの意図せぬネガティブな結果をもたらしている」と批判し、「サポーターとサッカーの関係を傷つけ、プレミアリーグの市場価値を低下させている。退屈なチェックとひどいコミュニケーションによってスタジアム内に不満と動揺が広がっている」としてVAR廃止を提案している。
年次総会で議案が可決されるには3分の2以上の賛成、つまり20チーム中14チーム以上の賛成が必要となっている。もしも議案が可決された場合、既にプレミアリーグが正式に発表した来季からの半自動オフサイドテクノロジーの導入にも影響が出てくるのは間違いない。
果たしてプレミアリーグの各クラブは、ウルブズからの提案に対してどのような決断を下すのだろうか。
2024年05月16日 20:00
15日、マンチェスター・ユナイテッドは、ニューカッスルと対戦し、3-2で勝利した。しかし、プレミアリーグでのユナイテッドの順位は8位で、新共同オーナーのサー・ジム・ラトクリフ氏のもと、改革のシーズンオフが始まると多くのメディアで報道されている。報道によるとその内容は過激なもので、イングランド代表MFコビー・メイヌー、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの3人以外の全選手へのオファーを検討するというものだった。
そんななか、試合後に取材に応じたユナイテッドのキャプテンでポルトガル代表のブルーノ・フェルナンデスは下記のように語った。
「クラブが私を将来の一員として望んでくれるなら、ここに残るつもりだ。何らかの理由でチームが私を望まないなら、私は去る」(英『SkySport』より)
フェルナンデスは、残って欲しいと望まれればであれば残るが、チームの意向次第ではユナイテッドを離れることも辞さないという姿勢を示した。
その後、フェルナンデスのコメントを聞いたユナイテッドの指揮官、エリック・テン・ハーグ監督はこの件にコメントしている。
「クラブは間違いなくブルーノを引き留めたいと思っている。私が彼の知っていること全て伝えると、彼はユナイテッドを愛しているユナイテッドのファンで、チームの為に全力でプレイしている選手だ」(英『BBC』より)
テン・ハーグ監督はこのように述べたが、フェルナンデスの去就は不安定と言わざるを得ない。バイエルン・ミュンヘンやサウジ・プロフェッショナルリーグのチームからの興味を報道するメディアも存在し、フェルナンデスはチームの現状に不満を持っているという報道もある。
今季ユナイテッドに残された試合は2試合で、プレミアリーグの最終節とFAカップの決勝だ。FAカップの決勝で負けるとなると、ユナイテッドの無冠が確定し、1シーズンの「敗戦数」や「失点数」といった不名誉な記録を更新したチームに“大鉈”が振るわれることになるだろう。
ユナイテッドとマンチェスター・シティが対戦するFAカップ決勝は、5月25日に行われる。ユナイテッドの今後を左右する1戦に注目が集まる。
2024年05月16日 19:45
[J1第14節]鳥栖 5−2 川崎/5月15日/駅前不動産スタジアム
13節のホーム・札幌戦は3−0で勝利したものの、続く14節のアウェー・鳥栖戦は2−5の完敗。浮き沈みの激しい戦いを見せている川崎にあって、複雑な想いを抱えながらチームのために戦っている男がいる。
今年30歳を迎えたMF瀬川祐輔である。
昨季川崎に加入した瀬川は本来、アタッカーとしての役割を担うが、新シーズンは本格的に右SBに挑戦。着実に出場機会を掴み、前述の札幌戦ではJ1通算150試合出場を達成した。
瀬川といえば明治大時代、一般企業への就職も予定するなか、土壇場でJ2群馬に入団したエピソードも知られている。そこからコツコツ結果を残し、大宮、柏、湘南と活躍の場を広げてきた。
それだけにJ2でも通算82試合・21得点という成績を記録してきたが、本人にとってJ1での150試合出場(24得点)はどういった意味を持つのか。
「遅かったなというのが印象ですかね。(Jリーグで)通算したら230くらいに出ていると思いますが、まだまだ上には偉大な選手がいるなかで、僕はもう30歳なので、ちょっと遅かったかなという気持ちはあります。
一方でそこまで意識もしていなかった面もあり、気付いたらあと1試合と周りから教えてもらいました。J1で150試合に出場できるとは、僕のプロになるまでの経緯を考えたら想像できなかった部分もあるので、その意味では素直に嬉しいです」
【動画】鳥栖×川崎のハイライト
もっともその記念すべき札幌戦は、9試合ぶりのベンチスタートとなり、出場機会が巡ってきたのは試合終盤の88分だった。そして続く鳥栖戦もベンチスタート。
今季はCBを担うことが多かった佐々木旭が、高井幸大のU23アジアカップからの復帰、そしてジェジエウの戦列復帰によって本職の左SBに改めて移り、その分、左に入っていたファンウェルメスケルケン際が右SBにスライドしたことで、瀬川が控えとなった形である。やはりプロとして先発を掴めない状況には忸怩たる想いがあるようだ。
「僕はアタッカーの選手ですが、今季はキャンプからずっとサイドバックでやらせてもらっているので、サイドバックで勝負したいという気持ちはキャンプから作ってきました。ただ、自分がスタメンの時に負け越したり、勝てない試合が多く、そこは自分自身に目を向けながらやらなくてはいけないと思います」
そのなかで、札幌戦の後には鬼木達監督とも想いを語り合ったという。
「札幌戦で外されてしまった時に、その後、オニさん(鬼木監督)とコミュニケーションを取らせてもらったと言いますか、オニさんから話をしてもらえました。その時に自分の想いもぶつけさせてもらいました。コミュニケーションを取ってくれる監督ですし、切り替えるには難しい部分もありますが、そういう機会を作ってくれて、また臨むことができています」
チームは鳥栖戦の大敗で、改めて仕切り直しが求められる。そういうシチュエーションでは周囲を盛り上げ、ポリバレントとして臨機応変に振る舞える瀬川のような選手は必要に違いない。
改めて今季は右SBへの想いも強い。そこには同年代で、今季の開幕前にアメリカへ移籍した山根視来の存在もあるようだ。
「視来が抜けて、ずっとあいつが守ってきたポジションなので、そこで勝負したいです。またポジティブにやっていきたいですね」
14試合を終えて4勝4分6敗、首位と勝点13差の13位。それでも指揮官を筆頭に川崎の面々は逆転での覇権奪回を諦めていない。
「シーズンの最後には優勝したチームのサイドバックでいたいです」
150試合を越えても、瀬川はこれまで通り、自らに求められる役割に真摯に向き合いながら、チームのために戦うはずである。その姿はきっと周囲に小さくない影響を与えるはずだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 19:39
4月に開幕した高円宮杯U-18プレミアリーグEAST。
2024年05月16日 19:30
今週末に最終節を迎えるプレミアリーグ。前人未到のプレミアリーグ4連覇か。20年ぶりの悲願のリーグタイトル獲得か。タイトルの行方はマンチェスター・シティとアーセナルに絞られた。
現在、勝ち点差2で首位に立つシティは、最終節で勝利を収めれば、アーセナルの結果に左右されず自力で優勝を決めることができる。最終節の相手はウェストハムとなっており、シティのホームで行われる試合であってもそう簡単には行かない相手だ。
プレミア史上初の4連覇に向けて、残り1試合となったシティだが、ミッドウィークに行われたトッテナム戦で途中交代したケビン・デ・ブライネは自身の負傷状況を英『Evening Standard』にて話している。相手選手との接触で足首を痛めたデ・ブライネはピッチに倒れ込んで痛がる姿も見られ、状態が心配されていた。
デ・ブライネは自身の負傷状況について、「大丈夫だよ」と答えており、最終節でのプレイに問題がないことを示唆した。しかし続けて、「アキレス腱のところが本当に痛い。衝撃を受けた瞬間はナイフで刺されたような感じがした」と、負傷した際の痛みについて告白した。それでも最後には「大丈夫だと思うよ」と語っており、最終決戦を前に自身の負傷状況を報告している。
ここ数日間の様子を見ることが大事となるが、今シーズンは約半分の離脱を強いられたデ・ブライネにとっては優勝が決まる一戦に賭ける思いも強いだろう。わずかリーグ戦17試合で4ゴール10アシストという圧巻の記録を残す司令塔の存在は大一番にこそ必要だ。怪我の状況が心配されるデ・ブライネはウェストハムとの最終節に出場できるのか。
2024年05月16日 19:07
昨シーズンに大ブレイクしたブライトンの三笘薫は今季、怪我に苦しんだ。現在も腰を痛めて戦線を離脱している。
それでも、移籍市場での高い評価は変わらない。『3ADDEDMINUTES』は、「アーセナルとブライトンの夢の夏のトレード契約は、両クラブを次のレベルに引き上げる可能性がある」と題した記事を掲載。冨安健洋が所属するアーセナルが三笘をターゲットにしていて、「ミケル・アルテタ監督が熱望している」と伝えている。
記事はマンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドも日本代表アタッカーに関心を持っていると報じたうえで、「現段階では具体的な詳細はほとんど明らかにされていないが、ガナーズが26歳の獲得レースで始めの先導者であると理解されている」と綴った。
【動画】ブライトンのシーズン最優秀ゴールを受賞した三笘薫のドリブル弾
そして、三笘の代わりとして、ブライトンがアーセナルの選手を獲得するトレード案を提言。放出候補となっているリース・ネルソンやエミール・スミス・ロウとの交換に言及し、こう見解を示している。
「その意味で、これは本当に誰にとっても都合の良い取引であると言えるかもしれない。一方、ガナーズはキャリア最盛期のトップリーグで最も天賦の才能に恵まれたドリブラーの一人を低価格で獲得し、ミトマ自身には最高のチームの一つでチャンピオンズリーグでプレーする機会が与えられる」
同メディアは、「ブライトンに関して言えば、移籍金を受け取り、自分が選んだ選手を獲得し、エミレーツから幸運を掴んだ者は、プレミアリーグで最もエキサイティングで賞賛されるクラブの一つで、低迷していたキャリアを再び活性化することができる。そう考えると、本当にウィンウィンの状況のように感じる」と主張している。
三笘が冨安とチームメイトになるのか。動向が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 19:04
FC町田ゼルビアは5月15日、J1第14節でセレッソ大阪とホームで対戦。2−1で白星を手にした。
この試合で眩い輝きを放ったのが、U-23日本代表のMF平河悠だ。23分、自陣でクリアボールを収めると、自ら持ち持ち運んでペナルティエリア内まで独走。シュートは敵GKに阻まれるも、23歳のアタッカーが持ち味を存分に発揮した。
【動画】平河悠が自陣から圧巻のドリブルを披露!
快足を飛ばしてビッグチャンスを作った平河に、SNS上では「はんぱねえ」「これこそ平河悠!!」「マラドーナみたい」「誰もが惚れちゃう」「頼りになる」「決めてたらまじでエグかった」「異次元だった」などの声が上がった。
圧巻のドリブルに、元町田の鄭大世氏も反応。自身の公式Xで「日本代表確定」とゼルビアの新鋭を称えている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部