2024年04月30日 10:00
阪神の木浪聖也内野手(29)が26日のヤクルト戦(甲子園)で、今季初失策を含む自己ワースト1試合3失策を記録した。八回の守備から交代後は一塁ベンチ最前列で声を出していたが時折、沈んだ表情を見せた。 プロは結果が全てだ。ただ、個人的にはチームへの貢献度や普段の姿勢や誠実な人柄を見ているだけに、複雑な気持ちにもなった。 昨季は初のゴールデングラブ賞を獲得。今季は堅実な守備でチームに貢献してきた。23日・DeNA戦(横浜)は同点の九回2死二、三塁で山本のボテボテのゴロに前進し、難しい体勢から一塁へジャンピングスロー。ギリギリのタイミングでサヨナラ負けを阻止し、引き分けに導いた好守は記憶に新しい。 馬場内野守備走塁コーチは「今はあまり打てていなくても、しっかり守ってくれる。本当に大きいこと」。得点力不足に苦しんだチームにとって欠かせない存在だ。 岡田監督は疲労も考慮し、27日から2試合連続で休養させた。仕切り直しで本来の姿を見せられるか。コーチ陣はメンタルをポイントに挙げた。藤本内野守備走塁コーチは「責任感が強いし、(先発だった)青柳やチームに申し訳ない気持ちは持っている」と気持ちをくみ取った上で続けた。 「(26日の)3つ目のエラーの時は『次やったらあかん』って大事に捕球しにいく気持ちはすごく分かる。でも、『打球を長く見ないと』と思うと余計に足が使えなくなって固まってしまうから」。自身は現役時代にショートでプレー。失策後は足が動かなくなることを想定し、普段より一歩前で守ることもあったという。変化を加えた理由はメンタルがプレーに影響するから。 「木浪は何度もいいプレーをしているし、技術はあるわけだから。メンタルはプレーに響くから、どこかで吹っ切らないとね。腹をくくってね。壁は自分で突破するしかない」と巻き返しへの気合が空回りしない必要性を説いた。 馬場コーチは現役時代の失策後は「もう一回、俺のところに来いと思っていた」という。「次、次って(前向きに)行く気持ちでやってほしい」と背中を押した。 すでに木浪は切り替えはできているように感じる。チームの一員として当たり前のこととはいえ、先発を外れた2試合は一塁ベンチ最前列で声を張り上げた。27日は自身に代わって先発した小幡が五回に安打を放って近本の2ランで生還すると、ハイタッチして背中もたたいて笑顔を見せた。 28日の練習では通常メニュー後にグラウンドに残って再度ノックを受け、丁寧にゴロをさばいた。「準備はできている」。あとはリフレッシュした心にスイッチを入れるだけだ。(デイリースポーツ野球デスク・西岡誠)
2024年05月17日 20:55
大谷翔平のボブルヘッド配布に長蛇の列
■レッズ 7ー2 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャースは16日(日本時間17日)、大谷翔平投手のボブルヘッドを配布した同日の本拠地・レッズ戦で、今季のメジャー最多観客数を更新したと発表した。ドジャースタジアムには、試合開始6時間以上前から長蛇の列。5万3527人が詰めかけた。その様子をSNSなどで見たファンは「凄いな〜」「さすがだな大谷さん」「桁違いの人気ぶり」「やばすぎる」などの声を上げている。
球場の外に大勢のファンで賑わっていた。ドジャース入団後に、大谷のグッズがプレゼントされるのは今回が初めて。計4万人に渡るが、そのうち約4%の1700個はビジターユニホームバージョンの“レア仕様”となっている。
このことを知ったファンは「ビジターバージョンもらったらラッキーですよね」「日本人も結構居そうですね」「その場にいるだけでワクワクするよね球場行くと」などの盛り上がりを見せている。
グッズプレゼントもあり、チケット価格も高騰。最安値は191ドル(約2万9700円)となっていたが、ファンはグッズを求めて、開門前から長蛇の列を作り、2019年9月20日(同21日)以降、ドジャースタジアムでは最多の観客数となった。(Full-Count編集部)
2024年05月17日 20:21
オリ助っ人エスピノーザはリーグ1位の防御率1.35
オリックスの新助っ人、アンダーソン・エスピノーザ投手が圧倒的な投球を見せている。ここまで6試合に登板してパ・リーグ1位の防御率1.35。山本由伸投手、山崎福也投手が抜けた中、新たな大黒柱の1人となる可能性を示している。今回は球歴、米球界時代の成績、日米における各種指標を紹介する。(成績は5月11日時点)
ベネズエラ出身のエスピノーザは2014年に16歳でレッドソックスと契約し、2016年途中にトレードでパドレスに移籍。MLB公式サイトが発表した2017年のプロスペクトランキングでは、チーム2位、全体25位という評価を受けていた。だが、2017年にトミー・ジョン手術を受け、4シーズンにわたって公式戦登板から遠ざかった。
5年ぶりに復帰した2021年途中にカブスへ移籍。2022年にメジャーデビューを果たし、7登板で18回1/3を投げた。防御率は5.40ながら投球イニングを上回る奪三振数を記録。パドレスに復帰した2023年は3Aで自己最多の131回2/3を投げた。
オリックスに入団した2024年はオープン戦で防御率0.90をマークし、開幕ローテーション入りを勝ち取った。来日初登板となった3月30日のソフトバンク戦では6回無失点で来日初白星。その後も安定した投球を続け、最初の5登板全てで6回以上を投げて1失点以下だった。
プロデビューを果たした2015年は、ルーキーリーグで防御率0.68、奪三振率9.00。2016年には17歳の若さながら1Aで108回1/3を投げた。しかし、トミー・ジョン手術の影響で4年間実戦から離れることになり、復帰した2021年もA+で防御率5.04だった。それでも2Aへの昇格後は3試合で防御率1.35、奪三振率10.80と好成績を残した。
だが、2022年は2Aで防御率7.11、3Aで防御率8.31と、苦しい投球が続いた。同年はMLBで奪三振率9.33とポテンシャルの一端を示したものの、2023年も3Aで防御率6.15と安定感を欠いていた。少ない与四球…40イニングで7個
エスピノーザの大きな特徴として、与四球が少ない点が挙げられる。40イニングで四球は7。そのうち4つは来日初登板の3月30日に記録したもの。その後の34イニングで与えた四球は3つだ。さらに、投手の制球力を表す指標「K/BB」は4.57で、一般的に優秀とされる3.50を上回っている。1イニングに出した走者の平均を示す「WHIP」は0.98。与四球の少なさに加えて、被打率も.227と優れた水準に達している。
NPBでは抜群の制球力を発揮しているエスピノーザだが、米球界時代に真逆の傾向を示していた。2021年以降は全てのカテゴリーにおいて4点台以上の与四球率を記録しており、2022年には3Aで与四球率6.58、MLBで同7.85だった。ただし、2015年はルーキーリーグで与四球率2.03、2016年は1Aで同2.91と、トミー・ジョン手術を受ける前は高い制球力を示していた。故障を克服して自己最多の投球イニングを記録した2023年は、与四球率が4.99と前年に比べて改善傾向にあった。
奪三振率に目を向けると、米球界時代は全てのカテゴリーで8点台以上。MLB傘下においては、力でねじ伏せる投球を持ち味としていたことがうかがえる。2022年に関しては奪三振率が8.00と、キャリアの中でも最も低い数字だった。奪三振率こそ控えめながら制球力に向上が見られた点は、NPBで残している指標の傾向にも符合する。投球スタイルのモデルチェンジが、日本球界におけるブレークにつながっていると考えられる。
NPBへの挑戦後に課題だった制球力が劇的に改善し、投球の安定感が高まったエスピノーザ。まだ26歳という年齢を考えれば、今後さらなる成長を見せる可能性も大いにあるはず。MLBのトッププロスペクトとして将来を嘱望された右腕は、今季の要注目のトピックの一つとなりそうだ。(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
2024年05月17日 20:19
「ロッテ−日本ハム」(17日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハム・田宮がロッテ・佐々木の160キロの速球を右肘に受けた。七回、1−1の同点としなおも2死二塁で打席へ。カウントフルカウントからの6球目は内角高めへの160キロだったが、田宮は腰を引きながらも右肘は前に出るような形になって死球に。肘当てはしていたが、治療のため一時ベンチ裏に下がった。その後、グラウンドに戻り駆け足で一塁へ向かった。
SNSでは「田宮君身を挺して塁に出てくれたんか…」「田宮選手の痛い思いがちゃんと活かされますように。。。」「田宮、それは当たりに行ってるやろ(笑)」という反応があった一方で、「田宮大丈夫か?良かったー」「田宮離脱はあかんぞ。動いてるから折れてはないと思うけど」「これで田宮怪我したら田宮も日ハムも痛すぎるな 今日ハムが強いのは田宮のお陰だろ」などと心配する声が多く集まった。
2024年05月17日 19:53
レッズのデラクルーズは4打数4安打4盗塁…今季30盗塁で年間110個ペース
■レッズ 7ー2 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)
レッズのエリー・デラクルーズ内野手が16日(日本時間17日)の敵地・ドジャース戦で衝撃の躍動を見せた。
2024年05月17日 19:52
「広島−巨人」(17日、マツダスタジアム)
巨人が「鬼門」のマツダスタジアムで、投打にチグハグとした戦いが続く。
四回、1死一、三塁のピンチ。秋山の二ゴロで4−6−3の併殺を狙ったが、遊撃・門脇の送球が反れて併殺崩れの間に追加点を許した。門脇は、三回にも秋山の打球を処理できず、この日2失策と名手が苦戦を強いられる形になった。
すると、直後の攻撃。先頭の門脇が四球で出塁すると、続く戸郷は犠打を試みた。捕球した大瀬良は二塁送球を狙ったが、このボールが反れて一、二塁と好機を広げた。だが、丸が2ボールから捕ゴロに倒れると、佐々木も打ち上げて中飛で2死。続く吉川の遊ゴロを矢野がファンブルし、満塁としたが、岡本和が左飛に倒れた。
マツダスタジアムは昨季、3勝9敗と大きく負け越した鬼門。前カードでも1敗2分けと苦戦した場所で、なかなか得点チャンスを生かせない。
2024年05月17日 19:51
「阪神−ヤクルト」(17日、甲子園球場)
阪神の先発・青柳晃洋投手は6回5安打4失点で降板した。
初回は先頭に四球で出塁を許すと、1死二塁から長岡に先制の中前適時打。三回は1死一、二塁から4番・村上に右中間への3ランを献上し、序盤で4失点を喫した。
その後も制球は不安定のままでリズムはつかめず。整備で間が空いた六回も先頭に四球、次打者に死球と調子は戻らなかった。二回以外、毎回走者を許す苦しい投球となった。
前回10日・DeNA戦(横浜)でも初回に4連続四死球を与えて押し出しと乱調。2試合続けて荒れた投球となった。
2024年05月17日 19:48
「ロッテ−日本ハム」(17日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムは先発に転向した金村が今季2度目の先発。5回5安打1失点、毎回の6三振を奪ったが、味方の援護なく降板した。
二回2死一、三塁、三回2死三塁のピンチはいずれも三振で切り抜けたが、四回2死二塁から安田に右前適時打で先制の1点を失った。
2024年05月17日 19:39
大谷ボブルヘッドデーに今季のメジャー最多5万3527人の観客が詰めかけた
■レッズ 7ー2 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)
10年7億ドル(約1088億円)、破格と言われていた契約の“回収”が至る所で始まっている。
2024年05月17日 19:39
「広島−巨人」(17日、マツダスタジアム)
広島1点リードで迎えた四回、巨人・岡本和の好判断で珍プレーが生じた。
無死一、二塁で大瀬良の打席。一塁側に送りバントを試みた。バントシフトの前進守備から、捕球した一塁・岡本和は反転して二塁に送球。間一髪のタイミングでリプレー検証も行われたが、フォースアウトになった。
状況を把握していた岡本和の好プレー。二塁走者は三塁に進塁したが、大瀬良に犠打は記録されなかった。犠打は、バントをした結果塁上の走者が進塁し、打者が一塁に達する前にアウトになったときに記録され、その打席は打数に含まれない。公認野球規則9・08(C)でも「打者のバントの打球で次塁へ進もうとする走者のうち1人でもアウト(フォースアウト、タッチアウトの区別なく)にされたときには、打者に打数を記録するだけで、犠牲バントとは記録しない」とある。
2024年05月17日 19:20
「ソフトバンク−西武」(17日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンク・山川穂高内野手が古巣西武戦でパ・リーグ最速の10号本塁打を放った。
3−0とリードして迎えた三回1死走者なし。西武先発のボー・タカハシの投じた外角へのスライダーにタイミングを外されたが、泳ぎながらも運んだ打球は左翼のホームランテラスへ飛び込んでいった。これで点差は4点に広がった。
山川は「打ったのはスライダー。うまくバットに引っかかってくれました。追加点となるホームランとなって良かったです」とコメントした。
この日からの西武3連戦は「ピンクフルデー」と銘打たれ、初戦は選手が着用しているピンクリボンユニフォームと同じデザインのレプリカが来場者に配布されている。山川は華やかな客席に向かって「どすこいポーズ」を決めると満足そうな表情を浮かべた。
一方で左翼席の西武ファンは、第1打席での三振の際は大歓声を上げていたが、この一発を目にして声を失っていた。
前日まで山川が本塁打を放った試合は7戦全勝。西武戦で3本目のアーチ。
2024年05月17日 19:01
「DeNA−中日」(17日、横浜スタジアム)
中日は1点を追う三回の攻撃で痛いミスが出た。
1死から山本が左前打で出塁し、カリステが三振で2死一塁。打席には一発のある細川を迎えたが2球目、捕手・山本からのけん制で一走・山本がタッチアウト。立浪監督はリクエストしたが、一塁手・オースティンの頭へのタッチがわずかに早いと判断され、判定は変わらなかった。
負ければ最下位となる一戦で、東相手にミスでチャンスをつぶした。
2024年05月17日 18:54
大谷夫妻の“神対応”に「さすがスポーツマンシップのある2人」
■レッズ 7ー2 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのレッズ戦後に取材に応じ、同戦での真美子夫人の始球式を断っていたことを明かした。
2024年05月17日 18:48
「阪神−ヤクルト」(17日、甲子園球場)
阪神の青柳晃洋投手が村上に両リーグ最速となる10号3ランを浴びた。
0−1の三回2死一、二塁で村上を迎えた右腕はボールが先行。カウント2−0からの3球目、低めのツーシームを捉えられ右中間スタンドに運ばれた。青柳は初回にも先頭の丸山に四球を与え、1死二塁から長岡の中前適時打で先制を許しており、三回を終えて4失点と苦しんでいる。
2024年05月17日 18:45
「阪神−ヤクルト」(17日、甲子園球場)
ヤクルトの村上宗隆内野手が、両リーグ最速の10号に到達。三回に3ランを放ち、2戦連発で自身201本目のアーチを放った。
1点リードで迎えた三回だ。2死一、二るいで打席に向かうと、2ボールから低めのボールを強振。打球は右中間スタンドギリギリに着弾した。
村上は15日の広島戦(松山)で、清原超えとなる史上最年少の200号を放ったばかりだった。
村上は球団を通して、「打ったのはシュート。バッティングカウントだったので、思い切って打ちにいきました。追加点が取れてよかったです」と振り返った。
この一発で6年連続2桁アーチとなった。
2024年05月17日 18:33
大谷翔平は小児患者に始球式をプレゼント…捕手役を務めた
■レッズ 7ー2 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手と心臓病を患った少年との交流が、ファンの感動を呼んでいる。自身の首振り人形が配布される「ボブルヘッドデー」だったこの日、試合を観戦した少年に始球式のサプライズプレゼント。自ら捕手を務め、ボールをキャッチして優しく微笑みかける姿に、「なんて素敵なスーパースター」「大谷さんらしくてステキ」と声が上がっている。
アルバート・リーくんは生後すぐに心臓病と診断され、これまでに複数回の手術を受けた。この日は大谷から始球式とスイートルームでの観戦というビッグプレゼント。試合前に顔を合わせると、アルバートくんは驚きと感動で目を丸くしていた。
始球式では大谷が捕手を務めた。背番号17のユニホームを着用したアルバートくんがマウンドから投じたショートバウンドの投球を、軽やかにキャッチすると、笑顔でマウンドに歩み寄り、優しく肩を抱いた。
一連の行動にファンは感激。SNSには「また優しさを感じる」「素敵すぎる」「良い思い出になったと思います」「優しさが伝わってきますよね」「感動ですね 優しい時間が流れていますね」「ナイスなキャッチング」とコメントが寄せられた。(Full-Count編集部)