2024年04月30日 15:17
現地時間28日に行われたプレミアリーグ第35節でアーセナルはトッテナムと対戦し、3−2で勝利した。 今シーズン2度目のノースロンドン・ダービーは手に汗握る接戦となった。敵地に乗り込んだアーセナルは前半だけで3点を先行するも、64分にスペイン代表GKダビド・ラヤのキックミスから1点を返されると、84分には韓国代表FWソン・フンミンにPKを沈められ1点差に。その後はトッテナムの猛攻にさらされたものの、最後まで集中力を切らさず、3−2で試合を締め括った。苦しみながらも勝ち点「3」を獲得したアーセナルは暫定首位の座をキープしている。 勝敗を分けたのはセットプレーだと言っても過言ではないだろう。アーセナルの先制点となったデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルクのオウンゴール、3点目のドイツ代表FWカイ・ハフェルツのヘディングシュートはいずれもCKから生まれたもの。対するトッテナムアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロがセットプレーから2度決定機を迎えており、20分にはイングランド代表MFジェームズ・マディソンのFKに合わせたヘディングシュートが身右ポストを叩いている。仮にこれが決まって同点に追い付いていれば、少なくとも試合展開は異なるものとなっていただろう。 アーセナルがセットプレーに強いのは今節に限った話ではない。イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、今シーズンのアーセナルはPKを除いたセットプレーから合計22ゴールをマークしているが、これはリーグ最多の数字。また、セットプレーから喫した6失点も今シーズンのリーグ戦における最少の数字となっている。 とりわけCKで強みが発揮されており、ここまで挙げた16ゴールは2016−17シーズンのウェストブロムウィッチと並んで、プレミアリーグの1シーズンにおける最多記録となっている。イングランド代表FWブカヨ・サカと同MFデクラン・ライスのキック精度が高いのは言うまでもないが、イングランド代表DFベン・ホワイトが相手GKの動きを制限したり、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、フランス代表DFウィリアン・サリバ、ハフェルツが敢えてオフサイドポジションに陣取ったりするなど、得点の可能性を高めるための多様な工夫がなされており、ショートコーナを含めたバリエーションは豊富だ。 これを主導しているのがセットプレーコーチを務めるニコラス・ジョバー氏。かつてモンペリエのアナリストやブレントフォードのコーチを務めた42歳のフランス人は、マンチェスター・シティ時代に仕事を共にしたミケル・アルテタ監督の誘いを受けて、2021年夏にアーセナルへ加入。すると、ジョバー氏の着任初年度からアーセナルのセットプレーは大幅に改善され、得点数はその前のシーズンの「6」から「16」まで増加した。 アルテタ監督は同氏の就任直後に「彼の専門知識は我々にとって信じられないほど有益で価値がある」とコメントしていたが、その言葉通り、ジョバー氏の編み出すセットプレーはアーセナルに多くの勝ち点をもたらしている。 長かった2023−24シーズンも残りわずか。20年ぶりのリーグ制覇を目指すアーセナルの戦い、そしてセットプレーに注目だ。
2024年05月17日 21:24
苦しい敗戦の中で広島の守護神らしさが光った。サンフレッチェ広島は15日、明治安田J1リーグ第14節で鹿島アントラーズと対戦し、1−3で敗れた。2試合連続で3失点を喫したが、フル出場したGK大迫敬介は好セーブで存在感を示した。
広島は鹿島戦前の直近5試合で4分1敗。どの試合も失点が続いて、勝利から遠ざかっている。大迫も失点に絡むミスが続き、これまで幾度となくチームを救ってきた守護神らしさが影を潜めていた。
6日の名古屋グランパス戦は開始直後の判断ミスが失点に直結し、チームも2−3で敗戦。試合後には沈んだ表情で「自分がゲームを壊してしまったので責任を感じます」と自身のミスに向き合い、「しっかり自分を見つめ直して、チームの力になれるように頑張りたい」と努めて前を向いていた。
今季初黒星を喫した名古屋戦から今節の鹿島戦までは中8日。広島は厳しい連戦を一旦終えて、ひと息つける機会に恵まれた。その期間に大迫は自分自身と向き合った。「自分で納得できるぐらいトレーニングができたし、映像を見返して原因を突き詰めて整理ができた」。ミスを引きずっていたことを自覚し、自分らしさを取り戻すことに集中した。
「どうしても失点に絡んでしまうと、次は同じ失敗を繰り返さないようにと思ってしまって、その思考がよくなかったと思う。自分のいいところは思い切って決断して、それをしっかり完結させるところ。もっと最初の直感を信じて、思い切って決断していきたい」
そんな守護神にミヒャエル・スキッベ監督からも「これまで見せていたパフォーマンス、『これが大迫敬介だ』というのをもう一度見たい」という言葉をかけられていた。
指揮官は鹿島戦の前日、「今週話をして、スッキリしているようだし、また”いい大迫敬介”が見られると思う。ここまで2年半、いいサッカーができていた中で大きな部分を担ってきた選手だから、2つ3つミスしたところで問題はない」と変わらぬ信頼を口にしていた。
大迫も「自分のことを信頼し続けているという話をしてもらえた」と監督との会話を明かし、「いつも通りの自分のプレーを出したい」と鹿島戦に向けて意気込んでいた。守護神の表情は晴れやかだった。
「(ミスを)引きずってないように見えていたけど、やっぱり引きずりますよね。でも、1回(連戦が)途切れたことで、また自分に戻れた気がします」
迎えた鹿島戦。大迫は「これまでずっと自分がゲームを難しくしていたので、そういうリスクを避けながらプレーした」と振り返ったが、チームとしてはまたも試合の入りで崩れた。開始5分にCKからDF植田直通にパワフルかつ正確なヘディングシュートを沈められると、15分にはFW鈴木優磨にPKを決められて2失点。PKのシーンで大迫はコースを読み切って手に当てたが、力強いシュートを弾き切れず、「あれだけ触ったら、かき出したかった」と悔しさを噛み締めた。
65分にはMFマルコス・ジュニオールが反撃のゴールを決めて勢いづいたが、84分にFWチャヴリッチの追加点を許して鹿島に勝負を決められた。大迫はこれまで続いていた失点に絡むミスこそなかったが、チームとしては痛い3失点。特に前節に続いて序盤に連続失点を喫し、「守備陣として立ち上がりはもっと締めないといけないし、まずは試合の入りで集中することが大事」と反省した。
ただ、再び苦しいスタートになったが、そのなかでも大迫は切り替えていた。後半には好セーブを連発。73分、チャヴリッチにペナルティエリア内へ抜け出されてピンチを迎えたが、至近距離からのシュートを堂々と構えてブロック。78分にはDF濃野公人の強烈なミドルシュートを好反応で防ぎ切った。
反撃で前がかりなチームを救った連続ビッグセーブ。まさに「これが大迫敬介だ」というプレーが戻ってきた。本人は「失点しても崩れないメンタリティは大事なので、今日はそこでひとついい感覚がつかめた」と胸を張りつつ、「それを今度は無失点を続けるためのプレーにしたい」と次に目を向けた。
次節は中3日で19日に京都サンガF.C.とアウェイで対戦する。6試合勝ちなしで、また連戦が始まったが、まずは敗戦を引きずらず、前を向いて戦いたい。「もっとチームに貢献したいし、まだまだ自分らしいプレーを取り戻さないといけない」。広島の最後尾に戻ってきた“大迫らしさ”が、またチームの背中を押すはずだ。
取材・文=湊昂大
2024年05月17日 21:00
15日に行われた明治安田J1リーグ第14節、FC町田ゼルビアはセレッソ大阪をホームに迎えた一戦を2-1でものにした。
試合は1-1で迎えた後半アディショナルタイム、途中出場のミッチェル・デュークが決めたヘディング弾で決着。町田が首位ヴィッセル神戸と同勝点の2位を維持している。
今季がJ1初昇格の町田。J1の経験が少ない選手も目立つなか、重要な役割を果たしている一人がセンターバックの昌子源だ。
日本代表として2018年のロシアワールドカップにも出場した31歳は、9節のFC東京戦から6試合連続でフル出場中。その充実ぶりもあってか、今週にはパリ五輪のオーバーエイジ候補としても名前が取りざたされた。
「マジで何もないです。何も聞いてないです、ほんまに。何かあったら原さん(原靖フットボールダイレクター)に来るし」
試合後の囲みで笑顔をとともに噂を完全否定した昌子。
とはいえ、U-23日本代表のオーバーエイジ候補としてはセンターバックの名前が多く挙がっているのも事実。彼らの招集の可否によっては、鹿島アントラーズ時代に大岩剛監督の指導を受けた昌子の存在が浮上してきそうだ。
そんな昌子、C大阪戦後に語った“連敗しない強さ”に関するコメントが興味深かったので紹介したい。
町田は前節、湘南ベルマーレを相手にアウェイで0-0の引き分け。黒田剛監督が「敗戦」と語るほど厳しい内容で、だからこそC大阪戦は「連敗しないこと」がチームとして一つのテーマになっていたという。
「(黒田剛)監督も言ってましたけど、間違いなく負けゲームでしたよね、湘南戦は。(セレッソ大阪戦とは)逆に僕らがオフサイドで点を取ったとかありましたけど、内容はもう、球際を含め湘南さんが上回っていたと思います。だからこそ、連敗しないじゃないですけど…気持ちはそっちでしたけどね。
ただ前回にも言ったと思うんですけど、“連敗しない強さ”とかがあって。でもそれって嬉しいような嬉しくないようなというか。“連敗しない強さ”と言っても、結局1回負けているんで。
やっぱり連勝のほうが嬉しいですし、だからこそ次のヴェルディ戦ですよね。僕らも必死なので、『ここまで来たら俺たち連敗しないから』なんてまったく思っていないです」
昌子はプロキャリアをスタートさせた鹿島で8年間プレー(通算では9年)。数々のタイトルも獲得しただけに、連敗しないことの重要性を認識しつつも、敗戦に対する捉え方にはやはり「常勝」の精神が見え隠れしていた。
兵庫県出身の「最強のサッカー選手」はこの5人!
イブラヒム・ドレシェヴィッチやチャン・ミンギュとともに“強い町田”を最終ラインから支える昌子。
今週末19日(日)に町田GIONスタジアムで行われる東京ヴェルディとの「東京クラシック」でも、勝利を目指しチームを鼓舞する彼のプレーに注目だ。
2024年05月17日 20:52
鹿島アントラーズが5月17日、公式Xで人気漫画とのコラボを告知した。
6月1日に国立競技場で行なわれるJ1第17節の横浜F・マリノス戦で、ツジトモさんが作画の「GIANTKILLING」とのコラボが決まったと伝え、鈴木優磨や植田直通、佐野海舟らが描かれたイラストを公開した。
【画像】鹿島の「GIANTKILLING」コラボイラスト!
この投稿には、以下のような声が上がった。
「ジャイキリは熱い!」
「サンフレッチェもツジトモ先生にお願いしたい」
「すごい、他サポだけど全員特徴捉えててわかる!」
「めちゃくちゃかっこいい!!」
「ツジトモ先生の絵柄最高だなぁ」
「こんなん見たいに決まってる。刺さりまくりよ」
「これはマジで嬉しい!」
「グッズ出してくれたら買います!」
「鹿島ワンダラーズ!」
なお、横浜戦当日はフォトスポット設置やノベルティ配布などのイベントを実施予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 20:05
スペインメディアの『スポルト』は17日、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が同クラブを率いるシャビ・エルナンデス監督の解任を決断したと報じた。
2024年05月17日 19:30
アーセナルGKアーロン・ラムズデールは、やはりアーセナルを離れることになるようだ。今夏のニューカッスル移籍で合意したことを、『Highbury Squad』のYouTubeチャンネルで『sky sports』のグリーン記者が漏らしたと英『football london』が伝えている。
グリーン氏は「アーロン・ラムズデールが夏にニューカッスルに加入することに同意したと理解しています」「それは私が親しくしており、代理人とも親しい人物から直接聞いたことです。それは完了し、契約が進行中だと聞きました」と語ったという。
ラムズデールは今季開幕当初こそファーストチョイスとしてゴールを守っていたが、ほどなくミケル・アルテタ監督はダビド・ラジャを第一GKとして使い始めた。イングランド代表にも名を連ねるラムズデールだが、いきなり出場機会を大きく失ってしまった。そのため、今夏での移籍は何度も噂にのぼっていた。
代表に選ばれ続けるためにも、やはり移籍は避けられないか。昨季躍進の立役者のひとりでもあるが、いつまでもセカンドの立場に甘んじているのも勿体ない。心機一転、居場所を確保することができるだろうか。
2024年05月17日 19:21
清水エスパルスの市川大祐コーチが、クラブの公式YouTubeチャンネルでMF西原源樹について語った。
【動画】清水の市川コーチが“高校生Jリーガー”を語る
清水の下部組織育ちの西原は、現在17歳。今季は2種登録され、ロアッソ熊本との開幕戦(2−1)で途中出場からJリーグデビューを果たす。11節・ベガルタ仙台戦(3−2)で初ゴールを決めるなど、ここまで12試合に出場し2得点を挙げている。
現役時代に清水、甲府、水戸などで活躍した市川コーチは、自身も17歳でJデビューしている。その経験から、西原の現状をこう分析する。
「トップの試合に高校生として出るのはすごく大変なことですし、そのなかでプレーして結果を残していくプレッシャーはもちろんあるとは思います。でも、まずはプレーをし続ける。サッカーをする事に集中することが一番大事」
指導者としては、どのように接していくのか。
「点を取ったことで周りが取り上げたり環境も変わるようなことはあるんですけど、そういう時に指導者が『こうだぞ』という風な道を示すことも大事だと思う。本人もそのあたりは理解している部分もあると思うし、経験値から理解し切れていない部分もあると思うので、そのあたりは、源樹を見ながら適切にサポートできたらなとは思う」
無限のポテンシャルを秘めた俊英は、今後どんな成長を遂げるか楽しみだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 19:14
エールディヴィジのヘーレンフェーンは17日、来シーズンから元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏がクラブの指揮官に就任することを発表した。
現在40歳のファン・ペルシー氏は、母国オランダの名門フェイエノールトでプロキャリアを歩み始めると、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、フェネルバフチェで活躍。オランダ代表としても102キャップを記録し、同国代表の最多得点記録を塗り替える通算50ゴールをマークした。2018年10月に現役引退を発表すると、約1年間はイングランドで解説者として活動。2020年からはフェイエノールトの非常勤スタッフを勤め、その翌年にはトップチームのテクニカルコーチ兼U−16チームの監督に就任した。今シーズンからはU−18チームとUEFAユースリーグに臨むU−19チームの監督に昇格していた。
今回、自身初のトップチーム監督に就任したファン・ペルシー氏は、ヘーレンフェーンと2年契約を締結。クラブ公式サイトにて決意を語っている。
「コーチという職業は包括的でやりがいのあるものだし、私は大きな情熱と喜びを持ってそれに取り組んでいる。私は自分の成長を続けたいと考えており、ヘッドコーチという役割はその野心にぴったりだ。だからこそ、ヘーレンフェーンが提供する機会に満足している」
「ヘーレンフェーンは、豊かな伝統と忠実なサポーターを持つ、とても素晴らしいトップリーグのクラブだ。ここで監督としてクラブのスポーツの野心と発展に貢献することは、素晴らしい挑戦だ」
2024年05月17日 19:09
2008年、まったくの無名だった18歳の時に日本に渡り、川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディで規格外のパワーと決定力(そして問題児ぶりも)を発揮。
2024年05月17日 19:00
トーマス・トゥヘル監督は来シーズンもバイエルンの監督を続けるのであれば、プレミアリーグから2人のスター選手を連れてきたいと考えているようだ。『The Independent』が報じている。
今年2月に成績不振を受けて、今シーズン限りでの退任を発表したトゥヘルだったが状況が一転しつつある。後任探しを行っていたバイエルンだが、ここまでトゥヘルの後釜は見つかっておらず、トゥヘルに留任を交渉していると考えられている。
交渉はすでに行われているようだが、同メディアによると、続投にあたって、指揮官は2人の中盤の選手の獲得を保証してほしいと願っているようだ。
1人目はフラムに所属するジョアン・パリーニャだ。同選手は昨夏にもバイエルンが狙っていた選手の1人であるが、結局移籍は実現せず。それでもトゥヘルは6番のポジションの補強を望んでおり、パリーニャを獲得したいと考えているという。
2人目はマンチェスター・ユナイテッドに所属するブルーノ・フェルナンデスだ。トゥヘルはプレイメーカーの獲得を望んでおり、同氏がチェルシーを指揮していた時から獲得を望んでいた司令塔に白羽の矢が立ったようだ。
昨夏にトッテナムからハリー・ケインを獲得したように、バイエルンは今夏にも大金を投じて補強を行う姿勢という。今シーズンは12年ぶりの無冠という悔しい1年を送ったバイエルンは来シーズンの王座奪還に向けて、チームのアップデートを図るだろう。まずはトゥヘルとの指揮官続投の交渉を済ませる必要があるが、今夏もバイエルンの移籍市場での動きに注目だ。
2024年05月17日 19:00
プレミアリーグのアーセナルとキットサプライヤーのadidasは16日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。Arsenal 2024-25 adidas Home
アーセナル 2024-25 adidas ホーム ユニフォーム
24-25新ホームユニフォームで最大の注目ポイントは、やはり左胸の大砲ロゴ。その前に“こだわり”を持つアーセナルファンも多い肩部分のカラーを先にチェックすると、23-24モデルから引き続き2季連続でホワイトを採用となった。
アーセナルのクラブカラーはレッドとホワイトだが、ユニフォームは“肩を赤、袖に白”というクラシックなスタイルを好むファンが比較的多い。とはいえ2003-04シーズンの無敗優勝時のユニフォームは肩と袖がホワイト一色だったので、“白い肩”の印象が悪いわけでもないだろう。
今回のユニフォームで話題なのが、現在のエンブレムの代わりに復活したキャノン(大砲)ロゴだ。このロゴ自体は2021-22シーズン以降アウェイやサードのユニフォームで既に復活を果たしていたが、ホームでは1989-90シーズン(ユニフォーム的に表記するなら1988-90モデル)以来の登場となる。
アーセナルのエンブレムには大砲が描かれているが、それはクラブが兵器工場の労働者によって創設されたという背景が関係している。アーセナルという名前自体も、そうした工場そのものを意味する。
砲身の向きに関しては右か左かで好みが分かれるところだが(2002年までの左向きを好むファンも多い)、シンプルな大砲ロゴの復活自体は、ここまでファンの反応を見る限りでは歓迎ムードだ。
そんな新ユニフォームのデビュー戦については、現段階では不明。なお、19日に行われる2023-24シーズンの最終戦はホームでのエヴァートン戦で、この試合がデビュー戦となる可能性もある。
アーセナルも!エンブレムのデザイン変更が「大成功だった」9つのチーム
復活の大砲ロゴが話題の新ホームユニフォームは、クラブ公式ストアやadidasオンラインストア他で販売中。
2024年05月17日 18:47
浦和レッズは5月17日、2024シーズンの3rdユニホームを発表した。
3rdキットは、クラブの歴代のユニホームやホームスタジアムの雰囲気からインスピレーションを得た黒を基調としたデザインに。
1stユニホームと同様、スタジアムに木魂(こだま)するファン・サポーターの途切れない熱い声援、鳴り響く拍手、揺れる応援フラッグやタオルマフラー。それら全てでスタジアムを包み込む空気の流れや動きを作り出している様子から着想し、ダイナミックに表現されている。
【動画】ブラックが映える浦和の新3rdユニ!
ブラックとダークグレーのカラーコンビネーションで対戦相手を圧倒する力強さ、そして、アクセントカラーにレーザークリムゾンというポップな蛍光色を差し込むことで、さらに強力でスピード感のあるユニホームに仕上がっている。
これにはSNS上でファンも反応。「カッコよすぎる。やはり黒ユニは至高」「これは欲しい」「黒×赤かっけ〜!」「これが1番良いのではw」といった声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 18:00
マンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネは相棒であるストライカーのアーリング・ハーランドの今シーズンの活躍を称賛している。
2024年05月17日 17:59
リヴァプールは17日、同クラブに所属する元カメルーン代表DFジョエル・マティプと、スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの今シーズン限りでの退団を発表した。
現在32歳のマティプはシャルケの下部組織出身で、2009年11月にトップチームデビュー。2010年からは元日本代表DF内田篤人氏ともプレーし、2016年夏にフリー移籍でリヴァプールへと加入した。今シーズンはここまで公式戦14試合の出場にとどまっているが、加入してからの8年間では公式戦201試合出場11ゴールを記録しており、チャンピオンズリーグ(CL)とプレミアリーグなど、合計7つのタイトル獲得に貢献してきた。
また、現在33歳のチアゴは、5歳でブラジルの名門フラメンゴの下部組織に入団。家族の移住に合わせて、複数のクラブを転々としながら、2004年にバルセロナのアカデミーに入団した。2011−2012シーズンよりトップチームへと正式に昇格すると、2013年7月にバイエルンに加入。数多くのタイトル獲得に貢献したのち、2020年9月にリヴァプールへと活躍の場を移した。4年目となる今シーズンは、負傷により公式戦1試合のみの出場となっているが、リヴァプールではこれまで公式戦98試合出場6ゴールをマークしており、FAカップやカラバオカップ制覇に貢献した。
クラブとの契約が今シーズンで満了を迎えるマティプとチアゴだったが、両者ともにリヴァプール最終年は負傷に苦しめられた1年となった。マティプは、昨年12月に行われたプレミアリーグ第14節のフルアム戦で前十字じん帯(ACL)を損傷。今シーズン絶望の大ケガを負っていた。一方、2月4日に行われたプレミアリーグ第23節のアーセナル戦で負傷から10カ月ぶりの復帰を果たしたチアゴは、途中投入からの約12間で再び負傷。3カ月が経過した現在もいまだにピッチに立つことができていない。
今シーズンでクラブを率いるユルゲン・クロップ監督が退任するリヴァプール。マティプとチアゴの功労者2名も、本拠地『アンフィールド』でのプレミアリーグ最終節を経て、“レッズ”のユニフォームに別れを告げる。
2024年05月17日 17:30
ラ・リーガのバルセロナは、今季限りでチャビ・エルナンデス監督を解任することを検討しているそう。
『RAC1』や『Sport』などによれば、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はアルメリア戦の前日会見でのチャビ・エルナンデス監督による発言に失望させられていたという。
ジョアン・ラポルタ会長が問題視しているというチャビ・エルナンデス監督の発言は以下のようなものだそう。
「バルセロナのファンやメンバーは、レアル・マドリーや欧州トップクラスのクラブと競争することがとても難しい状況にあることを理解する必要があると思う。特に経済の面では。
25年前にバルセロナにやってきた監督が『あの選手が欲しい、この選手が必要だ』と言っていた状況とは異なっているんだ。
バルセロナのファンはそれを理解する必要があり、私はそれについてSDのデコや会長と話し合っている。
それは我々は競争を捨てているというわけではないし、そうはしたくない。タイトルを目指して戦い続ける。しかしながら、『これがバルセロナの状況だ。我々はまず安定が必要であり、時間がかかるものだ』ということは理解すべきことだ。
我々はその中で競争するために常に良いことをしていくつもりだし、会長もデコも前向きに取り組んでいる。ただ、経済状態は我々も悩まされている。
目的というものは変化する。それを受け入れて改善していく。そうでなければ我々はずっとこのままだ。うまくやれていないものは変えなければいけない。
経済状態はどうか、ファイナンシャル・フェアプレーの状況はどうか。そこから判断しなければならないのだ」
来シーズンの計画についての現実的な土台を踏まえての説明であったが、これをジョアン・ラポルタ会長や取締役会の一部が問題視しているという。
彼らは「クラブは重要な選手と契約するために多大な努力を行ってきたものの、チャビ・エルナンデス監督はその恩恵を感じていないのではないか」と疑念を持っているとのこと。
そこで現在ジョアン・ラポルタ会長はチャビ・エルナンデス監督を改めて今シーズン限りで解任することを検討しており、現在ポルトガルに滞在中のデコSDが帰国し次第それらの人事を決定するとのこと。
チャビ・エルナンデス監督は2025年まで契約を残しているものの、今年1月28日に行なわれたビジャレアル戦で3-5と敗れた後に「今季限りで退任する」と発表していた。
しかしながら4月25日に行なわれたバルセロナとチャビ・エルナンデス監督の会談の結果、退任宣言を撤回して2024-25シーズンも指揮を執ることになったと公式発表した。
チャビ監督退任のバルセロナ「新指揮官候補の8名」
ところがそれから1ヶ月も経たないうちにチャビ・エルナンデス監督の足元は再び脆い状況となっており、再び解任される可能性が高まっているようだ。
ただこの段階でクラブの事情でチャビ・エルナンデス監督を解任した場合は1000万ユーロほどの違約金が必要になると考えられており、経営的に厳しいバルセロナの状況を更に悪化させる可能性もあるという。
2024年05月17日 17:14
今後の上位争いに弾みをつけるには、格好の相手だ。
5月18日に開催されるJ2第16節で、4位の横浜FCは首位を快走する清水エスパルスをホームに迎える。
勝点12差で追う相手は目下7連勝中。手強い相手であるのは間違いない。井上潮音は「個人個人、能力が高い選手が多いですし、去年よりもさらにチームとしてまとまっている」と、その印象を語る。
横浜FCは直近2試合で1分1敗。首位チームから勝点3を奪い、流れを変えたいところだ。井上も気合を入れる。
「自分たちはここ2試合、勝っていない状況ですけど、次に勝ったらチームの調子は上向く、そういう相手ですし、自分たちの力を考えたら、勝てる相手というか、絶対に勝てない相手ではないですし、絶対に勝って、チームの調子を上向かせたい。そういうきっかけになる、良い試合にできればいいかなと思います」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
勢いのある清水を、ここで止めておきたい。
「勝点とか、今はそんなに見ていないですけど、ここで負けてしまえば、優勝だったり、自動昇格は厳しい状況になるとは、たぶんみんな分かっていると思います。そういった意味でも、すごく大事な試合」
38分の1に変わりはないが、勝点以上のプラスアルファをもたらすかもしれないホーム清水戦。井上も「燃えますね」と意気込む一方で、「でも、一番大事なのは平常心。みんながいつもどおり、自分の100%のプレーを出すことに集中できればいい」と語った。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)