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2024年04月30日 17:30
バルセロナは17歳の逸材の流出を防ぐために全力を尽くすようだ。 スペインメディア『Mundo Deportivo』によると、バルセロナはスペイン代表DFパウ・クバルシとの新契約締結に近づいているという。 2007年1月22日生まれで現在17歳のクバルシはラ・マシア(バルセロナの育成組織)で育ったDF。今期は前半戦こそBチームであるバルセロナ・アトレティックを主戦場としていたものの、今年1月19日に行われたコパ・デル・レイ、ラウンド16のウニオニスタス・デ・サラマンカ戦でハーフタイム明けから途中出場し、トップチームデビューを飾った。以降はトップチームでも主力に定着し、ここまで公式戦18試合に出場。ラ・リーガだけでなくチャンピオンズリーグでも最終ラインを支え、守備力は言わずもがな、シャビ・エルナンデス監督からはビルドアップ能力も高く評価されているという。 今後長きにわたってクラブの最終ラインを支えていくことになるであろう逸材に対して、バルセロナは早くから契約延長交渉に着手。同メディアによると、既に両者は金銭面では合意に達しているという。クバルシ側は昇給が約束された契約内容に満足しており、残すは契約期間のみとなっているとのこと。バルセロナ側は6年間を望んでいるのに対して、クバルシ側は5年間を希望しているようだ。 また、クバルシは現在17歳のため、法律の規定により3年間以上の契約を締結することができない。だが、バルセロナはクバルシと同年代のスペイン代表FWラミン・ヤマルと同様の手段で新契約締結までのプロセスを進めるようだ。この手段はここまでのバルセロナトップチームで成し遂げた功績に併せて給与面など改訂可能な部分を変更し、来年1月にクバルシが18歳の誕生日を迎えると、自動的に新たな条項が盛り込まれた長期契約へと移行するというものであり、バルセロナが希望した期間で新契約が結ばれる場合は、2030年6月30日までの契約となる見込みだ。 また同メディアによると、現在の契約では、クバルシ獲得にかかる移籍金は1000万ユーロ(約17億円)にも満たない額であり、同選手に対して熱視線を送っているビッグクラブの多くが、安い移籍金で引き抜ける状態であるという。しかし、今回の新契約が結ばれれば、バルセロナは安価でのクバルシ流出を防ぐことができるようだ。 バルセロナ23/24シーズンが終了する前に、クバルシと新契約を締結したいと考えており、17歳の逸材との契約延長は、もはや時間の問題と見られている。
2024年05月17日 23:30
パリ・サンジェルマン(PSG)でプレイするウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)は来シーズン、セリエAでプレイする可能性があるようだ。仏『L'Équipe』が報じている。
ウガルテが昨夏に日本代表MF守田英正も所属するスポルティングより、6000万ユーロ(当時のレートで約94億円)でPSGに加入した。チェルシーも興味を持っていた選手だが、PSGでの1年目は思うような出場時間を確保できていない。
ウガルテはここまで公式戦36試合に出場し3アシストを記録。プレイ時間は2359分となっており、同じく中盤のヴィティーニャ(3469分)やウォーレン・ザイール・エメリ(3236分)に比べると出番が限られていた。
そんななか、PSGは今夏にウガルテをレンタル移籍させることを検討しており、ユヴェントスとACミランが移籍先の候補となっているようだ。PSGは同選手に競争の激しいリーグで鎬を削ってもらい、新たな環境で貴重な経験を積む機会も提供することで成長を促したいと考えているという。
チームのレベルアップを図りたいが、資金面でのやりくりも考えなくてはならないミランやユヴェントスにとって、レンタル移籍は魅力的な選択肢になる可能性が高い。PSGとしては長期的な成長に焦点を当てた戦略的なレンタル移籍のようだが、ウガルテの今夏の去就に注目だ。
2024年05月17日 23:01
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、エヴァートン戦への決意を語った。17日、イギリスメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。
ここまで37試合を消化したリーグ戦で27勝5分5敗を記録し、勝ち点「86」の2位につけているアーセナル。今シーズンのプレミアリーグ王者が決まる最終節を19日に控え、首位に立つマンチェスター・シティを2ポイント差で追う同クラブは、20年ぶりの優勝に向け、2つの条件(エヴァートン戦での勝利とマンチェスター・シティの逸勝)が必須となっている。
そんななか、会見に出席したアルテタ監督は、「私たちの多くにとって、今週は最大の週のひとつだ。今が最も重要な瞬間だ。本当に興奮しているし、日曜日が待ちきれない。ポジティブな結果になると楽観視している」とリラックスしている様子。続けて、「私たちが話し合った唯一のことは、美しい1日を送る機会を自分たちに与えるということだ。それは可能であり、それがフットボールだ」と意気込みを口にした。
また、「毎週と同じようにプレーしなければならない。そして、ウェストハムが僕らの夢を叶えてくれることを願うんだ」と、マンチェスター・シティと対戦するウェストハムについて言及。一方で、「最初のステップは私たちにかかっており、我々が注力できる唯一のことだ」と目の前の一戦に集中する姿勢を強調している。
さらに、「プレミアリーグで相手クラブに勝つのは難しいが、より多くのことがかかっているときはさらに難しい」とマンチェスター・シティの状況を分析。「シティが(前節の勝利で)優勝に一歩近づいたことは誰もが知っているが、彼らは手ごわい相手と対戦するだろう」とウェストハムを評価しつつ、「私たちはここ数シーズン彼らに苦しめられてきた。ウェストハムは必ずやってくれると確信している」と見解を示した。
2024年05月17日 23:00
1992年に創設されて以降、プレミアリーグでは様々なドラマが生まれ、数々のスター選手が誕生してきた。
今では世界最高のリーグと言われることもあるプレミアリーグ。そんな長い歴史を持つプレミアリーグで最も偉大な選手は誰なのか。評価基準は人それぞれかもしれないが、英『90min』は「プレミアリーグ史上最高の選手」というタイトルでトップ50を選出している。そんなランキングでトップ10入りしたのが下記の選手たちだ。
1位:ティエリ・アンリ
2位:クリスティアーノ・ロナウド
3位:ウェイン・ルーニー
4位:アラン・シアラー
5位:ケビン・デ・ブライネ
6位:モハメド・サラー
7位:ロイ・キーン
8位:フランク・ランパード
9位:デニス・ベルカンプ
10位:エリック・カントナ
そうそうたる顔ぶれの中に現プレミア選手が2人選ばれている。デ・ブライネとサラーは共にここ数年のプレミアリーグを引っ張ってきた2人であることは間違いないが、数々のレジェンドたちを差し置いてのこの順位に疑問符がつく人もいるかもしれない。
そして同メディアが、「プレミアリーグ史上最高の選手」に選んだのはアンリだ。2位のロナウドとは僅差だったようだが、同メディアはこの順位をこう説明している。「ロナウドは『プレミアリーグでプレイした史上最高の選手』だが、アンリは『プレミアリーグ史上最高の選手』だ」。プレミアリーグだけでの成績やパフォーマンスを考えるとアンリの方が優れているという見解のようだ。
アーセナルで377試合に出場し228ゴール89アシストを記録したアンリ。同メディアは「アンリは、本当に魔法のようなことがサッカーのピッチで起こり得ることを証明した」と絶賛。さらに続けて、「アーセナルのレジェンドは、5年連続の20ゴール、4度のゴールデンブーツ、2度のヨーロッパゴールデンシュー、そしてチームを前人未到の無敗優勝に導いた力によって、英国フットボール史にその名を刻んだ」と同選手のことを評している。
選ぶ人によってもトップ10入りのメンバーも変わるかもしれないが、アンリの1位は多くの人が納得する順位かもしれない。
11位から50位は下記の順となっている。
11位~30位
ジョン・テリー、ポール・スコールズ、エデン・アザール、ライアン・ギグス、スティーブン・ジェラード、ハリー・ケイン、パトリック・ヴィエラ、セルヒオ・アグエロ、ダビド・シルバ、デイビッド・ベッカム、リオ・ファーディナンド、ピーター・シュマイケル、アシュリー・コール、ネマニャ・ヴィディッチ、エンゴロ・カンテ、ヴァンサン・コンパニ、ディディエ・ドログバ、ルート・ファン・ニステルローイ、トニー・アダムス、ジャンフランコ・ゾラ
31位~50位
ルイス・スアレス、ヤヤ・トゥーレ、ロビン・ファン・ペルシー、ギャレス・ベイル、ヤープ・スタム、ペトル・チェフ、ロビー・ファウラー、アンディ・コール、フィルジル・ファン・ダイク、ロベール・ピレス、サディオ・マネ、ソル・キャンベル、セスク・ファブレガス、ジェイミー・ヴァーディ、テディ・シェリンガム、マット・ル・ティシエ、エドウィン・ファン・デル・サール、イアン・ライト、ダビド・ジノラ、ソン・フンミン
2024年05月17日 22:30
現在のイングランド代表は世界トップクラスのタレント集団として有名で、代表チームを2つほど作れそうな勢いだ。
2024年05月17日 22:10
イングランドサッカー協会(FA)は17日、 U−11以下のヘディングを段階的に停止するための新ルールを発表した。
FAによると、頭と頭の衝突、肘と頭の衝突、頭と地面のコンタクトなどヘディングに関係して発生しうる事故の危険因子を軽減するため、今後3シーズンにわたって段階的にU−7からU−11レベルまでの試合で意図的なヘディングを廃止する新ルールを導入するという。
このルールはすべてのリーグ、クラブ、学校でのサッカーの試合が対象となり、2024−25 シーズンからはU−7〜 U−9で導入が始まり、2025−26 シーズンからはU−10、そして、2026−27シーズンで U−11に導入対象が拡大されるという。
また、この新ルールはボールを足元で保持するプレーヤーにより多くの技術的な機会や効果的なプレー時間を作り出し、試合中にボールが空中にある時間を短縮することも目的にしていると説明されている。
なお、意図的にヘディングが行われた場合は、相手に間接フリーキックが与えられることになる。また、空中に浮いたボールの競り合いを阻止する観点から、タッチラインを割った場合は、スローインではなく、パスインまたはドリブルインでプレーが再開されることになるようだ。
2024年05月17日 22:00
今シーズンのプレミアリーグで4位フィニッシュが確定し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を41年ぶりに獲得したアストン・ヴィラ。
今シーズンは安定した強さを見せ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、ニューカッスルといった強豪より上位でシーズンを終えることとなった。そんな快進撃を続けたチームを指揮するウナイ・エメリはもっと評価されてもいい監督かもしれない。
2022年10月にスティーブン・ジェラードの後任としてヴィラの監督に就任したエメリ。当時チームは15位に沈んでおり、残留争いを強いられていた。しかしエメリ就任後、見事に立て直し、最終的には7位にまで順位を上げた。そして迎えた今シーズン、1年を通して安定した戦いを見せ、トップ3のシティ(1勝1分)、アーセナル(2勝)、リヴァプール(1分1敗)を相手にも十分な戦績を残している。
ヴィラを復活させ、さらにレベルアップさせたエメリの手腕を元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏も英『Sky Sports』にて絶賛している。
「私たちはユルゲン・クロップとペップ・グアルディオラが世界最高の監督だと話しているが、彼(エメリ)はプレミアリーグで次に優れている。彼がそうなのは、彼が成し遂げてきたことのおかげだ。仕事を見てみると、(ミケル)アルテタがやっていることは素晴らしいが、彼はヨーロッパリーグを制した男だ。彼はたくさんの人生経験を積み、ヨーロッパ中でトロフィーを獲得してきた。そして彼はここにきて、アストン・ヴィラでそれをまたやっているのだ」
2018-19年に指揮したアーセナルでの失敗のイメージもあるかもしれないが、エメリはセビージャやビジャレアルでELを制し、パリ・サンジェルマン(PSG)でリーグ優勝等も経験している。タイトルという点で現段階ではアルテタよりエメリの方が優れた監督であると、キャラガーは考えているようだ。
プレミアリーグ年間最優秀監督賞の最終候補5名にも選ばれているエメリ。タイトル争いを制したペップかアルテタがこの賞をとるかもしれないが、今シーズンはエメリが獲ってもおかしくないほどの手腕を見せている。
2024年05月17日 21:50
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)廃止の可能性について言及した。イギリスメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。
レフェリーをサポートするテクノロジーとして、現在は欠かせない存在となったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)。しかし、今シーズンのプレミアリーグでは、VARの判定をめぐる様々な問題が多発した。なかでも、9月30日に行われたプレミアリーグ第7節・トッテナムvsリヴァプールの一戦では、VAR担当のダレン・イングランド氏と主審の間で伝達ミスが発生し、リヴァプールの得点が取り消しに。試合後にプロ審判協会(PGMOL)はこの判定が事実誤認であったことを認め、リヴァプールに謝罪したことを発表したものの、以降もオフサイドの見逃しやPKについての議論が分かれる判定など、VARの存在意義が問われる事態となっている。
そんななか、ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)は、プレミアリーグに対してVARの廃止を求める意見書を正式に提出した模様。これを受け、6月6日に開催される年次総会で、来季のVAR廃止を決める投票が実施される予定となり、ウルヴスを除く19クラブのうち、13クラブがこれに同意した場合、来季以降の同リーグではVAR廃止が決定する。
一連の流れを受け、VARの廃止に対する意見を求められたクロップ監督は、「プレミアリーグのクラブは、VARがどのように使用されるかについて投票していると思う。VARは明らかに正しくないからだ」とコメント。続けて、「私はVARに反対票を投じるのではなく、VARの使われ方に反対票を投じる。その人たち(VAR審判員)はVARを正しく使う能力がない。VARは問題ではない」と述べつつ、「私ならVARを廃止するほうに投票する」と見解し示した。
2024年05月17日 21:40
ドルトムントを離れ、イングランドのノッティンガム・フォレストにレンタル移籍していることをサッカーファンは忘れてしまっているかもしれない。
2024年05月17日 21:24
苦しい敗戦の中で広島の守護神らしさが光った。サンフレッチェ広島は15日、明治安田J1リーグ第14節で鹿島アントラーズと対戦し、1−3で敗れた。2試合連続で3失点を喫したが、フル出場したGK大迫敬介は好セーブで存在感を示した。
広島は鹿島戦前の直近5試合で4分1敗。どの試合も失点が続いて、勝利から遠ざかっている。大迫も失点に絡むミスが続き、これまで幾度となくチームを救ってきた守護神らしさが影を潜めていた。
6日の名古屋グランパス戦は開始直後の判断ミスが失点に直結し、チームも2−3で敗戦。試合後には沈んだ表情で「自分がゲームを壊してしまったので責任を感じます」と自身のミスに向き合い、「しっかり自分を見つめ直して、チームの力になれるように頑張りたい」と努めて前を向いていた。
今季初黒星を喫した名古屋戦から今節の鹿島戦までは中8日。広島は厳しい連戦を一旦終えて、ひと息つける機会に恵まれた。その期間に大迫は自分自身と向き合った。「自分で納得できるぐらいトレーニングができたし、映像を見返して原因を突き詰めて整理ができた」。ミスを引きずっていたことを自覚し、自分らしさを取り戻すことに集中した。
「どうしても失点に絡んでしまうと、次は同じ失敗を繰り返さないようにと思ってしまって、その思考がよくなかったと思う。自分のいいところは思い切って決断して、それをしっかり完結させるところ。もっと最初の直感を信じて、思い切って決断していきたい」
そんな守護神にミヒャエル・スキッベ監督からも「これまで見せていたパフォーマンス、『これが大迫敬介だ』というのをもう一度見たい」という言葉をかけられていた。
指揮官は鹿島戦の前日、「今週話をして、スッキリしているようだし、また”いい大迫敬介”が見られると思う。ここまで2年半、いいサッカーができていた中で大きな部分を担ってきた選手だから、2つ3つミスしたところで問題はない」と変わらぬ信頼を口にしていた。
大迫も「自分のことを信頼し続けているという話をしてもらえた」と監督との会話を明かし、「いつも通りの自分のプレーを出したい」と鹿島戦に向けて意気込んでいた。守護神の表情は晴れやかだった。
「(ミスを)引きずってないように見えていたけど、やっぱり引きずりますよね。でも、1回(連戦が)途切れたことで、また自分に戻れた気がします」
迎えた鹿島戦。大迫は「これまでずっと自分がゲームを難しくしていたので、そういうリスクを避けながらプレーした」と振り返ったが、チームとしてはまたも試合の入りで崩れた。開始5分にCKからDF植田直通にパワフルかつ正確なヘディングシュートを沈められると、15分にはFW鈴木優磨にPKを決められて2失点。PKのシーンで大迫はコースを読み切って手に当てたが、力強いシュートを弾き切れず、「あれだけ触ったら、かき出したかった」と悔しさを噛み締めた。
65分にはMFマルコス・ジュニオールが反撃のゴールを決めて勢いづいたが、84分にFWチャヴリッチの追加点を許して鹿島に勝負を決められた。大迫はこれまで続いていた失点に絡むミスこそなかったが、チームとしては痛い3失点。特に前節に続いて序盤に連続失点を喫し、「守備陣として立ち上がりはもっと締めないといけないし、まずは試合の入りで集中することが大事」と反省した。
ただ、再び苦しいスタートになったが、そのなかでも大迫は切り替えていた。後半には好セーブを連発。73分、チャヴリッチにペナルティエリア内へ抜け出されてピンチを迎えたが、至近距離からのシュートを堂々と構えてブロック。78分にはDF濃野公人の強烈なミドルシュートを好反応で防ぎ切った。
反撃で前がかりなチームを救った連続ビッグセーブ。まさに「これが大迫敬介だ」というプレーが戻ってきた。本人は「失点しても崩れないメンタリティは大事なので、今日はそこでひとついい感覚がつかめた」と胸を張りつつ、「それを今度は無失点を続けるためのプレーにしたい」と次に目を向けた。
次節は中3日で19日に京都サンガF.C.とアウェイで対戦する。6試合勝ちなしで、また連戦が始まったが、まずは敗戦を引きずらず、前を向いて戦いたい。「もっとチームに貢献したいし、まだまだ自分らしいプレーを取り戻さないといけない」。広島の最後尾に戻ってきた“大迫らしさ”が、またチームの背中を押すはずだ。
取材・文=湊昂大
2024年05月17日 21:14
イタリアメディアの『コリエレ・デッロ・スポルト』は16日、ナポリとユヴェントスが、マンチェスター・ユナイテッドからヘタフェにレンタル加入中のイングランド人FWメイソン・グリーンウッド獲得を検討していると報じた。
現在22歳のグリーンウッドは7歳からマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属し、2019年には17歳の若さでトップチームデビュー。クラブから背番号「11」を与えられるなど将来を期待され、公式戦通算129試合の出場で35ゴールを記録した。
しかし、2022年1月、恋人であるハリエット・ロブソンさんに対する強姦と暴行容疑で逮捕された。その後、強姦未遂、支配的で強制的な行動、実際に身体的危害を与えた暴行などの罪で起訴され、マンチェスター・ユナイテッドでの活動が停止となった。2023年に入って起訴が取り下げられたものの、昨夏に双方合意の上で同選手がクラブから退団することを発表し、ヘタフェにレンタル移籍した。
再起を期してヘタフェへ加入したグリーンウッドは、すぐにチームにフィットし、攻撃陣を牽引する活躍を見せた。ここまで公式戦34試合出場で10ゴール6アシストを記録。現在ではチームに欠かせない存在となっている。
しかし、ヘタフェへのレンタル移籍期間は今年6月30日まで。保有元のマンチェスター・ユナイテッドとグリーンウッドの契約は2025年6月まで残っており、マンチェスター・ユナイテッドとしては、ラ・リーガで評価を高めた同選手を5000万ユーロ(約84億6000万円)以上で売却したいという意向だという。ヘタフェにとって、この移籍金は到底払える額ではなく、レンタル期間の延長交渉も難しいとみられている。
そんな中、ナポリとユヴェントスがグリーンウッド獲得に興味を示していると『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じた。また、グリーンウッドを巡ってはアトレティコ・マドリードも興味を示していると、イギリス紙『デイリー・スター』などが報じており、今夏の獲得競争が白熱する見込みとなっている。
2024年05月17日 21:00
今シーズン、大きな飛躍を遂げた選手の1人がチェルシーでプレイするイングランド代表MFコール・パルマーだ。
昨夏にマンチェスター・シティからチェルシーに移籍したパルマーはすでにチームのエースとして君臨しており、同選手がピッチにいるかいないかでチェルシーは全く違うチームになるほどの影響力を持つ。
そんなパルマーはここまでプレミアリーグ33試合で22ゴール10アシストを記録しており、ゴール関与数32はマンチェスター・シティのアーリング・ハーランド(27ゴール5アシスト)とアストン・ヴィラのオリー・ワトキンス(19ゴール13アシスト)と並び欧州5大リーグで3位タイとなっている。
この記録を上回るのはバイエルンのハリー・ケイン(36ゴール8アシスト)とパリ・サンジェルマン(PSG)のキリアン・ムバッペ(27ゴール7アシスト)だけとなっており、パルマーがここまで残した成績の凄さがわかる。
シティ時代からその才能が注目されていたパルマーだが、ペップ・グアルディオラ率いるチームの下では十分な出場時間を得ることができなかった。しかしチェルシーで出場時間を得たパルマーは水を得た魚の如く、才能を発揮し、シティにいた時よりも1段階も2段階も上のレベルに足を踏み入れたと言っていいだろう。
加入一年目からチェルシーのレジェンドたちの偉大な記録に並ぶほどの活躍を見せている22歳は今シーズン、新たな領域に辿り着き、スター選手への道を歩もうとしている。
2024年05月17日 21:00
15日に行われた明治安田J1リーグ第14節、FC町田ゼルビアはセレッソ大阪をホームに迎えた一戦を2-1でものにした。
2024年05月17日 20:52
鹿島アントラーズが5月17日、公式Xで人気漫画とのコラボを告知した。
6月1日に国立競技場で行なわれるJ1第17節の横浜F・マリノス戦で、ツジトモさんが作画の「GIANTKILLING」とのコラボが決まったと伝え、鈴木優磨や植田直通、佐野海舟らが描かれたイラストを公開した。
【画像】鹿島の「GIANTKILLING」コラボイラスト!
この投稿には、以下のような声が上がった。
「ジャイキリは熱い!」
「サンフレッチェもツジトモ先生にお願いしたい」
「すごい、他サポだけど全員特徴捉えててわかる!」
「めちゃくちゃかっこいい!!」
「ツジトモ先生の絵柄最高だなぁ」
「こんなん見たいに決まってる。刺さりまくりよ」
「これはマジで嬉しい!」
「グッズ出してくれたら買います!」
「鹿島ワンダラーズ!」
なお、横浜戦当日はフォトスポット設置やノベルティ配布などのイベントを実施予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 20:05
スペインメディアの『スポルト』は17日、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が同クラブを率いるシャビ・エルナンデス監督の解任を決断したと報じた。
1月27日に行われたビジャレアル戦での敗戦後に、「この状況は方向転換に値するものであり、クレとしてこの状況を続けることはできない」と今シーズン終了後の退任を表明していたシャビ監督。しかし、今シーズン開幕から不安定な戦いぶりを露呈していたクラブは、この発言以降の公式戦13試合で無敗を記録するなど復調を遂げることに。チャンピオンズリーグでの準々決勝敗退や“エル・クラシコ”での敗戦があったものの、ジョアン・ラポルタ会長やデコSD(スポーツディレクター)らクラブ幹部はシャビ監督の続投を希望し、4月25日にバルセロナは公式会見にて同監督が来シーズンも引き続き指揮を執ることを発表していた。
しかし、シャビ監督の記者会見での発言が状況を大きく変えたようだ。16日にアウェイの地で行われたアルメリア戦(2−0でバルセロナが勝利)を前にした会見で、記者からの「今後もレアル・マドリードや他のクラブとヨーロッパの舞台で競争を続けられるか」という質問に対し、シャビ監督は「これからも競争を続けるが、バルセロナサポーターは状況が難しく複雑であると理解しないといけない」とクラブの状況は楽観的ではないと発言。
その上でシャビ監督は「25年前とは違うんだ。前は監督がこの選手とこの選手が欲しいと言えば補強できた。けど、今のバルセロナはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を抱え、他のクラブとは違う状況にいる。バルセロナサポーターはそれを理解しないといけない。自分はそれを理解している。だから言って、勝つための競争や戦いを続けたくないという意味ではない。けれど、それがバルサの状況なんだ。バルサには時間と安定が必要だ」と話し、サポーターに忍耐を求めた。
しかし、今月4日のジローナ戦で敗れ、既に大きな怒りを抱えていたラポルタ会長は、このシャビ監督の発言に激怒。同監督への失望からアルメリア戦への同行を取りやめ、監督を解任する決断をしたと報じられている。
なお、現時点でシャビ監督の解任は発表されていないが、19日に行われるラージョ・バジェカーノ戦でバルセロナが勝利し、クラブにとって「最低限の目標」となるラ・リーガ2位を確定された後に、シャビ監督の解任が発表される見込みだと同メディアは説明している。
2024年05月17日 20:00
決してチームの主役となるようなタイプではないかもしれないが、超万能選手としてアトレティコ・マドリードで戦い続けてきたのがMFマルコス・ジョレンテだ。
2019年にレアル・マドリードから加入したジョレンテは、中盤を本職としてきた選手だ。しかし、ラ・リーガの強豪アトレティコは中盤の争いも激しい。ジョレンテは確固たる地位を築けない時期もあったが、その代わりに複数のポジションをこなしてきた。
16日に行われたヘタフェ戦にも右サイドハーフとして先発しているが、これがアトレティコ通算200試合目の出場だ。スペイン『Mundo Deportivo』もその万能ぶりを絶賛する。
「アトレティコでの最初の数カ月は簡単ではなかった。当初はトーマス(パルティ)、コケ、サウールがシメオネの中盤でジョレンテよりも先を行っていたからだ。しかしシメオネはジョレンテの動きを見て、別のポジションでも輝けるだろうと考えた。MFとしても、ウイングとしても、センターフォワードとしても、右サイドバックとしてもプレイした『万能選手』のジョレンテはアトレティコで200試合出場に到達した。彼はクラブと2027年まで契約を結んでいて、来季も主力の1人となる」
身体能力の高さも魅力で、全てのポジションで平均以上のパフォーマンスが望める。派手なタイプではないが、シメオネのあらゆる要求をこなせるジョレンテもアトレティコに欠かせない存在だ。