2024年05月03日 06:42
現地時間5月2日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の3位決定戦で、インドネシア代表がイラクと対戦した。 インドネシアは19分、CKの流れから、こぼれ球を拾ったイバル・ジェナーが強烈なミドルシュートを突き刺して先制に成功。しかし27分、ゴール前の混戦からザイド・タシーンに頭で押し込まれて同点とされる。 その後は一進一退の攻防が続き、延長戦に突入。96分にロングボールからアリ・ジャシムに抜け出されて勝ち越しゴールを献上し、1−2で敗れた。 この結果、インドネシアはアフリカ予選4位であるギニアとの大陸間プレーオフに回り、パリ行きを目ざすこととなった。 【動画】大岩ジャパンの挨拶に敗れたイラクサポが拍手 今大会の上位3か国に与えられるパリ五輪の出場権は獲得できなかったが、母国のファンは前向きだ。 SNS上では、「最善を尽くした」「誇りに思う」「熱意は並外れていた」「希望はある」「奮闘ぶりは尋常じゃない」「より強くなって戻ってきて」「まだもう一度チャンスはある」「落胆する必要はない」などの声が上がっている。 インドネシアはプレーオフを制し、68年ぶりのオリンピック出場を決められるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 18:47
浦和レッズは5月17日、2024シーズンの3rdユニホームを発表した。
3rdキットは、クラブの歴代のユニホームやホームスタジアムの雰囲気からインスピレーションを得た黒を基調としたデザインに。
1stユニホームと同様、スタジアムに木魂(こだま)するファン・サポーターの途切れない熱い声援、鳴り響く拍手、揺れる応援フラッグやタオルマフラー。それら全てでスタジアムを包み込む空気の流れや動きを作り出している様子から着想し、ダイナミックに表現されている。
【動画】ブラックが映える浦和の新3rdユニ!
ブラックとダークグレーのカラーコンビネーションで対戦相手を圧倒する力強さ、そして、アクセントカラーにレーザークリムゾンというポップな蛍光色を差し込むことで、さらに強力でスピード感のあるユニホームに仕上がっている。
これにはSNS上でファンも反応。「カッコよすぎる。やはり黒ユニは至高」「これは欲しい」「黒×赤かっけ〜!」「これが1番良いのではw」といった声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 17:59
リヴァプールは17日、同クラブに所属する元カメルーン代表DFジョエル・マティプと、スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの今シーズン限りでの退団を発表した。
現在32歳のマティプはシャルケの下部組織出身で、2009年11月にトップチームデビュー。2010年からは元日本代表DF内田篤人氏ともプレーし、2016年夏にフリー移籍でリヴァプールへと加入した。今シーズンはここまで公式戦14試合の出場にとどまっているが、加入してからの8年間では公式戦201試合出場11ゴールを記録しており、チャンピオンズリーグ(CL)とプレミアリーグなど、合計7つのタイトル獲得に貢献してきた。
また、現在33歳のチアゴは、5歳でブラジルの名門フラメンゴの下部組織に入団。家族の移住に合わせて、複数のクラブを転々としながら、2004年にバルセロナのアカデミーに入団した。2011−2012シーズンよりトップチームへと正式に昇格すると、2013年7月にバイエルンに加入。数多くのタイトル獲得に貢献したのち、2020年9月にリヴァプールへと活躍の場を移した。4年目となる今シーズンは、負傷により公式戦1試合のみの出場となっているが、リヴァプールではこれまで公式戦98試合出場6ゴールをマークしており、FAカップやカラバオカップ制覇に貢献した。
クラブとの契約が今シーズンで満了を迎えるマティプとチアゴだったが、両者ともにリヴァプール最終年は負傷に苦しめられた1年となった。マティプは、昨年12月に行われたプレミアリーグ第14節のフルアム戦で前十字じん帯(ACL)を損傷。今シーズン絶望の大ケガを負っていた。一方、2月4日に行われたプレミアリーグ第23節のアーセナル戦で負傷から10カ月ぶりの復帰を果たしたチアゴは、途中投入からの約12間で再び負傷。3カ月が経過した現在もいまだにピッチに立つことができていない。
今シーズンでクラブを率いるユルゲン・クロップ監督が退任するリヴァプール。マティプとチアゴの功労者2名も、本拠地『アンフィールド』でのプレミアリーグ最終節を経て、“レッズ”のユニフォームに別れを告げる。
2024年05月17日 17:30
ラ・リーガのバルセロナは、今季限りでチャビ・エルナンデス監督を解任することを検討しているそう。
『RAC1』や『Sport』などによれば、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はアルメリア戦の前日会見でのチャビ・エルナンデス監督による発言に失望させられていたという。
ジョアン・ラポルタ会長が問題視しているというチャビ・エルナンデス監督の発言は以下のようなものだそう。
「バルセロナのファンやメンバーは、レアル・マドリーや欧州トップクラスのクラブと競争することがとても難しい状況にあることを理解する必要があると思う。特に経済の面では。
25年前にバルセロナにやってきた監督が『あの選手が欲しい、この選手が必要だ』と言っていた状況とは異なっているんだ。
バルセロナのファンはそれを理解する必要があり、私はそれについてSDのデコや会長と話し合っている。
それは我々は競争を捨てているというわけではないし、そうはしたくない。タイトルを目指して戦い続ける。しかしながら、『これがバルセロナの状況だ。我々はまず安定が必要であり、時間がかかるものだ』ということは理解すべきことだ。
我々はその中で競争するために常に良いことをしていくつもりだし、会長もデコも前向きに取り組んでいる。ただ、経済状態は我々も悩まされている。
目的というものは変化する。それを受け入れて改善していく。そうでなければ我々はずっとこのままだ。うまくやれていないものは変えなければいけない。
経済状態はどうか、ファイナンシャル・フェアプレーの状況はどうか。そこから判断しなければならないのだ」
来シーズンの計画についての現実的な土台を踏まえての説明であったが、これをジョアン・ラポルタ会長や取締役会の一部が問題視しているという。
彼らは「クラブは重要な選手と契約するために多大な努力を行ってきたものの、チャビ・エルナンデス監督はその恩恵を感じていないのではないか」と疑念を持っているとのこと。
そこで現在ジョアン・ラポルタ会長はチャビ・エルナンデス監督を改めて今シーズン限りで解任することを検討しており、現在ポルトガルに滞在中のデコSDが帰国し次第それらの人事を決定するとのこと。
チャビ・エルナンデス監督は2025年まで契約を残しているものの、今年1月28日に行なわれたビジャレアル戦で3-5と敗れた後に「今季限りで退任する」と発表していた。
しかしながら4月25日に行なわれたバルセロナとチャビ・エルナンデス監督の会談の結果、退任宣言を撤回して2024-25シーズンも指揮を執ることになったと公式発表した。
チャビ監督退任のバルセロナ「新指揮官候補の8名」
ところがそれから1ヶ月も経たないうちにチャビ・エルナンデス監督の足元は再び脆い状況となっており、再び解任される可能性が高まっているようだ。
ただこの段階でクラブの事情でチャビ・エルナンデス監督を解任した場合は1000万ユーロほどの違約金が必要になると考えられており、経営的に厳しいバルセロナの状況を更に悪化させる可能性もあるという。
2024年05月17日 17:14
今後の上位争いに弾みをつけるには、格好の相手だ。
2024年05月17日 17:12
2011年、10歳の時にバルサのカンテラ(下部組織)に入団した久保は、15年3月まで在籍。バルサがFIFAの規約違反でペナルティを科された影響で日本に帰国し、FC東京に加入した。その後はJリーグでプレーし、海外移籍が可能な18歳となった直後にレアル・マドリーと契約したのは周知の通りだ。
この時、古巣のバルセロナも獲得に動いていたにもかかわらず、宿敵との争奪戦に敗れた一件について、「バルセロナは久保に関して大きなミスを犯した」と指弾したのが、当時、バルサの育成部門に関わっていたジョアン・ビラ氏だ。
元バルサの選手は、スペイン紙『AS』の取材にこう答えている。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
「レポートでは常に一流だった。私から見れば、彼は明らかにバルセロナのトップチームでプレーできる選手だった。しかし、18歳のとき、バルサは私がタケのために賭けるべきだと思っていた賭けをしなかった」
同氏は、「マドリーがその賭けをしてそこに行ったのは、とても悲しかった。他のチームも興味を持っていた。バルサは大きな間違いを犯したと思う」と当時を振り返っている。
久保のポテンシャルを考えれば、もっと本気で獲得に動くべきだったと感じているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 17:10
レヴァークーゼンに所属するオランダ代表DFジェレミー・フリンポンは多くのビッグクラブが獲得を狙っている選手の1人だ。
2021年冬にセルティックからレヴァークーゼンに加入したフリンポンは今シーズン、無敗でリーグ優勝を飾ったチームの中で、重要な役割を果たした選手の1人だ。未だ無敗を続け、無敗の3冠の可能性も残すレヴァークーゼンで、今季14ゴール12アシストを記録。超攻撃的WBとしてその名を世界に知らしめた。
そんなフリンポンだが、独『Bild』によると、今夏にレヴァークーゼンを離れる方向に傾いているという。同選手の現行契約には4000万ユーロ(約68億円)の契約解除条項が設定されており、バイエルン、レアル・マドリード、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティなど、多くのビッグクラブが目を光らせているようだ。
選手自身は新しい挑戦をすることに前向きのようだが、契約解除条項を活用するにはEURO前に決断をする必要があるようで、期限を過ぎた後はレヴァークーゼンが高額な移籍金を設定する可能性が高く、同選手の去就はクラブに委ねられる可能性もあるという。
今シーズン、多くの注目を集めるレヴァークーゼンの主力選手として、ビッグクラブに狙われる存在となったフリンポンの今夏の去就はここ1カ月が大きな山場となるかもしれない。
2024年05月17日 16:50
遠藤航が所属するリバプールは、今季いっぱいでユルゲン・クロップ監督が退任する。黄金期を築いたカリスマ監督の下で、多くのスター選手が躍動してきた。
それは、モハメド・サラーらワールドクラスのビッグネームばかりではない。決して高額ではない移籍金で加入し、確かな足跡を残した選手たちもいる。現在はモナコに所属する南野拓実もそのひとりだろう。
南野は2019-20シーズンのチャンピオンズリーグでリバプールと対戦した際にインパクトを残し、シーズン半ばにレッドブル・ザルツブルクから移籍。サウサンプトンへの半年間のレンタル移籍もあったが、ラストシーズンには2つの国内カップ戦でチーム得点王になり、2冠達成に貢献した。
英メディア『sportskeeda』は5月16日、クロップ政権下で「お買い得価格」だった補強5選手をピックアップ。ラグナル・クラバン、ハービー・エリオット、ジョエル・マティプ、アンドリュー・ロバートソンとともに南野を取り上げている。
【動画】南野がリーグ杯準々決勝で決めた劇的ボレー弾
同メディアは南野の移籍経緯を紹介しつつ、「紛れもない才能にもかかわらず、3トップに割って入るのに困難に出くわした」と回想。サラーやロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの強力トリオを相手に厳しいポジション争いを強いられたと振り返った。
「それにもかかわらず、カップ戦で重要なゴールを決めることで、彼は存在感を感じさせた。通算14得点のうち9ゴールがFAカップとリーグカップで決めたものだ」
だが周知のとおり、南野は出場機会を求め、2022年夏にモナコへ完全移籍した。1年目は苦しんだが、アディ・ヒュッター監督が就任した今季は復調を遂げ、評価を高めている。
sportskeedaは「モナコ移籍後、チームで最も重要な選手のひとりとして台頭。フランスでのキャリア当初はスロースタートだったが、その才能を示している」と、南野の現状を伝えた。
プレミアリーグやチャンピオンズ・リーグで大きなインパクトを残すには至らなかったかもしれない。だが、クロップ・リバプールの歴史に南野が名を残したのも確かだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:41
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)に向けたドイツ代表の予備登録メンバー27人が16日に発表され、ベテランのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)やトニ・クロース(Toni Kroos)らが選ばれた。
2024年05月17日 16:37
清水エスパルスの市川大祐コーチが、クラブの公式YouTubeチャンネルに登場。自身のJリーグデビューを振り返った。
【動画】清水の市川コーチが“高校生Jリーガー”時代を回想
清水の下部組織で育った市川氏は、高校2年生だった1998年3月21日に行なわれた開幕節の札幌戦でスタメン出場。当時17歳。先発は、試合の1週間前にオズワルド・アルディレス監督に告げられたという。
「そこから緊張していましたね。それはもう、親にも誰にも言えなかったです。言ったら消えちゃうんじゃないか、みたいな、そんな感じもしたので。自分のなかでとどめて。だから、その1週間は思うようなプレーができなくて。その週は、常に開幕のイメージをしながら、常に緊張しながら過ごしていたと覚えていますね」
迎えた札幌戦では、56分で途中交代。緊張もあり、思い描いていたプレーはできず。悔しさのあまり、試合後は涙を流したという。ただ、サッカー選手として貴重な経験だったと明かす。
「そんなにプロの世界は甘くないというのを突きつけられたし、自分としてもそれを肌でピッチに立って感じることができたので、『あ、俺もっとやらなきゃいけないんだ』という風に思えた。そこは自分にとっては最高のスタートだったと思っています」
さらに、日本代表に初選出され、4月1日の韓国戦(1−2)ではフル出場。17歳322日でのA代表の出場は、四半世紀以上経った今も残る日本史上最年少記録だ。注目度が高まるなかでも、浮足立つことはなかったという。
「勘違いしたりとか、調子に乗るような暇さえもなかったし、アルディレス、(スティーブ・)ぺリマン、大木(武)さんが正しい方向に常に導いてくれたので、そういうものは全くなかったですね」
また、1歳上の稲本潤一や2歳上の山口智らも高校生でデビューしていたため、「上の年代ですけど、負けたくないなっていうのは常に思っていた。そこの意識が高校生でありながら、常にプロを意識して日々を過ごしていた」と振り返った。
その後、市川氏は2010年まで清水でプレー。以降は甲府、水戸、藤枝、今治、八戸を渡り歩き、16年に現役を退いた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:15
アビスパ福岡は5月17日、9月以降のホームゲーム3試合で着用する『2024スペシャルユニホーム』を発表した。
特別仕様のキットは、「みんなで創り上げる」をコンセプトに、斬新かつ今までにない新しいデザインに。ペイントは実際に選手が蹴ったボールの跡をそのまま使用。選手、スポンサー、サポーター、そしてチームに関わるすべての人の思いがひとつに重ね合わさり、これまでの歴史に新たな歴史が積み重なり、塗り替えられていく様が表現されている。
また、星の位置は、「エンブレムに星を」を一番に表現するため、エンブレムの真上に配置。レガシーへのリスペクトとして「藤枝ブルックス」を表わす「藤色」も継続している。
福岡の公式YouTubeチャンネルでは、デザインのもととなった選手がボールを蹴る様子も公開。独創的なユニに、SNS上でファンからも様々な声が上がった。
【動画】福岡の斬新なスペシャルユニ!選手協力の制作過程!
「このデザインおもしろい」
「スプラトゥーンみたい」
「かなり派手な模様」
「買わな後悔するパターンだ!」
「エンブレムの上に星が!」
「制作過程が斬新すぎてすごい」
「素敵すぎんか」
「ストーリー性のあるデザインですね!」
「世界中の各クラブがパクる...いやモチーフにする前に特許取ってしまいましょう」
「コンセプトも作り方も非常に良き」
なお、スペシャルユニは9月14日か15日に行なわれる30節・FC町田ゼルビア戦、10月4日の33節・名古屋グランパス戦、11月3日の35節・柏レイソル戦のホーム3試合で着用予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:14
チェルシーに所属するイングランド代表DFリース・ジェームズは来シーズンの開幕3試合を出場停止となるようだ。16日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在24歳のR・ジェームズは6歳からチェルシーに所属する下部組織出身選手で、今シーズンからはキャプテンを務めている。しかし、今季開幕戦で負傷すると、昨年10月下旬に復帰したものの、再びハムストリングの問題で離脱。昨シーズンからケガを繰り返している状況から手術を実施していた。
約5カ月の離脱を余儀なくされていたR・ジェームズは、11日に行われたプレミアリーグ第37節のノッティンガム・フォレスト戦に79分から途中出場して待望の復帰を果たすと、直後には早速アシストも記録した。
15日に行われたプレミアリーグ第34節延期分のブライトン戦でも69分から途中出場を果たしたが、終盤にジョアン・ペドロに倒されるとそのままの勢いでJ・ペドロの足を足裏で蹴り飛ばしてしまい、オンフィールド・レビューの結果、R・ジェームズにはレッドカードが提示され、一発退場となった。
これにより、すでに昨年11月にも一度退場処分を受けていたR・ジェームズは、今季2度目の退場処分となったことで4試合の出場停止処分が下されることに。このため、19日に行われる最終節のボーンマス戦を始め、来季の開幕3試合も出場できないことになった。
【ハイライト動画】ブライトンvsチェルシー
2024年05月17日 16:02
ウクライナサッカー連盟(UAF)は16日、EURO2024本大会直前のトレーニングキャンプに臨むウクライナ代表メンバー26名と予備メンバー6名を発表した。
2024年05月17日 15:41
国際サッカー連盟(FIFA)は17日、タイ・バンコクで総会を開き、2027年女子W杯(FIFA Women's World Cup 2027)の開催地をブラジルに決定した。女子W杯の南米開催は初めて。
第10回大会の開催地を決める投票で、ブラジルは共同で立候補していたベルギー、オランダ、ドイツを119対78で上回り、代表団は歓喜に沸いた。
■関連記事
・米国とメキシコが共催招致撤退 27年サッカー女子W杯
・2034年サッカーW杯 開催立候補はサウジアラビアのみ
・【図解】サッカー女子W杯の歴代優勝国
2024年05月17日 15:32
マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、元フランス代表DFラファエル・ヴァランに最終戦出場の可能性があることを明かした。16日、クラブ公式サイトが伝えている。
現在31歳のヴァランは、ランスの下部組織出身で2010年にトップチームデビューを飾った。2011年夏にレアル・マドリードに移籍し、在籍10シーズンで公式戦360試合に出場。ラ・リーガでは3度の制覇、チャンピオンズリーグ(CL)では3連覇を含む4度の優勝など、18のタイトルをもたらした。
2021年8月にマンチェスター・ユナイテッドに加入すると、負傷離脱をする期間もありながら、主力として活躍。今季はここまで公式戦30試合に出場しているものの、4月4日に行われたプレミアリーグ第31節のチェルシー戦以降は、負傷離脱を余儀なくされている。
そんなヴァランは現行契約が2024年6月30日までとなっており、契約には1年の延長条項が付随していることが明らかになっていたが、今シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団することが今月14日に発表されている。
負傷から復帰できないままクラブを離れる可能性も浮上していたなか、19日に行われる最終節のブライトン戦にヴァランが戦列復帰できる可能性があるという。
ブライトン戦に向けてテン・ハフ監督は「現時点ではわからないけど、選手が復帰できるように努力している。昨日はリサンドロ・マルティネスが戻ってきた。他にもヴァランやヴィクトル・リンデロフといった選手たちがピッチに戻ってきた。日曜日に向けて彼らがどれだけ近づいているかは見ていかなければならない」とヴァランらの状態について言及している。
なお、マンチェスター・ユナイテッドはブライトン戦後の25日にはFAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦を控えているが、果たしてヴァランは残り2試合に出場することができるのだろうか。
2024年05月17日 15:28
スペイン代表への復帰が期待されているMFイスコが、16日に行われたラ・リーガ第36節ラス・パルマス戦で負傷交代した。
かつてのイスコは“マヒア”(魔術師)としてマラガやレアル・マドリード魔法をかけたが、レアル・マドリード在籍時の終盤から安定した出場機会を確保できなくなり、徐々にその輝きが失われていった。レアル・マドリード退団後に加入したセビージャも約半年間の在籍で退団し、昨季後半戦は無所属のまま終える。このままイスコは“過去の人”となると思われたが、昨年夏にベティスへ完全移籍加入すると、マラガ時代の“恩師”でもあるマヌエル・ペジェグリーニ監督の下で復活を果たした。
今季はここまで公式戦通算で36試合出場9ゴール7アシストを記録。日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダと来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を争うベティスで、攻撃の中心に君臨している。傑出したテクニックと豊富なアイデアを武器に、ベティスの攻撃陣を彩る存在だ。4月にはラ・リーガ月間MVP(最優秀選手)にも輝いた。
そんなイスコは2019年6月を最後にスペイン代表から遠ざかっており、“ラ・ロハ”の一員として参加したメジャーな大会はFIFAワールドカップロシア2018のみ。EURO2020やFIFAワールドカップカタール2022などの大会では、スペイン代表のユニフォームを身に纏うイスコの姿は見られていない。
本大会まで残り1カ月ほどとなったが、ラ・リーガ最終盤に差し掛かってもイスコの輝きは落ちるどころか、むしろ増している。12日に行われたラ・リーガ第35節アルメリア戦(○3−2)ではベティスの全3得点を演出し、自身のプロ通算600試合目の出場に華を添えた。
しかし、16日に行われたラ・リーガ第36節ラス・パルマス戦は2−2のドローで終了し、来季のEL出場に向けて手痛い結果となっただけでなく、前半途中にイスコが負傷交代するアクシデントにも見舞われた。
ペジェグリーニ監督はラス・パルマス戦の試合前会見にて、「彼が現時点で最高のスペイン人選手なのかどうかは判断しかねる」と明かしつつも、「だが、彼が個人としてこれ以上ないほどに素晴らしいシーズンを過ごしていることは事実だ。彼自身キャリアの中で最も良い時を過ごしていると言っても過言ではない。それは数字が証明しているし、フィジカル面でも驚くようなレベルだ」と“マヒア”を称賛。「彼がベティスに多大な貢献をしていることに疑いの余地はない」との言葉で、そのパフォーマンスを褒め称えていた。
また、記者からEURO2024に出場する可能性について問われると、ペジェグリーニ監督は「私は常に監督の仕事を尊敬している。彼の立場になって考えると、非常に難しい仕事だよ。常にレベルの高い選手たちがメンバーの枠を争う。彼自身も多くの候補となる選手たちのなかから、自らのチームに適した選手たちを探さなければならない」と、デ・ラ・フエンテ監督に共感。一方で、「ただし、おそらく今季のイスコを見ている人ならば、おそらく99%以上の人は彼がEUROに行くことになると確信しているはずだ」と話し、イスコのパフォーマンス自体は代表レベルに値していると主張したなかで、タイミング悪く負傷に見舞われる形となった。
かねてよりイスコ自身はスペイン代表への復帰願望を公言していたが、ベテランの復帰に消極的だったルイス・デ・ラ・フエンテ監督から声はかからず。3月のインターナショナルマッチウィークでは、今夏に控えるEURO2024に向けた“ラストチャンス”として招集に踏み切る可能性も報じられたものの、当時も負傷によりチャンスを棒に振っていた。
なお、スペインメディア『マルカ』によると、今回ふくらはぎを痛めたイスコは、歩いてドレッシングルームに戻ることはできたものの、試合終了後には松葉杖をついてバス乗り込む姿が確認されたという。現時点で負傷の程度は確認されておらず、現地時間17日のうちには検査が行われる見込みだ。
ここまで好調をキープし、スペイン代表への復帰が期待されていたイスコ。注目のメンバー発表は今月27日の予定だが、今回のケガは選考に影響を与えるのだろうか。
【ハイライト動画】イスコは無念の負傷交代、ベティスもラス・パルマスと手痛いドロー