2024年05月06日 05:00
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム) 四大世界戦の前日計量が5日、都内で行われ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=ら出場8選手は全員、パスした。井上に挑戦するルイス・ネリ(29)=メキシコ=はリミットを500グラムも下回る、軽量級では異例の数字でパス。2018年の山中慎介戦で犯した体重超過の過ちは繰り返さなかった。尚弥の弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28)=大橋=は前日の西田凌佑(27)=六島=のIBF王座戴冠を受け、結果を残すことを誓った。 世界戦初挑戦の武居由樹(大橋)は、100グラムアンダーの53・4キロでクリアした。王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)とは、にらみ合って火花を散らし、互いの力量を確かめるように、手を上下に大きく揺らしながら握手。「計量が終わって一安心。ここからは気を引き締めて明日に向かいたい」と話した。9戦連続KOでのベルト奪取へ向けて「(相手は)いい目をしていた。こちらも負けていられない。早いラウンドで倒すのが目標」とV宣言した。
2024年05月19日 06:00
女子プロレス「スターダム」の狂乱娘鈴季すず(21)が、闇の黒虎スターライト・キッドの去就を注視している。
18日の横浜大会では星来芽依とタッグを組み、4月27日横浜大会で極悪軍団「大江戸隊」を追放されたキッド、なつぽい組と対戦。両軍が入り乱れる大熱戦を繰り広げるも、試合は15分時間切れ引き分けに終わった。
12日の後楽園大会で鈴季と星来は、キッドとトリオを結成。3人で勝利をもぎ取ったが、試合後の鈴季は「何だ、このタッグは?」と不満げな様子だった。
だが、この日は違った。「最近、スターライト・キッドは大江戸隊を抜けて楽しそうにしてそうだけど…。アイツ本当は大江戸隊、嫌だったんじゃないの?」と指摘しつつ「スターライト・キッドは戦っても面白いし、この前組んでみても息ぴったりだったしね」と、実際は手応えを感じていたことを明かした。
現在、ユニット無所属のキッドは「コズミック・エンジェルズ」率いる中野たむや、かつて所属した「STARS」の岩谷麻優からラブコールを送られている。そんな中、同じく無所属の鈴季は「まあ今後、スターライト・キッドがどうなるか私には知ったこっちゃないけど、ちょっと楽しみに見といてやろうかな…」。そうつぶやくと、パートナーの星来と焼き肉店に向かった。
2024年05月19日 06:00
WWE・スマックダウン(17日=日本時間18日、フロリダ州ジャクソンビル)で、男女トーナメントの4強が出そろった。
男子「キング・オブ・ザ・リング」と女子「クイーン・オブ・ザ・リング」の決勝は、次回PLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=同26日、サウジアラビア・ジッダ)で行われる。王と女王の座をトーナメント戦で争う中、男子準々決勝で圧倒的な存在感を示したのが毒蛇ランディ・オートンだ。
NXTからスマックダウンに昇格したカーメロ・ヘイズと対戦。スピード感あふれるヘイズの攻撃に苦しめられながらも、最後はロープ2段目から飛んできた相手にカウンターのRKOをくらわせて3カウントを奪った。ドンピシャのタイミングで放たれた必殺技は、もはや神業の領域だ。
次週スマックダウン(ジッダ)の準決勝では、準々決勝でLAナイトを下した元新日本プロレスのタマ・トンガとの初対決が決定。タマはオートン必殺のRKOと同型の、飛びつき式ネックブリーカー「ガン・スタン」を得意技にしており、注目の必殺技対決にもなった。
タマは弟のタンガ・ロアとともに「ザ・ブラッドライン」の一員となったが、オートンは負傷欠場前からブラッドラインと抗争を繰り広げてきた。この日もマイクで「タマ、来週のサウジ大会でお前のケツを蹴り上げてやる。そしてスポーツエンターテインメント界で最も危険な3文字、RKOをぶち込んでやる!」とRKO葬を予告した。
女子準々決勝は、V候補でWWE女子タッグ王者のビアンカ・ベレアが、ティファニー・ストラットンと激突。新星ティファニーの猛攻に左ヒザを痛めるアクシデントもあって大苦戦したが、最後はティファニーの3段飛び月面弾「プリティストムーンサルトエバー」を決めさせず、KODで叩きつけて準決勝に駒を進めた。
一方でタッグ王者のパートナーで元AEWのジェイド・カーギルは巨体のナイア・ジャックスと場外乱闘となったが、ナイアからイスを奪って振り下ろしてしまい、まさかの反則負け。観客席最前列で「マミー! マミー!」と絶叫するまな娘に勝利を届けられなかった。
これで次週サウジ大会の準決勝は、ビアンカ vs ナイアに。勝者がPLEサウジ決戦の決勝で、イヨ・スカイ vs ライラ・ヴァルキュリアの勝者とクイーンの座を争う。これまでの実績と実力ではイヨ vs ビアンカの決勝対決の可能性が高いが、果たして…。
この日のスマックダウンでは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月19日 06:00
女子プロレス「スターダム」の極悪ユニット「大江戸隊」率いる刀羅ナツコ(33)が、アーティスト王座の次期挑戦者決定戦に不満を漏らした。
18日の横浜大会で同王座の「次期挑戦者決定ガントレットマッチ」が行われ、各ユニットから5チームが参加。「大江戸隊」(刀羅&渡辺桃&テクラ)、「ゴッズアイ」(朱里&小波&鹿島沙希)、「STARS」(葉月&コグマ&向後桃)、「クイーンズ・クエスト」(AZM&レディ・C&天咲光由)、「コズミック・エンジェルズ」(水森由菜&さくらあや&玖麗さやか)が挑戦権をかけて激突した。
試合は最後に残った大江戸隊とゴッズアイの対決となり、渡辺が人でなしドライバーで小波に勝利。大江戸隊が王者の「イーネクサスヴィー(EXV)」(舞華&白川未奈&ジーナ)への挑戦権を獲得した。
だが、試合後の大江戸隊に喜びはない。リーダーの刀羅は「今日は次期挑戦者を決める決定戦だっけ? 何というか、やりがいがないというかさ…」と切り出し、この日の決定戦に疑問を投げかけた。
「ベルト持ってるEXVの3人ぐらいのヤツが来るならまだしも、とりあえずユニットの中で3人集まれるやつを集めて。他のやつらは何も感じなかったというか、何回やっても同じだし。こんなこと言いたくないけど、EXVとのアーティストのほうが、私は正直楽しみだよ。残念だ、本当に」
4月27日横浜大会でテクラが加入後、大江戸隊は刀羅、渡辺、テクラのトリオで組み続け、結果を残してきた自負がある。一方、他のユニットは、この試合のために組んだ即席トリオだったため、ベルトへの気概が感じられなかったようだ。
渡辺も「すべてその通り。雑魚しかいねえ」と同意。結束力では他ユニットの追随を許さない大江戸隊が、ベルト取りへ一直線だ。
2024年05月19日 05:01
「ボクシング・8回戦」(18日、エディオンアリーナ大阪)
ボクシング元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(54)の次男、寿以輝(27)がスーパーバンタム級8回戦でチャイワット・ブアトクラトック(32)に3−0(77−75、78−74、79−73)の判定で勝利。
2024年05月19日 05:01
6日にWBO世界バンタム級王座を奪取した武居由樹(27)=大橋=が18日、「すみだボクシング祭り」で八重樫東トレーナー(41)とトークショーを行った。
バンタム級は4団体全て日本人王者となり「転向する前から緑色のベルト(WBC)はほしいなと思っていて」と明かしたが、囲み取材では「別に(現王者の)中谷(潤人)選手とやりたいというわけじゃない」と笑顔で予防線。八重樫氏は次戦が9月頃になるとの見通しを示した。
2024年05月19日 05:01
ボクシングのWBA・WBC統一世界ライトフライ級王者、寺地拳四朗(32)=BMB=が18日、都内で開催された「すみだボクシング祭り」で、元WBA世界同級王者で世界王座連続防衛の日本記録(13回)を持つ具志堅用高氏(68)とトークショーを行い、終了後に取材に応じた。
1月の試合後に以前から中指の腱(けん)の付け根を痛めていた右拳を手術した寺地は「まだミットとかを軽く打っている感じ。100%では打てない」という段階ながら、右拳を使う練習を再開したことを明かした。
次戦について、練習拠点としている三迫ジムの三迫貴志会長は「秋以降を希望している」と説明。寺地はIBF王者、WBO王者との統一戦を希望しつつも「僕は何でもOKです」と強くはこだわらなかった。
2024年05月19日 05:01
ボクシングの日・中・タイ友好6VS6親善試合が18日、後楽園ホールで行われ、timelesz(元Sexy Zone)の菊池風磨の弟・菊池音央(20)=新日本木村=が、138ポンド(62・6キロ)契約4回戦でゴン・エンコン(中国)に1回47秒、TKO勝ちした。
右でよろめかせ、ラッシュでレフェリーストップを呼び込んだ菊池は、初のKO勝ちにも「スコーンと倒したかった」と満足することなく、戦績を2勝2敗として「ここから積み上げていきたい」と先を見据えた。
2024年05月19日 05:01
IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗(24)=ワタナベ=が18日、都内で開催された「すみだボクシング祭り」に出演した。
2024年05月19日 05:00
「大相撲夏場所・7日目」(18日、両国国技館)
かど番の大関霧島(28)=音羽山=と関脇若元春(30)=荒汐=が、夏場所7日目の18日からともに休場した。首痛が悪化した霧島は再出場の意向がなく、このまま負け越して大関から陥落することが事実上決定。三役以上の休場者は9人中5人に及び、半数以上という異常事態となった。幕内の取組では、大関琴桜が全勝だった宇良を下して2敗を死守。大関豊昇龍は王鵬に引き落とされて3敗目を喫した。トップには1敗で小結大の里、宇良ら5人が並んだ。
佳境を迎えた幕内後半戦。直前の若元春に続いて霧島の休場がアナウンスされると、満員御礼の館内からはどよめきと「え〜!?」という声があがった。役力士の5人以上の休場は、2018年九州場所以来6年ぶりの非常事態だ。
かど番の霧島は、日本相撲協会に「頚椎(けいつい)症性神経根症のため、今後約2週間の加療を要する」との診断書を提出し、昨年名古屋場所以来通算5度目の休場。6日目まで1勝5敗と不振で、春場所前からの首痛が影を落とした。検査と治療のため、この日から入院した。
師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は、再出場を「出ないですね」と否定。6場所在位した大関から陥落する。霧島の現状を「当たっていないし、動きも鈍いし、体も硬い。自分を見失っている」と指摘。関脇 として臨む名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)では10勝以上で大関に復帰できるが「立て直すのはそう簡単ではない。日頃の態度、相撲への接し方、勝負に対する気持ち…いろんなものを見つめ直さないといけないかもしれない」と危機感をにじませた。
若元春は「右第1足趾MP関節靱帯(じんたい)損傷により、1〜2週程度の休養、加療を要する」との診断書を提出し、21年初場所以来4度目の休場。6日目の大栄翔戦で突き倒されて3敗目を喫した際に右足親指を負傷した。師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)は「腫れちゃって、痛み止めを飲んでも痛い」と説明。再出場には「状況を見て」と含みをもたせた。
2日目には横綱照ノ富士と大関貴景勝が同日休場するなど、折り返しを前に残ったのは2大関1関脇1小結の4人のみ。場所の盛り上がりに水を差しかねない、さびしい陣容となってしまった。
2024年05月19日 05:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック公式戦(18日、八王子)で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)が高橋ヒロム(34)に2敗目を喫した。
悪の限りを尽くした上で負けた。地元凱旋となったヒロムを大会前のセレモニー中に襲撃し、両手を手錠でつなぎ控室に幽閉。メインイベント開始時点で姿を現したのはSHOただ一人だった。
マイクを握ったSHOは「今日出場を予定していたヒロムさんなんですが、来れなくなったみたいで手紙を預かってきました」としらじらしくウソの状況を説明。リングアナウンサーに手紙を手渡すと「集まってくれたみんなに残念なお知らせがあります。私、ヒロムちゃんは偉大なるIWGPジュニアヘビー級王者であるSHOさまとの対戦に恐れを抱いてしまいました。地元・八王子で惨敗し恥をかきたくないので、ひと足先に実家へ帰らせてもらいました。公式戦はSHOさまの不戦勝にしてください」と、明らかにSHOが書いたと見られる内容で不戦勝を主張した。
もちろんこのままでは終われない。直後に何とか拘束から抜け出したヒロムが登場。Tシャツと体には、小学生低学年レベルの見るに耐えない落書きがされている…。しかも手錠のカギはなかなか見つからず、SHOは長時間にわたって両手を使えないヒロムを痛め続けた。
まったく見つけられないヤングライオンに代わって佐藤健太レフェリーがカギを発見し、戦況が五分になったと見るや今度は「ハウス・オブ・トーチャー」のセコンド・高橋裕二郎が介入。TIME BOMBを決められても、裕二郎が場外からレフェリーのカウントを邪魔して九死に一生を得る。
しかしたび重なる蛮行に対し、ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンからはBUSHIが助太刀に登場。裕二郎はトぺ・スイシーダで排除され、SHOはヒロムちゃんボンバーからTIME BOMBを浴びて万事休す。ついに天罰が下り、3カウントが数えられた。
まったくもって王者らしからぬ戦いぶりの末に敗れたSHOだが「オイ、ふざけんなよ。俺は負けてねえよ……ウゥ…オイ、俺はニンジャ・マックに2回勝ってんだよ。今日負けたとしても、その分の点入れとけよ、このクソッタレ! 明日、くそロビー(イーグルス)だろ? 余裕だ、この野郎」と捨てゼリフを吐いて控室へ。熱戦続きのBOSJに、ジュニア王者だけが冷や水をぶっかけまくるという何とも斬新な構図が生まれてしまっている…。
2024年05月18日 23:23
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」18日八王子大会のAブロック公式戦で、ブレイク・クリスチャン(26)がティタンを撃破し、開幕4連勝を飾った。
初出場のクリスチャンと、昨年準優勝の実績を誇るティタン。ともに開幕3連勝を飾って迎えた全勝対決は、ハイレベルな攻防の連続となった。互いに場外への空中弾を放てば、多彩な打撃合戦を繰り広げ一歩も譲らない。
ダイビングフットスタンプからのジャベ・インモルタルを回避したクリスチャンは、旋風脚でティタンの動きを止めにかかる。なおもトルネードDDTを浴びてダメージを受けてしまうが、走りこんできたところにカウンターのジャンピングニーを発射。そのまま一気にスワンダイブ式450°スプラッシュで3カウントを奪ってみせた。
首位攻防戦を制し、Aブロック単独首位に立ったクリスチャンは「んんー! ちょっと一息つかせてくれ。いやあ、めちゃくちゃいい気分だ。Aブロックで唯一の無敗はこの俺だ。このブロックは俺のものだ。言った通り、これはブレイク・オブ・ザ・スーパージュニアなんだよ」と勝ち誇りつつ、初優勝を誓っていた。
2024年05月18日 22:55
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」18日八王子大会のBブロック公式戦で、石森太二(41)がフランシスコ・アキラ(24)に初黒星を喫した。
2024年05月18日 22:25
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」18日八王子大会のAブロック公式戦で、エル・デスペラードがケビン・ナイト(27)に2敗目を喫した。
今大会の優勝候補と目されるデスペラードは、得意の足攻めで試合の主導権を握った。しかし、ヌメロ・ドスをロープに逃げられると、ピンチェ・ロコも回避される。ならばとマッケンローで足にダメージを与え、再びヌメロ・ドスを仕掛けた。
だが、これを切り返され、コーナー上の攻防からアッパールームを浴びてしまう。さらにその場飛び式のフットスタンプで踏みつぶされてしまい、最後はスパイクDDTでマットに突き刺され、3カウントを奪われてしまった。
バックステージでは「油断? そんなことはしないよ。BOSJ公式戦だ。たとえ相手がヤングライオンだって、俺は全力だ。今日の俺も全力だった。全力で負けた! 全力で負けたんだ、クソッ!」と悔しさをあらわに。「『決勝で会おう』だ? 待っててやるよ、俺は必ずそこにたどり着く」と、巻き返しを予告していた。
2024年05月18日 22:22
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」18日八王子大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がIWGPジュニアヘビー級王者・SHO(34)から2勝目をあげた。
地元・八王子凱旋となったヒロムは、大会のオープニング前にリング上でのあいさつ中にSHOの襲撃を受ける。何と両手を手錠でつながれると、メインの試合開始まで拘束されてしまう。
先に入場したSHOが不戦勝を主張する中、何とか抜け出してリングに登場したヒロムのTシャツと体には、小学生低学年レベルの醜いラクガキが…。さらに手錠のカギがなかなか見つからず、長時間にわたって両手を使えない状態での戦いを強いられた。
まったく見つけられないヤングライオンに代わって佐藤健太レフェリーがカギを発見し、ついにヒロムの両手に自由が戻っても、今度は「ハウス・オブ・トーチャー」のセコンド・高橋裕二郎の介入に苦しめられる。完璧に決まったTIME BOMBは、裕二郎が場外からレフェリーのカウントを邪魔したため、幻の3カウントとなってしまう。
ならばとロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンからはBUSHIが助太刀に現れ、裕二郎にトぺ・スイシーダを発射。絶好のアシストを受けたヒロムは、ヒロムちゃんボンバーからTIME BOMBで大乱戦に終止符を打った。
試合後のリング上では「SHO、待てよテメエ。なんだかんだ言ってお前すごいよ。俺さ、お前のこと認めてるんだ…なーんて言うと思ったか! 八王子、いや全国の皆さんに謝れバカヤロー!」と悪行三昧だった王者を罵倒。
その一方で「BUSHIさんはAブロック、俺はBブロック…準決勝、決勝で当たる可能性がある俺を助けてくれてありがとうございました。準決勝、決勝でお会いしましょう」と盟友への感謝を口にした。
この日の大会開始前には、6月9日大阪城ホール大会のメインがBOSJ決勝戦になることが発表された。ヒロムは「もちろん大阪城ホールのメインイベントのリングに立つのはこの俺だ。そしてBOSJ31優勝して、また来年八王子に帰ってくるぞ。次の八王子大会で、皆さんのこと、待ってます。残りのBOSJ31も、もっと、もっと、もっと、もっと、みんなで! 楽しもうぜ!」と宣言して大会を締めくくった。
一方でヒロムは、この日の観衆が1639人にとどまり、会場にも空席が目立った現実に対し、切実な思いを吐露した。
「このBOSJ始まって、入りとしては最高(の人数)だったんじゃないかな。たださ、大きい会場だからそれでも空席が目立っちゃうんだよな。5000人規模でもそこを埋めるの大変だよ、でも埋めたいじゃん。もう1回思い出さないと。『プロレスやってるんだ』って知ってもらわないと。日本全国超満員…コロナ前、すごかったよ。でもそんなの過去だよ。(今は)後楽園埋めるのも大変なんだから。悔しいじゃん。恥ずかしいなんてないんだよ、埋めたいんだから」と、コロナ禍以降は動員の苦戦が続く新日本の再興を掲げていた。
2024年05月18日 21:30
女子プロレス「スターダム」のワンダー王座戦(18日、横浜武道館)は、王者の安納サオリ(33)が壮麗亜美(27)を退け、3度目の防衛に成功した。
パワーで上回る挑戦者に終始、苦戦を強いられた。序盤から馬乗り状態でのエルボー、アルゼンチンバックブリーカーを決められ、動きを止められた。さらに覚醒した挑戦者の強烈な張り手で意識がもうろう。何とか延髄斬り、ミサイルキックで応戦するが、2発目をかわされると逆エビ固めに捕獲され、スタミナを奪われた。
それでも目だけは死んでいなかった。23分過ぎ、ラリアートをかわした王者は飛龍原爆固めを発射。さらに最後の力を振り絞り、スピンキックからトラースキックを浴びせる。最後はジャパニーズオーシャン・スープレックスホールドで24分33秒の激闘を制した。
試合後はマイクを握り「壮麗、お前強すぎ。これからも空気読まずにいけよ。お前はそのまま進め」と挑戦者をたたえた。さらに実況席の盟友・なつぽいをリングに呼び出し「もう少し待っててくれる? きっとなつみも、今じゃないと思ってない?」と呼びかける。
なつぽいがうなずくと、2人は指切りして約束。安納は「私もそろそろ、このベルトとともに動き出すかな」と意味深な言葉を残し、バックステージを後にした。