2024年05月06日 19:40
[J1第12節]福岡 1−1 川崎/5月6日/ベスト電器スタジアム アウェーで福岡と対戦した川崎は、今季初のリーグ戦での連勝を狙ったが、1−1のドローで試合を終えた。 75分に先制に成功したが、10分後に福岡の紺野和也に決められて同点に追いつかれ、試合後、選手たちは一様に悔しそうな表情を浮かべた。 もっとも、川崎FW山田新が決めたゴールはまさにスーパーだった。大卒2年目、アカデミー育ちの男は次期エースとして期待される存在で、今季は先輩の小林悠の背中を追いながら、熱を発するストライカーになってきた。 そんな山田の印象を小林は「期待できる若いやつが出てきたなと、僕は嬉しいですね。まさにギラギラ感。自分が試合を変えてやるんだぞという想いが前面に出ている」と語っていたのも印象深い。 ただ、その小林は10節の広島戦でJ1通算140得点目を挙げたが負傷交代。先輩の分まで――。山田には熱い想いもあったはずだ。 【動画】川崎FW山田新の圧巻のゴール 福岡戦は前半、ゴールを奪えなかった状況で、ハーフタイムに鬼木達監督が動く。この日はベンチに控えさせた家長昭博を後半頭から4−3−3の右ウイングに投入したのだ。 そこでベンチに下げたのは、右ウイングで先発していた山田ではなくCFエリソン。山田をCFにスライドさせたのだ。エリソンがイエローカードを受けていた背景もあっただろうが、指揮官から山田への「ゴールを奪ってこい」とのメッセージが込められていたようにも映った。 これを粋に感じるのが山田という選手だろう。 得意とするCFのポジションでゴールを目指し続け、献身的な守備でもチームをサポート。そのプレッシングが実を結んだのが75分だった。 ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、一気に前へ。寄せてきた福岡のボランチ松岡大起をなぎ倒して前進すると、ペナルティエリア内で華麗な切り替えしでDFふたりをかわして、左足でフィニッシュ。 自慢のフィジカルと冷静なシュートが光った、まさにゴラッソであった。 後ろで見ていたMF脇坂泰斗も「ゴールまでいくとは思わなかった。僕は取られたあとの準備をしていた」と苦笑いを浮かべたほど、チームメイトをも驚かせるゴールであった。 今季は自身で奪ったPKを誰にも譲らずに決め切るなど、点取り屋としての自覚と、それを表現する術が備わってきた印象でもある。 シュート練習やフィジカルメニューへの真摯な取り組みが結実したゴールでもあった。 鬼木監督も「トレーニングからいつも100パーセントでやっていますし、ああいう一番苦しい時間帯で、なおかつエネルギーもかなり使っている状態で決め切れるというのは彼の一つの特長でもありますので、今後に期待できるプレーだったと思います」と評す。 かつて川崎でプレーした鄭大世氏と同様に、福岡戦の力強いゴールには“人間ブルドーザー”と称賛の声が集まったのも誉れだろう。 もっとも試合後、山田はチームを勝たせられなかったことを何よりも悔やむ。その想いを胸にした彼のさらなる成長に期待したい。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月19日 12:30
レアル・マドリーとドルトムントの対戦に決まった今季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝。
レアルがバイエルン・ミュンヘンを下した準決勝で、ヒーローになったのは、34歳のFWホセルだった。終了間際の2ゴールでレアルをCL決勝に導いた彼は、今季エスパニョールからのローンで加入した選手。
そうしたなか、吉田麻也はTokyo FMで放送されている『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話をしていた。
「ドルトムントのフメルス選手は僕と同じ35歳、レアル・マドリーの決勝点を決めたホセル選手は34歳。これは刺激を受けますねぇ。ベテランもまだまだ捨てたもんじゃないぞということを2人が示してくれました。
フメルスなんかは、ずっとドルトムントにいて、一時バイエルンにも行きましたけど、またドルトムントに帰ってきて。僕は香川真司選手がドルトムントにいた時にしょっちゅう試合を観に行かせてもらっていたので、同じ年ですごいいい選手だなといつも刺激を受けてきましたけど、またここで復活してきて、素晴らしいなと思います。
ホセル選手もプレミアリーグにいる時にニューカッスルとかで対戦していて。
正直、レアル・マドリーに行くような選手かというと、ん?とビックリですけども。
今回はポンポイントで補強された選手で、所属チームが2部に落ちたのでローン移籍で加入したんですけど。なんか、こういう選手が活躍したりするんだよねぇ、サッカーっておもしろいですよ。
2年後にどうなっているかなんて誰も分からないという、それもサッカーの素晴らしさかなと。いまは時代的に若い選手の移籍金がどんどん高騰して、注目される昨今ですが、ベテランも実力を発揮することはいいことだなと思いますし、僕も負けてられないなと。
もちろん、若い選手だけでもダメですし、ベテランだけでもダメで、バランスがチームのなかですごく大事なんじゃないかなと。見ているとベテランと若手のバランスが整っているチームが強いなと」
プレミアリーグ時代にホセルと対戦した際にはそこまでの選手とは感じていなかったそう。
久保建英も!?レアル・マドリーが買い戻した5人衆
そのホセルはもともとレアル・マドリーに青田買いされ、カスティージャで育成された選手。2011年にレアルのトップチームにデビューした際にはいきなりゴールも決めた。
その後は、ドイツやイングランドでプレーし、昨夏古巣に復帰。レアルとリヴァプールが対戦した2022年のCL決勝は父親とともにレアルファンとして観戦していたことも話題になっている。
2024年05月19日 12:24
元日本代表の播戸竜二氏と田中隼磨氏が5月18日、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。同日に行なわれたJ1第15節の名古屋グランパス戦(0−2)で奮闘したサガン鳥栖のFW横山歩夢について語った。
4−2−3−1の左サイドハーフでフル出場した横山は、得点には絡めなかったものの、得意のドリブル突破で再三チャンスを演出。15分には、相手3人をかわしながらボックス内に侵入してシュートを放った。
播戸氏は、この場面を鳥栖サイドの「SCENE OF THE MATCH」に選出。「ワンタッチで(相手の)股を抜いて、細かいステップで。クルッと、足の裏も使いながら」と21歳のテクニックを称賛する。
【動画】サガン横山歩夢のドリブル突破
田中氏も「対策している名古屋の内田(宅哉)選手、稲垣(祥)選手、吉田(温紀)選手。3人かわしていますからね」と評価した。
そのうえで2人はフィニッシュの精度を課題に挙げつつ、播戸氏は「これからの成長に期待しましょう」、田中氏は「注目です」と語った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 12:15
現地時間5月18日に開催されたブンデスリーガ最終節で、長谷部誠が所属する6位のフランクフルトは、4位のRBライプツィヒとホームで対戦。0−2から2−2に持ち込み、6位をキープし、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得した。
長谷部は、同じく今季限りで引退するセバスティアン・ローデと共に、後半アディショナルタイムから出場。サポーターからの大歓声が2人の偉大な功績を物語っていた。
クラブ公式サイトによれば、40歳の元日本代表キャプテンは、試合後にインタビューに対応。感謝と手応えをこう示した。
【PHOTO】今季限りでの現役引退。40歳になった長谷部誠のキャリアを厳選ショットで振り返る!(2003〜2024)
「試合後のスタジアムの雰囲気は素晴らしかったよ。チームメイト、スタッフ、みんなと一緒に共有できた。自分のキャリアだけでなく、彼らを信じられないくらい誇りに思うよ!(EL権を争う)ホッフェンハイムが4−2でリードしている状況は分かっていたから、しっかりと2−2で持ちこたえる必要があった。チームメイトにもそう言ったし、何とかできて嬉しいよ」
長谷部はブンデスリーガ通算384試合の出場でキャリアを締め括り、ポーランド代表のロベルト・レバンドフスキと並んだ。同リーグの外国人選手としては、元ペルー代表のクラウディオ・ピサロ氏(490試合)に次いで2位タイの記録だ。
日本代表、そしてブンデス屈指のレジェンドとして、22年に及ぶ現役生活に終止符を打った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 12:03
思わず涙する姿が感動を呼んだ。
2024年05月19日 12:00
ドルトムントは18日に行われた今季ホーム最終戦となるダルムシュタット戦に4-0で勝利した。
今季限りで退団するマルコ・ロイスにとってもホームラストゲーム。
試合前のウォーミングアップから大喝采が送られ、前半にゴールを決めた後の後半37分に交代するとチームメイトたちが花道を作ってレジェンドを送り出した。
そうしたなか、ドルトムントは試合後にこんな投稿をしていた。Auf Marco! 🍺 pic.twitter.com/Hil9ikqBEC
— Borussia Dortmund (@BVB) May 18, 2024
ジグナル・イドゥナ・パルクにある売店のレジに「今までありがとう!お別れのビールは僕の奢りだ」というロイスのメモが添えられている。
『Bild』によれば、ロイスは24,545人を収容する南スタンドのサポーターたちにビールを無料で振る舞ったそう。
ジグナル・イドゥナ・パルクのビールは一杯4.9ユーロ(830円)なので、ファン全員が飲んだ場合には12万ユーロ(2040万円)ほどにもなる。
ロイスは「前から企画していたんだ。カルステン・クラマー(マーケティングマネージャー)が素晴らしい仕事をしてくれた」、「ずっと応援してくれた人達に感謝したかった。当たり前のことじゃないからね」と語っており、支えてくれたサポーターたちへの感謝としてビールを振る舞ったそう。
ドルトムントの「お買い得補強選手」ベスト10
ドルトムントは6月1日に行われるレアル・マドリーとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で今季の全日程を終える。
2024年05月19日 11:55
今季限りでの現役引退を発表しているフランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠が、現役ラストマッチを終えた。
長谷部は18日に行われたブンデスリーガ第34節(最終節)のライプツィヒ戦でベンチスタートとなると、2−2で迎えた後半アディショナルタイムに同じく今季限りでの現役引退を発表しているセバスティアン・ローデとともに途中出場を果たした。
出場時にはフランクフルトの本拠地『ヴァルトシュタディオン』に駆け付けたファン・サポーターから大きな歓声と惜しみない拍手が送られた。チームはこのまま2−2で引き分け、最終順位を6位とし、来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した。
この試合の出場により、ブンデスリーガの出場数が通算384試合となった長谷部。データサイト『OPTA』によると、ドイツ人以外の外国人選手としてはポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに並んだほか、元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロ氏の390試合に次ぐ、出場数となったことが伝えられている。
クラブ公式サイトによると、有終の美を飾った長谷部は「チームメイトやスタッフ、そのほか全員と一緒だった試合後のスタジアムの雰囲気は素晴らしかったです。自分のキャリアを信じられないほど誇りに思っているけど、チームメイトやスタッフ、皆のことも誇りに思っています」と振り返った。
続けて、「ホッフェンハイムが4−2でリードしていたことは知っていたので、2−2の引き分けを維持するだけでした。それがチームメイトに伝えたことであり、それを達成できたことを嬉しく思います」と来季のEL出場権を獲得できた喜びも口にした。
2024年05月19日 11:30
今季限りでの現役引退を決めた元日本代表FW岡崎慎司。
このほど、シント=トロイデンで現役ラストゲームをプレーし終えた彼に、かつてのチームメイトたちから惜別のメッセージが送られている。
シント=トロイデンが公開した感動的なVTRがこちら。 この投稿をInstagramで見る STVV - Official(@stvv_official)がシェアした投稿
プレミアリーグ優勝を果たしたレスター時代の同僚であるジェイミー・ヴァーディ、リヤド・マフレズ(現アル・アハリ)、ウィルフレッド・エンディディ、マルク・オルブライトン、ケレチ・イヘアナチョ。そして、日本代表でともに戦った同じ歳の長友佑都(FC東京)、同じ名前を持つ香川真司(セレッソ大阪)、そして、盟友である本田圭佑が登場。
前線でコンビを組んだヴァーディは、37歳になった現在もレスターで活躍しており、今季18ゴールとプレミアリーグ再昇格の原動力になった。
そのヴァーディは「まったく信じられないようなキャリアを祝福するよ。君のことが恋しいけれど、いつも連絡を取り合っているからね。またすぐに会えるのが待ちきれないよ」、マフレズは「君はすばらしい選手、アンビリーバブルなチームメイト、超プロフェッショナルだったし、とてもおもしろい人もでもあった」との言葉を贈っている。
「岡崎慎司が一緒にプレーした最強同僚ベスト11」
この映像を見た岡崎は「みんな、ありがとう。みんなとの思い出や経験は特別なもの。多くの友達と一緒にプレーできて幸せだった!」と感謝のメッセージを綴っている。
2024年05月19日 11:24
昨年11月のU-17ワールドカップの記憶は、嫌でも脳裏に焼きついている。
2024年05月19日 11:04
16日に今シーズン限りで退団することを発表していたセビージャに所属するスペイン代表MFヘスス・ナバスだが、18日に一転して契約延長に至ったことがクラブ公式サイトで発表された。
現行契約が今季限りとなっていたJ・ナバスは、16日に今季限りで退団することを発表。スペインメディア『マルカ』によると、自らの精神的疲労や38歳という年齢面とそれに伴うコンディション面、さらにはセビージャの財政状況などから新契約がなかなか提示されなかったことに不信感を抱いたことなどが、退団理由に挙げられていた。
しかし、これらの報道から改めて同選手と話し合いを行ったセビージャは、クラブ内での役職に就く前に選手契約を2024年12月31日まで延長することで合意に達したことを発表した。なお、契約満了後はクラブ内の役職で終身雇用されることも明らかになっている。
退団から一転して契約延長に至ったJ・ナバスはクラブ公式サイトで「会長の提案に答えるのに1分もかからなかった。僕はここで引退したい。大好きなクラブで続けられることを嬉しく思う」と喜びを語りながら、次のように続けた。
「僕が会長に伝えた願いはチームを支えるために移行期間として12月までプレーを続けることだった。そうしてずっと夢見てプレーしてきた夢を終えて靴を脱ぐことになる。プロサッカー選手としての最後の数カ月は給料を受け取らない。代わりにそのお金は会長と合意した財団に寄付されることになる。それが僕の決断だ。ファンたちにはすべてを知っていて欲しい」
J・ナバスは1985年11月21日生まれの現在38歳。スペイン南部のアンダルシア州セビージャ県にある基礎自治体のロス・パラシオス・イ・ビジャフランカ出身で、16歳で地元最大のビッグクラブであるセビージャのカンテラに入団した。2003−04シーズンのラ・リーガ第12節エスパニョール戦でトップチームデビューを飾ると、翌シーズンからは主力に定着し、スペイン屈指のウインガーとして名を馳せた。
2013年夏にはマヌエル・ペジェグリーニ新監督(現:ベティス)からの誘いを受け、マンチェスター・シティへ完全移籍。ペジェグリーニ体制下では右ウイングの主力として起用され、ジョセップ・グアルディオラ監督の就任後は右サイドバックとしてもプレー。4シーズンの在籍で公式戦通算183試合出場8ゴール35アシストを記録した。
2017年夏よりセビージャへ復帰。右ウイングだけでなく、直近の数シーズンはサイドバックとしても安定したパフォーマンスを見せ、2018−19シーズンからはキャプテンを務めた。セビージャに在籍した17シーズンで公式戦通算688試合に出場しているが、これはセビージャの歴代最多出場記録だ。39ゴール119アシストを記録した。同期間ではヨーロッパリーグ(前身大会のUEFAカップを含む)を4回、コパ・デル・レイを2回、UEFAスーパーカップを1回、スーペルコパ・デ・エスパーニャを1回と、合計8つのトロフィーを獲得したが、これもセビージャに在籍した選手としては歴代最多の数字だ。
また、セビージャに在籍していた2009年11月にはスペイン代表デビューも飾っており、“ラ・ロハ”が優勝を飾ったFIFAワールドカップ南アフリカ2010やEURO2012にも出場。これまでに国際Aマッチ通算で51試合出場5得点を記録している。今年3月のインターナショナルマッチウィークでも招集を受けており、今夏のEURO2024に出場する可能性も残されている。
2024年05月19日 11:00
イングランド2部ハダースフィールド・タウンは、日本代表DF中山雄太の退団を公式サイトで発表した。
オランダ、ズヴォレで目覚ましい活躍をみせ、2022年7月にハダースフィールドへ完全移籍を果たした中山。移籍後は主にセンターバックや左サイドバックで出場機会を得ていたが、2022年11月にアキレス腱断裂の重傷を負うと、その後は長期間戦線を離脱することに。
怪我の影響でカタールワールドカップの出場も逃していた中山は、2年目の今季も負傷に悩まされており、3月には膝の内側側副じん帯を損傷。
ハダースフィールドでは、公式戦39試合に出場し、2得点2アシストを記録した中山だが、この2年間は怪我に悩まされる形となり、クラブも3部降格が決定となった。
中山とクラブの契約は今季限りとなっていたため、延長されることなく退団することが決定。今夏にフリーとなり、新天地を探すこととなる。
2024年05月19日 11:00
なでしこジャパンの選手たちもプレーする英女子のトップリーグのFA女子スーパーリーグ最終節が18日に行われた。
長谷川唯が所属するマンチェスター・シティはアストン・ヴィラに2-1で勝利。勝点55で浜野まいかが所属するチェルシーと並ぶも、得失点差で上回ったチェルシーが優勝を決めた。
一時は勝点差6をつけて首位を快走していたシティだが、最終的には2位で終戦。ギャレス・テイラー監督は「普通は22試合のシーズンで18勝すれば優勝するのに十分だ(シティとチェルシーは今季18勝1分3敗)。我々は最も残酷な形で一歩及ばなかった」と嘆いていた。
この試合はシティを支えてきた36歳のベテランDFステフ・ホートンにとって現役ラストゲーム。
それだけに試合後に長谷川やクロエ・ケリーたちは思わず涙…。
なでしこジャパン、パリ五輪でメダル獲得の鍵を握る「主力選手」5名
そのホートンは「数週間ピッチに立てなかったから、今日は本当に特別だった。今日は数千人のファンたちが応援に来てくれたのもアンビリーバブルだった。だから、あらゆる面でちょっと感情的になった。優勝できなかったのは残念だし、素晴らしいグループのもとを離れるのもすごくつらい。でも、(引退は)正しいことだと分かっているし、来季どうなるのか楽しみにしている」と述べていた。
2024年05月19日 10:50
今季大復活を果たしたスペインの天才はEURO2024を欠場するようだ。
2024年05月19日 10:04
なでしこジャパン(日本女子代表)FW浜野まいかが所属するチェルシー・ウィメン(女子チーム)が、前人未到のFA女子スーパーリーグ(FAWSL)5連覇を達成した。
15日に行われた第18節延期分のトッテナム戦で浜野のゴールが決勝点となり、1−0で勝利したチェルシーは、勝ち点ではMF長谷川唯が所属するマンチェスター・シティと並んだものの、「2」点の得失点差で首位に浮上していた。
そして、19日に最終節(第22節)が行われ、チェルシーは敵地でFW宮澤ひなたが所属するマンチェスター・ユナイテッドと対戦。前半に2点をリードすると、後半には4点を追加し、6−0で大勝した。なお、浜野に出場機会はなく、宮澤は67分から途中出場を果たした。
一方、長谷川がフル出場したマンチェスター・シティは敵地でアストン・ヴィラと対戦し、2−1で勝利を収めたものの、最終的には「7」点の得失点差で2位に終わった。
この結果、チェルシーがリーグ戦5連覇という偉業を達成した。なお、2012年8月からチェルシー女子を率いてすでに昨年11月に今季限りで退任することが発表されているエマ・ヘイズ監督は、通算12シーズンの指揮で史上初となる5連覇を含めFAWSLで7度、女子FAカップで5度、リーグ・カップで2度のタイトルなどを獲得して同クラブを離れることとなった。
2024年05月19日 10:00
2023-24シーズンの欧州サッカーシーンは佳境を迎えている。
ポルトガル1部リーグのレギュラーシーズンがこのほど閉幕。
守田英正のスポルティングCPが優勝し、相馬勇紀のカーザ・ピアは9位、藤本寛也のジウ・ヴィセンテは12位となった。
渡井理己のボアヴィスタと、中村航輔と福井太智が所属するポルティモネンセは、勝点だけでなく、直接対決の勝点(1勝1敗)、直接対決の得失点差(4-1と1-4のため得失点差なし)、直接対決のアウェイゴール(ともに4点)でも並んだため、全体の得失点差で順位が確定。その結果、ボアヴィスタは15位で残留が決定し、16位となったポルティモネンセは昇降格プレーオフに回ることになった。
ヨーロッパ名門の「Bチーム」から成功を狙う日本人の逸材たち
また、ドイツ4部リーグも一部を除いてレギュラーシーズンが終了。チェイス・アンリと花城琳斗が所属するシュトゥットガルトIIは、西地区優勝を決め、来季の3部昇格を決めている。
チェイス・アンリは優勝メダルやコカ・コーラでお祝いする様子をInstagramのストーリーに投稿している。
2024年05月19日 09:32
23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は18日、第34節の試合が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は2-1でFCアウクスブルク(FC Augsburg)を下し、リーグ史上初となるシーズン無敗優勝を達成するとともに今季の公式戦無敗記録を51に伸ばした。
4月に王座を獲得したレバークーゼンはビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)とロベルト・アンドリッヒ(Robert Andrich)のゴールで先行すると、その後のアウクスブルクの反撃を1点に抑えた。
レバークーゼンのシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督は「これが、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)戦でタイトルを獲得した後の目標だった。チームをとても誇りに思うし、とても満足で幸せだ。少しだけ楽しんで、あすはリカバリーだ」と述べた。
チームは今週、アタランタ(Atalanta)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)決勝を控えている。
バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)にハットトリックを許し、2-4で敗戦。4-0でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に勝利したVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に抜かれ、3位に転落した。
マティス・テル(Mathys Tel)とアルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)のゴールで開始6分までに2点を先行したバイエルンだったが、その2分後に欧州選手権(UEFA Euro 2024)に臨むドイツ代表予備登録メンバーに選出されたマクシミリアン・バイアー(Maximilian Beier)に1点を返されると、後半の残り約20分でクラマリッチに3ゴールを許して逆転負けを喫した。バイエルンがリーグ戦のトップ2を逃したのは2010-11シーズン以来となった。
ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は退団するマルコ・ロイス(Marco Reus)の1ゴール、1アシストの活躍でダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)に4-0で快勝した。
6月に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝のレアル・マドリード(Real Madrid)戦を控えるものの、これがホームでの最後の一戦となったロイスは、30分にイアン・マートセン(Ian Maatsen)の先制点をお膳立てすると、38分には直接FKを沈めた。
下位では、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)が終了間際のゴールでSCフライブルク(SC Freiburg)に2-1で勝利し、VfLボーフム(VfL Bochum)を抜いて15位に浮上して残留を決めた。
1-4でブレーメンに屈したボーフムは16位に転落し、2部3位フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)との昇格・降格プレーオフに回ることが決まった。
■関連記事
・王者レバークーゼン公式戦50戦無敗 ボーフムに5発大勝
・トゥヘル監督が退任明言 バイエルンと留任の条件折り合わず
・独代表、EUROへ予備登録メンバー発表 ミュラーやクロースら27人