©sports-topics.net 2024
2024年05月07日 16:10
レアル・マドリードが、同クラブに所属する元スペイン代表FWルーカス・バスケスとの契約延長交渉をスタートさせた模様だ。スペインメディア『RELEVO』が報じている。 現在32歳のL・バスケスは、レアル・マドリードのカンテラ(育成組織)出身の選手。2014年夏にエスパニョールへレンタル移籍へ出ると、その後完全移籍へ移行したが、翌年夏に買い戻しオプションが行使される形でクラブへ帰還した。“武者修行”へ出た1シーズンを除くと、レアル・マドリード一筋でプレーしており、これまでにトップチームでの公式戦通算で345試合出場35ゴール63アシストを記録している。 そんなL・バスケスとレアル・マドリードの現行契約は、今年の6月30日をもって満了を迎える。現時点で新契約は締結されていないが、今回の報道によると、新たな動きがあった模様だ。 今回、L・バスケスの代理人とレアル・マドリードの取締役会が契約延長に向けた交渉の場を設けたという。今季をもって契約が満了するL・バスケスに対しては、以前から『マルカ』などのスペインメディアによって、他クラブからのオファーがあると伝えられてきた。だが、L・バスケス自身はレアル・マドリードへの残留を最優先しており、他クラブからのオファーは聞きつつも、レアル・マドリードの“最終回答”を待っていたという。『RELEVO』によると、クラブが自分のパフォーマンスに満足しているかどうか、そして自分がまだ最高のレベルでチームに貢献できると感じられるかどうかを確かめるため、今季終了時まで契約延長交渉を待つ覚悟ができていたようだ。 だが、直近のL・バスケスのパフォーマンスに、クラブ側は満足しているという。史上最多記録を塗り替える通算36回目のラ・リーガ制覇を大きく引き寄せることとなった、4月21日開催のラ・リーガ第32節、バルセロナとのエル・クラシコ(○3−2)では、1ゴール1アシストに加えてPK奪取と全3得点を演出する活躍を披露。スペイン代表DFダニエル・カルバハルが累積警告により出場停止だった30日のチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグのバイエルン戦(2−2)でも、右サイドバックとして安定したパフォーマンスを見せていた。 今季はここまで公式戦通算34試合のピッチに立っているが、うち18試合が途中出場。それでも、出場すればカルバハルの代役に甘んじるには勿体ないと感じさせるパフォーマンスを見せている。また、ドレッシングルーム内でのキープレイヤーであることにも疑いの余地はなく、チームへの影響力という面でも非常に重要な役割を担っているという。 当初、レアル・マドリード側は32歳というカルバハルの年齢だけでなく、今年7月に33歳を迎えるL・バスケスの年齢も考慮し、右サイドバックの若返りを画策していることが報じられていた。だが、今季のL・バスケスのパフォーマンスを踏まえ、この考えを改めた模様。パリ・サンジェルマン所属のフランス代表FWキリアン・エンバペ、バイエルン所属のカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスらの獲得に本腰を入れ、右サイドバックは現行体制を維持する見込みだ。 このような背景から、レアル・マドリードとL・バスケスの代理人は、1週間半ほど前に契約延長交渉の場を設け、新契約を結ぶ意思を伝えたようだ。既に両者の間には“基本合意”が存在しており、交渉が完結したわけではないものの、残留が既定路線だと見られている。 また、『RELEVO』は直近のL・バスケスのパフォーマンスを受けて、来夏のEURO2024でスペイン代表に復帰する可能性も伝えた。FIFAワールドカップロシア2018を最後に“ラ・ロハ”からは遠ざかっているものの、スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督、そしてコーチングスタッフ陣も、現在のL・バスケスを高く評価しているとのこと。レアル・マドリード側も招集に値する選手と認識しており、今夏に代表チームへ送り出す用意を整えているようだ。 レアル・マドリードでは元ウェールズ代表FWギャレス・ベイル氏やスペイン代表FWマルコ・アセンシオ(現:パリ・サンジェルマン)の存在によって、本職の右ウイングでは出場機会が限定されていたが、右サイドバックとして新境地を開拓したL・バスケス。波のない安定したパフォーマンスを武器として、来季も白いユニフォームを身に纏うこととなりそうだ。 【ハイライト動画】エル・クラシコでL・バスケスは全3得点を演出
2024年05月19日 20:52
J1リーグの15試合を終えて首位に立つのがFC町田ゼルビアだ。この強さは本物で、実際、同じ東京のクラブチーム、FC東京、東京ヴェルディにいずれも勝利している。
だから、5-0と圧勝した東京V戦後の会見で黒田監督に質問してみた。「特別な感情が生まれてもおかしくない、FC東京戦、東京V戦で連勝を飾った価値は?」と。
黒田監督はしっかりとした口調で次のように答えてくれた。
「意識するなと言われても意識してしまう関係性です。J1に長年いるFC東京は本当に人気も実力もあるチームで、東京Vは老舗であり色んなファン層を掴みながらこの地域に根付いてきたクラブです。ただ、町田というのも少年サッカーのカテゴリーから歴史を築いています。町田市民、町田のファン・サポーターの想いが(町田を)J1に引っ張り上げてくれた要因でもあります。
今、上位でいること、また首位を狙うことよりも、やっぱり東京3チームの中でトップをとること。この2チームには絶対に負けないという気迫を持つスタンスのほうが我々にとっては意味のあることだと思っていました。選手たちにそういう働きかけをしながら試合に入れたことで、選手たちも闘志を全面に出してくれました」
黒田監督のプライドが垣間見えるコメントだった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月19日 20:06
[J1第15節]FC東京 1−1 横浜/5月19日/味の素スタジアム
横浜F・マリノスは5月19日、J1第15節でFC東京と対戦し、1−1で引き分けた。
横浜は序盤から、強みのサイド攻撃で相手ゴールに迫る。10分には右ウイングのヤン・マテウスのクロスに反応した渡辺皓太がシュートを放つが、相手守備陣にブロックされる。
その後もボールを保持した横浜は25分、先制に成功する。左ウイングのエウベルからパスを受けたナム・テヒが、ペナルティエリア手前から右足を振り抜く。美しい軌道を描いたシュートがゴールに吸い込まれた。
しかし後半、横浜はマンツーマン気味に守備のやり方を変えてきたFC東京にペースを握られると、55分に長友佑都に同点弾を叩き込まれる。
横浜は62分、宮市亮、植中朝日、井上健太を投入し、攻勢に出る。そして終盤には相手を押し込む場面もあったが、最後まで勝ち越し点を奪えなかった。
【動画】ナム・テヒの先制弾
試合後、会見に出席したハリー・キューウェル監督は、次のように振り返った。
「この試合には二面性があった。前半は自分たちが良いスタートを切り、ボールをコントロールし、チャンスをたくさん作った。そのなかで自分たちがデザインしたゴールも生まれたが、そこで2点目を取れなかったのは悔やまれる。
途中でセンターバックのアクシデントがあって、後半は自分たちのできていた部分が急に止まってしまった。FC東京が後半にチャンスをたくさん作って、自分たちは最後のほうでしかチャンスを作れなかった。最終的に引き分けになってしまったが、フェアな結果だったと思う」
前節のアルビレックス新潟戦(1−3)も、横浜が前半に先制したが、後半は相手にペースを握られ、逆転負けを喫した。今節はドローに終わったが、同じような展開になってしまった試合内容について、指揮官は「もちろん振り返りをしている」としつつ、こう続けた。
「理解できないのは、前半にあれだけできていて、後半に急にできなくなる。その“なぜ”を探し、改善しないといけない。彼らがどうこうではなく、自分たちから相手にやらせてしまった部分があったし、つまらないミスだったり、相手のカウンターを食らって人につけないところもあった。
監督としても、選手としても自分はこういう状況を味わってきた。ここで大事になるのは、メンタルを強く持つこと。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)だけを考えるのは違うし、特にリーグ戦を落とすのは絶対にしてはいけない。どの試合も大事で、リーグだろうが、大会だろうがすべてを出し切る。そこだと思う」
そして、日本時間で26日の1時から行なわれるACL決勝の第2レグに向けて、指揮官は「クラブにとっても、ファン・サポーターやクラブに関わるすべての人たちにとっても大きな舞台。簡単に獲れる大会ではないが、何かにビビッて(試合に)向かわないことはないし、(タイトルを)自分たちからしっかり奪うことが大事。自分はこれまで大きな舞台に立って、ビビったことはない。楽しむことが大事だし、いろんな人の想いを乗せて戦いたい」と意気込んだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月19日 20:02
今季限りでの退団を表明しているドルトムントのMFマルコ・ロイスが、惜別の一発を決めた。
ドルトムントは現地5月18日、ブンデスリーガ最終節でダルムシュタットとホームで対戦し、4−0で大勝。ロイスは1−0で迎えた38分、ペナルティエリア手前からのFKでキッカーを務め、左隅に強烈なシュートを叩き込んだ。
【動画】「最高だよ」「ドラマやね」など反響! ロイスのFK弾!
2012年から在籍するレジェンドが、本拠地でのラストマッチで、目に見える結果を出した。SNS上では「うますぎる」「こんなん泣く」「主人公かよ」「まじでカッコイイ」「愛してる」「最高だよ」「凄い!の一言に尽きる」「役者すぎるって」「ドラマやね」などの声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 20:00
5月19日、湘南ベルマーレはJ1第15節でアルビレックス新潟と対戦し、2−1で勝利した。
2024年05月19日 20:00
ABEMA上でDAZNのコンテンツが観られる「ABEMA de DAZN」。
2024明治安田J1リーグの1クラブを厳選して無料試合が強化される「PICKUP WEEKS」では、18日(土)から名古屋グランパスの試合が生中継されている。
18日のサガン鳥栖とのアウェイゲームで名古屋は2-0と快勝。3年目の長谷川健太監督のもとで調子を上げてきている。
そんな名古屋について、元日本代表でサッカー解説者の水沼貴史さんが注目選手を選出。選出理由を含め以下のように語った。
■「監督の序列が高い2人に加え、絶対的エースの復帰が大きい」と水沼氏が攻守面で期待
「まずはユンカー選手です。当初、ユンカー選手と山岸祐也選手の2トップを構想していたと思うが、彼らのけがによる長期離脱でペースが崩れてしまった。名古屋の直線的にゴールに向かっていく戦術のなかでパトリック選手を1トップに配置したが彼の調子が上がりきらずにいたところ、絶対的なエースのユンカー選手の復帰はチームにとってかなり大きいと思います。今後はユンカー選手に加え、パトリック選手や永井謙佑選手の調子が上がっていき、前節のFC東京戦のようなセットプレーからのゴールなど攻撃パターンがさらに広がれば着実に得点数を増やしていけると思います。
2人目は、森島司選手です。中盤2列目でシャドーっぽい動きができるのが彼の魅力かと思います。現状を打開する力を持っており、ゲームメイクができます。また、相手の隙をつきスペースに侵入することができるなどオフザボールの動きも良く、チームの攻撃にアクセントを加えています。森島選手は現在1試合しか休んでいないため、長谷川監督の序列も高いと思います。
最後は、三國ケネディエブス選手です。アビスパ福岡から完全移籍で加入した三國選手は、現在全試合出場している唯一の選手です。中谷進之介選手と藤井陽也選手がチームを離れたなかで、長谷川監督も彼には大きな期待をしているかと思います。これまでのキャリアをみても、ここまでコンスタントに出場したことがないので、守備の要としてチームに貢献できるか期待したいです」
名古屋グランパス、「歴代最強の外国人選手」はこの5名!
「PICKUP WEEKS」の名古屋戦は、5月26日(日)の京都サンガF.C.戦が無料生中継、6月2日(日)の川崎フロンターレ戦が生中継される。
2024年05月19日 19:50
FC町田ゼルビアは5月19日、J1第15節で東京ヴェルディとホームで対戦。5−0で大勝した。
この試合で圧巻のボレーシュートを叩き込んだのがMF柴戸海だ。3−0で迎えた80分、林幸多郎のロングスローを相手が弾いたボールに、柴戸が反応。ペナルティアーク内で左足をダイレクトで振り抜き、ゴール右隅に叩き込んでみせた。
【動画】ゼルビア柴戸海の圧巻逆足ボレー弾!
豪快な一撃に、柴戸が昨季まで在籍していた浦和レッズでチームメイトだった元日本代表の槙野智章氏が、自身のXで言及。以下のように綴った。
「浦和時代、カイはずっと一緒にシュート練習してた。特にミドルからのシュートを。練習は嘘つかないね」
柴戸はこれが移籍後初ゴール。目に見える結果で大勝に貢献した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 19:30
アストン・ヴィラはルートン・タウンに所属するMFロス・バークリーの獲得に興味を持っているようだ。英『Football Insider』が報じている。
バークリーはエヴァートンの下部組織で育ち、2011年にトップチームでデビューを飾った。その後2018年にチェルシーに移籍。2022年までチェルシーにいた同選手だが、2020-21シーズンはアストン・ヴィラにレンタル移籍を果たしており、24試合に出場し3ゴール1アシストを記録していた。
イングランド代表にも名を連ねていたバークリーは昨シーズン、ニースでプレイしていたが今シーズンよりプレミアリーグに復帰を果たした。プレミアリーグ初挑戦となったルートン・タウンに加入した同選手は、公式戦37試合に出場して5ゴール6アシストをマークしており、ここまで素晴らしいパフォーマンスを見せている。
ルートン・タウンは現在降格圏の18位となっており、17位のノッティンガム・フォレストとの勝ち点差は3だが、得失点差が12となっており、降格が濃厚となっている。そんななか、バークリーはプレミアに残りたいと考えているようだ。
アストン・ヴィラは今シーズン、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したため選手層を厚くする必要があり、復活を遂げたバークリーに白羽の矢を立てたようだ。しかし今シーズンのバークリーは他のクラブが興味を示してもおかしくないほどの出来であり、争奪戦になるかもしれない。
ルートン・タウンとバークリーの契約の詳細は明かされていないが、30歳で輝きを取り戻した同選手の去就に注目だ。
2024年05月19日 19:00
イタリア1部フォレンティーナとキットサプライヤーのKappaは16日、2024-25新ホームユニフォームを発表した。
2024年05月19日 18:56
2024年5月19日、東京ヴェルディがFC町田ゼルビアに0-5と大敗。しかし、試合を振り返れば、良い入りをしたのは東京Vのほうだった。城福浩監督も次のように証言している。
「これは私の問題と最初に断っておきます。試合の入りはすごく良かったです。ところが、我々が用意したFKを本来蹴るはずじゃない選手が蹴ったんですよ。我々の準備した状況とは違うものを引き出してしまったのは自分の責任。コントロールがきいてなかった」
ある種のアクシデントがチームの歯車を狂わせ、11分のオウンゴールに繋がったと城福監督はきっとそう主張したいのだろう。もちろん失点のきっかけはそれだけではない。
「ボールが出たのかと思ったら出ていなかったり、ちょっとした油断ですよね。そこでプレーを切ってしまう。スローインのところもボールホルダーのマークを外してしまったり…」
町田に押し込まれた状況でゴールを許したシーンを振り返り、城福監督はこう言っていた。0-5と敗戦を喫した背景に、知られざるアクシデントがあったことは見逃せない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月19日 18:36
オランダ・エールディヴィジにて、AZは33試合消化時点で4位につけている。すでにトップ4フィニッシュは確定させているが、そのチームで人気を集めているのがFWヴァンゲリス・パヴリディスとDF菅原由勢だ。
ギリシャ代表FWのパヴリディスは現段階で得点ランク1位となる28ゴールを奪っており、25歳で迎えた今季は大ブレイクのシーズンとなっている。エールディヴィジで得点を量産したストライカーが5大リーグのクラブから狙われるのは自然な流れだ。
AZ不動の右サイドバックとして活躍し、今季ここまで4ゴール6アシストの成績を残している菅原も5大リーグの複数クラブから関心を集めている。ドイツではヴォルフスブルク、イタリアからは王者インテル、鎌田大地が所属するラツィオの名前も浮上している。
伊『Calciomercato』はラツィオがパヴリディス、菅原の両名に関心を寄せていると報じており、2人揃ってステップアップの時は近いか。
菅原に関してはクラブとの契約が2025年までとなっているため、残り年数的にも同メディアは低コストで獲得できるかもしれないと人気の理由を説明している。23歳を迎えている菅原はエールディヴィジで通算134試合をこなしており、エールディヴィジでの経験値は十分すぎるほどだ。ステップアップのタイミングとしては悪くないだろう。
2024年05月19日 18:32
2024明治安田J1リーグ第15節の10試合が18日と19日に各地で行われた。
前節終了時点で3位の鹿島アントラーズと首位のヴィッセル神戸が対決した。激しい球際の攻防が繰り広げられる白熱した試合となったが、互いに譲らず、なかなか得点が生まれない。しかし、81分に均衡が破れた。鈴木優磨の絶妙なスルーパスで名古新太郎が最終ラインの背後へ抜けると、ペナルティエリア内の角度のない位置からシュート。GK前川が弾いたボールを、後ろから駆け上がってきた濃野公人が冷静にシュートし、ゴールネットを揺らした。大卒ルーキーSB濃野の今季4得点目が決勝点となり、鹿島が1−0で勝利。勝ち点「29」で鹿島が神戸と並んだ。
FC町田ゼルビアと東京ヴェルディのJ1初となる“東京クラシック”は大差がつく結果となった。11分にオウンゴールで町田が先制すると、29分には藤尾翔太が追加点を奪い、前半を2−0で折り返す。そして、後半に入っても町田の勢いは止まらず、60分にはPKで藤尾が2点目をマークすると、80分には柴戸海のボレーシュートでリードを広げ、さらに後半アディショナルタイムには途中出場のエリキがダメ押し点を奪った。5−0で東京Vを下した町田が、神戸を上回り、首位に浮上した。
ガンバ大阪はホームで川崎フロンターレと対戦。立ち上がりから川崎Fに押し込まれ、先制点も許す苦しい展開となったが、失点後すぐにセットプレーから中谷進之介の得点で同点に追いつくと、後半に再びセットプレーから福岡将太が決めて逆転に成功。さらにカウンターから倉田秋が追加点を決めて、3−1で逆転勝利。これで勝ち点を「25」に伸ばし、名古屋を得失点差で上回って、4位となった。
6試合未勝利と苦しんでいるサンフレッチェ広島は、アウェイで京都サンガF.C.と対戦すると、攻撃が大爆発。9分にカウンターから川村拓夢が決めて先制すると、12分、25分に新井直人が2点を決めて、前半のうちに3点差とする。さらに後半に入り、松本泰志が追加点を奪い、69分には新井直人がハットトリックを達成。広島が5−0で京都を下し、7試合ぶりの勝利を飾った。敗れた京都は5連敗となり、最下位を脱出することはできなかった。
3連勝中の浦和レッズはセットプレーからマリウス・ホイブラーテンが決めて先制に成功するも、直後に同点ゴールを許し、ジュビロ磐田と1−1のドロー決着。AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦を控える横浜F・マリノスは、ナム・テヒのゴールで先制したが、後半にFC東京の長友佑都に同点ゴールを許し、1−1の引き分けに終わった。北海道コンサドーレ札幌と対戦した柏レイソルは、1−1で迎えた後半アディショナルタイムにジエゴが値千金の決勝ゴールをマークし、2−1で劇的な勝利を飾った。湘南ベルマーレは、アルビレックス新潟の長倉幹樹に先制点を許すも、ルキアンの2ゴールで逆転勝利を収めた。なお、18日に行われた2試合では、セレッソ大阪がアビスパ福岡に3−0で勝利し、名古屋グランパスがサガン鳥栖を2−0で下している。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■J1第15節
▼5月18日(土)
福岡 0−3 C大阪
鳥栖 0−2 名古屋
▼5月19日(日)
町田 5−0 東京V
磐田 1−1 浦和
京都 0−5 広島
鹿島 1−0 神戸
FC東京 1−1 神戸
G大阪 3−1 川崎F
柏 2−1 札幌
湘南 2−1 新潟
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 町田(32/+14)
2位 神戸(29/+13)
3位 鹿島(29/+7)
4位 G大阪(25/+3)
5位 名古屋(25/+2)
6位 浦和(24/+5)
7位 C大阪(23/+4)
8位 FC東京(23/+2)
9位 広島(22/+11)※1試合未消化
10位 柏(21/0)※1試合未消化
11位 福岡(19/−3)
12位 東京V(18/−3)
13位 横浜FM(17/0)
14位 川崎F(16/−1)※2試合未消化
15位 新潟(16/−5)
16位 磐田(15/−3)
17位 鳥栖(14/−6)
18位 湘南(14/−7)
19位 札幌(11/−15)
20位 京都(9/−18)
■第16節の日程・対戦カード
▼5月25日(土)
14:00 札幌 vs 鹿島
14:00 磐田 vs 湘南
16:00 川崎F vs 柏
16:00 新潟 vs 福岡
▼5月26日(日)
14:00 神戸 vs 東京V
15:00 FC東京 vs G大阪
15:00 名古屋 vs 京都
15:00 C大阪 vs 広島
16:00 浦和 vs 町田
▼7月3日(水)
19:00 横浜FM vs 鳥栖
※横浜F・マリノスのAFCチャンピオンズリーグ2023−24決勝進出に伴う日程変更のため
【ハイライト】18日開催の福岡vsC大阪、鳥栖vs名古屋
2024年05月19日 18:30
日本時間の本日深夜0時にキックオフされるプレミアリーグ最終節。
2024年05月19日 18:22
現地5月18日に開催されたブンデスリーガ最終節で、すでに優勝を決めているレバークーゼンはアウクスブルクとホームで対戦した。
12分にヴィクター・ボニフェイスのゴールで先制し、27分にロベルト・アンドリヒが追加点をゲット。62分に1点を返されたが、2−1で逃げ切った。
この結果によって今季のリーグ戦を28勝6分で終えたレバークーゼンが、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝の快挙を成し遂げた。
【動画】シャーレを掲げるシャビ・アロンソ監督
試合後に行なわれた優勝セレモニーを、クラブの公式Xが公開。一目散にファンのもとへ駆け寄ったシャビ・アロンソ監督が、スタンドでサポーターとともに歓喜を分かち合う様子が収められている。
就任2年目で偉業達成。指揮官の喜びも、ひとしおだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 18:12
2024年5月19日、東京ヴェルディがFC町田ゼルビアとのアウェーゲームで0-5と完敗。そのスコアが物語るとおり、かなり厳しい内容で敗戦を喫した。試合後の会見での城福浩監督のひと言、「完敗でした」が全てを物語るだろう。
指揮官は語る。
「(試合前に考えたのは)この歴然とした差をどう埋めていくか。それがやるべきことでした。しかし、インテンシティの高い試合で繋げる時にシュートまでどう持ち込むのか、そこが前半も後半も足りなかった」
個と個の争いで劣勢を強いられたのも敗因のひとつだ。
「最後の1対1のところの粘りとか、シュートブロックの時に顔を背けてしまうとか、基本中の基本、我々が大事にしている部分が緩んだらJ1のステージで勝負できない。そういうところがいくつか出てきてしまった。選手は疲れもあるはずですが、この差を真摯に受け止めて、グラウンドの上でフラットな競争をさせて次に向かいたい」
城福監督曰く、東京V最大の問題は“競争力の欠如”である。
「普段競争がないと思われている選手が良くなかったです。これは我々が抱える問題なので、チーム内競争がJリーグを戦ううえで必要だと改めて感じました」
リーグ戦での無敗試合が11でストップした東京V。城福監督はチームに改めて競争力を植え付けられるか。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月19日 18:03
Jリーグは5月19日、J1第15節の8試合を各地で開催した。
首位の神戸は鹿島に0−1で敗戦。2位の町田は東京Vに5−0で完勝。この結果、町田が首位の座を奪還し、鹿島は神戸と同勝点で3位をキープした。
広島は京都に5−0で大勝し、7試合ぶりの白星。G大阪は川崎に3−1の逆転勝利を収めて4位に浮上。湘南はルキアンの2発で新潟に2−1で勝利、柏対札幌は2−1で柏が競り勝ち、磐田対浦和、FC東京対横浜はそれぞれ1−1のドロー決着となった。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
J1第15節の結果は以下のとおり。
▼5月18日開催分
福岡 0−3 C大阪
鳥栖 0−2 名古屋
▼5月19日開催分
町田 5−0 東京V
磐田 1−1 浦和
京都 0−5 広島
鹿島 1−0 神戸
FC東京 1−1 横浜
G大阪 3−1 川崎
柏 2−1 札幌
湘南 2−1 新潟
構成●サッカーダイジェストWeb編集部