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2024年05月09日 05:01
「阪神1−3広島」(8日、甲子園球場) 阪神が広島に連敗を喫して2カード連続の負け越しとなり、2位の巨人に0・5ゲーム差に迫られた。岡田監督は打線の状態について「ええことないんやからしゃあないやん」と嘆いた。岡田監督の一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ −打線は1人2人、状態のいいバッターが出てきてくれれば。 「状態ええって、ええことないんやからしゃあないやん。毎日そないして上がるようにやってるけど、上がらへんのはしゃあないわ」 −大竹は昨季好相性の広島に好投した。 「何とか1点で抑えたけど、五回、六回ぐらいはなあ。まああそこまで投げたら先発としては十分やけどなあ」 −石井は昇格後初登板で1回無失点。 「久しぶりに投げさせたけどな、ファームでもよかったから。石井のこと言うてもしゃあないやろ」 −ゲラは広島にまたやられた。 「今日はボールいってなかったやろ、コントロール悪かったしな。(八回1死で二俣に対して)打たせたらいいバッターやのにな、それが四球なるんやからな。コントロール悪かったし、今日はボール走ってないなと思っていたよ」 −今日も新井監督は粘り強い采配だった。 「そら知らんけど、新井のことを俺が言うのもあれやけど。でも(大瀬良は)あそこまで投げさせるやろ。向こうも2枚おるわけやから、七回まで投げたらいける、それは当たり前やから。1イニング減らしたら誰かが投げなアカンわけやから」
2024年05月20日 09:41
2020年以来2度目のサヨナラ打、4打数2安打で首位打者にも再浮上した
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が放った劇的打に、放送席も大絶叫で応えた。19日(日本時間20日)に本拠地で行われたレッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、移籍後初のサヨナラ打。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で実況を務めたスティーブン・ネルソン氏は「声が割れています!」と叫んだ。
同点で迎えた10回2死一、二塁で、相手守護神のディアスと対戦。追い込まれたがファウルで粘ると、6球目の内角低めフォーシームを捉えた。一、二塁間を破ると、二塁走者のヘイワードが生還。笑顔でチームメートとハイタッチすると、大量の水をかけられる手荒い祝福を受けた。球場は大歓声に包まれた。
ネルソン氏は興奮した様子で「試合を決めた!」と実況。解説を務めたエリック・キャロス氏は「試合を観戦し続けたファンに応えました。4年ぶりですが、これからはもっと見ることができるでしょう」と続けた。ネルソン氏は「ドジャースが勝利! (私の)声が割れています!」と絶叫で盛り上げた。
サヨナラ打は、エンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)の本拠地・アストロズ戦以来2度目。4打数2安打1死球1打点で打率.353とし、リーグトップに再浮上した。球場には5万2656人の観客が詰めかけ、6度目の満員。4回にパヘスの2ランで先制。7回に追いつかれたが、大谷のサヨナラ打で3連勝を飾った。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 09:35
● カージナルス 3−11 レッドソックス ○
<現地時間5月19日 ブッシュ・スタジアム>
セントルイス・カージナルスが大敗を喫し、今季初のスイープならず。ラーズ・ヌートバー外野手(26)は「2番・右翼手」でフル出場し、5号本塁打を放った。
カージナルスは初回、昨季まで所属していた3番オニールに11号ソロを浴び、先制点を献上。その後も失点が続き、4回表終了時で4点を追う厳しい立ち上がりとなった。
4回裏には、ヌートバーがカード初戦以来、2試合ぶりとなる5号ソロを放つも、直後の5回表に再び2失点。6回表には4番ディバースに5戦連発となる9号2ランを浴びるなど3点を追加され、最終的に14安打、11失点。今季初のスイープ成功のかかる試合を落とし、借金6となっている。
この試合のヌートバーは4打数1安打、1本塁打、1打点、1三振という内容。4試合連続安打を記録し、この間6安打、5打点をマーク。今季成績は打率.218、OPS.734となっている。
2024年05月20日 09:21
4打数2安打1四球1打点の活躍で打率.353とし、コントレラスを抜いた
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が首位打者に再浮上し、リーグ8冠とした。19日(日本時間20日)に本拠地で行われたレッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、移籍後初のサヨナラ打。4打数2安打1四球1打点の活躍で打率.353とし、ウィルソン・コントレラス(ブルワーズ)を抜き、メジャートップに返り咲いている。
同点で迎えた10回2死一、二塁で、相手守護神のディアスと対戦。追い込まれたがファウルで粘ると、6球目の内角低めフォーシームを捉えた。一、二塁間を破ると、二塁走者のヘイワードが生還。笑顔でチームメートとハイタッチすると、大量の水をかけられる手荒い祝福を受けた。球場は大歓声に包まれた。
前日18日(同19日)の試合終了時点で首位打者から陥落したが、わずか1日で再浮上。スティーブン・クワン(ガーディアンズ)が規定打席を割ったため、メジャー全体でもトップ。安打(66)、本塁打(13)、打率(.353)、長打率(.658)、OPS(1.081)、長打(30)、塁打(123)、ISO(.305)で1位だ。
また、本塁打王争いではリーグ単独トップをキープしているが、ア・リーグではガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)とカイル・タッカー(アストロズ)と揃って15発まで伸ばした。大谷とのデッドヒートにも注目が集まりそうだ。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 09:00
ドジャースでは初のサヨナラ打…試合後の一問一答「自分の仕事を」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。
2024年05月20日 09:00
15日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA』で解説を務めた田尾安志氏が、DeNA・蝦名達夫の打撃について言及した。
田尾氏は蝦名について「彼ともバッティングの話をさせてもらいましたけど、何かをつかんだねと話したら、“掴みました”という感じになりましたからね。掴まないと結果を残せないですよ。一つはボールをしっかり呼び込んで見極めて振るということができ出したということですね」と評価した。
蝦名は同日に行われた巨人戦の第2打席に死球を食らったが、田尾氏は「蝦名というバッターが手強いなというバッターになってきたということですよ」と分析。蝦名はここまで16試合に出場して、打率.328、1本塁打、6打点の成績を残している。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月20日 08:52
延長10回に6球目を右前にサヨナラ打「チームメートから水を浴びていたね」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦の延長10回に移籍後初のサヨナラ打を放った。4打数2安打1死球1打点で打率は.353。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「素晴らしかったよ。チームメートから水を浴びていたね。素晴らしい打席だった」と賛辞を惜しまなかった。
劇的な一打は同点で迎えた10回2死一、二塁。ディアスから粘った6球目の内角球を鋭く振り抜いた。右翼へのサヨナラ打でグラウンドで大喜び。チームメートから手荒い祝福を受けた。サヨナラ打はエンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)の本拠地・アストロズ戦以来2度目となった。
試合後、指揮官は「何球か低めのボールを見逃して、ディアスのシンカーを引っ張ってヒットにした」と振り返り、「大きい一打だった。私たちの(チームでの)最初のサヨナラはエキサイティングだった」。チームはこれで3連勝。貯金が15となった。
大谷はシーズン序盤、得点圏で打てない日々が続き、ロバーツ監督からも「ストライクゾーンをコントロールしないといけない」と言われていた。その得点圏で期待に応える一打。「ショウヘイは他の選手よりストライクゾーンをカバーできるけど、この4週間彼のストライクゾーンがとても不変的で、打てる球を振っている」と冷静に評価した。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 08:41
○ ドジャース 3x−2 レッズ ●
<現地時間5月19日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが延長戦を制して3連勝。大谷翔平選手(29)が移籍後初のサヨナラ安打を放った。
ドジャースは4回裏、アンディ・パヘスの5号2ランで先制に成功。しかし、1点リードの7回表、2番手ライアン・ヤーブローが四球と失策、申告敬遠で一死満塁のピンチを迎え、3番手アレックス・ベシアを起用するも、同点の押し出し四球。この後は両チーム得点することはできず、延長タイブレークへ突入した。
そして同点で迎えた10回裏、二死一、二塁の好機で大谷が5度目の打席入り。レッズ守護神ディアスに2球で追い込まれながらも、カウント1-2から内角低めのフォーシームを捉え、一二塁間を破るサヨナラ適時打。自身4年ぶり、ドジャース移籍後初となるサヨナラ打でチームを3連勝に導いた。
ドジャースはレッズとの4連戦に勝ち越し、今季最多の貯金15。試合前に昇格し、10回表を三者凡退に抑えたアンソニー・バンダが移籍後初登板で初勝利を手にした。次戦は13連戦の最終カード、同地区4位のダイヤモンドバックスを本拠地に迎えての3連戦。日本時間21日の初戦には山本由伸の先発登板が予定されている。
この試合の大谷は4打数2安打、1死球、1三振の内容。4試合ぶりのマルチ安打を含む3出塁を記録し、今季成績は打率.353、OPS1.081に上昇。打率部門のMLB全体トップに再浮上した。
2024年05月20日 08:29
2020年以来2度目のサヨナラ打…首位打者にも再浮上
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、同点の延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。
2024年05月20日 08:10
「息ができなかった」大谷に始球式をプレゼントされたアルバートくん
少年にとっては夢のような出来事だった。16日(日本時間17日)にドジャースタジアムで行われたレッズ戦前、アルバート・リーくんは大谷からサプライズで始球式での登板とスイートルームでの観戦をプレゼントされた。球団が行ったインタビューでは「衝撃だったよ」と振り返った。
13歳のアルバートくんは生後3日で心臓病と診断され、生後13日目で手術。その後も数年かけて、2度の心臓手術と腹部手術を1度受けていた。この日の試合前に会見場に招待されると、突然大谷が登場。「今日は来てくれてありがとう。今日君は始球式を投げるんだよ。 オッケー?」と、この後始球式を行うことを告げられた。
ドジャース公式X(旧ツイッター)は、17日(同18日)にアルバートくんのインタビュー動画を公開。「衝撃だったよ。喋れなかったんだからね。10秒間くらい息ができなかったんだ。彼に会うのは初めてだったからね」と振り返った。
その後は目の前でユニホームにサインを書いてもらい、サインボールなどもプレゼントされ、一緒に記念撮影も行った。終始驚いた表情だったアルバートくんは「(その場で)サインをしてくれた。始球式のためにボールを渡してくれたんだ。これは一生に一度のチャンスだったよ。ビックリするよね。お母さんや、今回僕のために動いてくれた人すべてに感謝しているんだ」。少年にとっては忘れられない一日になった。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 08:08
◆ 大谷翔平が4年ぶりサヨナラ安打
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間19日のレッズ戦に「2番・指名打者」でフル出場。10回裏にサヨナラ安打を放った。
レッズ先発は速球平均158キロの右腕グリーン。初回の第1打席は、カウント1-2から外角高めのフォーシームに振り遅れ、空振り三振を喫した。
3回裏、二死一塁で迎えた第2打席はカウント1-1から外角高めのスプリットを打ち上げ、平凡な左飛に終わった。
1点リードの5回裏、二死二塁で迎えた第3打席はカウント0-2から内角低めのスライダーが大谷の左足を掠め、死球で出塁。
同点の8回裏、先頭打者として迎えた第4打席は、3番手左腕モルと対戦。カウント2-2から外角低めのスイーパーを引っ張り、一二塁間へ。この打球を一塁手キャンデラリオに好捕されるも、全力疾走で投手のベースカバーに競り勝ち、内野安打。しかし、3番フレディ・フリーマンが併殺打に打ち取られ、この回チームは無得点に終わった。
試合は延長タイブレークへ入り、同点で迎えた10回裏。二死一、二塁の好機で守護神ディアスと対戦。カウント1-2から内角低めのフォーシームを捉え、一二塁間を破るサヨナラ適時打。自身4年ぶり、移籍後初のサヨナラ安打でドジャースを勝利に導いた。
この試合の大谷は4打数2安打、1死球、1三振の内容。2安打含む3出塁を記録し、今季成績は打率.353、OPS1.081。打率部門の全体1位に再浮上した。
2024年05月20日 08:07
2020年以来2度目のサヨナラ打…首位打者にも再浮上
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。チームは3連勝となり、試合後のヒーローインタビューでは「単打でいいのでなんとかヒットで終わらせたいなと。いい形で終われて良かった」と話した。
最速166キロを誇る剛腕グリーンと対戦。初回1死の第1打席は空振り三振。3回2死一塁の第2打席は左飛に倒れた。5回2死二塁の第3打席は今季初の死球。8回先頭の第4打席では一、二塁間へのゴロで激走し、内野安打をもぎ取った。
同点で迎えた10回2死一、二塁ではディアスから右翼へのサヨナラ打を放ち、グラウンドで大喜び。チームメートから手荒い祝福を受けた。サヨナラ打はエンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)の本拠地・アストロズ戦以来2度目となった。「独特な球筋なので、なんとか食らいつくイメージだけもって、なんとかバットに当てたいなと思いました」と打席を振りかえった。
球場には5万2656人の観客が詰めかけ、6度目の満員となった。チームは4回にパヘスの左越え2ランで先制。7回に追いつかれたが、大谷の一打でサヨナラ勝利を収めた。大谷は4打数2安打1死球1打点。打率は.353とし、リーグトップに再浮上した。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 08:00
15日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA』で解説を務めた田尾安志氏が、セ・リーグについて言及した。
2024年05月20日 08:00
「広島9−3巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島が今季初の同一カード3連勝で2位浮上。貯金も今季最多の3とした。先発のアドゥワ誠投手は5回0/3を4安打3失点で降板。打線の援護もあって4勝目を手にしたが、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は内容を評価しつつ先頭打者に対しての注意を求めた。
◇ ◇
先発・アドゥワは初回、どうなることやらと思って見ていた。1番・丸への四球からピンチを招いて3点を失ったけれど、やはり先頭打者への四球は禁物だ。
六回も先頭・吉川への四球から走者をためてイニング途中での降板。回の初めの打者を四球で出すと相手も波に乗るし、首脳陣の信頼も薄らいでいく。打線の援護もあって白星が付いたように本人にはツキがある。その運を逃してはいけない。投球内容自体は悪くなく、二回から五回までは素晴らしい投球を見せてくれた。それだけにもう一度、先頭打者には注意を払って投げてほしい。
そして六回無死一、二塁で登板して3者連続三振を奪った森浦の好投にも触れたい。三振は全て、チェンジアップの空振りで、打者が分かっていても打てないという印象を受けた。昨年はチェンジアップの制球に苦しんで四球から自滅する傾向にあったが、今年はそんな場面が見受けられないよね。今年は相当、活躍できるんじゃないかな。
今季初の同一カード3連勝で火曜日からは首位・阪神と3連戦。楽しみは増えてきただけに、いい形で臨めると思うよ。
2024年05月20日 08:00
「広島9−3巨人」(19日、マツダスタジアム)
ノリノリ打ァ〜♪広島・林晃汰内野手が今季初打点となる適時打を含むマルチ安打の活躍を見せた。「思い切り行くところは思い切り行こうと思っていた」。サザンオールスターズの登場曲で気分を高め、快音を奏でた。
序盤でリズムをつかんだ。二回先頭で迎えた1打席目は右飛に終わったものの、「自分的には良い感じだった」。右翼手のスライディングキャッチに阻まれたライナー性の打球に手応えを得ると、1点リードの四回1死一、三塁では右前への適時打を放った。塁上でガッツポーズも決め、「1打席目から良い入りができて、そこを継続できたことが良かったと思う」とうなずいた。
今季の登場曲にはサザンオールスターズの『ミス・ブランニュー・デイ』をセレクトした。自身が生まれた16年も前の1984年に発表された一曲だが、「普通に好き」とニヤリ。昨年10月にはライブビューイングにも足を運び、エネルギーをチャージした。
そんな名曲にも背中を押されながらの一打。14日に今季初の1軍昇格を果たして以降、5戦連続でスタメン起用されており「出させてもらった時は集中して全部ぶつけていく」と鼻息も荒い。一塁の定位置奪取へ−。この活躍劇はまだ飛躍への“Aメロ”の段階に過ぎない。
2024年05月20日 07:30
◆ 【DeNA】好投の大貫晋一に報うことができず惜敗…一本がでなかった攻撃に指揮官「1点ずつしか取れなかった」
一気にスイープを狙った3連戦の締めのゲームは、雨混じりの空にベイスターズファンのため息が広がるような展開となってしまった。
立ち上がりからエラーで足を引っ張られ、久々の援護をもらった直後にはまたもやエラーとフィールダーチョイスで同点にされる。それでも大貫晋一は集中力を切らさず、丁寧にゴロを打たせる我慢の投球を続けていた。
しかし1点ビハインドの6回、無死1-3塁のチャンスで京田陽太は昨日と同じようなケースでランナーを迎え入れられず、山本祐大と森敬斗も凡退。ひとりでも出塁すれば打席が回り交代となるはずだったが大貫は続投となり、その回に痛い追加点を取られてしまった。
だが後を継いだ坂本裕哉がダヤン・ビシエドを併殺打に斬って取ると、8回に登板した徳山壮磨も満塁のピンチを切り抜け味方の反撃体制を再び整えた。するとその裏、筒香嘉智のヒットを皮切りに、山本祐大のタイムリーで1点奪取。スタジアムのボルテージが上がる中、1死1-2塁で代打の大和に大声援が送られたが、結果は最悪のダブルプレーで試合を振り出しに戻すことすらできず、2-3で敗れた。
試合後三浦監督は大貫に対し「コースヒットはありましたけど、しっかりとゲーム作ってくれたと思います」と評価し、4回のエラー絡みでの失点にも「あそこでもなんとか最小失点でよく踏ん張ったと思います」と労った。
また「佐野(恵太)はもうほぼほぼ全部しっかり捉えた打球でしたから」と正面を突く運のなさを悔やみつつ「こちらとしては1点ずつしか取れなかったっていうとこですね」とコメント。特に6回の無死1-3塁での攻撃に「いろんな選択肢がある中で、スクイズでもサードランナーの足もありますし…」としながらも「取れなかったベンチの責任です」と最後にはすべてを背負った。
歯車が狂い、流れを掴みきれなかったゲーム。混戦のセ・リーグを抜け出すためにも、泥臭く1点を奪う野球が求められている。
写真・取材・文 / 萩原孝弘