2024年05月09日 17:51
米AEWに移籍した元新日本プロレスのレインメーカーオカダ・カズチカ(36)が、次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)で因縁のノールールマッチに出撃することになった。 AEWコンチネンタル王者のオカダ、AEW世界タッグ王者のヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ジャック・ペリーのユニット「ジ・エリート」は2週前に団体トップのトニー・カーン社長を暴行。カーン社長の実父で、世界的大富豪のシャヒド・カーン氏までリングに駆けつける大騒動となった。先週の「DYNAMITE」では、オカダの最大ライバルで昨年から憩室炎で欠場中のケニー・オメガを襲撃。再び病院送りにしていた。 8日(日本時間9日)に放送された「DYNAMITE」でも、オカダらジ・エリートのメンバーは、カーン社長が確保していた駐車スペースに車をとめる理不尽行為。一方で、ケニーは病室から「先週のことは個人的な遺恨ではなく、ビジネスだったとわかっている。だから俺もビジネスをする」と言い、次回PPVでジ・エリートvsチームAEWの4対4ノールール戦を提案した。チームAEWはFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)に、2人が加わるという。 これを受け、ジ・エリートはアダム・コープランド(エッジ)vsブロディ・キングのメイン戦終了後のリングに登場。ヤングバックスからマイクを振られたオカダは「ヘイ、ケニー! ベストバウトマシンの俺が早く良くなれって言ってるぞ〜」と、しれっと言ってのけた。続けて、人さし指を口に当ててから投げキス。不敵な笑みで病院送りにしたライバルにメッセージを送った。 マシューとニコラスもカーン社長とケニーをこき下ろすと、FTRが姿を現した。さらにオカダにコンチネンタル王座を奪われたエディ・キングストン、これまたオカダと因縁深いブライアン・ダニエルソンが歓声を受けながら会場に入ってきた。 オカダは新日本時代の昨年6月と今年1月にブライアンとシングル戦で戦って1勝1敗。オカダの新日本退団後にはブライアンが「AEWに来てほしい」と熱烈なラブコールを送っていたが、ブライアンのテーマ曲が流れるとオカダはしかめっ面だ。チームAEWの4人がリングに上がると、オカダはブライアンと対峙。そのままスタッフの制止を聞かず、激しい殴り合いに突入した。 これにより、次回PPVではオカダ&ヤングバックス&ペリーのジ・エリートが、ブライアン&FTR&キングストンと4対4ノールールマッチ「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」で激突することに。オカダが新天地で危険な戦いに挑む。
2024年05月20日 18:00
7月いっぱいで現役を引退する東京女子プロレス・角田奈穂(37)のプロデュース興行「CROSS」(7月6日、東京・新木場1stRING)に、スターダムのワンダー王者・安納サオリ(33)となつぽい(28)が参戦することが20日に発表された。
引退ロードを歩む角田が「もう一度リングで会いたい人がいる」と希望し、東京女子とスターダムの協力で豪華カードが実現。メインで角田、本間多恵組が安納、なつぽい組と対戦する。4人は2015年に「アクトレスガールズ」でデビューした同期で、たもとを分かった後もプライベートでは交流が続いていた。最後に4人が戦ったのは18年12月のアクトレス新木場大会で、安納&角田vs万喜なつみ(なつぽい)&本間の試合だった。
20日に都内で行われた会見には、メインに出場する4人が出席。安納は「この4人の思い出話をすると3日くらいかかると思う。私たち4人でご飯に行った回数を数えたら、9年でたったの3回。こんなうちらがリングで遭遇する意味、わかりますか? 私はわからん。意味なんてなくても寄り添うのが初期メン(アクトレス初期メンバー)なんです。5年ぶりにリングで会いましょう」と再会マッチを心待ちにした。
また、なつぽいは「初期メン4人が同じリングに上がる日が来るなんて想像もしてなかったのでうれしいな」と終始ニコニコ。昔と変わらない同期の姿を見た角田は「今回、私は引退という道を選びましたけど、この3人はまだまだやめないで、プロレスラー街道を突っ走ってほしいと思います」とエールを送った。
当日は全5試合が行われ、第1試合ではチェリーと関口翔がシングルで対戦し、昨年現役を引退したひめかがレフェリーを務める。第2試合の「角田奈穂だけのバトルロイヤル」にはアイドルグループ「SKE48」荒井優希、瑞希、鈴芽、遠藤有栖、原宿ぽむが出場。セミでは尾崎妹加とHIMAWARIがシングルマッチで激突する。
2024年05月20日 17:37
「ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」(7月7日、両国国技館)
IBF王者フェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=との統一戦に臨むWBA王者の井岡一翔(35)=志成=が20日、ABEMAボクシングチャンネルの生配信にTKOの木下隆行(52)と出演し、木下や視聴者からの質問に答えた。
井岡はマルティネス戦について「相手の土俵で上回りたい。相手の得意とする距離間での打ち合いとか、そういう要素の部分を越えていかないと、彼を止めることは難しいかな。本当に激しい試合にはなると思う。ある程度覚悟を決めないと彼には勝てないと思うし、上回れないと思う。自分自身の魂で戦わないといけないと思っている」と述べ、激闘になるという見通しを示した。
また、階級変更について聞かれると「この階級で成し遂げたいことと言いますか、実現させたい(WBC王者のフアン・フランシスコ・)エストラーダ選手との試合もありますし、この階級でやるべきことが残っている。彼が現状この階級で一番評価が高いので」と、現状では否定的だった。
2024年05月20日 16:19
最も権威があるとされる米国のボクシング専門誌「ザ・リング」が19日(日本時間20日)、全階級を通じたランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新版を発表。9日発表のランキングで1年9カ月ぶりに1位に返り咲いた井上尚弥(31)=大橋=が2位に後退。18日に史上初の4団体世界ヘビー級統一王者となったオレクサンドル・ウシク(37)=ウクライナ=が3位から1位に浮上した。前回2位の現3団体統一世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(36)=米国=が3位となった。
ウシクはWBC王者のタイソン・フューリーとの統一戦で序盤の劣勢を終盤のラッシュで挽回。ダウンも奪い、判定2−1で勝利。ヘビー級史上初の4団体統一を成し遂げ、史上3人目の2階級での4団体統一王者となった。
1位から10位のランキングは次の通り。
オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
井上尚弥(大橋)
テレンス・クロフォード(米国)
カネロ・アルバレス(メキシコ)
アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア)
ドミトリー・ビボル(ロシア)
エロール・スペンス・ジュニア(米国)
ガーボンタ・デービス(米国)
ジェシー・ロドリゲス(米国)
中谷潤人(M・T)
2024年05月20日 14:58
全日本プロレスは20日、都内の事務所で会見し6月8日に長野・松本市のキッセイ文化ホールで行う青柳優馬デビュー10周年記念試合を発表した。
2024年05月20日 14:38
全日本プロレスの陰湿ファイターこと青柳優馬(28)が、自身のデビュー10周年記念大会(6月8日、長野・キッセイ文化ホール)で試練の3番勝負に臨むことを発表した。
2014年12月14日に宮原健斗戦でデビューした青柳は今年、出身地である松本市で記念大会を行うことになった。試合に向けて「節目の大会なのでゆかりの選手を呼ぼうかとも思ったんですが、今のご時世、対抗戦や交流戦が薄味に感じてしまうので、会社にお願いして試練の3番勝負を行いたいと思いました」とプロレス界のトレンドをチクリと皮肉りながらカードを発表。大森北斗、本田竜輝、宮原健斗を相手に1日でシングル戦3試合を行うとした。
北斗には12日に閉幕した春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024」公式戦で敗れており「僕ももちろん悔しいですけど、それ以上に僕を応援してくれている人も悔しいだろうということで汚名返上ということで」と説明。本田戦については「純粋にムカつくのでボコボコにしたい。顔見るだけで腹が立ちます」とした。また、タッグパートナーでもある宮原を指名した理由を「デビュー戦の相手が宮原健斗でもあるので。同じ団体に10年いるというのも今の時代、難しいので組みました」と明かした。
試練の3番勝負とした裏に「1回もそういう試練の何本勝負みたいのをやっていないので、この機会に一気にやってしまおうということ」とした優馬。「ふんだんに青柳優馬をお見せできればと。10年たったから斜に構えるのではなく、11年目に向けていろいろチャレンジしていきたい」と拳を握った。
2024年05月20日 14:38
全日本プロレスは20日、都内の事務所で会見し6月10日に能登半島地震の被災者支援として石川・七尾市田鶴浜体育館で入場無料の「能登チャリティー大会〜ALL JAPAN FOR ONE〜」の全対戦カードを発表した。
今年1月の「能登半島地震」被災地でプロレス団体が入場無料のチャリティーマッチを行うのは全日本が初。試合は午後6時半開始で開場の5時半に入場券を配布する。
対戦カードは以下の通り(試合順は未定)。
▼シングルマッチ
芦野祥太郎 vs 立花誠吾
▼タッグマッチ
斉藤ジュン、斉藤レイ vs 大森北斗、羆嵐
▼6人タッグマッチ
安齊勇馬、本田竜輝、ライジングHAYATO vs 宮原健斗、青柳優馬、MUSASHI
▼6人タッグマッチ
諏訪魔、田村男児、吉岡世起 vs 綾部蓮、鈴木秀樹、阿部史典
2024年05月20日 14:02
全日本プロレス29日の東京・後楽園ホール大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座戦を戦う「バカバカタッグ」の暴走男諏訪魔(47)とマット界随一の偏屈者こと鈴木秀樹(44)が不毛な火花を散らした。
尾崎魔弓、雪妃魔矢と諏訪魔が持つベルトに、鈴木は女子プロレス「エボリューション」のZONES、ChiChiと組んで挑戦する。度々のお菓子の差し入れで2人の心をつかんだ鈴木に、同団体のプロデューサーを務める諏訪魔が「お菓子で乙女の心を引く、よろしくない手だと思う。まだまだ俺の後ろには恐ろしい女性がいるんだと分からせるしかないと思いました」と不快感をあらわに。
これに鈴木は「2人に聞いたら、エボリューションが始まってから、諏訪魔に何一つ、買ってもらったことがないって言うんです。それはあまりにもかわいそうだなって…」とした上で突然、諏訪魔に塩キャラメルを手渡し「諏訪魔と言えば塩!」とぶった切った。
さらに諏訪魔がしゃべろうとすれば鈴木が「あーーーーー!!!」と叫んで演説を妨害したり「息を吸ってもいいけど吐くな!」と求めるなど平日の昼過ぎに働き盛りの40代男性2人が繰り広げているとは思えないほど生産性の低いやり取り。
そして鈴木が「我々のチームの名はリアルエボリューションズです」と、藤田和之&ケンドー・カシンのタッグ「リアル闘魂スタイルズ」をほうふつとさせるユニット名を披露すると、諏訪魔から「お前、姉さんに殴られるし、お嬢にムチで叩かれるぞ。その時の顔が楽しみだな!」とイマイチかみ合わない会話で通告される。最後は写真撮影で諏訪魔が前に立った鈴木の首を絞めるなど、結局彼らが何を伝えたかったのかは分からないまま会見は終わった。
2024年05月20日 06:00
女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が、海外勢との防衛戦を視野に入れた。
2024年05月20日 06:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が、いよいよ20日に東京・後楽園ホールで旗揚げする。目玉の一つとして、当日は2本の新ベルトがお披露目されることがわかった。
既報通り、新団体では赤いベルトに位置づけられる団体最高峰王座「マリーゴールド・ワールド王座」と、白いベルトこと「マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル(UN)王座」、タッグ王座の「マリーゴールド・ツインスター王座」、55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できる「マリーゴールド・スーパーフライ級王座」の4大王座が新設される。
ロッシー小川代表(67)は海外で制作中だった赤と白のベルト2本が19日にまでに届いたことを明かし、「かつてないグレードの高いベルトができ上がりました。きらびやかですよ。旗揚げ戦の日にみなさんにもお披露目します」と語った。
特に注目を集めているのがUN王座だ。1971年に男子のUNヘビー級王座を日本人で初めて巻いたのがアントニオ猪木で、歴史と由緒ある「UN」のタイトル名が女子プロ界で復活する。
旗揚げ戦では全6試合が行われ、メインではジュリア、林下詩美組がSareee、ボジラ組と対戦する。小川代表は「演出だったりが、これが後楽園規模なの?と思えるような大会になると思います。やるべきことはやったかなと。これからが始まりなので、肩の力を抜いて臨みたいですね。とにかく最後まで見逃さないでほしいと思います」と呼びかけ、興行の成功を約束した。
2024年05月20日 05:01
「大相撲夏場所・8日目」(19日、両国国技館)
十両遠藤が平幕時疾風を下手投げで退け、8連勝で勝ち越しを決めた。8年ぶりの十両転落から1場所での幕内復帰へ、自身初のストレート給金で弾みをつけた。小結大の里は大栄翔をはたき込み、1敗対決を制した。大関陣は琴桜が王鵬を押し出して6勝目。豊昇龍は宇良を寄り倒して5勝目を挙げた。トップは1敗の大の里と平幕宝富士。2敗で琴桜、宇良ら5人が続く。
今場所初めてとなる幕内の土俵で、遠藤が自身初の中日勝ち越しを決めた。時疾風に右上手を引かれて寄られながら、土俵際で逆転の下手投げ。満員の館内に盛大な拍手が響いた。
苦しい体勢から、最後は投げにいった左腕を抜いて半回転する巧みな動き。「なんでできたんでしょうね。たまたまです」ととぼけつつ「体の動きとかは別にして、これ以上ない成績で来られた。それはそれでよかったと思う」と結果を前向きに捉えた。
8年ぶりの十両。古傷を抱える両膝に、テーピングはない。「今まではセーブする部分があったが、今場所はそこを意識しないで相撲がとれている。『ここでもう一踏ん張り』という思いが出ている」。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は、弟子の気迫を感じとった。
根強い人気を誇るベテラン。復活への期待が声援に表れている。遠藤は「ありがたい。声援に応えられた時は勝ってよかったと思いますよ」と白星での“恩返し”を喜んだ。「僕は無理だなと思っていた」というストレート給金も通過点にして、1場所で幕内に返り咲く。
2024年05月20日 05:00
新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Aブロック公式戦(19日、名古屋)で、エル・デスペラードがブレイク・クリスチャンから3勝目を挙げた。今大会の決勝戦は、6月9日大阪城ホール大会のメイン。IWGP世界ヘビー級王座戦も開催されるため一部で試合順論争も勃発したが、デスペラードは新事実を明かすとともに、初制覇への誓いを新たにした。
開幕4連勝でブロック首位を走るクリスチャンの猛攻に苦しんだデスペラードだったが、ピンチェ・ロコで激闘に終止符。勝ち点を6に伸ばしブロック突破に前進した。
前日には、大阪城大会のメインがBOSJ決勝戦と正式発表された。同大会では団体最高峰王座である王者ジョン・モクスリー vs EVILのIWGP世界王座戦も組まれているため、当初はどちらがメインになるのか議論を呼んでいた。
しかし、デスペラードによると、BOSJ決勝戦がメインとなることは11日の開幕戦(千葉)の時点で出場選手に伝えられていたという。「新日本プロレスはお客さんが心配する前から決めてて、『メインに据えてるからね』って我々も開幕の段階で聞かされてたし。俺たちがギャーギャー言うこともなく。発表するタイミングを見計らってたってだけで、何でこのタイミングだったのかだけはちょっと分からないけど」。試合順は決して民意に左右されたものではなく、団体の判断によるものだったことになる。
団体最高峰王座の権威を問う声もゼロではないが、デスペラードは今回の決定の妥当性を主張。「例えばこれが逆にG1の最終日にIWGPジュニアのシングルがあっても、絶対にG1決勝がメインだと思うんだよ。セミでもメインでもすげえ試合しちゃえば、それでおしまいじゃね?とも思うけど、やっぱり1か月死に物狂いでしのぎを削って…。その優勝者は誰々ですって、そこにバズーカドカンってなってほしいじゃない。その後にタイトルマッチがあってもそれはそれで地獄でしょ」と持論を展開する。
悲願の初優勝を自らに義務づけるならず者にとって、大阪城メインの舞台が一つのモチベーションとなったのは事実だ。「場所も順番も正直興味ないって言っちゃうと失礼だけど、俺らの気持ちをくんでくれてる会社だって考えていいと思うし。実際にそういうふうに信頼されるんだったら、じゃあ応えましょうかってなるよね。いい子ちゃんぶる気はないけど」。唯一手に入れていないビッグタイトルを、今年こそ手中に収める。
2024年05月19日 22:05
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がニンジャ・マックを下し、3勝目をあげた。
2024年05月19日 21:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がロビー・イーグルスに3敗目を喫した。
「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」が誇る極悪王者は、この日もセコンドの高橋裕二郎を試合に介入させてやりたい放題。ロン・ミラー・スペシャルに捕獲されても、裕二郎が勝手に本部席からゴングを鳴らしたことでロビーが技を解いてしまい、九死に一生を得る。
さらにレフェリーとロビーを衝突させると、裕二郎がリングに上がり2対1の数的優位に。さらに裕二郎がケインで殴りかかったが、これをかわされるとロビーのセコンドについていた藤田晃生のミサイルキックで排除されてしまう。
孤立したSHOは、ロビーと藤田の合体技マキシボムを浴び大ダメージ。最後はロビーのハイペリオン(変型レッグラリアート)で3カウントを奪われた。
悪の限りを尽くしながらついに黒星先行となったIWGPジュニア王者は「おかしいやろが! 狂っとるやろが! 昨日の(高橋)ヒロムも、今日のクソロビーも、1匹見かけたら何匹も出てきやがる、お前らゴキブリかクソッタレがオラ!」と謎の逆ギレ。「今のジュニア、パワーバランス狂ってんだ。だから俺がチャンピオン優勝して、ちゃんと正しい方に新日本ジュニアを俺が導いてやる。オイ、勝ち点、あんなセコイことするヤツに入れんな。それこそ不正やろが。今年の上半期、ドミニオン(6月9日、大阪城大会)。俺たちH.O.Tのものになるぞ。見とけよオラ!」と捨てゼリフを吐いて会場をあとにした。
2024年05月19日 21:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のAブロック公式戦で、エル・デスペラードがブレイク・クリスチャン(26)を下し、3勝目をあげた。
開幕から4連勝を飾って両ブロックを通じて唯一の全勝をキープしていたクリスチャンを止めてみせた。序盤から左腕に集中砲火を浴びたデスペラードは、ノータッチトぺ・コンヒーロ、背中へのスワンダイブ式450°スプラッシュと大技を連続されてしまう。これをカウント2で返したところを脇固めに捕獲されるなど、クリスチャンの猛攻の前になかなか主導権を奪えない。
さらに打撃合戦から強烈なジャンピングニーを浴びたデスペラードだったが、走りこんできたところに強烈なカウンターのエルボーを発射。垂直落下式リバースタイガードライバーで形勢逆転に成功すると、そのままピンチェ・ロコでマットに沈めてみせた。
試合後のリング上では「ブレイク・クリスチャン、もっとやるぞ。お前よ、(2022年8月に)米国でやった時、すぐ(新日本のリングに)来るもんかと思ったら、こんなに待っちまったからよ。待たされた分だけやるぞ」と新たに誕生したライバルにメッセージ。
「待たされたっつったらよ、俺自身がBOSJの決勝2回上がって2回負けて、その次は決勝すら行けず? まあ俺のこと待ってるヤツなんて誰もいねえだろうけど、俺自身が俺の優勝を待ってるから。これ以上待たすと、俺が俺に飽きちまうから今年は優勝するぞ。よく見とけ」と、今年こそ悲願の初優勝を誓っていた。
2024年05月19日 20:55
人気格闘家・朝倉未来が社長を務める「ブレイキングダウン」の公式レフェリー・鬼木貴典氏が18日、自身のXを更新。6月に予定されている次回大会を辞退するとし、理由についてステージ4の癌で「余命2カ月」と宣告されていることを明かした。
鬼木氏は「私事で、大好きなブレイキングダウン関係者の皆様をはじめ、格闘技関係者の皆様、選手、お客様に大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございません」と謝罪。続けて、辞退について「理由と致しましては、ステージ4の癌です。数年前から患っていたのですが、病状が悪化し足が思う様に動かなくなり、サイドステップ、バックステップなどレフェリーに必要な機敏な動きが出来なくなりました。今は筋肉が日々減少し歩くだけでも身体に激しい痛みが走ります。医師からもこれ以上手立てがありませんと告げられ、医師から告げられた余命も残り2ヶ月をきりました」と告白した。
癌の宣告を受けた際、妻は号泣したという。4月に保険の効かない自由診療(全額自費負担)を受けることにしたというが、全ての治療を行うと1000万以上かかると聞き「治るかもわからない病気に、そして私がこの世からいなくなった後に家族に迷惑をかけるわけにはいかないもいかないと思い、自分の運命を受け入れ、治療を続けること断念しました」とつづった。鬼木氏には21歳の長男、13歳の次男、11歳の三男、8歳の長女がいるという。
「一レフェリーでしたが、現場に行くと、いつも未来さんや海さん、溝口さんをはじめ運営の方や選手が声をかけてくれて、本当にやりがいのある仕事でした。本音では次の大会もレフェリーをやりたかったので残念です」と感謝の思いと心境を記し、「以降は自宅にて食事などを工夫し、ストレスがたまらない様に、好きな格闘技やブレイキングダウンを視聴しながら残りの人生を楽しみたいと思ってます」とした。
この投稿後、ブレイキングダウンの溝口勇児COOや朝倉海が自宅まで来てくれたことも明かし、「ファンの皆様の励ましのコメントも力になっています」と感謝した。