2024年05月10日 21:24
○ 日本ハム 6 − 3 ロッテ ● <7回戦・エスコンF> ロッテは逆転負けで連勝は「4」でストップ。勝率5割へ逆戻りとなり、2位浮上に失敗した。 エスコンフィールド初登板となった先発・佐々木は、今季ワーストの5四球を与えるなど終始、苦しい投球。5回まで1失点で凌いでいたものの、6回は二死から2番・松本剛に同点の2点適時打を許し、続く郡司にも安打を許し降板となった。 2番手の岩下が二死満塁から走者一掃の適時二塁打を浴び、この回一挙5失点。佐々木の登板結果は6回途中8安打5失点となり、プロ入り最多となる123球の力投も実らず今季2敗目(3勝)を喫した。 打線は1点を追う4回、4番・ソトが今季4号の右越え2ランを放ち逆転。5回は2番手・藤岡が一塁線突破の適時三塁打を放ち3点目を奪うも、6回以降は日本ハム救援陣に封じられ再逆転とはならなかった。
2024年05月21日 02:24
大谷と並び本塁打トップ…打点はリーグ最多41
■ブレーブス ー パドレス(日本時間21日・アトランタ)
ブレーブスのマルセル・オズナ外野手が20日(日本時間21日)、本拠地・パドレス戦で13号ソロを放った。ナ・リーグ本塁打数でトップに立つドジャース・大谷翔平投手に並んだ。
「3番・指名打者」で出場したオズナは、3回に無死から左翼席へ13号ソロを放った。打球速度105.6マイル(約169.94キロ)、飛距離411フィート(約125.3メートル)、角度35度だった。
オズナの本塁打は8日(同9日)の本拠地・レッドソックス戦で1試合2発を放って以来、9戦ぶり。久々の一発で本塁打、打点(41)の2冠に再浮上した。(Full-Count編集部)
2024年05月21日 01:44
昨季はパイレーツ、Wソックスでプレー…防御率4.23
ドジャースは20日(日本時間21日)、メッツから29歳のヨハン・ラミレス投手を金銭トレードで獲得したと発表した。ラミレスは15日(同16日)にメッツを事実上の戦力外(DFA)となっていた。
ドミニカ共和国出身のラミレスは2020年にマリナーズでメジャーデビュー。昨季はパイレーツ、ホワイトソックスでプレーし、計31登板で1勝0敗、防御率4.23だった。今季はすでにオリオールズ、メッツでプレー。2022年から7球団目となる。
ドジャースはブルスター・グラテロルや守護神エバン・フィリップスら、救援投手の故障者が続出。メジャー通算112登板の右腕に白羽の矢が立った。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 21:43
元中日監督で野球評論家の落合博満氏が20日放送のNHK「クローズアップ現代」に出演。銀行詐欺などの罪で訴追されている元通訳・水原一平被告の事件発覚後、大谷翔平選手の気持ちの変化について言及した。
番組では「ドジャース大谷翔平・新たなる闘い“止まらぬ進化”とは」として大谷について特集。開幕直後の耳を疑うようなショッキングな事件が起きたにもかかわらず、現在三冠王を狙える数字を挙げるなどバッティング絶好調の大谷。その“進化”について尋ねられた落合氏は「自分で会見を開いて、自分の一連のことに関しては全て第三者に任せたでしょ。そこで一区切りつけたんだと思います。人がつけるんじゃなく。後は司法の場に任せると」と、3月25日(日本時間同26日)に元通訳の違法賭博について初めて言及した会見が契機になったと推測。「自分の仕事は何なのかとなったときに、10年契約で1000億の契約を結んでいるわけですから、野球をやるのが自分の仕事なんだと切り替えたんだろうと思います」と指摘した。
自身が監督時代の選手への向き合い方を問われ、「選手は野球をやるのが仕事で、グラウンドでいかにして数字を残すかと言うことだけを追い求めていて。ほかのことに関しては自分達で処理しなさいっていう。だからグラウンドではそのような姿を一切見せるなということを無言のうちに言ってましたね」と話した。続けて「成績悪ければ2軍に落とすし、よければ使い続けるっていうようなことをしてましたね」と話した。
2024年05月20日 20:27
日本ハムの公式チアガール「ファイターズガール」の公式インスタグラムが20日、更新され、今季から披露されているサムズアップが印象的な新ダンスについて「わちゅごなダンス」と命名したことを発表した。
2024年05月20日 19:56
日本ハム・新庄剛志監督が20日、自身のインスタグラムを更新。21日のオリックス戦(エスコンフィールド)で中島卓也内野手と水谷瞬外野手をスタメン起用することを明言した。
「明日はベテラン中島君 1番 セカンド」「ファームでホームランキング 水谷君 5番 レフトで爆発してもらいます」と中島をトップバッターで、水谷を5番で起用することを明かした。
ベテランの中島は今季18試合に出場も、主に代打や代走での起用で、14打数3安打1打点、打率・214をマークしている。
今季現役ドラフトでソフトバンクから移籍した水谷はここまで1軍での出場は4試合にとどまっているが、2軍では8本塁打23打点、打率・283と好成績を収めている。
21日のオリックスは右腕のエスピノーザが先発予定。ロッテに連敗し、首位・ソフトバンクとは6差と離されており、本拠地に戻って再浮上の起爆剤としたい考えだ。
2024年05月20日 19:43
フィリーズのボームが荒稼ぎの5打点、2打席連続の犠飛に5号3ラン
■フィリーズ 11ー5 ナショナルズ(20日・フィラデルフィア)
フィリーズのアレク・ボーム内野手が、1試合5打点の荒稼ぎで一気にナ・リーグの打点トップに浮上した。19日(日本時間20日)に行われたナショナルズ戦に「4番・三塁」で出場し、5号3ランを含む3打数1安打5打点。2打席連続で犠飛を決めるチーム打撃だけでなく、スタンドインさせるパワーも示した。
1点リードの3回、1死一、三塁で迎えた第2打席で右翼への犠飛を放ち、貴重な追加点。1点を勝ち越された5回には、1死満塁から再び右翼への同点の犠飛を放った。ここから2者連続の適時打が飛び出し3点を勝ち越した。5点リードの8回には、2死一、二塁から左翼へ打った瞬間の豪快弾。本拠地を沸かせた。
好調フィリーズを牽引する27歳は、47試合に出場して打率.330、5本塁打、OPS.917の好成績。打点ではマルセル・オズナ(ブレーブス)の41打点を一気に抜き、42打点でメジャー全体でも単独トップだ。162試合に換算すると145打点ペース。二塁打でもドジャースの大谷翔平投手を上回ってメジャートップだ。
2018年ドラフト1巡目(全体3位)で指名された超有望株で、2019年11月に開催されたプレミア12に米国代表として出場。東京ドームで躍動し、侍ジャパン戦でも5打数2安打1打点の活躍を見せた。2020年にメジャーデビューすると毎年成績を向上させ、昨季は打率.274、20本塁打、OPS.764の数字を残していた。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 19:29
レッズとの4連戦初戦はボブルヘッドが配布、最終戦でサヨナラ打を放った
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の本拠地・レッズ戦で移籍後初のサヨナラ打を放ち、チームの3連勝に貢献した。4連戦となったレッズとのカードを「大谷の特別な週末」として米メディアが“総括”した。
MLB公式サイトが、「『大谷の特別な週末』はドジャース加入後初のサヨナラ打で終わる」とのタイトルで「ショウへイ・オオタニにとっては、なかなかの1週間だった」と掲載した。
記事では、カード初戦の16日(同17日)はドジャースの一員となってからでは初のボブルヘッド・ナイトが実施され、ファーストピッチの最大4時間前からドジャースタジアムの外に長蛇の列ができた。列があまりに長く、チームが開場時間を早めたほどだったと報じた。
17日(同18日)はロサンゼルス市議会に感謝の念を示された。市議会は(昨年の)ア・リーグMVPがドジャースのユニホームを着ている間、少なくとも今後10年間は、5月17日がロサンゼルス郡ではショウへイ・オオタニ・デーになると宣言した。オオタニは、もちろん、その晩本塁打を打った。
19日(同20日)、オオタニは盛りだくさんだった週末を、ドジャース加入後では初めてのサヨナラヒットで締めくくった。47試合消化時点で、ほとんどの打撃部門でチームトップ。まだシーズン序盤ではあるが、DHのみの出場でもナ・リーグMVP有力候補としての地位を固めている。
サヨナラ勝ちを収めた一戦は、チーム一丸となっての勝利。それを率いたのは今回も、新しいスーパースターだった。フレディ・フリーマン外野手は「彼は(最近)とてもよくバットが振れている。あの場面で彼以上の適任はいない」とコメントしていた。
大谷の注目度、存在感は日に日に増しているようだ。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 18:58
大谷翔平のサヨナラ打で敗れたレッズは直近23試合で18敗
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースは19日(日本時間20日)の本拠地・レッズ戦で、延長10回の大谷翔平投手のサヨナラ打で勝利。
2024年05月20日 18:30
◆ 白球つれづれ2024・第17回
メジャーリーグ、パドレスのダルビッシュ有投手が日米通算200勝の金字塔を打ち立てた。
日本時間20日、アトランタで行われたブレーブス戦に先発すると7回を被安打2、9奪三振の快投で今季4勝目。MLBでの勝利数を107勝とし、日本ハム時代の93勝と併せて200勝をマークした。日本人投手の日米通算200勝は野茂英雄(ドジャースなど)、黒田博樹(ヤンキースなど)に次いで3人目。ダルビッシュ自身は4月30日のレッズ戦から4連勝で、さらに25回連続無失点を継続中の快挙達成だった。
37歳、超ベテランの域に達しているのに、衰えるどころかその進化が止まらない。
MLB屈指の強打線、アクーニャJr.や、オズーナ、オルソンらの並みいるスラッガーをきりきり舞いさせていった。最速153キロのフォーシームから110キロほどのスローカーブまで8種類以上のボールを自在に操る投球術は誰も真似が出来ない。
加えて自らのピッチングだけでなく、相手打者の研究も怠らない。近年の「フライボール革命」では打者のバット軌道がアッパー気味に振って来るのが主流になると、誰よりも早く高めへのストレートを投げだした。ここにスライダーで横の変化をつけて、タテ割れのカーブを打者の手元で落とす。さらにカットボールやスプリットまで泣けられては、データ全盛のメジャーでもダルビッシュ攻略は難しい。
「まだ200勝の実感はないが、NHKさんが大谷君の中継をやめて放送してくれたので(達成できて)良かった」
日頃はドジャース・大谷翔平選手を中心に放送をしているNHKが、雨天中止に終わった前日から特別態勢でダルビッシュの登板を中継。期待に応える結果を茶目っ気たっぷりに語るところがダルビッシュらしかった。
2004年に日本ハムのドラフト1位で入団。い翌年の合同自主トレ中に未成年にもかかわらず喫煙騒動が持ち上がり無期限謹慎処分を受けている。いきなり「問題児」のレッテルを貼られたが、汚名はマウンドで晴らした。
入団1年目の5勝に次いで、2007年には15勝5敗で沢村賞を獲得。日ハム時代の7年で93勝38敗。11年オフにメジャー挑戦とレンジャーズ入りを表明する時には「もう国内では、強打者と対決して、ヒリヒリするような緊張感を味わえなくなった」と語ったとも伝えられる。
「プロに入った時に色々あって、それも含めて自分を支えてくれた方々に感謝を忘れずにやっていきたい」
現在、ダルビッシュの同僚としてロッカーも隣同士と言う松井裕樹投手は、その存在を問われると「父のよう」と答えている。かつての問題児は、今や兄貴的な存在を飛び越して、威厳のある父親に昇華している。
◆ MLBで最多勝も最多奪三振のタイトルも獲得しているダルビッシュの次の目標は?
昨年、パドレスはダルビッシュと異例の6年契約を結んでいる。総額1億800万ドル(当時のレートで約141億4800万円)は42歳までの現役生活を保障するもの。いかに同球団がダルビッシュを高く評価しているかがわかるだろう。
37歳の今も圧倒的な投球を続けるベテランエースに対してパ軍のマイク・シルト監督は「まるで外科医のように相手をなぎ倒していた」と評している。寸分の狂いもなく、手術を成し遂げる敏腕医師をイメージしたのだろう。
先発、中継ぎ、抑えと分業化が進み、球数制限もある近代野球では200勝投手は誕生しにくいと言われる。また、達成する頃には現役生活の晩年を迎え、ようやくたどり着くケースも少なくない。
だが、ダルビッシュの場合はまだまだ余力を感じる。本人も長持ちの秘訣に「栄養管理や健康維持」を挙げているが、投球術を含めた全ての面で手抜きのないプロフェッショナルだから、まだ「伸びしろ」があるのだろう。
「どうやったら、もっとうまくなれるのか?」ダルビッシュが常に追い求める野球の原点だ。
MLBで最多勝も最多奪三振のタイトルも獲得しているダルビッシュの次の目標はあと25個と迫っているメジャー2000奪三振か?それとも現在継続中の25イニング連続無失点の記録更新か?
WBCで日本投手陣をまとめ上げた包容力と指導力で“ダルビッシュ信者”は急増したと言う。そこにメジャーでも圧倒的な存在感を発揮する。
この老雄、まだまだ進化を続けそうだ。
文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2024年05月20日 18:22
大谷翔平は移籍後初のサヨナラ打で派手なウォーターシャワーを浴びた
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2-2の延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。同僚から盛大なウォーターシャワーを浴びた大谷の姿にファンも「濡れてるショウヘイ大好き」などと大興奮の様子だった。
大谷は同点で迎えた10回2死一、二塁。ディアスから粘った6球目の内角球を鋭く振り抜いた。右翼へのサヨナラ打でグラウンドで大喜び。チームメートから手荒い祝福を受けた。サヨナラ打はエンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)のアストロズ戦以来2度目となった。
ドジャースも公式X(旧ツイッター)で「あなたのお気に入りのショウの完璧なエンディング」とつづり、同僚から次々と水をかけられ、チーム全員で大はしゃぎする動画を投稿。ファンも「これ大谷さん!? 一瞬誰だか分からなかった笑」「決して裏切らない」「おもろい表情してるー笑」「ヘルナンデスはいつもショウへイに何か投げつけている」「(今日昇格した投手の)アンソニー・バンダがショウの水かけで歓迎されてる」などと思い思いのコメントを寄せた。
また日本のファンも「おめでとうございます。鳥肌です」「早起きして応援して、最高にHAPPYな終わり。朝から気分上々!」と歓喜した。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 17:57
サヨナラ打の大谷「単打でいいのでなんとかヒットで終わらせたいなと」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。大谷が試合後に「単打でいいのでなんとかヒットで終わらせたいなと」と“謙虚”に語ったことに、米メディアは「この男はスーパースターを体現している」などと感激していた。
米メディア「ドジャース・ネーション」は公式X(旧ツイッター)に大谷のサヨナラ打の動画を投稿。「たった今4シーズンぶりのサヨナラ打を打ったショウヘイ・オオタニは、延長まで残ってくれたドジャースタジアムにいる全てのファンに感謝を伝えた」と記載。
さらに「この男はスーパースターを体現している。ドジャースが彼に支払おうと考えた全ての価値に見合うものがある。私たちは孫に彼のことを伝える」と感激した様子だった。
この投稿にファンは「最高。ミスター笑顔がチームを救った」「グッジョブ」「ビースト」などと反応。日本語でも「私にとっては太陽のような人だ」「トリハダ」「泣ける」とのコメントが寄せられていた。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 17:34
マット・ライナート氏が大谷と握手
大谷翔平投手は、他競技のスターも夢中にさせる。
2024年05月20日 17:30
◆ 未完の大砲として期待されたが…
首位・阪神から最下位・中日まで全6チームが5ゲーム差以内にひしめき合う大混戦となっている今季のセ・リーグ。先週末、巨人を相手に3連勝を飾り、2位に浮上したのが広島だ。
3連勝を決めた19日の試合は初回からカープ打線が爆発。9―3で快勝したが、勝利の立役者としてお立ち台に上ったのが3年目の末包昇大だった。
末包は初回の1打席目、巨人の先発・高橋礼から逆転のスリーランを放つと、続く2〜3打席目にも安打を放ち、3安打の猛打賞。4打席目は凡退したが、今季打率を.370まで引き上げることに成功した。
試合中盤にも隙のない攻撃で小刻みに加点したカープ打線だったが、その中で末包に次いでチームに貢献したのは、この日8番ファーストで先発出場した林晃汰である。
以前から4学年上の末包をライバル視しているという左打ちの未完の大砲がブレイクしたのは、プロ入り3年目の2021年。その年、林は102試合に出場し、打率.266、10本塁打、40打点の好成績でレギュラーの座をつかんだ、と思われた。
しかし、翌年の22年はオープン戦から極度の不振に陥ると、二軍でも自慢の長打力は影を潜め、その年はまさかの一軍出場ゼロに終わった。
奮起を期した23年は5月に一軍昇格。2年ぶりとなる本塁打を放つなど復調の兆しを見せたものの、6月に登録を抹消されると、その後は二軍で汗を流す日々を送りそのまま閉幕を迎えた。
◆ ライバル末包に少しでも近づくために
改めて巻き返しを誓った今季もオープン戦で打率.143(21打数3安打)と結果を残せず。二軍でも28試合に出場して、打率.240、1本塁打……。決して一軍から声が掛かるような成績ではなかった。それでも先週の14日に一軍に招集されると、即6番ファーストで先発起用されたのだ。
ところが林は約11か月ぶりとなった一軍の試合で2打数ノーヒット。左腕がマウンドに登った3打席目には代打を送られた。
翌15日にもスタメンで起用された林は1打席目に二塁打を放ち、新井貴浩監督の期待に応えた。しかし、その後は18日に行われた巨人戦の1打席目まで7打席連続で凡退。同日の2打席目に二塁打を放ったものの、この時点で打率は.182(11打数2安打)だった。
そして迎えた19日の巨人との3連戦最終戦は、前日に続き8番ファーストでスタメンに名を連ねた。この試合で結果が出なければ、二軍行きを言い渡されてもおかしくない局面だった。
“首の皮一枚”繋がった状態の林はここで意地を見せる。1打席目こそ右飛に打ち取られたが、2打席に貴重な適時打を放ち、2年ぶりの打点をマークすると、3打席目もライトへの安打で出塁。4打席目は見逃し三振に終わったが、この日4打数2安打1打点の活躍で、打率を.267へと引き上げた。
一軍昇格後は全5試合でスタメン起用されているように、新井監督の期待は決して小さくない。20歳のシーズンに一軍で10本塁打を放ったポテンシャルは間違いなくホンモノ。ライバルの末包に少しでも近づくため、1打席1打席を大事に昨季逃した一軍定着を果たしたい。
文=八木遊(やぎ・ゆう)
2024年05月20日 17:14
大谷翔平は開幕後は得点圏打率の低さを指摘されていた
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦で移籍後初のサヨナラ打を放った。2-2の10回2死一、二塁で鋭い当たりを右翼に運んだ。開幕後は得点圏打率の低さを指摘する声もあったが、直近では12打数5安打で打率.417と勝負強さを取り戻した大谷にファンは「案の定あがってきた」など安堵の声を寄せていた。
米メディアによると、大谷は開幕後は得点圏で19打数1安打の打率.053だったが、現在は50打数12安打の同.240まで向上した。直近では12打数5安打、同.417と勝負強さを発揮している。
これにはファンも「天才は心配無用だった」「案の定あがってきた」「もっともっとこれから爆発してくれ〜」「やはり得点圏での活躍は嬉しい」「だから、落ち着いて忍耐強く待つようにいったんだ」「やっぱりエグい成績になってきた」「得点圏ガガガって言われたからサヨナラを打ってしまう大谷」と頼もしそうにコメントしていた。
ナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースは20日(同21日)からは本拠地で、同地区4位のダイヤモンドバックスとの3連戦に臨む。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 17:08
巨人・菅野智之投手(34)が20日、川崎市のジャイアンツ球場で投手指名練習に参加。日米通算200勝を達成したダルビッシュ有投手(37)を祝福した。「もう凄まじい記録だと思います。現代野球で200勝する大変さというか、それだけ積み上げることの難しさというのはすごく分かるので」と話した。
同じプロの投手として、すごさを感じる点について「やっぱり探究心じゃないですか」と説明。その上で語り、「すごいレベルの高い考えを持っている方。参考になる部分もありますし、ちょっと難しいなと思う部分もあります」と続けた。
菅野は体調不良を訴え、今月16日に出場選手登録を抹消された。この日はキャッチボール後、ブルペンの傾斜を使って感触を確かめた。再登録は26日から可能で「最善を尽くします」と明かした。