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2024年05月22日 12:40
サッカーフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)でプレーするMFモハメド・カマラ(Mohamed Camara)が、性的少数者(LGBTQ)を支援するユニホームのロゴにテープを貼り付けたことについて、クラブのゼネラルマネジャー(GM)が21日に謝罪し、来季はこうした事態が起こらないようにすると約束した。 リーグ1では19日に行われた今季最終節で、フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)が主導する反同性愛嫌悪の活動の一環として、選手と監督、審判が胸に活動のロゴがプリントされたユニホームやシャツで試合に臨んだ。 しかしカマラはこの部分をテープで覆い隠してプレーし、また試合前には、性的少数者の権利を高める国際反アイダホビットデー(IDAHOBIT)のバナーを背にした両チームの写真撮影にも参加しなかった。カマラはこの試合でゴールを決めて4-0の勝利に貢献。チームも王者パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に次ぐ2位に入った。 モナコのチアゴ・スクーロ(Thiago Scuro)GMはメディアに対して「組織として、われわれはリーグの行動を支持する」と発言。LFPのアルノー・ルジェ(Arnaud Rouger)事務局長に電話を入れ、「クラブとして今回の件を謝罪した」ことを明かした。 テープで隠したことについては「モハメドは宗教上の理由から今回の行動に及んだ」と言及。「これはあらゆるレベルで非常に繊細な話題で、というのも、われわれはあらゆる宗教を尊重する必要もある。それでも組織として今回の件は非常に残念だし、あのやり方を支持しないという点は明確にしておきたい」と述べた。 GMは、カマラに対する処分は「内部で処理する」としたが、同時にクラブに処罰が下る可能性も認めている。 一方、カマラの母国マリでは今回の行動が支持されており、政治家がフェイスブック(Facebook)で「自由と民主主義を守れと主張する者たちは、男女スポーツ選手の宗教的信念も尊重するべきだ。モハメド・カマラを全面的に支持する」と述べた。 ■関連記事 ・モナコ選手がLGBTQのロゴにテープ、仏スポーツ相が厳罰求める ・選手2人がLGBT支援ユニホーム拒否し欠場、仏サッカー1部 ・欧州各チーム、LGBT支持の腕章着用を断念 カタールW杯
2024年06月16日 06:01
2022年のカタール・ワールドカップで世界的に有名になったのが、クロアチア出身のモデル兼DJであるイバナ・ノールさんだ。常にクロアチア国旗をあしらったさまざまなコスチュームでスタンドに登場し、圧倒的なスタイルと底抜けに明るいキャラクターで話題を集めた。
【PHOTO】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの悩殺ショットを一挙お届け!
いまや300万超のSNSフォロワー数を抱えるノールさん。もちろん母国代表チームを応援すべく、今回もEURO2024が開催されているドイツに乗り込んでいる。開幕前のファンイベントでDJを担当するなどその人気と知名度は相変わらず高く、英紙『The Sun』がさっそく彼女に密着取材を敢行した。
ノールさんはまず、大好きだったイングランド代表のMFジャック・グリーリッシュが登録メンバー外となったことにショックを受けたようだ。「まさかグリーリッシュが欠場するなんて、信じられないわ。まあでもイングランドはベストチームにはなれなかったってこと。クロアチア国民としては喜ばしい。だって(キリアン・)エムバペも出ないんでしょ?」と冗談めかした。
最近10年間付き合っていた恋人と別れたと告白。「だからというわけじゃないけど、今回のEUROではこれまでと違う衣装をけっこう用意しているの。かつてないほど大胆になると思うわ」と公表し、「とにかく私はファッションが大好きでみんなに見てもらいたい。楽しみでしょうがないの」と続けた。
さらに大会の展望について問われると、「もちろんクロアチアには勝ってほしいし、私はドイツで生まれ育ったから、実はドイツも応援している。それでもやっぱり、ベストチームはフランスかな。イングランド? チャンスはあると思う。いまはハリー・ケインの活躍に期待している」と答えた。
ノールさんは現地6月15日、ベルリンで行なわれたスペインvsクロアチア戦にさっそく現われ、上半身はビキニ、下半身はゆったりしたパンツという斬新な赤白チェックのコスチューム姿を披露した。しかし勝利の女神とはなれず、クロアチアは0−3の完敗を喫している。
今大会も“世界一セクシーなファン”はなにかと注目を集めそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 05:55
EURO2024・グループB第1節が15日に行われ、イタリア代表とアルバニア代表が対戦した。
前回大会の覇者が、連覇に向けた歩みをスタートさせる。EURO2024予選でグループCに組み込まれたイタリア代表は、グループ内最大のライバルと目されたイングランド代表にこそ2敗を喫したものの、残る6戦は無敗をキープ。ウクライナ代表など難敵を抑え、2位で本大会行きの切符を掴んだ。
一方、アルバニア代表はEURO2024予選でグループEに組み込まれると、初戦でポーランド代表に敗れたが、その後は無敗と安定して勝ち点を積み上げ、終わってみれば4勝3分1敗という成績に。チェコ代表やポーランド代表を抑えて首位通過を果たし、2大会ぶり2度目の本大会出場権を勝ち獲った。前回出場した2016年大会はグループステージ敗退に終わっており、初の決勝トーナメント進出を目指す。
スペイン代表、クロアチア代表と同居する“死の組”に入った両チーム。イタリア代表を率いるルチアーノ・スパレッティ監督は、初陣に向けて盤石の布陣をチョイス。キャプテンのGKジャンルイジ・ドンナルンマを筆頭に、ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ、ジョルジーニョ、ニコロ・バレッラ、フェデリコ・キエーザといった、前回大会の歓喜を知る面々をスターティングメンバーとして送り出す。一方、アルバニア代表を率いるシウヴィーニョ監督は、ベラト・ジムシティ、クリスティアン・アスラニ、アルマンド・ブロヤといった主力選手たちを先発に選んだ。
試合はキックオフ直後、意外な形で動く。アルバニア代表ボールで試合が始まると、ロングボールを敵陣右サイドへ放り込んだが、ここはうまく繋がらずタッチラインを割る。イタリア代表のスローインとなると、フェデリコ・ディマルコは自陣ボックス内へボールを投げるが、これをネディム・バイラミがインターセプト。アレッサンドロ・バストーニに寄せられたものの、迷いなく右足を振り抜き、強烈な一撃をニア上へ突き刺した。キックオフからおよそ23秒後、アルバニア代表が前回王者相手に先手を取った。データサイト『Opta』によると、“大会史上最速弾”になったという。
イタリア代表としては電光石火の一撃で先手を取られる形となったが、決して慌てることはなく試合を進める。ボール保持時は、ジョルジーニョが最終ラインに落ちながら、両サイドバックが高い位置を取り、相手を押し込みながら反撃の隙を探る。
このような状況で、アルバニア代表のリードは長く続かなかった。10分、細かく繋いで左サイドから攻め込むイタリア代表は、ボックス左でジョルジーニョからのパスを受けたディマルコが、強引に左足を振って左コーナーキック(CK)を獲得。このCKをショートで繋ぎ、タイミングをずらしてロレンツォ・ペッレグリーニが右足でクロスボールを入れると、ファーサイドでフリーになったバストーニがヘディングシュートを沈めた。狙い通りのセットプレーでイタリア代表が同点弾。失点からおよそ10分間で試合を振り出しに戻した。
このゴールで自信を取り戻したイタリア代表は、続く16分にも自陣からボールを運んでゴールに迫る。ディマルコからのクロスボールがクリアされ、敵陣でスローインを獲得すると、ブロック外でのパス回しから、ディ・ロレンツォのパスを起点にジャンルカ・スカマッカが強引にフィニッシュ。ここは阻まれたものの、クリアボールに反応したバレッラが、ペナルティアーク左から右足一閃。ダイレクトでミドルシュートを叩き込み、序盤で逆転に成功した。
2−1となった後は、両チーム丁寧なビルドアップで相手の隙を探る時間が続く。決してオープンな展開とはならず、両チームの狙いが感じられるなかで時計の針は進んだが、前半終盤に差し掛かるとイタリア代表が徐々にチャンスの数を増やす。
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2024年06月16日 05:36
スーパーレジェンドの登場に沸き返った。
現地6月15日、フランス伝統のカーレース「ル・マン24時間」にスペシャルゲストとして招かれたのは、元フランス代表のMFジネディーヌ・ジダン氏だ。名誉あるスターターの大役を任されたようで、英紙『The Sun』は「ル・マン24は比類なき偉大なレースで、モータースポーツを愛するすべての人にとって象徴的なレース。私はこの舞台に参加するのは初めてだが、まさかスターターを務めさせてもらえるなんて、すごくとても光栄なことだ」という本人のコメントを紹介している。
【PHOTO】C・ロナウド、アグエロ、イブラ、ベンゼマ、ポグバ、オーバメヤンetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!
驚かされたのは、レース前のデモンストレーション。なんとジダン氏自身がドライバーとなってレースコースに飛び出し、スーパーマシンを駆ったのだ。本物のレーシングスーツにマスク、そしてヘルメットを完備して臨み、まるでサッカーのピッチを舞うかのように、鮮やかなハンドリングを披露した。ちなみに乗り込んだのは「Alpine Alpenglow Hy4」で最高時速270キロを誇る高性能マシンとのことである。
大会公式Xがその様子を伝えると、フランスのみならず世界中のファンからコメントが殺到。「カッコいい!」「何をやっても絵になる男だ」「すげぇ…」「え? 自分がレースに出ちゃうの?」「すごく幸せなんだろう」「根っからのクルマ好きなんだなぁ」「こんなにずっと笑ってるジズーを見たことがない」「大会関係者もみんな彼に会えて嬉しそう」などなど、さまざまな声が寄せられている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 05:00
FC町田ゼルビアは6月15日、J1第18節で横浜F・マリノスと敵地で対戦し、3−1で逆転勝利。
2024年06月16日 02:57
EURO2024・グループB第1節が15日に行われ、スペイン代表とクロアチア代表が対戦した。
EURO2024予選でグループAに入ったスペイン代表は、スコットランド代表に1敗を喫したものの、以降は全勝を記録し首位で本大会出場権を獲得。12年ぶりの優勝を目指して戦う今大会は、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と共にグループBへと組み込まれた。指揮官を務めるルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、注目が集まる初戦にアルバロ・モラタやラミン・ヤマルなどを先発起用。充実した戦力で白星獲得を狙う。
対するは、EURO2024予選・グループDを2位で通過し、悲願のタイトル獲得を目論むクロアチア代表。FIFAワールドカップでは2018年に準優勝、2022年に3位と好成績を収めている一方、EUROでは1996年と2008年のベスト8が最高成績となっており、歴代トップクラスのタレントが揃った今大会で初優勝を目指す。チームを率いるズラトコ・ダリッチ監督は、主将ルカ・モドリッチやヨシュコ・グヴァルディオールらをピッチに送り込んだ。
試合は、序盤からスペイン代表がボールを握るが、クロアチア代表も堅いブロックを軸に深いエリアへの侵入を許さない。両者ともに目立ったチャンスを作れない時間が続くなか、徐々にクロアチア代表が支配率を高め始めると、29分にカウンターからスペイン代表がスコアを動かす。相手のロングボールのこぼれ球をマルク・ククレジャが回収し、ヤマルを経由してボールを受けたファビアン・ルイスがハーフライン付近からスルーパス。裏へと抜け出したモラタが確実に流し込み、スペイン代表が先制に成功した。
勢いに乗るスペイン代表は、直後の32分に右サイド深くでパスを受けたヤマルがドリブルを仕掛け、一度はボールを奪われたものの、すぐさま奪回してボックス手前のペドリに繋ぐ。真横にサポートしたファビアン・ルイスにパスが渡ると、そのまま細かいタッチでマーカー2枚を突破。左足で放ったシュートはヨシプ・シュタロの股下を通過しながらネットを揺らし、貴重な追加点を挙げた。
2点のリードを許したクロアチア代表も、再開直後の33分に決定機を迎える。キックオフからパスを繋いで前進し、左サイドをフリーで抜け出したグヴァルディオールが、ペナルティエリア手前のアンドレイ・クラマリッチにパス。混戦から生まれたこぼれ球をマルセロ・ブロゾヴィッチがダイレクトでシュートに持ち込むが、GKウナイ・シモンによって防がれた。
さらに、41分にはドリブルでバイタルエリアに運んだクラマリッチが右サイドに展開。ロヴロ・マイェルがボックス内から送ったクロスに大外のグヴァルディオールが反応し、ワンタッチで折り返したボールにアンテ・ブディミルが飛び込む。しかし、GKのU・シモンがわずかに触れた影響で合わせることができず、
クロアチア代表がビッグチャンスを逃してしまった。
すると、前半終了間際のアディショナルタイムにスペイン代表が再びゴールを奪う。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたヤマルが素早いリスタートを選択。パス交換から再度ボールを持ったヤマルがインスイングのクロスを蹴り入れると、DFラインとGKの間に飛び込んできたダニエル・カルバハルがワンタッチで合わせ、大きな3点目を奪取した。
迎えた後半も、最初の決定機はスペイン代表に訪れる。52分に自陣深くでボールを奪った流れからカウンターを仕掛けると、最終ラインの背後を狙ったモラタに向け、ペドリがグランダーのスルーパスを供給。相手にカットされたボールを再び拾って右サイドのヤマルに送り、ボックス内に侵入して左足でシュートを放つ。だが、低く抑えられたボールはGKリヴァコヴィッチのファインセーブに阻まれた。
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2024年06月16日 01:20
ブライトンは15日、来シーズンからファビアン・ヒュルツェラー氏が指揮官に就任することを発表した。契約期間は2027年6月30日までの3年間と伝えられている。
現在31歳のヒュルツェラー監督は現役時代、バイエルンの下部組織で育成年代を過ごし、ホッフェンハイムのセカンドチームや1860ミュンヘンなどで活躍。23歳の若さでプロとしてのキャリアに終止符を打つと、2016年7月からアマチュアクラブのピピンスリートで選手兼監督を務め、2018年7月からは世代別ドイツ代表のアシスタントコーチを歴任した。2020年8月にザンクト・パウリのアシスタントコーチに就任すると、暫定監督を経て、2022年12月からは正式な指揮官に就任。2023−24シーズンはクラブをブンデスリーガ2部で優勝に導き、ブンデスリーガ昇格を達成した。
2023−24シーズンのプレミアリーグで12勝12分14敗を記録し、勝ち点「48」の11位フィニッシュを果たしたブライトン。今季はクラブ初となるヨーロッパリーグ(EL)にも参戦し、ベスト16入りを達成するなど充実した1年を過ごしたが、リーグ最終節を目前に控えた5月18日に、指揮官を務めるロベルト・デ・ゼルビ監督が今季終了後に退任することを発表した。注目が集まる後任候補にはイプスウィッチのキーラン・マッケンナ監督や、かつて同クラブを率いたグレアム・ポッター氏らの名前が報じられてきたが、今回ヒュルツェラー氏の指揮官就任が決定したことで、1992年に設立されたプレミアリーグ史上最年少監督が誕生した。
ヒュルツェラー新監督の就任に際し、トニー・ブルーム会長は以下のような言葉で期待を寄せた。
「ファビアンは、ブライトンというチームの理想に合致するプレースタイルを標ぼうする人物だ。サポーターもそれを高く評価してくれるはずだし、彼の展開するフットボールを楽しめると確信している。また、ファビアンは優れた指導者としての血統も持っており、ドイツ代表では様々な年代のチームで働いてきた。来シーズンに向けて、ファビアンと一緒に仕事を始められることをとても楽しみにしている」
また、ポール・バーバー副会長兼最高経営責任者(CEO)は、ヒュルツェラー新監督の手腕を高く評価している。
「レギュラーシーズンのプレッシャーから離れて、我々はこの人事を正しく行うため、より多くの時間をかけてきた。新たな監督としてファビアンを迎え入れられることを嬉しく思う。彼は監督という仕事をスタートさせてから、比較的短い期間しか経過していないが、サッカー界で最も革新的なコーチの1人であることを既に証明している。来シーズンに向けて準備するのが楽しみだ」
この後、労働許可証の発行をもって、ヒュルツェラー新監督は正式にブライトンの一員となる。7月2日には、クラブのトレーニング施設で、ブルーム会長やバーバー副会長兼CEO、デヴィッド・ウィアーTD(テクニカルダイレクター)同席のもと、就任記者会見が行われる予定だ。
2024年06月16日 00:10
アジアカップ準優勝の実力は、やはり本物なのだろうか。
今年1月にカタールで開催されたアジアカップで大きな注目を集めたのは、ヨルダン代表だ。大会前の注目度は高くなかったが、ヨルダンは準決勝で韓国まで撃破してファイナルへ進出。決勝では惜しくもカタールに敗れたが、ヨルダンの戦いは非常に印象的だった。
その流れは今月まで開催されていた2026ワールドカップ・アジア2次予選でも続いている。この2次予選でグループGに入っていたヨルダンは、最終節でロベルト・マンチーニ率いるサウジアラビアをアウェイで2-1と撃破。勝ち点13を稼ぎ、サウジアラビアを抑えて首位通過を決めたのだ。
この一戦ではサウジアラビアが72%のポゼッション率を記録していたが、ヨルダンはアジアカップと同じく少ないチャンスを活かす戦いで強豪サウジアラビアの撃破に成功。ワールドカップ最終予選へ駒を進めることになり(サウジアラビアも2位で通過)、本大会初出場の夢にまた一歩近づいた。
スペイン『SPORT』もこの勢いに驚いており、チームではアジアカップでも活躍した25歳のFWヤザン・アル・ナイマト、貴重な海外組であるモンペリエFWムサ・アル・ターマリらが今も躍動している。
チームのフィジカルトレーナーを務めるカリム・マルーシュ氏は、今のヨルダンをEURO2004を制したギリシャ代表と重ねている。当時のEURO2004をギリシャが制すると予想する者はほとんどいなかったが、ギリシャは粘り強い戦いで欧州の頂点に立った。代表メジャートーナメントの歴史でもサプライズの代表例に挙げられるチームだ。確かにアジアカップにおけるヨルダンの躍進には、それと近い空気感があったかもしれない。
「アジアカップやワールドカップといった代表の短期決戦においては、チームの伝統や資金力に関係なく、常にサプライズがあるものだ。2004年にギリシャがEUROを制したようにね。今年のアジアカップでは我々ヨルダンだ。決勝のカタール戦も相手に3つのPKが与えられていなければ、我々がチャンピオンになっていたかもしれないよ」
サウジアラビアも2位で2次予選通過を決めたとはいえ、ホームで負けたのは後味が悪い。もはやヨルダンは単なるサプライズチームではなく、アジアの全てのチームを撃破するだけの力を備えた強敵と評価すべきだろう。最終予選でも注目のチームとなりそうで、ワールドカップ出場も視界に入ってきたか。
2024年06月16日 00:05
EURO2024・グループA第1節が15日に行われ、ハンガリー代表とスイス代表が対戦した。
2024年06月16日 00:00
6月14日に開幕を迎えたEURO2024。WOWOWとABEMAで放送が決まり、日本でも無事に試合を楽しめるようになった。
今回は『Squawka』から「EURO2024に出場する選手の中で最高のセンターバック5名」をご紹介する。なかなか意外なセレクションだった。5位:ルベン・ディアス
代表:ポルトガル
クラブ:マンチェスター・シティ
プレミアリーグで最も素晴らしいセンターバックの一人であるルベン・ディアス。2023-24シーズンは新加入のグヴァルディオルや偽センターバックのジョン・ストーンズが話題になったが、ルベン・ディアスがそれを下支えした。
自陣ボックス内で10回のインターセプトを成功させており、プレミアリーグでのパス成功率は94.1%。パス成功数は2454回、タッチ数は2912回だ。4位:ヨシップ・シュタロ
代表:クロアチア
クラブ:アヤックス
クロアチア代表としてEURO2024に臨むシュタロ。今シーズンは怪我に悩まされてきたが、大会を前にして復帰した。そして終盤戦では守備陣を安定させるために素晴らしい仕事をした。
彼は今季ディフェンシブサードで84回、中盤で65回のボール奪取を成功させており、相手の攻めの芽を摘むことにかけては右に出るものがいない。3位:アントニオ・シウヴァ
代表:ポルトガル
クラブ:ベンフィカ
ポルトガル代表では40歳を超えたペペがまだ現役だが、その後釜として期待されているのが若きアントニオ・シウヴァだ。20歳ながらすでに10試合に出場してきた彼は、このEURO2024で最も完成度の高い若手DFだ。
クリアのクオリティ、空中戦の強さ、ディフェンシブサードでのボール奪取、タックル、パス成功率など様々なスコアで上位に立っている。2位:フィルヒル・ファン・ダイク
代表:オランダ
クラブ:リヴァプール
今夏のEURO2024でプレーするセンターバックの中で2位になったのはフィルヒル・ファン・ダイクだった。全盛期ではないかもしれないが、それでも世界最高峰のディフェンダーであることは間違いない。
プレミアリーグで驚異的な81.4%の空中戦勝率を記録しており、142回のクリアを成功させている。さらにディフェンシブサードで84回、中盤で85回のボール奪取を記録した。
EURO2020で「絶対に注目すべき5名のディフェンダー」 1位:ニコ・シュロッターベック
代表:ドイツ
クラブ:ボルシア・ドルトムント
同じドルトムントのニクラス・ジューレやマッツ・フメルスを差し置いてドイツ代表に選出されたシュロッターベック。その理由は、間違いなく今季のブンデスリーガで記録した数字であろう。
デュエル勝率が69.9%、ロングボール成功率が65.1%。空中戦では勝率が60%以下とやや苦手にしているが、現代的なパスと平面での戦いに卓越している。
2024年06月15日 23:50
KONAMIは13日、基本プレー無料で家庭用・PC・モバイルにて配信中の『eFootball™ 2024』において、6月13日(木)にアップデートを行ったことを発表。
今回のアップデートと同時に、シーズン7「King of the Continent(大陸の王者)」がスタートし、4年に一度の大陸王者が決まる欧州・南米・北中米の熱気を『eFootball™ 2024』で実施するイベントで体験できるようになった。
キャンペーンに参加することで、アルゼンチン代表とフランス代表の選手が無料で獲得できるほか、欧州・南米の強豪6か国の代表選手11人と監督がそれぞれセットになった「National Team Pack」も配信!
また、かつて欧州・南米・北中米地域の覇権を争い、代表チームの中盤を支えたアンドレア・ピルロ(イタリア)、ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)、シャビ・アロンソ(スペイン)という3名のレジェンドが登場する。
こちらの配信期間は6月17日(月)〜24日(月)。
さらに、カードテーマ「ShowTime」に、新たなスキル「フェノミナルパス」を持つ選手が登場。身体をひねりながらのパスや、アクロバティックなパスをする時にも、正確で強いキックができるようになるとのことだ。時間とスペースがない中でも決定的なパスを通すような活躍が期待できる。
EURO2024の「予選敗退ベストイレブン」がすごい
新要素満載の『eFootball™ 2024』で、熱気を帯びる欧州や南米・北中米のサッカーシーンを体験してみてはいかが?
2024年06月15日 23:10
まだ今夏の移籍市場が本格的にスタートしたわけではないが、早くも各クラブの補強を採点し始めたのは『ESPN』だ。
例えばレアル・マドリードでは、パルメイラスFWエンドリックとパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペの獲得が決まっている。エンドリックとの契約は以前に済んでいたが、合流は今夏だ。
同メディアはこの2人の補強について、『A+』と評価している。それだけ良い補強ということであり、ムバッペは説明不要な世界最高級アタッカーだ。エンドリックもこの1年で大きく成長し、ブラジル代表でも主力となりつつある。将来性を考えても、レアルが獲得できたのは大きい。
日本のサッカーファンとして気になるのは、シュツットガルトからバイエルンへの移籍が決まったばかりのDF伊藤洋輝だろう。このバイエルンの補強について、同メディアは『A』の評価をつけている。最終ラインの複数ポジションを担当できることなどが高評価の理由となっているようだ。
一方、伊藤を3000万ユーロでバイエルンに放出したシュツットガルトの動きについては『B』の評価がついている。それだけ伊藤の流出が痛手と評価されているのだ。
「シュツットガルトにとって、このような重要な選手を失うのは痛手だ。伊藤は左サイドバックとセンターバックの両方を巧みにこなし、今季39失点に抑えた守備陣を支えた。その多才さと柔軟性、レフティーである点がバイエルンの興味を引いたことは間違いない。クラブ史上これよりも高額な移籍金でシュツットガルトを去ったのはバンジャマン・パヴァール(3500万ユーロ)だけだが、それでも現在の市場で3000万ユーロは少し低く感じられるかもしれない」
同メディアはシュツットガルト側からの視点をこのように伝えており、もう少し移籍金を引き出せれば理想的だったとの見解だ。バイエルンにとっては良い補強と評価されているが、伊藤はその期待に応えられるのか。
2024年06月15日 22:45
サンフレッチェ広島は14日、川村拓夢が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することになったと発表した。
2024年06月15日 22:24
サンフレッチェ広島は15日、日本代表MF川村拓夢がチームを離脱することを発表した。
発表によると、川村は海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することになったという。なお、今後は現地でのメディカルチェック等を経て、正式契約が結ばれる予定となっており、移籍先は契約締結後に改めて発表されることになる。
川村は同日に行われた明治安田J1リーグ第18節の東京ヴェルディ戦にフル出場し、5−1の勝利に貢献。チーム離脱の公式発表はまだだったが、試合後にはチームメイトに囲まれて涙を流す姿もあり、ホームサポーターからもチャントが歌われてお別れムードに包まれていた。
川村は広島でのラストゲームを終え、「本当にこのスタジアムで最後にプレーできて、みんなと勝利できて、サポーターの方と喜び合えたのはすごくよかった」と勝利を喜び、「僕の夢は広島でJリーグで優勝することで、その夢は変わらない。また広島に戻ってきて、このチームを勝たせられるような選手になるために、このクラブからまたオファーをもらえるような活躍を海外でしたい」と意気込んだ。
現在24歳の川村は広島出身で、広島のジュニアユース、ユースを経て、2018年にトップチームへと昇格した。広島では出場機会を確保することができず、2019年から愛媛FCへ期限付き移籍。2021年は明治安田生命J2リーグで34試合出場8得点を記録すると、翌シーズンに広島復帰を果たした。今シーズンはここまで2024明治安田J1リーグで14試合に出場し、2ゴールをマーク。1月に行われたタイ代表との親善試合で日本代表デビューを飾り、初ゴールも決めていた。
2024年06月15日 22:10
今季はFA杯こそ制したが、リーグ戦では8位と苦しんだマンチェスター・ユナイテッド。来季はまずトップ4を狙うシーズンとなるが、そのためには補強戦略を見直す必要があるだろう。
英『The Sun』はエリック・テン・ハーグ体制となってからの補強策を改めて振り返っているが、マンUはテン・ハーグ体制で実に4億1100万ポンドを補強に投じている。しかし、ヒットした新戦力がほとんどいない。
8500万ポンドで獲得したFWアントニー、6000万ポンドで獲得したMFメイソン・マウント、7000万ポンドで獲得したMFカゼミロらは移籍金が高額だったこともあり、厳しい視線が向けられてきた。
右ウイングに入るアントニーは得点にまるで関与することができず、マウントは怪我が続いている。カゼミロも1シーズン目は良かったが、2年目の今季は明らかに全盛期を過ぎた選手のパフォーマンスとなっていた。7000万ポンドを獲得に費やしたことを考えると、大成功とは言えないだろう。
1290万ポンドで獲得したDFタイレル・マラシアも負傷が続いており、4270万ポンドを投じたGKアンドレ・オナナもシーズンの最後まで何かと批判されてきた。
ヒットと言えるのは5670万ポンドで獲得したDFリサンドロ・マルティネス、7200万ポンドで獲得したFWラスムス・ホイルンドくらいだろうか。市場に投じている金額に対してヒットした事例があまりに少なく、今夏も同じミスは許されない。
2024年06月15日 21:40
今夏の移籍市場で人気を集めている日本人選手の1人に、オランダ・AZでプレイする菅原由勢が挙げられる。
エールディヴィジで通算135試合をこなしてきた菅原は、12ゴール21アシストを記録する攻撃性が魅力だ。エールディヴィジでの豊富な経験に加えて23歳と若く、最近もセリエA王者のインテル、ドイツのヴォルフスブルク、イングランドのブライトン、エヴァートンといったクラブからの関心が噂されている。
英『Football Fancast』も菅原の実力を高く評価しており、イングランドならばエヴァートンにピッタリの選手と取り上げる。
エヴァートンの右サイドバックといえば、長年シェイマス・コールマンがクラブのレジェンドとして担当してきたエリアだ。エヴァートンでの通算試合数は422を数え、サポーターからの人気も高い。
しかし、若い頃は攻撃性に定評があったコールマンも35歳と大ベテランだ。今季も膝の怪我で前半戦を棒に振り、リーグ戦12試合の出場のみに留まった。エヴァートンはコールマンに代わる攻撃的な右サイドバックを欲しているのだ。そのターゲットとして同メディアは菅原を猛プッシュする。
「エヴァートンの右サイドバックの現状を考えれば、クラブが菅原の獲得を目指すのは当然のことだ。菅原のポテンシャルならば、来季はストライカーのドミニク・カルバート・ルーウィンがもっと得点数を増やせるはずだ。菅原はサイドバックの選手ではあるが、攻撃面の成績が印象的だ。AZでも無数のチャンスを作り出している」
カルバート・ルーウィンは怪我に悩まされているものの、空中戦にも強いセンターフォワードだ。確かに菅原が右サイドからチャンスボールを供給できれば、カルバート・ルーウィンの得点数を伸ばせるかもしれない。エヴァートンのスタイルに菅原が合うかはまた別の話だが、菅原はコールマンの後継者候補にプッシュされるほど人気を伸ばしている。