2024年05月24日 05:01
「ヤクルト3−5DeNA」(23日、神宮球場) 愛すべき助っ人が、2021年以来3年ぶりの4番起用に応えた。DeNAのタイラー・オースティン内野手が2号ソロを含む3安打猛打賞、3打点で打線をけん引。チームを今季初の同一カード3連勝、勝率5割復帰に導いた。 先頭で迎えた四回、高橋奎の甘く入った直球を完璧に仕留めると、左翼席上段に突き刺した。「素晴らしい感触でした。全ての打席で最高のスイングしようと思って打席に入っていて、あの打席ではそれが達成できました」。会心の一撃に頬を緩ませた。 前夜のうちに、この日の4番を三浦監督から伝えられていた。相手先発の左腕・高橋奎に対し、打線には7人の右打者を並べ、筒香も思い切ってベンチスタートさせた。そんな徹底作戦は助っ人の活躍で大当たり。オースティンは「監督がオーダー表のどの打順に自分の名前を書いたとしても、自分のやることは変わらない」と話しながらも、自らのバットで勝利を呼び込み、上機嫌だった。
2024年06月16日 16:46
楽天が発足した2005年に始まった交流戦で初優勝…今江監督は“初タイトル”
■楽天 5ー3 広島(16日・楽天モバイルパーク)
楽天は16日、広島戦(楽天モバイル)に5-3で勝利した。この日、ソフトバンクが阪神に1-4で敗れたため、13勝5敗で交流戦初優勝を決めた。2005年に始まった交流戦での優勝は8球団目となる。
楽天は2回1死一、三塁から失策で先制。1死一、二塁から再び相手の失策で、この回計3点を上げた。3回にも鈴木大地内野手に1号2ランが飛び出しリードを広げた。
投げては、先発の松井友飛投手が3回無失点。以降は6人の継投で広島打線を3失点に抑えた。
今江敏晃監督が就任した今季、5月28日時点で借金9を抱えたが、そこから鮮やかなV字回復を果たした。シーズンでも31勝31敗で勝率5割にした。
楽天球団が発足した2005年に始まった交流戦で初優勝。この勢いに乗って21日に再開されるリーグ戦でも結果を残せるか、注目される。(Full-Count編集部)
2024年06月16日 16:38
「オリックス4−5ヤクルト」(16日、京セラドーム大阪)
オリックスは九回に逆転され、先発・山下の今季初勝利の権利が消えた。そして、4カードぶりの負け越しとなった。交流戦は6位で終えた。
2点リードの九回。マウンドには抑えのマチャドが上がった。先頭の村上から見逃し三振を奪ったが、続くサンタナが左前打で出塁。オスナが三塁内野安打で続き、1死一、二塁から山田に右前適時打を打たれた。
1点差に詰め寄られ、なおも1死一、三塁で青木の遊ゴロの間に三走が本塁生還。遊撃・紅林がボールを握り損ね、二塁をアウトにしかできなかった。
同点となり、なおも2死二塁で武岡が右翼線に勝ち越しの二塁打を放ち、ついにリードを許してしまった。
先発の山下は約2カ月ぶりに1軍戦先発。5回無安打1失点、9奪三振をマークした。
「久しぶりの京セラドームのマウンドだったので立ち上がりは緊張感もありましたが、1点を許してしまったことで逆に自分の中で割り切って投げられたのかなと思います。二回以降はいい意味で力を抜くことができましたし、しっかり自分らしいピッチングをすることができたと思います」
自己最速タイの160キロを初回にマークしたが、立ち上がりは不安定だった。先頭の西川に四球。続く丸山和の打席では初球の変化球が暴投となり、二盗を敢行していた西川に一気に三塁まで進塁された。丸山和の二ゴロの間に先制点を献上した。
長岡、村上は連続三振で切り抜けた山下。村上の打席では2球目に自己最速タイの160キロを記録した。二回以降は立ち直りを見せ、テンポ良くアウトを重ねていく。
四回は長岡、村上、サンタナのクリーンアップを3者連続三振に。剛速球に加え、カーブやフォークを織り交ぜて自分優位に投球を進めていた。
打線は1点を追う二回に「6番・DH」でスタメン復帰した森が左中間へ同点適時二塁打を放った。この日は母校の大阪桐蔭高吹奏楽部の演奏も受けながら、後輩たちに勇姿を届けることができた。同点の五回には太田、紅林に適時打が生まれ、勝ち越しに成功。六回にも太田の一ゴロの間に三走が本塁に生還し、追加点を奪った。
2024年06月16日 16:29
「ソフトバンク−阪神」(16日、みずほペイペイドーム)
阪神の才木浩人投手がソフトバンクの近藤にソロを浴び、交流戦の連続無失点が44イニングでストップした。
4点リードの七回。先頭の近藤に147キロの直球をはじき返された。打球は右中間のテラス席へ飛び込んだ。
才木は昨季の交流戦から38イニング連続無失点でこの日の登板を迎えた。強力なホークス打線に六回までは無失点。六回には今宮、栗原、山川から3者連続三振も奪っていた。
この日も無失点で2年連続の防御率0・00となれば、史上初の快挙だったが惜しくもソロ被弾。それでも、7回5安打1失点と先発の仕事を果たした。
2024年06月16日 16:24
栗原が近本をアウトにする好守を披露
■ソフトバンク ー 阪神(16日・みずほPayPayドーム)
ソフトバンクの栗原陵矢内野手が好守を披露した。
2024年06月16日 16:24
「楽天5−3広島」(16日、楽天モバイルパーク)
楽天が球団史上初の交流戦優勝を果たした。先に王手をかけた状況でソフトバンク戦の結果待ちとなった中、価値ある1号2ランを放ち、お立ち台に上がった鈴木大地内野手が呼びかけた一言に本拠地ファンから大きな拍手が降り注いだ。
インタビュアーからソフトバンク−阪神戦について問われたベテランは「本当にホークスとタイガースも一生懸命プレーしているので。静かに速報を見て、あとでみんなで喜べたらと思います」と語り、人柄の良さがにじんだインタビューとなった。
まさかの連敗となって迎えた3戦目。しっかりと勝ちきり「本当に選手も意識していて。これだけ多くのお客さんが来てくれた中でプレーできたのは幸せ。あとはみんなで待ちましょう」と呼びかけていた。
その後、本拠地のビジョンではソフトバンク−阪神戦が映し出され、多くのファンがスタンドに残って静かに試合を観戦していた。優勝が決まるとスタンドは歓喜に沸いた。
2024年06月16日 16:17
DeNA5―0西武(交流戦=16日)――DeNAの度会隆輝(ENEOS)の勢いが止まらない。
一回無死二塁の打席。外角高めの直球を中堅にはじき返した。
これで一軍に復帰してから6試合連続の適時打。「強い球に対してうまく(バットを)かぶせることができた」と、度会は冷静に打席を振り返っていた。
2024年06月16日 16:14
楽天5―3広島(交流戦=16日)――楽天の鈴木大が今季初アーチをマークし、全12球団からの本塁打を達成。
3点リードの三回無死一塁、広島・アドゥワの内角速球を振り抜き、右翼席へ2ランを運んだ。
交流戦途中から不振の主砲・浅村に代わって4番に座る13年目のベテランは「ホームランを狙って打てる打者じゃない。状況によって自分のベストを尽くしたい」と語っていたが、ここぞの場面で一発を放つ集中力はさすがだった。
2024年06月16日 16:13
「ロッテ−中日」(16日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が勝ち越しの7号2ランを放ち、5月15日・オリックス戦以来1カ月ぶりのアーチとした。
2024年06月16日 16:09
○ 楽天 5 − 3 広島 ●
<3回戦・楽天モバイル>
セ・リーグ首位の広島は交流戦最終戦を勝利で飾れず連勝は「3」でストップ。貯金7で21日から再開されるリーグ戦に臨むことになった。
先発のアドゥワは2回、一死から連打を許し一、三塁のピンチを招くと、8番・太田を併殺コースの遊ゴロに打ち取ったと思われたが、遊撃・矢野の送球を受けた二塁・菊池が捕球ミス。これが適時失策となり先制された。さらに二死二、三塁で1番・小郷を一ゴロに打ち取るも、今度は一塁・堂林がファンブル。堂林が打球を見失う間に一気に2者の生還を許した。
バックの2失策に足を取られたアドゥワは、続く3回に4番・鈴木大に2ラン被弾。6回5安打5失点(自責点3)の内容で今季2敗目(5勝)を喫した。
打線は初回から2イニング連続で一死一、二塁の好機を迎えるも、いずれも後続が併殺に倒れ無得点。無死二塁だった4回も得点を奪えなかった。8回に4番・末包の左前適時打、9回は途中出場・宇草の適時二塁打などで2点を返すも反撃はここまで。すでに7年ぶりの勝ち越しを決めている交流戦の最終成績は10勝8敗となった。
2024年06月16日 16:07
外角ボールに見える1球がストライク…見逃し三振で試合終了
■カブス 5ー1 カージナルス(日本時間16日・シカゴ)
確信を持って見送ったのに、判定はストライクで見逃し三振となり試合終了。この判定に不満を爆発させている打者に、「ロボット審判を導入すべき時期はとうに過ぎている」などとファンから同情の声が上がっている。
カージナルスは15日(日本時間16日)の敵地・カブス戦に1-5で敗戦。9回2死で左打席に入ったノーラン・ゴーマン内野手はカウント2-2からの外角88.1マイル(約141.8キロ)を見送った。
ボールゾーンを通過しているように見えるが、ポール・クレモンズ球審の判定はストライクで試合終了。ゴーマンは身振り手振りを交え、激しい口調でクレモンズ氏に異議を唱えている。
米スポーツ局「FOXスポーツ」は公式X(旧ツイッター)に「ノーラン・ゴーマンはカブスが5-1で勝利した試合の最後のストライク判定を、あまりうれしく思っていなかった」として疑惑の判定映像を投稿。ファンは「どちらのチームにもストライクゾーンが酷かった」「1/2フィート(約15センチ)外れただけ」「球審はトイレに行きたかったのか?」「酷い判定だが、彼はカブス打者に対して終始酷かった」とコメントを寄せている。(Full-Count編集部)
2024年06月16日 16:07
「楽天5−3広島」(16日、楽天モバイルパーク)
広島が守乱による大量失点で完敗し、連勝は3で止まった。交流戦は7年ぶり勝ち越しの10勝8敗、「貯金2」でフィニッシュ。セ・リーグ首位を守ってリーグ戦再開へ向かう。
打線は序盤の好機を生かせなかった。相手先発・松井は制球に苦しみ、三回までに毎回の4四死球。攻め立てるも得点を奪えず、四回からは継投で逃げ切られた。
先発・アドゥワは6回5失点(自責点3)で降板。自己最多タイの6勝目を狙ったマウンドだったが、守備に足を引っ張られた。二回は、菊池の今季初失策と堂林の失策などで一挙3失点。ともに打ち取った打球だっただけにダメージは大きかった。
三回は鈴木大に1号2ランを浴び、5点差に。それでも六回まで投げ、登板が増えている中継ぎ陣の負担を減らそうと、懸命に腕を振った。打線は九回に2点差まで迫ったが、序盤の大量失点が響いた形になった。
2024年06月16日 16:06
「楽天5−3広島」(16日、楽天モバイルパーク)
楽天は快勝で連敗ストップ。
2024年06月16日 16:04
「西武0−5DeNA」(16日、ベルーナドーム)
西武は無念の4連敗で交流戦を終えた。今季9度目の零封負けで借金はついに25まで増えた。松井稼頭央監督が休養し、渡辺久信監督代行で挑んだ交流戦だったが4勝14敗の最下位。交流戦だけで借金を10増やした。
DeNA先発のルーキー石田裕の前に打線は沈黙。9回95球4安打完封を許した。
投げては先発の渡辺が6回途中3失点と粘投。継投も踏ん張ったが、打線の援護がなかった。
2024年06月16日 15:46
「日本ハム−巨人」(16日、エスコンフィールド)
日本ハムの万波が勝ち越しの一発を放った。
同点で迎えた六回1死。それまで2打席連続三振に抑えられていた菅野に対し、カウント1−2と追い込まれてからの外角高めの直球にバットを合わせるように出し、右翼フェンス奥のブルペンに突き刺す9号ソロとした。
「打ったのはストレートです。追い込まれていたので、何とか出塁しようと思い、コンパクトに振ったことが結果的にいい打球となりました」とコメントした。
万波はこれで対戦する11球団からの本塁打となった。
2024年06月16日 15:36
「全日本大学野球選手権・決勝、青学大2−1早大」(16日、神宮球場)
青学大が接戦を制し、2011年の東洋大以来、史上6校目の大学野球選手権連覇を達成した。
終盤のピンチを再三にわたって凌ぎきった。1点リードの八回、失策と2四死球で2死満塁のピンチを背負った。早大・尾瀬との勝負はフルカウントに。ボール球を投げることも許されない状況で背番号18の鈴木がこん身のストレートで二ゴロに打ち取り、鮮やかにピンチを脱した。
試合はまさかのミスで先制を許す苦しい展開だった。両軍無得点の四回、先発の中西が四球で出塁を許すと、続く梅村の犠打を処理した捕手・渡部が一塁悪送球。一走・小沢はその間に三塁へ進塁し、さらにガラ空きとなっていたホームへ生還。思わぬ形で先取点を奪われた。
それでも、すぐさま取り返す。直後の五回に1死三塁と絶好機を作ると、中田が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち同点。その後の2死三塁では藤原が「迷惑ばっかりかけていたので取り返すという気持ちで。ボールに食らいつくだけ」と中前適時打を放ち勝ち越しに成功した。
先発の中西は3回0/3を1失点(自責0)。2番手・ヴァデルナが毎回走者を背負いながらも4回無失点と奮闘を見せ、最後は鈴木が2回無失点に封じて1点のリードを守り抜いた。
安藤監督は「チーム一枚岩となって最後までやりきれた。(八回のピンチは)粘り強くやれた」とコメント。「勝つことの難しさも学べていっていると思いますので、一つ一つ積み重ねていく。向上心を持って生徒達と上を目指したい」と力を込めた。
早大は相手のミスで先制するも以降は決めてを欠いた。元ロッテの小宮山監督にとっては初制覇のチャンスだったが、あと一歩及ばなかった。