2024年05月24日 05:01
「広島1−2阪神」(23日、マツダスタジアム) セ・リーグ史上初の1万試合目を戦ったチームに通算4903勝目を届け、自身も連勝で節目星をつかんだ。阪神・西勇輝投手が6回無失点で今季2勝目を挙げ、プロ通算120勝。「まだまだ勝ちたいです。ダルさんは200勝。年齢はあんま変わらないのに、そんなに離れてすごいと思う。1個でも多く、野球選手終わったときに勝ちがついてたらいいかな」。日米200勝をマークした4歳上のダルビッシュの名前を挙げながら、積み上げてきた勝利をかみしめた。 1点リードをもらって先発マウンドに上がると、序盤は付け入る隙を与えず3回パーフェクト。「そこはあんま意識してないです。先頭バッター初球、意識しました。そこが一番大事かなと思ってましたし」。四回に連打を浴びたが、2死一、二塁から坂倉が右翼へ放った飛球を森下がフェンス際でジャンプし好捕。すぐにはベンチへ戻らず、森下を待ってグータッチを交わして感謝を示した。 西勇の徹底した自己管理をチームスタッフも「彼のプロ意識はすごい」と称賛する。今年1月末から睡眠データを測るため、スマートリングを着用。心拍変動などから眠りの深さを解析して睡眠の質が可視化されるが、「上質の睡眠というか、いつも比較的変わらない。お酒を飲んでないからかもしれないけど」と明かす。就寝は午後9時半、起床は午前6時。登板日にも変えることないサイクルだ。「起きて『しんどい』と思うこともない」。万全の状態で朝を迎えて、この日も責務を果たした。 「守備がめちゃくちゃ良かったです」と好守連発にも助けられ、チームに今季最多の貯金7をもたらした。広島の虎党からの大歓声を浴び、チーム最年長右腕は誓った。「みんな実力ありますし、いいリズム、いい表情で野球ができるように頑張りたい」。プロ16年目、猛虎の団結力を誇りに突き進む。
2024年06月26日 07:00
◆ 齊藤氏「息ぴったりの配球、素直に信じて投げていた」ピンチ乗り越えたバッテリーに高評価!
前のカードを負け越し、巻き返しを図る西武は25日、日本ハムと対戦し1−0と接戦を制した。西武の先発は、今季6試合目の登板で初白星を目指す渡邉勇太朗。トミー・ジョン手術を乗り越えこの日支配下に返り咲いた同期・牧野翔矢とバッテリーを組んだ渡邉は、初回安打を許すも後続を断ち無失点で立ち上がる。その裏に岸潤一郎の適時二塁打で先制点にも恵まれ、5回まで走者は許すも得点を与えない安定した投球を見せた。渡邉は6回一死二塁の場面でマメが潰れるアクシデントにより降板となるも、その後も1点を守り切った西武は14カードぶりの初戦白星を飾った。
同期バッテリーの息の合った活躍に、25日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも称賛の声が寄せられた。
齊藤明雄氏は「同期で投げやすいということもあったし、練習が終わってもいろいろ話をしていると思う。息ぴったりの配球もできたという感じに見えた」と語り「渡邉がサインに首を振る場面がなかった。素直に捕手・牧野のサインを信じて投げていた」と勝因を分析した。
5回は一死三塁のピンチで中島卓也から2球で2ストライクと追い込み、最後は投ゴロに打ち取った。高木豊氏は「中島に何もさせなかった。新庄監督ならカウントによって何かやってきそうだが、早めに追い込み何もさせなかった」と無失点で切り抜けたバッテリーを高評価。さらに牧野が3回に盗塁を刺した場面を挙げると、笘篠賢治氏も「ヒーローインタビューで泣いていたが、牧野は手術で野球ができない苦しみを味わい、一軍に上がって勝ちに貢献できた喜びは半端なかった思う。頑張ってもらいたい」と激励を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月26日 06:50
◆ 追い上げムード一変も高木氏は「フランコへの期待の方が大きかったのでは」と反論
日本ハムに快勝し勢いに乗る楽天は25日、ロッテと対戦し2−10の大敗を喫した。楽天は先発・内星龍が初回2失点、3回3失点と苦しみ、6回5失点で降板。その後4回と6回に鈴木大地の適時打で2点を返すも、2番手でマウンドに上がった弓削隼人が打者9人に5安打5失点の猛攻を浴びた。チームも連勝とはならなかった。
6回に一死一・三塁から鈴木が適時内野安打を放ち、3点差でなおも一死一・二塁と追加点が欲しい場面。しかし渡邊佳明・フランコが凡退し、好機を逸してしまった。この攻撃内容に、25日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では疑問の声が上がった。
笘篠賢治氏は「フランコの打席の前に、相手投手が西野勇士から横山陸人に代わった。フランコには一発に賭ける思いやプライドもあっただろうが、昨季3打数3三振で横山と相性が悪い」と指摘。「外国人選手の使い方・代え方は難しい所がある」としたうえで「右の代打・阿部寿樹と左の代打・茂木栄五郎が残っていた。新人監督の今江監督を始め、首脳陣がすごく考えたと思う。いろんなことを含めて考えた結果使った以上しょうがないが、フランコにとって圧倒的に分が悪く完全に苦にしている投手なので、コミュニケーションやケアをしながら代える勇気も、勝っていく中で必要だ」と力説した。
高木豊氏は「フランコは前のカードで満塁本塁打も打ったし、詰まっても右前に落とすなど結構当たっていた。だからフランコへの期待の方が大きかったのでは」と反論。「今江監督は結構非情な所もあるので、多分外国人選手の交代は迷っていないと思う。大丈夫」と采配を支持する姿勢を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月26日 06:40
◆ 6月の月間打率は筒香が.170、宮崎は.115
DeNAは25日、新潟で行われた巨人戦に2−3で敗れ勝率5割に逆戻り。巨人戦はこれで5連敗となった。
DeNA打線は昨季から苦手にしている巨人先発・山粼伊織にまたしても苦戦。8回まで2安打1得点に封じられた。2点を追う9回は抑えのバルドナードを攻め3番・オースティンの左翼線適時二塁打で1点差に迫るも、なおも一死二、三塁の好機で4番・牧秀悟は空振り三振。最後は5番・筒香嘉智が左飛に倒れ1点差で敗れた。
先発の茺口遥大は6回1失点と好投するも今季2勝目とはならず。同点の7回に相手先発の山粼に勝ち越し適時打を浴びた2番手の中川虎大が今季初黒星(1勝)を喫した。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、計5安打2得点に終わったDeNA打線についてフォーカス。球団OBの高木豊氏は「度会とオースティンはものすごく当たっている。牧もいい。問題は筒香と宮粼(敏郎)。(左ハムストリングの軽い肉離れで一時離脱していた)宮崎は帰ってきてから調子が上がっていない」と、6月の月間打率がともに1割台(筒香.170、宮崎.115)のふたりを心配した。
「明夫さん、どうなってるんですか?」と振られた同じく横浜OBの齊藤明雄氏は「筒香の状態がちょっと悪い。打順をいじったり、ベンチスタートでもいいのかな、という気がします」と持論を述べた。
DeNAはリーグ戦再開初戦となった21日の阪神戦(甲子園)に0−1で敗れ、直近5連敗となった巨人戦も、うち3試合は1点差負け。齊藤氏は「昔から1点取るのが下手。“あと1点”というところでよく負けが付く」と“大味”なイメージが抜けないチームカラーについて言及すると、高木氏も「3点、4点取るのは上手いんですけどね」とチクリ。最後までOBふたりのボヤキは止まらなかった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月26日 06:20
◆ 山粼伊織が投打で躍動、8回1失点&V打!
DeNAに3−2で勝利した巨人は2連勝。
2024年06月26日 06:10
◆ 今季10度目の完封負けを喫する
阪神は今季10度目の完封負けで2連敗。先発の才木浩人は8回6安打1失点と力投したが、打線の援護なく自身の連勝は「8」でストップした。
打線は中日先発・小笠原慎之介の前にゼロ行進。1点を追う9回は相手守護神・マルティネスに対し、二死から佐藤輝明が左前打で出塁。代走・植田海の盗塁と代打・渡邉諒の四球で一・二塁としたが、最後は代打・糸原健斗が空振り三振に倒れ最後まで得点を奪えなかった。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた高木豊氏は「(才木の連勝が)止まってしまいました…打てませんね。1点取ってくれないと勝てないからね」と阪神打線の貧打を嘆くと、「才木は責められないですよ」と、好投したエースを擁護した。
解説者の笘篠賢治氏は「先発の役割はきっちり果たしていますからね。連勝が止まっても才木の勢いは止まりませんよ」と虎の新エースとして活躍を続ける右腕に期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月26日 06:00
「広島3−0ヤクルト」(25日、マツダスタジアム)
すごい!すごすぎる!広島の森下暢仁投手(26)が100球未満で完封する“マダックス”と猛打賞を同時に達成する大暴れだ。球数はわずか91球で、浴びた安打は2本のみと圧巻の投球を披露。完封は昨季7月12日・巨人戦以来で、打っては今季2度目の猛打賞をマークした。チームは3週間ぶりの本拠地での試合で快勝し、首位の座をがっちりキープした。
小雨の降る中、最後の打者を二ゴロに抑えると森下は軽くグラブを数回たたいた。野手陣とハイタッチを交わし、女房役・会沢とはがっちり握手。圧巻、そしてあっという間の91球だった。球団では09年大竹寛以来の“マダックス”を達成。「いいスタートを切れたらいいなと思っていた。ほっとしています」とお立ち台で汗を拭った。
今季2度目の対戦となったヤクルト打線は、初回から早打ちを仕掛けてきた。「相手打者も早く打ってきていた。打ち損じてくれていたのが大きかった」とカットボールを軸に凡打の山を築く。四、五回は6球ずつで三者凡退に抑えるなど、五回までわずか46球で1安打に封じた。
唯一、得点圏に走者を背負ったのは六回。先頭の松本直の右前打と犠打で1死二塁も「とにかくアウトを取ることだけを考えていた」と冷静だった。後続を打ち取りピンチを脱出。直後に味方が3点を奪い「完封を狙うぞ」と七回以降はギアを上げ、9者連続でアウトを積み重ねた。
輝いたのはマウンドだけではない。三回の第1打席で高橋の直球を右前に運ぶと、五回は中前へ。六回は再び一、二塁間を破り、今季2度目の猛打賞。「引っ張ろうとした打球がライト方向に。たまたま、間を抜けているって感じです」と謙遜するも、被安打2を上回る3安打で、打率は・429まで上昇。投打で千両役者ぶりを発揮した。
西鉄・稲尾和久が、1968年9月1日の近鉄戦で記録している“マダックス”と猛打賞の同時達成という快挙。この日の完封で、本拠地では28イニング連続無失点と“無双”状態も継続だ。「なんかしっくりきているというか、良いテンポで投げられているのは確かにあるなと思います」と、試合開始時から降り出した雨の中でも、声援を送り続けた鯉党の力も背に、腕を振った。
新井監督も今季初めて“週頭”の火曜日を託した右腕の働きを「(期待に)100%以上応えてくれた」と絶賛。「素晴らしいマダックスを見させていただきました」と最大限の賛辞を贈った。3週間ぶりの本拠地での一戦を快勝で飾り、貯金は再び7に。2位で並ぶ阪神と巨人とのゲーム差を3に広げた。投げて良し、打って良し。背番号18の最高の笑顔がはじけた夜になった。
◆マダックス&猛打賞 マダックス&猛打賞の同時達成投手としては、西鉄・稲尾和久が1968年9月1日・近鉄戦(ダブルヘッダー2試合目)で9回(99球)2安打無失点。打っては4打数3安打1本塁打1打点を記録した例がある。また、広島投手の完封勝利&3安打猛打賞の例は1956年7月26日・国鉄戦での長谷川良平。9回(120球)3安打無失点で3打数3安打。なお、1シーズンに複数回の猛打賞を記録した広島投手は85年・川口和久が2度記録している。
2024年06月26日 06:00
巨人3―2DeNA(セ・リーグ=25日)――巨人は七回、山崎伊の適時二塁打で勝ち越し、九回に代打・長野の適時打で突き放した。
山崎伊は8回1失点。DeNAは九回の好機であと1本が出なかった。
◇
39歳の大ベテランの勝負強さが、ここぞの場面で発揮された。巨人・長野の通算1500安打目は、勝利を引き寄せる効果的な一打になった。
1点リードの九回一死。門脇が二塁打で出塁し、好投していた山崎伊に代わって、打席に入った。「なんとか(山崎伊を)援護したかった。1点でも、と思っていた」。坂本の変化球を中前にはじき返し、貴重な追加点を挙げた。塁上で大城卓に1500安打の記念ボードを渡されると、拍手を送る観客やチームメートらに頭を下げた。
21日のヤクルト戦で放った1499安打目も、走者を置いた場面での代打からの適時打だった。
なぜ勝負どころで試合を動かすような仕事ができるのか。長野の一挙手一投足から学びを得ようとしている萩尾は、「準備の段階から厳しい場面で行くことを想定し、チームの流れを変える打撃に徹しているように見える」という。
途中出場が多い長野は、よくベンチの最前列に立ち、仲間たちを鼓舞している。その一方で、チーム関係者によれば、出番が訪れるかもしれない中盤以降になると、ベンチ裏の廊下などに姿を見せ、体を温めるために走っているという。相手投手の研究も怠らない。表には見せない準備の積み重ねが、プロ15年目になっても、第一線を走り続けられる理由だ。
かつて首位打者や最多安打のタイトルを獲得したが、節目に到達してしみじみと言った。「安打を打つのは難しい。プロに入った頃には1500本も打てると思っていなかった」。控えめに喜ぶ姿が、いかにも多くの人に慕われる長野らしかった。(井上雄太)
◆巨人・長野が通算1500安打 25日のDeNA戦の九回、坂本から中前適時打を放って達成。プロ138人目。初安打は2010年3月27日のヤクルト戦。
2024年06月26日 05:30
【MLB】Wソックス ー ドジャース(日本時間26日・シカゴ)
ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日、試合開始9時10分)、敵地のホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場する。
2024年06月26日 05:01
「阪神0−1中日」(25日、倉敷マスカットスタジアム)
阪神が今季10度目の完封負け。8回1失点の才木浩人投手が先制点を許したのは八回2死からの連打。首位・広島とは3ゲーム差に広がった。以下、岡田彰布監督の主な一問一答。
◇ ◇
−才木はよく投げた。
「よう投げたよな」
−板山だけタイミングが合っていたか。
「いやいや、真っすぐいくと思ったけどな。インコース構えたからな」
−四回は四球があったが、そこをしのいだ。
「おお、あそこは別にな。フォアボールが2つ絡んだけど、ちょっと警戒しすぎたみたいなな、あれやったからな」
−粘り強く投げた。
「粘り強くって、普通どおりよ」
−七回はチャンスでもそのまま?
「いやいや、一、三塁とか、二、三塁なったら、用意しとったけどな。あそこでは、一塁では替えれんよ」
−これからも週頭を託せる。
「そういうことやん」
−勝たせてあげたかった。
「そら点取らんと勝てへんからなあ」
−また野手ミーティングでは何か伝えたか。
「言ってない、言ってないそんなん」
2024年06月26日 05:01
「阪神0−1中日」(25日、倉敷マスカットスタジアム)
阪神は今季10度目の完封負け。首位・広島とは3ゲーム差に広がった。
糸原のバットが空を切った瞬間、倉敷の虎党からため息が漏れた。“魔の火曜日”に今季10度目の完封負け。それでも試合後の岡田彰布監督は打線の復調を感じ取っていた。
「いやいや、内容的にはあれや、最近ではまだ良かったよ、今日は。相手のピッチャーも良かったからなあ。小笠原もなあ。チャンスを作ってもそこで一本出るかどうかや、そういうことや」
スコアは0−1でも決して完敗ではない。序盤から不振の近本、中野に安打が出るなど、得点のムードを漂わせた。四回は先頭・森下が二塁手のグラブをはじく中前打。続く大山も捉えた打球を放ったが、遊撃正面を突き併殺。チャンスが一度ついえた後も、前川が遊撃内野安打をもぎ取り、粘り強さを見せた。
「大山のもそんな悪い打球じゃなかったけどなあ。正面行くということはやっぱり向こうのボールが良かったんやろな」
1点を追う九回も2死から佐藤輝が左前打。代走・植田が二盗を決め、代打・渡辺は四球を選んだ。「塁に出たらチャンスあると思ってたけどなあ。1点やしなあ」。年に一度の倉敷での一戦。ホームは遠かったが、マルティネスを苦しめ、最後まで見せ場はつくった。
予兆はあった。ナインは試合前練習のフリー打撃で快音連発。打ち損じて打撃ケージに当たる打球は数えるほどで、反対方向の内野席へのファウルはほとんどなかった。「練習の時から差されとったら試合で打てるわけないやんか」。倉敷入り前に苦言を呈していた将も「良かった。久しぶりになあ」とうなった。
巨人が勝ったため2位に並ばれ、首位・広島とは3ゲーム差に広がった。監督通算700勝も2度目の足踏みだ。26日は甲子園に帰っての中日戦。「今までの0とはちょっと違うよな。野手の方が明日からどういう感じでできるかやろなあ」。打線上昇の期待感がある。倉敷のファンの大歓声を浴び、岡田監督は帰りのバスへ乗り込んだ。
2024年06月26日 05:01
「阪神0−1中日」(25日、倉敷マスカットスタジアム)
阪神は今季10度目の完封負け。
倉敷の虎党に勝利は届けられなかった。それでも佐藤輝明内野手は宣言通り「スカッと」快音を響かせた。執念を見せたのは1点を追う九回2死だった。マルティネスに対し2球連続空振りし、追い込まれたが、3球目はファウルに。
そして4球連続で来たスプリットを今度はしっかり仕留め、左前へ運んだ。「最後、何とか塁に出たいところで出られたんで、よかったかなと思います」。追いつくことはできなかったが、最後まで球場を盛り上げた。
四回2死一塁では小笠原の初球・直球を捉え、右前へ。22日・DeNA戦(甲子園)ではスタメンを外れ、出場機会もなかった。雨天中止もあり、3日ぶりの実戦となったが、チーム唯一の2安打を記録。「少し手応えを感じたので、明日から頑張りたいです」。この日観戦に訪れていた母方の祖母にも勇姿を届けることができた。
年一回しか訪れることのない倉敷での温かい声援には「ありがたいですね」と感謝。「明日からも続くので、勝っているところを見せられるように頑張ります」。声援を力に、次戦こそ勝利を届ける。
2024年06月26日 05:01
「阪神0−1中日」(25日、倉敷マスカットスタジアム)
初めて任された火曜日のマウンドで存在感を示した。
2024年06月26日 05:01
西武からトレードで巨人に加入した若林楽人外野手(26)が25日、都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は59。「伝統のあるチームに加わる。戦力になりたいという気持ちだけです」と、引き締まった表情で話した。
本職は外野だが、2軍では二塁にも挑戦。契約後、阿部監督とも電話で会話した。内外野守れる万能選手としてアピールする覚悟で「チャンスがあるなら、そういうところにも関わっていきたい」と決意を語った。
2024年06月26日 05:01
「東都大学野球・2、3部入れ替え戦、立正大4−0順大」(25日、神宮球場)
立正大(2部6位)が順大(3部1位)に4−0で先勝し、2部残留に王手とした。大学日本代表に選ばれた今秋ドラフト候補の飯山志夢外野手(4年・中央学院)が「1番・中堅」で出場し、マルチ安打2得点と存在感を示した。1、2部入れ替え戦では駒大(1部6位)が東農大(2部1位)を破り、1部残留に王手とした。
試合開始のサイレンが鳴りやまぬうちに、快音を鳴らした。飯山が第1打席の初球から安打を放つなど躍動だ。
「積極的に行こうと思っていた中で、振り切ったことで良いところに飛んでくれました」
八回1死では、中堅手前へポトリと落ちる打球で快足を飛ばし二塁へ。「守備位置を見ながら走っていたので、いけると思いました。良い走塁だった」と自画自賛だ。
22日から大学代表の選考合宿に参加。入れ替え戦へ備え2日目で切り上げたが「一つ一つのプレーを大事にすること、そもそものパワーも違う。レベルが高いと感じた」と刺激を受けた。初の代表選出に「役割を全うしたい」と力を込める。
父は元日本ハムの内野の名手で、現同球団プロスカウトの裕志氏(44)。DNAも受け継ぎ、走攻守そろった外野手として注目を集める。2部残留を決め、国際舞台へと挑む。
2024年06月26日 05:01
「ロッテ10−2楽天」(25日、ZOZOマリンスタジアム)
楽天投手陣が15安打を浴び、今季4度目の2桁失点で大敗。借金生活に逆戻りした。今江敏晃監督は「今日は終始、向こうのリズムだった」と振り返った。
先発の内が6回5失点と誤算。打線は鈴木大の2打席連続適時打で反撃したが5安打で2点しか奪えず。指揮官は「しっかり向こうに抑えられて、なかなか流れがこなかった」と話した。