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2024年06月11日 22:00
女子プロレス「マリーゴールド」を席巻する大怪獣ボジラ(20)が、11日の東京・後楽園ホール大会でまたも大暴れだ。 6人タッグ戦でマイラ・グレースとゼイダ・スティールを従え、青野未来&天麗皇希&後藤智香の元アクトレスガールズトリオと対戦。威風堂々とリングに登場すると、会場は一瞬にして緊張感に包まれた。 ゴング前から会場は大「ボジラ」コール。試合を配信したレッスルユニバースの解説を務めたジュリアは、5月の旗揚げ戦で右手首を破壊されて欠場に追い込まれており、異様なボジラ人気に怒り心頭だった。 先発で団体期待の皇希と向かい合いあった大怪獣は、ショルダータックル1発で吹っ飛ばす。さらに青野と捕らえて皇希と後藤に投げつけると、直後にはコーナーでまとめて圧殺だ。もう誰にも止められない。 さらに後藤にジャイアントスイング5回転を決めると、会場のボルテージは最高潮に。イスを皇希に投げつけるなど最後まで存在感を示したボジラだったが、最後は自軍のゼイダが青野に敗れた。 試合後、青野は新設される白いベルトこと「ユナイテッド・ナショナル(UN)」王座を「巻きたい」と表明。「やりたいヤツ、いないのか?」と呼びかけると、MIRAIが登場。ボジラもこの輪に加わった。 ボジラは「クソッタレ! どうだ、この人気を見たか! アオノより、ミーの方がかわいいだろ? ボジラこそがマリゴのエースだ!」と豪語し、意気揚々と水道橋駅方面に向かった。
2025年02月10日 19:48
新日本プロレス11日の大阪大会でIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(37)に挑戦する後藤洋央紀(45)が10日、公開調印式で悲願のベルト奪取への思いを明かした。
後藤の団体最高峰王座は2016年2月以来、実に9年ぶり。IWGP世界王座の前身であるIWGPヘビー級王座には8度挑戦して一度も手が届いていない。悲願達成へ闘志を燃やす荒武者は「いよいよ明日、9回目のIWGP挑戦。これが最後になるかもしれないという覚悟はできてます。過去8回負け続けてきましたが、明日はその負けを払拭する試合をしたいと思います。今の俺を突き動かしているのは、1年前に亡くなった父への思い、家族への思い、そして応援してくれるたくさんの皆さまへの思いです」と言い切った。
近年の新日本は新世代戦士の台頭が目立っており、団体としても「若手の抜擢」を方針としてわざわざ公に表明している。そんな中でIWGP世界王座に挑むベテランは「俺らの世代、結構追いやられてるイメージがあると思うんですけど。ここは俺が先頭に立って、若い世代の奴らに見せつけなければいけないと思ってます」と健在ぶりを証明するつもりだ。
ベルト奪取後に戦いたい相手を問われると「3人います。1人目は棚橋(弘至)社長です。2人目、AEWのオカダ(カズチカ)。3人目、AEWの柴田勝頼。この3人は外せないと思ってます」と激闘を繰り広げてきたライバルたちの名前を列挙。待たせに待たせた後藤革命を起こす時が、ついにやってくる。
2025年02月10日 19:40
新日本プロレス11日の大阪大会でIWGP・GLOBALヘビー級王者の辻陽太(31)に挑戦するゲイブ・キッド(27)が、史上初のシングル3冠王者の野望を掲げた。
大阪決戦前日のこの日、ゲイブは公開調印式で辻と対峙。「言いたいことは、とてもシンプルです。なぜこの世界で新日本プロレスが一番なのか、なぜ俺たちがこんなに胸を張って『俺たちが新日本プロレスの中心なんだ』『俺たちの時代なんだ』と言っているのかを証明できる試合をしたいと思います」と豪語した王者に対し「ここで多くは語らない。このライオンマークがすべてだ。明日、大阪でお前と1対1でやってやる」と宣戦布告した。
もっとも本人が多く語ろうとしなくても、調印式には報道陣からの質問が付き物。保持しているSTRONG無差別級王座に加え、GLOBAL王座も手にした後の青写真を問われると「答えはシンプルだ。明日、辻を倒し、IWGP・GLOBALのベルトをウォー・ドッグスに戻す。その後は『NEW JAPAN CUP』を制し、IWGP世界ヘビー級王座(現王者はザック・セイバーJr.)を取って3冠王者になる。俺がこの団体の顔になるんだ」と高らかに宣言した。
ヤングライオン時代をともにした辻とは「特別な絆がある」と認めるゲイブにとって、ともに団体主力選手となった今になってタイトルマッチと戦うことには大きな意義がある。調印式後にも取材に応じたゲイブは「もしも俺がオタクだったら、このカードは次の内藤哲也 vs オカダ・カズチカか、ウィル・オスプレイ vs リコシェだと思うだろうけど、僕はオタクじゃない。ゲイブ vs 辻の試合を見て、ファンは気付くことになるだろう。『彼らは選ばれし者たちだ』とな」とキッパリ。
1月5日東京ドーム大会で破れたものの、ケニー・オメガとの大激闘で評価を高めたゲイブが、大阪で2本目のシングルベルトを手にする。
2025年02月10日 18:30
新日本プロレス11日大阪大会でNEVER無差別級王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=29)に挑戦するボルチン・オレッグ(32)が10日、トークショーを行った。
タイトルマッチ前日にイベントに出席したボルチンは「NEVERのベルト、すごい取りたい気持ちがあります。このベルトを持っていた人は好きなレスラー、好きな戦いをしてた人だから」と闘志満々。昨年は東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞で新人賞を受賞し飛躍の1年となった。「2人で戦ったらスーパーヘビー級の戦いになる。アスリートの自信も持ってるから、それに負けないようにしたい。竹下も2012年にデビューして、新人賞を取ったらしいので」と、新人賞受賞者同士の対戦に目を輝かせた。
昨年のG1クライマックス公式戦では竹下に勝利を収めている。「すごい自信あります。もちろん簡単には取れないと思うけど、全力を出したい。自分からぶつかっていくしかないですね」とキッパリ。今年の目標について問われると「NEVERのベルトを取りたいし、もっともっとシングルの試合をしたい。いろいろな相手と戦いたいし、デビューしてそんなに時間が経ってないから、いろいろ学んで。NEVERのベルトが面白いのはジュニアの選手が挑戦してもいいし。今年『NEW JAPAN CUP』、G1、ワールドタッグリーグ全部(優勝を)目指していきたい」と豪語しプロレス大賞MVP取りにも意欲を見せた。
この日は32歳の誕生日ということもあり、トークショー中には棚橋弘至がバースデーケーキを持って登場。「シングルマッチで試合を有利に進めるためには、竹下の知らないボルチンの技を2つ3つ用意しておく。そうすると相手が自分のペースを掴みにくくなるから、ボルチンのペースで進められる。竹下はスキがない選手なんですけど、竹下の知らないボルチンを明日は出してください。ボルチンのスリングブレイドとか出たらすごいよね」と助言を受けると、ボルチンも「すごいアドバイスになりました」と笑顔を見せていた。
2025年02月10日 14:21
ノア11日の東京・後楽園ホール大会でタイトル戦を行うGHCナショナル王者の遠藤哲哉(33)と挑戦者・征矢学(40)が激しく火花を散らした。
2025年02月10日 13:46
ノアのGHCヘビー級王者・OZAWA(28)が、11日の東京・後楽園ホール大会でのV1戦で対戦するガレノをおちょくり倒した。
決戦前日となった10日、OZAWAはガレノと共に都内で行われた調印式と会見に出席。2日の八王子大会で奪ったガレノのマスクをかぶって登場すると懐から手紙を取り出し、スペイン語の文章を読み始めた。そしてマスクを脱いでメガネをかけると「通訳の小澤です。チャンピオンから手紙を頂いたので読みました」として以下の手紙の内容を披露した。
「拝啓ガレノ様。どうしてあなたがここにいるのか私には分かりません。何の実績もない外国人がなぜ挑戦できるのか不思議で理解できない。イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.の弟であることがアナタの唯一のとりえです。そしてそのイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.でさえ、ドクトル・ワグナーJr.の息子であることが唯一のとりえ。そう、アナタに大した価値がないのです。なのにたばこ、酒、女、とよくないことをしていると聞いています。遊び人のあなたにプロレスリング・ノアの厳しさを教えてあげます」
手紙を読み終えると、OZAWAはご丁寧に再びマスクをかぶる。その後も報道陣からの質問に「トランキーロ、ボンジュール、ビバメヒコ…」などと意味のない単語を羅列してから通訳の小澤を名乗り回答する面倒な手順を踏みながら、ガレノをこき下ろした。ちなみにOZAWAのいうよくないこととは自身のX(旧ツイッター)にアップしたガレノのマスクをかぶった人物の喫煙姿や女性を抱きしめる様子など、明らかな自作自演と思われる写真のことをさすと思われる。
OZAWAは、当日もガレノのマスクをかぶってリングに上がると宣言すると「彼はGHCをなめているんだよ。そういう彼の鼻を徹底的にへし折って恥をかかせてメキシコに帰りたいと思わせて徹底的に打ちのめしたい」と通訳の小澤を通じて話すなど徹底的にガレノをこき下ろす。
最後のフォトセッションでは怒り狂う挑戦者に襲われそうになったが「やめてくれ、犯罪だ。一般人に手を出すな」と通訳の小澤として話すなどやりたい放題のOZAWAワールドを展開。当日も厄介なことになることは間違いなさそうだ。
2025年02月10日 06:00
全日本プロレス9日の後楽園ホール大会で、世界タッグ王者の斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=38)が青柳兄弟(優馬&亮生)を下し、史上最多となる8度目の防衛を果たした。5日には歌手デビューを発表するなど、リング内外でマルチな活躍を見せる最恐双子が年末恒例の国民的歌番組への出場を熱望した。
史上初の兄弟同士による決戦を制した。これまで同ベルトの防衛記録は、第7代王者のジャンボ鶴田&谷津嘉章による7回。斉藤ブラザーズが記録を塗り替えた。
ジュンは「史上初の兄弟での世界タッグ戦で、斉藤ブラザーズが青柳兄弟に勝つことができて最高にうれしいぜ。その上で記録を更新できたのが、いつもより最高にうれしいな」と喜びを爆発させる。レイも「新しい歴史を今日スタートできたのは、素直にうれしいな」と充実の表情だ。
斉藤ブラザーズは全国ネットのテレビ番組に多数出演するなど、リング外でも大活躍。26日にはメジャーデビューシングル「どっち?」がリリースされる。
歌手デビューの経緯について、ジュンは「俺たちがプロレスのお客さんを増やしたり、活動の幅を広げるために、いろいろできることはないかと考えていた時に、オファーをいただいた」と力説。レイは「まあ、俺たちは声に自信があるからな。遅かれ早かれ歌う仕事はしたかったぜ」とのど自慢をアピールした。
その上でジュンは「せっかくならヒットしてほしいな。年末の(NHK)紅白歌合戦に出たいし、レコード大賞も取りたい。そのためなら、俺たちはどこでも歌うぜ」と豪語。レイもうなずきながら「夢や目標は大きく。それが結果として、プロレスを広めることにつながったら一番だ! DOOM!!」と野望を口にした。
大人気の最恐双子が、芸能界でもフィーバーを巻き起こすか。
2025年02月10日 06:00
女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、地元凱旋試合(9日、山口・KDDI維新ホール)で躍動した。
当初、かつての盟友・鹿島沙希とのコンビで出場予定だったが、前日の神戸大会に続き鹿島が体調不良で欠場。急きょ「コズミック・エンジェルズ」の中野たむと越境タッグを組み、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の渡辺桃&「ネオジェネシス」のAZMと対戦した。
リングに呼び込まれると、岩谷の凱旋を祝うべく会場に集まった観客から投げ込まれた大量のテープがリングを舞った。だが次の瞬間、渡辺に奇襲攻撃をかけられ客席に投げ飛ばされてしまった。さらに「クソ山口! 田舎なんだよ、この野郎!」と暴言を吐かれ、せっかくの凱旋試合をいきなり台無しにされた。
怒り心頭の岩谷はドロップキックで反撃。中野と好連係を披露し、存在感を見せつけた。だが10分過ぎ、岩谷がAZMに羽交い絞めにされ、渡辺のバット攻撃を狙われてピンチに。うまくかわした岩谷はAZMに誤爆させ、渡辺にトラースキックをお見舞いした。
仲間割れしたところで中野がAZMをジャーマンでマットに叩きつけると、最後は岩谷がムーンサルトプレスを投下。凱旋試合でAZMから完璧な3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った岩谷は「今日という日は365日のたった1日だけど、みんなの記憶に残る1日になったでしょうか? 今日山口に来られて本当によかった。麻優も絶対、山口に帰って来るって約束するから、みんなもまたスターダムのリングに来てください!」と呼びかけた。
最後にはこの日、前説を担当したモノマネ芸人の木村たいぞう、山口県美弥市の篠田洋司市長、岡田太郎社長を呼び込み、全員で「今を信じて、明日に輝け、ウィーアー・スターダム!」と合唱して大会を締めた。
2025年02月10日 05:00
西日本ボクシング協会の会長選挙が9日、神戸市内で行われ、3人が立候補した中、2019年から務める真正ジム会長の山下正人氏(62)が3選を果たした。
2025年02月10日 05:00
「日本大相撲トーナメント」(9日、両国国技館)
大相撲のトーナメント大会が9日、東京・両国国技館で開催され、主催するフジテレビの色が一掃される異例の興行となった。元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルに端を発した、フジテレビを巡る一連の問題で協賛企業の辞退が相次ぎ、放送の取りやめが決定。アナウンサーによる優勝者インタビュー、花道リポート、恒例の若手親方らによるOB戦が行われなかった。
スポンサーによる懸賞幕、スポンサー名が記入された呼び出しの着物は無地に変更。牛一頭が贈られるなどした「フジテレビ賞」もなくなった。パンフレットにはフジサンケイグループ代表としての日枝久氏のあいさつ文どころか、主催者の名前、目玉をモチーフとしたシンボルマークの記載すらなくなった。
放送中止に伴う措置。フジ側が自粛したという。幕内トーナメント優勝の250万円など賞金は事業部が捻出するため、例年通りだった。
それでもチケットは完売で、9630人の観客を集めた。1977年開始の歴史ある興行。来年は、あの華やかさを取り戻せるのだろうか。
2025年02月10日 05:00
新日本プロレス11日大阪大会で真壁刀義(52)とのシングルマッチに臨む棚橋弘至(48)が、原点回帰からの頂点取りを狙う。来年1月4日東京ドーム大会での引退を控える棚橋にとって、真壁との最後のシングル戦には万感の思いがある。引く手あまたの棚橋がその先に見据えるものは――。
今年から引退ロードが始まった棚橋は、大阪決戦でデビュー戦の相手・真壁と対峙する。「最後のシングルマッチになると思うんですけど、感謝の気持ちを技に込めますよ。最後の年に初心に返れるというか。またリセットして、ゼロスタートでもいいのかなと。ヤングライオンからやり直そうかなって」と冗談めかしつつ、闘志を燃やした。
団体人気が低迷した時代をともに乗り越えた真壁とは、固い絆がある。「精神的な支柱でしたね。昔、道場の駐車場でしゃべる機会があって『俺たちの時代で絶対に盛り上げような』って言われたんです。当時はどうしたら盛り上がるんだろうって迷ってたんですけど、やるしかねえなって気持ちになりましたね」。
引退を決めた身とはいえ、負けるつもりは毛頭ない。同大会のメインでIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.に挑戦する後藤洋央紀、セミでゲイブ・キッドとのV2戦に臨むIWGP・GLOBALヘビー級王者・辻陽太は、そろって棚橋との王座戦を熱望している。「モテ期、来ましたね。うれしいことですよ。引退特需というよりは、自分のレスラー人生が今ここにつながってるということ。かつては僕が王者で後藤が挑戦者だったわけだし、辻も付け人だったというのもあるし」と意欲満々だ。
とりわけ、IWGP世界王座へのこだわりは特別だ。「僕はIWGPを目指さなくなった時が引退する時だと思うので。最後の最後まで目指しますよ」。数々の名勝負を生んできた大阪の舞台で、逸材がもう一度最前線への一歩を踏み出す。
2025年02月09日 21:30
「邪道」大仁田厚(67)が9日、謎の覆面バンド・MASKMANZを率いて、東京・世田谷区の公立特別支援学校・都立光明学園で開催された「東京の全員就学50周年&東京都寄宿舎連絡会40周年記念フェスティバル」に登場。特別支援学校の生徒で結成されたダンスチーム・RISEとのコラボパフォーマンスを披露した。
MASKMANZは大仁田の主宰団体FMWEから誕生した謎の覆面4人組のボーカルユニット。大仁田の盟友・雷神矢口に似た赤いマスクのメンバーなどが所属している。
この日、「YMCA」やオリジナル曲を次々と披露し、大きな歓声を浴びると「東京で障がいがあっても全員が学校に通えるようになって50周年。その記念に呼んでくれてありがとうございます!」と叫んだ大仁田。「俺もジャイアント馬場さんのパンツ洗いから始めて、プロレスラー50周年を迎えました」と昨年迎えたレスラー生活50周年を振り返った。
イベント後には「東京には多い時で13校あった寄宿舎付きの特別支援学校が現在、5校まで減ったそうです。障がいがあっても子どもたちが笑顔で学校に通えるのは寄宿舎の指導員さんや学校の先生方の尽力によるものだと今日、いろんな人と話をする中で感じました」と、しみじみ口に。
「RISEの笑顔弾けるダンスにつられて、会場全体が楽しそうに踊ってくれた。プロレスもそうだけど、どんな人にも伝わる表現って素晴らしいよ。俺もまだまだ頑張らなくちゃ」と笑顔で話していた。
2025年02月09日 20:27
ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の弟で前WBA世界バンタム級王者の井上拓真が9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。
2025年02月09日 20:06
全日本プロレス9日の後楽園ホール大会で、世界タッグ王者の斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=38)が青柳兄弟(優馬=29、亮生=25)を退け、史上最多となる8度目の防衛に成功した。
史上初の兄弟同士による同王座戦となった。現在3冠ヘビー級王座も保持する兄のジュンは、2月24日の八王子大会で優馬とのV2戦に臨むことが決まっている。
試合は両者意地の張り合いを見せた。ジュンとレイが場内のファンから青柳兄弟のタオルを強奪すると、そのタオルを使って優馬と亮生にそれぞれ締め技で攻撃。一方で、青柳兄弟もダブルミサイルキックをジュンに見舞うなどして対抗した。
一進一退の攻防の中で、最後はジュンが優馬をランニングニーからのサイコブレイクで沈めた。今までの同ベルトの防衛記録は、第7代王者のジャンボ鶴田&谷津嘉章による7回だったが、第99代王者の最恐双子が記録更新した。
試合後には宮原健斗(35)が登場し、マイクを持って「おい、斉藤ブラザーズ。その世界タッグのベルトを次巻くことができた人が第100代(王者)じゃないか。俺はどうしても、その100代に名前を付けたいんだよね」と挑戦者に名乗り出た。
その上で「ただ、パートナーのデイビーボーイ・スミスJr.は、今(4月9日開幕の)チャンピオン・カーニバルに向けて母国でトレーニングをしている。俺はその第100代という大きな仕事を成し遂げたいんだ。100代を成し遂げるというビジネスだ。ビジネスタッグだ!」と言うと、疲労困憊の優馬が再登場。宮原は「お疲れのところ申し訳ないが、おまえに断る権利はない。そして、チャンピオン、おまえらにも断る権利はない」と周囲に言い放った。
ジュンはリング上で「これで俺たち斉藤ブラザーズが、歴史上最多の8度目の防衛だ!」と絶叫し、レイは「全日本プロレスの新しい歴史を、今日始められたことがうれしく思うぜ!」と納得の表情を見せた。
バックステージで、レイは「さっきリング上でも言った通り、今日新しい歴史が始まった。いや、新しい時代が始まる!」と大喜びだ。ジュンは「試合が終わってすぐに宮原健斗が『挑戦する』と言ってきた。まあ、ビジネスタッグは俺たちがこの世界タッグのベルトを初めて奪い取った相手だったからな。最高の相手なんじゃないか。次も俺たちが防衛する」と宮原&優馬からの挑戦を受諾した。
ビジネスタッグとのV9戦は、3月9日の後楽園大会で行われることが決定的となった。
2025年02月09日 20:00
全日本プロレス9日の後楽園ホール大会で、春の祭典「チャンピオン・カーニバル2025」(4月9日、後楽園で開幕)の出場選手が発表された。全18名が参加し、A、Bの2ブロック制で行われる。リーグ戦の得点上位者が優勝決定戦(5月18日、大田区総合体育館)に進出する。出場選手とブロック分けは以下の通り。
【Aブロック】
宮原健斗、斉藤ジュン、鈴木秀樹、芦野祥太郎、羆嵐、真霜拳號、ザイオン、サイラス、デイビーボーイ・スミスJr.
【Bブロック】
青柳優馬、斉藤レイ、大森北斗、本田竜輝、安齊勇馬、綾部蓮、マイク・D・ベッキオ、エーグル・ブラン、菊田円
2025年02月09日 19:50
全日本プロレス9日の後楽園ホール大会で、世界ジュニアヘビー級王者のMUSASHI(34)が佐藤光留(44)を下し、初防衛に成功した。
MUSASHIは先月26日の幕張大会で、前王者のミスター斉藤土井成樹を破って同王座を初戴冠していた。
この日も両者が一進一退の攻防を繰り広げた。試合終盤にMUSASHIがトップロープから、エストレージャフトゥーロを投下。最後は光留に二天一流を決め、3カウントを奪った。
試合後に、MUSASHIのセコンドについていた吉岡世起がマイクを持ち「皆さん次、挑戦したいやつからコメント預かってるから。VTRお願いします!」と言うと、場内のモニターから動画が流れ始めた。
そして、立花誠吾(27)が出演した映像が流れ始め「本当は直接会場で言ってやりたかったけどよ、今日俺は徳島で試合だから特別に動画送ってやるぞ、オイ! このタイミングで動画が流れてきたってことは、俺の言いたいことはわかるよな?」と満足顔。
しかし、その続きは「全日本ジュニアヘビー級チャンピオンの佐藤光留、てめえのベルトに挑戦させろ、この野郎!」と立花が光留の勝利を予想し、収録していたことが明らかになってしまった。
これに、MUSASHIはバックステージで「立花誠吾、なんだよあれ! 佐藤光留に挑戦表明ってどういうことだよ、勝ったの俺だろ! あいつ俺のことナメてるだろ。俺に全く期待してなかったってことだろ!」と大激怒。
それでも「いいよ、次の防衛戦で立花誠吾とやってやるよ。俺はもうやる気でいるから」と立花とのV2戦を受諾した。3月9日の後楽園大会で、両者のタイトルマッチが行われることが決定的となった。