2024年06月27日 02:55
現地時間6月26日、ドイツで開催されているEURO2024のグループステージ第3節(E組)で、ここまで1勝1敗のベルギー代表は、ウクライナ代表と対戦した。 E組の全チームが勝点で並ぶ状況のなか、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるベルギーは、7分に決定機を迎える。デ・ブライネのスルーパスに反応したルカクが左足で狙うも、GKトルビンに防がれる。 その後も押し込む時間が続き、33分には敵陣右サイドでFKを得る。デ・ブライネが相手の意表を突いたキックで直接狙ったが、わずかにサイドネットに外れる。 さらにアディショナルタイムには、再びデ・ブライネがボックス手前の左からミドルを放つも、ウクライナ守護神にキャッチされた。このままスコアレスで前半を終える。 【動画】デ・ブライネの絶妙スルーパスからルカクが決定機! 後半に入っても試合を優位に進めるベルギーは58分、左サイドでボールを受けたドクがドリブル突破から鋭いクロスを供給するも、味方には合わない。 73分には、ルカクとのワンツーからカラスコが右足で狙うも、GKトルビンの好守に阻まれる。87分にもカウンターから最後はボックス内に侵入したバカヨコが左足のシュートを放ったが、決め切れなかった。 このまま0−0で終了し、3試合を終えて1勝1敗1分となったベルギーは2位でのグループステージ突破が決定。ラウンド16では強豪フランスと激突する。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 11:50
日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダ。
日本のヤスダグループが胸スポンサーになった影響で、5月に来日したチームは7月にも再来日する。
そうしたなか、『Mundo Deportivo』は、「久保はサッカー界にとどまらない金脈だ。600万ユーロ(10.3億円)以上になるヤスダとの契約の立役者であり、ユニフォームを最も売る人物」という記事を伝えていた。
「久保建英はピッチ上でドリブルや魔法を繰り出すだけではない。このアタッカーは彼に報酬を支払うクラブにとって、一種の経済的な金鉱でもある。
川崎出身の久保の日本や世界での人気は、プロモーションやマーケティング、ひいては収入面でソシエダに恩恵をもたらしている。久保はピッチでゴールを決め、財政にも貢献する。
クラブは具体的な数字を示さないが、紛れもない現実がある。ソシエダのショップで最も売れているユニフォームは、TAKEの名前が入った「14番」である。
日本人選手のシャツの売れ行きは絶え間ない。そして、スタジアムには、試合のチケットとアイドルの公式ユニフォームを買う日本人たちがいる。アノエタの周辺やスタンドに日本人が溢れかえっているのを、スタジアムの常連たちは目撃してきた。
さらに、久保の存在は、ソシエダがヤスダのような支払い能力のある企業とスポンサー契約を結ぶ決め手となった。クラブでは彼らを戦略的パートナーと呼んでいる。
昨季は胸スポンサーやさまざまなメディアに広告を掲載し、600万ユーロ以上の貢献をしている。5月と7月に日本で開催される親善試合は、このつながりの対価である。
さらに、ソシエダはSNS上で最も急速に成長しているクラブのひとつとなっている。どこまでが久保のおかげかはわからないが、昨年3月にはTikTokの再生回数が5000万回に到達し、世界で5番目に多いスペイン語圏のクラブになった」
久保はピッチ上だけでなく、ピッチ外での財政面でもソシエダに恩恵をもたらしてるとのこと。
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ただ、7月の再来日はプレシーズンに影響を与えるもので、イマノル監督は気に入らないかもしれないとも現地では伝えられている。
2024年06月30日 11:36
[J1第21節]横浜 1−2 東京V/6月29日/日産スタジアム
「自分としても、大きな一歩になった」
そう振り返ったのは、東京ヴェルディの山田楓喜である。
2−1で勝利したJ1第21節の横浜F・マリノス戦で、3−4−2−1の右シャドーで先発した山田楓は、攻撃面ではセットプレーから自慢の左足でチャンスを演出。12分の山見大登の先制ゴールも、背番号18のCKの流れから生まれたものだ。
また、守備面では切り替えの早さに加え、逆サイドまでチェイシングするハードワークが光った。
【動画】山見の強烈ミドル弾!
山田楓はリーグ開幕からの7試合で3ゴールをマークし、U-23日本代表としてパリ五輪の出場権を獲得したU-23アジアカップの優勝にも貢献。しかし、5月19日の第15節・FC町田ゼルビア戦以降は、コンディション不良で公式戦の欠場が続いていた。
そうしたなか、6月22日の第19節・名古屋グランパス戦で、約1か月ぶりに実戦復帰。そして今節がリーグ戦で6試合ぶりの先発だった。
横浜戦では55分に染野唯月との交代でベンチに下がったが、22歳のアタッカーは「ボールに触る時間は少なかったですけど、そうしたなかでいろんな戦術や試合の運び方に適応してやり切るという、別の自分を見つけられた」と手応えを示す。
そして、今後に向けた決意も口にした。
「自分たちがボールを持つ時間は自分の持ち味を出せるし、相手の時間帯でもチームのために戦えることが証明できた。正直、久しぶりのスタメンで、試合前は楽しみが半分、不安が半分だったけど、ピッチに入っていく時に(サポーターの)声援を聞いたら、込み上げてくるものがあった。久しぶりでやれなかったっていう言い分けができないくらいの熱量だったので、これからもそういう気持ちを忘れずにやっていきたい」
東京Vは次節、セレッソ大阪をホームで迎え撃つ。そこでも山田楓は存在感のあるプレーを披露し、完全復活を印象付けられるか。第7節の柏レイソル戦以来のゴールにも期待だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年06月30日 11:30
昨年からサウジアラビアのアル・ナスルでプレーするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。
39歳になった現在もストイックに体を鍛えており、クラブの栄養士も「彼以上にプロフェッショナルな選手に会ったことがない。彼との会話はすべて勉強になる。我々にはもう何も教えられない」と脱帽していたほど。
そうしたなか、アル・ナスルのチームメイトであるブラジル人タリスカが驚きの発言をした。『CazéTV』でロナウドについてこう話していたそう。
「彼が栄養学の学位を持っているのを知ってるよね?深い関係性がある。彼の身体を見たことある?繊維質さ…。
彼はとてもモチベーションが高い。今季は50ゴールを決めた、39歳だぜ!別格さ。一番練習する選手のひとりだし、早くに来て遅くに帰る。落ち着いているしね。
クラブ内では偉大なリーダーさ。ピッチ外でも素晴らしい。いつも勝ちたがっているし、それがモチベーションになっている。俺達が悲しんでいる時には話しかけてくれる。そのリーダーシップはすべてふさわしいものだ」
ロナウドは自ら栄養学の学位を取得したとか…。
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なお、ポルトガル代表では41歳のDFペペもいまだ健在。ベシクタシュでペペとプレーした経験があるタリスカは、彼についてはこう話していた。
「会った時にはすでに別格だったね。アグレッシブで全力を尽くす。彼はディフェンダーなので、タフでなければいけない。
素晴らしいリーダーでもあり、素晴らしい人間でもある。皆が思っているような人では全くないよ。ピッチ内と外では全く違うんだ。でも、試合で彼と対峙するストライカーたちは苦しむ!トレーニングでの彼は落ち着いているんだけどね」
ロナウド同様にペペもリーダーとしての資質があるとか。かつてのペペはピッチ内で荒くれ者だったが、ピッチ外では別人だそう。
2024年06月30日 11:00
8大会連続でオリンピック出場を決めた日本代表。
2024年06月30日 10:54
V・ファーレン長崎は6月29日、J1第22節で徳島ヴォルティスと敵地で対戦し、2−2でドロー。ブラジル人MFマルコス・ギリェルメが土壇場に圧巻のゴールを決めてチームの勝点獲得に貢献した。
1−2とリードされて迎えた終盤の89分、ペナルティアーク付近で獲得したFKのキッカーを務めたM・ギリェルメが、短めの助走から右足で狙いすましたシュートを放つ。完璧なコースに飛んだボールに相手GKも反応し切れず、ゴール右隅に突き刺さった。
【動画】スピード、質、タイミングすべてが完璧!M・ギリェルメの直接FK弾
スピード、質、タイミングすべてが完璧な直接FK弾に、SNS上でファンからも絶賛の声が上がった。
「ゴラッソ」
「アツすぎ」
「マルコス…マジでありがとう!」
「蹴るタイミングがすげえ」
「感動しました」
「最高だよマルキー」
「マジで痺れたわ〜」
「上手すぎる」
「まじで絶対負けんやんw」
この得点でドローに持ち込んだ長崎は、20試合負けなしで首位をキープ。好調を維持している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 10:49
現地時間6月29日に開催されたEURO2024のラウンド16で、デンマークは開催国のドイツと対戦した。
デンマークはスコアレスで迎えた48分、セットプレーの流れからトーマス・ディレイニーのシュートのこぼれ球をヨアキム・アンデルセンが押し込んでネットを揺らす。しかし、直前のプレーがオフサイドと見なされ、VARチェックによってゴールは取り消される。
するとその直後には、オンフィールドレビューの末に自陣ボックス内でアンデルセンがハンドを取られてPKを献上。これをカイ・ハバーツに決められて先制を許す。
さらに68分には、ロングボールに抜け出したジャマル・ムシアラに追加点を奪われて、0−2で敗戦を喫した。
【動画】物議を醸すデンマーク幻の先制弾!
デンマークメディア『DR』によると、キャスパー・ヒュルマン監督は「審判の判定について話すことは滅多にしないが...」としながらも、レフェリングに対して不満を露わにしている。
「長い間、我々はハンドのルールについて議論してきた。ディフェンダー全員が手を後ろに回して走らなければならないとしたら、私は嫌だ。馬鹿げたルールだと思う。今日の試合を決めたのは、明らかにレフェリーの判断とVARだ」
デンマークにとってはある意味、アンラッキーな部分も否めない敗戦となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 10:41
[J1第21節]横浜 1−2 東京V/6月29日/日産スタジアム
東京ヴェルディは6月29日、J1第21節で横浜F・マリノスと敵地で対戦し、2−1で勝利した。
立ち上がりからハイプレスを仕掛けてリズムを掴んだ東京Vは、12分にFW山見大登の強烈なミドルシュートで先制すると、22分には相手のオウンゴールで加点し、リードを広げる。
しかし、東京Vはその後、システムを4−3−3から4−2−3−1に変えてきた横浜への対応に苦しみ、押し込まれる展開になると、45+5分に1点を返される。
後半も状況は変わらず、東京Vは攻勢を強める横浜にボールを握られ、守勢に回る時間が続いたが、それでもなんとか最後までリードを守り切った。
試合後の会見で、「多くのサポーターが来てくれて、心強かった。彼らの声が強い後押しになった」と感謝を口にした東京Vの城福浩監督は、試合を次のように振り返った。
【動画】山見の強烈ミドル弾!
「前半の入りは、ここ何試合かのなかで一番良かった。守備は前からアグレッシブに行き、ラインも高く保てた。奪ったあとに前にボールを運ぶことも含めて、我々が今年の開幕から目ざしてきたものを、前半はしっかり出してくれた。3点目を取るか、2−0で終わらすことができれば、最高の前半だった。
相手がアンカーからダブルボランチにして変化をつけてきたので、そこへの対応にハーフタイムまで時間がかかってしまったが、やらせてはいけないところを選手みんなで共有しながら、最後は身体を張ってくれた」
この一戦での勝利のポイントのひとつは、0−3で敗れた前節のジュビロ磐田戦から、前線3枚の先発メンバーを総入れ替えした点だろう。ここまでリーグ戦のほぼ全試合に先発し、攻撃を牽引していたFW木村勇大とFW染野唯月、MF見木友哉をベンチに置き、代わりに9試合の出場にとどまっていたFW山田剛綺、コンディション不良から復帰したばかりのMF山田楓喜、途中出場が多かった山見を抜擢したのだ。
指揮官も「普段はクローザーとして出てくる選手が今回は先発で出て、各々が期するものがあって役割を全うしてくれたから、アウェーで勝点3が取れた。全員で勝ち取った勝利なので、非常に価値がある」と語る。
では、その狙いは何だったのか。城福監督は次のように答えた。
「前節の磐田戦は結果だけではなく、そもそも我々が目ざしているサッカーが進んでいるのかどうかを、自分の中で問い直した。もちろん、これまでレギュラーだった選手は成果を出し、努力をしてきた選手たちであり、彼らの良さが出ているのであれば目をつぶっていた自分がいた。
やっぱりこのチームが目ざしたいものを考えた時に、前線の3人のハードワークは欠かせないものなので、懸けではあったが、彼らの想いに託した。おそらく(ベンチから)見ていた選手の刺激にもなったと思う」
今回の指揮官の判断と采配によってチーム内での競争力が高まり、全体の底上げに繋がれば、後半戦でのさらなる上位進出を狙えるはずだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年06月30日 10:04
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は29日、決勝トーナメント1回戦が行われ、スイスが前回王者イタリアを2‐0で撃破し、史上2回目の8強入りを決めた。
2024年06月30日 10:00
EURO2024で決勝トーナメントに進出したポルトガル代表。
39歳のクリスティアーノ・ロナウドや41歳のペペがスタメン出場するなか、ジョアン・フェリックスは定位置を掴めていない。神童と呼ばれた彼は24歳になったが、成長は停滞している。
そうしたなか、かつてロナウドやペペともプレーした元ポルトガル代表マニシェが、『AS』のインタビューでこんな話をしていた。
「(ジョアン・フェリックスはどうなっているのか)
わからない。なぜ彼が停滞しているのか不思議だろうが、サッカーでは才能だけでは十分ではない。競争力も必要だ。もっと謙虚に耳を傾けなければならない。
ジョアンには才能があるが、それは4年前にも話していたことだ。彼はどのクラブでもプレーするのに苦労している。一貫性が全くない。彼は少し立ち止まる必要がある。自分がしてきたことを考えてみてほしい。彼はもっと違うことができる。
(何年もかけて学んでいくものか)
最初は未熟だ。だからミスが起こる。でも、その後はミスが許されない。なぜなら、サッカーは止まらないし、新しい選手や違う選手も入ってくるからね。常にプレーできるようにしていなければいけない。
ジョアンはメンタルを変えなければならない。もっと競争的にならなければいけないよ。誰もがそれを望んでいる。ジョアンが一貫性を身に着け、メンタル的にも安定することを望んでいるよ」
才能だけでは成功するのに十分ではなく、考え方を変える必要があると提言していたようだ。
世界最高クラスの才能を生かせなかった「消えた天才」4名
ロナウドも才能だけでなく努力しなければいけないという話をしていたことがある。
2024年06月30日 09:49
チェルシーは29日、アストン・ヴィラからU−20イングランド代表MFオマリ・ケリーマンを完全移籍で獲得したことを発表した。
契約期間は2030年6月30日までとなる6年契約に1年の延長オプションが付随しており、来月のプレシーズンから合流する予定であることが発表されている。また、移籍金は明らかになっていないが、イギリスメディア『BBC』では、最大1900万ポンド(約39億円)となる契約で合意したことが伝えられている。
2005年9月15日生まれで現在18歳のケリーマンは身長191センチメートルの攻撃的な左利きのMF。2022年7月にダービー・カウンティの下部組織から60万ポンド(約1億2200万円)でアストン・ヴィラに移籍し、2022年9月に初のプロ契約を締結。2023年9月にトップチームデビューを果たし、2023−24シーズンはトップチームで公式戦6試合に出場していた。
移籍が決定したことを受け、ケリーマンはチェルシーのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「チェルシーの選手としてここに立つことができて最高の気分だ。素晴らしい歴史を持っている巨大なクラブなので加入することができて嬉しい。間違いなく夢は叶った。このユニフォームを着ることができて興奮しているし、スタートするのが待ちきれないね」
なお、チェルシーからは28日、2023−24シーズンの後半戦はドルトムントへとレンタル移籍していたオランダ代表DFイアン・マートセンが3750万ポンド(約76億円)の移籍金でアストン・ヴィラへと完全移籍することが発表されており、ケリーマンは入れ替わりでチェルシーに加わる形となった。
2024年06月30日 09:06
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は29日、決勝トーナメント1回戦が行われ、ドイツは前半に激しい嵐で中断した一戦でデンマークに2‐0で勝利し、準々決勝進出を決めた。
デンマークは後半立ち上がり、直前にオフサイドで得点が取り消されたヨアキム・アンデルセン(Joachim Andersen)のハンドでPKを献上すると、ドイツはカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)がこれを決めて先制した。
さらにドイツは68分、ジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)が追加点を決めて点差を広げ、デンマークに格の違いを見せた。
試合は前半の35分ごろ、激しい嵐によりマイケル・オリバー(Michael Oliver)主審が両チームの選手をピッチから退かせたため、一時は中止になるかと思われた。
激しい雨風に加えてひょうが降り、雷も鳴ったが試合は25分後に再開した。
記憶に残る厳しい試練を乗り越えた開催国ドイツは、7月14日に首都ベルリンで優勝トロフィーを手にする夢に向けて希望をつないでいる。
しかし、ここからの道のりは厳しいものとなり、7月5日にシュツットガルト(Stuttgart)で行われる準々決勝では、優勝候補の一角であるスペインとジョージアの勝者と対戦することになる。
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2024年06月30日 09:00
フランスでは30日に1回目の下院議会選挙が行われるが、極右の国民連合が躍進する見通しとなっている。
2024年06月30日 08:30
マルセイユは29日、ロベルト・デ・ゼルビ氏が新監督に就任したことを正式発表した。なお、契約期間は2027年6月30日までとなる3年契約を締結したことが明らかになっている。
マルセイユは2023−24シーズンをマルセリーノ・ガルシア・トラル元監督(現:ビジャレアル)の下でスタートしたが、ウルトラス(応援団体)の脅迫騒動により、リーグ・アン開幕からわずか5試合(2勝3分)で辞任。その後任として、昨年9月にジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が就任したものの、成績の低迷により今年2月に解任された。その後、ジャン・ルイ・ガセット氏が指揮官に就任し、最終的にはリーグ・アンで8位、ヨーロッパリーグ(EL)はベスト4という成績でシーズンを終えたが、新シーズンからはデ・ゼルビ氏が指揮を執ることとなった。
現在45歳のデ・ゼルビ監督は、母国のフォッジャやパレルモ、ベネヴェント、サッスオーロ、シャフタールの指揮官を歴任。その後、2022年9月にブライトンの指揮官に就任し、就任直後は苦戦したものの、チームに戦術が浸透すると勝ち星を積み重ね、初年度は6位でシーズンを終えてクラブ史上初の欧州大会出場権獲得に導いた。
2年目の2023−24シーズンは、ヨーロッパリーグ(EL)との“二足の草鞋”を履くなかで主力にケガ人が続出。初のELでの戦いはグループステージを突破したものの、ベスト16で終わり、プレミアリーグでは最終的に12勝12分け14敗の勝ち点「48」で11位に終わり、シーズン終了間際に今季限りで退任することが発表されていた。
すでに新監督就任の基本合意に達していたなか、就任が正式決定したことを受け、デ・ゼルビ監督はマルセイユのクラブ公式サイトで以下のように意気込みのコメントをしている。
「マルセイユに加わることができてとても嬉しく思っている。クラブに加わりたいと強く望んでいた。マルセイユを取り巻く歴史と名声、そのサポーターの情熱と熱意、フランク(・マコート)、パブロ(・ロンゴリア)、メディ(・ベナティア)が私に示してくれた真剣さと熱意は、この刺激的な挑戦に乗り出すという私の決断の決定的な要因になった。今度はマルセイユの監督としてオレンジ・ヴェロドロームのベンチに座って、マルセイユが相応しい位置を取り戻す手伝いをするのが待ちきれない」
2024年06月30日 08:15
デンマーク代表は29日に行われたとのドイツとのEURO決勝トーナメント1回戦に0-2で敗れた。
後半にセットプレーからデンマークDFヨアキム・アナセンがゴールネットを揺らすも、VARでオフサイドとされて、得点は取り消し。その直後、そのアナセンがVARでハンドをとられて失点した。
『DR』によれば、カスパー・ユルマン監督とGKカスパー・シュマイケルは、PK判定に憤慨していたそう。
ユルマン監督
「長い間、我々はハンドのルールについて議論してきた。DF全員が手を後ろに回して走らなければならないとしたら私は嫌だね。馬鹿げたルールだと思う。今日の試合を決めたのは、明らかにレフェリーの判断とVARだ。審判の判定について話すことは滅多にしないが、あれは馬鹿げている」
GKシュマイケル
「プロサッカー選手になって20年以上になるが、もはやルールが分からない。プレーするリーグによってルールが違うようだ。試合で決めるのはレフェリーの気持ち。あれがPKにならなかった試合もあったので、もはやルールが分からない」
ハンドの判定は何度も修正されてきたが、依然として曖昧な部分がある。
EURO2024で「最悪のユニフォーム」ワースト10
2人とも納得できる判定ではないとルールに疑問を呈していたようだ。
2024年06月30日 07:30
元ニューカッスルのレジェンド、アラン・シアラー氏が、アレクサンデル・イサクの移籍の噂について「心配していない」と胸中を明かした。
そう語ったのは『Betfair』のインタビューでの一幕。イサクと言えば、今シーズンのリーグ戦でキャリアハイとなる21ゴールを記録する大活躍を見せた。ニューカッスルで20ゴール以上を決めたのは、前述のシアラー氏以来となり話題となった。その活躍もあって今夏、チェルシーが獲得を狙うと噂され、その金額は1億5000万ポンドを上回るとも言われている。そしてマグパイズは、日曜日までに選手を売却しなければ、利益と持続可能性に関する規則違反に直面する可能性があるため、イサクの売却によって回避するのではと指摘されている。
しかし、シアラー氏は「アレクサンデル・イサクの移籍の噂については、それほど心配していない。彼が移籍するとは思わない」と述べた。さらに「そんなことは起こり得ないと思う。もしそうなったら、ニューカッスルのサポーターは激怒するだろう。彼がニューカッスルにもたらしたもの、そして彼がどれほど優れた選手であるかを考えると、チェルシーが彼を獲得できるかどうかもわからない」と続けた。
そして最後には「彼はニューカッスルが好きなんだ。彼がどこかへ行けば驚きだ」と語り、かつてイサクがクラブ愛を示した通り、それを貫くことに疑いがないことを示唆した。シアラー氏は長年、故郷であるニューカッスルで活躍し、300試合以上出場していることから、この発言も相当なクラブ愛から生じたものであることが窺える。彼からしてみれば活躍できた環境を変えるという選択肢がないのかもしれない。果たしてイサクはどう考えているかわからないが、今後の動向が注目される。