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2024年06月27日 21:24
諏訪魔戦にリーチ? 女子プロレス「エボリューション(エボ女)」27日の新木場大会で、お騒がせ女子プロレスラーのウナギ・サヤカが因縁の諏訪魔(47)に対戦を要求。しかしその前に生え抜きのChiChiが立ちはだかった。 この日、まなせゆうなと組んだウナギはZONES&ソイのエボ女コンビと対戦。試合は外敵に敵意むき出しで迫る2人に反撃される場面もあったが、要所を押さえてペースを譲らず、最後はまなせがソイをショートレンジラリアート沈めた。 完勝でマイクを持ったまなせは「こんな面白いエボ女をウナギ・サヤカがプロデュースしたらもっと面白くなるんじゃないかな!? 勝ったしプロデュース興行とかやっちゃおう!」と話し、観客から大ブーイングを浴びる。続いてウナギは「エボ女の人にはいったん全員に勝ったんで…。オイ、諏訪魔! もう、お前が出てくるしかねえんじゃねえの?」とリングサイドにいたプロデューサーの諏訪魔に満を持して対戦を要求した。 そこに割って入ったのがChiChiだ。「諏訪魔さん、自分たちの問題なんで」と諏訪魔を制すると、ウナギに「私とシングルしろ。それで私が勝ったら、このリングに金輪際上がるな」とピシャリ。続いてZONESもまなせにシングルを要求したことを受けて、ウナギは「シングルでエボ女対ゆうなぎ(まなせ&ウナギ)やってやるよ! これ勝ったら、諏訪魔、ぜってえだからな! エボ女、お前らを査定してやるよ」と受諾した。悲願の諏訪魔戦実現へ決着戦を制するか。
2024年06月30日 12:09
米国・AEWの「AEW COLLISION」が29日(日本時間30日)に放送され、新日本プロレスのNJPW WORLD認定TV王者ジェフ・コブが、ラーニング・ツリークリス・ジェリコと電撃合体した。
マット界のレジェンド、ジェリコは新日本とAEWの合同興行「Forbidden Door(禁断の扉)」(30日=同7月1日、米ニューヨーク)で、柴田勝頼&サモア・ジョー&フックから6人タッグ戦を要求されていた。ビッグ・ビル、ブライアン・キースのジェリコ軍は、キースが柴田のフットスタンプで右腕を負傷し出場不可能に。ジェリコは鈴木みのるに代役を依頼したが、みのるには断られた挙げ句、自身の持つFTW王座挑戦を要求された。
この日のバックステージではビル、キースを引き連れて「やあ、みんな」とラーニング・ツリーとしてアドバイスを送りまくったが、控室のドアを開けると柴田&ジョー&フックが待っていた。ジョーが「ハ〜イ、クリス!」とあいさつして、3人でジェリコ軍に襲いかかった。3対3の乱闘はそのまま会場にもつれ込んだ。
ジョーはジェリコを、柴田はビルをボコボコにする中で、何とNJPW WORLD認定TV王座のベルトを持ったコブが突如、リングに駆け込んできた。フックをフロントスープレックスでぶん投げると、柴田の前蹴りをキャッチして旋回式バックドロップで叩きつけた。ジョーとは殴り合いになったが、カウンターのスパインバスター一撃でKO。ド迫力のコブ登場には、目の肥えたAEWの観衆も「ホーリー・シット!(超スゲー!)」の大チャントだ。
コブはジェリコとビルに手を上げられ、正式にジェリコ軍と合体した。これで「禁断の扉」では柴田&ジョー&フックvsジェリコ&ビル&コブの6人タッグ戦が決定。昨年限りで新日本を退団した柴田にとって、合同興行とはいえ22年1月4日の東京ドーム大会以来、2年半ぶりの古巣出場となる。これに新日本の現役王者コブと世界的スターのジェリコの電撃タッグ結成も加わって、注目のトリオマッチとなった。
2024年06月30日 11:17
新日本プロレスとAEWの合同興行「Forbidden Door」(30日=日本時間7月1日、米ニューヨーク)の事前番組「ゼロアワー」で、新日本の「ロス・インゴベルナレス・デ・ハポン」辻陽太&高橋ヒロム&ティタンは、ミスティコ率いるルチャ最強軍と激突する。
29日(日本時間30日)に「AEW COLLISION」が放送され、バックステージで元AEW世界タッグ王者の「ルチャ・ブラザーズ」ペンタ・エル・セロ・ミエド&レイ・フェニックスがインタビューを受けていた。ここにヒロムとティタンが登場。ヒロムは「トランキーロ、トランキーロ、超いいアイデアがあるぜ。禁断の扉で、LIJのヒロム、ティタン、辻陽太vsレイ・フェニックス、ペンタ、PACだ。準備はいいか?」と英語で6人タッグ戦を提案した。
これにペンタは「PACは今、オーエン・ハート杯トーナメントに集中している」とし、PACの代わりにメキシコCMLLのスーパースター、ミスティコをルチャ兄弟のパートナーに指名した。
ヒロムはCMLLの21日アレナ・メヒコ大会でミスティコと一騎打ちするも、ラ・ミスティカでタップアウト負けを喫したばかり。思わぬリベンジのチャンスに「ミスティコ! 何てこった!」と叫び、これを受諾。「禁断の扉」では辻&ヒロム&ティタンvsミスティコ&ルチャ・ブラザーズの6人タッグ戦が実現する。
さらにヒロムの興奮は収まらず「イエス! ミスティコ! アイム・ハッピー!」とルチャ最強軍との激突に気合を入れまくっていた、
2024年06月30日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」(京王百貨店新宿店・7階大催場)は26日、大盛況のうちに幕を閉じた。平日でも多くの猪木マニアが訪れ、7日間でのべ約3万人が来場した。
開催中、オールドファンなら思わず足を止めて見入ってしまうであろう展示品があった。
「ユナイテッドナショナル選手権 アントニオ猪木対ザ・シーク 9月6日札幌中島スポーツセンター」のポスター。1971年(昭和46年)の幻の一戦だ。
アラビアの怪人ザ・シークは、69年9月12日にロサンゼルス・オリンピックオーデトリアムでジャイアント馬場のインターナショナル王座に挑戦。日本テレビでハイライトで放映されたもののまだ見ぬ強豪として来日が熱望されていた。
71年8月6日に日本プロレスはシークの来日を発表。9月4日、東京・田園コロシアムで馬場のインター王座、そして6日、初対決となる猪木のUN王座に連続挑戦することも併せて発表された。
東スポは1面で「恐怖の怪人シークが初の襲撃!!馬場、猪木と連続世界戦」と報じた。
しかし、シークの来日は突如、中止となる。8月27日、ロサンゼルスで行われた対ボボ・ブラジル戦後、内臓疾患でデトロイトでの静養が決まった。日プロは急性腸炎と発表し、シークの代役は鉄の爪フリッツ・フォン・エリックとなったのだ。
急きょカードが変更になり、ポスターも作り直す時間がなかったのだろう。試合当日も札幌市内に張られたポスターは「猪木対シーク」のままだった。(写真)
「猪木戦記」(全4巻=ベースボール・マガジン社)を著したプロレスライターの流智美さんは「どこでシークからエリックに代わったかというと、8月のNWA総会です」と明かす。
シークとエリックはデトロイトとテキサスのプロモーターとして8月6日から3日間、メキシコシティ―で開かれたNWA総会に出席していた。
「デトロイトに7月からディック・ザ・ブルーザーが殴り込みをかけて来て、興行戦争が激化していた。シークは仮に1週間であっても日本に行ってる暇なんてなかった。シークとエリックはコソコソ話していて『悪いけど、デトロイトの興行戦争がすごいことになってる。本当は行きたくないから頼む』と、その場で決まったようです」(流さん)
さて、代替のカードとなった猪木VSエリック戦は好試合となった。60分3本勝負で行われ、テレビ生中継。1本目は猪木がエリックのストマッククローでギブアップ。猪木がギブアップするのは極めて珍しく、テレビ観戦の少年ファンは皆、驚いた。
「日プロに復帰した猪木がギブアップしたのは4の字固めのザ・デストロイヤーのほかにはマイク・デビアスとネルソン・ロイヤル、そしてエリック。3人しかいません」(流さん)
デビアスはデストロイヤーとのタッグで馬場&猪木のBI砲と対戦(67年5月14日、栃木県体育館)。1本目にアルゼンチンバックブリーカーで。ロイヤルは名コンビといわれたポール・ジョーンズと組み、猪木&大木金太郎組のアジアタッグ王座に挑戦(69年3月1日、愛知県体育館)。2本目にテキサスブロンコ・バックブリーカー(キャメルクラッチ)を決めギブアップを奪ったことが記録に残っている。
猪木は65年(昭和40年)の海外武者修行時代、テキサス地区でトップを張っていてエリックと抗争を展開していた。8月27日にヒューストン・コロシアムでデューク・ケオムカと組み、エリックとキラー・カール・コックス組のAWA世界タッグ王座にも挑戦した。1―1から猪木はエリックにアイアンクローを決められ、そのままフォールされて惜敗。
当時の東スポを見ると、猪木は「エリックとは今日で5回やって5回とも負けた。今日はフルファイトしたし、負けても悔いはない」。そう山田隆記者に答えている。
それから6年後、猪木は王者としてエリックを迎え、スリリングな攻防を披露し、引き分けで王座を防衛したのだった。
ところで、猪木とシークの対戦はドタキャンから3年後の74年(昭和49年)に新日本プロレスで実現。シングルマッチは11月12日、13日に沖縄・那覇奥武山体育館で2連戦行われた。初日は猪木が暴走して反則負け。2日目はランバージャック・デスマッチで行われたにもかかわらず、シークは場外に逃げて試合を放棄。猪木が勝利を収めた。
シークはその後、九州地区3連戦の契約が残っていたにもかかわらず途中帰国した。
流さんは「デトロイトでキラー・ブルックスが造反を起こし、傘下のレスラーが別派を結成したからです。札幌のときと似たような背景でドタキャン、途中キャンセルになった。プロモーター、偉い人あるあるなんです」と笑う。
さまざまなできごとが脳裏に去来するシンプルなポスター。今から52年前の、貴重なお宝だ(敬称略)。
2024年06月30日 10:00
【昭和〜平成スター列伝】“邪道”こと大仁田厚は8月24日に川崎市内で自身の「50周年記念大会」を予定している。
2024年06月30日 07:51
◆プロレスリング・ノア「和田国際交流財団 Presents 【MATCH 2】―格闘王 前田日明 来場―」(29日、徳島・とくぎんトモニアリーナ)観衆1183
プロレスリング・ノアは29日、徳島・とくぎんトモニアリーナで「和田国際交流財団 Presents 【MATCH 2】―格闘王 前田日明 来場―」を開催した。
徳島市は「ALL REBELLION」を率いる拳王のふるさと。メインイベントの8人タッグマッチで清宮海斗、藤原喜明、GAINAと組んだ拳王は、YOICHI、藤田和之、大岩陵平、大和田侑と対戦。白熱の一戦は、24分54秒、P.F.Sで拳王が大和田を沈め地元で勝利を飾った。
1年前の6月には徳島で「デビュー15周年」記念興行を開催。今年も凱旋試合を制した拳王は、バックステージで「地元徳島で2年連続この時期に開催できた。本当に嬉しいよな。これもひとえに徳島のクソヤローどものおかげだよ」と感謝した。
観衆が1183人だったことに「今日ここで2年連続できた。俺はな、リング上でも言ったけど、俺が見ていた徳島市立体育館の景色はまだまだ遠いよ。俺がガキの頃に見ていた徳島市立体育館、もっともっと盛り上がった。今日ももちろん本当にNOAHの地方大会では考えられないぐらい盛り上がった。それは確実だ。だが、俺はな、まだまだ上を目指してんだ」と空席を糧にすることを誓った。
そして「おい、MATCH2? 3も4も5もまだまだやっていくぞ。俺は徳島が大好きだ。そして、プロレスリング・ノアを観に来てくれた、徳島市立体育館に来てくれたクソヤローどもが大好きだ。テメーらクソヤローどもも俺の夢についてきてくれ」とメッセージを送っていた。
◆6・29徳島全成績
▼メインイベント8人タッグマッチ
清宮海斗、○拳王、藤原喜明、GAINA(24分54秒、P.F.S→片エビ固め)YOICHI、藤田和之、大岩陵平、大和田侑●
▼シングルマッチ
○近藤修司(13分03秒、キングコングラリアット→片エビ固め)宮脇純太●
▼6人タッグマッチ
丸藤正道、○杉浦貴、村上和成(13分08秒、オリンピック予選スラム→体固め)潮崎豪、モハメド ヨネ●、小峠篤司
▼6人タッグマッチ
○HAYATA、Eita、AMAKUSA(17分05秒、エビ固め)ダガ、小川良成、佐々木憂流迦●
▼6人タッグマッチ
○ジェイク・リー、アンソニー・グリーン、LJ・クリアリー(10分30秒、FBS→体固め)マサ北宮、稲葉大樹、谷口周平●
▼シングルマッチ
○大原はじめ(8分23秒、ムイビエン)スペル・クレイジー●
▼タッグマッチ
△YO―HEY、タダスケ(時間切れ引き分け)アレハンドロ、クリストバル△
2024年06月30日 06:00
「都電プロレス」を超えるものとは――。お騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが、新たなプロレス形式を募集した。
29日にDDTが東京さくらトラム(都電荒川線)で開催した史上初の「都電プロレス」は大盛況で幕を閉じた。小池百合子都知事も乗車し、高木三四郎と鈴木みのるにチョップを披露。お笑い芸人のスギちゃんや音楽ユニット「ファンキー・モンキー・ベイビーズ」のファンキー加藤もサプライズ登場し、大きな反響を呼んだ。
みのるの勝利で終わった今回の都電プロレスには、現役プロレスラー10人が参加。中でもインパクトを残したのが路上プロレス初参戦のウナギだ。アイアンマンヘビーメタル級王座は失ったものの、因縁のみのるにゴムパッチン、急所攻撃を仕掛けるなどらしさ全開で大暴れした。
だが、降車後のウナギは「楽しかったですけど…、悔しかったですね」と唇をかみ締める。実は昨年9月に高木とみのるが対戦した「新幹線プロレス」を見た時から嫉妬心にかられていたという。「スターダムの白いベルトだったり赤いベルトだったりを、自分が戦ってた人が戴冠していく姿を見ると悔しんですけど、そうじゃない、腹の底からの悔しさがあった」と振り返る。
昨年は男子のリーグ戦であるゼロワン「火祭り」に参戦し、電流爆破デスマッチのリングにも上がった。これも他のレスラーたちに「負けた」と思わせたいことが動機の一つになっていたが、「新幹線プロレスの、あのバズり方でシンプルに負けたと思いましたね」という。
もちろん負けたままで終わるつもりはない。「真の高木三四郎超えは東京ドームでやる、かつ『〇〇プロレス』で超えて、高木三四郎を腹の底から悔しいと思わせたい」と口にするや、何やら思考を巡らせた。
「タクシープロレス、女湯プロレス…メキシコの路上もいいかな。昨日(28日の新木場大会で)CMLL日本女子王座を取ったし。だけど、大丈夫かな? 何も失わずに帰ってこれるかな…」と浮かんだ案を口にしつつも、結論は出なかった。
そこで「これは考えないといけないですね。〇〇プロレスは自由だから。想像できない何かをやりたいですね。ドラマチックドリームチームを超えるドリームをつくりたいし、超えたい。これ、有志のみなさんの案も募集したいですね」と呼びかけた。
「高木三四郎を超えられるのも、鈴木みのるを超えられるのもウナギ・サヤカしかない」と豪語するお騒がせ女子プロレスラーは、果たして何を実現させるのか。
2024年06月30日 06:00
女子プロレス「スターダム」の白川未奈が、米AEW世界女子王者のタイムレストニー・ストームに宣戦布告だ。
今年3月にAEWのROHに参戦して以来、たびたび渡米してきた白川は、AEWと新日本プロレスの合同興行「Fоrbidden Dооr」(30日=日本時間7月1日、ニューヨーク州ロングアイランド・UBSアリーナ)でトニーのベルトに挑戦する。決戦に向け「3月からの集大成になんてさせない。絶対にベルトを巻いて、次につなげる。私はまだまだ上を目指していくわ」と誓った。
王座戦を控えた26日(同27日)の「AEW DYNAMITE」ではトニー、マライア・メイとトリオを結成。6人タッグ戦で勝利を奪い王座戦へ勢いをつけた。だが、試合後はまさかの事態に。シャンパンボトルで背後から王者を襲撃しようとしたが、トニーによけられ愛するマライアの顔面に誤爆してしまったのだ。
試合を振り返った白川は「トニーと試合なんてうまくいくわけないじゃん! それにマライアの顔にボトルを叩きつけちゃったのは本当に申し訳ない…。アクシデントなの。この埋め合わせを私がトニーに勝ってするから」と目を潤ませた。
これまでお互いのタッグパートナーであるマライアを巡って、トニーと何度も対立してきた。白川は「私はトニーからマライアを救いたいの。彼女は私のベストフレンドで、ベストパートナー。今のままトニーの横にいたらトニーの陰に隠れちゃうでしょ? 私と組んでいた時のマライアはもっと輝いていたのに」。今のマライアの姿に物足りなさを感じている様子だ。
だからこそ「マライアを白黒の世界から取り戻したい。私がチャンピオンになったらマライアと試合したいの。そうしたら私たち2人とも光ることができるでしょ」と、相棒との王座戦をもくろんでいる。
8月25日(同26日)に英ロンドン・ウェンブリースタジアムで開催されるメガイベント「ALL IN」でマライアとの対戦を希望する白川は「トニーからベルトを取って、ウェンブリーまで防衛する。あの場所でマライアとベルトをかけて戦えたら最高!」と青写真を描く。AEWの頂点まで突っ走る。
2024年06月30日 06:00
全日本プロレスの暴走男諏訪魔(47)が、今度は石川修司(48)に交換条件を出した。
2024年06月30日 00:03
ノアの拳王(39)が、2年連続の地元凱旋興行で躍動した。
29日のとくぎんトモニアリーナ(徳島市立体育館)大会メインではGHCヘビー級王者・清宮海斗、藤原喜明、GAINAと組み、8人タッグマッチでYOICHI&藤田和之&大岩陵平&大和田侑と対戦。
1年前は船木誠勝、征矢学、近藤修司、大原はじめとの「金剛」でメインの10人タッグ戦に出場。自ら勝利を収めると、試合後は金剛の解散を電撃発表し、大きな波紋を呼んだ大会だ。
オープンニングのリングにシルバーのスーツ姿で登場した拳王は、ゲストの格闘王前田日明氏を迎え入れる。前田氏は「この徳島は自分が経験してきたUWFにとっても重要な場所です」と切り出し、2人で邪馬台国の徳島説などで盛り上がった。
試合は75歳の藤原組長が25歳の大岩に次々と関節技を決めて会場を沸かせると、拳王もYOICHIにハイキックをズバリ。大和田には蹴暴を発射した。最後は藤原が一本足頭突きを決めて大和田をダウンさせると、すかさず拳王がPFS(ダイビングフットスタンプ)を投下し3カウントを奪った。
試合後、藤原組長は「ざっと見て3万5000人のみなさん、本当にありがとうございます。今度はここを10万人で一杯にしてやろうと。来年ももし生きていたら、また来たいと思います」とマイクを握り、会場を沸かせた。
この日の観衆は1183人(主催者発表)。同会場を3500人で埋めることを目標にした拳王は「地元徳島で2年連続この時期に開催できた。本当にうれしいよな。これもひとえに徳島のクソヤローどものおかげだよ。俺が見ていた徳島市立体育館の景色はまだまだ遠いよ。もっともっと盛り上がった。だが俺はな、まだまだ上を目指してんだ」とさらなる向上を誓った。
2024年06月29日 23:23
米国・AEWの「AEW RAMPAGE」が28日(日本時間29日)に放送され、新日本プロレスの鷹木信悟(41)が、ダルトン・キャッスル(38)に豪快勝利。AEWと新日本の合同興行「Forbidden Door(禁断の扉)」(30日=同7月1日、米ニューヨーク)へ弾みをつけた。
「禁断の扉」では、オーエン・ハート杯トーナメント1回戦でブライアン・ダニエルソンと激突。同トーナメントを制すれば、メガイベント「ALL IN」(8月25日、英ロンドン・ウェンブリースタジアム)でAEW世界王座に挑戦できる。大一番に向けて、この日は新日マット参戦経験もあるキャッスルと一騎打ちした。
序盤から豪快なショルダータックル、エルボードロップ連打でペースを握る。ラリアートから場外戦でも圧倒すると、観衆には拍手を要求した。さらにリングに戻ってはバックドロップを放ってから「さあ、いこうか!」とテレビ目線で指さし、エルボースタンプを連打してみせた。
キャッスルには変型スープレックス、ラリアートで反撃を許すが、気合を入れて激しい打撃から強烈なDDT。最後はラリアートから必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンでキャッスルを叩きつけ、3カウントを奪った。
先週の「RAMPAGE」ではARフォックスに完勝。26日の「DYNAMITE」の6人タッグ戦では「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が反則勝ちしており、今回のAEW遠征では3連勝となった。
鷹木は連勝の勢いに乗って、元WWE王者の強敵ブライアンに挑む。
2024年06月29日 22:58
プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)が29日放送のフジテレビ「BABA抜き最弱王決定戦」に出演した。
芸能界のスターたちとトランプのババ抜きを行い、負けた人が決勝を戦うことで、最弱を決める大会。予選第5試合に登場した井上は、嵐・相葉雅紀、えなりかずき、赤楚衛二、黒柳徹子と対戦した。
サプライズで登場した井上に、黒柳は「わたくし、ファンなの」と目をハートに。えなりも「東京ドーム行ってました」と防衛戦を観戦したことを打ち明け、握手を求めた。
相葉からは5月に行われたルイス・ネリ戦の1Rでダウンしたことを聞かれた。王者は「想定外。僕もビックリしました。気付いたら倒れてて、夢か現実か分からない時間が流れて、やべえ、ダウンしてる。一回落ち着こうと…」と振り返った。
そして、ババ抜きへ。相葉は「井上尚弥に勝てるなんて、ここでしかない」と本気モード。井上も「ババ抜きも強いですよ。勝ちに行きます」と負けず嫌いを発揮した。
中盤、えなり、赤楚が1枚ずつなのに、王者はジョーカー入りの6枚と大ピンチ。赤楚、相葉、黒柳の順にあがっていき、井上はえなりと一騎打ちとなった。
「マジで負けたくない」と頭を抱える井上。トランプを引く右手は、思わず拳を握ったが、えなりの手にあったジョーカーを引いてしまい、最後はえなりが読み切り、井上が敗れた。
ボクシングでは経験していない「負け」という現実に、リングでは見せたことのない、引きつった顔のモンスター。アンタッチャブル山崎弘也が「こんな顔見られないよ」と盛り上がると、「大丈夫です。こないだの試合でいう1R目のダウンなので。このあと、見てて下さい」と強がった。
2024年06月29日 20:22
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown12・5」のメーンイベントで、バンタム級王者の井原良太郎に完敗に終わった元ホストで、“少林寺拳法の貴公子”こと山川そうきが29日、試合後の様子を自身のYouTube動画を投稿。
2024年06月29日 19:19
女子プロレス「マリーゴールド」で珍事が起きた。初代ユナイテッド・ナショナル(UN)王座決定トーナメントとして29日の仙台PIT大会で行われたMIRAI(24) vs 青野未来(33)は、3度目の時間切れドローになった。
2人は16日名古屋大会で激突したが、15分時間切れドロー。5分間の延長戦でも決着がつかなかった。しかも、再戦となった23日新木場大会でも延長戦の末にドローとなり、今回が同一カード3度目の対戦となった。
だが、この日もお互いの意地が炸裂し、最後まで一進一退の攻防。結局、お互いに決め手を欠いたまま15分ドローに。5分間の延長戦でも決着がつかなかった。
異例の事態を受け、団体では7月13日の東京・両国国技館大会で同一カードを組むことを決定。勝者が、すでに1回戦を突破している大怪獣ボジラと新王座をかけて激突する。つまりMIRAIと青野がベルトを取るには、2試合のダブルヘッダーを強いられる。
試合後、MIRAIは「また決着がつきませんでした。本当は今日勝って、明日の宮古大会、両国につなげたいと思っていたんですが…」と唇をかみ締めた。故郷凱旋となる30日の岩手・宮古市シーアリーナ大会に弾みをつけられなかったことを悔やみつつも、モチベーションは下がっていない。
「ここまで来たら、もう両国、1日2試合でも3試合でも4試合でも何試合でも勝って、絶対に初代のベルトを手に入れます。とりあえずこの気持ち、いったん切り替えて自分の凱旋試合に行きたいと思います」と気持ちを引き締めた。
一方、青野も「すみません。決められなかった…」と悔しさを隠しきれない。それでも「こんなバチバチにやって、本当だったら体もズタズタだし。でも3戦して、ずっとアドレナリンが出ています。MIRAIと戦うのは楽しいし、両国で私がベルトを巻くイメージしかしてない。両国で万全でボジラとやりたかったけど、熱いエネルギーを持ったままボジラをぶっ倒してやるんで」ときっぱり。両国決戦でいよいよ決着がつくのか注目だ。
2024年06月29日 17:21
女子プロレス「スターダム」のゴッデス王座戦(29日、東京・後楽園ホール)は挑戦者の朱里(35)&小波(27)が、王者・葉月(26)&コグマ(26)を破り新チャンピオンに輝いた。
小波は2021年12月に体調不良のため退団。その後はフリーとしてスターダムにスポット参戦し、今年4月の横浜大会で復帰した。
試合で朱里と好連係を見せた小波は、得意の寝技でコグマを攻め込んだ。途中王者組の勢いに押される場面もあったが15分過ぎ、場外で小波が葉月に投げっぱなしジャーマンを発射。さらにリングの下から大江戸隊のパイプイスを取り出し葉月を殴り飛ばした。リングに戻すと側頭部をズバリ。最後は小波が葉月に胴締めスリーパーホールドを決め、ギブアップ勝ちを奪った。
試合後、マイクを持った小波は「勝ったぞ! FWCの姉妹愛、強い絆を感じた。でも今日勝ったのは私たちの師弟愛だ」と言い切った。パートナーの朱里に対して「今日は本当にありがとうございます。私はスターダムを退団した時に、もうプロレスができないかもしれないと思ったこともありました。でも私にはプロレスしかなくて、こうやってこのリングにまた戻って来る機会をつくってくれたのもゴッズアイがあったからです」と感謝を述べた。
練習生時代から朱里に面倒を見てもらった恩があるという小波は「だからこそ私は朱里さんとこのベルトを巻きたいと思った。これからこのベルトを2人で守って、最多防衛記録、私たちの師弟愛で成し遂げましょう」とサンダー・ロック(岩谷麻優&紫雷イオ=現WWEのイヨ・スカイ)が保持する最多連続防衛記録「V10」を塗り替えると宣言した。
するとリングに現れた大江戸隊のリーダー・刀羅ナツコから「師弟愛…あー素晴らしいね。どのユニットも仲良しこよしでうらやましいな」とあざ笑われ、「宣戦布告。次の獲物はお前らだ」と挑戦を表明された。
これに対し朱里は「誰が相手でも私たちがゴッデス防衛し続けます!」と受諾。「小波、本当にありがとう。2人で巻けてめちゃくちゃうれしい!」と喜びを爆発させた。
最後はセコンドに就いたゴッズアイのメンバーを呼び込み、朱里と小波が「自分に負けるな。限界を超えろ。ゴッデスアイ! ネバーエンド」と絶叫し大会を締めた。
2024年06月29日 16:36
女子プロレス「スターダム」の前ワンダー王者・安納サオリ(33)に、岡田太郎社長が救いの手を差し伸べた。
22日の代々木大会でセンダイガールズプロレスリング(仙女)の岩田美香に完敗し、ベルトを失った安納は放心状態に陥った。岩田から試合後、7月15日の仙女東京・後楽園ホール大会での再戦を呼びかけられたが返答せず、王座戦から1週間無言を貫いた。
29日のスターダム後楽園大会では同じ「コズミック・エンジェルズ」の中野たむ、なつぽい、水森由菜、玖麗さやかと組み、鹿島沙希、壮麗亜美、妃南、レディ・C、八神蘭奈組と対戦した。いまだ落ち込んでいる様子の安納は敵軍の猛攻にさらされると、反撃もままならない状態が続いた。最後は壮麗に雷の如く(ファイヤーサンダー)を決められ3カウントを献上した。
ショックのあまり無表情でその場を立ち去ると、突然岡田社長から「反応がなくてみんなも心配しているので、次の後楽園(7月4日)のカードを交渉して準備しました。仙女さんから岩田美香、愛海組で対するは安納サオリ、なつぽい組で戦ってください。これで少しは元気が出るんじゃないですか?」と提案された。
岡田社長の言葉に足を止めた安納だったが、何も言わずにバックステージへ。ようやく口を開くと「ごめん…。ごめん、みんな」と謝罪しうつむいた。するとリーダーの中野を筆頭に水森、玖麗からエールを送られ、なつぽいからは「落ち込むのはいいけど、時間に限りはある。サオリがこのままだったら私が行くからね」と手形が付くほどの威力で背中を叩かれ鼓舞された。
気合を注入され、少しだけ元気を取り戻した安納は勢いよく顔を上げると、無言でその場を立ち去った。絶対不屈彼女の再起に期待したい。