2024年07月02日 05:01
阪神の野口恭祐外野手(23)が1日、岡田監督への恩返しを誓った。 「支配下にも上げていただいたし、監督の期待に応えたいというのは一番あります」と真っすぐな目で言葉を紡いだ。 昨秋キャンプ中に支配下登録され、今春キャンプは1軍スタート。開幕は2軍で迎えたが、先月28日に初の1軍昇格を勝ち取った有望株。途中出場で1軍デビューとなった6月29日・ヤクルト戦(神宮)では2打数無安打だったが、ファーストストライクを積極的に振り抜く姿勢に、指揮官も「誰が見てもええやんか」と期待を寄せる。 2日からの広島3連戦に向けて新大阪駅から広島入り。「初めてプレーする」というマツダスタジアムについて「雰囲気、景色変わってくるので、変わらず自分のスタイルでプレーできたら」と心を躍らせた。プロ初安打を虎将も待ち望んでいる。
2024年07月05日 07:00
本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場する
【MLB】ドジャース ー Dバックス(日本時間5日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日、試合開始10時10分)、本拠地のダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場する。2試合ぶりとなる28号本塁打に期待がかかる。
3日(同4日)の同戦に「1番・DH」で先発出場した。初回に2試合連続安打となる中前打を放ち、4打数1安打1得点。打率.319、OPS1.043となった。チームは初回の3点のリードを守れず、12失点で大敗した。
7月5日は30歳の誕生日。この日は20代最後の試合となる。ここまで打率.319、27本塁打はリーグ2冠。64打点はトップのフィリーズ・ボームと6点差のリーグ3位となっている。
ダイヤモンドバックスはエースのザック・ギャレン投手が先発する。今季は12試合登板して6勝4敗、防御率2.83。(Full-Count編集部)
2024年07月05日 06:40
◆ 「そりゃやられますよ」
阪神は4日、広島との試合(マツダスタジアム)に5−7と敗戦。首位・広島相手に3連勝とはならなかった。
3−3の同点で迎えた8回裏、2番手・島本浩也は先頭の小園海斗に右安打を打たれ、続く坂倉将吾は二飛に打ち取るも、代走・羽月隆太郎に二盗、さらには野間峻祥を四球で歩かせ降板。
3番手・石井大智は初球で羽月に三盗、2球目で野間に二盗を許した。その後二死満塁となり、堂林翔太への初球がまさかの暴投となり、三塁走者・羽月が生還。さらには堂林の左越え2点適時二塁打などで突き放された。
試合後、岡田監督は「牽制もせえへんで、初球あんだけやられてるのに」とコメントした。
広島の機動力にかき回された阪神のバッテリーについて、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は「ピッチャーがクイックもできてないですよ。絶対に警戒する初球で、外すなり、長く持つなり何も無かったのでそりゃやられますよね」とバッサリ。
続けて「三盗を許したの場面は、ピッチャーが右投げ(石井大智)だったから二塁走者が見えてる訳ですよ。左投手だったらまだ分からないけれども…。岡田監督はもうちょっときつく言わないとダメですよ」と言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月05日 06:30
◆ 「見える範囲で起きていることなので…」
ヤクルトは4日、DeNAとの試合に0−3と完封負けを喫し、カード負け越し。紙一重の走塁がアウトとなり得点に繋げることができなかった。
2回に先頭の村上宗隆が左中間に安打を放ち、二塁を狙ったがタッチアウトに。4回にも先頭の西川遥輝がレフトのライン線に落ちる安打を放ち、こちらも二塁を狙ったがDeNAのレフト・関根大気の好返球もありタッチアウトとなった。打線はそのままDeNA先発の平良拳太郎に封じ込まれ今季9度目の完封負けを喫した。
果敢に二塁を狙った村上、西川の走塁について、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「村上選手の走塁に関しては、左投げのレフトがほぼ正面で捕球していて、見える範囲で起きていることなので、行くのであればクロスプレーにならないといけないと思います。完全なタイミングでアウトになるなら、やめるべきだったかなと。どちらかと言うと暴走に近い感じかなと思います」と言及した。
続けて「西川選手の走塁に関しては、僕でも行っていたと思います。こちらも左投げのレフトで、ファールゾーンが狭い中で体の右側で捕球した時に、回転をしながら送球をしなくてはいけなくて、回転すれば強い送球ができるんですけど少し遅れるんですよ。二塁を狙ってもクロスプレーになるので、ここは行っても良かったかなと思いますね」とコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月05日 06:20
◆ 打率は.331まで上昇
ロッテは4日、日本ハムとの試合(エスコンF)に3−1で勝利。
2024年07月05日 06:10
◆ 「何年もエースとして投げてるみたい」
西武は4日、ソフトバンクとの試合(みずほPayPay)に4−0で勝利。武内夏暉が8回無失点でデビューから5連勝を飾った。
ドラ1左腕・武内は生まれ育った福岡の地で8回119球、4安打無失点、4奪三振2四死球の快投。首位を独走するソフトバンク打線に三塁を踏ませず、NPBでは2015年の高木勇人投手(巨人)以来9年ぶり、左腕では1993年の杉山賢人投手(西武)以来31年ぶりとなる新人での開幕5連勝を達成した。
デビューから5連勝を飾った武内について、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は「投げてる雰囲気とか見てると『プロ野球は甘いのぉ〜、チョロイのぉ〜』と余裕を持って投げてるように見えるんですよ。新人でこの投球は凄いね」と冗談を交えながらコメント。
また同番組に出演した解説者の坂口智隆氏は「なによりマウンド上での立ち振る舞いが、何年もエースとして投げてるみたいな感じがしますし、もちろん投げてるボールはどれも良いんですけど、立ち姿は非常に大事だなと思いました」とルーキーらしからぬ落ち着きっぷりを称賛。
続けて「球が強い、変化球の腕も良いですし、インサイドにもズバリと投げ込める。打者の反応を見ていたら、球速よりも速さ、重さを感じているのかなと。それで変化球を慌てて反応してしまい泳がされたり、空振りしてしまうのかなと思いますね」と投球について分析した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月05日 06:04
救援左腕ラミレスが昇格、今季6登板で防御率3.86
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは4日(日本時間5日)、マイケル・ピーターセン投手をマイナーに降格したと発表した。代わってニック・ラミレス投手が昇格した。
30歳の新人ピーターセンは球団初の英国出身選手。6月16日(同17日)にメジャー昇格し、6月18日(同19日)の敵地・ロッキーズ戦では4点ビハインドの7回から2回1安打1失点。メジャー初勝利をマークした。前日3日(同4日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦では2回4安打4失点。今季は6試合登板、2勝0敗、防御率4.66だった。
34歳の救援左腕ラミレスは今季6試合登板して勝ち負けなし、防御率3.86。(Full-Count編集部)
2024年07月05日 06:00
「広島7−5阪神」(4日、マツダスタジアム)
泥だらけのヒーローがそこにはいた。広島の羽月隆太郎内野手(24)が八回に代走として出場し、二盗&三盗を決めると、投手・石井の暴投で勝ち越しの生還を果たした。チームの連敗は3でストップ。新井貴浩監督(47)の超積極采配に、代走の切り札が見事に応えた。
3度のヘッドスライディングが勝利を呼び込んだ。代走・羽月が二盗と三盗を立て続けに決めると、暴投で決勝のホームにも頭から滑り込んでの生還。足で主役に躍り出た若武者は「警戒されている中で行くのは不利だけど、そこで行ってこそ切り札と言えると思う。恐れずにいった」と首元が破れたユニホームで大粒の汗を拭った。
勇気と準備が実を結んだ。3−3の八回は先頭・小園が右前打で出塁すると、すぐさま代走として羽月が一塁へと駆けた。1死後に二盗を敢行。アウトになれば流れを失う。「無心で走った。あんまり覚えていない」と無我夢中のスタートで二塁を陥れた。
その後、1死一、二塁となったところで相手は投手を石井にスイッチ。「変化球というのが分かった。1つの確信が持てたので思い切って行った」。いくつもの修羅場で力を発揮してきたからこそ、培われる感性。経験と直感を頼りに初球で三塁へスタートを切ると、塁審の手は横に広がった。
足で圧をかけると、最後は2死満塁から暴投で迷いなく本塁へスタート。「良いピッチャーは低めに集まる。梅野さんもすごく上手ですけど、『やれっ!』と思って見ていた。最高の準備ができていたから、体が勝手に動いた」。ここでもヘッドスライディングをさく裂させ、大興奮のナインとベンチで喜びを分かち合った。
3連敗中で迎えた一戦。攻撃陣も5戦連続2得点以下で貧打が深刻な状況となっていた。「流れがすごく悪い中で、むちゃくちゃやらないといけないと思っていた」と新井監督。この日は序盤からエンドランなどを積極的に敢行し、最終的に走者がスタートを切った回数は10度を数えた。野間を2019年以来の5番で起用するなど勝つために、とにかく動きまくって、走りまくった。
その象徴となったのが羽月。指揮官も「彼がこちらの期待に100%応えてくれた。少しでも迷いがあったらホームは帰れてなかったと思う。なくてはならない存在」と手放しで絶賛し、「この今日の1勝というのは本当に大きな1勝だと思う」と胸をなで下ろした。
2024年07月05日 06:00
「広島7−5阪神」(4日、マツダスタジアム)
広島の羽月隆太郎内野手(24)が八回に代走として出場し、二盗&三盗を決めると、投手・石井の暴投で勝ち越しの生還を果たした。
2024年07月05日 05:57
○ カブス 10−2 フィリーズ ●
<現地時間7月4日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスが10得点の快勝で連敗ストップ。鈴木誠也外野手(29)は「4番・右翼手」でフル出場しマルチ安打を記録。イアン・ハップ外野手(29)が左右両打席で本塁打を放った。
カブスは2点ビハインドで迎えた4回裏、先頭のコディ・ベリンジャーが四球で出塁し、鈴木が右前安打で繋ぐと、ハップが右打席から12号3ランを放って逆転に成功。その後ニコ・ホーナーの適時打も飛び出し、この回一挙5点を奪った。
さらに5回裏、この回も先頭のベリンジャーが安打で出塁すると、鈴木が三塁への内野安打でチャンス拡大。ここで2番手右腕ドミンゲスが起用されると、今度は左打席に入ったハップが打った瞬間確信の13号3ラン。2打席連続の一発でフィリーズを突き放した。
カブスは7回裏、8回裏と追加点を重ねて2桁得点に到達。投げては先発ジャーメソン・タイロンが7回7奪三振、2失点の好投で今季5勝目をマーク。チームは連敗を3でストップした。
この試合の鈴木は3打数2安打、2四球、1盗塁という内容。2試合ぶりのマルチ安打を記録し、今季成績は打率.263、OPS.799に上昇している。
2024年07月05日 05:12
○ ツインズ 12−3 タイガース ●
<現地時間7月4日 ターゲット・フィールド>
デトロイト・タイガースが11失点の大敗で同地区カード負け越し。古巣ツインズ相手に先発した前田健太投手(36)は9失点を喫し、敗戦投手となった
1点の援護を貰って登板した前田は、初回を三者凡退で終える立ち上がり。3点リードに広がって2回裏を迎えるも、3連打を浴びるなど2失点。続く3回裏には二死満塁のピンチを招き、6番ケプラーの2点適時打で逆転。さらに、7番マーゴーの打ち取ったゴロ打球を前田が処理できず、内野安打となる間に三塁走者が生還。2点のリードを許した。
4回裏には二死から連続四球を与えてピンチを背負うと、4番ミランダの2点適時二塁打で再び失点。さらに、5番ジェファーズには14号2ランを被弾し、今季ワーストの9失点でノックアウト。その後試合は7回裏の途中で降雨中断となり、ツインズがコールド勝ち。前田に今季5敗目が付いた。
この試合の前田は3回2/3、88球を投げて9安打、3四球、3奪三振、9失点という投球。現地時間5月24日のブルージェイズ戦を最後に7登板白星が無く、今季成績は2勝5敗、防御率6.71となっている。
2024年07月05日 05:00
「広島7−5阪神」(4日、マツダスタジアム)
阪神が逆転負けで7月初黒星を喫し、3位タイに転落。首位・広島相手にカード3連勝を逃した。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏はリリーフ陣がつかまった八回にフォーカス。失点を防ぐためにチーム全体としての意識の大切さを説いた。
◇ ◇
阪神にとっては八回裏の守りが勝負の分かれ目となった。この回から登板した島本が1死一、二塁とピンチを招いて石井にスイッチ。結果的には石井が踏ん張れず、ここからの4失点で阪神は3連勝を逃した。
石井は初球、羽月に盗塁を許すなどし、その後、2死満塁。勝ち越し点はそこからの石井の暴投だった。しかしこの投手交代の場面、私が投手コーチだったら石井には「初球、直球でヒットだけは気をつけよう」と声を掛ける。
もしそんな打たれ方をすれば相手は勢いづき、投手交代に後手のイメージを与えてしまう。
もう一度その初球を振り返ると、石井は変化球を外角低めに外した。ここで二走・羽月が盗塁を決め一、三塁。梅野の送球がわずかにワンバウンドしたが、ストライク送球であれば、とか、直球を要求していればという見方はあるにせよ、バッテリーの球種選択は間違っていない。
打者石原に対し、最も警戒すべき、安易に直球を投げ込んで痛打されることがなかったこと自体は、実は合格点なのだ。
ただ、羽月はああした盗塁をよくやってくるだけに、それを許せば無警戒の印象は残る。例えばショート小幡が石井に注意喚起を促す。その声は羽月にも聞こえるはずで、わずかでも躊躇(ちゅうちょ)させられるかもしれない。チーム全体として防げる失点だったようにも感じた。
2024年07月05日 05:00
「DeNA3−0ヤクルト」(4日、横浜スタジアム)
最後の打者・宮本を空振り三振に斬ると、DeNA・平良拳太郎投手は女房役・山本と大の字になって抱き合った。
2024年07月05日 05:00
オールスターの選手間投票で初めて選出された巨人・戸郷翔征投手は4日、「一番うれしいと言っても過言ではない。選手に選んでもらえることが、ありがたい」と笑みを浮かべて感謝した。
この日は先発する5日・ヤクルト戦(神宮)に向けてジャイアンツ球場で調整。球宴の舞台でもある球場で「明日、勝っていい思いでオールスターを迎えられたら」と意気込んだ。
2024年07月05日 05:00
「日本ハム1−3ロッテ」(4日、エスコンフィールド)
前だけを見据えた。日本ハム・新庄剛志監督は7月から「ドラマ『大航海』のスタート」として再浮上を誓ったが、カード負け越しで4月15日以来80日ぶり、今季ワーストタイの借金1。荒波に揉まれる状況にも「大丈夫、大丈夫。これからいきますよ」と動じなかった。
最大の得点機は逆転された直後の五回。1死三塁で水谷の遊ゴロの間に三走の俊足・五十幡がホームをついたが間一髪アウト。リプレー検証も判定は覆らなかった。六回以降は1安打と大きな波は起こせなかった。
振り向けば、4位オリックスと1・5差。6日からは直接対決2連戦となる。「そんなの気にしてられないです。全然。逆に楽しみますよ」。胃腸炎で登録抹消していた松本剛も復帰予定。「勢いつくと思うし、彼も気合入っていると思うし、打線ができてくる」。選手会長の復帰とともに波に乗る。
2024年07月05日 05:00
「ウエスタン、阪神1−0中日」(4日、鳴尾浜球場)
球が風を切ってミットに吸い込まれる。阪神・茨木秀俊投手が今季初めて7回を無失点に抑える快投を披露。89球と余力を残して笑顔でマウンドを降りた。
以前から課題としていた立ち上がりも文句なしの投球だった。「スリーボールもあったんですけど、ストライク先行で投げられたことが一番良かった」。初回、樋口を追い込んで直球で遊飛に打ち取ると、辻本には3ボールから直球を打たせて三ゴロ。川越は高低で揺さぶって空振り三振に仕留めた。
二回以降は走者を出しても三塁を踏ませず。前回6月27日の同戦で5回2/3を7安打3失点と打ち込まれ、原点に立ち返り「(球の)低め意識」を徹底。その中でコースにしっかり投げ分け、緩急で竜打線を翻弄(ほんろう)した。和田2軍監督は「見ていて不安もなく、今シーズン一番いい内容」と絶賛した。
3日にロッテ・田中晴がプロ初勝利を挙げたことも右腕の気持ちを奮い立たせた。日本文理だった田中晴とは3年時の夏の新潟県大会決勝で、帝京長岡のエースとして投げ合い、惜しくもサヨナラ負け。因縁の相手であるとともに良きライバルでもあり「自分も早く1軍で勝てるようにならないといけないので、一日一日を大切にしたい」と闘志を燃やした。
プロ2年目。同級生らの活躍に負けじと1軍での勝利を目指す。