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2024年07月03日 22:30
QolyコラムニストNobuya Akazawaが語る、7月第1週のJリーグの注目カードとその予想をお届けします。 鮮烈な優勝争いが繰り広げられる魔境J1。過去にこれほどまでに勝ち点の詰まっているシーズンはなかなかないと思います。魔境J1の王者に輝くために、優勝争いの渦中にいるチームがいます。それが昨季王者のヴィッセル神戸と新スタジアムのデビューシーズンを華々しいものにしたいサンフレッチェ広島です。 現在勝ち点37で4位のヴィッセル神戸と勝ち点34で7位のサンフレッチェ広島。首位を猛追していくために、負けられない戦いとなることでしょう。もしかすると、ここが優勝争いに生き残れるか否かの分水嶺かもしれません。 お互いに是が非でも勝ちを切望する一戦はJ1リーグ第22節の『金J』に選ばれました。では今回はこの2チームがどのような試合を繰り広げそうなのかを考えてみますので、ぜひ一読ください! 今回の内容は以下のようになります。 ・試合の大枠 ・広島目線から考える試合展開 ↪︎大迫選手と中野選手の戦い ↪︎ハイプレスで閉じ込めれるか否か ↪︎SBを動かして取りたい背後 ↪︎広島がピンチになる状況とは? ・神戸目線から考える試合展開 ↪︎実は手にしつつある保持 ↪︎ハイプレス?ミドルプレス? ・まとめ トランジションを制する者は試合を制す お互いのプレースタイルを照らし合わせたときに考えられる試合展開は「速さの応酬」となることでしょう。明確なターゲットマンに最優先でボールを送り込むヴィッセル神戸と執拗に背後を狙っていくサンフレッチェ広島。だからこそ、早い展開になることは間違いないと思っています。 そしてこれに付随して引き起こるのがトランジションの応酬です。この試合の勝敗を大きく左右するのは、きっとトランジションを制するか否かだと思います。 速さとトランジション。この試合の大枠というか、テーマになりそうな予感がします。 ではこの大枠を元に試合の詳細を考えていきます!広島目線から考える展開大迫選手 vs 中野選手の戦い ↪︎ヴィッセル神戸と対戦するチームがまず考えることとして、大迫選手をどのように抑えていくのか?は最初に浮上する論点なのではないでしょうか。4節の対戦では荒木選手が大迫選手とバトルを繰り広げながら互角に戦っていましたが、怪我の影響もあり22節はどうなるかは分かりません。そこで大迫選手と戦うのはきっと中野選手となります。荒木選手が不在の間、多くの手強いCFと戦ってきましたが、今回の相手はJ1で最も手強い相手と言っても過言ではありません。 しかし中野選手は、駆け引きをしながらその差を埋めて見事にサンフレッチェ広島の最終ラインを支えています。だからこそ、大迫選手とどのような駆け引きをしながら、どのように勝っていくのかは見どころの1つと言えるでしょう。 ハイプレスで閉じ込めれるか否か 『信念の下、俺たちは走り抜く。』 それを改めて示し、9連戦を6勝1敗2分の見事な成績で走り抜いた6月。束の間のオフで心身共にリフレッシュして挑む重要な一戦となるであろうヴィッセル神戸戦。サンフレッチェ広島は自分たちを信じ切ってこの試合もハイプレスで相手を敵陣に閉じ込めていくことを行なっていくでしょう。 そのプレスの方法は523もしくは343の形となります。この時にやはり重要となってくるのが、3バックのような形になるヴィッセル神戸の前進にどのように噛み合わせていくかです。 サンフレッチェ広島はサイドバック(以下SB)にはウイングバック(以下WB)、センターバック(以下CB)には3トップのうち2枚、インサイドハーフ(以下IH)にはセンターハーフ(以下CH)と明確なマーカーを設定していきます。特に追い込んだとき、プレスが嵌ると確信した時のプレスの迫力と回収率はJ随一と言ってもいいと思います。 しかし上記の図のように、神戸が3枚の形になった時にSBにWBが出ていくのか、セカンドトップ(以下ST)が出ていくのかは考えなければならないところでしょう。 実際に昨シーズンのアウェイ神戸戦。バックラインに残るSBに対してWBを押し出した先の背後のスペースをウイング(以下WG)に使われてしまい、佐々木選手、塩谷選手、荒木選手が広大なスペースで晒されてしまって敗戦を喫しています。この敗戦があるからこそ、SBに対して誰を押し出していくのかは重要なポイントになると考えています。 バックラインに残りながらプレーするSBに対して誰がどこまで出ていくのかは1つの注目ポイントです。 神戸の選手にプレーする時間を与えないほどの鬼気迫るプレスと、それを支える構造をしっかりと押し出すことがでたときに、ハイプレスで王者の喉元を抉ることができるのではないでしょうか。 SBを動かして取りたい背後 ↪︎サンフレッチェ広島が取りたいのはやはりSBの背後のスペース。基本的に424のハイプレスと442のブロックを使い分けるヴィッセル神戸なので、WBのところでSBを引っ張り出していきたいのはサンフレッチェ広島です。 そのためにはやはり3CBで神戸のWGを呼び込む必要があります。さらにこれを作り出すために、神戸の1stプレスラインを横関係から縦関係にする必要があると考えます。 これをするためにCHのどちらかがDMFのような立ち振る舞いをする必要もあるかもしれません。これによってSTと列を上げるCHがIHのような立ち振る舞いをしながらWBの並行のサポートと、WBで引っ張り出したSBの背後を使える状況を作り出すことができるでしょう。 さらにCFと逆STへの上のパスの逃げ道を用意しつつ、それに付随する2ndボールの回収要員として、彼らが機能していくこともできると思います。 この形を作り出すことができるのならば、サンフレッチェ広島はヴィッセルを押し込むことができて「ずっと俺のターン」を作り出すことができるのではないでしょうか。 しかしSBの背後を消された時の保持の振る舞いはまだ拙いところが散見されるので、ここの向上も必須となりそうです。そしてそれを解決してくれそうなのが、若き才能の中島洋太朗選手となりそうです。彼が出場したのならば、彼のプレーに1人のフットボールファンとして、注目してみて欲しいです。広島がピンチになる状況とは? ↪︎ではサンフレッチェ広島がピンチになりそうな状況を考えてみましょう。それはトランジション敗北と3CB脇の強襲です。特に先述したようなWBの背後を使われてしまうと佐々木選手、塩谷選手が晒されてしまいます。 広島と対戦するチームの多くはこの状況を作り出すことが多い印象です。1発での背後と大迫選手へ一度ぶつけといて、その2ndボールを回収して対角に進んでいく方法。だからこそ、中盤の勝負はかなり重要なポイントとなり、最初に触れたように大迫選手 vs 中野選手の戦いは流れを掴み切るか否かの分水嶺です。 そして今節戦うヴィッセル神戸には武藤選手と大迫選手、予想では広瀬選手が入ってきます。特に武藤選手のドリブル突破はやはり厄介で、佐々木選手がどのぐらい対応できるかも試合を分ける大きなポイントになりそうです。 神戸と戦うときに広島はこの形を幾度となく作り出されています。されどもサンフレッチェ広島は自分たちのやるべきこと信じ切って戦い抜くチームです。これが吉と出るか、凶と出るかは、試合が始まってのお楽しみの1つでしょう。神戸目線から考える展開実は手にしつつある保持 ↪︎ヴィッセル神戸が実は手にしつつある保持の局面。「ハードワーク」を売りにして制した昨季。今季もそれをテーマに戦っているのですが、前節の鹿島戦で保持の局面も見せています。 (前節の神戸×鹿島の例を挙げさせてもらいます) 3枚の土台と4枚の土台を行き来する中で、大迫選手が列を下ろすことや、扇原選手がプレスラインの手前に降りることで、相手のプレス隊を引っ張り出すこと、全体のプレスの基準をズラしていくことを行なっていました。さらにこれを行なった場合の多くはWGが内側に入ってくることが少なく、幅を常に作り出しています。だからこそ鹿島戦の武藤選手の「一発回答ゴール」を生み出すことができるのできたのではないでしょうか。 そこでサンフレッチェ広島のプレスと照らし合わせたときに、この方法は刺さりそうだなと感じます。まず広島はプレスの基準をずらされることをあまり得意としていません。その象徴となったのが、20節の新潟戦と21節の川崎戦です。特に新潟戦は手前に降りたCHの対応に苦戦しました。だからこそDMFが1stプレスラインの手前にタイミングよく降りることができれば、ヴィッセル神戸は旋回をしながらライン間に立つ選手への下のパス、空間を作った中で大迫選手への上のパス、そして広島のプレスの足を止めることができれば、一発回答の背後で攻撃を仕掛けていくことができそうです。 そしてWGを強調していくことができると、自然とチャンスの回数は増えて勝利は近づくのではないでしょうか。 ハイプレス?ミドルプレス? ↪︎ハイプレスを仕掛けていくのか、ミドルプレスで少し構えてから出ていくのか。ここの部分は試合が始まってからすぐに見ていきたいところです。きっと立ち上がりはハイプレスを敢行するでしょう。しかし20分あたりからは、ミドルブロックでスペースを消すと予想します。なぜなら広島というチームがSBの背後を積極的に狙ってくるチームだからです。引っ張り出されて背後をつかわれてしまうとトランジションの局面でも不利になってしまいます。だからこそ、ある程度ボールを持たせていく中で試合のペースを落とすのではないでしょうか。そして外誘導をしながら、ボールを引っ掛けてカウンターへ!という構図を考えて試合を進めていくと予想します。 まとめ 今季ここまで最多得点を叩き出しているサンフレッチェ広島。しかしここまでの試合でゴールを奪えてない唯一の相手がヴィッセル神戸です。お互いに戦う土俵が似ているだけに、個人の勝負と試合に臨む詳細、そして積み上げてきたものをどのぐらい信じ抜いてプレーできるかが勝負「の分かれ目になるでしょう。 激しく、早く。この試合はきっとひと時も目を離すことのできない一戦になると思います!この試合もしっかりと楽しんで最高の週末にしましょう!!! Nobuya Akazawa|J1全部見るマン| サッカーの楽しさとスタジアムの良さを伝えたるために活動中。 YouTube⇨https://www.youtube.com/channel/UCzIHxajjbc3nVMA4hU7iUHQ X⇨https://x.com/soccer_bunseki
2024年07月07日 12:49
7月6日に開催されたJ1第22節で、鹿島アントラーズは北海道コンサドーレ札幌とホームで対戦。2−0で勝利した。
チームの全得点を演出したのが、鈴木優磨だ。61分に丁寧なラストパスで師岡柊生の先制弾をお膳立て。そして注目を集めているのが66分のアシストだ。敵陣右サイドで下がってパスを受けると、ファーサイドを目がけて右足を振る。まさにピンポイントのクロスを藤井智也がダイレクトで押し込んだ。
【動画】藤井智也の得点をお膳立てした鈴木優磨の絶妙クロス
ゴールに向かって走り出した藤井に正確に合わせてみせた。SNS上では「凄すぎ」「こんなん出来るのかよ」「ゲームみたいなクロスのスピード」「めちゃくちゃナイスボール」「ワールドクラス」「ベッカムやん」「訳わかんなくて草」「天才すぎておもろい」などの声が上がった。
チームトップの10ゴールをマークする背番号40が、アシストでも魅せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 12:39
リバプールに所属する日本代表のMF遠藤航が、7月7日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「FOOT×BRAIN」に出演。リバプールのユルゲン・クロップ前監督との“出会い”について語った。
湘南ベルマーレのユース出身の遠藤は、2011年にトップチームに昇格。ユース時代の恩師で12年に湘南の指揮官に就任した者貴裁監督(現・京都サンガF.C.監督)が、“クロップ流”のサッカーを志向していたため、なじみがあったという。
【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
「その当時から、クロップ監督がドルトムントにいた時とか、ミーティングの時に映像を見て、『こういうプレーが良い』とか、クロップのサッカーをよく見させてもらっていました。当時は香川(真司)選手がドルトムントにいて、監督もクロップで、ゲーゲンプレスを作り始めたところだったので、すごく見ていましたし、『将来、ドルトムントでプレーするところを見たい』みたいなことを言われたのを覚えています」
2023-24シーズンに遠藤はシュツットガルトから、クロップ監督が率いるリバプールに移籍。“10年越し”の縁に、遠藤自身も「まさか、この監督のもとでプレーするというのは、僕もすごく感慨深いものがありましたし、者監督もすごく喜んでくれましたね」と明かした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 12:35
佳境を迎えているコパ・アメリカ。
ブラジル代表は7日にウルグアイとの準々決勝を戦った。
ウルグアイDFロナルド・アラウホが17歳エンドリッキを突き飛ばし、それにラフィーニャが応戦するなど荒れるシーンも(アラウホとラフィーニャはバルセロナでは同僚)。そして、後半にはウルグアイMFナイタン・ナンデスが一発退場に。
だが、ヴィニシウス・ジュニオールを出場停止で欠くブラジルは数的有利を生かせずに得点を奪えないと、勝負はPK戦に委ねられた(延長戦はなし)。
すると、ブラジルは1人目のエデル・ミリトンと3人目のドウグラス・ルイスが失敗。ウルグアイも3人目のホセ・ヒメネスが失敗するも、4人目のマヌエル・ウガルテが決めて勝負あり。/
【速報】
PK戦を制したのは #ウルグアイ !
🇺🇾:〇〇〇×〇
🇧🇷:×〇×〇-
退場者を出しながらも #ブラジル を破る!
\
コパ・アメリカ 2024
準々決勝
🇺🇾ウルグアイvsブラジル🇧🇷
独占ライブ配信中
▶️https://t.co/Mt24TWxoMD
見逃し配信予定#ウルグアイブラジル#プライムビデオでコパアメリカ pic.twitter.com/Q8RoeyQXNF
— Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP) July 7, 2024
この結果、ブラジルは準々決勝での敗退が決定。ブラジル紙『Globo』では、「典型的なウルグアイ対ブラジル戦だった。多くの対立にバトル。ナンデスがひどいタックルで退場になったが、サッカーというのは本当に分からない。試合中にGKアリソンに仕事はほとんどなかった。ブラジルがボールを保持し、ウルグアイに勝つ可能性は事実上なかったのだが…」と伝えていた。
ネイマール引退後にブラジル代表の10番を継承しうる5人
一方、ウルグアイは、パナマを5-0で下したコロンビアと準決勝で対戦する。
2024年07月07日 12:30
Qolyアンバサダーのコラムニスト、ロイすんがお届けするレポートをお届けします。
2024年07月07日 12:16
セルティックのエースFWに君臨してきた古橋亨梧。昨季は1月にノリッジからのレンタルで加入した大型FWアダム・イダーが活躍したことで、控えに回ることもあった。
セルティックはイダーを完全移籍させるために、400万ポンド(8.2億円)のオファーをノリッジに送ったが、それは拒否された。ただ、移籍金を上乗せして、彼の獲得を目指すとされている。
そうしたなか、元セルティックFWアンディ・ウォーカーは、『BBC』でこう話していた。
「(イダーは欧州コンペティションでインパクトを与えることが)できると思う。
最終的にはセルティックはノリッジと合意に達して彼を獲得するだろう。
ブレンダン・ロジャーズ監督が彼と仕事を始めた時にその資質について熱く語っていた。まるでこの男がプレミアリーグのスターかのように。
彼はロジャーズ監督が一緒に働きたいタイプの選手だろう。体格、フィジカル、強さを兼ね備えている。この数年、ナンバーワンストライカーだった亨梧とは対照的だ。
もしセルティックがイダーを獲得すれば、彼はその座を引き継ぐかもしれない、彼はロジャーズ監督がスタメンに入れたがるタイプの選手だ」
イダーが完全移籍した場合、セルティックで古橋より序列が上になりえると感じているようだ。
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セルティックはまだ来季に向けた補強を本格化させていないが、果たして。
2024年07月07日 11:55
フェイエノールトでの2年目を迎えた上田綺世。
リヴァプールに引き抜かれたアルネ・スロット監督に代わるブライアン・プリスケ新監督のもとでチームは新体制をスタートさせた。
6日に行われた2部ドルトレヒトとのプレシーズンマッチで上田は早速ゴールを決めている(動画2分13秒から)。
ゴール前で反転しながら強引にシュートを放つと、相手に当たってゴールネットを揺らした。
黒髪っぽくなった上田は前半終了後にお役御免となり、試合はフェイエノールトが4-0で勝利している。
新指揮官は3-4-3のシステムを試しており、上田はセンターフォワードとして起用された(移籍も噂されるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスはコパ・アメリカ出場のために不在)。
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今後、フェイエノールトは8月4日のPSVとのオランダスーパーカップを戦い、10日にエールディビジ開幕戦を迎える。
2024年07月07日 11:44
スペインサッカー連盟(RFEF)は6日、同国代表ペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri')が膝の捻挫で欧州選手権(UEFA Euro 2024)の残りを欠場すると発表した。
ペドリは5日に行われた準々決勝のドイツ戦でトニ・クロース(Toni Kroos)のタックルを受けて負傷し、開始わずか8分で交代していた。
連盟の発表によると、ペドリは「2度の靱帯(じんたい)の捻挫」を負った。今後もチームに帯同して他の選手のサポートを行うという。
同国メディアの報道によると、離脱期間は1か月ほどだという。
スペインは9日に準決勝のフランス戦を控えており、ペドリの代役にはダニ・オルモ(Dani Olmo)が起用されるとみられている。
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2024年07月07日 11:40
自国開催のコパ・アメリカ2024でグループステージ敗退に終わり、指揮官グレッグ・バーホルターへの視線が厳しくなっているアメリカ代表。
2024年07月07日 11:40
デンマーク1部のヴェイレBKは6日、日本人MFの村田聖樹(24)を完全移籍で獲得したと発表した。 この投稿をInstagramで見る Vejle Boldklub(@vejleboldklub_official)がシェアした投稿
神奈川県出身で小学生の頃から川崎フロンターレの下部組織で育った村田。U-17日本代表への招集歴もある有望な選手だったが、川崎でトップ昇格できなかったため海外へ渡った。
ただコロナが蔓延したため帰国し、社会人1部のイトゥアーノFC横浜に加入。その後ラトビアの強豪ヴァルミエラに移籍し、2023年1月からはアゼルバイジャン1部のスムガイトでプレーしていた。
デンマーク1部は現在ブレンビーで鈴木唯人がプレーしており、5大リーグのスカウトも多数訪れる舞台。大きなチャンスを掴んだ村田だが、コロナで帰国を余儀なくされた際にはサッカーを辞めようと思っていたという。
そんな時に、現在ベルギー1部のヘントに所属する横田大祐から代理人業などを営む中村駿介氏を紹介された。
横田は川崎Fで小学生の頃から一緒にプレーした1学年下の後輩。彼も川崎Fのユースを高3の時に辞めてドイツに渡ったが、村田と同じくコロナ禍で帰国を余儀なくされていた。
紹介された中村氏は浦和レッズのユース出身で、トップ昇格はできなかったがラトビアのヴァルミエラでのプレー経験があった。中村氏との出会いで思いとどまった村田は横田とともにそのヴァルミエラへ加入することになり、これが大きな転機となった。 二人の過去は中村氏のYouTubeで語られている
ラトビアで結果を残した横田は昨年2月にポーランドのグールニク・ザブジェに加入し、ルーカス・ポドルスキや奥抜侃志(現ニュルンベルク)らとプレー。ここでも活躍した彼はポドルスキの仲介でヘントへとステップアップを果たしている。
村田もヴァルミエラからアゼルバイジャンへ移った後、昨季はスムガイトで公式戦35試合1得点を記録。ヨーロッパ・カンファレンスリーグの出場権をチームにもたらすとデンマーク1部への大きな栄転を果たした。
ヴェイレBKとの契約期間は2027年夏までの3年間で背番号は「71」。公式サイトには「自分のすべてを捧げる準備ができています」という村田の言葉も紹介されている。
今夏「欧州でステップアップしそう」な日本人サッカー選手6名
Jリーグに上がれなかった村田と横田のサクセスストーリーは多くの現役プレーヤーたちに夢を与えるはず。彼らのこれからの活躍に注目したい。
2024年07月07日 11:20
先日発表されたU-23日本代表のパリオリンピックメンバー。オーバーエイジ枠を使わなかったほか、MF松木玖生とGK鈴木彩艶が選ばれなかったことが話題になった。
フジテレビ系列の『ワイドナショー』に出演した前園真聖さんは、「OA枠を今回は使わない…というか使えなかったのが現実的」と説明すると、今田耕司さんは「なんで日本だけ使えないんですか?」と質問。これに前園さんはこう答えていた。
「日本だけでなく全部なんですけど、W杯と違って五輪は、チームと選手の権限があるので、そこの承諾が得られない限りは選手を招集できないんですね。W杯はチームから出なさいと(いけないと)いうことなんですけども。
今回も1年くらいかけて…呼びたいOA枠の選手が何人かいたと思うんですけど、交渉をしていたんですけど、呼びたい選手を呼べなかった、呼ばないならこのチームで行こうということでOA枠は使わなかった」
FIFAワールドカップの場合は所属クラブに選手の派遣義務があるが、五輪にはそれがない。なお、前園さんが出場した1996年のアトランタ五輪でも日本代表はオーバーエイジを使わなかった。
また、東野幸治さんが「なおかつ、松木玖生選手と鈴木彩艶選手が選ばれなかったんですけど、これは実力じゃなくてということですよね」が聞くと前園さんはこう説明していた。
「そうですね、松木選手はチームの中心だったので、選ばれなくて、皆さんびっくりされていたんですけども。彼はFC東京に所属していて、いま移籍の話が出ていると。
18人のメンバーに選んだとしても、移籍が決まった松木選手をチームから出した場合に、空いた枠に他の選手を補填することができない。怪我か病気以外は補填できないんですよ。そういうリスクを考えると、最初から呼びませんと」
松木も鈴木もこの夏に移籍する可能性があり、そこを考慮したうえでの判断と解説していた。
海外日本人、パリ五輪メンバーに含まれなかった11名の逸材
U-23日本代表は、パリ五輪で7月24日にパラグアイ、27日にマリ、30日にイスラエルと対戦する。
2024年07月07日 11:18
[J1第22節]東京V 1−1 C大阪/7月6日/味の素スタジアム
東京ヴェルディは7月6日、J1第22節でセレッソ大阪とホームで対戦し、1−1で引き分けた。
前半、東京Vは前線からのハイプレスと中央を固めるディフェンスでC大阪の攻撃を跳ね返す。一方、攻撃面ではカウンターから山田剛綺、山見大登らが相手ゴールを脅かすシュートを放つなど、理想的とも言える試合運びを見せる。
しかし、42分にアクシデントが起こる。それまで前線でハードワークしていた山田楓喜が、C大阪のカピシャーバへの危険なタックルで一発レッド。前半のうちに数的不利になってしまったのだ。
だが、後半開始早々の49分、東京Vはワンチャンスをモノにする。綱島悠斗が敵陣エリア内でファウルを受けてPKを獲得すると、これを山見が決め、先制に成功した。
それ以降、東京Vは攻勢を強めたC大阪に押し込まれ、防戦一方に。76分にはC大阪のレオ・セアラにネットを揺らされ、同点にされてしまうが、それでも東京Vは守護神マテウスを中心に粘り強いディフェンスでゴールを守り、なんとかドローで終えた。
【動画】東京Vの山見がPKを決めて先制!
試合後、東京Vの綱島がPKを獲得したシーンをこう振り返った。
「ルーズボールがペナルティエリアの中だったので、自分のストロングである高さ(188センチ)を活かしてマイボールにしたいって気持ちでした。そうしたら相手が足を振る瞬間が見えたので、先にボールに触れたら何か起きるかもしれないと思って、飛び込みました」
また、退場処分になった山田楓への想いも明かす。
「彼もチームのためにリカバリーパワーを出した。その結果でレッドカードが出てしまったので、自分たち出ているメンバーが彼のためにもやってやろうって想いでした。
彼はハーフタイムにも、一人ひとりに『申し訳なかった』『頼むぞ』って声をかけていて、その悔しさを晴らすことができるのは、試合に出ている僕らしかいないので、あそこでPKを取れたのは、彼の想いでもあったかなと」
高崎航地主審がペナルティスポットを指すと、綱島はガッツポーズをしながら吠えていたが、仲間への想いが表われたワンシーンとも言えるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 11:15
5日に現役を引退したドイツ代表MFトニ・クロース(レアル・マドリード/スペイン)が、6日、自身のインスタグラムで別れのメッセージを公開した。
2024年07月07日 11:13
[J1第22節]東京V 1−1 C大阪/7月6日/味の素スタジアム
セレッソ大阪は7月6日、J1第22節で東京ヴェルディと敵地で対戦し、1−1で引き分けた。
前半のうちに東京Vが退場者を出し、数的優位に立ったC大阪だが、49分にPKで先制点を奪われる。
1点を追いかけるC大阪は、選手交代などで攻勢を強めると、76分にレオ・セアラのゴールでタイスコアに戻す。しかし、その後の猛攻は実らず、タイムアップの笛が鳴った。
勝点1を分け合う結果となったが、この試合で別格の存在感を放ったのが、ダブルボランチの一角で先発した田中駿汰だ。20分に相手DFの背後を取ったL・セアラに浮き球のパスを通せば、76分には鋭いスルーパスからL・セアラのゴールをお膳立て。83分にも平野佑一に縦パスを供給するなど、チームの多くのチャンスが背番号10のパスから生まれていた。
【動画】田中のスルーパスからL・セアラがゴール!
試合後、田中はアシストした場面について「相手を揺さぶったなかで疲れてきていて、スライドが間に合わなくなった時にスペースが空いて、ゴロで出せた。隙を逃さず、上手く出せた」と手応えを口にする。
また、「ああいうパスをボランチから出していければ、チャンスシーンが増えてくると思う。佑一君のシーンは、どちらかと言うと受け手がパスを引き出してくれた形ですけど、出し手は前で動いた選手をどんどん狙っていく。シンプルですけど、それが相手にとっては嫌なことだと思うので、怖がらずに出していきたい」と話す。
C大阪はルーカス・フェルナンデス、カピシャーバらを活かしたサイド攻撃も武器だが、ボランチがいかに効果的な縦パスを供給できるかどうかも、チームが上位進出を狙ううえでの鍵になるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 11:09
鹿島アントラーズの藤井智也が、アクロバティックなシュートで自身の殻を破るゴールを決めた。
鹿島は7月6日、J1第22節で北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦し、2−0で勝利した。
61分に師岡柊生のJ初ゴールで先制すると、その師岡と交代で62分に藤井がピッチに立った。
4−2−3−1の左サイドに入り、精力的に相手背後を突く。すると66分だ。トップ下の鈴木優磨が、右サイドのハーフウェーライン付近まで下がってボールを受け、鋭いクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ藤井が、トップスピードのままジャンプし、左足で合わせてゴールへ流し込んだ。
【動画】藤井智也が札幌戦でゴラッソ!
「狙ったゴールとは言い難いかもしれないですが、しっかりと枠に飛ばすことができて良かったです」
続けて、藤井は「優磨君の技術の高さだと思うし、ボールを送ってくれた優磨君に感謝です」とコメントした。
一方で、あまりにも華麗なシュートだったためか、試合後に鈴木から「あれ、お前のトラップミスだろ?」と言われ、「そうかもしれません」と返し、笑いを誘ったという。
藤井は今季プロ4年目。デビュー以来、毎年ゴールを記録するものの、1シーズンに1点のみ。今季は6月16日の18節・アルビレックス新潟戦(1−1)で初ゴールを記録し、そして札幌戦で自身初のシーズン“2点目”をマークした。
「もう少し継続して決めたいです。2試合連続とか3試合連続とか。でも、今日のゴールはちょっと僕のなかで新しい形だったので、そこは自信になりました」
日々葛藤を続けながらも、得点パターンを増やしていきたい。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 11:08
[J1第22節]東京V 1−1 C大阪/7月6日/味の素スタジアム
7月6日に行なわれたJ1第22節で、セレッソ大阪は東京ヴェルディと敵地で対戦し、1−1で引き分けた。
49分にPKで失点し、1点を追いかけるなか、76分に同点弾を決めてチームに勝点1をもたらしたのが、エースのレオ・セアラだ。
田中駿汰が縦に差し込んだスルーパスに、敵陣エリア内で反応したL・セアラは、ワントラップして右足を振り抜き、逆サイドネットに強烈なシュートを叩き込んだ。
【動画】チームに勝点1をもたらすL・セアラの同点弾!
試合後、L・セアラは得点シーンを次のように振り返った。
「自分は一度ペナルティエリアから出て、そのあとにまた入ったので、マークを外せました。素晴らしいパスが来て、トラップも上手くできたので、ゴールに繋がった」
これで今季16点目をマークしたブラジリアンストライカーは、J1得点ランキングで2位の横浜F・マリノスのアンデルソン・ロペスに4ゴール差をつけ、1位を独走している。
また、自身のJリーグでのキャリアハイ(12得点)も更新中だ。順調にゴール数を積み重ねられている要因を訊くと、桜の背番号9は「いつも言っているんですけど」とし、こう語った。
「自分は歳を取るごとに、前の年よりも上回ることをいつも心掛けています。今年に関しては、フィジカル面を意識して練習しているので、それが繋がっているのかなと思います」
そして、こう続ける。
「ただ、それだけじゃなくて、チームメイトにたくさん良い選手がいて、アシストをしてくれているので、それで点が取れています」
ゴールをお膳立てした田中との連係面についても、L・セアラは「自分をいつも探してくれるので、駿汰がボールを持った時は、常に(相手DFの)背後に走ろうと心掛けています」とコメント。仲間との信頼関係が築けている点も、得点を量産できている要因のひとつだろう。
今季はどこまでゴール記録を伸ばすのか。L・セアラのさらなる活躍に注目だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)