2024年07月04日 05:21
日本サッカー協会は7月3日、パリ五輪に挑むU-23日本代表のメンバー18人とバックアップメンバー4人を発表した。 2008年の北京五輪以来、24歳以上のオーバーエイジ(OA)枠を一人も利用しなかったのが特徴だ。それでも、多士済々の大岩ジャパンの顔ぶれに、隣国からは羨望の声が上がっている。 約40年ぶりに五輪出場を逃した韓国の複数メディアがこのニュースを伝えると、同国のファンからは次のような声が上がった。 【PHOTO】パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介! 「やはりアジア最強」 「はぁ、日本はすごいね。比較される」 「やはり日本。真っ向勝負、未来のための投資」 「私たちは参加すらできない」 「スキルも能力もない韓国サッカー」 自国が出場できないもどかしさを感じるとともに、日本の充実度に驚嘆しているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 19:00
マジョルカは7月6日、ボーフムを退団した浅野拓磨と2026年までの2年契約を結んだと発表した。
今年11月に30歳となる日本代表FWは、サンフレッチェ広島でプロキャリアをスタートさせると、当時21歳の2016年にアーセナルに加入した。ただ、労働許可証の関係でシュツットガルト、ハノーファーに期限付き移籍し、イングランドの名門でのプレー機会は訪れず。その後、2019年からパルチザン、2021年からボーフムの一員として戦っていた。
初参戦のラ・リーガで新たな挑戦をスタートさせるにあたり、スペインの有力紙『MARCA』が「タクマ・アサノがマジョルカのサイドに火をつける」と題した期待感溢れる記事を掲載。大久保嘉人氏、家長昭博(現川崎フロンターレ)、久保建英(現レアル・ソシエダ)に続き、クラブ史上4人目のサムライ戦士について、こう伝えている。
【動画】マジョルカの投稿した浅野のウェルカムムービー
「29歳の左ウインガーは、過去3シーズンをドイツのクラブで過ごした後、バレアレス諸島のクラブにやってきた。昨シーズンは重要な役割を担い、(ブンデスリーガ)29試合で6ゴールを挙げた。クラブは、右利きの万能型アタッカー、前線全体を動き回るエキスパート、スピードの持ち主と定義している。
母国では『ジャガー』の愛称で親しまれているアサノは、ワールドカップ出場歴があり、52キャップを誇る日本代表選手だ。ブンデスリーガのハノーファーとシュツットガルト、セルビアのパルチザンでもプレーしている」
爆発的なスピードに加え、カタール・ワールドカップでの活躍などから分かる、ビッグマッチでの勝負強さを持つ浅野。ラ・リーガでも価値ある一発を叩き込み、ジャガーポーズを炸裂させられるか。久保建英とのサムライ対決にも注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 18:40
インテルが、バイエルン・ミュンヘンに所属するキム・ミンジェに関心を寄せていると『Football Italia』が報じた。
記事によるとネラッズーリはこの韓国代表DFを獲得する場合、ローン移籍で検討しているという。キムはナポリで22-23シーズンにスクデットを獲得した後、5000万ユーロでバイエルンへと移籍したが、シーズン途中に加入したエリック・ダイアーとの兼ね合いでベンチを温める時間が多くなっていた。
ただインテルがキムを獲得するには一つ条件があり、所属選手であるステファン・デ・フライの動向次第だという。このオランダ人CBは、今夏にサウジ・プロリーグのアル・イテハドへの移籍が噂されているため、もし彼が抜ければ、その穴を埋めるためにキムが候補として挙がったのだ。
デ・フライはEURO2024に出場中で、ベスト8のトルコ戦では見事に同点ゴールを記録しチームの勝利に貢献した。もしかしたらこの活躍ぶりによって、インテルは売却の考えを改めるかもしれないし、他に新たな動きが出てくるかもしれない。おそらく大会後までは不透明のままだろうが、彼らについての続報を待ちたい。
2024年07月07日 18:30
セレッソ大阪は7日、元日本代表MF清武弘嗣がサガン鳥栖へ期限付き移籍することが決まったと発表した。
清武は1989年11月12日生まれの34歳。地元の大分トリニータで2008年にトップ昇格し、10代の頃からJの舞台でその才能を発揮。2010年に移籍したセレッソ大阪でも強烈な輝きを放ってみせた。
2012年夏に欧州へ旅立ち、ドイツのニュルンベルクやハノーファー96、スペインのセビージャでプレー。2014年のブラジルワールドカップに出場するなど日本代表としても43試合に出場し5ゴールを記録した。
2017年2月、C大阪への復帰を決断。以降長くチームの顔としてプレーしてきたが、怪我の影響もあり昨季から出場機会を大幅に減らしていた。
以下は鳥栖への期限付き移籍が決まった清武のコメント。
「セレッソを愛するファン、サポーターのみなさん。約10年間、僕を応援してくれて本当にありがとうございました。今回の移籍は本当に悩みました。クラブ設立30周年の中、優勝という目標を掲げてスタートし、何も残せなかった自分に情けなさと悔しさが残ります。しかし、まだまだ自分はプレーできると、そしてみなさんにもう一度認めてもらえるように頑張ってきます。いつも僕の心の中にはファン、サポーターのみんながいます。ずっと愛してくれて、共に戦ってくれて、応援してくれて本当にありがとうございました。これからもセレッソ大阪の幸せを祈っています」
「この度サガン鳥栖に期限付き移籍する事になりました、清武弘嗣です。今回の移籍は強い覚悟をもってきました。鳥栖は攻撃的でボールを大切に繋ぎながらゴールを目指すサッカーでとても魅力的なチームです。僕自身がもっているもの、そして今までの経験をチームの為に全てを注ぎ込みたいと思います。今日からよろしくお願いします」
C大阪だけじゃない!クラブカラーが「ピンク色」な珍しいサッカーチーム
清武の移籍期間は2025年1月31日までとなる。
サガン鳥栖は、7月10日(水)に天皇杯3回戦の横浜FC戦に臨み、14日(日)にはガンバ大阪とホームで対戦する。
2024年07月07日 18:14
セレッソ大阪のMF香川真司が7月7日、自身のインスタグラムを更新。
2024年07月07日 18:09
今季から鹿島アントラーズを率いるランコ・ポポヴィッチ監督は、2009年の大分トリニータを皮切りに、FC町田ゼルビア、FC東京、セレッソ大阪とJリーグの4クラブで指揮を執った経験のある指導者だ。
森重真人や徳永悠平など日本代表クラスのタレントを擁したFC東京、柿谷曜一朗や山口蛍らに加えてディエゴ・フォルランも加わったC大阪時代はタイトルへの期待も高まったが、結果を出せないままチームを去る形になっている。
時に感情を爆発させたり、語気を強めたりする印象も強かったため、鹿島監督就任が明らかになった時、「彼のようなタイプの指揮官がこのチームに馴染むのか」といった懐疑的な目線を向ける人も少なくなかった。
鹿島というクラブには、何があっても自らの考えをブレずに貫ける小笠原満男や本山雅志のような達観した選手がいたため、監督の気性が荒くてもあまり問題にはならなかった。が、今の若い選手は繊細でナーバスな傾向が強く、物事を深刻に受け取りがちだ。何か言われて委縮してしまう人間がいても不思議はない。そこは不安視された部分だろう。
「ポポヴィッチ監督も『鹿島で成功したい』という思いが強くて、今は我々とのコミュニケーションも密に取ってくれています。セルビア語で激しく喋ってくると、聞く側が想像以上に強く感じるということも伝えて、『お互いにアジャストしていこう』と言ってくれています。
ピッチ内外での彼の立ち振る舞いをよく見ていますが、今は“堪えること”をすごくやってくれている。言いたいことはたくさんあるし、勝つためには言わないといけないことは躊躇なく指示しますが、状況によってはそれをグッと飲み込んで、いったん頭の中で整理して、言うべきことをシンプルに話す。そんな姿が印象的ですし、大分時代とは大きく変わったところかなと思います」と、鹿島の強化責任者である吉岡宗重フットボールダイレクターは、これまでの月日を噛みしめている様子だ。
確かに今季のポポヴィッチ監督は、時に激しさや怒りを前面に押し出すものの、常に感情を起伏させているわけではない。
6月30日のヴィッセル神戸戦を見ても、1−3で逆転負けした直後なら、不機嫌でロクに喋らないといった態度に出てもおかしくないだろう。だが、指揮官は熱心に応援してくれたサポーターに心からの感謝を口にし、鈴木優磨不在の課題についても、これまで以上に懇切丁寧に説明してくれた。
その一挙手一投足を間の当たりにし、筆者も「ポポさんは年齢や経験を重ねて丸くなった」と痛感させられた。今の接し方が鹿島の若い世代には合っているのかもしれない。
鹿島への適応・順応を進めるポポヴィッチ監督の手腕が問われるのは、ここからの後半戦だ。吉岡FDは「これまでやってきたことの成熟度を上げていく必要がある」と語っていたが、得点力アップと失点減という課題の両方に向き合っていくことが重要なのだ。
「アグレッシブなプレッシングやハードワークを前面に押し出した守備をしているので、連戦や夏場になってくると、どうしても守りが崩されることも増えてくる。失点数が増えるのはある程度、仕方ないと考えていたところもありました。その改善はマストですが、より点を取れるようにしなければいけないのも確かです。
首位・町田ゼルビアとの直接対決が最終節にありますけど、それを待たずしてタイトルが取れる状態に持っていきたい。すでにルヴァンカップを失っているので、残されたのはJ1と天皇杯ですけど、優勝できるように最善を尽くしていくつもりです」
【PHOTO】雨のカシマスタジアムに大声援を轟かせた鹿島アントラーズサポーター!(Part1)
吉岡FDが語るような成果を得られれば、常勝軍団復活への布石を打てるし、“鹿島らしさ”を継承していくことも可能になる。
小笠原満男という偉大なプレーヤーの引退後、鹿島はタイトルから遠ざかっているが、小笠原とともにプレーした経験のある柴崎岳、土居聖真、植田直通、鈴木といった面々が今のチームにはいる。柴崎、植田、鈴木はみな海外から戻ってきた選手だが、鹿島の文化というものを知り尽くし体現できる存在を戻しながらチームを強くするという形は、これからも続けていく方向だという。
「昨季、植田と岳、今年移籍した昌子(源)が帰ってきて、何も語らなくても鹿島の伝統を示してくれていることで、多くの選手が自覚を強めていると思います。優磨も去年はその作業がうまくいかなくて苛立っているようにも見受けられましたけど、彼らが戻ってきて負担も軽減されたと感じています」と、吉岡FDは前向きに発言している。
実際、植田などは、ことあるごとに「鹿島は常にタイトルを求められるクラブ」「負けは許されない」「2位で満足していられるチームじゃない」と言い続けており、まだ優勝経験のないメンバーも危機感を募らせているに違いない。
川崎フロンターレも長い時間を要して2017年にJ1初制覇を果たしてから一気に黄金時代を築いたが、優勝というのはそれだけ大きな成長への起爆剤になる。どんな形でもいいから頂点に立つことが、今の鹿島に求められるタスクなのだ。
「今後はアカデミーから育ってきた選手もより戦力になってくれると思います。すでに徳田(誉)がJ1デビューを果たし、彼と松本遥翔、佐藤海宏の来季トップ昇格が決まっていますけど、ユース監督の柳沢(敦)、テクニカルアドバイザーの満男、GKコーチの曽ケ端(準)、アカデミーダイレクターの鈴木修斗らOBが育成に尽力してくれています。
以前から『アントラーズ技術委員会』という場があって、そこでトップから下部組織の方向性のすり合わせをやっていたのですが、コロナもあって少し中断しています。今は全カテゴリーにOBがいますし、外で指導経験を積んでいる優秀な人材もいる。今後は彼らを監督に呼ぶ可能性もあります。あらゆる手段を講じて“鹿島らしさ”を未来につなげていくつもりです」
鹿島のDNA継承の重要性を強調する吉岡FD。そのために、過去にクラブで指揮した指導者の再招聘なども模索していくこともあり得そうだ。もちろん今はポポヴィッチ監督体制で優勝することが最優先だが、近未来の鹿島が果たしてどうなっていくのか――。その舵取り役のさらなる斬新なチャレンジに期待したいものである。
※このシリーズ了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
2024年07月07日 17:47
元日本代表MFの前園真聖氏が、7月7日にフジテレビ系列で放送された情報・ワイドショー番組「ワイドナショー」に出演。パリ五輪に臨むU-23日本代表について語った。
3日に、パリ五輪に出場する大岩ジャパンのメンバー18人とバックアップメンバー4人が発表された。今回は、最大3人まで使用が可能な24歳以上のオーバーエイジ(OA)枠での選出はなかった。2008年の北京五輪以来4大会ぶりとなる“OAなし”について、前園氏は、ワールドカップとの違いに言及する。
【PHOTO】悲願のメダル獲得へ!パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
「使わないというか、使えなかったというのが現実的。ワールドカップと違ってオリンピックは、チームと選手に権限があるので、そこの承諾を得られない限りは、選手を招集できない」
そして「今回も1年ぐらいかけて、呼びたいオーバーエイジ枠の選手、何人かいたと思うけど、交渉したけど、呼びたい選手を呼べなかった。呼ばないならば、このチームで行こうということで、オーバーエイジ枠は使わなかった」と見解を述べた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 17:22
パリ五輪に挑む大岩ジャパンのメンバーがついに発表された。ここでは56年ぶりのメダル獲得を目ざすU-23日本代表の選ばれし18人を紹介。今回はGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)だ
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パリ五輪世代はGKに実力者がひしめく。A代表でポジションを掴みつつある鈴木彩艶(シント=トロイデン)、今年1月のアジアカップでA代表に初招集された野澤大志ブランドン(FC東京)、2019年のU-17ワールドカップに出場し、昨年はクラブでレギュラーに定着した時期もある佐々木雅士(柏)、昨年10月のアジア競技大会で活躍して今季は千葉で正守護神を務める藤田和輝。タレントを挙げれば、枚挙にいとまがない。
群雄割拠のGK陣のなかで、パリ五輪メンバーで背番号1を託されたのが小久保玲央ブライアンだ。パリ世代チーム初の海外遠征となった22年3月のドバイカップから継続して招集され、鈴木と熾烈なポジション争いを繰り広げてきた。
パリ五輪では鈴木が招集外となっており、小久保にかかる期待は大きい。ナイジェリア人の父とバスケットボールをやっていた日本人の母から譲り受けた身体能力は抜群で、191センチの高さとリーチを活かしたセービングに定評がある。その実力に疑いの余地はなく、4月中旬から5月初旬にかけて行なわれたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)での活躍は記憶に新しい。
その一方で、キャリアを振り返ると、決して順風満帆ではなかった。
柏のアカデミーで育った小久保は早くから将来を嘱望されてきたが、U-18チームに入ってからは伸び悩んだ。思うように出場機会を得られず、レギュラーに定着したのは高校3年次を迎えてから。
経験を積んでトップチームの練習にも参加するまでになり、当時正GKを務めていた中村航輔(現・ポルティモネンセ)からも多くの学びと刺激を受けた。高3の春に話を聞いた際にも、小久保はこんな言葉を残している。
「本当に異次元。シュートストップの範囲とか安定感、1対1で身体を張るところ。ゴールを入れさせない技術はトップレベルでした」
その中で小久保は海を渡る決断を下す。今でこそ高卒で国外に行く流れができつつあるが、当時はまだそこまで多くなかった。18歳の異例の決断に驚きの声も聞かれたが、決して無謀な挑戦をしたわけではない。
18年1月に開催されたアルガス国際カップに柏U-18の一員として出場。準決勝でベンフィカと対戦してPK戦で勝利を収めると、スカウトの目に止まり、きちんと評価を受けての加入だった。
単身ポルトガルに渡ると、最初はU-19チームでプレー。20年8月にはUEFAユースリーグで準優勝に貢献し、その後はBチームを主戦場としつつ、トップチームのサードGKとしてチャンピオンズリーグの試合でもベンチ入りした。
【PHOTO】悲願のメダル獲得へ!パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
着実に経験を積むなかで、大岩ジャパンでは苦戦。ポジション争いが激しく、思うように出場機会を得られなかった。なかなか鈴木の牙城を崩せず、22年6月のU-23アジアカップではサブに甘んじ、23年9月のU-23アジアカップ予選でも出場機会を得られなかった。
さらに不運だったのが、怪我やコンディション不良の影響でそこから半年近く代表から遠ざかった点だ。しかも、鈴木は同年10月からA代表の活動に専念。ライバルがU-23代表の活動から離れた状況下で、ポジション奪取のチャンスを活かせなかった。
しかし、今年3月に久しぶりに代表に戻ってくると、好プレーを連発。直後に開催された先述のU-23アジアカップでは正GKとして活躍。最後尾から仲間を鼓舞しつつ、正確なセービングでピンチを幾度も救った。
最大のハイライトは、パリ五輪の出場権を手にした後の決勝だろう。ウズベキスタン戦は劣勢となり、押し込まれる展開が続いた。なんとか90+1分にMF山田楓喜(東京V)が先制点を決めたが、直後に右SB関根大輝(柏)がPKを献上。絶体絶命の大ピンチを迎えながらも、見事に読み切ってストップ。優勝に貢献した。
パリ五輪では鈴木が招集外だが、ライバルがメンバー入りを果たしていたとしても、正守護神の座を奪えるだけのプレーを見せており、自信はある。柏から世界へ――。4年に一度の大舞台でどんなプレーを見せるのか。
「日の丸は自分が15歳の頃から背負ってきた。今でも変わらないことですが、いつどこで背負っても重みは感じる」
覚悟を決めた守護神は、恐れずに日本のために戦う。その先にはきっとまだ見ぬ景色が待っている。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年07月07日 17:00
自身6大会目のEURO出場となったポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド。
2024年07月07日 16:24
ボローニャが、ドルトムントを退団したドイツ代表DFマッツ・フンメルスの獲得に関心を示しているようだ。6日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。
ボローニャは2023−24シーズンのセリエAを5位で終えて、新シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。前身大会ヨーロピアンカップ時代の1964−65シーズン以来、60年ぶりの大舞台に向けて、国際大会での経験が豊富なフンメルスを迎え入れたいようだ。
現在35歳のフンメルスは、バイエルンの下部組織で育ち、2007年5月にトップチームデビュー。2008年1月にドルトムントへ移籍すると、大黒柱として2010−11シーズンと11−12シーズンのブンデスリーガ連覇に導いた。2016年夏にバイエルンへ電撃復帰したものの、3年後にドルトムントへ帰還。2020−21シーズンのDFBポカール制覇や昨季のCL準優勝などに貢献した。
ブンデスリーガ通算442試合、CL通算90試合に出場。ドイツ代表では78キャップを数え、FIFAワールドカップブラジル2014の優勝メンバーともなった。実績十分なセンターバックを巡っては、やはり争奪戦がぼっ発。イタリアではローマや昇格組コモがフンメルスの獲得に躍起となっており、ブンデスリーガの無敗王者レヴァークーゼンも同選手への関心が報じられている。
2024年07月07日 16:14
7月6日、湘南ベルマーレはJ1第22節で浦和レッズと敵地で対戦し、3−2で勝利した。
15節のアルビレックス新潟戦(2−1)以来、7試合ぶりの白星を掴んだゲーム。試合終了の笛が鳴った瞬間、ピッチ上で勝利以外の意味でも喜びを噛みしめた選手がいた。左膝前十字靱帯断裂から約10か月ぶりに実戦復帰したFW根本凌だ。
根本は昨季、期限付きで加入したJ2の栃木SCで主力を担い、夏場までに6ゴールを挙げる活躍を見せたが、8月26日の水戸ホーリーホック戦で負傷。今年の5月頃まで長期のリハビリに励んでいた。
6月に入って全体練習に復帰し、徐々にコンディションを上げていたなか、浦和戦で今季初めてメンバー入りを果たし、85分からピッチに立った。そして、この背番号16の活躍がなければ、勝点3獲得も成し得なかったかもしれない。
1−2で迎えた90分、左サイドで福田翔生の落としを受けた石井久継がカットインから右足を振り抜き、殊勲の同点弾をマークした。この時、根本は背後を狙う動きで相手DFを引きつけて、シュートコースに入る動きを遅らせた。
数字には残らないが、クレバーな根本だからこそのプレーだ。24歳の黒子としての働きがキラリと光った。チームはその後、ルキアンの得点で試合をひっくり返した。
【動画】石井久継が殊勲の同点ゴール!
石井のゴールに関与した場面以外でも持ち味のフィジカルを発揮して勝利に貢献した根本は、浦和戦での自身のプレーを次のように振り返った。
「逆転されて、浦和さんのペースだったなかで投入されて、攻撃の起点になれた場面もあったし、自分が背後に抜けてツグ(石井)が決めた場面も強みを出せたと思います。他にも、自分にパスが来たら決められただろうな、というシーンもありました。感覚は間違っていないと思うので、引き続き練習から突き詰めてやっていきたいです」
手応えを口にした一方、ストライカーとしては悔しさもあったという。
「ツグやルキ(ルキアン)が点を取ったなかで、フォワードとして自分が取れなかったのは悔しい気持ちもあります。チームが勝てたのはすごく嬉しいし、次につなげられると思いますが、もっと難しいボールを収めて数字も残していかないと、生き残れないとも感じました」
8ゴールでチーム内得点王のルキアンと、6得点でスピードに秀でる福田翔生、類稀なシュートセンスを持つ鈴木章斗に、浦和戦のゴールで波に乗りそうな19歳の石井。FWに特長の違うライバルが揃うなかで、根本は競争を勝ち抜いて定位置を掴めるか。
浦和戦で見せたような数字に残らない活躍を続けつつ、栃木で磨いた得点力をJ1の舞台でも発揮できれば、次第に出場時間も伸びていくはずだ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 16:12
柏レイソルに所属するU-23日本代表のFW細谷真大が、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」で、元日本代表MFの松井大輔氏のインタビューに応じた。
柏のU-15、U-18出身の細谷は、2020年にトップチームに昇格。22年には33試合に出場して8得点を挙げ、ベストヤングプレーヤー賞を受賞。昨季は34試合・14得点、今季はここまで18試合・2得点を記録。日本代表でも6試合・1得点の実績があり、大岩剛監督が率いるU-23日本代表では貴重な得点源として期待されている。
【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
そんな22歳は、松井氏から「大岩監督から口酸っぱく言われていること」を問われると、「ニアに入れ」と回答。「フォワード陣がしっかり点を取って(結果を)残すのは、チームが上に行くことには必要だと思います」と続けた。
五輪本大会に向けては「しっかりメダルを取りたいですし、その色のところもこだわってやっていきたいです」と覚悟を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 16:08
J3の福島ユナイテッドFCは7月7日、2024ふくしまSDGsユニフォームを発表した。
2024年07月07日 16:05
かつて本田圭佑もプレーしたメキシコリーグ。
国内リーグで最多優勝を誇る名門クラブ・アメリカで弱冠16歳の逸材がデビューを果たした。
2007年生まれのFWディエゴ・レイェスが、7日のサン・ルイス戦に途中出場し、プロのピッチに立ったのだ。BUENA SUERTE
América debutó a Diego Reyes a los 16 años. El juvenil porta el número 303 y tuvo que usar un jersey sin patrocinador debido a que, al ser menor de edad, él no puede lucir marcas para mayores de edad. pic.twitter.com/zgY0o6gThr
— DIARIO RÉCORD (@record_mexico) July 7, 2024
彼は背番号303をつけてプレーしたが、着ていたユニフォームが話題になっている。ひとりだけ胸スポンサーが隠されていたのだ。
他の選手たちのユニフォームには「Caliente」というスポンサー名が入っている。
「Caliente」はメキシコで大手のスポーティベッティング会社(メキシコでは18歳からスポーツ賭博が可能だそう)。
メキシコリーグでは18歳未満の選手がこのようなスポンサーが入ったユニフォームを着ることを禁止している。これは若いアスリートがアルコールやギャンブルに関連するコンテンツに晒されることを規制する取り組みの一環。
『AS』によれば、レイェスはメキシコリーグが前期後期制になって以降、クラブ・アメリカ史上最年少でデビューした選手になったそう。ユースカテゴリーではゴールを量産しており、将来有望なアタッカーとして期待されているようだ。なお、メキシコ代表としてロンドン五輪に出場した同姓同名のディエゴ・レイェス(現31歳)とは、当然ながら別人。
サッカー史上最も奇妙な「背番号10」だった8人
ちなみに、メキシコでは同じチームでもトップチームとユースチームで背番号が被らないようになっている。そのため若手選手は大きい数字を与えられることが多い。この試合ではクラブ・アメリカの控え選手のうち、5人が3ケタの背番号をつけていた。
2024年07月07日 15:59
EURO2024でベスト4まで駒を進めているスペイン代表では、右ウイングのラミン・ヤマル、左ウイングのニコ・ウィリアムズの突破力が抜群の効果を発揮している。
これまでのティキ・タカがベースだったスペインとは異なり、今のチームは縦へのスピード感がある。それを可能にしたヤマルとウィリアムズの存在は非常に大きい。
ただ、今のスペインには他にも突破力抜群のウイングがいる。今回のメンバーには入っていないが、今冬にグラナダからバイエルンへ移籍した22歳のMFブライアン・サラゴサだ。
ラ・リーガでプレイするのは2023-24シーズンが初めてだったにも関わらず、サラゴサは左サイドからドリブルを連発。グラナダではシーズン前半戦しかプレイしなかったが、それでも2023-24シーズンのラ・リーガにてドリブル成功数ランクでは14位に名前が入っている(53回)。フルシーズンを戦ったレアル・ソシエダMF久保建英の成功数が全体12位の55回だったことを考えると、サラゴサの数字はかなり印象的だ。
バイエルンではまだ出番を掴めていないが、新シーズンからが勝負だ。独『Bavarian Football Works』によると、サラゴサはいきなりスターだらけのバイエルンに加入して戸惑ったと明かしている。
「バイエルンは世界最高のチームの一つだ。バイエルンに着いたとき、自分がどこにいるのか信じられなかったよ。ハリー・ケイン、(トーマス)ミュラー、(ジャマール)ムシアラ、彼らは僕が見てきたトップクラスの選手たちで、すべてが僕を驚かせることになったよ」
新シーズンからはそのスター選手たちと同じフィールドで戦っていかなければならない。ラ・リーガで見せていたドリブルはブンデスリーガでも通用するはずで、2026年のワールドカップではスペイン代表のメンバーに入ってほしい選手だ。
2024年07月07日 15:59
ブライトンに所属するドイツ代表MFパスカル・グロスが、ドルトムントと個人合意に達したようだ。6日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が報じた。
報道によると、グロスはドルトムントへの移籍を「100パーセント」決意したようだ。ドルトムントとブライトンはまだクラブ間交渉を継続しているが、700万ユーロから1000万ユーロ(約12億円〜約17億円)ほどの移籍金で合意することが予想されている。
現在33歳のグロスはホッフェンハイムの下部組織出身で、2008−09シーズン途中にトップチームデビュー。ただ、定位置を掴むことはできず、カールスルーエやインゴルシュタットでプレー。2017年夏からブライトンに加わり、ここまで公式戦通算261試合の出場で32ゴール52アシストを記録している。活躍が評価され、昨年9月にドイツ代表デビュー。EURO2024でも1試合に出場した。
遅咲きの苦労人は、ブライトンとの契約が2025年夏で満了。ブライトンは契約延長に動いていたものの、フランクフルトをはじめとするドイツの複数クラブも獲得に関心を示していた。昨季チャンピオンズリーグ準優勝のドルトムントが、同選手の新天地となるのかもしれない。