2024年07月04日 05:01
6場所ぶりに幕内復帰した若隆景(荒汐)が3日、名古屋市内の部屋で稽古し、出稽古に訪れた関脇霧島との申し合いに感慨をにじませた。3番とって2勝1敗。 右膝に大ケガを負った昨年春場所の前以来となる手合わせだった。「相当ひさびさ。入門する前から一緒に稽古してきた。すごく懐かしい感じ」と心境を吐露。「一つずつ段階を踏んで、上位の力士と稽古できるようになったのは、自信にもなる」と復活への実感がこもった。
2024年07月06日 22:32
WWE悪女ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、PLE「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(6日=日本時間7日、カナダ・トロント)のMITB女子ラダー戦連覇へ向けて大乱闘となった。
MITB戦で天井からつるされたブリーフケースを奪取すれば、いつでもどこでも最高峰王座に挑戦できる。連覇がかかるイヨはライラ・ヴァルキュリア、ティファニー・ストラットン、ナオミ、チェルシー・グリーン、ゾーイ・スタークの5人とブリーフケースを争うが、決戦前日5日(同6日)のスマックダウン(トロント)に姿を見せた。
この日はダメージCTRL前リーダーのWWE女子王者ベイリーが、パイパー・ニブンと一騎打ち。イヨはベルトを奪われた因縁の相手とあって、不機嫌そうな表情で観客席最前列に陣取った。ベイリーにはナオミ、パイパーにはチェルシーがセコンドに就く中、いつの間にか観客席にはライラとゾーイの姿もあった。ベイリーとパイパーが場外乱闘になると、今度はティファニーが花道を歩いてきた。
MITB女子ラダー戦の出場者6人がリング外にそろったのだから、ただでは済まない。まずはナオミとチェルシーが乱闘を始めると、イヨが場外バリケードを乗り越えて実力者ナオミの後頭部を殴りつけた。さらに鉄階段に叩きつけてダウンさせた。続けて花道の新星ティファニーにも襲いかかった。
だが、ティファニーもV候補の一角。イヨをリング横に叩きつけると、すかさずコーナーポスト上段に上がった。場外のイヨ、ライラ、ゾーイにめがけてムーンサルトアタックを発射。ムーンサルトの使い手イヨも口あんぐりとなった鮮やかな一撃で、3人まとめてなぎ倒してみせた。
試合でベイリーがローズプラントでパイパーを下すと、PLE「サマースラム」(8月3日、オハイオ州クリーブランド)での王座挑戦権を手にしているナイア・ジャックスがベイリーを襲撃。ナイアと遺恨のあるミチンも乱入して、WWE女子戦線の混とんぶりを表したが…。
イヨは自身の「X」に、ラダーの絵文字を並べて「私はこれをどう使うべきか、よくわかっている。イヨ・スカイ、2度目のMS.MITB!!! 2023→2024」と記し、2連覇への自信を示していた。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2024年07月06日 21:56
「ボクシング・10回戦」(6日、後楽園ホール)
WBC・WBO世界ライトフライ級1位の岩田翔吉(28)=帝拳=が世界前哨戦として、WBPアジアパシフィック(AP)11位、フィリピン1位のジャージール・トリニダード(27)=フィリピン=とメインイベントのライトフライ級10回戦で対戦した。
2ラウンド、独特のパンチの軌道を持つトリニダードの左フックを浴びて「全然効いてなかったけど体を預けてくる感じだったので」大きくよろめいたが、笑顔で「来い来い」とアピールする。
岩田は相手のパンチの軌道に慣れつつ、空振りさせながら組み立てるという戦略で主導権を握り、3回に左アッパーを効かせると、さらに左アッパーを直撃させて、これまでダウンがないというトリニダードから最初のダウンを奪取した。
その後も左右のボディーで消耗させ、6回に「効いた感触があったので自信になった」という右ボディーでダメージを与えると、左フックでダウンを追加。猛攻を加えると1分10秒、レフェリーが試合を止めた。
岩田は2022年11月、WBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に判定負けしてからの期間を「人間としてすごく重要な時間、考える時間になった。ボクシングをやっている理由は世界チャンピオンになりたいから」と振り返った。この間、4戦4KO勝ちで「自分で言うのもアレだけど、精神的にすごく成長できたというか、精神的に強くなったと思います。試合前の緊張だったり気持ちの持っていき方も、比べものにならないくらい冷静になった」と実感している。
世界前哨戦をクリアした岩田は「ジムで課題を含めてしっかりやりつつストロングポイントを伸ばせていければ、世界を取る自信はあります」と、静かに言い切った。
セミファイナルのフェザー級8回戦では日本フェザー級13位、WBO−AP8位の金子虎旦(26)=帝拳=がフィリピン8位のマイケル・カサマ(23)=フィリピン=を迎撃したが、9勝全てがKO勝ちで序盤から倒しに来るカサマの左フックを効かされ、めった打ちにされて1回2分5秒、TKO負け。プロ初黒星を喫した。
WBO−AP・東洋太平洋スーパーバンタム級4位の村田昴(27)=帝拳=はスーパーバンタム級10回戦でWBO−AP15位のブライアン・ジェームス・ワイルド(23)=フィリピン=と対戦。ワイルドの変則的なスタイルに慣れてくると4回に左アッパーを効かせてからの右でダウンを奪い、6ラウンドにメッタ打ちして1分49秒、TKO勝ちした。
村田は「(ワイルドは)気持ちが強くて打っても打っても倒れなくて、心が折れそうになったけど、声援が力になりました」と振り返り、「(タイトル戦の)テストマッチとして組んでいただけたと思う。次にタイトルマッチができることになったら応援が力になると思う」とアピールした。
IBF、WBO、WBCの世界10位台に入っている高見亨介(22)=帝拳=は、2019年に田中恒成の世界王座に挑戦したウラン・トロハツ(31)=中国=と110ポンド契約8回戦で対戦。3月に20歳で急逝した弟分のボクサー、坂間叶夢さんの名前「叶夢」をトランクスに入れて臨んだ高見は手数で圧倒し、3−0の判定勝ちを収めた。
高見は「今日はふがいない試合をしちゃった。相手は気持ちが強くてベテランで、少しそれにのまれてしまった」と反省しつつ、「8回フルラウンドを世界挑戦している選手と戦えたことをプラスに考えたい。次回は強くなった姿を見せたい」とポジティブに話した。
東日本新人王戦は、フライ級4回戦で佐野篤希(20)=伴流=が鈴木丈太朗(22)=帝拳=と対戦。2ラウンド以降は鈴木が優勢に試合を進めたが最終4ラウンド1分25秒、佐野が右フックで劇的なKO勝ちを収めた。スーパーフライ級4回戦は大橋昌彦(21)=角海老宝石=が江崎由(22)=横浜光=に2−0で判定勝ちした。
2024年07月06日 18:11
7月いっぱいで現役を引退する東京女子プロレス・角田奈穂(37)が、自身のプロデュース興行「CROSS」(6日、東京・新木場1stRING)で元アクトレスガールズの同期と再会を果たした。
この日、角田は本間多恵と組み、スターダムのなつぽい&安納サオリと激突。4人は2015年にアクトレスでデビューした同期で苦楽を共にした仲間だ。18年12月のアクトレス新木場大会で、安納&角田vs万喜なつみ(なつぽい)&本間で試合をして以来、約5年半ぶりに4人がそろってリングに立った。
試合が始まると、なつぽいと腕を取り合い、互いの力を確かめると、敵軍をコーナーに投げつけ圧倒。だが、次の瞬間、セコンドに就いていた選手全員から串刺し攻撃を食らいピンチを迎えた。
15分過ぎ、本間と合体技を炸裂させ流れを引き寄せた角田は、なつぽいに誉(クロスアーム式DDT)を決め仕留めにかかった。だが、なつぽい&安納の好連係に翻弄され再び窮地に。最後は安納のフィッシャーマンからのなつぽいのフェアリアルギフト(変型ダイビングボディープレス)で3カウントを献上した。
試合後、マイクを持った角田は「大勢の方から温かい声援をもらえて、こんなすごいメンツに集まってもらえて、力を貸してくださった皆さん本当にありがとうございます」と感謝を述べ、3人に向けて「プロレスラー人生というか、これからの人生においても本当に大切な仲間なので、これからも3人を応援していくよ。みんなも応援していこうね」とファンに呼びかけた。
すると目に涙を浮かべたなつぽいから「この4人でいろんなこと乗り越えたからさ…やっぱり寂しいなって。うちらが、いつか、何年後か引退する時は1日復帰してよ」と語りかけられた角田は「今の聞いたね? ウソつかないでよ? それまでスリムで頑張るわ」と約束した。
安納も「うちら4人は友達とか仲間とか親友って言葉が似合わんくない? やっぱりうちらは初期メンなんや。これからもよろしく」と笑顔を向けられ、本間からは「3人が卒業した後すごく寂しかったけど、今まで諦めないでやり続けて、今日という日を迎えられてうれしい。すべての方に感謝でいっぱいです。最後ケガなく、角田奈穂らしく大泣きして10カウントを迎えてください。ありがとう!」とエールを送られ抱き合った。
最後には3人から背中を叩かれた角田が「本日はありがとうございました!」と絶叫し大会を締めた。気合を注入された角田が25日の引退興行(新木場)まで突っ走る。
2024年07月06日 17:16
東京女子プロレスのインターナショナル・プリンセス王者でアイドルグループ「SKE48」の荒井優希(25)が、7月いっぱいで引退する角田奈穂(37)プロデュース興行「CROSS」(6日、東京・新木場1stRING)で大暴れした。
2024年07月06日 15:39
7月で現役を引退する東京女子プロレス・角田奈穂(37)のプロデュース興行「CROSS」(6日、東京・新木場1stRING)で昨年引退した元スターダムのひめかが、特別レフェリーとして1日限定復帰を果たした。
角田はアクトレスガールズ時代にお世話になった先輩。この日の第1試合で行われたチェリー対関口翔戦で人生で初めてレフェリーを務めた。
昨年5月に引退したひめかにファンからは大きな歓声が上がる中、現役並みの堂々とした風格で入場。チェリーの反則を指摘し、丸め込み合戦では右手が腱鞘炎になるほどリングを叩き続け、見事にこなした。
だが、6分過ぎ、チェリーと関口にいちゃもんをつけられたひめかはプッツン。ラリアートで2人を吹き飛ばすとコーナーに投げ串刺しラリアートを狙った。これは避けられたものの、最後は小競り合いをする2人を一気に丸め込みまさかの勝利。
試合後、取材に応じたひめかは「勝っちゃいました…。引退してから、久しぶりにリングに上がったので楽しいなって思う反面、めっちゃ疲れた。手も痛いし…。レフェリーと選手のすごさを感じました」と達成感に満ちた表情を浮かべた。
ファンからの大声援をには「ファンの人が『待ってたよ』って言ってくれて嬉しいなと思いましたし、リングって本当に病みつきになるなって。でも私はこれからも裏でみんなを応援します」と笑った。
人生初レフェリーを終えて「自分の右手に選手の運命がかかってる。『そんな重いことある?』って。改めてレフェリーありきだと思いましたね。それは現役の時に知りたかった」と語り「練習? してないです。舞華の家で練習しようとしたら舞華に怒られたんですよ。『床叩いたらうるさい。下の人に迷惑でしょ』って。なので脳内でいろんなシミュレーションしてました」と裏話まで明かした。
最後には25日の新木場大会で引退する角田に対し「奈穂さんの引退は悲しいですね。でも自分も引退した身なので、悲しいよりも笑顔で見送ってほしいはず。だからみんなも笑顔で、そして奈穂さんにはケガせず最後まで走り抜けてほしいです」とエールを送った。
2024年07月06日 15:31
「超RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナ)
メインイベントで、MMAルール66・0キロ契約5分3回戦で対戦する朝倉未来(31)=ジャパントップチーム=と平本蓮(26)=剛毅會=が6日、東京・五反田で行われたフェイスオフイベントに登場した。
両雄とも負けたら引退と話していたが、平本は「俺引退しないですからね、するわけないでしょう。どうなっても引退しません」と撤回。未来は「俺が負けたら必ず引退します。絶対に100パーセント勝ちます」と、話を変えなかった。
未来は「去年情けない姿を見せてしまって、今年俺の大復活ということで格闘技と向かい合ってきたんで、マジで自信しかないです。クレベル(・コイケ)とか鈴木千裕、全然勝てると思ってるんで、その辺のストーリーを見てください」と、既に平本戦の先を見据えたコメント。
フェイスオフで向かい合った相手の印象について、未来は「なんか自信ないように見えましたね。絶対勝つなって今日、向かい合って自信になりました」と見下し、平本は「僕は全然元気です。試合が楽しみです」とシンプルに述べた。
RIZINの榊原信行CEOは「9年のRIZINの歴史の中で最も注目されるカード。2人の存在意義、己の誇りを懸けて戦う試合になると思います」と、このカードの意義を訴えていた。
2024年07月06日 12:47
「ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」(7日、両国国技館)
WBA王者の井岡一翔(35)=志成=とIBF王者のフェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=が6日、都内のホテルで公式計量と記者会見を行った。
マルティネスは母国のサッカー選手リオネル・メッシのユニホーム姿で「コーヒー・ルンバ」に乗って登場し、それまでもお祭り騒ぎだった陣営も大合唱した。
井岡は52・0キロ、マルティネスは52・1キロで、ともに公式計量をクリア。いずれもスーパーフライ級のリミット(52・16キロ)を下回った。また、予備検診では、両雄の体調に問題はなかった。
両雄はフォトセッションの前にいきなりフェイスオフを始めて緊張感が一瞬、高まったが、マルティネスが陣営の大合唱に合わせて体を動かし始め、フォトセッションでは井岡のアゴに右拳を向けたり、井岡の背中に手を回したりとノリノリで、井岡は苦笑いだ。
記者会見では井岡が「試合に向けてこれからの時間を自分のプロセスの中で抜かりなくやっていきたい。明日は圧倒的な強さを見せて統一する、それだけです。必ず勝ちたいと思っています」、マルティネスが「明日は戦争になる。2人は偉大なチャンピオンなので、いい試合ができると思う」と意気込みを述べた。
この試合の模様はABEMAで午後3時45分から無料生配信される。
2024年07月06日 07:18
◆新日本プロレス「NEW JAPAN SOUL 2024」(5日、東京武道館)観衆2423
新日本プロレスは5日、東京武道館で「NEW JAPAN SOUL 2024」を開催した。
2024年07月06日 06:25
◆新日本プロレス「NEW JAPAN SOUL 2024」(5日、東京武道館)観衆2423
新日本プロレスは5日、東京武道館で「NEW JAPAN SOUL 2024」を開催した。
第4試合の「G1 CLIMAX 34」Aブロック出場者決定トーナメント決勝戦でYOSHI―HASHIとカラム・ニューマンが対戦。試合は、ニューマンがサムソンクラッチで3カウントを奪取。「G1初出場を決めた。試合後、21歳のニューマンは「俺は『G1 CLIMAX』の最後の出場者となった。G1史上最年少の出場者だ。今ここでG1制覇を約束することはしない。でも明日イギリスに帰って、両親と飼い犬を抱きしめたら、日本に戻ってくる。G1制覇とは言わない。俺は、G1史上、最強のスターになってやる」と見据えた。
第5試合は、「G1 CLIMAX 34」Bブロック出場者決定トーナメント決勝戦でボルチン・オレッグとタイチが激突。試合はオレッグが、F5からとカミカゼにつないで激勝。デビュー1年3か月で「G1」初参戦を手にした。オレッグは「G1に向けて、プレッシャーじゃないけど、自信になるし、これだけ強い先輩に勝って、(G1で)誰かに負けたらすごいイヤな気分になると思う、自分で。だから今は、G1で絶対勝たなきゃいけないと思うけど、あと2週間ぐらいしかないけど、ちゃんと調整して、相手の試合見て、G1に向けて、絶対優勝するように頑張ろうと思うんで。ここまで来たら優勝したいし、優勝したらとりあえず、カザフスタンの選手として、レスリングの選手として、ヤングライオンとして、先輩のおかげとして、勝つようにしたいです」と宣言した。
◆7・5東京武道館全成績
▼第1試合 20分1本勝負
○藤田晃生、ザック・セイバーJr.(6分20秒、Abandon Hope→エビ固め)外道●、KENTA
▼第2試合 20分1本勝負
○フランシスコ・アキラ、グレート―Oカーン―、TJP(9分18秒、ファイヤーボール→エビ固め)TAKAみちのく●、上村優也、SANADA
▼第3試合 田口隆祐復帰戦 20分1本勝負
金丸義信、SHO、成田蓮、高橋裕二郎、“キング・オブ・ダークネス”EVILグ・オブ・ダークネス”EVIL(11分31秒、EVIL→片エビ固め)田口隆祐、タイガーマスク、本間朋晃●、永田裕志、棚橋弘至
▼第4試合 『G1 CLIMAX 34』Aブロック出場者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
○カラム・ニューマン(11分59秒、サムソンクラッチ)YOSHI―HASHI●
▼第5試合 『G1 CLIMAX 34』Bブロック出場者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
○ボルチン・オレッグ(16分27秒、カミカゼ→エビ固め)タイチ●
▼第6試合 内藤哲也&BUSHI凱旋試合 30分1本勝負
△BUSHI、鷹木信悟、内藤哲也(30分00秒、時間切れ引き分け)ティタン、高橋ヒロム、辻陽太△
▼第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権 60分1本勝負
○挑戦者・DOUKI(21分14秒、スープレックス・デ・ラ・ルナ)王者・エル・デスペラード●
2024年07月06日 06:00
ドラゴンゲートのドラゴン・ダイヤ(25)が、新日本プロレスの田口隆祐(45)に助っ人要請だ。
5日の後楽園ホール大会では、昨年12月に「網膜剥離」の手術を受け欠場中の吉岡勇紀が久々に登場。近況報告と、復帰までにもう少しの時間を要することをファンに報告した。
すると、そこに現れたのがシュン・スカイウォーカー率いる「Z―Brats」だ。シュンは「このリングに現れたということは、戦う準備ができているということだな? だったら、次回の後楽園ホール(8月1日)で俺たちが相手になってやろう」と、吉岡が所属する「D’ Courage」との4対4全面対決を一方的に要求した。
もちろん吉岡の出場は不可能。吉岡の盟友、ダイヤは3対4のハンディ戦を覚悟し、困惑の表情を浮かべながら退場しかけたところ、何かを思いついたように再びリングへ。「新日本プロレス田口隆祐選手、俺たちに力を貸してください! いいお返事待っています!」とメッセージを送った。
ダイヤは、バイク事故による負傷で戦線離脱した田口のピンチヒッターとして、新日本の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」に出場したばかり。その田口はこの日、新日本の東京武道館大会で復帰した。ダイヤの思いは田口に届くのか。
2024年07月06日 06:00
GLEATの所属選手契約を解除された河上隆一改め河上ファイヤー隆一(35)が、物騒すぎる「公約」を掲げた。
「反GLEAT」を掲げて鈴木裕之社長を電流爆破バットで爆破してクビになった河上は、1日の所属最終戦後にリングネームを改め、フリーとして活動すると宣言。さっそく5日のDDT上野大会に乱入し、リングをジャックした。参戦をアピールすると、納谷幸男とにらみ合いを展開。「ファイヤー!」と叫び会場を後にした。
その後、取材に応じた河上は「プロレス界をしっちゃかめっちゃかにしてやるからな! その第1弾がDDTだ。これからも神出鬼没でいくぞ。GLEATだけじゃねえ。方舟なのかライオンマークなのか…。プロレス界は流動していかないと。みんな刺激を求めてるからな」と声を荒らげた。
さらに今後は、新たなパートナーを披露する可能性も示唆。社長爆破の背中を押した邪道大仁田厚はもちろん、1日の所属ラストマッチで対戦したリアル闘魂スタイルズこと藤田和之&ケンドー・カシンの名も挙げて「メチャクチャなことをやっているけど、対戦してみて『理解できるな』というのがあったからな」と不敵に言い放った。
行動範囲がやけに広くなった河上だが、その原動力は変わらず、自らをクビにした鈴木社長への憎しみだ。1日の試合前のエピソードとして「あの日、会場で最初に会ったのが鈴木のヤローだったんだ。そしたらあのヤロー、ひと言目で『今までありがとうございました。もう二度と使わないからな』って言いやがったんだ。所属選手の入場式からも外しやがって…。思い出しただけでも胸くそ悪い。アイツだけは許さねえ。ちょっと爆破しただけなのに、そこまでされる意味が分からねえよ!」と明かし、不忍池に向かってほえた。
話しているうちに、怒りがぶり返してきた様子。「今の世の中はみんな、程度の差こそあれ社長から嫌がらせを受けていると思う。会社員とかね。だから俺はみんなのその思いを背負って社長を打ち負かし、勝利したいんだ」と拳を握る。
その後も独演会は続く。「そのためなら俺は、どんな嫌がらせもするつもりだ。またアイツを爆破してもいいし、スーツを切り刻んでやるのもいい」と目を血走らせながら報復を誓う。ついには通りすがりの人々に向かって「みんな社長に負けないでくれ! 俺が先頭に立って対社長をやっていくから! そしていつか、ゆくゆくは、みんなが社長を爆破できる健全な社会を実現します!」と訴えた。
自身がクビになった一方、参戦初戦でLIDET・UWF世界王座を奪取したのが中嶋勝彦だ。怒りの矛先を向けた河上は「大体、俺をクビにしておきながら、中嶋勝彦を使うのはおかしいだろ。これもあのヤロー(鈴木社長)が裏にいるのは見え見えだ」と逆恨み。
その上で「そこに何も言わない所属選手もダメだ。『中嶋勝彦だからいいや』とか思っちゃってる。それが甘い。そのへんの生ぬるさも、俺が嫌がらせしてギラギラさせてやる」。悲しき復讐の旅はどこにたどり着くのか。
2024年07月06日 06:00
◆DDTプロレス「闘うビアガーデン2024 in UENO」大会(5日、東京・上野恩賜公園野外ステージ、観衆630人=満員)
1日をもってGLEATから契約を解除された河上“ファイヤー”隆一(河上隆一改め)がDDTへのフリー参戦をゴリ押し。
2024年07月06日 05:00
「ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」(7日、両国国技館)
世界スーパーフライ級2団体王座統一戦を行うWBA王者の井岡一翔と、IBF王者のフェルナンド・マルティネスが5日、都内で調印式とグローブチェックを行った。両雄は4月22日の記者会見以来の顔合わせで、35歳の井岡は「とても大事な試合だし、もしかしたら最後の試合になるかもしれない」と戦いに臨む覚悟を示した。一方、32歳のマルティネスは「偉大な試合、歴史に残る試合にしたい」と神妙に語った。
マルティネスは、体重が3日の公開練習から2キロ減で、ほぼリミットに近いとして「明日(の計量は)まず体重計に勝たないといけない」とジョークも出た。マルティネスのプロモーター兼マネジャーで、2014年にフロイド・メイウェザーを2度の接戦で追い詰めたことで名高い元WBA世界スーパーライト級とウエルター級の2階級王者マルコス・マイダナ氏は「マルティネスはやるべきことを全て知っている。われわれは井岡のタイトルをもらうつもりだ」と宣言した。
2024年07月06日 05:00
「ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」(7日、両国国技館)
世界スーパーフライ級2団体王座統一戦を行うWBA王者の井岡一翔と、IBF王者のフェルナンド・マルティネスが5日、都内で調印式とグローブチェックを行った。両雄は4月22日の記者会見以来の顔合わせで、35歳の井岡は「とても大事な試合だし、もしかしたら最後の試合になるかもしれない」と戦いに臨む覚悟を示した。一方、32歳のマルティネスは「偉大な試合、歴史に残る試合にしたい」と神妙に語った。
井岡は、6月30日に生配信されたABEMAの番組『ABEMAスポーツタイム』で「5歳と2歳の子供がいて、この子たちが『お父さんはボクシングの世界チャンピオン』と認識できるまで頑張りたい」と口にした。
この発言に関して、何年続けたいか?と聞かれると、ボクシングは「やりたくても続けられるか分からない職業」だとした。そして「一戦一戦が大事な試合なので、次の試合もとても大事だし、もしかしたら最後の試合になるかもしれないし、やりたくてもやれないというのが人生だと思う」と、過酷な競技を続ける上で常に抱いている覚悟を示した。
現在35歳。そのように覚悟している者として「後々のことも大事だけど、自分としてはこの年齢になって一戦一戦、大事な気持ちで戦っている」と、マルティネス戦にかける思いを明かした。
井岡のトレーナーを務めるイスマエル・サラス氏(67)は「当日は井岡のすごさが分かると思う。アルゼンチンが、サッカーではとても勝っているのをよく分かっている。われわれはサッカーでは勝てない」とした。2022年サッカーW杯カタール大会を制した、マルティネスの出身国のアルゼンチンを引き合いに、言外にボクシングでは勝つとアシストした。
決戦を2日後に控えた王者は「今はもう自分自身にフォーカスしているので、相手を特に思うことはない」と、静かに己を見つめていた。
2024年07月06日 05:00
新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(42)が、5日の東京武道館大会で地元凱旋を果たした。
東京・足立区出身の内藤は「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の同門6人タッグ戦に出場。鷹木信悟、BUSHIと組んで辻陽太、高橋ヒロム、ティタン組と対戦した。
大きな注目を集めたヒロムとの師弟初対決は、互いに譲らず30分時間切れ引き分けに。試合後はヒロムから一騎打ちを要求され「次はシングルマッチ、しかもタイトルマッチ、しかもメインイベントで勝負しようぜ。師匠の意地を見せてやるぜ」と呼応した。
団体にとって22年ぶりの東京武道館大会は、内藤にとっても2006年5月のデビューから初の地元凱旋となり、特別な思いがあった。「一つの目標でしたからね、東京武道館で試合をしてみたいというのは。しかも俺が高校2年生の時、初めてトレーニングルームを使ったのもここですから。当時はサッカーに熱中していたけど、将来、新日本プロレスのレスラーになりたいというのは決めていて、そのためには体も鍛えておかないとなって思って」と原点の地への帰還に感慨深げな表情を浮かべた。
唯一の心残りはメインイベントに立てず代名詞の「デ・ハ・ポン」大合唱をできなかったことだ。この日のメインはIWGPジュニアヘビー級選手権(王者エル・デスペラード対DOUKI)が据えられた。内藤は試合順に対し「異論はないですよ。そうじゃないといけない。ケチをつけるつもりは全くないし、むしろ逆だったら文句を言いますよ。タイトルマッチってそんな扱いなの?ってね」と理解を示す一方で、「まあ、内藤哲也、BUSHIだけじゃあ埋まらないでしょという判断だったんでしょうね。そういう意味では悔しさがあるし、今後の課題になったんじゃないですか」と口にした。
もちろん希望は継続的な開催だ。「別に凱旋大会みたいなサブタイトルをつけないで、普通の大会をやってほしかっただけなので。年1でいいから、シリーズの途中に東京武道館が入っているような状況が理想。またこの場所に帰って来た時は、メインで勝って思い切り大合唱したいですね」と目を輝かせていた。