2024年07月04日 07:00
先日行われたJLPGAツアー「資生堂レディス」でレギュラーツアー初優勝を果たした桑木志帆プロ。彼女が使用していたドライバー、3Wシャフトが三菱ケミカルの「ディアマナ BB(53・S)」。 「ディアマナ BB」は9月に発売になる最新シャフトで早くも注目を集めています。そこで、クラブコーディネーターの鹿又芳典がいち早く試打解説! 20周年でディアマナ第6世代へ 三菱ケミカル ディアマナ BB SPEC●モデル(フレックス)/BB43(R2、R、SR、S、X)、BB53(R、SR、S、X、TX)、BB63(R、SR、S、X、TX)、BB73(S、X、TX)、BB83(S、X、TX)●製品長/46インチ●重さ・トルク/53.5g・4.9度(BB53・フレックスS)●中元調子 ●価格/4万4000円 ※9月発売予定 2004年の誕生から、今年で20周年を迎えた「ディアマナ」。今年1月にディアマナ第6世代の1作目として「WB」が発売されましたが、それに続いて9月に発売予定なのが「BB」。 「ヘッドスピード40m/ 秒前後なら『43-X』のフレックスもオススメです」 40g台から80g台まで21種類のラインナップで、40g台だけでもR2からXまで5つのフレックスがあります。ブルーのカラーリングを見てもわかるとおり、系統としては「青マナ」です。 「ディアマナは重量帯が違っていても、しなり方に統一感があるのがいい点です」 青マナの特徴でもある中元調子で滑らかなしなり戻りを継承しつつ、先端部分のねじれ剛性が高くなっていて、大慣性モーメントのヘッドとの相性もいいでしょう。 「ディアマナ」は、世界のトッププレーヤーが使ってきたシャフトなので方向性のよさが魅力でしたが、新作の「BB」はハーフウェイダウン以降に強靭なムチのような弾き感があって飛距離性能が高い。 それでいて左に飛ばない。第一印象としては「今年の青マナは飛ぶ!」と思いました。 試打・解説=鹿又芳典 ●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。 構成=野中真一、編集部 写真=田中宏幸 協力=ジャパンゴルフスクール
2024年07月06日 19:25
ゴルフ・日本プロ選手権第3日(6日・岐阜富士カントリー可児C志野=7201ヤード、パー72、読売新聞社など後援)――首位で出た杉浦悠太が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算18アンダーで単独トップに立った。
蝉川泰果が2打差の2位。13アンダーの3位に佐藤大平、12アンダーの4位に清水大成、金谷拓実、稲森佑貴の3人がつけた。第2日までは7164ヤード、パー71で行われた。
初日から3日連続で強い日差しを浴びてのプレー。少し痛々しいほど日に焼けた杉浦だが、表情には充実感があった。
並走した蝉川、清水との競り合いの中、12番から4連続バーディーを決めて抜け出した。3メートル、1・5メートル、1メートルを次々に入れ、圧巻は15番だった。7メートルを沈めると、控えめな杉浦にしては珍しく、少し派手なガッツポーズで喜びを表した。
昨年11月のダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を飾り、すぐにプロ転向した22歳。初出場で日本プロ選手権を制した日本勢の選手は、記録が残る1985年以降では2009年の池田勇太しかおらず、2人目となる快挙を目指す。
蝉川に2打差をつけて首位でホールアウトし、「調子がいい。最後まで攻めて、優勝できたら」。プロでの初優勝だけを見据えている。(宮島出)
蝉川泰果「18番のボギーは悔しかった。最終日は誰よりも勝ちたいという気持ちを持ってやりたい」
2024年07月06日 17:20
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第3日(6日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
22歳の杉浦悠太(フリー)が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算18アンダーで初日からのトップを守り、完全優勝に王手をかけた。日本ゴルフツアー機構に資料の残る1985年以降では、2009年の池田勇太以来、日本人2人目(外国人を含めれば5人目)の大会初出場Vに前進した。
杉浦は1打差2位で折り返した後半、12番から15番まで4連続バーディー。15番では6メートルのバーディーパットを沈めてガッツポーズを作り、この時点で3打リード。最後は2打差で最終日を迎えることになった。
「今日のゴルフはすごく満足のいく一日だった。パッティングがすごく良くて、入らなかったパットもずっとカップをかすめていた。基本ピンを狙っているけど、ボギーだけは打たないように少し安全な方を狙ったり。今日はしっかり安全な方に打ったと思う」と満足げに振り返った。
1973年のツアー制施行後で今大会で完全優勝を達成したのは過去8人(9例)。昨年の平田憲聖に続く、9人目の完全Vもかかる。「今日のようにバーディーをたくさん取って、お客さんも楽しめたらいい。暑さに負けず、最後まで攻めて、優勝できたら」と落ち着いた表情で語った。
2024年07月06日 17:10
「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第3日」(6日、富士C可児C志野C=パー72)
首位から出た杉浦悠太(22)=フリー=が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算18アンダーで単独首位に立った。
勝てば日本勢では2009年大会の池田勇太以来、15年ぶりとなる初出場初優勝が懸かる。もっとも「記録は正直あまり気にしない。優勝の方がうれしい」とこだわりは見せない。
一方で、首位発進から2打差の2位に後退した蟬川泰果(23)=アース製薬=は記録に対して「少しこだわる部分はあるかな」と話す。こちらは逆転優勝なら、尾崎将司が持つ27歳248日を超える23歳178日で、史上最年少の国内メジャー3冠達成となる。
東北福祉大4年時の2022年に、1927年の赤星六郎以来、アマチュアでは95年ぶりの日本オープン制覇の偉業を達成しているが、今でも当時の偉業について周囲から「後々言われることが多い」と言う。もちろん嫌な気はしない。「記録を作って優勝回数も増やせば、スタートコールで何十勝もしていると言ってもらえるとすごくうれしい」とモチベーションにつながっている。
2024年07月06日 16:43
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第3日(6日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、川崎春花(村田製作所)が4バーディー、ボギーなしの68をマークし、通算15アンダーで単独首位を守った。
2024年07月06日 15:52
女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が6日、静岡・富士山スタジアムで行われた日米対抗ソフトボールで始球式を行った。小学2年からソフトボールに励み、6年時には4番・エースとして活躍。公式戦では初めての始球式ながらノーバンでキャッチャーミットに投げ込んだ。「緊張はしていたんですけど、ノーバンで行ってくれて良かった」と満面の笑みでグラウンドを後にした。
前週は米ツアーに出場。その後、2日に日本に帰国した。「今回、球場に来られているので、ソフトボールファンの皆さんに迎えていただけてすごくありがたいなと感じた。自分もゴルフと一緒に、ソフトボールも盛り上げていけたらいいなと感じる一日」と普段とは違うフィールドながら、4か月ぶりの日本の雰囲気を味わった。始球式後はスタンド席で日米両チームの応援に精を出した。
2028年ロサンゼルス五輪でソフトボールが復活することにも喜んでいるという。「ソフトボールと野球も開催されるということで、ソフトボールファンの私にとってはすごくうれしいこと。自分もいつか(ゴルフで)日本代表として五輪に出たい気持ちもあるので、皆さんと一緒に出れるように頑張りたい」と4年後の五輪代表への意欲も見せた。
次週は今季メジャー第4戦、エビアン選手権(11日開幕、エビアンリゾートGC)に出場する。7日はフランスへ向けて出国するハードスケジュール。米国からの時差ボケも残っているが、「時差ボケ取ったところでフランスなんで、また違う時差が(ある)。リフレッシュとともにパワーもいただいているので、しっかりメジャーに向けて頑張りたい」と疲れを見せずに5メジャータイトル獲得へ意気込んだ。
2024年07月06日 15:22
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第3日(6日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
4位で出た尾関彩美悠(JFEスチール)が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーで、首位と4打差の2位に浮上した。「7バーディーだけど、正直パターが本当に一つも入らなかった」。1メートル半のチャンスを逃し続けたラウンドに、どちらかというと悔しさが残った。
シード選手の尾関だが、今大会はエントリーミスがあり、主催者推薦での出場。「相性がいいコース(昨年は4位)だし、いい位置にいるので、結果でお返したい。明日は七夕だし、優勝できるよう頑張りたい」。3月のアクサレディス宮崎の臼井麗香以来6人目(アマチュアと外国人を除く)となる主催者推薦Vで恩返ししたい。
最終日最終組を同じ2003年度生まれの「ダイヤモンド世代」、川崎春花(村田製作所)、桜井心那(ニトリ)と回る。「プロになって初めて。自分のペースでしっかり最後まで回ることが目標」。22年の住友生命レディス東海クラシック以来となる2勝目へ、4打差逆転を狙う。
2024年07月06日 15:20
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第3日(6日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
第3ラウンドが終了した。1985年以降では日本人2人目の大会初出場Vを狙う22歳の杉浦悠太が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算18アンダーで初日からのトップを守り、完全優勝に王手をかけた。
23歳178日での最年少メジャー3冠達成を狙う蝉川泰果は1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で、2打差の16アンダー2位となった。
佐藤大平が67で13アンダーの3位。清水大成は71で、12アンダーの4位で、最少64をマークした稲森佑貴、67の金谷拓実と並んだ。
6月のBMW日本ツアー選手権森ビル杯を制した岩田寛が68で10アンダーの10位。通算21勝で2009年大会王者の池田勇太は72で9アンダーの13位となった。
前年大会優勝の平田憲聖は66で回り、8アンダーの16位に浮上した。
2024年07月06日 14:25
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第3日(6日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、ツアー2勝の川崎春花(村田製作所)が4バーディー、ボギーなしの68をマークし、通算15アンダーで単独首位を守った。
2024年07月06日 14:09
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第3日(6日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
ツアー5勝の29歳・稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)が25位から出て1イーグル、6バーディー、ボギーなしの64をマークし、通算12アンダーの暫定4位に急浮上した。
3番パー4で131ヤードからピッチングウェッジで放った第2打をバックスピンをかけ、カップインさせてイーグルを奪った。後半も13番から3連続バーディーなどで伸ばした。フェアウェーの狭い、メジャーの難セッティングでフェアウェーキープは14ホール全て。“曲がらない男”は「ティーショットもけがなく、フェアウェーキープもできた。ピンチも少なく、パットも入ってくれて良いゴルフができた」とうなずいた。
朝の練習場で「ドライバーがフェード気味だった」と感じ取り「今日はフェードの日かなという感じで、割り切ってプレーした」と振り返った。18、20年の日本オープンのタイトルに続く、メジャー3勝目も狙える位置に浮上したが「あまり(深く)考えても。普通にいこうかなという感じで」と最終日もプレーに集中する構えを見せた。
2024年07月06日 13:43
「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第3日」(6日、富士C可児C志野C=パー72)
首位と7打差の25位から出た稲森佑貴(29)=国際スポーツ振興協会=が6バーディー、1イーグル、ボギーなしの64をマーク。通算12アンダーで、ホールアウト時点では暫定4位まで順位を大きく上げた。
フェアウエーの狭さは関係なかった。出だしの1番をバーディー発進とすると、3番パー4は残り131ヤードからPWで放った2打目がカップインのショットインイーグル。その後は大きなピンチもなく、13番から3連続バーディーを奪うなど、危なげなくスコアを伸ばしていった。
パー3を除く14ホール全てフェアウエーキープに成功。2015年から10年連続フェアウエーキープ率1位を誇る“日本一曲がらない男”の本領を発揮した。「狭いところは全然あるけど、抜け道というか狙いどころがある。1ホール1ホール分かりやすいので、それさえしっかりとやっていけば大丈夫」と力強く話した。
メジャーは2018、20年の日本オープン選手権で2勝を挙げている。猛チャージをかけても首位とはまだ大きな差があるが、メジャー3勝目へ「意識はすると思う。でも、あまり考えずに普通に行っちゃうかなって感じ。ノープランです」と自然体で最終日もビッグスコアをたたき出す。
2024年07月06日 12:23
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第3日(6日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終了した。23歳178日での最年少メジャー3冠達成を狙う蟬川泰果が、スコアを4つ伸ばして通算15アンダーで単独トップに立っている。ツアー初勝利を目指す清水大成、1985年以降では日本人2人目の大会初出場Vがかかる杉浦悠太の2人が1打差の14アンダー2位で続く。
稲森佑貴、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)が12アンダーの4位。金谷拓実、佐藤大平が11アンダーの6位となっている。
6月のBMW日本ツアー選手権森ビル杯を制した岩田寛が9アンダーで10位。通算21勝で2009年大会王者の池田勇太、前年大会優勝の平田憲聖らが8アンダーの12位につけている。
2024年07月06日 11:48
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第3日(6日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
第3ラウンドで最終組が前半を終了。
2024年07月06日 09:26
【ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ】
❤SEXYすぎる!❤ 原英莉花、関係者を唸らせた「谷間パックリ衣装」の悩殺ショット!
前週の試合で惜しくも2位に終わった堀琴音(28)。今週の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」(北海道・真駒内CC空沼Cコース=6667ヤード・パー72)も2日目が終わって、首位の川粼春花(21)に5打差の通算6アンダー4位タイにつけている。
この日は14番パー3(164ヤード)で、グリーンをとらえたティーショットが2バウンドしてピンを直撃。そのままカップに吸い込まれた。2016年「CAT Ladies」2日目3番ホール以来、8年ぶり2度目のエースとなったが、使用クラブは当時と同じ4番ユーティリティだった。
ホールインワンにパターはいらないが、堀といえばこのところ長尺パターが代名詞。イップスに近い状態だった昨年、原江里菜の助言で使いだした。それから約1年。最近はアドレスを決めたらボールを見ないで打つ「ノールックパット」が話題になっている。堀いわく「(ボールを見ないと)ストロークを気にしなくてすむ」そうだ。
かつて長尺パターはシニアプロの使用率が高く、レギュラーツアーで使っている選手は少なかった。最近は男女の若いツアープロでもよく見かける。
ゴルフギアに詳しいクラブアナリストのマーク金井氏がその理由をこう語る。
「昭和の頃に比べると、国内のグリーンもかなり速くなった。高速グリーンになれば、より繊細なタッチが求められるからパターヘッドの速度が遅くなる。スピードが遅くなれば、ヘッドの動きが安定しない。長尺パターは振り子のようにヘッドを動かせるので、ヘッドが安定して動く。ベテランから普及したのは、パットを外す怖さを知っているため指が動かなくなるからです。昔は『長尺はシニアが使うもの』というイメージが強く、メリットはわかっていても、パターが下手と思われるのが嫌で使わない人も多かった。今の若いプロはいいものであれば積極的に取り入れる。合理的です」
ニギリに負けたくなければ、昭和生まれのおじさんゴルファーもお試しあれ。
2024年07月06日 08:00
100を切ったらそろそろ球の曲げ方を覚えたい。
スライス・フック、弾道の高低の操り方の基本と「できない理由」をしっかり学ぼう! 基本はフェースは目標、体の向きは打ち出し方向に向ける 100を切ったら「ボールを操る」に挑戦してください!
まずはフックとスライスの打ち方の基本をお教えします。球を曲げるには、フェースは目標(ボールを止めたい方向)に向けたまま、フックならターゲットより右を、スライスなら左を向いて構え、スタンスなりにスイングします。
これによってフックの場合は目標方向に対して軌道がインサイド・アウトになり、その軌道に対してフェースがかぶって当たるので球が左に曲がります。反対にスライスの場合は目標方向に対してアウトサイド・イン軌道になり、その軌道に対してフェースが開いて当たるので球が右に曲がるというわけです。球を大きく曲げたいときほど、スタンスの向きを大きく変えます。
ポイントは、向きを変えてもスイングを変えず、スタンスなりに振り切ることです。 フックを打つ:スタンスなりの右方向に振る
目標よりも右を向いて構えたスタンスなりにスイングすることで、目標に対してインサイド・アウト軌道になり、その軌道に対してフェースが閉じて当たる。 フック・スライスの打ち方
ボールを中心に時計回りに移動
フェースは目標を向けたまま
正面から見るとボールが右に見えます
フェースを目標に向けたままボールを中心に時計回りに回り込むので、体と軌道に対してフェースはかぶる。 スライスを打つ:スタンスなりの左方向に振る
目標よりも左を向いて構え、そのスタンスなりにスイングすることで目標に対してアウトサイド・イン軌道になり、その軌道に対してフェースが開いて当たる。 ボールを中心に反時計回りに移動
フェースは目標を向けたまま オープンスタンスでフェースが開いて見えます
フェースを目標に向けたままボールを中心に反時計回りに回り込む。体の向きに対してフェースは開く。
レッスン=重永亜斗夢
●しげなが・あとむ/1988年生まれ、熊本県出身。172cm、60kg。ゴルフの名門沖学園高校時代に「全国高校選手権春季大会」で優勝。その後日大を1年で中退してプロ転向。18年の「東建ホームメイトカップ」で初優勝をとげる。
構成=鈴木康介
写真=中野義昌
協力=石岡ウエストゴルフクラブ
2024年07月06日 07:00
シニアプロから上達テクを学べ!今年からシニア入りした宮瀬プロに、リキまずに飛ばす方法を教えてもらいました。
飛ばそうとするとついリキんでしまうが、歳をとればとるほど別の原因によってリキみが発生します。その原因とはなんでしょう? 体が硬い人でも捻転ができて手打ちを防げる 息が吐けるのは上体に余計な力が入らずリラックスできている証し
歳をとると体が硬くなり、バックスイングの捻転がキツくなる。このとき、呼吸を止めたまま肩を無理に回すと、息が詰まり、手や腕に余計な力が入ってしまう。これが中高年特有のリキみだと宮瀬博文は指摘する。 息が詰まると手打ちになる
肩を無理に回して息が詰まると、体が硬直し、切り返しで手先を使ってしまう。
結果、手打ちになり飛ばなくなる
「体が硬くなってきた人は、バックスイングからトップにかけて、息を“フー”と吐きながら体を回してみてください。息を止めるよりも体がラクに回るはずです。そして肩を無理に回すのではなく、下半身を使い、体全体を左右に揺さぶるように動かすのがコツ。
実際は呼吸を止めていても、トップで息が吐けるくらいの力感でスイングすれば、手打ちにならず、体を大きく使って飛ばせますよ」 【Point1】 息を吐きながら体全体を左右に揺さぶる 「息を止めずにスイング」
捻転は息を止めるより、吐きながら体を回したほうが容易になる。そして下半身を使い、体全体を左右に揺さぶるように動かす。
最初はシャドースイングでこれを体感しよう 【Point2】重心を下げると上体の力が自然に抜ける
アドレスで体の重心をほんの少し下げると、上体の力が自然に抜けて、体が回りやすくなる。
ただし、どっしり構えすぎると下半身が動かなくなり、手打ちになってしまうので注意
上体のリキみは厳禁!
手や腕、肩などに最初から力を入れてしまうと、体がさらに硬くなり、回らなくなってしまう
レッスン=宮瀬博文
●みやせ・ひろふみ/1971年生まれ、千葉県出身。171㎝、74㎏。レギュラーツアー7勝の実力者で、今年からシニア入り。デビュー戦はプレーオフの末に惜しくも敗れたが、シニア初優勝と賞金王を目指す。アイ・エー・エス・エス所属。
構成=小山俊正
写真=高橋淳司
協力=取手国際ゴルフ倶楽部