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2024年07月04日 16:00
「マイナビオールスターゲーム2024」(7月23日・エスコンフィールド、同24日・神宮球場)の選手間投票結果が4日、発表された。阪神からはファン投票に続き、2年連続で近本光司外野手が選出された。 「いろんな選手がいて、その中で選んでもらえる。また頑張っていきたい」 近本はファン投票でもセ・リーグの外野手でトップの得票数を集めた。選手間投票では昨年にセ・リーグ全部門での最多得票を獲得している。 監督選抜は8日に発表され、最後の1人を選ぶ「プラスワン投票」の結果は17日に発表される。
2024年07月07日 06:00
巨人4―1ヤクルト(セ・リーグ=6日)――巨人が3連勝で2位浮上。
一回に岡本和の2ランで先行し、七回にヘルナンデスの2ランで加点。グリフィンは8回1失点の好投で3勝目。ヤクルトは3連敗。
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激しい雷雨に見舞われ、巨人の試合前練習は途中で打ち切られた。試合開始の予定時刻は15分、30分と徐々に延び、最終的に1時間遅れで始まった。集中力を保つのは難しかったはずだが、主砲の岡本和は違った。
一回二死一塁で第1打席に入った。ボールを2球、冷静に見送って3球目。外角寄りの緩い変化球をしっかりと引きつけて振り抜くと、大きなアーチを描いた打球は、左中間スタンドに飛び込んだ。7試合ぶりの本塁打となる14号2ランとなり、「今日のような(雨天で開始が遅れた)試合は、先制点が重要だと思っていた」と振り返った。
阿部監督は「チームにとっても、本人にとっても大きい一発だった」とたたえた。先制、逆転など今季の殊勲打のうち、三回までに放った本塁打は4本目。この日のような一打が増えればチームはより優位に試合を運ぶことができるはずだ。
主将として2年目を迎えた今季、「さらに勝ちたいなっていう気持ちが増えた」とリーグ優勝への強い思いを口にする。だからこそ、打撃での貢献だけでなく、日々の言動や姿勢にも心を砕いている。雨が小降りになって試合が行われることになり、ベンチを飛び出したナインに率先し、体を動かして準備する姿があった。
今季はこれまで78試合全てに4番で先発出場。打撃不振にあえぎながらも、試合前時点で本塁打、打点はともにチームトップで、リーグでも上位争いを繰り広げている。試合後は「勝てて良かった」と短い言葉に実感を込めた岡本和。巨人の主砲がバットだけでなく、その背中でチームを引っ張っている。(浜口真実)
巨人・阿部監督「(試合開始が遅れたが)みんな、いい集中力を持ってやってくれた。(グリフィンは)最後、よくあそこまで投げてくれた」
2024年07月07日 05:01
「阪神2−1DeNA」(6日、甲子園球場)
金字塔を打ち立てても、いつもと何ら変わりはなかった。岡田監督が阪神の監督として歴代最多となる通算515勝を挙げた。「数字(の話題)が出るとね、毎日がすごく長く感じるんでね、あんまり気にしないようにしてたんですけど」。これまでの歩みをかみしめるように言葉を紡いだ。
藤本定義氏を上回った。岡田監督の幼少期、父勇郎さんが阪神の後援者だったこともあり、1962年の御堂筋優勝パレードに参加した。当時の監督が藤本氏だった。そんな縁の深い名将を超えた。「あんな小さい時に監督なんか見てるかいな。監督目当てに来てるんちゃうんやから」と“岡田節”で感慨に浸った。
記念の勝利はもう一つの縁が導いた。同点の六回に佐藤輝が勝ち越し打を放った。佐藤輝が近大に入学する直前の春だった。岡田監督は母校早大と近大の試合を見るため生駒市のグラウンドまで出向いた。そこで佐藤輝の打撃を目にすると、田中秀昌監督(当時)に「使わなあかん」と助言を送ったという。数年前に見初めた大砲が時を経て、虎将に節目の1勝をもたらした。
6月以降、勝率5割で迎えた試合は4連勝で、またも借金生活を阻止した。瀬戸際の勝負強さも際立つが「もうちょっとゆっくりね、野球をしたい」と本音も漏れた。
試合後、坂本から手渡されたウイニングボールに視線を落として見つめると、ズボンの右後ろポケットにそっとしまった。「当然、家に持って帰りますけどね」と穏やかな笑みを浮かべた。
2024年07月07日 05:01
「阪神2−1DeNA」(6日、甲子園球場)
七夕前夜、横浜の星を輝かせまいと左腕を振った。自己ワーストタイ3連敗中だった阪神・伊藤将が、今季5度目のDeNA戦で粘投し、7回1失点で4勝目。6月7日・西武戦(甲子園)以来1カ月ぶりの白星に、「ホッとしてます。なんとか自分のピッチングをしてチームが勝てるようにと考えてました。ベイスターズは打線がいいんで、最少失点でいけたのは良かったと思います」と勝利の味をかみしめた。
立ち上がりはドタバタだった。初回先頭の梶原が中前打で出塁すると、次打者の初球で二盗を決められた。無死二塁。気落ちする隙を作らず、次の瞬間、二塁へ素早くけん制を入れた。判定はセーフだったが、岡田監督のリクエストによるリプレー検証でアウトに。「あそこでアウトを取れたっていうのは、非常に自分の中でも大きかったですね。アイコンタクトです」。相手に流れを渡さなかったビッグプレーを笑顔で振り返った。
5失点KOだった前回6月29日・ヤクルト戦(神宮)の反省を生かして、低めにボールを集めた。六回と七回は単打で先頭打者の出塁を許したが、いずれもゴロ併殺で切り抜けた。「監督からも『低く投げろ』とミーティングありましたし、その中で修正できてたので良かったと思います」。指揮官には阪神監督歴代最多の515勝目をプレゼントしたが、「自分で良かったんかなって」とおどけて見せた。
『ファンの方が野球を楽しんでくれますように』−。七夕の短冊にはプロ野球選手らしい願いを書いた。「野球は楽しいんだよというのを、どんどん子供とかいろんな人に届けられたらいいな」と使命感を胸に上がったマウンドで快投。虎党キッズを喜ばせた勝ち星に、「楽しんでもらえたかなと思います」と胸を張った。
ヒーローのお立ち台で約束した。「次の登板も勝てるように頑張ります」。一夜だけの仕事ではない。これから先も聖地を埋めるファンの“願いごと”をかなえていく。
2024年07月07日 05:01
「阪神2−1DeNA」(6日、甲子園球場)
阪神・佐藤輝明内野手(25)が殊勲の一打でチームの危機を救った。
2024年07月07日 05:01
「阪神2−1DeNA」(6日、甲子園球場)
阪神の下位打線が突破口を開いた。1点を追う五回。しぶとくつないで勝利への流れを生み出した。
先頭は島田。「塁に出てない状況が全体で続いてたんで、なんとか(塁に)出たら変わるかな、と」。投手強襲の内野安打で、この試合初めて先頭打者として出塁した。
続く坂本はカウント1−1からの3球目に空振りするが、スタートを切っていた島田が二盗を決めた。
ここから坂本が価値ある打撃を見せる。ファウルで粘り、2−2からの6球目。内角チェンジアップに詰まりながらも三塁へ転がし、島田の好判断もあって1死三塁とした。岡田監督が「なんとかサードに送ろうとする、そういうバッティングも光った」と評価した進塁打。打席に向かう小幡も刺激を受けていた。
「難しい球でもなんとかつないでくれたので。三塁ランナーが島田さんだし、かえってくれると信じて早めに前に飛ばそうと」。2ボールから内角直球を捉えると、前進守備の一、二塁間を破る同点右前打となった。
各打者が状況に応じて役割を果たして奪った1点。波に乗り切れない状況だからこそ、やるべき攻撃が見えたイニングだった。
2024年07月07日 05:01
体の張りで登板を回避していた阪神の門別啓人投手(19)が、7日の練習試合・日本生命戦(鳴尾浜)に1イニングをめどに復帰登板する。6日は鳴尾浜でキャッチボールやダッシュなどで汗を流した。
6月11日のウエスタン・オリックス戦で先発した際、体の張りを訴え3イニングで降板。翌日に病院で診断を受け問題ないとしていたが慎重に調整を進めていた。約1カ月ぶり登板も「空いた期間でコンディション的にも上がったかな」と前向き。「疲れたときに軸を大事にしていけば打者を刺せたり、真っすぐでカウント取れたり。すごい大事だって気づいた」と充実の時間を過ごした。
3日に離脱後初のシート登板。「真っすぐがちょっとダメなところもあったので、そこを修正していけたら」と実戦で修正力を発揮する。
2024年07月07日 05:01
「阪神2−1DeNA」(6日、甲子園球場)
阪神が連敗を2で止めて、再び貯金1とした。6月以降に勝率5割から借金生活突入を阻止するのは4度目となった。岡田監督は球団では歴代単独トップとなる通算515勝目を挙げた。岡田監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
(テレビインタビュー)
−佐藤輝が勝ち越し打。
「初球からミスショットしないでね、良かったと思いますよ。次も惜しかったですけどね。島田の当たりもね」
−先制されて逆転勝利は久しぶり。
「反発力というかね、そういうゲームが少ないんで、いつもこういう展開で勝つか負けるか、そんなんばっかりですけど」
−阪神の監督として歴代最多の通算515勝。
「今日はボールもらいましたね、みんな覚えてて」
(ペン囲み)
−佐藤輝は初対戦の投手だった。
「来た球というか、ストレート狙ってて、変化球高めにぽっと来たら、ホームランとか狙わずにね、普通にバットが出ればいいんよ」
−初球をミスせずに仕留めた。
「いつもいつも甘い球来るわけじゃないからな。でもそれは打席の中での集中力やろ。反応よ、やっぱりな」
−いい状態が続いていると見ているか。
「いい状態というか、ずーっとやらなあかんことやで、積み重ねやからな。ほんとにいい状態やったらもっとホームランボンボン出とるやろ。今までは悪すぎたから、まだまだこれからやんか」
−伊藤将はボールが低めにいくと併殺が取れる。
「そうよ、それが持ち味のピッチャーやからな。高めにいく時は、ちょっと(体が)反って投げるもんな。今日も言うたけどな、投げ終わってからな。やっぱ反ってる時が高めいってるからな」
−勝率5割を割らなかったのは大きいか。
「いや、分からん。(いい形で)シーズン終わったら大きかったなって言えるやろ。今は分からん、今はまた(貯金を)減らさんように、増やすことしか考えてないから」
−2軍降格の森下には教えたことをやってほしい。
「ちゃんとやればな。それだけよ」
2024年07月07日 05:01
阪神の森下翔太外野手(23)、島本浩也投手(31)が6日、出場選手登録を抹消された。
2024年07月07日 05:01
「阪神2−1DeNA」(6日、甲子園球場)
DeNAは逆転負けで接戦を落とした。阪神・伊藤将の前に的を絞れず、オースティンの先制弾の1点のみ。三浦監督は「うまく攻められたかなと思います」と唇をかんだ。
初回には1番・梶原の中前打と二盗で一気に畳みかけたかったが、まさかのけん制死。当初はセーフもリクエストで判定が覆り「流れがパタッと止まってしまった。スキを見せないような走塁をしないといけない」と悔しそうな表情で振り返った。
2024年07月07日 05:01
「オリックス4−1日本ハム」(6日、ほっともっとフィールド神戸)
打てず守れず3連敗。日本ハムは借金は今季ワーストの2となり、楽天に抜かれて4月15日以来の4位に転落した。5位オリックスとも0・5差。新庄監督は「そんなこと言ったって仕方ない。上がっていくしかない。下は向きませんよ」と闘争心を表に出した。
絶好の先制機を逃したのは初回だった。先頭の水谷が左中間三塁打で出塁したが、以降3人が凡退した。「ポンと打って1点すんなりと取れたら、流れもこっちに向いてきたと思いますけどね」と悔やむ初回の攻撃だった。
守備に乱れが出たのは五回だった。1死一塁から頓宮の痛烈な三ゴロを郡司が後逸。併殺ならチェンジのはずが、1死二、三塁とピンチは拡大。ここから3点を失った。
「ゲッツー取りに行くのは分かりますけどね。まずは捕りにいかないと。最低でも体に当てて、前に落とす。まあこの2年間、速い打球の反応がちょっと悪いかな」。本職は捕手の急造サードに、あえて苦言を呈した。
今季最多の貯金9だったのが6月4日のこと。以降は5勝16敗3分けと急降下。選手会長の松本剛は「負けてる理由がハッキリしている。そこをつぶさないと勝ちゲームは出てこない。選手一人一人が自覚してやるしかない」と危機感を募らせる。目標のAクラスへ正念場。新庄監督が就任当初から掲げる「1点を守る野球」で巻き返すしかない。
2024年07月07日 05:01
「ヤクルト1−4巨人」(6日、神宮球場)
OBの清原和博氏が試合前に巨人のベンチを電撃訪問した。現役時代に同僚だった阿部監督、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチと談笑するシーンもあった。勝利を収めた阿部監督について同氏は「すごく堂々としていて、どっしりとされている」と語った。
指揮官は「元気そうでね。久しぶりに会ったのでうれしかったです」と笑顔だった。
2024年07月07日 05:01
「オリックス4−1日本ハム」(6日、ほっともっとフィールド神戸)
初のヒーローインタビューを終えたオリックス・大里がニヤッと笑った。
2024年07月07日 05:01
「西武3−4ロッテ」(6日、ベルーナドーム)
激しい雷雨の後、蒸し暑さが残る中でロッテ・佐藤が逆転を決めた。2安打3打点の活躍で、球団新記録となる西武戦開幕10連勝に導いた。
「なんとかチャンスで一本打とうと思った。意識してやってきたことが形で出てきている」
1−3の八回に逆転劇は待っていた。1死一、二塁から藤岡が右前適時打で1点差に迫った。なおも1死一、三塁で打席には佐藤。「来た球に反応しようと」。フルカウントからヤンの154キロ直球を右翼線への逆転の2点適時二塁打とし「チャンスの時は積極的にいこうと意識を変えた」と強気ではじき返した。
この日は「3番・捕手」のスタメン起用で、3番は今季3度目。チャンスで結果を残した佐藤に吉井監督は「バッティングは今年、本当に良くなった。特に左ピッチャーに強いので、3番に入れた。うまく打ってくれた」と目を細めた。
七回の守備では、二塁への送球ミスが失点につながったが、しっかり取り返した。「僕自身がなんとか結果で応えることができて良かった」。打てる捕手が快進撃を呼ぶ。
2024年07月07日 05:01
「ヤクルト1−4巨人」(6日、神宮球場)
不動の4番打者が、レジェンドの前で強烈な一発を放った。0−0の初回2死一塁の場面で岡本和が、左中間席にたたき込む7試合ぶりの14号2ラン。雷雨の影響で試合開始が約1時間遅れた。「先制点が重要だと思っていたので先制できて良かったです」とうなずき、チェンジアップに「反応で打てたかなと思います」と自画自賛した。
この日は、球団OBの清原和博氏がテレビ解説を務めるため球場を訪れた。主砲の一発を目の当たりにした同氏は「完璧だった」と絶賛した。「なかなか表情に出さないタイプだと思うんですけど、(4番の苦しみは)ひしひしと感じてやっていると思います」。自身も苦しめられた巨人軍の4番のプレッシャーと戦い、奮起する後輩に感心していた。
不振にあえぎながらも今季、全試合で4番に座り、奮闘し続けている岡本和。打点43でリーグトップに浮上し、14本塁打で同トップのヤクルト・村上に1本差に迫った。チームは3連勝で2位に浮上した。巨人の伝統を受け継いで主砲として君臨する男が、今後もチームをけん引する。
2024年07月07日 05:01
「ヤクルト1−4巨人」(6日、神宮球場)
5日に途中交代していたヤクルト・サンタナがトレーナー判断でベンチ外。強力助っ人を欠く打線が機能せず、試合後の高津監督も頭を抱えた。この日は試合前練習から回避してケアに専念。
指揮官は「今日はやめておいた方がいいというトレーナー判断で、無理をさせてもと思い、ベンチを外しました」と説明し、今後については「明日会ってからですね」と話すにとどめた。