2024年07月04日 16:22
EURO2024・ラウンド8でドイツ代表との対戦を控えるスペイン代表のMFダニ・オルモ(ライプツィヒ/ドイツ)が、インタビューに応じた。4日付で、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 カタールW杯後に就任したルイス・デ・ラ・フエンテ監督の下、2012年大会以来となるEURO優勝を目指すスペイン代表は、“死の組”と称されたグループBを3連勝、3試合連続クリーンシートで文句なしの首位突破。その勢いのままに、ラウンド16ではMFファビアン・ルイスやFWニコ・ウィリアムズらのゴールでジョージア代表に4−1と大勝し、ホスト国のドイツ代表が待つラウンド8に駒を進めた。 ドイツ代表との対戦を5日に控える中、ライプツィヒで主力を張るMFダニ・オルモがインタビューに応じる。同僚のDFダヴィド・ラウムとDFベンヤミン・ヘンリヒスを始め、多くの知人がドイツ代表に選出されている同選手は「彼らのことをよく聞かれるか? うん。チームメイトやライバルだったりとよく知っているからね」と告白。続けて「自国開催となるEURO。彼らにとって優勝は義務に近いはず。でも、僕たちはとても上手く行っているし、自分たちの試合を続けていくつもり」とスタイルを貫く決意を口にした。 またオルモは、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督にも言及。かつて師事し、勝手知ったる相手指揮官については「彼がライプツィヒやバイエルンでやろうとしていたことを代表チームで見ることがある。常に変化を求め、驚かせようとする監督なんだ。僕たちは注意を払わなければならない」と警戒。さらに「これまで彼がやってきたことは、すべてうまくいっている。彼の若さも、ドイツにさらなるモチベーションを与えている要因だと思う。あらゆることに対応できるように、備えないと」と述べた。 今大会初先発となったグループB第3節アルバニア戦で1アシストを記録すると、先のジョージア戦では1ゴールを決めるなど、コンディションが上がっているオルモ。“天井はない”と強調した同選手は「もっと上に行ける。この試合は成長し続けるチャンス」としつつ、「チームも、すべてにおいて改善の余地がある。攻撃面でも、守備面でも、プレーをより具体化することでもね。ジョージア戦では4ゴールを決めたけど、もっと得点するチャンスはあった。(向上心が)このチームのいいところ。僕たちは若いチームだけど、経験を積んでいるから、全ての面で向上できるはずだ」と意欲を燃やしている。 EUROを優勝した暁には「手始めに髪を切って、染めようかな」と語ったオルモは、慣れ親しんだ国を相手にどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。
2024年07月07日 08:33
オランダ代表はトルコとのEURO準々決勝に2-1で逆転勝ちし、ベスト4進出を決めた。
前半35分に先制されるとリードされる展開が続いたが、後半25分にDFステファン・デフライが同点ゴール!メンフィス・デパイのショートコーナーからヘディングシュートを叩き込んだ。
これで息を吹き返したオランダはその6分後にオウンゴールで勝ち越し、試合をひっくり返した。
32歳と152日のデフライは、オランダ代表におけるEURO決勝トーナメントで得点した最年長選手になった。彼は試合後にこう話していた。
「本当に大変な闘いだった。トルコはメンタルが強いし、質も高い。僕らは苦しむこともあったけれど、よくやったし、勝利にふさわしかった。
0-1で負けていたので、プッシュしなければいけなかった。あまりスペースがなかったけれど、それを見つけられる場面もあった。
そして、メンフィスが素晴らしいクロスをくれて、それをヘディングで決めた。僕らはやり続けたし、信じ続けた」
デフライはフェイエノールトで育ったセンターバック。彼はあの宮市亮が対戦したなかで一番嫌だった選手のひとりに挙げた選手だ。
宮市亮の「アーセナル以外の同僚ベストイレブン」がすごい
宮市は「オランダ時代は、自分も同級生で同世代であるステファン・デフライっていう(現在は)インテルに所属しているディフェンダーですね。彼はフェイエノールト時代のチームメイトだったんですけど、本当に嫌らしいディフェンダーでした」と話したことがある。
2024年07月07日 08:10
EURO2024の準決勝に進出したイングランド代表。6日に行われたスイスとのEURO準々決勝にPK戦の末に勝利した。
ブカヨ・サカは後半35分に起死回生の同点ゴールを決めると、PK戦でも3人目のキッカーとして見事に成功。
22歳のサカは2021年大会ではPKを失敗して人種差別の標的にされた。それを乗り越えてヒーローになった彼を指揮官と同僚は讃えていた。
ギャレス・サウスゲイト監督
「彼と一緒に仕事をするのは夢のようさ。素晴らしい少年、最高のプロフェッショナル、一緒にいるととても楽しい。ボールを持っていても持っていなくても素晴らしい仕事をする。
(サカら)彼らは若い選手たちだが、蹴るのに最も適していると感じた。彼を完全に信頼している。彼の全体的なパフォーマンスはチームにとって驚異的だった。彼はPKを決めて不屈の精神を見せてくれた。私は彼ら全員を愛しているけれど、彼をさらに強く抱きしめなければならなかったよ」
ハリー・ケイン
「またも厳しい試合だったが、まず第一に選手たちがまた調子を上げてくれた。ゴールを決めるには、ブカヨ・サカの素晴らしいフィニッシュが必要だった」
ブカヨ・サカ
「前回のEUROでPK戦に何が起こったかは分かっていた。僕は信じていた。神を信じている。あのような状況(2021年大会の失敗)から巻き返すのは本当に難しいけれど、今日はチャンスをものにできた。
PK戦になったとしても、僕らには自信がある。今日はそれを示した。僕にとって、それは受け入れるべきこと。一度失敗しても、もう一度同じ状況に身を置くかどうかは選択できる。自分のことを信じていた。ゴールになった時、僕はとても幸せな男だった。
過去にこだわるつもりはない。それは終わった。今だけに集中する。家族を含め、見ている人達は緊張していただろうけど、僕は冷静さを保っていたよ。あと2試合ある。僕らは人生を変え、歴史を作ることができる」
「EURO優勝経験がない最強ベストイレブン」
3年前の悲劇を乗り越えて、この日は笑顔になったサカ。
あのデイヴィッド・ベッカムも「僕ら全員が見るべき笑顔。サカの勇敢さと幸運。みんなよくやったよ!」とメッセージを送ると、サカは笑顔の顔文字を送り返していた。
2024年07月07日 07:35
イングランド代表は6日に行われたスイスとのEURO準々決勝にPK戦の末に勝利した。
後半30分に先制されるも、その5分後にブカヨ・サカが同点ゴール。1-1のまま延長戦でも決着がつかず、最後はPK戦に。
そこで守護神ジョーダン・ピックフォードが1人目のマヌエル・アカンジのシュートを阻止!サカを含めた5人全員が決めたイングランドが勝利した。
ピックフォードは、もはやお馴染みとなっているPKの“カンニングペーパー”を用意。
ボトルに相手キッカーのPK傾向を記したメモを貼り付けたものだ。それを拡大すると…。
右に飛ぶフェイントをかけて、左に飛べ
左に飛べ
セットして反応しろ
右に飛べ
などと記されている。
アカンジについては左に飛べと書いてあり、ピックフォードは実際にその通りにしてシュートを阻止してみせた。
PK戦前に痙攣で交代したキャプテンのハリー・ケインは試合後にこう話していた。
「こういう大会ではPK戦を潜り抜けなければいけない。サカがゴールを決めたのは特別なことだった。
自分はPK戦の間、妙に落ち着いていたよ。クラブでキッカーを任されている選手が多くいるし、彼らが落ち着いていることは分かっていた。ピックフォードが通常なら1本は止めることもね。
PK戦はプロ選手として最もプレッシャーを感じるものだと思う。でも、サカはつらい経験をしても、また名乗りを上げた。彼やみんなをとても誇りに思う。
こちらは5回中5回成功し、ピックス(ピックフォード)はセーブをしてくれた!ピッチに誰がいても信頼している。過去数年と比べて、実績のあるPKキッカーがいるという点が違う。経験豊富で、それを試合で証明したよ」
サカは2021年大会でPKを失敗して、人種差別の標的にされた。
メッシも!「なぜかPKの成功率が低い」スーパースター7人
だが、今回は3人目のキッカーとして見事に成功している。
2024年07月07日 06:55
EURO2024の開催国であるドイツは、スペインに敗れて準々決勝敗退となった。
2024年07月07日 06:51
EURO2024・準々決勝の全日程が現地時間6日に終了し、準決勝へ進出する4チームが出揃った。
ともに史上最多4度目の欧州制覇を目指すスペイン代表とドイツ代表の一戦は、後半開始早々にラミン・ヤマルの折り返しをダニ・オルモがダイレクトでゴール左下隅に流し込みスペインが先制。しかし、そのまま逃げ切りかと思われた89分、左からのクロスをジョシュア・キミッヒが頭で落とし、フロリアン・ヴィルツがボレーで流し込みドイツが土壇場で追い付いた。
試合は1−1で延長戦に突入。互いにチャンスを決め切れないまま迎えた119分、ダニ・オルモの柔らかいクロスを途中出場のミケル・メリーノが頭で押し込み勝ち越しに成功する。最終盤にはダニエル・カルバハルが退場となったが、2−1で競り勝ったスペインが2大会連続のベスト4進出を決めた。対して、開催国のドイツはベスト8で敗退。今大会限りでの現役引退を表明していたトニ・クロースはこの試合がラストマッチとなった。
ポルトガル代表とフランス代表の一戦は互いにチャンスを作り合う拮抗した展開となるも、120分間を通してゴールが生まれずPK戦へ突入。5人全員が成功したフランスに対し、ポルトガルは3番手のジョアン・フェリックスが失敗。PK戦を5−3で制したフランスが2大会ぶりに準決勝へ駒を進めた。惜敗したポルトガルは2大会ぶりのベスト4進出ならず。主将クリスティアーノ・ロナウドはノーゴールのまま大会を去ることとなった。
今大会の優勝候補筆頭との呼び声高いイングランド代表は、ラウンド16で前回王者のイタリア代表に完勝したスイス代表と対戦。互いに3−4−2−1のシステムを採用し臨んだ一戦は、75分にブリール・エンボロが先制点をマークするも、5分後にブカヨ・サカが強烈なミドルシュートを突き刺し同点に。その後は得点が生まれず1−1で120分間が終了し、決着はPK戦に委ねられることとなった。
PK戦ではスイスの1番手マヌエル・アカンジのキックをイングランドのGKジョーダン・ピックフォードがセーブ。その後は全員がキックを成功させ、イングランドが5−4で勝利し、2大会連続の準決勝進出を決めた。大会を通して組織力の高さを見せつけたスイスだったが、国際大会初のベスト4進出は叶わなかった。
準々決勝最後の1試合はオランダ代表とトルコ代表の顔合わせに。35分、アルダ・ギュレルのクロスからサメト・アカイドゥンのヘディングシュートで先制を許したオランダだったが、70分にメンフィス・デパイの折り返しにステファン・デ・フライが頭で合わせて同点に追い付く。その6分後にはデンゼル・ダンフリースのクロスに飛び込んだコーディ・ガクポが相手DFのオウンゴールを誘発。2−1の逆転勝利を飾ったオランダが、5大会ぶりのベスト4進出を決めた。
この結果、準決勝はスペインvsフランス、オランダvsイングランドの顔合わせに。決勝進出をかけた2試合は現地時間9日と10日(日本時間10日と11日)に開催される。準々決勝の結果および準決勝のスケジュールは以下の通り。
◼︎準々決勝・試合結果
スペイン代表 2−1 ドイツ代表
ポルトガル代表 0−0(PK:3−5) フランス代表
イングランド代表 1−1(PK:5−4) スイス代表
オランダ代表 2−1 トルコ代表
◼︎準決勝・対戦カード
▼9日28時(10日4時)
スペイン代表 vs フランス代表
▼10日28時(11日4時)
オランダ代表 vs イングランド代表
2024年07月07日 06:30
史上初となる6大会目のEUROを戦ったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。
39歳になったスーパースターは、フランスとの準々決勝にPK戦の末に敗れ、自身初の無得点で大会を去ることになった。そのロナウドはSNSにこのようなメッセージを投稿している。
「僕らはこれ以上を望んでいた。これ以上に値する。僕らのために。みんなひとりひとりのために。僕らはみんなに与えてくれたものすべてに、そして自分たちがこれまで成し遂げてきたことすべてに感謝している。ピッチの内外でこのレガシーは尊重され、これからも積み重ねられていくことだろう。ともにある」
この投稿にはブラジル代表ヴィニシウス・ジュニオールらがいいねをしており、ロナウドの姉であるカティアさんは「巨大なもの」とコメントしている。
ロナウド引退後にポルトガル代表の7番を継承しうる5人
また、41歳で今大会を戦ったポルトガル代表DFペペも「ありがとう!夢は終わらない、常に夢を見続けてくれ。ポルトガルを強くしてくれ、常に!」とのメッセージを投稿。
ポルトガルを支えてきたレジェンド2人はこれを最後に代表を去るのか。その去就が注目される。
2024年07月07日 06:15
昨季、リーグアンのスタッド・ランスに加入した日本代表FW中村敬斗。今月末で24歳になるウィンガーをドルトムントが狙っているようだ。
『RUHR24』によれば、スーパースカウトとして知られるスヴェン・ミスリンスタット氏が中村に惚れ込んでいるという。
ミスリンスタット氏はドルトムントで香川真司らの獲得で名を挙げた後、アーセナル、シュトゥットガルト、アヤックスを経て、今夏に古巣ドルトムントにチームプランナーとして復帰した。
スーパースカウト!ミスリンスタットがドルトムントで発掘した最強の5人
ドルトムントはジェイドン・サンチョがマンチェスター・ユナイテッドにローンバックし、カリム・アデイェミはユヴェントスが2500万ユーロ(43.6億円)で狙っているとされている。そのため、アタッカーの補強が必要になりうるが、中村はうってつけの存在だとされている。
ミスリンスタット氏はドルトムントに復帰する前に「ゲームに強く、両足が使えて、走りも力強い。ボール扱いが素晴らしく、とてもエキサイティングな選手」と名前を伏せてある選手を絶賛していたが、それは中村のことだったという。実際、シュトゥットガルト時代に中村の獲得を狙っていたが、実現しなかったとのこと。
中村の移籍金は1500万ユーロ〜2000万ユーロ(26.1億円〜34.9億円)ほどになるというが、果たして。
2024年07月07日 05:55
EURO2024・準々決勝が6日に行われ、オランダ代表とトルコ代表が対戦した。
2024年07月07日 05:46
ラ・リーガのマジョルカは7月6日、ボーフムを退団したFW浅野拓磨と2026年までの2年契約を結んだと発表した。
同クラブでは大久保嘉人、家長昭博、久保建英に次いで4人目の日本人選手となる29歳の加入にファンも興奮。公式SNSには次のような声が寄せられた。
【動画】マジョルカの投稿した浅野のウェルカムムービー
「大成功だ」
「私の新しいキャプテン翼」
「彼はとても早く、いいテクニックも持っているので、いい効果をもたらすだろう」
「W杯でドイツを葬った男だ」
「彼は素晴らしい選手だ」
「超速い選手だ」
一方で、「彼は何者なんだ?」「この人は誰?」「彼が誰なのかは分からないけど、すでに愛している」といった声もあった。
まだ知名度は低いようだが、そのスピードでサポーターを驚かせるはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 04:44
英メディアが“世界一セクシーなフットボーラー”に認定した人気者が新天地をトリノに求めた。現地7月6日、イタリアの名門ユベントスはスイス女子代表のMFアリシャ・レーマンをアストン・ビラから獲得したと発表。移籍金の額は非公開で、2027年6月30日までの3年契約が交わされた。
【PHOTO】SNSフォロワー数が1670万超! スイス女子代表のブロンド美女、アリシャ・レーマンが魅せる厳選ショット集をお届け!
現在25歳のレーマンはヤングボーイズ、ウェストハム、エバートンでキャリアを重ね、アストン・ビラでは主軸として3シーズンに渡ってプレーした。自身が敬愛するクリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせるプレースタイルで、サイドから鋭くカットインで切れ込んでゴールに絡むのが十八番だ。スイス女子代表では53試合・9得点をマーク。昨夏の女子ワールドカップにも出場している。
一方で自由奔放なプライベートをSNS上で包み隠さずに公開し、歯に衣着せぬ言動やド派手なファッションなどが男女を問わず、ワールドワイドな支持を得ている。公式インスタグラムのフォロワー数は驚異の1673万を数え、今回のユーベ移籍が決まってからさらにその数値を上昇させた。
レーマンはさっそくSNS上で、ユーベのクラブハウスで撮影された画像やトレーニング場での練習着姿を紹介。「開幕が待ち切れないわ!」「ハッピーハッピーハッピー」「チャオ! ブランコネーリ!」と立て続けに7本を投稿する興奮ぶり。ユーベ女子チームは2023―24シーズンの女子セリエAで2位。新シーズンは女子チャンピオンズリーグに参戦するが、レーマンにとってはキャリア初の女子CL挑戦となる。
ブロンドヘアが自慢のアタッカーはユーベ公式サイトにコメントを寄せた。「ユベントスという偉大な歴史を持つクラブに移籍できて本当に嬉しい」と語りつつ、「正直、メディカルチェックで到着して車を降りて、たくさんのファンを目にした時は少し緊張したのだけど、すぐにすべてが素晴らしいと感じたわ」と続けた。
さらにクラブ公式から「あなたはどんな選手?」と問われると、「私はチームにペースを生むタイプ。ドリブルとスプリントが好きで、ゴールと同じくらいアシストを決めるのも好き。チームプレーヤーであることに喜びを感じる」と回答した。
先週にはひと足早く、恋人であるブラジル代表MFドグラス・ルイスのユーベ入りが決まった。同じくアストン・ビラからの移籍で、今回の“アベック獲得”はルイスがクラブに推奨したとされている。選手としての実力はもちろん、レーマンが有する世界規模での影響力にもユーベは魅力を感じたようだ。
3日前まではルイスが参戦中のコパ・アメリカを観戦すべく、北米に足を運んでスタンドから熱いエールを贈っていたが、急転直下のトリノ入りから一気に契約まで漕ぎつけた。レーマンは「ルイスとまた同じクラブでプレーできるなんて夢のようだわ」と喜びを表現している。ちなみにレーマンとルイスは2019年に交際をスタートさせたものの、2022年に一度は破局。それが昨年末になって突如復縁を果たして英メディアを大いに賑わせた。
まさに“世界一ホットなフットボールカップル”。はたしてお騒がせコンビは新天地でどのような話題を提供するのか。ピッチ内外で注目を集めそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 03:40
EURO2024・準々決勝が6日に行われ、イングランド代表とスイス代表が対戦した。
ハリー・ケインやジュード・ベリンガム、フィル・フォーデンら超豪華なスカッドを擁し、今大会の優勝候補筆頭との呼び声も高いイングランド代表。低調なパフォーマンスが続きながらもグループCを1勝2分で首位通過し、ラウンド16ではスロバキア代表と対戦した。前半に先制される苦しい試合展開となるも、後半終了間際にベリンガムがオーバーヘッドでネットを揺らすと、延長前半にはケインが決勝点をマーク。2−1で競り勝ち、2大会連続のベスト8へと駒を進めている。
対するスイス代表はグループAを1勝2分の2位で通過。グループステージ第3戦では開催国のドイツ代表を敗戦寸前まで追い込むと、ラウンド16ではイタリア代表を圧倒。前回大会王者を2−0で下し、2大会連続のベスト8進出を決めた。タレント力こそ他の強豪国にやや劣るものの、戦術の完成度や組織力の高さから今大会のダークホースに推す声も挙がっている。2試合連続で前回ファイナリストを撃破し、史上初のベスト4進出を決めることはできるだろうか。
互いに3−4−2−1のシステムを採用し臨んだ一戦は、序盤から拮抗した展開が続く。イングランドは守備時にマンツーマン気味のプレスをかけつつ、攻撃時には右ウイングバック(WB)のブカヨ・サカや右シャドーのフォーデンが積極的にボールを引き出しチャンスをうかがう。決定機こそ作れないものの、スイスに思ったようなビルドアップをさせず、ボールを保持しながら優位に試合を進めていく。
イングランドはコビー・メイヌーとデクラン・ライスが中盤で起点を作りつつ、サカやベリンガムの仕掛けで何度かゴール前に迫っていくが、最終局面では相手守備陣を崩し切ることができず。対するスイスはマヌエル・アカンジやグラニト・ジャカが時間を作り、30分過ぎにかけてマイボールの時間を増やす。45分、サカが対峙したDF2人を振り切りボックス内へ侵入し、マイナスの折り返しにメイヌーが合わせたが、ジャカの体を張ったブロックに阻まれ、シュートを枠に飛ばすことができなかった。前半はこのままスコアレスで終了する。
後半に入るとスイスが徐々に敵陣内でのプレー時間を増やしていき、ジャカの縦パスやリカルド・ロドリゲスの正確なクロスからブリール・エンボロがシュートを放つなど、ゴール前に迫る場面を作る。迎えた75分、相手を押し込んだ状態でボールを回すと、ファビアン・シェアのパスでボックス内右に抜け出したダン・ンドイがグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドに詰めたエンボロが倒れ込みながら押し込み、先制に成功した。
1点ビハインドとなったイングランドは78分に3枚替えを敢行し、コール・パルマー、エベレチ・エゼ、ルーク・ショーを投入する。するとその直後、ボックス右角付近でボールを受けたサカがカットインから左足を一閃。強烈なシュートが左ポストを叩いてネットを揺らし、あっという間に追い付いた。その後は互いにサイド攻撃を起点にチャンスを作るも勝ち越し点は奪えず。1−1のまま後半が終了し、試合は延長戦に突入した。
95分、クロスのこぼれ球を拾ったライスが強烈なミドルシュートを放つも、枠の右隅へ飛んだ一撃はスイスのGKヤン・ゾマーがスーパーセーブ。その後もイングランドがやや押し気味に試合を進めながらも、延長前半は互いにネットを揺らせぬまま終了する。117分、途中投入のジェルダン・シャチリが右CKから直接ゴールを狙うも右ポストを直撃。2分後にはゼキ・アムドゥニが枠内に強烈なシュートを飛ばしたが、GKジョーダン・ピックフォードがセーブした。
試合はこのままPK戦に突入。1人目のアカンジがGKピックフォードにセーブされたスイスに対し、イングランドは5人全員が成功。PK戦を制したイングランドが2大会連続のベスト4進出を決めた。イングランドは現地時間10日の準決勝でオランダ代表vsトルコ代表の勝者と対戦する。
【スコア】
イングランド代表 1−1(PK:5−4) スイス代表
【得点者】
0−1 75分 ブリール・エンボロ(スイス代表)
1−1 80分 ブカヨ・サカ(イングランド代表)
【スタメン】
イングランド代表(3−4−2−1)
GK:ピックフォード
DF:ウォーカー、ストーンズ、コンサ(78分 パルマー)
MF:サカ、メイヌー(78分 ショー)、ライス、トリッピアー(78分 エゼ)、ベリンガム、フォーデン(115分 A・アーノルド)
FW:ケイン(109分 トニー)
スイス代表(3−4−2−1)
GK:ゾマー
DF:シェア、アカンジ、ロドリゲス
MF:ンドイ(98分 ザカリア)、フロイラー(118分 シエロ)、ジャカ、アエビシェール(118分 アムドゥニ)、リーダー(64分 ツーバー)、バルガス(64分 ヴィドマー)
FW:エンボロ(109分 シャチリ)
2024年07月07日 03:07
EURO2024・準々決勝に臨むオランダ代表とトルコ代表のスターティングメンバーが発表された。
2024年07月07日 00:40
インテルがナポリからポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキを獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までと発表されている。
現在30歳のジエリンスキは2011年夏にウディネーゼの下部組織へ加入し、翌年夏にトップチーム昇格を果たした。その後はエンポリへのレンタル移籍を経て、2016年夏にナポリへ加入。同クラブでは2019−20シーズンのコッパ・イタリア制覇や2022−23シーズンのセリエA制覇に貢献し、公式戦通算364試合に出場して51ゴール46アシストという成績を残した。また、今夏のEURO2024にもポーランド代表としても参戦し、グループステージ全3試合で先発していた。
ジエリンスキとナポリは2023−24シーズン限りで契約が満了するため、去就に注目が集まっていたが、6日にインテルが正式に獲得を発表した。
なお、契約期間は2028年6月30日までの4年契約となり、ジエリンスキはインテル史上初のポーランド人選手になる。
2024年07月07日 00:06
EURO2024・準々決勝に臨むイングランド代表とスイス代表のスターティングメンバーが発表された。
今大会の優勝候補筆頭とも目されているイングランドは、セルビア代表を1−0で下して白星発進を飾ったものの、その後は低調なパフォーマンスに終始し、デンマーク代表とスロベニア代表と引き分け。スロバキア代表と対戦したラウンド16では、前半に先制を許す苦しい展開となるも、後半終了間際にジュード・ベリンガム、延長前半にハリー・ケインがネットを揺らし、苦しみながらも2大会連続のベスト8へ駒を進めた。
対するスイス代表は1勝2分の2位で通過した。グループステージ第3戦では開催国のドイツ代表を敗戦寸前まで追い込むと、ラウンド16ではイタリア代表を圧倒。前回大会王者を2−0で下し、2大会連続のベスト8進出を決めた。その組織力の高さから、今大会のダークホースに推す声も挙がるなか、史上初のベスト4進出を果たすことができるだろうか。
イングランドはケインやベリンガム、フィル・フォーデンらが順当に先発入り。累積警告で出場停止のマルク・グエイに代わってエズリ・コンサが今大会初先発となり、カイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズとともに3バックを形成することも予想される。対するスイスはヤン・ゾマー、マヌエル・アカンジ、グラニト・ジャカ、ミシェル・アエビシェールらお馴染みのメンバーがスタメンに名を連ねている。
試合はこの後6日の25時(7日1時)にキックオフされる。※所属チームは2023−24シーズン終了時
【イングランド代表】
▼GK
ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
▼DF
カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)
ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)
エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)
キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)
▼MF
デクラン・ライス(アーセナル)
コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)
ブカヨ・サカ(アーセナル)
ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)
フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
▼FW
ハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)
【スイス代表】
▼GK
ヤン・ゾマー(インテル/イタリア)
▼DF
マヌエル・アカンジ(マンチェスター・シティ/イングランド)
ファビアン・シェア(ニューカッスル/イングランド)
リカルド・ロドリゲス(トリノ/イタリア)
▼MF
ダン・ンドイ(ボローニャ/イタリア)
レモ・フロイラー(ボローニャ/イタリア)
グラニト・ジャカ(レヴァークーゼン/ドイツ)
ミシェル・アエビシェール(ボローニャ/イタリア)
ファビアン・リーダー(レンヌ/フランス)
ルベン・バルガス(アウクスブルク/ドイツ)
▼FW
ブリール・エンボロ(モナコ/フランス)
2024年07月07日 00:00
サッカー界で若手選手というのは常に期待されるものだが、その後のキャリアが順風満帆に進む者は一握りだ。
今回は『Give me Sport』から「2007年にワールドサッカーマガジンで世界最高の10代選手ランキングに入った者はどうなったのか」のTOP10をご紹介する。10位:ヘラルド・ブルナ
国籍:アルゼンチン
2007年に所属していたクラブ:リヴァプール
現在:ウニオン・プエルト
現在の年齢:33歳
アルゼンチンで生まれてスペインで育ったヘラルド・ブルナは、2002年にレアル・マドリーの下部組織に加入し、そして2007年夏にリヴァプールのアカデミーへと移籍したという攻撃的MFだ。
当時は「セットプレーのキッカーとして素晴らしいクオリティをもつ左利きのアタッカー」として非常に期待されており、リヴァプールでも2008年からトップチームに昇格した。
しかし公式戦の出場は一度もなく、2011年にブラックプールへと移籍。そこでもわずか2試合しかプレーしないまま退団し、その後ウエスカ、トランメア・ローヴァーズなど様々なクラブを転々とした。
現在はウニオン・プエルトというスペインのアマチュアクラブでプレーしているという情報がある。9位:ブレーノ
国籍:ブラジル
2007年に所属していたクラブ:サンパウロ
現在:引退
現在の年齢:34歳
ブラジルで10代にしてU-23代表に選ばれていた有望なセンターバック。2008年にはバイエルン・ミュンヘンに移籍し、オリンピックで銅メダルを獲得するなど活躍した。
しかしそれからニュルンベルクへのローン移籍中に前十字靭帯を断裂。バイエルン復帰後の2011年には自身の別荘に放火した疑いで逮捕され、有罪判決を受けた。精神的な病に冒され、薬物中毒になっていたと報告されている。
一度引退してバイエルンのユースでコーチの仕事をしていたが、その後2014年に現役復帰。2021年に改めて引退している。8位:ボヤン・クルキッチ
国籍:スペイン
2007年に所属していたクラブ:バルセロナ
現在:バルセロナ サッカーコーディネーター
現在の年齢:33歳
バルセロナの下部組織で目覚ましい活躍をし、リオネル・メッシの記録を次々と更新していたボヤン・クルキッチ。次なるカタルーニャのスターだと評価されていた。
2007年9月には17歳と19日でバルセロナのトップチームでデビュー。これもメッシが持っていた最年少記録を更新するもので、次年度にはスペインA代表でもプレーすることになる。
ただその後は精神的な問題にも悩まされて成長が妨げられ、2011年にバルセロナを退団。ヴィッセル神戸を含めて様々なクラブを渡り歩いて2023年に引退している。7位:セルヒオ・アグエロ
国籍:アルゼンチン
2007年に所属していたクラブ:アトレティコ・マドリー
現在:引退
現在の年齢:36歳
インデペンディエンテから2006年にアトレティコ・マドリーへと移籍したセルヒオ・アグエロ。10代にしてリーガでウイングのレギュラーを奪取し、フェルナンド・トーレスの退団後にストライカーとしてブレイクした。
その後はマンチェスター・シティで長くプレーしてキャリアの頂点を極め、アルゼンチン代表でも親友のメッシとともに活躍。
その親友とともにプレーするためにバルセロナへと移籍したあとに心臓病が明らかとなって引退を余儀なくされるも、そのキャリアは栄光に彩られたものになった。6位:ギャレス・ベイル
国籍:ウェールズ
2007年に所属していたクラブ:トッテナム
現在:引退
現在の年齢:34歳
サウサンプトンで16歳にしてトップチームにデビューしたギャレス・ベイル。攻撃的な左サイドバックとして注目を集め、2007年にトッテナムへと引き抜かれた。
その後ウイングにコンバートされたことで大ブレイクし、サイドのポジションからゴールを量産。その活躍もあって当時の世界最高額の移籍金でレアル・マドリーへと移籍している。
その後の活躍については誰もが知っている。2022年のワールドカップを最後に現役を引退し、現在はアメリカで趣味のゴルフを存分に楽しんでいるようだ。5位:ジョバニ・ドス・サントス
国籍:メキシコ
2007年に所属していたクラブ:バルセロナ
現在:引退
現在の年齢:35歳
2007年当時はバルセロナで大きな期待を受けていたメキシコ出身のアタッカー。2006年の段階でプレシーズンツアーのトップチーム帯同が要請されており、世界屈指の若手だと評価を受けていた。
ただ2008年にトッテナムへと移籍してからは苦しい日々が続いた。プレミアリーグで力を発揮できず、ローン移籍を繰り返した後に退団。それからマジョルカ、ビジャレアルでそこそこの結果を残したあと、アメリカに渡ってLAギャラクシーでプレーした。
さらに2019年からは母国メキシコの名門クラブ・アメリカでプレーしたが、怪我にも悩まされてあまり活躍できずに退団。現在は引退している。4位:アンデルソン
国籍:ブラジル
2007年に所属していたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
現在:実業家
現在の年齢:36歳
FCポルトから高額な移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入したアンデルソン。高額だったことに加えて徐々にパフォーマンスが落ちていったことがファンに受け入れられなかった。
2007年から2014年まで長くマンチェスターでプレーしたものの2014年にフィオレンティーナへ貸し出され、そのままインテルナシオナウへと完全移籍していった。
ブラジルに帰国してからはしばらく活躍を見せたものの、後にファンとの衝突もあってコリチーバへ貸し出され、2018年に当時トルコ2部のアダナ・デミルスポルへと加入している。
2020年に引退後はアダナ・デミルスポルで働き続けると伝えられていたが、現在はブラジルでの牧場経営において大きな成功を収めているとのこと。現役時代からリオ・ファーディナンドに「最高のステーキを作りたい」と言っていたとか。3位:アレシャンドレ・パト
国籍:ブラジル
2007年に所属していたクラブ:ミラン
現在:無所属
現在の年齢:34歳
2007年にインテルナシオナウからACミランに移籍することが決まり、18歳になってから加入したアレシャンドレ・パト。圧倒的な加速力を生かしたプレーでセリエAを席巻したものの、その後度重なる怪我によって成長を妨げられてしまった。
その後ブラジルに戻って一時期復活を遂げたが、チェルシーでの欧州再挑戦は失敗に終わり、その後はスペインや中国、アメリカでもプレーするなど旅人的なキャリアを送ることになった。
2023年にサンパウロで半年間プレーしたあとは所属クラブがない状態となっているが、Instagramでは家族や友人たちと楽しく過ごしている写真をアップしているほか、トレーニングも欠かしていないことを見せている。2位:イスマイル・アイサティ
国籍:モロッコ
2007年に所属していたクラブ:PSVアイントホーフェン
現在:オランダU-17代表アシスタントコーチ
現在の年齢:35歳
2005年に16歳でPSVアイントホーフェンのトップチームにデビューし、UEFAチャンピオンズリーグでもオランダ人(当時)として最年少出場記録を更新したアイサティ。その後しばらく怪我に悩まされたが、2007年にトウウェンテへとローン移籍して再ブレイクした。
エールディビジで最も有望な若手アタッカーとして評価を高め、2008年には国内のライバルであるアヤックスへと移籍。しかしそこでも多くの怪我に苦しむことになり、満足にプレーできなかった。
2012年からはトルコとロシアのリーグでプレーし、2023年にデニズリスポルで現役引退。その後すぐにオランダU-17代表のアシスタントコーチに就任している。
5年前の「世界最高の若手プレーヤー10名」はどうなったのか 1位:サディク・アダムズFormer Ghana U-17 star Sadick Adams retires from football at 33.
Played for Atletico Madrid, Etoile Sahel, Berekum Chelsea, Kotoko etc. pic.twitter.com/hZ4Nx717h5
— Saddick Adams (@SaddickAdams) June 30, 2023
国籍:ガーナ
2007年に所属していたクラブ:アトレティコ・マドリー
現在:引退
現在の年齢:34歳
ワールドサッカー誌が「世界中で最もエキサイティングな10代」に選んだのはガーナ出身のFWサディク・アダムズだった。U-17ワールドカップで大活躍し、2007年11月にアシャンティ・ゴールドからアトレティコ・マドリーへと移籍することが決まり、18歳になるまではBチームでトレーニングした。
その後はヴォイヴォディナやエトワール・サヘルなどアフリカの様々なクラブでプレーし、2017年にはアサンテ・コトコでゴールを量産して初めてガーナ代表に選ばれるなど復調を見せたものの、それから再びトーンダウン。
2020-21シーズンにバングラデシュのアラムバグKSというクラブでプレーしたあとにひっそりと現役引退したと伝えられている。
後にサディク・アダムズ(※同名の記者)によるインタビューで彼が語ったところによれば、アトレティコ・マドリーに加入することは本人も知らず、両親が勝手に契約したものだったとか。