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2024年07月04日 18:00
フラム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャのバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決定的となった。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 身長190の恵まれた体躯を活かした守備だけでなく足元の技術にも優れた万能型の守備的ミッドフィールダーであるパリーニャをめぐっては、昨年夏にも両クラブは移籍について協議したが、2028年6月末までフラムとの契約が残っているパリーニャの移籍に伴って発生する移籍金の金額で折り合いがつかず、交渉は決裂していた。 今年もバイエルンが提示した4600万ユーロ(約80億円)の移籍金をフラムが拒否したことで交渉の行方が危ぶまれていたが、フラムの要求額との差は移籍後のパリーニャの活躍に応じて発生する追加のボーナスによって埋めることで両クラブは合意。あとは、フラムとの間で成立した契約をバイエルンの取締役会に諮って承認を得る作業だけが残っていると『Bild』は報じている。 パリーニャのバイエルン加入が秒読み段階に入ったことで、バイエルンが中盤の選手達の人員整理を行うのかが今後の注目点となりそうだ。現在、パリーニャと同じ中盤の底の位置を主戦場としている選手としてヨシュア・キミッヒ、アレクサンダー・パブロビッチ、コンラッド・ライマー、レオン・ゴレツカ、ラファエル・ゲレーロの5選手がいる。彼らの中で他クラブへ放出されたり、別のポジションへのコンバートを命じられる選手が出てくる可能性は十分にある。 新指揮官のヴァンサン・コンパニ監督は、果たしてどのような決断を下すのだろうか。
2024年07月07日 11:55
フェイエノールトでの2年目を迎えた上田綺世。
リヴァプールに引き抜かれたアルネ・スロット監督に代わるブライアン・プリスケ新監督のもとでチームは新体制をスタートさせた。
6日に行われた2部ドルトレヒトとのプレシーズンマッチで上田は早速ゴールを決めている(動画2分13秒から)。
ゴール前で反転しながら強引にシュートを放つと、相手に当たってゴールネットを揺らした。
黒髪っぽくなった上田は前半終了後にお役御免となり、試合はフェイエノールトが4-0で勝利している。
新指揮官は3-4-3のシステムを試しており、上田はセンターフォワードとして起用された(移籍も噂されるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスはコパ・アメリカ出場のために不在)。
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今後、フェイエノールトは8月4日のPSVとのオランダスーパーカップを戦い、10日にエールディビジ開幕戦を迎える。
2024年07月07日 11:44
スペインサッカー連盟(RFEF)は6日、同国代表ペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri')が膝の捻挫で欧州選手権(UEFA Euro 2024)の残りを欠場すると発表した。
ペドリは5日に行われた準々決勝のドイツ戦でトニ・クロース(Toni Kroos)のタックルを受けて負傷し、開始わずか8分で交代していた。
連盟の発表によると、ペドリは「2度の靱帯(じんたい)の捻挫」を負った。今後もチームに帯同して他の選手のサポートを行うという。
同国メディアの報道によると、離脱期間は1か月ほどだという。
スペインは9日に準決勝のフランス戦を控えており、ペドリの代役にはダニ・オルモ(Dani Olmo)が起用されるとみられている。
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2024年07月07日 11:40
デンマーク1部のヴェイレBKは6日、日本人MFの村田聖樹(24)を完全移籍で獲得したと発表した。 この投稿をInstagramで見る Vejle Boldklub(@vejleboldklub_official)がシェアした投稿
神奈川県出身で小学生の頃から川崎フロンターレの下部組織で育った村田。U-17日本代表への招集歴もある有望な選手だったが、川崎でトップ昇格できなかったため海外へ渡った。
ただコロナが蔓延したため帰国し、社会人1部のイトゥアーノFC横浜に加入。その後ラトビアの強豪ヴァルミエラに移籍し、2023年1月からはアゼルバイジャン1部のスムガイトでプレーしていた。
デンマーク1部は現在ブレンビーで鈴木唯人がプレーしており、5大リーグのスカウトも多数訪れる舞台。大きなチャンスを掴んだ村田だが、コロナで帰国を余儀なくされた際にはサッカーを辞めようと思っていたという。
そんな時に、現在ベルギー1部のヘントに所属する横田大祐から代理人業などを営む中村駿介氏を紹介された。
横田は川崎Fで小学生の頃から一緒にプレーした1学年下の後輩。彼も川崎Fのユースを高3の時に辞めてドイツに渡ったが、村田と同じくコロナ禍で帰国を余儀なくされていた。
紹介された中村氏は浦和レッズのユース出身で、トップ昇格はできなかったがラトビアのヴァルミエラでのプレー経験があった。中村氏との出会いで思いとどまった村田は横田とともにそのヴァルミエラへ加入することになり、これが大きな転機となった。 二人の過去は中村氏のYouTubeで語られている
ラトビアで結果を残した横田は昨年2月にポーランドのグールニク・ザブジェに加入し、ルーカス・ポドルスキや奥抜侃志(現ニュルンベルク)らとプレー。ここでも活躍した彼はポドルスキの仲介でヘントへとステップアップを果たしている。
村田もヴァルミエラからアゼルバイジャンへ移った後、昨季はスムガイトで公式戦35試合1得点を記録。ヨーロッパ・カンファレンスリーグの出場権をチームにもたらすとデンマーク1部への大きな栄転を果たした。
ヴェイレBKとの契約期間は2027年夏までの3年間で背番号は「71」。公式サイトには「自分のすべてを捧げる準備ができています」という村田の言葉も紹介されている。
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Jリーグに上がれなかった村田と横田のサクセスストーリーは多くの現役プレーヤーたちに夢を与えるはず。彼らのこれからの活躍に注目したい。
2024年07月07日 11:20
先日発表されたU-23日本代表のパリオリンピックメンバー。
2024年07月07日 11:18
[J1第22節]東京V 1−1 C大阪/7月6日/味の素スタジアム
東京ヴェルディは7月6日、J1第22節でセレッソ大阪とホームで対戦し、1−1で引き分けた。
前半、東京Vは前線からのハイプレスと中央を固めるディフェンスでC大阪の攻撃を跳ね返す。一方、攻撃面ではカウンターから山田剛綺、山見大登らが相手ゴールを脅かすシュートを放つなど、理想的とも言える試合運びを見せる。
しかし、42分にアクシデントが起こる。それまで前線でハードワークしていた山田楓喜が、C大阪のカピシャーバへの危険なタックルで一発レッド。前半のうちに数的不利になってしまったのだ。
だが、後半開始早々の49分、東京Vはワンチャンスをモノにする。綱島悠斗が敵陣エリア内でファウルを受けてPKを獲得すると、これを山見が決め、先制に成功した。
それ以降、東京Vは攻勢を強めたC大阪に押し込まれ、防戦一方に。76分にはC大阪のレオ・セアラにネットを揺らされ、同点にされてしまうが、それでも東京Vは守護神マテウスを中心に粘り強いディフェンスでゴールを守り、なんとかドローで終えた。
【動画】東京Vの山見がPKを決めて先制!
試合後、東京Vの綱島がPKを獲得したシーンをこう振り返った。
「ルーズボールがペナルティエリアの中だったので、自分のストロングである高さ(188センチ)を活かしてマイボールにしたいって気持ちでした。そうしたら相手が足を振る瞬間が見えたので、先にボールに触れたら何か起きるかもしれないと思って、飛び込みました」
また、退場処分になった山田楓への想いも明かす。
「彼もチームのためにリカバリーパワーを出した。その結果でレッドカードが出てしまったので、自分たち出ているメンバーが彼のためにもやってやろうって想いでした。
彼はハーフタイムにも、一人ひとりに『申し訳なかった』『頼むぞ』って声をかけていて、その悔しさを晴らすことができるのは、試合に出ている僕らしかいないので、あそこでPKを取れたのは、彼の想いでもあったかなと」
高崎航地主審がペナルティスポットを指すと、綱島はガッツポーズをしながら吠えていたが、仲間への想いが表われたワンシーンとも言えるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 11:13
[J1第22節]東京V 1−1 C大阪/7月6日/味の素スタジアム
セレッソ大阪は7月6日、J1第22節で東京ヴェルディと敵地で対戦し、1−1で引き分けた。
前半のうちに東京Vが退場者を出し、数的優位に立ったC大阪だが、49分にPKで先制点を奪われる。
1点を追いかけるC大阪は、選手交代などで攻勢を強めると、76分にレオ・セアラのゴールでタイスコアに戻す。しかし、その後の猛攻は実らず、タイムアップの笛が鳴った。
勝点1を分け合う結果となったが、この試合で別格の存在感を放ったのが、ダブルボランチの一角で先発した田中駿汰だ。20分に相手DFの背後を取ったL・セアラに浮き球のパスを通せば、76分には鋭いスルーパスからL・セアラのゴールをお膳立て。83分にも平野佑一に縦パスを供給するなど、チームの多くのチャンスが背番号10のパスから生まれていた。
【動画】田中のスルーパスからL・セアラがゴール!
試合後、田中はアシストした場面について「相手を揺さぶったなかで疲れてきていて、スライドが間に合わなくなった時にスペースが空いて、ゴロで出せた。隙を逃さず、上手く出せた」と手応えを口にする。
また、「ああいうパスをボランチから出していければ、チャンスシーンが増えてくると思う。佑一君のシーンは、どちらかと言うと受け手がパスを引き出してくれた形ですけど、出し手は前で動いた選手をどんどん狙っていく。シンプルですけど、それが相手にとっては嫌なことだと思うので、怖がらずに出していきたい」と話す。
C大阪はルーカス・フェルナンデス、カピシャーバらを活かしたサイド攻撃も武器だが、ボランチがいかに効果的な縦パスを供給できるかどうかも、チームが上位進出を狙ううえでの鍵になるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 11:09
鹿島アントラーズの藤井智也が、アクロバティックなシュートで自身の殻を破るゴールを決めた。
鹿島は7月6日、J1第22節で北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦し、2−0で勝利した。
61分に師岡柊生のJ初ゴールで先制すると、その師岡と交代で62分に藤井がピッチに立った。
4−2−3−1の左サイドに入り、精力的に相手背後を突く。すると66分だ。トップ下の鈴木優磨が、右サイドのハーフウェーライン付近まで下がってボールを受け、鋭いクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ藤井が、トップスピードのままジャンプし、左足で合わせてゴールへ流し込んだ。
【動画】藤井智也が札幌戦でゴラッソ!
「狙ったゴールとは言い難いかもしれないですが、しっかりと枠に飛ばすことができて良かったです」
続けて、藤井は「優磨君の技術の高さだと思うし、ボールを送ってくれた優磨君に感謝です」とコメントした。
一方で、あまりにも華麗なシュートだったためか、試合後に鈴木から「あれ、お前のトラップミスだろ?」と言われ、「そうかもしれません」と返し、笑いを誘ったという。
藤井は今季プロ4年目。デビュー以来、毎年ゴールを記録するものの、1シーズンに1点のみ。今季は6月16日の18節・アルビレックス新潟戦(1−1)で初ゴールを記録し、そして札幌戦で自身初のシーズン“2点目”をマークした。
「もう少し継続して決めたいです。2試合連続とか3試合連続とか。でも、今日のゴールはちょっと僕のなかで新しい形だったので、そこは自信になりました」
日々葛藤を続けながらも、得点パターンを増やしていきたい。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 11:08
[J1第22節]東京V 1−1 C大阪/7月6日/味の素スタジアム
7月6日に行なわれたJ1第22節で、セレッソ大阪は東京ヴェルディと敵地で対戦し、1−1で引き分けた。
2024年07月07日 10:55
MLSのシンシナティでプレーする久保裕也。
7日に行われたインテル・マイアミとの東地区頂上決戦で2ゴールの活躍を見せた。
コパ・アメリカ出場中のリオネル・メッシやルイス・スアレスを欠くインテル・マイアミ相手に久保は前半10分に先制点を奪取!Orellano --> Kubo@fccincinnati deliver the first blow vs. Miami. 🥊
📺 #MLSSeasonPass: https://t.co/X3Mt3NfaAO pic.twitter.com/Qfy74u4pao
— Major League Soccer (@MLS) July 6, 2024
相手守備網が乱れるとスライディングシュートを決めてみせた。さらに、後半にはチーム5点目となる追加点も奪っている。Wow. Make that 🖐️ for @fccincinnati! pic.twitter.com/xBXZI5bemV
— Major League Soccer (@MLS) July 7, 2024
この後、インテル・マイアミはセルヒオ・ブスケツが抗議によってイエローカードを連続で提示されて退場…。
日本代表、2022年にピークを迎えていなければならなかった10名
結局、シンシナティが6-1で大勝する結果になった。
2024年07月07日 10:50
鹿島のボランチの主力だった佐野海舟がドイツへ渡った。7月4日、マインツへの完全移籍が発表された。
昨季に鹿島に加入し、27試合に出場。今季も21節までに20試合に出場し、緊急時はSBやCBに対応するなど、チームにとって欠かせない選手だった。
7月6日に行なわれたJ1第22節・札幌戦は、佐野の退団後初めての公式戦。結果は師岡柊生と藤井智也のゴールで2−0の勝利を収めた。
札幌戦の布陣は、これまで通りの4−2−3−1。GKは早川友基、DFは濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝、MFは柴崎岳、知念慶、樋口雄太、名古新太郎、師岡柊生、FWは鈴木優磨。佐野が務めていたボランチに柴崎が入った。
そして、ゲーム運びには小さくない変化があった。
これまでハイプレスでハイインテンシティのテンポの速いゲームを続けていた鹿島にとって、広いエリアをカバーし、インターセプトやセカンドボールの回収でひと際輝きを放っていた佐野が不在の札幌戦は、攻守の切り替えがスムーズにいかない場面もあった。
【PHOTO】雨のカシマスタジアムに大声援を轟かせた鹿島アントラーズサポーター!
それでも、先発した柴崎の影響で、違った良さも出てきた。
柴崎は、まだ周囲との連係はいまひとつで、前半は鋭い縦パスを送っていたが、受け手の動き出しとかみ合わないシーンも少なくなかった一方で、無得点で迎えた後半は、やや前掛かりになるシーンでボールを握ってチームを落ち着かせるなど、上手くゲームをコントロールする場面も見られた。
また、豊富な経験を活かして、周囲に絶え間なく指示を送るなど、リーダーシップも発揮していた。
2点差を追いつかれて引き分けた19節の浦和戦後に、ランコ・ポポヴィッチ監督は今後の課題に、「ピッチ上での状況判断」「頭を使うこと」「効率の良いプレー」を挙げた。
攻撃志向が過熱し過ぎてカウンターを食らうことも少なくなかったチームにとって、札幌戦の柴崎は、指揮官が足りないと感じていたものを補うようなプレーを見せたとも言える。
佐野の移籍は痛手ではあるが、柴崎が舵を取るチームもまた見応えがありそうだ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 10:42
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は6日、準々決勝が行われ、オランダはトルコから2‐1の逆転勝利を挙げてイングランドと対戦する準決勝に駒を進めた。
35分にトルコのサメト・アカイディン(Samet Akaydin)に先制点を許したオランダだったが、70分にステファン・デ・フライ(Stefan De Vrij)が同点ゴールを決めると、その6分後にはコーディ・ガクポ(Cody Gakpo)のプレッシャーを受けたトルコのメルト・ミュルドゥル(Mert Muldur)のオウンゴールで逆転した。
オランダは、トルコのエネルギッシュなプレースタイル、そして終盤の反撃をかわして2004年大会以来となる4強入りを決めた。
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2024年07月07日 10:40
スタッド・ランスでプレーする伊東純也。
2024年07月07日 10:39
7月6日、湘南ベルマーレはJ1第22節で浦和レッズと敵地で対戦し、3−2で勝利した。
湘南は32分に田中聡の得点で先制するも、61分と74分に浦和のチアゴ・サンタナにゴールを許して1−2に。終盤まで相手の守備をこじ開けられず、敵陣でのパスミスなど、プレーに焦りがにじみ出る場面も散見された。
試合の流れを変えたのは、68分からピッチに立った18歳の石井久継だった。90分、左サイドで福田翔生からの落としを受けると、急速にスピードアップしてボックス内に侵入。右方向に舵を切って相手DFをかわし、右足をシャープに振り抜き、自身のJ1初得点となる同点ゴールを挙げた。
石井の得点で希望の灯がともったチームは勢いを増し、90+2分にルキアンが逆転弾をマーク。最後は身体を張って1点差を守り切り、5月19日の第15節・アルビレックス新潟戦以来、約1か月半ぶりの白星を勝ち取った。
試合後、石井は自身のゴールをこう振り返った。
「自分が想定していたよりも早い時間での投入だったので、攻撃的に行きたいという監督のメッセージは受け取っていましたし、自分が絶対にチームを勝たせたいという気持ちで試合に入りました。自分の特長が出たゴールだったと思いますし、何度も練習してきた形なので、トレーニングの成果を試合で出せたのが嬉しいです」
【動画】石井久継のJ1初ゴール!
7月7日は19歳の誕生日で、バースデー前日弾でもあった。また、同6日は「大好きだった」祖母の月命日でもあったという。様々な想いが込められたゴールに、湘南の77番は目頭を熱くする。
「自分の誕生日を自分で祝うこともできたし、おばあちゃんの月命日でもあり、家族も喜んでくれたと思う。自分は中学時代からお母さんと一緒に湘南で暮らしているので、亡くなるまでおばあちゃんには何もしてあげられなかったなという気持ちがあるんです。今日のゴールで“自分も頑張っているよ”というメッセージを届けられたんじゃないかなと。“おばあちゃん孝行”になっていたらいいなと思います」
石井は今季、4月3日の第7節・東京ヴェルディ戦でプロ入り後初出場(22〜23年の2種登録時代は除く)。第8節・サンフレッチェ広島戦で好プレーを披露し、5月の上旬までコンスタントに出場機会を得たが、その後はベンチを外れることも多く、練習終了後にたったひとりで自主トレーニングに励みながら「焦りがある」と明かす時期を過ごした。
6月上旬、「良いきっかけになる」とU-19日本代表の一員としてモーリスレベロトーナメントに参加。全5試合に出場して1ゴールを挙げ、自信を持って湘南に帰ってきた。チームは結果が出ずに苦しむなか、ポジティブにサッカーと向き合っていた姿勢が印象深い。
第20節・川崎フロンターレ戦(1−1)後にも「今はサッカーが楽しいです」と充実ぶりを明かしていた矢先の浦和戦での得点。プロ入り後にぶち当たったひとつ目の壁を、ひとまずは超えたと言えそうだ。
浦和戦のゴールに続き、石井は現在18位のチームを救う活躍を見せられるか。「もっと湘南を引っ張っていけるような選手になりたい」と意気込む“ロス五輪世代”のアタッカーに注目したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月07日 10:26
サガン鳥栖は7月7日、セレッソ大阪のMF清武弘嗣の期限付き移籍加入を発表した。
清武は大分、C大阪、ドイツのニュルンベルクとハノーファー、スペインのセビージャなどで活躍し、2017年にC大阪に復帰していた。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
34歳の元日本代表は、鳥栖の公式サイトを通じて、以下のようにメッセージを発信。
「この度サガン鳥栖に期限付き移籍する事になりました、清武弘嗣です。今回の移籍は強い覚悟をもってきました。鳥栖は攻撃的でボールを大切に繋ぎながらゴールを目指すサッカーでとても魅力的なチームです。僕自身がもっているもの、そして今までの経験をチームの為に全てを注ぎ込みたいと思います。今日からよろしくお願いします」
なお、背番号は「55」。移籍期間は25年1月31日までとなる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 10:20
2024明治安田J1リーグのサガン鳥栖は7日、セレッソ大阪から元日本代表MF清武弘嗣を期限付き移籍で獲得したことを発表した。
今年11月に35歳を迎える清武は、2010年に大分トリニータからC大阪へ加入。家長昭博(現川崎フロンターレ)、乾貴士(現清水エスパルス)らとともに活躍し、ドイツへ移籍した香川真司(セレッソ大阪)の「背番号8」を2012年に継承した。同年夏に欧州移籍し、2014年のFIFAワールドカップブラジル大会も経験。2017年にC大阪へ復帰すると、2019年からは5季連続でキャプテンに就任し、チームの顔としてサポーターから愛されていた。
しかし、近年はコンディション不良やチームスタイルの変化もあり、出場機会の確保に苦しんだ。今シーズンはここまでリーグ戦で途中出場6試合のみにとどまっており、活躍の場を鳥栖へ求めることになった。
清武は期限付き移籍先となる鳥栖のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「この度サガン鳥栖に期限付き移籍する事になりました、清武弘嗣です。今回の移籍は強い覚悟をもってきました。鳥栖は攻撃的でボールを大切に繋ぎながらゴールを目指すサッカーでとても魅力的なチームです。僕自身がもっているもの、そして今までの経験をチームの為に全てを注ぎ込みたいと思います。今日からよろしくお願いします」
また、約10年間在籍したC大阪のクラブ公式サイトでは下記のコメントを残した。
「セレッソを愛するファン、サポーターのみなさん。約10年間、僕を応援してくれて本当にありがとうございました。今回の移籍は本当に悩みました。クラブ設立30周年の中、優勝という目標を掲げてスタートし、何も残せなかった自分に情けなさと悔しさが残ります。しかし、まだまだ自分はプレーできると、そしてみなさんにもう一度認めてもらえるように頑張ってきます。いつも僕の心の中にはファン、サポーターのみんながいます。ずっと愛してくれて、共に戦ってくれて、応援してくれて本当にありがとうございました。これからもセレッソ大阪の幸せを祈っています」