2024年07月04日 17:48
「広島−阪神」(4日、マツダスタジアム) 全国的にうだるような暑さに襲われ、熱中症で救急搬送される人が多かったこの日、広島地方も最高気温32度の真夏日となった。 午後4時ぐらいから始まった阪神の練習では、岡田監督が三塁ベンチのラバー部分に両手を乗せ、鋭い視線をグラウンドに向けていた。サングラスを帽子に乗せ、目尻には66歳の年齢を感じさせるシワが集まっているが、選手の一挙一動を観察するまなざしは、勝負師そのものだ。 7月負けなしの阪神。この日も勝てば今季3度目の同一カード3連勝となり、岡田監督は阪神監督歴代トップの515勝目となる。
2024年07月07日 10:51
◆ 大谷翔平が30歳初アーチ
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間6日のブリュワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。第5打席で28号本塁打を放った。
ブリュワーズ先発は昨季12勝を挙げた右腕ペラルタ。1点先制を許して迎えた初回の第1打席は、フルカウントから外角のフォーシームを見送り四球で出塁。続くウィル・スミスが右越えの15号2ランを放ち、すぐさま逆転に成功した。
2点リードの2回裏、二死走者無しでの第2打席は、カウント1-2からのスライダーが左足つま先を掠め死球出塁。続くスミスへの2球目で二塁を陥れ、今季18個目の盗塁に成功した。
1点リードの4回裏、一死一、二塁の好機で迎えた第3打席はフルカウントから内角低めのフォーシームを右翼線に引っ張るも、わずかにファウル。続く7球目、外角へのフォーシームを見送り四球。満塁のチャンスを作ったが、後続倒れ無得点に終わった。
6回裏の第4打席は2番手右腕ウィルソンと対戦。カウント1-2から内角のカットボールを振り抜き、右中間フェンス直撃の三塁打。続くスミスの飛球は左翼手イエリッチの好守備に阻まれ、この回も追加点を挙げることはできなかった。
そして8回裏の第5打席。3番手左腕ハドソンに対し、カウント0-1から内角低めのカットボールを完璧に捉え、打った瞬間確信の28号ソロ。3試合ぶりの一発を放ち、リードを2点に拡大。4試合ぶりの一発でMLB通算200本塁打に王手をかけた。
2024年07月07日 10:45
4戦ぶり28号、日本人3人目の通算500得点達成
■ドジャース ー ブルワーズ(日本時間7日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。8回の第5打席で、4試合ぶりの28号本塁打を放った。メジャー通算199本塁打で、日本選手初の通算200号に王手。年間50発ペースとした。日本選手3人目となるメジャー通算500得点も達成した。
大谷が“30歳初アーチ”をかけた。8回1死からの第5打席で、左腕ハドソンがカウント0-1から投じた低めカットボールを捉えた。右中間へ、飛距離430フィート(約131メートル)打球速度109.9マイル(約176.9キロ)、角度23度の“打った瞬間弾”だった。
28本塁打はリーグ断トツで、2位のマルセル・オズナ(ブレーブス)に5本差とした。直近18試合で11本の量産ぶり。豪快弾に本拠地は大歓声に包まれた。500得点はイチローの1420、松井秀喜の656に次いで、日本選手3人目の快挙だ。
30歳の誕生日だった前日5日(同6日)の同戦では5打数無安打。4日(同5日)のダイヤモンドバックス戦から、自己ワーストの6打席連続三振を喫していた。しかし、この日はきっちりお返しした。第1打席から四球、死球、四球、三塁打、そして本塁打。全打席出塁だ。
6月は打率.293(99打数29安打)、12本塁打、24打点、OPS1.110の活躍。7月2日(同3日)のダイヤモンドバックス戦では約132メートルの特大27号を放っており、これで今月は5戦2発となった。
この日一発で通算199本塁打。日本選手未踏の通算200号にも王手をかけた。シーズンの自己最多は2021年の46本。年間50発ペースとした大谷は、どこまで数字を伸ばしていくだろうか。(Full-Count編集部)
2024年07月07日 10:42
「1試合で三塁打、四球、死球、盗塁を記録したドジャースの選手」
■ドジャース ー ブルワーズ(日本時間7日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地で行われたブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場した。6回の第4打席まで全打席で出塁しているが、球団では1953年のジャッキー・ロビンソン以来、71年ぶりの記録を打ち立てた。
大谷は第1打席は四球で出塁し、続くスミスの右中間への15号で生還した。第2打席は死球で出塁すると、すかさず二盗に成功。第3打席は再び四球を選んだ。そして6回2死の第4打席は右中間フェンス直撃の三塁打で、自身16打席ぶりの安打をマークした。
球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」は「1953年7月16日のジャッキー・ロビンソン以来ではドジャースの選手によってなされていなかったことを、ショウヘイ・オオタニは達成した。ロビンソン以来では、彼は1試合で三塁打、四球、死球、盗塁を記録した最初のドジャースの選手だ」と伝えた。
30歳の誕生日だった前日5日(同6日)は1試合3三振。7試合で15三振を喫していたが、復調の兆しとなるだろうか。(Full-Count編集部)
2024年07月07日 10:27
阪神の森下翔太外野手が2軍本隊に合流した。
2024年07月07日 10:12
DeNAは7日、7月26日(金)〜8月18日(日)の計12試合を対象に、試合終了後の花火ショー「MEMORIAL SUMMER SHOWTIME」の開催が決定したと発表した。
今年の夏の1ヶ月は、横浜スタジアム勝利時の定番演出、VICTORY CELEBRATIONがパワーアップ!打ち上げる花火を約1.5倍に増量し、試合の勝敗に関わらず対象全試合で実施する。
▼ 対象試合
7月26日〜7月28日vs巨人
8月2日〜8月4日vs阪神
8月9日〜8月11日vsヤクルト
8月16日〜8月18日vs巨人
※各日試合終了後
2024年07月07日 10:00
2点リードの8回、佐藤都志也に痛恨の逆転打を浴びた
■ロッテ 4ー3 西武(6日・ベルーナドーム)
パ・リーグ最下位に低迷する西武は6日のロッテ戦(ベルーナドーム)に3-4で逆転負け。ロッテに今季10戦全敗を喫し、両リーグ最速の50敗となった。なぜ、ここまで同じ相手に勝てないのだろうか。
継投は裏目に出た。3-1とリードして迎えた8回の守り。好投していた先発・隅田知一郎投手が1死から3連打を浴び1点差に迫られ、なおも1死一、三塁のピンチを招いた。渡辺久信GM兼監督代行は、来日1年目左腕のジェフリー・ヤン投手にスイッチ。しかし、佐藤都志也捕手に154キロ速球を右翼線へ運ばれ、逆転2点二塁打となって、手中にしかけていた勝利を逃した。
「佐藤くんはそれまで全打席で隅田にタイミングが合っていたので、嫌な感じがしてヤンに代えましたが、結果的に逆転打を許してしまった。継投ミスで私の責任かなというところです」と渡辺監督代行。隅田の投球数はまだ99球だったが、佐藤には4回に右翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びており、一方リリーフしたヤンは、6月5日から今月2日まで11試合連続無失点。継投のタイミングが誤りだったとも思えない。
ただ、ヤンの連続試合無失点は、前日(5日)の同カードでの2失点(自責1)で途切れ、いい流れが止まっていた。佐藤とは初対戦だったが、ストレートに的を絞りやすい状況に追い込まれていた。初球と2球目はいずれも、スライダーがストライクゾーンを大きく外れた。150キロのストレートで1ストライクを取るも、4球目はまたもやスライダーが外れ、ボールが先行。5球目に外角高めの154キロのストレートで空振りを奪い、フルカウントに持ち込んだが、もはや変化球でストライクを取れる確率が低いのは、はた目にも明らかだった。
それでも勝負を分けた6球目に、古賀悠斗捕手は変化球のサインを出していた。古賀は「最悪の場合、歩かせて(1死満塁でネフタリ・ソト内野手と勝負)もいいと思いました」と言うが、ヤンが首を横に振り、結果的に真ん中やや内寄りに行った154キロのストレートをとらえられた。バスターエンドラン決まるも、一走が二塁ストップ「十分、三塁まで行けた」
平石洋介ヘッド兼打撃戦略コーチは「シーズン序盤に苦しんでいたヤンが、11連続無失点に抑えることができたのは、変化球でストライクが取れるようになったからです。ただ今日に関しては、ストライクを取りにくそうでしたね」と悔やんだ。紙一重の攻防だった。
一方、西武打線は今季ずっと得点力不足に悩まされているが、特にロッテ戦となると10試合で17得点。1試合平均1.7点しか取れていない。この日は相手先発の種市篤暉投手から、3回に岸潤一郎外野手の右前適時打と栗山巧外野手の右犠飛で2点を先行したが、その後に追加点のチャンスを逃している。渡辺代行が「前半に、もうちょっと点を取れたと思うが、細かいミスが出たりした」と無念の表情で振り返る。
4回、先頭の松原聖弥外野手が右前打で出塁し、続く古賀は“バスターエンドラン”を決め、打球を右前に運んだ。しかし、一塁走者の松原はスタートを切った際に少し足を滑らせ、二塁にストップ。平石ヘッドは「(足を滑らせていたとしても)十分、三塁まで行けたと思います。松原には試合後に『あそこは仮に五分五分のタイミングだったとしても、三塁を狙ってほしい場面だった』と、こちらの考えを伝えました」と明かす。続く児玉亮涼内野手の送りバントも、強めに投前へ転がり、二塁走者が三塁で封殺され、チャンスは広がらなかった。平石ヘッドは「あそこで勢いが止まってしまいましたね」と振り返った。
ここまで勝てないと、ロッテへの苦手意識も強まる。渡辺代行は「同じ相手だし、同じプロだけれど、変なバッテリーミスも出るしね(8、9回の守りで2暴投)」と首をひねる。8日の同カードでは、トレードでソフトバンクから獲得したばかりの野村大樹内野手を出場選手登録する予定だ。嫌な流れを変えるきっかけになるか。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
2024年07月07日 10:00
「毎年七夕の季節になると必ず思い出しますよね」。
ロッテ・黒木知宏一軍投手コーチが現役時代の98年7月7日、グリーンスタジアム神戸で勝利目前の9回二死一塁からプリアムに同点2ランを浴びてから26年が経った。
本塁打を打たれた直後、マウンド上で涙し、延長戦に近藤芳久が満塁本塁打を打たれ、プロ野球ワーストの17連敗となった。
「当時はチームを背負わなければいけない立場だったし強くなかったので。余計に悲壮感があって苦しみもありましたけど、実際今現場に入って選手達と接してみると悲壮感ではなくて、皆野球を楽しみながら鍛錬しているという空気になってだいぶ変わったなと思います」。
「最新の機器もあって色んな情報を提供出来るようになったりとか。良いパフォーマンスを出す為に野球を楽しみながらやっているという事も含めて変わって来たなという感じはしますよね。それで選手達がどんどん伸びて行く、チームが良くなってくれればなと。そういう歴史は感じます」。
当時は巻き返しを図ろうと連敗中に抑えに配置転換となったが、「誰も投げる人がいなくて、後ろのピッチャーも怪我だったりで連敗をして。当時は後ろのピッチャーがいないから誰が止めてくれるのかなっていうところで(配置転換の)話があったので、準備というものではないですよね」と振り返る。
「ただ、とにかくチームが勝つために何かをしなきゃいけないと必死になった時期だったので。でもやはり今この立場になると、配置を色々動かしたりしてしまうと逆に難しいのかなと感じるので。そうならないために、ちゃんと選手の状態をちゃんと把握して、調子が落ちる前に、何か対処していくという事を現場で感じています」。
現代では投手の役割が昔よりも分担されている。配置転換や予期せぬ事態なども起きる。
「1番は明確にちゃんと選手に伝えていることですね。そういう状況になった時には、あなたはこういうポジションですよ、と。それに対しての結果出すために準備をしていきましょうと。しっかり選手に対して明確になっているので。あまり戸惑いはなくなると思うんですよね。昔の野球の良さもあるけど、今の野球の良さは、ちゃんとした分業制であったり、役割を明確にしてあげる事ですね」。
ロッテは今年の7月7日はベルーナドームでの西武戦。今年はどんなドラマが生まれるのだろうかーー。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
2024年07月07日 10:00
左大胸筋の筋損傷から戦列復帰し、6月27日のソフトバンク戦(京セラ)で5回2安打無失点の好投で復活星を挙げたオリックス・宮城大弥投手(22)。
2024年07月07日 09:53
元中日監督の落合博満氏が7日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。番組内でドジャース・大谷翔平選手が6月から取り入れているルーティンが紹介されると「今更それに気がついたってやつだね」と嬉しそうに笑みを浮かべながら評した。
大谷が現在も続けているのはバットでホームベースからの距離を測り、打席に立つ位置を決めるというもの。ラインの太さの違いや、球場の違いで生まれる錯覚を消すためのものだが、現役時代に3度の三冠王を獲得した落合氏もその部分を意識していたという。
「俺は現役の時にね、ベースの後ろから打席を見てね、ラインが曲がっていると思えば審判に『消していい?』って聞いて、打席に立ってましたよ。(ホームベース寄りの)前のラインを消すの」と明かした落合氏。「きちんと消して、ラインを自分の頭の中に描いてバッターボックスに立って打っていたというのはあります」と説明すると、共演者は思わず「へーっ」という声をあげ、中畑氏は「やる繊細さが違うよね」とうなっていた。
またホームベースが曲がっている球場もあったことを明かした落合氏。大谷が三冠王を取る可能性について、どの部門がポイントになるかという問いには「全部です」とキッパリ。本塁打部門は抜けているが「安全圏と言われるとまだまだ。可能性はあるにしても安全圏ではない」と評していた。
2024年07月07日 09:23
ウォードはカブス戦で頭部付近への投球にヘルメットを飛ばしながら避けた
【MLB】エンゼルス 7ー0 カブス(日本時間7日・シカゴ)
エンゼルスのテイラー・ウォード外野手を、またしても“悪夢”が襲った。頭部死球からわずか1週間で、再び剛速球が頭部付近へ。これにはファンも「ウォードにまた当たりそうになったの怖すぎ」「ウォードの頭に投げるのいい加減にしろよ」と怒り心頭だ。
6日(日本時間7日)に敵地で行われたカブス戦。3回先頭で打席に入ったウォードは、元阪神のコルテン・ブルワーが投じた7球目、93.9マイル(約151.1キロ)が高めに向け、驚いたようにしゃがんでヘルメットを飛ばしながら避けた。幸い当たることはなかったが、球場はどよめきに包まれた。
米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は「94マイルがちょうどウォードの頭があった場所に」として映像を公開。ファンは「ウォードに何をする」「危ない なんで、ウォードさん、ばっかり」「ほんとウォードの顔辺りにボール投げるのやめて…(涙)」「ウォードに顔付近の球いく度にブチ切れてしまう やめてください本当に」「ブルワーズは最悪だ」と心配した。
ドジャースに移籍した大谷翔平投手と昨季までともにプレーしたウォードは、ここまで85試合の出場で打率.236、14本塁打、44打点。トラウト、レンドンらが離脱している中、苦しむチームの中で30歳は奮闘を続けている。(Full-Count編集部)
2024年07月07日 09:19
元中日監督の落合博満氏が7日、TBS系「サンデーモーニング」に生出演。投高打低となっている現状について「ボールは関係ない」と断言した。
例年と比べて本塁打が少なく、3割打者もセ・パ両リーグで2人ずつ。「完封ゲームが多くなって、飛ばないボールになっているのが現状じゃないかと。世間の声はそうなっているけど。なかなか答えを出してくれない。そういうのをきちんと出してくれるように組織委員会を作って、みんなが思ってることを明確にしてほしい。ちょっとコミッショナーぽいこと言ってますけど」と中畑氏。それらの意見を黙って悠然と聞いていた落合氏は「いや、ホームランの数が少なくなった、打率が低くなったっていうのは、ボールは一切関係ないと思う」と一刀両断した。
その上で「要は投手の技術が上がった。我々の時代は140キロ投げれば速いと言われた中、今は150キロが前提でしょ。フォーク、チェンジアップと縦の変化。昔は横の変化が主流。速いボールと落ちるボールさえあれば打者を抑えられる。それに打者の技術がついていってないんだと思う」と分析した。あくまでも飛ぶボール、飛ばないボールは関係ないとした。
2024年07月07日 09:12
◆ ダルビッシュ有が制限リスト入り
現地時間6日、サンディエゴ・パドレスはダルビッシュ有投手(37)が制限リストに入ることを発表した。
2024年07月07日 09:00
● ヤクルト 1 − 4 巨人 ○
<13回戦・神宮>
6日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−巨人』で解説を務めた江本孟紀氏が、ヤクルト先発・高橋奎二について言及した。
高橋は初回二死一塁から4番・岡本和真に2ランを浴びた。江本氏はこの投球に「今のなんかでも変化球を投げようとしているんですけど、緩いボールはストライクからボールにしないとね。今のはちょうど真ん中に入ってきて、あたりは完璧じゃなかったんですけど、配球を含めてもったいない。いつも同じ失敗をしている」とチクリ。
また、江本氏は「球質の問題。球は速いけど球質が悪い。もう一つは動かすボールがかっこいいと思って一生懸命変化球を投げたがる。これだけ速いボールを投げられるのだから。ちゃんとしたストライクを取れる変化球があれば十分なんですよ」とアドバイス。
0−2の2回、村上宗隆の打席での巨人・グラフィンの投球について江本氏は「強打者村上に投げている配球、高橋に参考になる攻め方をしている」と解説。「他人の(配球)を見て真似していかないとね。入り方、ピッチングの組み立てというかね、そこに見合った球を投げている。ピッチャーとしては完璧な攻め方。こういうデータを見せて研究した方がいい。今のグリフィンの入り方、そうするとちょっとわかってくる。完璧に意図を持って攻めている」と話した。
なお、この日の高橋は6回・109球、6被安打、9奪三振、3与四死球、2失点だった。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年07月07日 08:40
◆ 「あとはもう故障だけなんですよ」
巨人は6日、ヤクルトとの試合(神宮)に4−1で勝利。先発・グリフィンが8回4安打1失点の快投を見せ、最後は守護神・大勢が締めくくった。
復帰後2試合目の登板となった大勢は、3点リードの9回から登板。先頭の西川遥輝を空三振に仕留めると、続く宮本丈は遊ゴロに打ち取り、最後は山田哲人を三球三振に抑え、3人でピシャリ。ケガの影響を全く感じさせない圧巻の投球を見せ、今季9セーブ目をマークした。
完璧な投球を見せた大勢について、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の平松政次氏は「ボールは速いし、変化球はあるしなかなか打てないですもんね。あとはもう故障だけなんですよ。ケガをいかにしないか、これが課題でしょうね」とコメント。
また同番組に出演した解説者の館山昌平氏は「前回登板は全球ストレートのみでいきましたけど、この試合ではフォーク、スライダーと色んな球種を投げ分けながら抑えていたので、これで完全復活と言って良いんじゃないでしょうかね」と見解を述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月07日 08:35
「1球1球初回から全力で行って、ゾーンでしっかり勝負して長いイニング投げられるように頑張りたいと思います!」。
ロッテの中森俊介は17時から行われる西武戦に先発する。
中森は前回登板の6月26日の楽天戦、「調子はそこまでよくなかったんですけど、勝てて良かった」と、5回2/3・89球を投げ、5被安打、3奪三振、0与四球、1失点で先発投手では初勝利を手にした。
5回2/3で降板した6月12日のDeNA戦、翌日の取材で「6回を投げ切りたかった」と話していたが、前回登板の楽天戦は4−1の6回に先頭の辰己涼介を投ゴロ、続く浅村栄斗を遊ゴロに打ち取り簡単に2アウトとしたが、2安打されていた鈴木大地を迎えたところで降板となった。
中森は「代える代えないの判断はベンチ。僕はそこで代えられるようなピッチングをしていただけなので、圧倒的なピッチングというか、しっかり投げていれば代えられることはない。そこは自分の力不足なので、そこはどんどん補えるように頑張っていきたいと思います」と“代えられないような投球”することを誓った。
投げる体力については、「球速帯的にはそこまで最初から出ていなかったので、大幅に落ちることはなかったんですけど、もう少しまっすぐで押せた方がピッチング的には楽に進めていける。そこはメカニック、フォームのところもありますし、投げる体力、どんどん投げて根本的な体力をつけないといけないですし、やることがたくさんありますね」と課題点を挙げた。
前回登板では失点した5回、一死二塁から太田光を2ストライクから左安、続く小郷裕哉も2ボール2ストライクから5球目のストレートを左犠飛と、追い込みながらも安打と犠飛で失点した場面はもったいなかった。
「太田さんがその前のファウルの感じから見て変化球外マークしているなというイメージがあった。それでインコースのまっすぐを投げたんですけど、もうちょっと球威があったら差せてたと思いますし、コース的にはいいところ行ったんですが、自分の力不足」。
「小郷さんは最後インコースを詰まらせてポップフライで打ち取りたいなと言われたんですけど、ちょっと中に入っちゃったので、その分外野まで運ばれた。要所のコントロールは大事だと思っています」。
反省の言葉が並んだが、4−1の6回に辰己を2ボール2ストライクから投じた6球目のインコースで投ゴロに仕留めた投球は良かった。「あれは勝手にマッスラしてくれたので自分の持ち味は出せたかなと思います」と振り返った。
◆ フォーク
前回は落ち球にチェンジアップではなく、フォークを選択。
「前々回の試合の時に(チェンジアップが)あまり扱えていなくて、キャッチボールをやっていたんですけど、手首が寝る分、その後の球に影響が出るというのを考えるとフォーク。チェンジアップを消したわけではないですけど、フォークが一番扱えていたので、フォークを選択した形ですね」。
6月5日の日本ハム二軍戦で握りを変えたチェンジアップに手応えを掴んでいたが、その日によって感覚が良かったり、悪かったりというのがあるのだろうかーー。
「そうですね、バッターにもよりますけど、本当に自分のその日の感覚の良い球を投げるという形にしています」。
前回登板から1度登録を抹消し、再昇格をしての先発となる。中森本人は中6日で投げたいという思いはあるのだろうかーー。
「それは、もちろん投げたいです。僕は1試合1試合結果を出していかないといけない立場。1試合1試合アピールしてまずは、中6日というよりかは目の前の1試合1試合という形で頑張りたいと思います」。
中6日で先発するためにも、とにかく今は結果を残し、チームからの信頼を勝ち取りたい。
取材・文=岩下雄太