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2024年07月04日 22:00
かつての日本代表選手はそのほとんどが高体連や大学の出身者であったが、現在はJクラブのユース出身者が多くを占めている。 ユースに落ちた選手が高校の名門へ行く。そんな寂しい現状もあるが、逆にそうした状況をうまく生かすことで以前よりも結果を残している高校もある。鳥取県の米子北高校はその一つに挙げられるだろう。 米子北高校は現在14年連続(19回)で全国高校サッカー選手権に出場しており、地方の中でも人口が少ない鳥取という地にありながら近年、非常に優秀な選手を輩出している。 ここではそんな米子北高校の出身で、「世界に飛び出したサッカー選手」たちをご紹介しよう。佐野海舟 【高校以降のキャリア】 米子北高校 町田ゼルビア 鹿島アントラーズ マインツ(ドイツ) 先日マインツへの移籍が決まった佐野海舟は、米子北高校の名前を広めた一人であろう。 岡山県津山市出身で、高校は隣県のサンフレッチェ広島ユースを目指したが不合格に。次に関西の高校を希望したがこちらも受からず、鳥取県の米子北へ進学した。 父親はアルペンスキー大回転の選手で、天性の身体能力は息子にも受け継がれていた。1年からレギュラーを獲得すると、3年連続で全国高校サッカー選手権に出場。プロからも注目される存在となり、2019年に当時J2だった町田ゼルビアへ加入した。 昨年、鹿島アントラーズに移籍。次々とこぼれ球を拾う姿が“佐野回収”としてすぐに話題となり、当時の岩政大樹監督から「日本代表に入れる才能」と高く評価された。その言葉通り同年に代表入りを果たすと、今年のアジアカップにも出場している。 なおその出足の速さは数字でも証明されており、Jリーグが公開する今季の『トップスピード』項目において全体の15位となる34.9km/hを計測している。佐野航大 【高校以降のキャリア】 米子北高校 ファジアーノ岡山 NECナイメーヘン(オランダ) 昨シーズン小川航基との日本人コンビでオランダを席巻した佐野航大は、佐野海舟の3歳下の実弟だ。 海舟とは入れ替わりだったため一緒にはプレーしていないが、同じ米子北高校に通い3年連続で全国高校サッカー選手権に出場。2021年のインターハイでは決勝で松木玖生(現FC東京)を擁する青森山田高校に敗れたものの、大会の優秀選手に選ばれている。 卒業後はJ2のファジアーノ岡山へ加入し、地元出身のスターに。海外志向はなかったがU-20日本代表の試合を重ねる中で世界との差を痛感し、昨夏NECへの移籍を決断した。 昨年までU-20代表の活動がメインだったため、U-23代表は今年3月に初招集されている。アピールする時間が短くパリ五輪は惜しくもバックアップメンバーとなったが、A代表への初招集と兄弟での競演は時間の問題だろう。昌子源 【高校以降のキャリア】 米子北高校 鹿島アントラーズ トゥールーズ(フランス) 鹿島アントラーズ 町田ゼルビア 日本サッカーの最高峰であるJ1リーグで首位に立つ町田ゼルビア。そのクラブでキャプテンを務めているのが米子北高校出身の昌子源だ。 兵庫生まれで中学はガンバ大阪のジュニアユースに所属した。同期には天才・宇佐美貴史がおり、後年「悔しい思いしかしていない。挫折ですよね」と語っているように中3の頃にはチームを離れ、そのままサッカーを辞める予定だったという。 しかし父親の知人の紹介で鳥取の米子北高校へ進学する。昌子の父親はサッカーの指導者でインストラクターも務めており、そのアシスタントだったのが米子北高校の中村真吾コーチ(現在の監督)、さらに父の大学時代の後輩が当時の城市徳之監督だった。 昌子はそれまでFWだったが高校でセンターバックへ転向している。これが大きな転機となり、2年夏のインターハイ準決勝でプロ注目のFW赤崎秀平(佐賀東高)を抑え込み脚光を浴びた。 高校サッカーの帝王!青森山田「歴代ベストイレブン」がえぐい その後2011年に鹿島アントラーズへ加入し、米子北高校出身初のJリーガーに。さらに昌子は同校出身初の日本代表となり、2018年のロシアワールドカップに出場すると世界的なFWであるコロンビア代表のファルカオを封じ込めた。
2024年07月07日 15:59
ブライトンに所属するドイツ代表MFパスカル・グロスが、ドルトムントと個人合意に達したようだ。6日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が報じた。
報道によると、グロスはドルトムントへの移籍を「100パーセント」決意したようだ。ドルトムントとブライトンはまだクラブ間交渉を継続しているが、700万ユーロから1000万ユーロ(約12億円〜約17億円)ほどの移籍金で合意することが予想されている。
現在33歳のグロスはホッフェンハイムの下部組織出身で、2008−09シーズン途中にトップチームデビュー。ただ、定位置を掴むことはできず、カールスルーエやインゴルシュタットでプレー。2017年夏からブライトンに加わり、ここまで公式戦通算261試合の出場で32ゴール52アシストを記録している。活躍が評価され、昨年9月にドイツ代表デビュー。EURO2024でも1試合に出場した。
遅咲きの苦労人は、ブライトンとの契約が2025年夏で満了。ブライトンは契約延長に動いていたものの、フランクフルトをはじめとするドイツの複数クラブも獲得に関心を示していた。昨季チャンピオンズリーグ準優勝のドルトムントが、同選手の新天地となるのかもしれない。
2024年07月07日 15:31
2023-24シーズン限りで現役を引退した元日本代表MFの長谷部誠氏が、自身のインスタグラムを更新。2010年から2014年まで日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ氏のもとを訪れたと報告した。
2023年2月に自宅の階段で転倒して意識を失い、頭部を怪我したザッケローニ氏は、集中治療室に入って治療を続け、同年4月に退院していた。
長谷部氏はザッケローニ氏と当時通訳を務めた矢野大輔氏との3ショットを公開し、以下のように綴った。
「ザッケローニさんに会いにイタリアに行ってきました。とてもとても元気で安心しました。いや、この変わらぬ目力にまた力をいただきました!とにかくずっと日本の素晴らしさを日本人の僕に力説していました!笑 日本の皆様にもくれぐれもよろしくとの事でした」
【画像】長谷部誠&ザッケローニ&矢野大輔の3ショット
この投稿には、「懐かしいです」「この写真震えます」「ステキな関係」「最高なショット!」「ザックさん、お元気になられて本当に良かったです」「絆は永遠に!」「良い思い出です」「素敵な笑顔が見れて感激です」などのコメントが寄せられた。
その絆は今も変わらないようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 15:20
FC東京に所属するU-23日本代表のMF荒木遼太郎が、7月6日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」にVTR出演。元日本代表MFの松井大輔氏のインタビューに答えた。
荒木は、東福岡高を卒業後の2020年に鹿島アントラーズでプロキャリアをスタート。今季にFC東京に移籍し、ここまで15試合に出場して6得点を挙げている。今夏に行なわれるパリ五輪に出場する大岩ジャパンにも選出されたテクニシャンだ。
松井氏が、最近のサッカーでは創造性にあふれた“ファンタジスタ”タイプの活躍が難しくなってきていると持論を述べる。「上手い選手が中にいてほしい」と告げると、荒木はこう語った。
【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
「自分がどこまで通用するのか、確認も含めてやってみたいというのもあるし、間で受けて決定的なパスを出すのが自分の持ち味なので、それをやりたいと思っています」
4年に一度の大舞台に向けては「自分自身、本当に楽しみな大会ですし、メダルを取れるようにチーム一丸になって頑張りたいです」と意気込んだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 15:04
7月6日、浦和レッズはJ1第22節で湘南ベルマーレと浦和駒場スタジアムで対戦し、2−3で敗れた。
2024年07月07日 15:00
マジョルカは7月6日、ボーフムを退団した浅野拓磨と2026年までの2年契約を結んだと発表した。
かつて大久保嘉人氏、家長昭博(現川崎フロンターレ)、久保建英(現レアル・ソシエダ)もプレーしたスペイン1部クラブへの加入は大きな話題になるなか、韓国メディアも続々反応。『STAR NEWS』は「日本でまた(欧州5)大リーガー誕生。“ドイツ沈没”の主人公アサノが、イ・ガンインの古巣マジョルカに移籍」と題し、次のように伝えている。
「アサノは2022年のカタールワールドカップで、ドイツを沈没させた選手として有名だ。後半に交代で投入されると、強烈な右足シュートでゴールを決め、2−1での勝利に導いた」
同メディアまた、今年11月に30歳となる日本代表FWのキャリアを紹介。「アサノは21歳だった2016年、早くもヨーロッパに進出した」と切り出し、詳しく説明している。
【動画】マジョルカの投稿した浅野のウェルカムムービー
「最初のクラブはアーセナルだったが、労働許可証が得られず、シュツットガルト、ハノーファーでレンタル生活を送った。しかし、ドイツであまり活躍を見せられなかった。その後、パルチザンに移籍し、欧州への適応力を高めていった。そしてボーフムに活躍の場を移し、再びドイツでプレー。同クラブでは3シーズンで合計14ゴールを記録した。直近では最多の7ゴールを挙げた」
そのほか、『Xports News』は「日本サッカー欧州組50人時代」と見出しを打ち、「日本人選手の移籍ラッシュだ。5大リーグでプレーする現・元日本代表選手はいつの間にか13人になり、欧州全体に広げるとその数は50人余りに達する」と報道。やはり数の多さに目が行くようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 15:00
佳境を迎えているEURO2024。ルーマニア代表はオランダとの決勝トーナメント1回戦に0-3で敗れて大会を去ることになった。
ミュンヘンでの試合を終えた彼らはロッカールームを綺麗に掃除して帰ったことが話題になっている。
置き手紙には、開催国ドイツへの感謝も綴られており、UEFAも「完璧な振る舞い」と讃えていた。
そうしたなか、ルーマニア紙『Fanatik』は、「ワールドカップでの日本人に倣い、ルーマニアは自分たちの後片付けをし、ドイツの主催者に別れのメッセージまで送った」、「日本人は最近のW杯2大会で感銘を与えてきた。ルーマニアは2018年W杯での日本代表チームをモデルにした。2022年大会では日本のファンたちが主役になった。スタジアムでゴミ拾いをしていたのだ」と伝えていた。
日本代表が試合後にロッカールームを掃除することや、日本のファン・サポーターがスタンドでゴミ拾いをするのはもはやお馴染みになっている。ルーマニア代表は日本をお手本にしていたとか。
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また、同紙の記者が2022年カタールW杯を取材した際に日本のファンと話したそうで、「掃除は特別なものではなく、普通のことだと説明してくれた」とも伝えている。
2024年07月07日 14:52
ファジアーノ岡山は7月7日、いわきFCよりDF嵯峨理久の完全移籍での加入を発表した。
青森山田高で3年時に高校サッカー選手権優勝を経験した嵯峨は、仙台大に進学して2021年に当時JFLのいわきに加入。初年度から32試合・8ゴールを記録し、Jリーグ参入に貢献。翌年のJ3でも34試合に出場して5ゴールと活躍した。J2を戦う今シーズンは、ここまで6試合に出場している。
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クラブの公式サイトを通じて、26歳は以下のようにコメントした。
「はじめまして!いわきFCから来ました、嵯峨理久です。ファジアーノ岡山の勝利のために精一杯頑張ります。よろしくお願いします」
なお、岡山では23番を背負う。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 14:47
いわきFCは7日、DF照山颯人がV・ファーレン長崎へ、DF嵯峨理久がファジアーノ岡山へ、それぞれ完全移籍することを発表した。
2024年07月07日 14:20
サンフレッチェ広島は7日、FW大橋祐紀が一般人と入籍したことを発表した。
7月27日に28歳の誕生日を迎える大橋は、中央大学卒業後に湘南ベルマーレに加入。同クラブでは公式戦通算112試合に出場し、24ゴールを記録した。
2024シーズンから広島に完全移籍すると、豊富な運動量とゴールへの嗅覚でシーズン序盤からチームの攻撃をけん引。2024明治安田J1リーグでは20試合9ゴール、リーグカップでは4試合4ゴールを挙げている。
大橋は発表に際し、広島のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「シーズン中ではございますが、少し前に入籍いたしました。更なるパワーアップを目指し、二人三脚で力を合わせて歩んでいきます。いつも多くのご声援、本当にありがとうございます」
2024年07月07日 14:00
リバプールに所属する日本代表のMF遠藤航が、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「FOOT×BRAIN」に出演。デュエルの極意を語った。
守備的MFの遠藤は、ドイツのシュツットガルトでプレーしていた頃は“デュエル王”と称されるなど、対人の強さに定評がある。そんな31歳が、デュエルの強化法を明かした。
「1対1で勝る要因って、結構いっぱいあると思っている。単純に1対1になった瞬間に局面は生まれますけど、それまでのポジショニングやアプローチのスピード、1対1になる以前に駆け引きが始まっているので。そこに、僕はかなりこだわっていた。ボールがいつ出てくるかの予測や、ポジショニングを考えながら、そのうえで、1対1をどうやったら勝てるかをトライしていましたね」
【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
見るべきポイントはいくつかある。
「相手がどうボールを持っているか、ボールを受けようとしている選手の身体の向き、何を考えているか。そこらへんまでを考えながら、プレーはしています。マークしている選手や自分の近くにいる選手は、基本的には直視していないというか、間接視野で少し入っているぐらいで、基本はボールとかを見ながら、味方の選手がどうプレッシャーをかけているかとか」
そして、「そういうのを見て、最終的に自分のポジショニングと、奪いに行くタイミングを決める感じですね」と述べた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 14:00
EURO2024で敗退が決まったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。
39歳になったレジェンドは、今大会でもプレースキックを担当した。彼はEUROとワールドカップでフリーキックを60本以上蹴っているが、ゴールになったのが1本しかないことが話題になった。
フランス戦ではブルーノ・フェルナンデスがフリーキックを蹴る場面があったが、カメラマンはロナウドが蹴ると思い込んでいたため、そのシーンを撮り逃がすことも。
そうしたなか、ギャリー・リネカーとリオ・ファーディナンドがロナウドのFKをめぐって賭けをしていた。『BBC』の試合中継でこんなやりとりをしていたそう。
リネカー「リオとワインを賭けたんだ。私はロナウドがフリーキックを蹴ると言ったが、彼は『いや、今度はブルーノが蹴るだろう』ってね。まぁ、ロナウドが蹴った60本のひとつさ。試合のディレクターさえも驚いていたよ、彼は見ていなかったからね」
リオ「なぜかというと、試合前にロナウドから教えてもらったんだ。彼はブルーノにあげると言っていた。だから、あなた(リネカー)は僕にサッシカイアを1本くれなきゃね。大きな高価なボトルを」
史上「最高のフリーキッカー」ベスト5
サッシカイアはイタリアのワインで、400ユーロ(7万円)ほどの価格だとか。
2024年07月07日 13:48
サッカーのコパ・アメリカ(2024 Copa America)は6日、準々決勝が行われ、ウルグアイはスコアレスで迎えたPK戦でブラジルに4‐2で勝利し、準決勝進出を決めた。
2024年07月07日 13:48
今季のJ1リーグで最下位に沈んでいる北海道コンサドーレ札幌。
6日に鹿島アントラーズと敵地で対戦したが0-2で敗れ、クラブ12年ぶりとなるリーグ戦8連敗に。さらに5試合連続無得点と文字通りに泥沼の状況だ。
この日は開始早々にゴールを記録したかと思われたが、直前でハンドがあったとしてVAR判定でノーゴールに。失点した後には何度も決定機を迎えたものの決め切ることができなかった。
22試合で積み重ねた勝点はわずかに11。残留圏内の17位サガン鳥栖(勝点23)とは12も離れており、2018年から指揮をとるミハイロ・ペトロヴィッチ監督に対しての風当りは日に日に強くなっている。
セルビア出身の指揮官は試合後、「非常に厳しいチーム状況の中、最後まであきらめずによく戦ってくれたと思います」と選手を労ったうえで、「今日の試合で違いがあったとすれば、鈴木優磨選手に違いをつけられたゲームだったと思います」と話し、対戦したエースへの賛辞を繰り返した。
今季10ゴールを決めている鈴木は得点こそあげられなかったがこの試合の2ゴールをアシストしている。
ペトロヴィッチ監督は、「1点目はゴールの起点となるようなパスでしたし、2点目も素晴らしいクロスを上げたと思います。そういった決定的な仕事ができることが違いを生むと思います」と失点の場面を解説。
続けて「例えば(ディエゴ)マラドーナや(リオネル)メッシといった特別な選手がいます。そういう選手がいるチームに負けた監督が、『今日はマラドーナにやられた』、あるいは『メッシにやられた』と、そういうような表現をしたんじゃないかと思います」と独特の表現を用いて話を展開し、「ゲームの中で違いを見せられる選手、決定的な仕事ができる選手というのは、試合に勝つために、勝敗を争う上で非常に重要だと思います。今日、鈴木選手がいなければ(失点)ゼロで終わった試合かもしれません。ゲームの中で自分たちが得点できていてもおかしくないチャンスを作れていたと思います」と事実上鈴木一人にやられてしまったと脱帽した。
札幌は今季、流出やケガ人が相次いでおり、満足にスタメンも組めない中でゴール欠乏症に陥っている。それだけに敵将にとって、得点力のみならず求心力も備えた鈴木の存在がまぶしかったに違いない。
なぜ?日本代表、森保監督が頑なに呼ばなくなった5名
ペトロヴィッチ監督は最後に、「得点を奪うことは特別な才能を持っていること、特別な選手であることを意味します。そういった選手は世界を見渡しても特別ですし、高いサラリーが払えるクラブに所属するのは当然のことだと思います」と話して締め括っている。
2024年07月07日 13:45
デンマーク1部のヴェイレBKは6日、MF村田聖樹が加入することをクラブ公式サイトで発表した。2027年夏までの契約を結び、背番号は「71」となる。
1999年8月29日生まれの村田は、川崎フロンターレの育成組織出身で、U−17日本代表の招集経験もある。ただ、川崎Fのトップチーム昇格は叶わずに渡独。5部のギンスハイムで結果を残し、2020年1月に4部のバイエルン・アルツェナウにステップアップした。しかし、コロナ禍を機に帰国し、神奈川県社会人サッカー1部リーグのイトゥアーノFC横浜に加入した。
2021年夏に再び欧州へ渡り、ラトビア1部のヴァルミエラに加入。同クラブでヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選でのプレーも経験すると、2023年1月からはアゼルバイジャン1部のサムガイトに活躍の場を移した。チームをUECL予選出場圏の4位に導いたプレーが評価され、市場価値も急上昇。遂にデンマーク1部へのステップアップを果たした。
ヴェイレのマリウス・アドリアン・ニコラエSD(スポーツディレクター)は村田について、「我々は中盤のポジションにダイナミズムと表現力を与えてくれる強力なスキルを手に入れました。村田聖樹の特徴は、重心が低く、スピードがあり、デュエルプレーができることです。昨シーズン、村田聖樹はトップリーグで重要な役割を果たしました。彼は良いレベルでレギュラーとしてプレーしています。また、キャリアの初期に(隣国の)ドイツでプレーしていたため、文化にも精通しています」と評価。次のように村田の活躍を期待している。
「私たちを強化し、最小限の時間で適応し、クラブとして私たちが象徴し提供できるものを求めて積極的にヴェイレを選んでくれた選手が必要です。ですから、村田聖樹をヴェイレに迎えることを嬉しく思います」
また、村田もヴェイレのクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示した。
「良いシーズンを過ごした後、自分の選択肢を広げるためにアゼルバイジャンでの契約を満了しました。いくつかのオファーは良かったのですが、ヴェイレのものは、クラブの提示の仕方や来シーズンに向けてのプロジェクトにおいて、粘り強く、とても信頼できるものでした。対話の当初から、すべての人を大切にするクラブであるという、本当に良い感触を持ちました。新しいチームメイトに会い、ホームグラウンドの雰囲気を味わうのを楽しみにしています。自分のすべてを捧げる準備はできています」
【公式画像】デンマーク1部ヴェイレが村田聖樹の加入を発表!
Den 24-årige japanske midtbanespiller Masaki Murata skifter til Vejle Boldklub på en fri transfer efter mange gode præstationer i toppen af den aserbajdsjanske Premier League. Læs mere: https://t.co/QcgXt7bQr7 #VejleB #sldk #transferdk pic.twitter.com/RCMWxwrfzV
- Vejle Boldklub (@Vejle_B) July 6, 2024
2024年07月07日 13:33
トッテナム・ホットスパーに所属するルーマニア代表DF、ラドゥ・ドラグシン。22歳の若き才能は、2024年1月に活躍の場をプレミアリーグに移し、将来を嘱望されるセンターバックとして注目を集めています。今回はドラクシンの魅力と可能性について紹介します。ユース時代から開花した守備センス
ユース時代から高い評価を受けたドラグシンは、2018年にイタリアの名門ユベントス(ユース)に加入。190cmを超える長身と強靭なフィジカルを武器に、対人守備で抜群の強さを誇っており、空中戦での強さはもちろん、攻撃の芽を摘む読みの鋭さと、的確なポジショニングにも優れています。そして2024年1月、ドラクシンはプレミアリーグ・トッテナムへの完全移籍を果たします。 将来のファン・ダイク!?
ピッチ上でのリーダーシップもドラクシンが備える魅力の1つです。常に声を張り上げ、チームメイトを鼓舞する姿は、リヴァプールでセンターバックを務めるヴィルジル・ファン・ダイクに例えられるほど。その統率力と守備能力から、将来的には世界トップクラスのディフェンダーへと成長することが期待されています。
ルーマニアの未来でもあるドラグシン
ルーマニア代表としても活躍しているドラグシンは、2022年にA代表デビューを果たしており、今年(2024年6月)開催される「EURO2024(欧州選手権)」のメンバーにも選出されています。
トッテナムの未来を担う守備の要として、そしてルーマニア代表を背負う存在として、ラドゥ・ドラグシンは、世界中のサッカーファンを魅了する選手になるかもしれません。今後のさらなる活躍に期待が高まります。