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2024年07月05日 03:40
チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するプリマス・アーガイルの新指揮官に就任したウェイン・ルーニー氏が、記者会見で爆笑を誘ったようだ。4日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。 現役引退後に指導者へと転身したルーニー氏は、これまでダービー・カウンティ、D.C.ユナイテッドで監督を歴任し、1月にバーミンガムの指揮官を解任されてからはフリーの状態に。すると、2023−24シーズンのチャンピオンシップで21位に終わったプリマス・アーガイルが同氏の招へいに動き出し、先月25日にルーニー氏の新監督就任が発表された。 新天地の指揮官として初の記者会見に臨んだルーニー氏は、「私たちは仕事のやり方を賢くする必要がある。1年後のプレミアリーグ昇格を目指すと公言するつもりはないが、現実的になる必要がある」とコメント。「私らがやろうとしているのは、この5年間クラブがやってきたことを積み重ねていくこと。前進し続け、改善し続け、昨シーズンから確実に向上させる必要があると思う。我々に与えられた期間の終わりまでに、もっとプレミアリーグに近づくことができればと思う」と冷静な見方を示している。 また、フリーの間は解説者として活躍していたルーニー氏。記者から監督業に復帰した理由について問われると、「第2のガリー・ネヴィルにはなりたくないね」と人気解説者である元同僚の名前を出しながら爆笑を誘った。なお、本当の理由については、「私はサッカーに対する願望、情熱、そして愛を持っており、それは常に持ち続けてきたことだ。ここ数カ月はとても奇妙な日々だったよ。1月から家にいるのは本当に奇妙な時間だ。テレビの仕事も少しやったことがあるけど、本当の望みはマネジメントの仕事に戻ることだ」と明かした。
2024年07月07日 21:07
2024明治安田J1リーグ第22節が7日に行われ、アビスパ福岡と京都サンガF.C.が対戦した。
福岡は直近6戦で5勝1敗と好調を維持。一方、降格圏の京都は今季初の連勝を目指す一戦となる。残留争いのライバルであるサガン鳥栖と湘南ベルマーレが6日に揃って勝利しており、勝ち点で離されるわけにはいかない。
前半は福岡が押し込む展開に。何度か京都のゴールを脅かしたものの、序盤のうちに先制点を奪うことはできない。対する京都も攻撃の時間では原大智を中心に得点を目指したが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。福岡はウェリントン、京都は福田心之助が負傷するアクシデントも発生した前半は、スコアレスで折り返す。
試合の均衡が破れたのは後半開始早々の47分、京都が先制に成功する。右サイドからマルコ・トゥーリオが送ったグラウンダークロスは相手に阻まれたが、クリアする前に原がマイボールにする。原はペナルティエリア右から右足を振り抜くと、ニアを撃ち抜いてゴールに突き刺した。
その後は先手をとった京都が落ち着いて試合を運べるようになる。56分には一美和成の折り返しにマルコ・トゥーリオが頭で合わせたものの、枠をとらえていたシュートは相手GK村上昌謙の好セーブに阻まれた。
まずは追いつきたい福岡も終盤にかけてパワープレーを増やしてゴールを狙っていく。80分にはジャハブ・ザヘディがゴール前のこぼれ球に反応したものの、フィニッシュに力なく相手GKク・ソンユンにキャッチされた。
京都は守備の枚数を増やして1点を守り抜こうとしたものの、後半アディショナルタイム3分に福岡が試合を振り出しに戻す。右サイドから小田逸稀が柔らかいクロスを送り、前線に上がっていた田代雅也がヘディングシュートを叩き込んだ。
試合はこのまま終了するかに思われたが、最後の最後にドラマが待っていた。ボックス中央で平賀大空の落としを受けた宮本優太が冷静に流し込み、京都が土壇場で勝ち越しに成功。福岡は7試合ぶり敗戦、京都は今季初の2連勝となった。
次節は天皇杯3回戦を挟んで14日に行われ、福岡は敵地でサンフレッチェ広島と、京都はホームで浦和レッズと対戦する。
【スコア】
アビスパ福岡 1−2 京都サンガF.C.
【得点者】
0−1 47分 原大智(京都)
1−1 90+3分 田代雅也(福岡)
1−2 90+10分 宮本優太(京都)
【ゴール動画】京都FW原大智が豪快な先制弾!
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角度のない所から
豪快に決めた👏👏
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原大智が角度のない位置から
豪快にニアサイドをぶち抜く💥
🏆明治安田J1リーグ第22節
🆚福岡×京都
📺 #DAZN ライブ配信中#福岡京都 pic.twitter.com/b478xrfdCj— DAZN Japan (@DAZN_JPN) July 7, 2024
2024年07月07日 20:56
2024明治安田J2リーグ第23節が7日に行われ、愛媛FCとザスパ群馬が対戦した。
愛媛は前節熊本戦の大敗を払拭したい一戦。対する群馬は3連敗中の15戦未勝利。ここまでわずか1勝にとどまり、ライバルに大きな差をつけられて最下位に沈んでいる。
前半は群馬が主導権を握り、何度も好機を生み出す。そして36分、左サイドから中塩大貴が送ったピンポイントクロスに川上エドオジョン智慧が合わせ、群馬が先制に成功する。
さらに前半アディショナルタイム1分、ゴール前のこぼれ球に反応した佐藤亮が追加点を挙げ、群馬は今季初の複数得点となった。
2点リードで折り返した群馬は、57分に大きな3点目を獲得す。左サイドの深い位置から菊地健太が送ったクロスにゴール前の佐藤が合わせ、ヘディングシュートを叩き込んだ。
勢いが止まらない群馬は71分、川上が鋭いミドルシュートを突き刺したものの、これはオフサイドポジションにいた味方のプレー関与でゴールが認められなかった。群馬は74分から瀬畠義成と樺山諒乃介を投入。逆転残留に向けて獲得した2人の切り札が早速デビューを飾った。
すると76分、群馬が4点目を獲得する。ゴール前でこぼれ球に反応した天笠泰輝が押さえの効いたボレーシュートをねじ込んだ。
最後の最後まで群馬は愛媛を寄せ付けずに圧勝。愛媛は2試合連続の4失点で連敗、群馬は16試合ぶりの白星で今季2勝目となった。群馬は勝ち点「12」となり、残留圏の17位水戸ホーリーホックとの勝ち点差を「10」に縮めた。
次節は13日に行われ、愛媛は敵地で藤枝MYFCと、群馬は敵地で鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。
【スコア】
愛媛FC 0−4 ザスパ群馬
【得点者】
0−1 36分 川上エドオジョン智慧(群馬)
0−2 45+1分 佐藤亮(群馬)
0−3 57分 佐藤亮(群馬)
0−4 76分 天笠泰輝(群馬)
2024年07月07日 20:28
2024明治安田J3リーグ第20節が7日に行われた。
首位大宮アルディージャが7試合ぶりの黒星で今季2敗目を喫した。2位アスルクラロ沼津と敵地で対戦すると、序盤に立て続けの2失点。56分には川又堅碁にリードをさらに広げられた。後半アディショナルタイム6分に茂木力也が1点を返したものの、時すでに遅し。沼津と大宮の勝ち点差は「12」に縮まった。
ヴァンラーレ八戸は妹尾直哉の2試合連続ゴールで松本山雅FCを下し、今季初の3連勝を達成。ツエーゲン金沢はAC長野パルセイロを相手に3−0の快勝を収め、今季初の2連勝となった。ギラヴァンツ北九州はガイナーレ鳥取戦で逆転勝利を収め、こちらも今季初の連勝となった。
SC相模原はいわてグルージャ盛岡を1−0で破り、シュタルフ悠紀監督の就任後初白星。最下位の岩手は4試合連続の無得点で3連敗となった。
FC岐阜は退場者を出しながらもテゲバジャーロ宮崎を撃破。FC今治は福島ユナイテッドFCに2点を先行されたが、後半に近藤高虎の2ゴールなど3得点を奪って大逆転で勝利した。
FC琉球は15分に富所悠が挙げた先制点を守り抜き、敵地でカマタマーレ讃岐を破って4試合ぶり白星。Y.S.C.C.横浜は2点差を追いついて奈良クラブと勝ち点「1」ずつを分け合った。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■第20節
▼7月6日(土)
ヴァンラーレ八戸 1−0 松本山雅FC
いわてグルージャ盛岡 0−1 SC相模原
ツエーゲン金沢 3−0 AC長野パルセイロ
アスルクラロ沼津 3−1 大宮アルディージャ
FC大阪 0−0 カターレ富山
ガイナーレ鳥取 1−2 ギラヴァンツ北九州
テゲバジャーロ宮崎 0−1 FC岐阜
▼7月7日(日)
福島ユナイテッドFC 2−3 FC今治
奈良クラブ 2−2 Y.S.C.C.横浜
カマタマーレ讃岐 0−1 FC琉球
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 大宮(46/+22)
2位 沼津(34/+13)
3位 金沢(33/+7)
4位 今治(33/+1)
5位 FC大阪(32/+9)
6位 相模原(32/+6)
7位 富山(30/+5)
8位 琉球(30/+2)
9位 福島(29/+8)
10位 岐阜(29/+3)
11位 北九州(29/+3)
12位 松本(27/+4)
13位 八戸(26/−1)
14位 長野(24/−3)
15位 奈良(21/−6)
16位 YS横浜(21/−10)
17位 鳥取(18/−16)
18位 宮崎(16/−10)
19位 讃岐(15/−9)
20位 岩手(13/−28)
■第21節の対戦カード
▼7月13日(土)
18:00 八戸 vs 鳥取
18:00 YS横浜 vs 福島
18:00 相模原 vs 沼津
18:00 長野 vs 岩手
18:00 富山 vs 琉球
19:00 大宮 vs 讃岐
19:00 岐阜 vs 奈良
▼7月14日(日)
18:00 松本 vs FC大阪
18:00 北九州 vs 宮崎
19:00 今治 vs 金沢
【試合ハイライト動画】沼津が川又堅碁のゴールなどで大宮撃破!
2024年07月07日 20:12
セレッソ大阪は7月7日、MF清武弘嗣がサガン鳥栖へ期限付き移籍すると発表した。
2024年07月07日 19:46
パリ五輪に挑む大岩ジャパンのメンバーがついに発表された。ここでは56年ぶりのメダル獲得を目ざすU-23日本代表の選ばれし18人を紹介。今回はMF川粼颯太(京都サンガF.C.)だ。
――◆――◆――
幼い頃のアイドルは当時、甲府で活躍していたMF柏好文(現・サンフレッチェ広島)。柏も所属したフォルトゥナSCで、川粼颯太も小学校3年生まで技を磨き、憧れの存在のようにドリブラーを目ざしていた。
今のプレースタイルを考えれば、まるで想像がつかないだろう。だが、ここから川粼は大きく変貌を遂げていく。
小学4年生で加わった甲府U-12でパスを配給する面白さに目覚め、U-15では10番タイプの司令塔として注目を集めた。山梨県では向かうところ敵なし――実力は県内トップクラスだった。
そして川粼は、さらに高いレベルでのプレーを志し、県外行きを決断する。家族も自身も文武両道をモットーとしていたなかで、候補として上がったのが京都のU-18。(京セラ、京都サンガ、学校法人立命館が核となって文武両道に励む)スカラーアスリートプロジェクトに惹かれ、15歳の春にひとりで見知らぬ土地へ行く道を選んだ。
あれから8年。「井の中の蛙だった」と話していた少年は、ひと回りもふた回りも逞しくなった。プレースタイルもさらに変化。パサーではなく、ボールを奪う力と運ぶプレーで勝負する中盤のコンダクターとして名を挙げた。
今やJリーグでも屈指のセントラルMFに成長を遂げたと言っても過言ではない。4−3−3の布陣であればアンカーとインサイドハーフに対応でき、4−4−2などではダブルボランチでも機能する。京都でも者貴裁監督からの信頼が厚く、プロ4年目となった昨シーズンからはキャプテンを任されるまでに。リーダーシップも魅力だ。
様々な経験を積み、ピッチ外でも今春にはプロ生活と並行して通っていた立命館大学を卒業。ただ、クラブレベルでは結果を残していた一方で、世代別代表では絶対的な存在になり切れず、ボーダーライン上の選手だった。
2019年の11月にはU-20アジアカップ予選に参加した経歴を持つが、中止となった21年のU-20ワールドカップが開催されていたとしても、メンバー入りできたかは分からない。
2022年3月に立ち上がったパリ五輪を目ざすチームでも、当初は当落線上にいた。3月下旬のドバイカップに参戦するメンバーに選ばれたが、アピールできず。同年6月のU-23アジアカップではメンバー外に。一時は序列を下げ、雲行きは怪しくなっていた。
それでもクラブで継続して試合に出ることで、再びパリ行きのレースに加わり、23年に入ってからはほとんどの遠征に名を連ねた。同年6月にはA代表に初招集。気がつけばパリ世代を牽引する選手のひとりとなった。
【PHOTO】悲願のメダル獲得へ!パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
勝負の年となった今季。開幕から好調を維持し、3月に行なわれたU-23日本代表の活動にも順当に招集された。しかし、マリ戦(1−3)で痛恨のミスを犯してしまう。慣れ親しんだサンガスタジアム by KYOCERAでの一戦にスタメン出場すると、1−1で迎えた53分に自陣で横パスを奪われる。その流れからゴールを割られ、凱旋試合で悔いを残した。
だからこそ、4月半ばから5月頭にかけて開催されたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)では同じ過ちを繰り返せない。名誉挽回のチャンスを虎視眈々と狙うなか、UAEとのグループステージ第2戦(2−0)で結果を残す。
66分に左SB大畑歩夢(浦和)のクロスに反応。2列目から駆け上がり、ニアサイドで技ありのヘディングシュートを決めて、勝利を決定づけるチーム2点目を奪ったのだ。
「(マリ戦のミスは)悔しかったし、自分としても信頼を取り戻すというか、自分に対して自信がないところもあったので、そこはちょっとアグレッシブにいきたかった。ミスにビビるだけではなくて、チャレンジする気持ちが大きかったので、そこがうまくハマって出し切れて良かった」
勢いに乗った川粼はその後も攻撃力を発揮しつつ、黒子役としてチームに貢献。ノックアウステージ以降は途中出場がメインだったが、苦しい時にピッチに入って攻守のバランスを整えた。
パリ五輪の出場権獲得と優勝を勝ち取るだけではなく、自らの自信を取り戻す大会になったのは間違いない。借りを返したことで、過去の精算は終わった。次なるターゲットはパリ五輪の本大会となる。
中2日の連戦ではタフさを売りにする男の力が必要不可欠。56年ぶりのメダル獲得、そして初のファイナル進出を目ざす大岩ジャパンの懐刀として役割を全うする。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年07月07日 19:30
総理大臣杯東北地区予選準決勝仙台大対東北大戦が6日に宮城・柴田町内で行われ、仙台大が延長戦の末に2-1で東北大を破って3大会連続37度目の総理大臣杯進出を決めた。東北では絶対王者の仙台大は前半25分にFW福田拳龍(4年、柏レイソルU-18)が右足で先制するも、後半24分に東北大からゴールを許して延長戦に突入。延長前半2分にMF新谷一真(3年、尚志高)が決勝点を挙げて試合を制した。
苦手東北大との接戦を制した。優れた技術とアイディアでボールを紡ぐ仙台大と堅牢なブロックと縦に早いカウンターで立ち向かう東北大との一戦は、一進一退の激しい試合となった。球際に厳しく迫る東北大イレブンをかわしながら、延長戦の末に仙台大は相手を打ち破った。
元日本代表FWの平山相太監督は「東北大とはいつも難しいゲームになりますけど、きょうもその覚悟をしました。ただ自分たちも目指してるものはもっと上なので、それでもそれを跳ね返す強い仙台大をお見せしたかったですね。それができなかったのがちょっと残念でしたね」と安堵(あんど)した表情を浮かべた。戦況を見つめる平山相太監督(右端)
直近5年は東北大との対戦成績は全勝を収める仙台大だが、1点差のゲームがあるほど肉薄した内容が繰り広げられてきた。全員守備を体現し、サボらず走って戦い続ける東北大は東北1部リーグでも難敵だ。
今季から仙台大サッカー部の指揮官に就任した平山監督は「ずっと今年難しいゲームというか、勝ったり負けたりする中で、こういった大事な総理大臣杯出場権がかかっている準決勝で勝ち切れるところは、みんなすごく成長していると思います」とイレブンの活躍を労った。
決勝では昨年の総理大臣杯で日本一となった富士大との対戦を控えている。昨年富士大は堅守速攻の全員サッカーで並みいる強豪大を打ち破って東北勢初の全国大会優勝に輝いた。そして全国大会で待つ数多くの強豪を打ち破るためには、チームの成長、課題の解決が必要不可欠だ。
「1番はセットプレーですね。特に攻撃面、今年は得点していないんじゃないかなと思うので、そこは(セットプレーが)ゴールの3割程度を占めてくるものなので、そこは改善しないければいけません。もう一つは守備面で強度が高い相手、強力なFWがいる相手に対する部分では、東北ではなかなか難しい部分がある。そこをどう慣れさせていくか。どういう守備力をできるかというのを見極める必要があるかなと思いました」と平山監督。
攻守の見直しを図り、全国の強豪たちと渡り合う構えを見せた。筑波大から得た経験を仙台大に還元
かつて高校選手権で2大会連続で得点王に輝いた平山監督はベガルタ仙台所属時の2018年1月に現役引退を表明し、指導者としてセカンドキャリアを歩むため仙台大へ入学した。仙台大卒業後は学生サッカーの名門筑波大の大学院へ進学してより深くサッカーを学び、筑波大のトップチームを指導した。
今季母校の監督として舞い戻ってきた指揮官は「筑波で相手を見て戦う部分にかなり特化してたので、そういった部分は面白かったです。いろんな指導者と出会って、相手を見てポジションだったり、プレーを変えられる選手は貴重だと思うので、そういった部分をここでもエッセンスとして入れているつもりです」と、大学院と日本屈指の強豪チームを指導した知見を仙台大に還元している。全国大会出場を決めた仙台大イレブン
総理大臣杯は来月上旬から中旬にかけて開催予定。最高成績は4強進出と東北の強豪として全国に存在感を見せてきた名門だが、新指揮官は謙虚に闘志を燃やす。
「今年からレギュレーションも変わって全チームが1回戦から参加するので、まず初戦突破を果たせれば、その後は勢いも出てくるだろうし、細かいことはあると思いますけど、まず初戦突破することが1番大事だと思っています」と意気込んだ。
【インタビュー】注目の大学最強ストライカー筑波大FW内野航太郎が語るパリ五輪メンバー入りへの思い
決勝は今月13日午後1時30分にみやぎ生協めぐみ野サッカー場Aグラウンドで開催される。富士大を打ち破って大会3連覇を果たし、全国大会で上位進出を目指す。
2024年07月07日 19:27
元日本代表MFの前園真聖氏が、フジテレビ系列で放送された情報・ワイドショー番組「ワイドナショー」で、パリ五輪に臨むU-23日本代表で選外になった松木玖生について語った。
7月3日に発表された大岩ジャパンのメンバー18人とバックアップメンバー4人のなかに、松木の名はなかった。前園氏は実力による落選を否定し、21歳MFの現状を説明する。
「中心だったので、今回選ばれなくて、ちょっと皆さんビックリされていたけど、彼はFC東京に所属していて、移籍の話が今、出ていると」
【PHOTO】悲願のメダル獲得へ!パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
五輪に出場するためにはチームの承諾が必要だとして、今後、移籍が実現した場合のリスクに言及する。
「今回18人に選んだとしても、『移籍が決まりました。じゃあ松木選手はチームから、18人のメンバーから出ます』となった場合に、この空いた1枠に、怪我か病気以外は他の選手を補填できない」
続けて「そういうリスクを考えると、最初から『呼びません』と」と結論づけた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 19:21
酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツの退団に伴い、浦和レッズの新キャプテンに就任したのが伊藤敦樹だ。
2024年07月07日 19:00
マジョルカは7月6日、ボーフムを退団した浅野拓磨と2026年までの2年契約を結んだと発表した。
今年11月に30歳となる日本代表FWは、サンフレッチェ広島でプロキャリアをスタートさせると、当時21歳の2016年にアーセナルに加入した。ただ、労働許可証の関係でシュツットガルト、ハノーファーに期限付き移籍し、イングランドの名門でのプレー機会は訪れず。その後、2019年からパルチザン、2021年からボーフムの一員として戦っていた。
初参戦のラ・リーガで新たな挑戦をスタートさせるにあたり、スペインの有力紙『MARCA』が「タクマ・アサノがマジョルカのサイドに火をつける」と題した期待感溢れる記事を掲載。大久保嘉人氏、家長昭博(現川崎フロンターレ)、久保建英(現レアル・ソシエダ)に続き、クラブ史上4人目のサムライ戦士について、こう伝えている。
【動画】マジョルカの投稿した浅野のウェルカムムービー
「29歳の左ウインガーは、過去3シーズンをドイツのクラブで過ごした後、バレアレス諸島のクラブにやってきた。昨シーズンは重要な役割を担い、(ブンデスリーガ)29試合で6ゴールを挙げた。クラブは、右利きの万能型アタッカー、前線全体を動き回るエキスパート、スピードの持ち主と定義している。
母国では『ジャガー』の愛称で親しまれているアサノは、ワールドカップ出場歴があり、52キャップを誇る日本代表選手だ。ブンデスリーガのハノーファーとシュツットガルト、セルビアのパルチザンでもプレーしている」
爆発的なスピードに加え、カタール・ワールドカップでの活躍などから分かる、ビッグマッチでの勝負強さを持つ浅野。ラ・リーガでも価値ある一発を叩き込み、ジャガーポーズを炸裂させられるか。久保建英とのサムライ対決にも注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 19:00
MF川辺駿が所属するベルギー1部スタンダール・リエージュとキットサプライヤーのadidasは6月29日、2024-25シーズンに向けた新ホームユニフォームを発表した。Standard Liege 2024-25 adidas Home
スタンダール・リエージュ 2024-25 adidas ホーム ユニフォーム
新ユニフォームは発表となったがデザインについては説明が無いため、分かる範囲でのご紹介となる。
2024-25ホームユニフォームは伝統のレッドを基調に、ゴールドを差し色に採用。全体的にスタイリッシュな雰囲気に仕上がっている。胸のスポンサーは「VOO」に代わり、昨季まで背中スポンサーだった「Circus」に変更となった。
シャツ自体は24-25シーズンのテンプレートデザインだが、伝統的に使われるホワイトではなくゴールドを組み合せた点がファンに好評だ。クラブは昨季125周年を迎えたが、華やかなゴールドは125周年の雰囲気をそのまま受け継いでいるようにも見える。
新ホームユニフォームは6月30日に行われた地元クラブとのプレシーズンマッチでデビュー。試合は5-0でスタンダールが勝利を収めた。なお、スタメンで出場した川辺は2得点している。
adidasと「20年以上契約を継続している」5つの代表チーム
川辺にとって移籍2年目となる2024-25シーズンの新ホームユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売中。
2024年07月07日 18:40
インテルが、バイエルン・ミュンヘンに所属するキム・ミンジェに関心を寄せていると『Football Italia』が報じた。
記事によるとネラッズーリはこの韓国代表DFを獲得する場合、ローン移籍で検討しているという。キムはナポリで22-23シーズンにスクデットを獲得した後、5000万ユーロでバイエルンへと移籍したが、シーズン途中に加入したエリック・ダイアーとの兼ね合いでベンチを温める時間が多くなっていた。
ただインテルがキムを獲得するには一つ条件があり、所属選手であるステファン・デ・フライの動向次第だという。このオランダ人CBは、今夏にサウジ・プロリーグのアル・イテハドへの移籍が噂されているため、もし彼が抜ければ、その穴を埋めるためにキムが候補として挙がったのだ。
デ・フライはEURO2024に出場中で、ベスト8のトルコ戦では見事に同点ゴールを記録しチームの勝利に貢献した。もしかしたらこの活躍ぶりによって、インテルは売却の考えを改めるかもしれないし、他に新たな動きが出てくるかもしれない。おそらく大会後までは不透明のままだろうが、彼らについての続報を待ちたい。
2024年07月07日 18:31
「もっと成長しないといけないなと気付かされた試合だった」。
2024年07月07日 18:30
セレッソ大阪は7日、元日本代表MF清武弘嗣がサガン鳥栖へ期限付き移籍することが決まったと発表した。
清武は1989年11月12日生まれの34歳。地元の大分トリニータで2008年にトップ昇格し、10代の頃からJの舞台でその才能を発揮。2010年に移籍したセレッソ大阪でも強烈な輝きを放ってみせた。
2012年夏に欧州へ旅立ち、ドイツのニュルンベルクやハノーファー96、スペインのセビージャでプレー。2014年のブラジルワールドカップに出場するなど日本代表としても43試合に出場し5ゴールを記録した。
2017年2月、C大阪への復帰を決断。以降長くチームの顔としてプレーしてきたが、怪我の影響もあり昨季から出場機会を大幅に減らしていた。
以下は鳥栖への期限付き移籍が決まった清武のコメント。
「セレッソを愛するファン、サポーターのみなさん。約10年間、僕を応援してくれて本当にありがとうございました。今回の移籍は本当に悩みました。クラブ設立30周年の中、優勝という目標を掲げてスタートし、何も残せなかった自分に情けなさと悔しさが残ります。しかし、まだまだ自分はプレーできると、そしてみなさんにもう一度認めてもらえるように頑張ってきます。いつも僕の心の中にはファン、サポーターのみんながいます。ずっと愛してくれて、共に戦ってくれて、応援してくれて本当にありがとうございました。これからもセレッソ大阪の幸せを祈っています」
「この度サガン鳥栖に期限付き移籍する事になりました、清武弘嗣です。今回の移籍は強い覚悟をもってきました。鳥栖は攻撃的でボールを大切に繋ぎながらゴールを目指すサッカーでとても魅力的なチームです。僕自身がもっているもの、そして今までの経験をチームの為に全てを注ぎ込みたいと思います。今日からよろしくお願いします」
C大阪だけじゃない!クラブカラーが「ピンク色」な珍しいサッカーチーム
清武の移籍期間は2025年1月31日までとなる。
サガン鳥栖は、7月10日(水)に天皇杯3回戦の横浜FC戦に臨み、14日(日)にはガンバ大阪とホームで対戦する。
2024年07月07日 18:14
セレッソ大阪のMF香川真司が7月7日、自身のインスタグラムを更新。同日にサガン鳥栖への期限付き移籍が決定したMF清武弘嗣への思いを綴った。
「キヨとの思い出を語り出したらキリがないから簡潔に」と切り出した35歳は、こう続けている。
「この1年半という短い時間だったけど共に戦えた事を誇りに思うと同時にセレッソにとって清武弘嗣がどれだけ大きな意味を持つかを隣で感じました。沢山の選手が貴方の存在に助けられたと思います」
【PHOTO】ゲームを華やかに彩るJクラブ“チアリーダー”を一挙紹介!
そして、「正直キヨにはもっと相応しい送り出し方があったと思うがキヨの決断をみんなで応援してる!」と1歳下のMFにエールを送り、こう締め括った。
「明日から練習場に居ないと思うと寂しすぎるが自分が最後言えるのは『キヨ本当に心からありがとう』 キヨらしく鳥栖でサッカー楽しんでな」
同世代の“盟友”から送られたメッセージを胸に、ベテラン戦士が新天地で挑戦を始める。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月07日 18:09
今季から鹿島アントラーズを率いるランコ・ポポヴィッチ監督は、2009年の大分トリニータを皮切りに、FC町田ゼルビア、FC東京、セレッソ大阪とJリーグの4クラブで指揮を執った経験のある指導者だ。
森重真人や徳永悠平など日本代表クラスのタレントを擁したFC東京、柿谷曜一朗や山口蛍らに加えてディエゴ・フォルランも加わったC大阪時代はタイトルへの期待も高まったが、結果を出せないままチームを去る形になっている。
時に感情を爆発させたり、語気を強めたりする印象も強かったため、鹿島監督就任が明らかになった時、「彼のようなタイプの指揮官がこのチームに馴染むのか」といった懐疑的な目線を向ける人も少なくなかった。
鹿島というクラブには、何があっても自らの考えをブレずに貫ける小笠原満男や本山雅志のような達観した選手がいたため、監督の気性が荒くてもあまり問題にはならなかった。が、今の若い選手は繊細でナーバスな傾向が強く、物事を深刻に受け取りがちだ。何か言われて委縮してしまう人間がいても不思議はない。そこは不安視された部分だろう。
「ポポヴィッチ監督も『鹿島で成功したい』という思いが強くて、今は我々とのコミュニケーションも密に取ってくれています。セルビア語で激しく喋ってくると、聞く側が想像以上に強く感じるということも伝えて、『お互いにアジャストしていこう』と言ってくれています。
ピッチ内外での彼の立ち振る舞いをよく見ていますが、今は“堪えること”をすごくやってくれている。言いたいことはたくさんあるし、勝つためには言わないといけないことは躊躇なく指示しますが、状況によってはそれをグッと飲み込んで、いったん頭の中で整理して、言うべきことをシンプルに話す。そんな姿が印象的ですし、大分時代とは大きく変わったところかなと思います」と、鹿島の強化責任者である吉岡宗重フットボールダイレクターは、これまでの月日を噛みしめている様子だ。
確かに今季のポポヴィッチ監督は、時に激しさや怒りを前面に押し出すものの、常に感情を起伏させているわけではない。
6月30日のヴィッセル神戸戦を見ても、1−3で逆転負けした直後なら、不機嫌でロクに喋らないといった態度に出てもおかしくないだろう。だが、指揮官は熱心に応援してくれたサポーターに心からの感謝を口にし、鈴木優磨不在の課題についても、これまで以上に懇切丁寧に説明してくれた。
その一挙手一投足を間の当たりにし、筆者も「ポポさんは年齢や経験を重ねて丸くなった」と痛感させられた。今の接し方が鹿島の若い世代には合っているのかもしれない。
鹿島への適応・順応を進めるポポヴィッチ監督の手腕が問われるのは、ここからの後半戦だ。吉岡FDは「これまでやってきたことの成熟度を上げていく必要がある」と語っていたが、得点力アップと失点減という課題の両方に向き合っていくことが重要なのだ。
「アグレッシブなプレッシングやハードワークを前面に押し出した守備をしているので、連戦や夏場になってくると、どうしても守りが崩されることも増えてくる。失点数が増えるのはある程度、仕方ないと考えていたところもありました。その改善はマストですが、より点を取れるようにしなければいけないのも確かです。
首位・町田ゼルビアとの直接対決が最終節にありますけど、それを待たずしてタイトルが取れる状態に持っていきたい。すでにルヴァンカップを失っているので、残されたのはJ1と天皇杯ですけど、優勝できるように最善を尽くしていくつもりです」
【PHOTO】雨のカシマスタジアムに大声援を轟かせた鹿島アントラーズサポーター!(Part1)
吉岡FDが語るような成果を得られれば、常勝軍団復活への布石を打てるし、“鹿島らしさ”を継承していくことも可能になる。
小笠原満男という偉大なプレーヤーの引退後、鹿島はタイトルから遠ざかっているが、小笠原とともにプレーした経験のある柴崎岳、土居聖真、植田直通、鈴木といった面々が今のチームにはいる。柴崎、植田、鈴木はみな海外から戻ってきた選手だが、鹿島の文化というものを知り尽くし体現できる存在を戻しながらチームを強くするという形は、これからも続けていく方向だという。
「昨季、植田と岳、今年移籍した昌子(源)が帰ってきて、何も語らなくても鹿島の伝統を示してくれていることで、多くの選手が自覚を強めていると思います。優磨も去年はその作業がうまくいかなくて苛立っているようにも見受けられましたけど、彼らが戻ってきて負担も軽減されたと感じています」と、吉岡FDは前向きに発言している。
実際、植田などは、ことあるごとに「鹿島は常にタイトルを求められるクラブ」「負けは許されない」「2位で満足していられるチームじゃない」と言い続けており、まだ優勝経験のないメンバーも危機感を募らせているに違いない。
川崎フロンターレも長い時間を要して2017年にJ1初制覇を果たしてから一気に黄金時代を築いたが、優勝というのはそれだけ大きな成長への起爆剤になる。どんな形でもいいから頂点に立つことが、今の鹿島に求められるタスクなのだ。
「今後はアカデミーから育ってきた選手もより戦力になってくれると思います。すでに徳田(誉)がJ1デビューを果たし、彼と松本遥翔、佐藤海宏の来季トップ昇格が決まっていますけど、ユース監督の柳沢(敦)、テクニカルアドバイザーの満男、GKコーチの曽ケ端(準)、アカデミーダイレクターの鈴木修斗らOBが育成に尽力してくれています。
以前から『アントラーズ技術委員会』という場があって、そこでトップから下部組織の方向性のすり合わせをやっていたのですが、コロナもあって少し中断しています。今は全カテゴリーにOBがいますし、外で指導経験を積んでいる優秀な人材もいる。今後は彼らを監督に呼ぶ可能性もあります。あらゆる手段を講じて“鹿島らしさ”を未来につなげていくつもりです」
鹿島のDNA継承の重要性を強調する吉岡FD。そのために、過去にクラブで指揮した指導者の再招聘なども模索していくこともあり得そうだ。もちろん今はポポヴィッチ監督体制で優勝することが最優先だが、近未来の鹿島が果たしてどうなっていくのか――。その舵取り役のさらなる斬新なチャレンジに期待したいものである。
※このシリーズ了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)