2024年07月05日 06:30
◆全日本クラブチャンピオンズ「第63回報知アマゴルフ選手権」最終日(4日・三木ゴルフ倶楽部) 2打差の2位から出たハワイ出身のジョシュア・ハヤシダ(第62回大会優勝)が1バーディー、1ボギーの72で回り、通算1オーバーで大会史上5人目となる2連覇を達成した。「報知アマゴルフ選手権歴代優勝者」の資格で出場した20歳が日本のクラブ選手権王者たちに競り勝った。ザッカリー・サガヤガ(23)=ハワイアマ優秀選手=、上村侑輝(21)=岡部チサンCC=、前田高志(28)=第62回大会2位=が1打差の2位。双子の女子プロゴルファー、岩井姉妹の弟・光太(19)=23年度関東アマ優勝=は、3オーバーの5位だった。 最終18番。ウィニングパットを沈めた瞬間、ハヤシダから笑みがこぼれた。混戦でスタートした最終日は「ドライバーがさえていた」と安定感のあるショットで、優勝争いを演じた。3人がトップで並んでいた17番でバーディーを奪って1人抜け出すと、そのまま逃げ切った。今大会では外国人初の連覇に「本当に良かったし、笑っちゃったよ」と英語で喜びを語った。 普段はゴルフと勉強中心の生活を送る米ハワイ大3年生だ。高校時代から日本文化に興味を抱き、自ら料理したうどんを食べることがつかの間の息抜きだ。日本語は現在、学習中で「単語は分かっても、文章を組み立てるのが難しい」と苦戦中。それでも、試合後の表彰式では「ありがとうございます」と日本語でスピーチを締めると、会場から温かい拍手が送られた。「機会があればぜひ」と今後も日本での大会出場に意欲を示したハヤシダ。プロゴルファーを夢見るハワイアンは、大会初の3連覇へ挑む。(南部 俊太)
2024年07月07日 16:46
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(7日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
2打差の単独首位から出た杉浦悠太(フリー)が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算18アンダーで逃げ切り、プロ初優勝となるメジャー初制覇&通算2勝目を飾った。最終日最終組はアマチュア時代に優勝した昨年ダンロップフェニックス以来、2回目。プロ転向後としては初めてだった。
詳細なデータの残る1985年以降では、2009年の池田勇太以来、日本人2人目(外国人を含めれば5人目)の大会初出場Vを達成。プロ転向後12試合目での本大会制覇も85年以降では、池田の16試合目を抜いて最速となった。初日から首位を譲らない完全優勝での大会制覇は、1973年のツアー制施行後では昨年の平田憲聖に続き9人目(10例目)となった。
会場には杉浦の両親が応援に駆けつけた。父・博倫(ひろみち)さんは2打リードで迎えた18番のボギーを見て「どこまで試合を盛り上げるんだ」と笑ったが、プロ初優勝に「頑張ったな」と目を細めた。母・友美さんは、アマVを達成した際はコースに来ることができず、優勝を見届けるのは今回が初。「本当にドキドキしましたけど、優勝できてうれしく思います。感動しました」と笑みを浮かべた。高校から実家を離れて寮生活を送った愛息に「大学(日大)でキャプテンを務めて、何でも自分で考えてやるようになった」と成長を実感していた。
2024年07月07日 16:23
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(7日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
2打差2位から出た蝉川泰果(アース製薬)は5バーディー、4ボギーの71とスコアを伸ばすも、通算17アンダーで1打差の2位となり、23歳178日でのツアー史上最年少メジャー3冠はならなかった。
最終18番はバーディーならプレーオフに望みを繫いだが、バーディーパットはカップの一筋横を通り、悔しさをあらわにした。「9アイアンでセカンドショットを左からのアゲンストで読んだんですけど、ワンピン(約2・5メートル)に絡められなかった。バーディーパットも(ボギーの)16番も悔しい。このチャンスをしっかりモノにしたかった」と唇をかんだ。
それでも2位は今季最高順位。大会としても2年連続2位という結果には納得している部分もあるという。「メジャーのタフなセッティングの中で、去年と同様の2位タイで終われたのは成長してきているというか、良かった」とうなずいた。要所でのアプローチ、パターは自身の理想には到達していないと話し、「もうちょっと自分の思うようになっていけば、去年以上の姿を見せられるんじゃないかなと思う。こから頑張っていきたい」と次週以降へ目を向けた。
2024年07月07日 15:17
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(7日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
2打差の単独首位から出た杉浦悠太(フリー)が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算18アンダーで逃げ切り、プロ初優勝となるメジャー初制覇&通算2勝目を飾った。最終日最終組はアマチュア時代に優勝した昨年ダンロップフェニックス以来、2回目。プロ転向後としては初めてだった。
詳細なデータの残る1985年以降では、2009年の池田勇太以来、日本人2人目(外国人を含めれば5人目)の大会初出場Vを達成。プロ転向後12試合目での本大会制覇も85年以降では、池田の16試合目を抜いて最速となった。初日から首位を譲らない完全優勝での大会制覇は、1973年のツアー制施行後では昨年の平田憲聖に続き9人目(10例目)となった。
杉浦は優勝スピーチで「4日間本当に暑い中のラウンドで、体力保つのがやっとですごいタフな試合だったんですけど、たくさんのギャラリーの方のかけ声や『ナイスバーディー』の声で元気が出て、最後までやり遂げることができました。今回の優勝は自分にとって大きな1勝になると思います。残りの試合も優勝を何度も積み重ねていけるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と語った。
2024年07月07日 15:03
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 最終日(7日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
単独首位で出た川崎春花(村田製作所)が4バーディー、1ボギーの69をマークし、大会新記録の通算18アンダーで逃げ切り、2022年マスターズGCレディース以来となるツアー3勝目を挙げた。
2024年07月07日 14:55
ゴルフ・日本プロ選手権最終日(7日・岐阜富士カントリー可児C志野=7201ヤード、パー72、読売新聞社など後援)――首位で出た22歳の杉浦悠太が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算18アンダーで逃げ切り。
プロ転向後では初のツアー優勝を飾った。1打差の2位に蝉川泰果と稲森佑貴が入った。
2024年07月07日 14:47
「男子ゴルフ・日本プロ選手権・最終日」(7日、富士C可児C志野C=パー72)
首位から出た杉浦悠太(22)=フリー=が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算18アンダーで初日から首位を守って完全優勝を果たした。昨年11月にアマチュア優勝を果たしたダンロップ・フェニックス以来の2勝目で、プロ転向後の初タイトル。同大会初出場初優勝は、日本勢では2009年大会の池田勇太以来15年ぶりの記録となった。
2打差の2位から出た蟬川泰果は71でと伸ばし切れず、稲森佑貴と並んで2打差の2位。今季メジャー初戦のツアー選手権を制した岩田寛、清水大成が4打差の4位に続いた。
2024年07月07日 14:45
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(7日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
2打差の単独首位から出た杉浦悠太(フリー)が逃げ切り、プロ初優勝となるメジャー初制覇&通算2勝目を飾った。最終日最終組はアマチュア時代に優勝した昨年ダンロップフェニックス以来、2回目。プロ転向後としては初めてだった。
詳細なデータの残る1985年以降では、2009年の池田勇太以来、日本人2人目(外国人を含めれば5人目)の大会初出場Vを達成。プロ転向後12試合目での本大会制覇も85年以降では、池田の16試合目を抜いて最速となった。初日から首位を譲らない完全優勝での大会制覇は、1973年のツアー制施行後では昨年の平田憲聖に続き9人目(10例目)となった。
杉浦は今季開幕前のスポーツ報知の単独インタビューで「まずはプロとして1勝するというのはあるんですけど、賞金王になれるように頑張りたい。世界の一番上のフィールド(米ツアー)で優勝争いできるような選手になりたい」と今季、そして将来の目標を語っていた。
小学6年間は野球選手で投手と外野手だった。平均300ヤード近い飛距離はその経験も生きている。「平均よりは飛ぶ方なので、野球をやっていたことが今の飛距離につながっているのかな」。
昨年はプロとして2試合に出場も、試合への向き合い方はアマ時代と大きく変化はしなかったという。「優勝を目指してやることは変わらないので、いつも通りやっている」。今季は開幕から5戦連続でトップ10入りも、関西オープンの2位が最高とプロ初優勝には届いていなかった。
第3日後には「暑さに負けず、最後まで攻めて、優勝できたらいい」と話していた。昨年はいずれもアマV経験者の中島啓太、蟬川泰果、金谷拓実が賞金ランクトップ3を占めた。「アマで優勝している歴代の方たちは、そのままずっと活躍されている。そこに続いて賞金王争いをしたい」。開幕前からこう語っていた通り、22歳の大器が日本最古のプロゴルフトーナメントである、プロ日本一決定戦を制した。
◆杉浦 悠太(すぎうら・ゆうた)2001年9月12日、愛知・高浜市生まれ。22歳。4歳から父の影響でゴルフを始める。小学生時代は野球もプレーした。強豪の福井工大福井高で腕を磨き、18年の日本ジュニアなどで優勝。20年、日大国際関係学部に入学。23年、ダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たし、プロ転向。得意クラブはウェッジ。ドライバーの平均飛距離は290ヤード。家族は両親と妹。172センチ、74キロ。
2024年07月07日 14:27
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(7日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
ツアー通算21勝で2009年大会王者の38歳・池田勇太(フリー)は13位から出て1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、通算12アンダーの暫定13位で終えた。
2024年07月07日 13:13
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 最終日(7日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
最終ラウンドで最終組が前半を終了した。2季ぶり3勝目へ単独首位で出た川崎春花(村田製作所)がスコアを1つ伸ばし、通算16アンダーで、後続に3打差をつけて折り返した。
1番で3パットを喫し、今大会55ホール目で初のボギー。5番パー3で第1打を1メートルにつけてバーディー。7、8番と2〜3メートルのパーパットを続けて沈めてピンチをしのぎ、9番で約3メートルのバーディーパットを決めた。
2003年度生まれの「ダイヤモンド世代」3人が最終日最終組で優勝争いを展開中。尾関彩美悠(JFEスチール)は2つ伸ばして13アンダー、桜井心那(ニトリ)は1つ伸ばして12アンダーで後半へ。岩井千怜(ホンダ)が10番までに4つ伸ばして12アンダーとし、4打差を猛追中。
2024年07月07日 12:38
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(7日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終了した。1985年以降では日本人2人目の大会初出場Vを狙う22歳の杉浦悠太が前半を1バーディー、2ボギーで回り、通算17アンダーで単独トップを守っている。
23歳178日での最年少メジャー3冠達成を狙う蝉川泰果は2バーディー、3ボギーで2打差の15アンダー2位で追う。
金谷拓実、宋永漢(ソン・ヨンハン、韓国)、竹山昴成、清水大成が14アンダーで3位。2009年大会覇者の池田勇太が、稲森佑貴、岩田寛らが13アンダーの7位で続く。
前年大会優勝の平田憲聖は、10アンダーの17位となっている。
2024年07月07日 08:00
令和になり、打ち方も平成式から変わってきたと話すのは理論派コーチの山形陵馬プロ。
今回のレッスンでは、令和式林からの打ち方を解説します。
今どきのクラブの機能や特徴を活かした打ち方をすると、これまで以上にうまく攻略できます! 林からの脱出ではアプローチと同じく胸を開いてインパクト!
胸の向きは、閉じたり正面に向けたりせずに、体を回し続け、開いた状態でインパクトしたほうがクラブも打球も意図した方向に出せる。
林からフェアウェイに出す状況は、芝が薄いライが多く、対応策は令和も変わらず手首の角度をキープしてボールをクリーンヒットします。しかし、スタンスや体の回し方は令和式があります。林からの脱出は、狙った木と木の間を通す方向性が肝心。あるとき「短い距離はショットよりも方向性が問われる。だったらアプローチと同じように打ったほうがいいのでは」と気づき試してみると思惑どおりだったのです。
アプローチのようにややオープンスタンスで構え、フォローまで体を回し続けて打ったほうが狙った方向に正確に打ち出せるので、インパクト時は胸を開いた状態にする打ち方をオススメします。 平成までのセオリーは「胸を正面に向けて打つ」
きちんとミートするためや、球が高く上がりすぎないように体を開かず胸を正面に向けてインパクトするのがセオリーだったが、肝心な方向性に難あり? コンパクトより大きく振るのが令和式
今どきのクラブはミスヒットに強くなったので、過剰なほどミートにシビアにならなくてもいい。そのためミート率が上がるコンパクトなスイングよりもゆったり大きく振ったほうがいいと山形。「振り幅を小さくすると手打ちになり、体の回転も止まりがち(写真・旧)。大きく振って体をきちんと回す。スイングスピードを上げすぎると打球も高くなってしまうので 、ゆったり振って幹にも枝にも当てずに脱出しましょう」 この状況なら6 番アイアンですね
枝に当たらないように低く打ち出したいから胸を開かず打つのがよいとされてきたが、打球の高さはクラブで調整。山形は6Ⅰ、8Ⅰ、PWの3本を持っていき、枝の高さを見てクラブを選択する。
いかがでしたか。山形プロのレッスンをぜひ参考にしてください。
レッスン=山形陵馬
● やまがた・りょうま/ジュニア時代から活躍し、2010年にプロ入り。ミニツアー優勝などの実績を重ね、現在は東京・麻布の「FIVE ELEMENTS」でレッスンを行なっている。
協力=船橋カントリークラブ
2024年07月07日 07:00
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第3日(6日、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
川崎春花(21)=村田製作所=が68をマークして通算15アンダーで単独首位を守り、2季ぶり3勝目に王手をかけた。
2024年07月07日 07:00
「5大シャフトメーカーの新作は、近年まれにみる良作ぞろい!」と高く評価する鹿又が、人気シリーズを一気に集めて試打インプレッション。
シャフトによって何が変わるのか?
あなたが求める弾道が打てる1本が必ず見つかります! タイガー・ウッズが1W、3Wで使用中!
人気の「CQ」とは真逆のタイプ 中弾道で叩いて飛ばせる グラファイトデザイン ツアーAD VF
SPEC
●モデル(フレックス)/VF-4(R2、R1、S)、VF-5(R2、R1、S、X)、VF-6(SR、S、X、TX)、VF-7(S、X、TX)
●製品長/46インチ
●重さ・トルク/56g・4.3度(VF-5・フレックスS)
●中元調子
●価格/4万6200円
「ツアーADシリーズは “CQ” 以降、あきらかに飛距離が伸びています」 「元調子系で先端の挙動を抑えています。ダウンでのタメが強いタイプにマッチするでしょう」 「『CQ』はドローヒッター好みでしたが、『VF』はフェードで強い球を打ちたい人にマッチします」 ユーティリティ用の「VF」は今秋発売か!?
もともとグラファイトデザインは、日本の男子ツアーで使用率が高いシャフトでしたが、前作の「CQ」からさらにパフォーマンスがワンランク上がった印象です。
具体的には従来の安定感や振りやすさにプラスされて、低スピン&高打ち出しという飛距離性能が高まりました。
「VF」も「CQ」同様の飛距離性能を感じましたが、シャフトとしては真逆です。「CQ」が高弾道でつかまりがいいのに対して、「VF」は中弾道のつかまりすぎない中元調子で、しっかり叩いたときに強い打球が打てる。
タイガー・ウッズが使いはじめた理由も、その特性がマッチしたからだと思います。タイガーはドライバーだけでなく、3番ウッドも「VF」にするほど気に入っています。
ちなみにまだ正式発表はされていませんが、今年のPGAショーではユーティリティ用の「VF」もありましたし、ツアーで使いはじめた選手もいます。秋ごろには発売されるかも!?
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
2024年07月07日 06:50
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第3日(6日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)
メジャー2勝の蝉川泰果(アース製薬)は1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り、通算16アンダーで、首位と2打差2位で最終日の逆転Vへ望みをつないだ。22年日本オープン、23年日本シリーズJTカップに続くメジャー3冠を23歳178日で達成なら、尾崎将司が持つ27歳248日のツアー最年少記録を大きく更新する。杉浦悠太(22)=フリー=が65で18アンダーの単独首位。
最終18番でこの大会54ホール目で初のボギーを喫した。蝉川は「もったいない。めっちゃ悔しい」と顔をしかめたものの、「どうやったら追いかける立場で勝てるか考えたい」と闘志は全く衰えていなかった。
3人が並ぶ首位で出て、2番パー5で残り223ヤードから4アイアンで6メートルに運んでイーグル。「歓声がうれしかった」。15番時点で4連続で伸ばした杉浦に3打リードを許すも、16番で第2打を80センチにつけるなど連続バーディーで食い下がった。
67で2位に後退も、尾崎将を超える最年少メジャー3冠の可能性を残した。「記録を作って、優勝の回数を増やしたい」。2年前、95年ぶりにアマで日本オープンVを果たした男は、最終日に過去メジャー2勝時に着用したのと同色の黄色いウェアで臨むと予告した。「去年も(今大会など)2位を何度も経験して悔しさが残った。杉浦選手にも負けたくない」。同じアマ優勝経験者同士でプロ日本一の座を争う。(岩原 正幸)
2024年07月07日 06:00
FW(フェアウェイウッド)が苦手なゴルファーって多いですよね。ドライバーやアイアンはうまく打てるのに、なぜFW だけ上達しないのか? その答えを見つけました!
スコアメイクは結果がすべて。FW だけ特別な打ち方をしてもいいんです! “FW 専用スイング” で打てば、遠くのグリーンに簡単に乗る。パーやバーディを獲るチャンスが広がりますよ! 極端なアッパーブローはミスのもと ヘッドの上昇は大きくではなく少しだけ。低く振り抜くのもNG
ヘッドを低く入れれば、インパクトからフォローにかけてヘッドは上がっていく。これがFWでアッパーブローで打つコツですが、極端なアッパーではなく「ちょい」というのが大切です。
FWはロフトが立っていてボールが高く上がりにくいクラブなので、苦手な人はボールをすくい上げようとして極端なアッパーで打っている人も多いです。これを防ぐには、ベルトのラインをボールに向ける意識をもってください。
入射角が安定し、「ちょいアッパー」で打てるようになりますよ。
ベルトのラインをボールに向けたままスイング。前傾角も入射角も安定する
アッパーを意識しすぎると、腰が起きてベルトのラインが上を向いてしまう
インパクトで体が目標方向に突っ込みやすい人は、過度な体重移動をせずに体重を右足に残し気味にして振り抜いてもOK
フォローでヘッドを低く出そうとするのもNG。手元が前に出るハンドファーストになり、ロフトが立ってボールが上がりにくくなってしまう drill ヘッドのトゥ側にシールを貼る シールをヘッドのトゥ側に貼ると、その部分への意識が強まる。インパクトにかけてヘッドを返す動きも強まる
FWが苦手な人は、インパクトでフェースが開く。そして、フェースのヒール寄りに当たっている人が多いです。ヘッドの真ん中に当てるには、ヘッドをターンさせるだけでOK。
ヘッドのトゥ側にシールを貼ってそこを返すように動かすと、ヘッドをターンさせるスイングが身につきます。
レッスン=吉本巧
● よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は主宰する銀座ゴルフアカデミーで、多くのアマチュアをレッスン。
構成=三代 崇
写真=中野義昌
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)