2024年07月05日 10:00
4日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−ヤクルト』で解説を務めた里崎智也氏が、DeNAの山本祐大について言及した。 山本は0−0の2回無死二塁の第1打席、ヤクルト先発・ヤフーレが1ボールから投じた変化球をライト前に放ちチャンスを広げる。 この打撃に里崎氏は「甘めのスライダー、山本もランナー二塁のノーアウトというところで最初からあんまり引っ張りにいく気持ちもなく、引きつけての逆方向がいい形の強い打球で一、二塁間に抜けていって、最高の形を作りましたよね」と絶賛。 実況を務めた山田透アナウンサーが「今年の山本祐大は、レギュラー奪取といっても過言ではないですよね」と振ると、里崎氏は「これからもっと頑張っていけば、DeNAのレギュラーどころか、侍ジャパンのレギュラー奪取まで行けるんじゃないですか」と太鼓判。「今だって侍ジャパンのキャッチャーは空白で、レギュラーも決まっていないですしね」と話していた。 山本の右安でチャンスを広げたDeNAは続く京田陽太の内野ゴロの間に三塁走者が生還し先制した。 (ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年07月08日 06:00
「阪神6−5DeNA」(7日、甲子園球場)
阪神は野口恭佑外野手(23)が五回に代打でプロ初安打を放って反撃の口火、六回にはプロ初打点となる中犠飛。育成入団から昨秋に支配下契約を勝ち取った苦労人が4点ビハインドをはね返し今季4度目のサヨナラ勝ちに導いた。以下、岡田彰布監督の主な一問一答。
◇ ◇
(テレビインタビュー)
−最後のシーンはどんな気持ちだった。
「いやいや、(度会が)ファースト投げたんでね。映像見てたら、いいボールやったらアウトでしたね」
−原口が期待に応えた。
「もうあと(野手が)2人しか残ってないし、渡辺と原口だったんだけど。おとといは渡辺がいいところで打ったので、今日は原口かなと思ったですね」
−3点差以上の逆転勝利は今季初。
「ああそう、初めてって、俺も記憶にないから初めてなんでしょうね」
(ペン囲み)
−今日は反発力があった。
「いや、1試合だけやんか、そんなもん(笑)。(3点差以上の逆転勝ちが)今年初めてで、何試合してんのそんなもん」
−野口はしっかり内容のある打席。
「もうその通りよ、見たら分かるやん。最後お前、残そうと思ったら、足がつってます言いやがって(笑)。一塁コーチャーがなあ、足つってます言うて。初めてやもんなあ、守ってやらせて」
−それだけ緊張も。
「まあ、そうやろなあ、そら初めての出場みたいなもんやから、守ってなあ。初めて三塁まで走ったやろ」
−2カード連続勝ち越しは交流戦前以来。
「ああ、そう。そんなんずっと忘れてたわ」
2024年07月08日 06:00
◆ 中日・松葉から安打を放ったのは左打者の小園のみ…
広島は中日に1−2でサヨナラ負け。敵地で痛恨の3連敗を喫し、2位の巨人にゲーム差なしの1厘差に迫られた。
先発の玉村昇悟は初回に1点を失うも、尻上がりの好投で2回以降は無失点。今季2勝目の権利は得られなかったものの、6回3安打1失点の好投で先発の役割を果たした。
打線は中日先発・松葉貴大の前に4回までノーヒット。1点を追う5回は先頭の4番・小園海斗のチーム初安打となる右翼線二塁などで一死三塁とし、6番・堂林翔太の左犠飛で1−1の同点に追いついた。
しかし、6回以降は追加点を奪えず、散発3安打で1得点止まり。すると1−1のまま迎えた9回裏、抑えの栗林良吏が申告敬遠含む3四球で一死満塁のピンチを招いたあと、代打・板山祐太郎にサヨナラ打を浴び今季3敗目(0勝22セーブ)を喫した。
このカードは第1戦0−2、第2戦1−2、この日の第3戦も1−2と3戦連続の競り負け。3カード連続の負け越しで直近9試合は2勝7敗となり、6月29日の時点で今季最大9つあった貯金は4となった。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では低調な状態が続く広島打線にフォーカス。この日は左腕の松葉対策として2番・中村奨成、3番・二俣翔一、5番・石原貴規、6番・堂林翔太と中軸に右打者を並べたが、6回まで投げた松葉からヒットを放ったのは、同点の足掛かりとなる二塁打をマークした左打者の小園だけだった。
解説者として出演した真中満氏は「作戦自体は間違っていない」としつつ「全体的に状態の良い選手がそこまでいない」と広島攻撃陣の苦しい状況を推察。その上で「末包がいなくなってから得点力が落ちたと勝手に思ってる」と持論を述べ、「その中で頑張っていかないといけないので、今日はたまたま(作戦が)外れてしまったが、右バッターを並べる考え方自体はいいかなと思います」と、監督経験者として広島首脳陣への理解示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月08日 06:00
巨人7―3ヤクルト(セ・リーグ=7日)――巨人が今季2度目の同一カード3連勝。
一回に岡本和の2点打、大城卓の2ランで先行し、二回に丸の2ラン、岡本和の適時二塁打で突き放した。ヤクルトは4連敗。
◇
ヤクルト3連戦を翌日に控えた4日午前、巨人の主砲がジャイアンツ球場で汗を流していた。暑さが厳しい中での地方遠征2連戦を終え、休養日扱いの日だったが、岡本和は打撃練習を選んだ。ファームで再調整中の坂本と談笑した後、打撃マシンに向かう。約1時間、黙々とバットを振った。
異例とも言える主力打者の休日返上は、3試合連続で初回の先制パンチという形で実を結んだ。4得点の5日は四球を選んでつなぎ役となり、6日は2ランを放った。そして、この日は2点適時打だ。一死二、三塁、直球を振り切った打球は三塁を強襲して左前に転がった。「何とか走者をかえしたいと思って打席に入った」。執念が乗り移ったような強い打球が、三塁手・村上のグラブをはじいた。
好機で打席を迎える最初の打者が打てば、後続の重圧は軽減される。5番大城卓は右中間への2ランで続いた。「和真が走者をかえしてくれて、少しは楽に打席に入れた」。岡本和は二回にも、二死二塁から左翼手の頭上を越える適時二塁打を放ち、相手先発のサイスニードをKOした。
初めて巨人の4番を任された2018年6月2日から6年がたつ。どんな時も注目が集まる苦しい立場だが、今は「それが当たり前」と受け止めている。だから、準備は欠かさない。休養日にジャイアンツ球場に足を運んだのも、本人にとって特別なことではなかった。
次カードは、ゲーム差なしとなった広島との首位攻防戦。舞台は、今季も2分け4敗と苦戦続きのマツダスタジアムだ。「いい試合があまりできていない。しっかり勝てるように頑張りたい」と岡本和。「鬼門」突破へ、主砲らしく決意を口にした。(井上雄太)
2024年07月08日 05:55
本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場
■ドジャース ー ブルワーズ(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、今季19個目の盗塁を成功させた。
2024年07月08日 05:49
本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場
【MLB】ドジャース ー ブルワーズ(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。第2打席で安打を放ち、221塁打とした。2019年のコディ・ベリンジャー外野手(現カブス)の220塁打を抜き、前半戦の球団最多記録となった。
2015年のサイ・ヤング賞左腕、カイケルと対戦。初回先頭の第1打席は二ゴロに倒れたが、3回1死の第2打席で中前打を放って記録を更新した。
1933年以降でオールスターゲーム前では球団最多。試合前の時点で、打率.316、28本塁打はリーグトップ。65打点はトップのブレーブス・オズナと7点差のリーグ3位となっている。
前日6日(同7日)の同カードでは4試合ぶりの28号。“30歳初アーチ”をかけるなど、2安打3四死球1盗塁と、全5打席出塁の活躍を見せた。(Full-Count編集部)
2024年07月08日 05:10
◆ 元阪神のブルワーが負傷者リスト入り
現地時間7日、シカゴ・カブスはコルテン・ブルワー投手(31)が左手骨折により60日間の負傷者リストへ入ることを発表。同6日のエンゼルス戦での登板後にベンチの壁を殴打し、その際に負傷したとされている。
ブルワーは、先発カイル・ヘンドリックスの負傷降板により急遽3回表から登板するも、四球と自身の悪送球で無死一、三塁のピンチを招き、5番オホッピーと7番ネトの適時打で2失点。さらに一塁走者ネトが盗塁を図った際、捕手トーマス・ニドの悪送球により三塁走者が生還。3失点(自責1)を喫し、その後四死球で二死満塁を迎え、無念のイニング途中降板となっていた。
2018年にパドレスでMLBデビューを果たしたブルワーは、昨季途中から阪神でプレー。昨季終了後に自由契約となり、昨年12月にカブスとマイナー契約。招待選手としてスプリングトレーニングに参加し、開幕は3Aアイオワで迎えるも、現地時間4月19日のマーリンズ戦でMLB復帰登板。以降は16試合に登板し、1ホールド1セーブ、防御率5.66をマークしていた。
現地メディアの取材に対し、ブルワーは「骨折するつもりはなかった。フラストレーションが溜まり、誤った行動をしてしまった。言い訳はできない」と話した。
2024年07月08日 05:01
「阪神6−5DeNA」(7日、甲子園球場)
阪神が今季4度目のサヨナラ勝ち。2カード連続の勝ち越しで3位に浮上したが敵失が絡んでの逆転勝ち。デイリースポーツ評論家の岡義朗氏は「教訓の多い試合」と拙攻拙守を指摘した。
◇ ◇
土壇場で劣勢を跳ね返してのサヨナラ勝ち。今後に弾みをつける1勝となったが、決して手放しでは喜べない。反省点の多い試合でもあった。
まずは初回の攻撃。チカナカの連打で無死一、三塁で中軸に回ったが無得点に終わった。相手内野陣は併殺シフトを敷いており、転がせば1点が入る場面で豊田と大山は空振り三振。佐藤輝の四球を挟んで前川も空振り三振。これではベンチも頭を抱えてしまう。
直後の二回は先発の西勇が無死から4連打で3点を失ったが、先頭・宮崎の内野安打は、三遊間に飛んだゴロを小幡がはじいたもの。宮崎の足を考えれば、きっちり捕球して一塁に送球すればタイミング的にはアウトの可能性もあった。
先制点の期待が裏切られた初回の拙攻、そして、やや軽率ともいえる小幡のプレー。投手心理は繊細だ。ともに西勇のメンタルに微妙な影響を与えたのではないか。
DeNAも失策絡みで六回、八回と失点を重ね、最後も失策が絡んで逆転サヨナラ負けした。勝利を引き寄せるためには、やるべきことをきっちりとやる。阪神にとってもDeNAにとっても教訓の多い試合となった。
2024年07月08日 05:01
「2軍練習試合、阪神1−3日本生命」(7日、鳴尾浜球場)
阪神・門別啓人投手が背中の張りから実戦復帰した。
2024年07月08日 05:01
「2軍練習試合、阪神1−3日本生命」(7日、鳴尾浜球場)
6日に出場選手登録を抹消された阪神の森下翔太外野手(23)が7日、2軍本隊に合流し、プロアマ交流試合・日本生命戦(鳴尾浜)に「3番・右翼」でフル出場した。2打席目には先制ソロを放ち、最短10日での昇格を早速アピール。日本生命の特別コーチで、球団OBの福留孝介氏(47)からも金言を授かり、意欲的な一日を過ごした。
鳴尾浜の澄み渡る青空のように、森下の表情に一切の曇りはなかった。「最短で上がれるようにしたい」。降格後初先発で左翼へ弾丸ライナーの先制ソロ。四回2死から山本の139キロ直球を真芯で捉えた。「一本出たんで良かった」。最高気温34度と焼けるような暑さの中、笑みがはじけた。
今季初の2軍再調整。6月30日のヤクルト戦(神宮)での安打を最後に7月は無安打だった。1打席目も風がなければ一発という左飛。本塁打の後は三ゴロ併殺打、右飛だったが、自身8打席ぶりの快音を響かせた。
試合前練習中には福留氏から声をかけられた。「降格してやることはいっぱいある。そういうことをやってたら大丈夫でしょ」。アーチを描いても満足することはない。試合後には室内練習場で1時間超の特打を敢行した。
「自分の中でしっくり来るものが、“これ”っていうものがつかめればいい」
自主トレからの取り組みは継続し、改めてフォームを見つめ直す考え。自分の課題と向き合い、大粒の汗をかくこともリフレッシュになる。「すごく充実した日々は過ごせるかなと思います」。下を向いている時間はない。すでに切り替え、前しか向いていなかった。
日本生命には旧友も在籍しており、再会には「いい刺激をもらった」と語った。福留氏からは去り際に「じゃあ森下、頑張れよ!」と激励された。スタンドでも森下タオルが揺れていた。応援してくれる人たちがいる。七夕の再出発。短冊には「強くなれますように!!」と願いを記した。虎の未来を背負う男が、強くたくましく成長する。
2024年07月08日 05:01
「西武2−9ロッテ」(7日、ベルーナドーム)
6月28日に右膝蓋(しつがい)骨骨折から1軍復帰したロッテ・藤原恭大外野手が、2安打3打点。自己最多1試合2本の三塁打の活躍だ。
「きょうは(真っすぐを)一発で仕留められるように、狙いを定めていった。やれるべきことをやって、1打席でも多く立ちたい」
三回は無死一塁から右翼へ先制の適時三塁打。八回には1死一、二塁から右中間への2点適時三塁打を放った。“勝利の女神”的存在で、藤原が出場した8試合は7勝1敗と勝率は8割超え。2軍で「ルーティンからしっかり見つめ直した。バットを肩に乗せてから振るようにした」とレベルアップして帰ってきた。
チームは5連勝で西武には開幕11連勝とし、同一球団開幕連勝の球団記録を更新。吉井監督は「何とかレギュラーになってチームを引っ張ってほしい」。期待の若武者がまだまだ打ちまくる。
2024年07月08日 05:01
「ヤクルト3−7巨人」(7日、神宮球場)
笹の葉に飾られた短冊の中から、巨人・丸佳浩外野手は「日本一」と記された短冊を選んだ。チームとしての悲願。1番打者としてけん引するベテランが、初回からバットで大量得点を導いた。7号2ランを含む4安打の活躍で、首位・広島にゲーム差なしの7毛差と肉薄。4連勝とムードも最高潮だ。
「なんとか今日は1打席目から、チームに勢いを与えることができたかなと思う」。振り返ったのは初回の攻撃だった。簡単に追い込まれながらもファウルで粘り、チェンジアップにバットを合わせ中前に運んだ。以降、4得点を導いた安打に阿部監督も「あれが全てでしたね」と絶賛した。
今カードは3試合全て初回に得点。6試合連続で先制点を奪うなど攻撃の形が固まってきた。丸は広島時代、リーグ3連覇を知る。当時、回の先頭打者は「勇気を与える」−が合言葉。4月下旬から1番に定着し、勝つための定石を体現する。
史上63人目の3000塁打にも到達。打率も一気に・315と上昇した。七夕の夜の勝利に「日本の平均気温が、3度くらい下がってくれたらうれしい」と笑いを誘ったベテラン。額に光る大粒の汗が、流れ星のようにキラリと輝いた。
2024年07月08日 05:01
打撃不振で2軍再調整中の巨人・坂本勇人内野手が、9日からのイースタン・オイシックス3連戦で、実戦復帰することになった。
2024年07月08日 05:01
「ヤクルト3−7巨人」(7日、神宮球場)
大敗の中にも希望の光はあった。ヤクルトは2試合続けてベンチを外れたドミンゴ・サンタナ外野手が、9日からの阪神2連戦〜広島3連戦の遠征に帯同予定であることが分かった。試合後の高津監督は「そこで確認して、ダメだったらその先はまた考える」と説明。サンタナ不在が同一カード3連敗にも繋がっているだけに復帰が待たれる。
今季は苦しむ村上に代わって4番も任されるなど、打線の中核を担ってきた。サンタナは5日の試合前から下半身の張りを訴えており、同日の試合は途中交代。続く2戦は試合前練習から回避し、ケアに努めてきた。
移動日となる8日も含めた3日間の休養で、状態を再度確認する方針。高津監督も「出塁、得点、打点も一番期待できる選手なので」と浮上の鍵を握る助っ人の帰還を願い、今は耐えるしかない。
2024年07月08日 05:01
「阪神6−5DeNA」(7日、甲子園球場)
悪夢の七夕だ。膝から崩れ落ちたまま、立ち上がれなかった。九回2死満塁。前進守備を敷いたDeNAの右翼・度会隆輝外野手は、原口の打球をライトゴロ狙いで一塁に送球。だがファウルグラウンド側に大きくそれる暴投となり、痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した。
三浦大輔監督は「前進守備で指示を出しましたし、(ライトゴロを)狙いに行った中で、送球がずれた中でのミス」と説明した。この日は守備のミスが相次ぎ計4失策。その全てが失点につながった。度会は五回にも野口の右前打を後逸。試合後、唇をかみしめたまま現れたルーキーは、「すみません」とだけ言い残しバスに乗り込んだ。
八回に先頭の前川の二ゴロをファンブルした牧は「切り替えるというか、シーズンが終わってこの負けがどれだけ痛かったか感じることがあると思う」とこの敗戦の重みを口にした。三浦監督は「全員で反省です」と自らに言い聞かせるように甲子園を後にした。
2024年07月08日 05:01
「オリックス6−3日本ハム」(7日、京セラドーム大阪)
オリックスをAクラス入りに押し上げる決勝弾を放ち、杉本裕太郎外野手が高らかに渡部と昇天ポーズを繰り出した。「前の打席にチャンスで凡退したので、次こそという気持ちで打席に立ちました」。ここ5試合で3発目。21年の本塁打王が確実に軌道に乗ってきた。
六回、宗の同点打が生まれ、なおも2死三塁の絶好機で打席へ。カウント1−1からのツーシームを振り抜いた。「あんまり打球が上がっていなかったので」と、全力でベースを駆けていたが、左中間席に4号2ランが着弾したことを確認し、右拳を突き上げた。「甘い球を1球で仕留められた」と安ど感がにじむ。
状態が上がってきた要因は、打球の飛距離向上だ。シーズン序盤はなかなか角度がつかなかったというが、現在は「練習から打球が飛ぶようになってきた」と確信。日々、西川や森と打撃談議を交わし、感覚とイメージをすり合わせていた。
今季3度目の3連勝で、5月4日以来となる3位浮上。中嶋監督は「連勝とかじゃなく、目の前の試合を勝っていくしかないので」と一戦必勝を強調。逆襲へ、3連覇チームの意地を発揮する。