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2025年12月12日 05:26
現在ドイツ・ブンデスリーガは王者バイエルンが12勝1分と圧倒的な強さを見せており、早くも独走状態だ。バイエルンがリーグNo.1の強さを誇っているのは明らかだが、それに続くNo.2はどこだろうか。 開幕前はフランクフルト、ドルトムントが有力候補だったが、ここへきて急激に評価を上げてきたのがライプツィヒだ。 先週にはフランクフルトを6-0のスコアで粉砕しており、現在ライプツィヒはリーグ2位につけている。その強さの秘訣は、フレッシュな若手選手たちだ。 今夏にはMFシャビ・シモンズがトッテナムへ、FWベンヤミン・シェシュコがマンチェスター・ユナイテッドへ向かうなど一部主力が抜けており、ライプツィヒには戦力低下の懸念があった。しかし、ライプツィヒはそれを得意の若手育成でカバーしている。 『ESPN』はライプツィヒが原点回帰を果たしたと取り上げている。フランクフルト戦でハットトリックを記録した19歳のコートジボワール代表FWヤン・ディオマンデはその象徴的存在で、今夏にスペインのレガネスから加わった選手だ。 ディオマンデは右サイドからの仕掛けを得意とする選手だが、逆の左には20歳のノルウェー代表FWアントニオ・ヌサ、最前線には今夏スポルティングCPから加えた20歳のデンマーク代表FWコンラッド・ハーダーが構える。この前線トリオは若手のスカウティングと育成を得意とするライプツィヒらしい構成と言える。 残念ながら負傷離脱してしまったが、昨夏にシャルケから獲得した19歳のドイツ人MFアサン・ウエドラオゴも順調に伸びており、ライプツィヒは楽しみな若手集団となっている。 彼らをリードする中堅世代のオーストリア代表MFクリストフ・バウムガルトナー(26)の活躍も見逃せず、MFながら今季リーグ戦で早くも6ゴールを奪っている。 昨季は残念ながら7位に沈んだが、今季は欧州カップ戦出場権を手にできるかもしれない。シモンズやFWロイス・オペンダらを失った今季は低迷する恐れもあったが、それを若手でカバーしてくるところは見事だ。
2026年01月13日 21:50
来季はどのクラブでプレイするのだろうか。
プレミアリーグのマンチェスター・シティに所属するベルナルド・シウバ。2017年にリーグ1のモナコからやってきたMFで、シティではサイドやボランチとしてプレイ。多くのタイトル獲得に貢献してきた。
ジョン・ストーンズに続く古株となったが、クラブとの契約は今季限り。延長の話は聞こえてこない。
『FourFourTwo』によると、セリエAで好調のコモがシウバの獲得を目指しているようだ。契約は夏に満了となるため、移籍金ゼロで経験のあるベテランをチームに引き入れることができる。
また、イタリア人記者のニコロ・シーラ氏はトルコのガラタサライがポルトガル代表MFの獲得を希望していると自身のSNSで伝えている。
トルコの強豪には元チームメイトであるイルカイ・ギュンドアンが在籍しており、彼がシウバにガラタサライのプロジェクトの素晴らしさを伝え、加入の説得をしている最中だとか。
ガラタサライには元シティのレロイ・サネも在籍しており、見知った顔が多いクラブとなる。
31歳と最前線を退くにはまだ早いシウバ、古巣であるベンフィカ復帰の可能性も報じられているが、来季はどのクラブのユニフォームに袖を通すことになるのだろうか。
2026年01月13日 21:25
アタランタはアトレティコ・マドリードに所属するイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリの獲得に迫っているようだ。13日、イタリアメディア『スカイ』が報じている。
現在25歳のラスパドーリはサッスオーロの下部組織出身で2019年5月にトップチームデビューを果たした。その後、イタリア代表にまで登り詰めると、2022年夏にナポリへ移籍し、翌夏に完全移籍への移行が発表された。ナポリでは2度のスクデット獲得に貢献し、2025年夏にアトレティコ・マドリードへの完全移籍が決定。今シーズンは、ここまで公式戦15試合出場で2ゴール3アシストと定位置確保には至っていない。
そんなラスパドーリは、今冬の移籍市場で早くもセリエA復帰の可能性が浮上。ローマ移籍に近づいているとも報じられていたが、ここに来てアタランタが争奪戦を制した模様。『スカイ』は、「移籍金2200万ユーロ(約40億円)+ボーナス100万ユーロ(約1億8000万円)で完全移籍」と報道。メディカルチェックが終了次第、正式発表される見込みのようだ。
なお、ローマは現在、マルセイユに所属するフランス人FWロビニオ・ヴァスの獲得に動いているとのこと。同メディアはすでに「口頭合意に達した」とも伝え、ボーナスを含め移籍金2500万ユーロで(約46億円)の契約締結するようだ。現在18歳のヴァスは、昨年1月にマルセイユでトップチームデビュー。今季はここまで公式戦19試合出場で4ゴール2アシストの成績を残している。
2026年01月13日 21:20
ルベン・アモリム前監督を解任し、現在はダレン・フレッチャー氏の暫定体制となっているマンチェスター・ユナイテッド。すでに2試合を消化したが、未だ勝利はない。
そんなユナイテッドだが、フレッチャー氏に続く新たな監督の就任が近づいている。それがクラブOBであるマイケル・キャリック氏だ。
移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、すでにクラブ間で契約をかわしており、あとは正式発表を残すのみだという。
キャリック氏は現役時代2006年から18年までユナイテッドでプレイしたレジェンドで、引退後は指導者に転身。同年からユナイテッドのアシスタントコーチとなり、21年にオーレ・グンナー・スールシャール氏の後任として暫定監督を経験している。
その後はクラブを離れ、イングランド2部のチャンピオンシップでミドルズブラを指揮した。
『BBC』のポッドキャストである『Wayne Rooney Show』に出演したクラブOBであるウェイン・ルーニー氏は同番組で、元チームメイトであるキャリック氏の助けになりたいと、コーチングスタッフ入りを表明した。
「(キャリック体制にコーチとして加わる意思があるかと問われ)もちろんだ。考えるまでもない。ただ、(勘違いしてほしくないが)仕事を懇願しているわけではない。もしオファーがあれば、必ず力になりたいと思っている」
そんなルーニー氏は次の監督について「クラブのことを熟知した人材が必要だ」と語った。キャリック氏は選手として、コーチとしてユナイテッドに貢献しており、この状況を立て直すには最適な人物といえる。
2026年01月13日 20:48
激闘の連続だった第104回選手権は、インターハイとの夏冬2冠となる神村学園の初優勝という歴史的な結末で幕を閉じた。
2026年01月13日 20:24
ザルツブルクに所属する日本代表MF北野颯太が、Jリーグとオーストリア・ブンデスリーガのサッカーの違いについて語った。12日、クラブの公式サイトが同選手のコメントを伝えている。
現在21歳の北野は、セレッソ大阪の下部組織出身で、2022年2月にトップチームデビューを果たした。公式戦通算91試合出場で13ゴール8アシストを記録すると、2025年6月にザルツブルクへの完全移籍が決定。FIFAクラブワールドカップ2025でデビューし、今季はここまで公式戦25試合出場4ゴール5アシストをマーク。昨年11月には日本代表デビューも飾っている。
ザルツブルク加入から8カ月が経過し、クラブは北野へのインタビューを実施。日本とオーストリアのサッカーの違いについて問われると、「日本よりもスピードと激しさを感じています。ピッチの外では、食事や言葉の違いに少しづつ慣れてきていますが、日常生活では多くの課題があります。特に言葉に関しては、もっと適応する必要があると感じています」と語った。
また、クラブに所属するDFチェイス・アンリとMF川村拓夢の2人の日本人選手と「特に仲がいい」と明かしながらも、「皆はとてもフレンドリーに接してくれる。英語はまだ上手ではないが、わかりやすくコミュニケーションを取ろうとしてくれる」と、周囲のサポートに感謝した。
ザルツブルクは、17試合が消化したリーグ戦で勝ち点「32」を獲得し、現在首位。しかし、UEFAヨーロッパリーグでは苦戦しており、1勝5敗とプレーオフ進出圏外の31位に沈んでいる。
2026年01月13日 20:20
レアル・ソシエダに所属する久保建英は前監督の退任以降1ゴール2アシストで3試合連続で得点に関与している。それまでのリーグ戦で合計1ゴール1アシストという不振に陥り、クラブも降格圏まで落ちていただけに、見事な復活劇だと言えるだろう。
新監督に就任したペレグリーノ・マタラッツォは度々インタビューで「何をすべきかを明確にすること」の重要性と久保について「彼の感覚(気持ちや状態)をよく理解している」、「残りのシーズンでベストを引き出したい」、と語ってきたが、まさにそれが今のチームでは体現されている。
『El Desmarque』の記者であるアンドレア・エステバン氏はブレイス・メンデスと久保建英の活躍について言及し、マタラッツォ監督の手腕について「時にはすべてを変える必要はなく、ただカギを正しい場所にはめこむだけで解決する」と表現し、大規模な改革ではなく、適切な采配でチームに変化をもたらしていることを示した。
ヘタフェ戦でブレイス・メンデスは今季4ゴール目を挙げたが、これは昨季挙げた3ゴールをすでに上回っていることを表している。エステバン氏は今のブレイス・メンデスをプレッシャーから解放され「今はボックス近くに現れ、最後のパスもうまく捉え、再び決定力を発揮した。なにより再び自分のプレイを楽しんでいる」と表現した。
また久保建英についても、「もし、クラブのメンタリティの変化を象徴する選手がいるとすればそれは久保建英だ」と言及。マタラッツォ監督のもとで「自信と自由」を取り戻し、レアル・ソシエダの「攻撃に常に参加し、脅威となっていることが復活の証明である」としている。
「久保は再び立ち向かってボールを求め、違いを生み出している。アトレティコ戦ではMOMとなり、ヘタフェ戦ではコーナーキックから決勝アシストを記録した。彼のサッカーは再び電撃のように、直接的で決定的なものとなった。マタラッツォは初日から”久保は脇役ではなく、中心人物でなければならない”と考えていたに違いない」
「(レアル・ソシエダの本拠地)アノエタでは日本代表が再び野心を持ってゴールを見ていることを祝福する。久保が信じればラ・レアルは競争を取り戻す」
ソシエダで調子を取り戻した久保はシーズンの後半戦に挑む。2026年はワールドカップもあるだけに最高のコンディションでシーズンを駆け抜けてほしいところだ。
2026年01月13日 20:10
スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝でレアル・マドリードはバルセロナと対戦し2ー3で敗戦した。その結果、シャビ・アロンソ監督が解任されたことでサッカー界に衝撃が走っている。かつてレアル・マドリードの監督やSD、副会長を務めたホルヘ・バルダーノ氏は『Movistar』のインタビューで非情な決断を下した名門へ非難のコメントを送った。
「私は彼が就任初日から難しい状況だと感じていた。彼がクラブの支持を得られていると感じたことがない。クリスマスにフロレンティーノ(・ペレス会長)がシャビの名前を挙げずにスピーチをしたとき、特に苦しいと感じていた」
バルダーノ氏はシャビ・アロンソ監督が苦戦した理由についてチームの状況とプレイスタイルを確立できるMFの不在が原因だと分析している。ルカ・モドリッチ、トニ・クロースといった黄金期のスターが退団し、シャビ・アロンソが監督就任後から補強を求めていることについて度々報じられてきたが、結局は実現せずに終わった。
「彼は多くの選手の負傷に悩まされ、そしてチームには司令塔がいなかった。その(司令塔の)重要性は誰もが知っているものだろう。重要な中盤の選手を失ったことで、チームとしての個性を失った様々なチームの名前を挙げたくなる。マドリードにはその選手がいなかった。シャビはそれでもチーム作りを試みたが、結局はそれが(チームの核となる司令塔)が足りなかった。これらが理由で、彼のレアル・マドリードでのキャリアを決定づけてしまった」
また、下部組織からの昇格でトップチームでの監督となったアルバロ・アルベロア新監督について「トップチームで指揮を執ったことはないが、クラブやシャビのことはよく知っているので、トップチームで起こることをよく知っているはずだ。彼がすべての大会で競争力を発揮できるかは見守らなければならない」と付け加えている。
2026年01月13日 19:24
FC今治は1月13日、V・ファーレン長崎からエジガル・ジュニオの完全移籍加入を発表した。
2026年01月13日 19:21
[高校選手権・決勝]神村学園(鹿児島) 3−0 鹿島学園(茨城)/1月12日/MUFGスタジアム(国立競技場)
大会史上最多6万142人の大観衆が詰めかけた高校サッカー選手権決勝で、栄冠を手にした神村学園。鹿島学園を3−0で下したその一戦で主役級の輝きを放ったのが、4−3−3システムのアンカーを担った堀ノ口瑛太だ。
0−0で迎えた前半19分、見事なロングフィードから先制点のきっかけを作ると、同39分には右足アウトサイドでコントロールした衝撃弾で今大会初ゴール。勝利に直結する活躍でスポットライトを浴びたのだ。
キックオフ前、“聖地”国立で真剣勝負ができる両チームの選手たちは幸せ者だ--。そんな思いを抱きながら記者席から試合を眺めていた。だから試合後、堀ノ口に尋ねてみた。
「6万人以上の観衆が見守るなか、しかも国立という聖地でゴールを決めた感想は?」
すると、彼は満面の笑顔を見せて応じてくれた。
「人生一番のゴールで、これ以上のものはないと思います」
選手権決勝、国立、6万人超の大観衆--。そのすべてが揃った大舞台で生まれた一撃は、今後の彼のサッカー人生を語るうえで間違いなく“生涯の宝物”になる。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】広瀬すず・ガッキー・永野芽郁・川口春奈! 初代から最新21代目の池端杏慈まで「選手権・歴代応援マネージャー」を一挙公開!
2026年01月13日 19:15
ミランがバイエルンに所属するドイツ代表MFレオン・ゴレツカへの関心を示しているようだ。イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が12日に報じている。
ゴレツカとバイエルンの現行契約は今シーズン限りで満了を迎えるが、現時点で新契約は締結されていない。今冬の移籍市場でクラブを離れる場合、バイエルンは移籍金収益を手にすることができるが、選手本人はシーズン終了時までバイエルンとの契約をまっとうする構えのようだ。バイエルン側は契約延長に向けた選択肢を提示しているものの、現在のゴレツカの推定年俸1700万ユーロ(約31億円)からは大幅な減給が見込まれる。
このような状況を受けて、今季終了後のゴレツカ獲得を目指すクラブとしては、ユヴェントスやナポリなどの名前が挙がっている。セリエA勢の“人気銘柄”となっているが、ゴレツカの獲得を試みているクラブは、ユヴェントスやナポリだけではないという。
今回の報道によると、ミランが今季終了後のゴレツカ獲得について問い合わせを行ったとのこと。財政的な観点から、夏の移籍市場に向けてフリートランスファーの選手を多くリストアップしているミランにとって、ゴレツカは格好のターゲットと言えそう。今後、獲得への動きを本格化させる可能性も低くはなさそうだ。
現在30歳のゴレツカはボーフムのアカデミー育ちで、同クラブでトップチームデビューを果たした後は、シャルケでも5年間にわたって活躍。2018年夏にフリートランスファーでバイエルンに加わると、中盤の主力として6度のブンデスリーガ制覇や2019−20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、数々のタイトル獲得に貢献してきた。これまでバイエルンでは公式戦通算288試合出場47ゴール48アシストを記録。ドイツ代表としても、昨年3月におよそ1年4カ月ぶり復帰を果たしており、今年6月に北中米3カ国での共催を控えたFIFAワールドカップ26出場も期待されている。
【ハイライト動画】バイエルン、ブンデス再開初戦で大量8発! ゴレツカも今季初ゴール
2026年01月13日 19:11
1月12日に第104回全国高校サッカー選手権の決勝が国立競技場で開催され、神村学園(鹿児島)と鹿島学園(茨城)が激突。神村学園が3−0で大一番を制し、選手権初優勝を果たすと同時に、史上6校目のインターハイとの2冠を達成した。
今大会の応援歌は、大のサッカー好きで知られる手越祐也さんがボーカルを務めるロックバンドT.N.Tが担当。決勝のキックオフ直前に現地で生パフォーマンスを披露し、大きな話題を呼んだ。T.N.Tはその後、日本青年館ホールでライブも行なったため、大忙しな1日となった。
手越さんは同日の夜にXを更新。「国立競技場で歌唱させてもらって最高の試合を観てダッシュで日本青年館入って本番終わって帰宅しました」と切り出し、熱い想いを次のように綴った。
「サッカーを愛する人にとっては夢の舞台で歌うことができて幸せでした。ライブの感想はまた改めて書きます。神村学園の皆さん本当にいいサッカーでした。おめでとう。鹿島学園の皆さん。負けは更に強くなるための新たなスタートです。来年また皆さんのサッカーを見れることを楽しみにしてます。本当にお疲れ様でした。感動をありがとう」
応援歌のタイトルは「未来へ」。“スーパーポジティブ人間”を自称するスター、手越さん自身が作詞したなか、「今回の『未来へ』という楽曲を通じて、高校生はもちろん、全ての人に伝わって、心を動かし、心を燃やし、そして背中を押せる応援歌を作りました」とコメントしていた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】手越祐也が率いる「T.N.T」が聖地・国立で選手権応援歌を熱唱!
2026年01月13日 18:46
UAE(アラブ首長国連邦)プロリーグのアル・ナスル・ドバイは13日、2025シーズン限りで浦和レッズを退団したDFマリウス・ホイブラーテンの完全移籍加入を発表した。
2026年01月13日 18:15
「安全・快適で熱気ある満員のスタジアム」
浦和レッズがホームゲーム開催時において掲げている、クラブの理念である。その実現に向けて大切にしているのは、クラブが責任を持って環境を整えたうえで、スタジアム全体で安全なスタジアムづくりに取り組んでいこうという姿勢だ。新シーズンを迎える前にいま一度、前年度を振り返り、クラブはさまざまな取り組みを行っている。とりわけ力を入れているのが、「命を守る」ための取り組みである。2025年の12月下旬には埼玉スタジアムのクラブハウスに日本赤十字社埼玉県支部の指導員らを招き、ファン・サポーター向けの救命講習を実施した。
試合運営に携わる主管部門である競技運営本部の山本桂司さんは、その意図をこう説明する。「近年、夏の時期になると、スタジアム内でも熱中症で体調を崩される方が増えています。われわれ浦和レッズとしては、なるべく多くの方たちが互いに助け合って、人の命を守るような取り組みをしていきたいと思っています」
昨年の夏、埼玉スタジアム内でもいくつかの事例があったという。体調不良を訴えた人のもとにはクラブスタッフ、警備員が駆けつけ、担架、車椅子で医務室に運ぶなどの迅速な対応が取られたが、もどかしい思いをするファン・サポーターもいたようだ。すぐ近くにいながら、いざというときに「何もできなかった」と。一般的に救急車の到着までに10分かかる。仮に心停止で倒れた場合、1分でも早い心肺蘇生とAEDを開始することで救命率は上がる。1分遅れるごとに救命率は10パーセント下がると言われている。今回の救命講習では赤十字社の指導員のもと、手当の基本、一時救命処置のレクチャーが行われ、心肺蘇生、AEDの使用方法をファン・サポーターに2時間近く実体験してもらった。
講習を受けていたファン・サポーターからは、スタジアムでの緊急時を想定した質問も飛んでいた。屋外で雨が降っているときはどうすればいいのか。試合中で大歓声に包まれるなか、声が届かないこともある。狭い通路で救命措置が取れないケースもあるだろう。さまざまな状況を想定した問いかけに指導員は一つひとつ丁寧に説明し、クラブスタッフからも補足が加えられていた。埼玉スタジアム内では、安全確保の観点から、緊急時にはファン・サポーターのスマートフォンから直接、救急車は呼ばず、まず近くの警備員、クラブスタッフに知らせてほしいという。あわせて、来場者が確認しやすいよう、クラブ公式ホームページ内のスタジアムマップには医務室の場所、AEDも提示されている。
「試合前、ハーフタイムには、熱中症への注意喚起や気温などをスタジアムのオーロラビジョンでも案内しているのですが、その映像がいつ流れているのかなど、もっと周知していきたいと思っています」(山本)
救急対応により力を入れるようになったのは、昨年8月9日の横浜FC戦での出来事がきっかけだった。アウェイのニッパツ三ツ沢球技場で試合中に観客席で急病人が出る不測の事態が発生し、試合は一時中断。浦和レッズのチームドクターがピッチを横切り、柵を乗り越えて、客席へ救護に向かった。迅速な応急処置で大事には至らなかったが、夏の安全対策について再考するきっかけの一つになったという。「あのような事態が起きたときに、自分たちに何ができるのか。埼玉スタジアムではどうすべきなのか、と考えさせられた試合でした」
浦和レッズは、以前からもあらゆる対策を講じてきた。昨年7月のFIFAクラブワールドカップではアメリカの会場を視察し、現地で行われていた取り組みを参考に、熱中症対策として今夏からウォーターサーバーを設置。さらにコンコースにある扇風機をミスト付きにするなど、細かい工夫も重ねている。予防策に力を入れつつ、医師、看護師、警備、運営スタッフと連携し、傷病者対応、救急救命体制も整えてきた。「医務室、ドクターの数を増やすなど、夏の医療体制は拡充させてきました」
今後はホーム開催時だけでなく、アウェイのスタジアムで試合を行うときに相手クラブと連携し、情報を共有していくことも考えている。2026年はシーズン移行にともない、2月から明治安田Jリーグ百年構想リーグの地域リーグが始まり、夏からはまた新たなシーズンがスタートする。夏までにできることは、まだあるようだ。基本的な水分補給をしやすくする環境づくりもそのひとつ。従来の規制では難しい問題も柔軟な姿勢で臨もうとしている。
「快適なスタジアムづくりは基本なのですが、命を守る意識をもっと高めていきたいと思っています。人の命を守るためであれば、制限はなるべくかけないようにしたいです」
冬の今だからこそ、浦和レッズは危険度の高まる暑い季節に備え、早くから準備を進めている。それらの取り組みは、クラブとファン・サポーターがともに作り上げる「スタジアムの安全」を形にしていくためのものだ。
文=杉園 昌之
2026年01月13日 18:00
2025年夏、シント・トロイデンで2年間プレーした藤田譲瑠チマはブンデスリーガのザンクトパウリへと移籍した。
加入当初から主力として起用され続けている藤田は、カップ戦も含めた2025年の公式戦18試合で全試合に先発。しかも途中交代したのは80分過ぎにベンチへ下がった2試合のみで、カップ戦で2度の延長を経験しているものの、どちらも120分フル出場をしている。
まだ得点こそないものの、4アシストをマークしている藤田に加入してからここまでのプレーや、ブンデスリーガですごいと感じた選手、ザンクトパウリが居を構えるハンブルクの街、そしてシーズン後に控えるFIFAワールドカップ26の位置づけを、ウインターブレイクでの帰国時に聞いた。
インタビュー=小松春生
取材協力=アディダス
―――今シーズン、ザンクトパウリに加入し、カップ戦も含めてほぼフル出場を果たしています。
藤田 この半年間で信頼を得られた自信はかなりあります。チームとしては難しい時期(ブンデスリーガ16位)ですけど、少しずつ良くなっている感じはしていて。自分もポジションの変更などもあり、正直まだそれを掴み切れてない自分はいるんですけど、自分の良さも少しずつチームに還元できていると思います。
―――加入後はダブルボランチの一角が多かったですが、最近は3−5−2のインサイドハーフや、直近のマインツ戦では佐野海舟選手とマッチアップする形でトップ下に入りました。
藤田 自分自身、緊急でやることはありましたが、シーズン通してそういった攻撃的なポジションをやったことがないので難しい部分はあります。体の使い方とかも変わってくるので、正直今は手探りの状態ですけど、楽しくやれていますね。
―――攻撃的なポジションでもフル出場が続いているのは監督やチームメイトの信頼の表れでもありますね。
藤田 その通りだと思いますし、その気持ちに応えられるように、いいプレーをどんどん増やしていきたいと思います。
―――現在は攻撃のタスクが多い部分もありますが、守備局面はドイツに移籍してどう感じますか?
藤田 まず上手な選手が多いです。センターバックでも持ち運べる選手や、鋭い縦パスを刺せる選手がブンデスにはすごく多い印象があって。そこはベルギーの時に比べて難しいと感じる部分ですけど、そのレベルの高さが自分にはちょうど良く感じられていて、楽しくできています。しっかりと成長のステップを踏めていると思っています。
―――ここまでで対戦した相手で「ヤバいな」と感じた選手はいますか?
藤田 まずドルトムントの(マルセル)ザビッツァー、レヴァークーゼンのボランチ(アレイクス・ガルシア)と左サイドの選手(アレハンドロ・グリマルド)ですね。あとはバイエルンのルイス・ディアス。この選手はルール違反だった気がするんですよね(笑)。他のバイエルンの選手たちは、ずっとボールを持っているので、ミスしないなという感じだったんですけど、僕たちと対戦した試合に関しては彼だけレベルが違った気がします。自分はマッチアップするポジションではなかったですけど、「抜かれるな」みたいな感覚があって。実際に1対1にさせたら絶対抜かれるし、助けようと自分が走ったらパスを出されて逆に展開されて、みたいな。彼のせいでこっちのバランスが崩されるみたいな印象はありました。決勝点を取られたし、1点目もアシストされましたし。仕事量すごいなって思いました。
―――街のこともうかがいます。ハンブルクのザンクトパウリ地区にあるクラブです。ハンブルクという街の空気感は特殊と言いますか…
藤田 いや、特殊です(笑)。
―――雰囲気や文化はいかがですか?
藤田 いやー、面白いですね。ファンも熱いですし。初めてホームで試合した時、入場で鳥肌が立ったんですよ。ゾワゾワしてくる感じがして。すごくいいチームに来たなと思ったし、アウェーでも満席で。ファンは本当に熱いし、街も面白いところですね。
―――第2節ではアウェーでのハンブルガーSVとのハンブルクダービーでした。勝利しましたし、藤田選手もアシストを記録しました。
藤田 とにかくすごかったです。スタジアムの雰囲気もすごいし、帰るときには道で発煙筒を焚きまくっていて(笑)。とにかくバカ騒ぎ状態で。雰囲気はすごかったです。街の中で戦いが起きていると言っていい雰囲気でしたね。
―――これまでに感じたことのなかった雰囲気、経験だと思いますが、そういうことを感じられることも選手の喜びとしてありますか?
藤田 はい。サッカーをやっていて良かったと、すごく感じました。
―――街の面白さはどういったあたりに?
藤田 歩いているだけでも楽しいですよ。今だったらクリスマスマーケットをやっていたりしますし。あとは歓楽街というか、そういう雰囲気も楽しいですね。
―――ワールドカップイヤーになるので、少し日本代表のお話も。前回のカタール大会はEAFF E-1サッカー選手権で結果を残した中で選出の可能性もありましたが、当時は「まだそのステージに立てていない」と話していました。現在、日本代表に定期的に招集されていますが、それでも「まだまだつかめていない」と話されています。今、日本代表をどうとらえていますか?
藤田 試合自体にはなかなか出られてはいないですけど、呼んでいただいていることはすごく感謝しないといけないと思いますし、段々と練習の中、試合の中でも自分を出せている感じはあります。「これを継続していきたい」というほどの時間はないですけど、自分らしく頑張りたいです。
―――多種多様なタイプの選手が中盤にはそろっています。その中で自分の色をどう出せるかも大切になります。
藤田 短い時間で特長を出せるタイプではないですけど、でもそういうことを言っていられないので。11月のガーナ戦は自分の中で印象は良かったんですけど、ああいうプレー、ボールにどんどん絡んでいくところはどんどん出していきたいですね。
―――現時点でワールドカップはどう捉えていますか?
藤田 そこに向けて頑張りたいですけど、まずやるべきことがあるので。その先に、という感じですね。まずは、ザンクトパウリが何としても1部に残留することでシーズンを終えられたらハッピーだと思っています。
―――最後に、藤田選手と言えばインスタグラムで「#あちーよ」とつけて投稿しています。今、一番「あちーよ」なことは何でしょう?
藤田 ファンですね。ファン「あちー」っす(笑)。一度、ぜひ現地に見に来てほしいですけど、ザンクトパウリのスタジアムって特殊で。両ゴール裏とバックスタンドの1階席が立見席なんです。コの字型で立見だから、ゴール裏だけでなく、ピッチの横にいる人たちもめっちゃ声を出して応援するんです。どこからでも声援もブーイングも聞こえて。本当にすごいんです。3万人しかはいらないですけど、当たり前に毎回満員ですし、もし大差で負けていたとしても途中で帰ったりしない。最後までガラガラになることはないですし、「みんなサッカー好きだな」「このチームをすごく大事にしているんだな」ということを感じるので、すごく楽しいです。
―――1月にはホームでのハンブルクダービーがあります。
藤田 本当にすごいらしくて。いろいろなものを投げたりしているって聞いて。(田中)碧くんがダービーマッチで馬の糞を投げ合うとか言うから「絶対嘘やん」と思っていますけど、でも結構ガチそうなので、楽しみにしています(笑)。
2026年01月13日 17:59
リヴァプールは12日、FAカップ3回戦でバーンズリーを4−1で破った。試合後、リヴァプールに所属するハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが自らのミスを謝罪するとともに、試合を振り返った。
リーグ1(3部)に身を置くバーンズリーとのゲームは、序盤の9分にソボスライの目の覚めるようなミドルシュートで均衡を破ると、36分には右サイドからカットインしたオランダ代表DFジェレミー・フリンポンが左足で強烈な一撃を突き刺す。しかしながら、前半終盤の40分には、自陣ペナルティエリア内で足裏を使って相手をかわそうとしたソボスライにミスが発生。このボールをイングランド人MFアダム・フィリップスに奪われ、1点を返されると、後半に入っても1点差の時間が長く続いた。
最終的にはドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツとフランス代表FWウーゴ・エキティケのゴールで、リヴァプールが4−1と大勝したが、自らのミスで苦しい試合展開となったことを受けて、ソボスライは「チームに対して申し訳なく思っている。僕のイージーミスで、試合を難しくしてしまった」と謝罪した。
一方で、「勝利したことで前へ進み、次のラウンドへ進出できる」とソボスライ。「この試合ではFAカップを本気で獲りに行く姿勢を示したかった。今日はチーム全体が必要だと、全員の力が必要なんだと証明できた」と、チーム全員の力を集結させて掴み取った勝利を誇った。
なお、終盤には今季の新加入選手であるヴィルツとエキティケにゴールが生まれた。期待を背負って“レッズ”のユニフォームに袖を通したが故に、前半戦では批判を受けることもあった両選手について、ソボスライは「お互いのことをよく知るには、まだまだ時間が必要だと感じる。ただし、新しいメンバーはみんなうまく馴染んでいるよ。今日もフローとウーゴにゴールが生まれて嬉しく思う」とコメント。「ファンのためにも重要な勝利だった。共に前へ進んでいこう」とメッセージを残した。
【ハイライト動画】リヴァプールはFAカップ初陣で大量4ゴール