©sports-topics.net 2026
2026年05月25日 17:30
◆ 白球つれづれ2026・第21回 阪神の黄金ルーキー・立石正広選手の活躍が目覚ましい。 先週末の日曜日。スポーツ界では、大相撲で小結の若隆景が大関・霧島との優勝決定戦に勝利。右膝の大けがで、一時は幕下まで降格した実力者が奇跡の復活を遂げた。 競馬界では、3歳牝馬の頂点を決める「オークス」で、今村聖奈騎手がジュウリョクピエロに騎乗して、女性ジョッキー初のG1タイトルを手に入れる。 夢も、感動も満載の週末スポーツの中で、立石のスーパーな働きも野球ファンを酔わせるに十分なものだった。 24日に東京ドームで行われた巨人戦。噂のドラ1ルーキーは、バットで魅せる。巨人のマウンドにはこちらもドラフト1位入団の竹丸和幸投手。注目の対決は第3打席にドラマが生まれた。 竹丸の147km外角ストレートを捉えた立石の打球は右翼スタンド中段まで伸びていった。逆転の一打はプロ1号。勢いに乗った猛虎打線は一気に畳みかけて巨人3連戦に3連勝。 この日、2安打を放った立石は19日の対中日戦デビューから5戦連続安打を記録して、新人の球団最長安打記録を更新。特に巨人戦は3戦で14打数7安打1本塁打、5打点と手の付けられない働きでチームを再び首位に押し上げる原動力になった。 遅れてやって来た“世代最強スラッガー”である。 昨年のドラフト会議で広島、日本ハムと3球団競合の上、藤川阪神が黄金ルーキーを獲得した。担当スカウト・吉野誠による「スカウティング・レポート」にはこう記されている。 「今年のドラフトの目玉。逆方向にも本塁打を打てる世代最強スラッガー」。まさにプロ1号を予感させる評価だった。 創価大時代から走攻守三拍子揃った逸材と評判を呼んだ。飛距離だけなら、立石を上回るルーキーもいたが、右打者で逆方向に長打を飛ばせるには高度の技術がいる。内角も、外角も、高めも、低めも、変化球も打ちこなすのだから並みの新人ではない。 キャンプで右足の肉離れ、開幕前には左手首の関節炎など、プロの船出は故障に泣かされた。「虚弱体質」の陰口まで叩かれたが、じっと耐えて出番を待った。 それにしても、阪神のドラフト1位組の活躍ぶりは光る。 16年の大山悠輔を皮切りに、18年近本光司、20年佐藤輝明に、22年森下翔太、そして立石と野手のドラ1組は、ほぼ百発百中の勢いでレギュラーを射止め、主力に成長している。ドラフトでのクジ運の良さもあるが、球団として的確な補強策が実を結んでいる証だろう、 立石の獲得には“ポスト・サトテル”の狙いもあったはずだ。 この数年、佐藤選手は近い将来のメジャー挑戦を公言している。昨年オフの契約交渉では、かなり具体的なポスティング移籍まで話し合われたと見られる。一時はキャンプも自費参加かと騒がれるほど難航した。 岡田彰布前監督(現球団顧問)が「みんなが納得する活躍をしてから、挑戦すればいい」と語ったように、チームへの貢献度を考えれば、もう数年は阪神の四番として活躍が望まれた。 その佐藤が、今季は25日現在、セ・リーグの打撃タイトル争いの各部門でトップを行く。この勢いなら三冠王も夢ではない。すでにMLB各球団も“佐藤詣で”を繰り返している。さらにチームもリーグ連覇なら、佐藤の移籍は一気に現実味を増して来る。 24日の巨人戦では立石を「一番・三塁」で起用、本来三塁を守る佐藤を右翼に回し、右翼の森下が左翼の守りに就いた。その狙いを聞かれた藤川球児監督は「適性です。適性ポジションにはまっていけるか。これから交流戦でDHもある。とにかく動かなければ、何も動きませんから」と説明した。 もちろん交流戦を睨んだ指名打者の活用法や、疲労軽減策が視野にある。だが、少しうがった見方をすれば、佐藤がチームからいなくなった場合の立石のテストの意味合いも透けて見える。 いよいよ交流戦がスタート。阪神は甲子園で日本ハムと対戦する。 昨年の交流戦は1位から6位までをパ・リーグが独占。阪神は8勝10敗の8位で終わっている。現在パ・リーグ4位と調子の上がらない新庄ハムだが、エースの伊藤大海投手が初戦に照準を合わせて来る。“パ高セ低”の力関係が続くとしたら、立石にも次なる試金石となりそうだ。 立石が一軍に加わってから、チームは無傷の5連勝中。チームは勝つ。黄金ルーキーは満点のすべり出し。ここで盤石の首位固めまで出来るか? やはり虎の高笑いが聞こえて来る。 文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2026年06月15日 17:30
◆ 白球つれづれ2026・第24回
セ・パ交流戦は大詰めを迎え、王者の行方に注目が集まっている。
14日に、ソフトバンクに代わって首位に立ったのは西武だ。
巨人との激闘。石井一成選手の一発で挙げた1点を守り切り、13勝3敗1分けと白星を積み上げた。
交流戦の残りは雨天中止分の3試合。16日の阪神−西武戦(甲子園)に、引き分けか、勝てば西武が交流戦初の優勝。もし負けた場合はソフトバンクや、日本ハムにもチャンスは巡って来るが、レオ党にとってはここまで来れば悲願を達成したいところだ。
ペナントレース全体でも、両リーグを通じて40勝一番乗りで首位を快走する西武だが、同時に行われているオールスターゲーム(7月28、29日東京ドーム他)のファン投票では、珍現象が起きている。
15日発表の中間投票でも、西武勢の1位はいない。先発部門の平良海馬、一塁部門のタイラー・ネビン選手らが2位に付けているものの、首位を快走するチームからトップに名前が出て来ないのは珍しい。
考えられる要因は、個人で突出した成績を収めている野手がいないこと。まだ球界全体では認知度が低い選手が多いこと。逆な見方をすれば、それだけ「日替わりヒーロー」が誕生していると言うことだろう。
そんな地味なレオ勢? にあって、近頃最も脚光を浴びているのが滝澤夏央選手だ。おそらく今年の球宴にはファン投票でなくても、監督推薦で出場間違いなし。打ってはつなぎの二番として、守っては、あの守備天才・源田壮亮選手を押しのけて二遊間をそつなくこなす、いぶし銀のようなプレーヤーである。
21年の育成2位で新潟・関根学園から入団。身長164センチは昨年までは球界最小兵。今年、広島に入団した勝田成選手が1センチ低いため「最小兵」のレッテルは失ったが、スポーツ全般が大型化に進む時代に、この体で活躍は素晴らしい。
15日現在、打率.286は、パリーグの打撃成績8位。チームではトップに就けている。中でも記憶に新しいのは、今月12日の巨人戦で4打数3安打2打点の活躍。この時点で32試合連続出塁を記録。今では同じ育成出身の長谷川信哉選手との二、三番コンビがチームの欠かせないピースとなっている。
野球不毛の地とも言われる新潟で甲子園とは無縁の小粒な選手。しかも三年の夏は背番号1をつけてマウンドに立っていたと言うから、各球団のスカウトの目には止まりにくい。プロ入りの調査書を求めてきたのは、西武とソフトバンク2球団だけだったと言う。中でも西武は早い時期から、その守備の技術と堅実さに目をつけ、育成で獲得にこぎ着けた。
小柄な体に、プロのパワーは大きな壁となって立ちはだかったが、人一倍の練習量とバットを振り込むことで徐々に力をつけ、昨年は125試合に出場してミニブレーク。中でも華麗な守備はシーズンオフにテレビ局が現役選手100人に聞く「守備名人」のアンケートで堂々1位を獲得。そして今年の本格開花につながった。
過去にさかのぼって、小さな大選手をひも解けば、古くは吉田義男(阪神)大石大二郎(近鉄)や青木宣親(ヤクルト)各氏らの名前が浮かぶ。だが、投手の球速は150キロ台まで上がり、試合数も昔より多くなっている。その分、小柄な選手への負担は大きく、克服するのも並大抵ではない。
今では「チームに欠かせない存在」と西口文也監督も全幅の信頼を寄せる。
打って良し、守って良し、に加えて、走っても良し、の三拍子を兼ね備えた22歳の若者がどこまで突っ走れるか?そこに西武夏の陣以降の成否もかかっている。
世界はサッカーW杯一色に染まる。日本の初戦、オランダも190センチ越えの屈強な選手を揃えてパワー勝負を仕掛けてきたが、日本代表もひるむことなく引き分けに持ち込んだ。対格差を克服して初めて日本スポーツの活路が見いだせる。
164センチ、65キロも上等。滝澤夏央の“夏祭り”は、これからが勝負所を迎える。
文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2026年06月15日 17:26
5月26日に巨人の監督を辞任した阿部慎之助氏の代理人弁護士が15日、同氏が同日付で不起訴処分になったと発表した。「報道関係者の方々へのお知らせ」として文書を配布。「阿部慎之助氏は、本日付で不起訴処分になりましたのでご報告いたします」とし、不起訴処分を受けた阿部氏のコメントを発表した。
リリースで阿部氏は「今回のことは、ひとえに私自身の未熟さによるもので、全ての非は私にあります」などとコメントした。
阿部氏のコメント全文は以下の通り。
◇ ◇
この度の件につきましては、野球ファンの皆様、プロ野球関係者の皆様、球団はじめ様々な関係者の皆様方に、多大なるご迷惑とご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
今回のことは、ひとえに私自身の未熟さによるもので、全ての非は私にあります。大切な家族に大きな負担をかけることになり、後悔の念しかありませんし、日々、失ったものの大きさを感じ、猛省しております。
まだ今後のことは考えられませんが、家族と向き合う時間を大切にしながら過ごしてまいります。
この間、多くの方から励ましの声と厳しいご意見をいただきました。
今なお応援していただけることに心から感謝申し上げるとともに、全てのご意見を真摯に受け止め、改めてお詫び申し上げます。
阿部慎之助
2026年06月15日 16:00
南海、広島、巨人の3球団で20年の現役生活を送った西山秀二さんが、捕手目線で見てきたすごい打者とは誰だったのか。達川光男捕手の後継者として1990年代の広島を支え、北別府学、大野豊、川口和久、佐々岡真司ら百戦錬磨の投手とコンビを組んできた西山さんが語った。
◇ ◇
投手の女房役として、その状態を見極めつつ、打者の弱点や試合状況を読みながら、配球を組み立てサインを出す−。
相手の攻撃を最小限に抑えることに神経を集中させてきた西山さんが自身の経験値から最強打者に挙げたのは、この選手だった。
「プロ野球で見た中で、右バッタ−の最強バッタ−って言ったら、落合さんですね」
ロッテ時代の82、85、86年に打率、本塁打、打点の三冠王を3度獲得した落合博満選手。87年に中日に移籍、その後、巨人、日本ハムでも主砲として活躍した。
西山さんが本格的に落合選手を打席に迎えるようになるのは、達川捕手の引退後に正捕手となった93年以降だが、鮮烈な印象があるという。
「何がすごいかって、追い込まれてからの打撃ですよ。普通のバッタ−は最初(0ストライク)は3割、それから(1ストライク後)は2割か1割ないぐらい数字が下がっていくんですが、2ストライク以降の打率がすごいんです」
落合選手の通算成績は7627打数2371安打、510本塁打、1564打点、打率・311。2ストライク後の成績に目を向けると3827打数999安打、184本塁打、581打点、打率・261。本塁打、打点ともにおよそ3分の1を2ストライク後に稼いでいる。
三冠王を取った85年を見ると数字はさらに際立つ。打率・367で首位打者を獲得しているが、2ストライク後では、それを上回る驚異の・374を残しているのだから驚きだ。
「変化球になんぼでも対応できるから、追い込まれても苦にならないんでしょうね。打つポイントが近いんです。ここでしか、もう間に合わんやろというところで初めてバットが出てくる。それで間に合うんです」
さらに言葉を続けた。
「最後の変化まで見て、ここというところでバットが出てくるので、捕球しようとしてミットをたたかれそうになる。見逃すんだなと思ったところから出てくるから、こちらはエッと思う。普通のバッターはもっと前で捉えないと間に合わないから、空振りだと分かるんですよ」
ホームベースの後方で幾度となく受けた衝撃の瞬間を思い起こすように熱弁をふるった。
落合選手には、大野投手とバッテリーを組んでいるときに痛打された経験がある。追い込まれても、大野投手が投じる決め球のスクリューを狙いすまして捉えられた。「大野さんが決め球のスクリューを投げたら、落合さんはそれを待ってちゃんとホームランにしてましたね」。一流同士の真っ向勝負は立ち入ることができないような世界だったという。
プロで出会った最強の右打者に落合選手の名前を挙げた直後に、実は西山さんはもう一人の名前を出している。
「あとは、高校時代の清原ですね」−。
西武、巨人、オリックスに在籍して歴代5位の通算525本塁打を放った右の強打者について、あえて“高校時代の”と言うのは、当時の対決で目の当たりにしたPL学園時代の清原和博選手の打棒に衝撃を受けたからにほかならない。
大阪・上宮高2年時に4番捕手だった西山さんは、同学年の清原選手がいたPL学園と一度だけ公式戦で対戦。清原選手に日生球場の左翼スタンド場外へ特大弾を打ち込まれ、甲子園出場という目標を断たれた。その残像はずっと西山さん脳裏に刻まれている。
(デイリースポーツ・若林みどり)
西山秀二(にしやま・しゅうじ)1967年7月7日生まれ。大阪府出身。上宮高から1985年のドラフト4位で南海に入団。87年のシーズン途中で広島にトレード移籍。93年に正捕手となり94、96年にはベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。広島の捕手として初めて規定打席に到達して打率3割をマーク。2005年に巨人に移籍し、その年に引退。プロ在籍20年で通算1216試合、打率・242、50本塁打、36盗塁。巨人、中日でバッテリーコーチを務めた。
2026年06月15日 15:10
日本野球機構(NPB)は15日、『マイナビオールスターゲーム2026』の出場選手を決めるファン投票の中間結果を発表した。
2026年06月15日 14:11
ドジャースベンチに不在だった指揮官
【MLB】Wソックス 6ー4 ドジャース(日本時間15日・シカゴ)
ドジャースは14日(日本時間15日)、敵地でのホワイトソックス戦に臨み、6回に一挙6点を奪われ逆転負けを喫した。この試合、デーブ・ロバーツ監督は、娘の大学卒業式に出席するため不在。指揮官がいない中での敗戦に「ロバーツ監督おらんとダメやん」と、ファンの嘆きが飛び交った。
ロバーツ監督は13日(同14日)の試合後、スタンフォード大学の卒業式に出席するため、チームを離脱。この日は、ダニー・リーマン監督代行が指揮を執った。ドジャースは初回にフリーマンの7号ソロで先制したが、投手陣が6回に相手打線の猛攻を止めれず痛恨の6失点。終盤に追い上げたが同点とはいかなかった。
悔しい敗戦は、ロバーツ監督の存在の大きさを再認識する機会にもなった。SNSには復帰を待ち望むファンの声が殺到。「今日はロバーツいないのね」「早く帰ってきて」「投手陣火だるまじゃん。ロバーツ監督いないし……」「娘さんの卒業式で休みだったな」など、数多くの反応が見られた。
シカゴでの試合を終えたドジャースは、15日(同16日)からは本拠地でレイズと3連戦を行う。ベンチに帰ってくる指揮官とともに、ア・リーグ東地区2位のレイズを迎え撃つ。(Full-Count編集部)
2026年06月15日 12:29
阪神は15日、8月7日からの中日3連戦(京セラ)、8月18日からのヤクルト3連戦(京セラ)で開催される「TIGERS B−LUCK DYNAMITE SERIES 2026」(通称TBDS)の関連グッズの、一部商品の受注販売を開始することを発表した。
対象グッズはタオル3種やサンダル、スクエアクッション、アクリルスタンド、ステッカーなど14種類。受注受付期間は6月15日正午から8月25日中。詳細は公式オンラインショップ「T−SHOP」まで。
2026年06月15日 12:06
ロッテは15日、7月11日のオリックス戦でEXILE B HAPPY TETSUYAさん・中務裕太さんが来場することになったと発表した。
当日は、2021年から続く夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK supported by クーリッシュ」として開催。TETSUYAさん・中務裕太さんは試合前にグラウンドでのパフォーマンスおよびセレモニアルピッチを実施し、球場を盛り上げる。
▼ TETSUYAさん コメント
「千葉ロッテマリーンズ『BLACK SUMMER WEEK 2026』と、僕らEXILE B HAPPY が先生役を務めているBS10『マネして踊って!DANCE TRAIN』のコラボステージをお届けする予定です!会場にいる皆さんと一緒に身体を動かして、応援する前のウォーミングアップになるように裕太としっかり盛り上げたいと思います!音楽、スポーツ、ダンスのパワーで、世代を超えて皆さんと繋がって素敵な時間にしていきたいと思っています!ぜひ、会場でお待ちしております!」
▼ 中務裕太さんコメント
「この度、千葉ロッテマリーンズ「BLACK SUMMER WEEK 2026」のセレモニアルピッチを務めさせていただく、EXILE B HAPPYの中務裕太です。ZOZOマリンスタジアムという素晴らしい舞台に立たせていただけることを大変光栄に思います。緊張もありますが、自分らしく全力で挑みます!当日はスタンドからでもわかるくらい身体を仕上げて臨みますので、ぜひ楽しみにしていてください」
2026年06月15日 11:16
ソフトバンクは15日、7月1日からみずほPayPayドーム福岡で開催する「鷹祭 SUMMER BOOST 2026」に2組のアーティストと2名のDJの出演が決定すると発表した。
2026年06月15日 09:58
ロッテ・上田希由翔はファームでここまで19試合に出場して、打率.362、2本塁打、9打点、OPS1.029と二軍で圧倒的な成績を残しながら、ここまで一、二軍を往復する。二軍では結果を残している。あとは一軍で結果を残すだけ。上田本人も「本当に出るまで耐えて、苦しみながらも頑張り続けていきたいと思いますね」と前を向く。
上田は開幕一軍を掴むも、一軍出場がなく、3月29日に一軍登録抹消。降格後に出場したファーム・リーグ4試合で「なかなかタイミングが取れていなかったので、色々タイミング方法を見つけながら、自分に合っていたものを探していた感じですかね」と、ノーステップで打ったり、足を上げて打ったりと、自分に合うタイミングを探しながらも、打率.636、2打点、3四球。
走っても4月5日のオイシックス戦で、「チームとしても去年の秋のキャンプからやっていたので、それを実戦で少しでも多くできていると思うので、一軍の試合でも出せていけたらなと思いますね」と1試合2盗塁をマークするなど、積極的に次の塁を狙った。
守っても本職のサードではなく、セカンドを守り、4月4日のオイシックス戦、5−2の8回二死走者なしで比嘉天佑が放ったセカンドへのゴロを逆シングルでキャッチし一塁へジャンピングスローでアウトにした。「そこまで考えずに1球1球、1つアウトを取れるようにということでやっています」
開幕直後ファームでセカンドを守っていた時には、「キャッチャーのサインが見えるというのもセカンドの良さだと思うので、そこは見ながら、自分なりに動いたりしています」と、ポジショニングがよく、抜けそうな当たりもアウトにしていた。
攻走守に成長した姿を見せ、4月10日一軍再昇格を果たす。今季初出場となった同日の西武戦、『3番・セカンド』でスタメン出場すると、第2打席に二塁打を放ち今季初安打をマーク。12日の西武戦では今季初のマルチ安打を達成した。出だしは良かったが、この安打を最後に安打がなく、4月23日に2度目の一軍登録抹消となった。
再び二軍で8試合に出場して、打率.313とバットでアピールして、5月8日に2度目の一軍昇格。同日のソフトバンク戦で早速2安打し、翌9日には「シンプルに考え、タイミングを合わせて打つことができました。いい結果になって良かったです」と今季初本塁打を含む2試合連続複数安打。
5月12日の日本ハム戦では、「あまり考えずにまっすぐのタイミングで行ってスライダーをああやって打てたってことは自分の状態も良いと思うのでこのまま継続してやっていけたらと思います。(ZOZOマリンでは)そういえば初ですね。やっとマリンで打てて良かったです」と、1−2の7回無死走者なしの第3打席、伊藤大海が1ストライクから投じた2球目のスライダーをライトスタンドに一時同点となる第2号ソロを放った。
今季に向けて、““OPS上げていきたい”と目標に掲げ、「昨年も苦手なボールを振って、四球を取れるなというのがたくさんありました。単打を狙いにいって、もっと長打を打っていけば良かったなという時もあった。そういうところかなと思っています」と、OPSを上げるために必要になってくることを2月の都城春季キャンプで自己分析していた。
“長打”にこだわっていた中で、2度目の昇格のタイミングで2本の本塁打。「今は長打出して欲しいと言われていますけど、自分のスイングをしっかり打席の中でできるようにというのを考えてやっています。その結果、長打も増えていますし、継続してやっていけたらなと思います」と手応えを掴みつつあった。
その一方で、「まだ打点が少ないので、チャンスでなかなか打ててないですし、チャンスで回ってきたら結果を残せるように。なんとか1点でも多く考えてやっていきたいのはあります」と課題を口にした。
プロ入り2年間、上田はチャンスに強く1年目の得点圏打率が.357、2年目の昨季が.333だった。5月15日の取材で、相手の配球が変わってきたのか訊くと、「これだけなかなか打てないので、なんとか出したいという気持ちが強いのかもしれないですし、自分としてはランナーがいようがいないが、同じ形で打席に入れるようにやっていきたいと思います」と話していた。
課題にしていた左投手に対しても、5月22日の楽天戦で、2−1の7回一死走者なしの第3打席、鈴木翔天に2球で追い込まれるも外角のスライダー、ストレートをきっちりと見送り、3ボール2ストライクから8球目の外角131キロスライダーを見送り四球を選ぶなど、内容のある打席だった。
しかし、第2号本塁打を放った5月12日の日本ハム戦を最後に5試合連続で安打がなく、5月28日に3度目の一軍登録を抹消。
降格後、ファームでは圧倒的だった。5月29日の広島二軍戦、5−0の6回無死一塁で岡村了樹の初球、工藤泰己の投球モーションを完全に盗み二塁盗塁を決めれば、11−2の8回二死一、三塁の第5打席、松本竜也が投じた初球の115キロカーブをライトに3ラン。
6月6日のヤクルト二軍戦、2−0の初回二死二塁の第1打席、青柳晃洋が2ボール1ストライクから投じた4球目の高めの138キロストレートをライトポール際に打った瞬間にそれとわかる特大の2ラン。5試合に出場して、打率.364、2本塁打、7打点と打ちまくり、6月10日に一軍に帰ってきた。
スタメン出場した10日の中日戦、12日のDeNA戦ではノーヒットだったが、13日のDeNA戦、0−15の4回二死一、二塁の第2打席、篠木健太郎が1ストライクから投じたストレートを右中間に弾き返す適時打。「良かったとは思いますし、これが継続できるようにしっかりやっていきたいと思います」と、チャンスで“1本”が出た。
得点圏で1本が出て流れが変わっていきそうな感じがあるか、14日の試合前練習後に確認すると、「そうですね、良くなっていけばいいなと思いますし、考え方というか、打席の中でも変えずにそのまま行けたらいいなと思いますね」と力を込めた。
同日のDeNA戦、1−2の5回無死走者なしの第2打席、「ずっとまっすぐに振り負けていて、サブローさんにもまっすぐ行けよと言われたのを思いながら打席に立って、いい結果が出たので良かったです」と、尾形崇斗が1ボール2ストライクから投じた4球目の152キロストレートをライトポール際に同点の第3号ソロ。
守っても、試合前練習で入念にセカンドでノックを受け、「ずっとファームでもやらせてもらっていますし、そんな大きなプレーを考えず、1個ずつアウトを取れるものをしっかり取れるようにやっていきたいと思います」と試合前練習後に話したように、セカンドの守備機会もしっかりとこなした。
あとは一軍で“継続”して結果を残すだけ。その継続が難しい。ただ、自分自身が課題とする部分を昨年秋から取り組み、試行錯誤しながら前に進んできた。「まだチームに大きく貢献できているかと言われたらそうでもないと思うので、しっかり自分のできることを毎日やりながら、やるべきことをやってそれがチームの勝利につながっていけたらいいなと思います」。今度こそチャンスをモノにし、チャンスで勝負強い打撃、そして滞空時間の長い放物線をたくさん見せて欲しい。マリーンズファンは、期待をしている。
取材・文=岩下雄太
2026年06月15日 09:25
ロッテは14日、7月8日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム、18時00分試合開始)でオフィシャルスポンサーである青森県三沢市の冠協賛試合「THIS IS MISAWA ナイター」を開催し、三沢市出身で女優・モデルの新谷姫加さんが始球式を行うことになったと発表した。
始球式は「THIS IS MISAWA ナイター」のファーストピッチセレモニーとして17時45分頃から行われる予定。
▼ 新谷姫加さんコメント
「今回人生で初めてファーストピッチを務めさせていただきます。いつかやってみたいと思っていたので、お話をいただいた時とても嬉しかったです。肩の強さには少し自信があるのでノーバンで投げれるよう練習沢山して挑みたいと思います。そしてその後の千葉ロッテマリーンズさんの試合も全力で応援させていただきます!」
2026年06月15日 09:00
今年のセ・パ交流戦の成績は15日現在、3試合を残してパが63勝でセが38勝、4つの引き分けと、すでにパ・リーグの圧勝が確定している。この2年間で一気に開いた数字は真の実力差と言えるのか。デイリースポーツ評論家の野田浩司氏は「力勝負の戦いにセが押されている」と語り、来年度からセ・リーグで採用される指名打者制(DH制)の効果に注目する。
◇ ◇
昨年がパの63勝、セの43勝で2つの引き分けだから、この2年間の数字には“たまたま”では片付けられない優劣がはっきりと出ている。
コロナ明けの2021年から24年までの4年間はほぼ互角の成績で推移して2勝2敗。両者の差はすっかり接近したと思っていたのだが、以前よりも極端な数字となって表れてきた。
とはいえ、その原因を“これだ”と断定するのは難しい。ただ現場のコーチや選手と話をしていて、僕なりに感じたのはセ・リーグとパ・リーグの野球の違いですね。
具体的に言うとパは攻撃的で、スピードと力による勝負を好むということ。投手は速い球を主体に押していき、打者は早いカウントからガンガン打ちにいくスタイル。仮に3球でチェンジとなってもいいという感じで積極的に仕掛けていく。
逆にセはどちらかと言うと、ボールを見ていく傾向にある。それは投手の交代時期というのが常に打者の頭にあるからかもしれない。DH制のない環境下で野球をしていると、そういう細かいことも当然のように考えてしまうだろう。
2024年に広島からオリックスへ移籍した西川龍馬が1年目はパの力勝負に苦しんでいた。広島で2年連続3割を残していたのにオリックスでは2割5分程度。だが、それも次第に慣れていった。
各カード3試合の短期決戦では慣れる前に終わってしまう。毎年行われている交流戦だが、やはり慣れというものは大事になってくる。
もうひとつ感じているは、パの投手は球威にプラスしたタテの変化で打者を打ち取ろうとするところ。対してセはヨコの揺さぶりがうまい。
あくまでも全体的な印象ではあるが、パのチームが自分たちの土俵に相手を引きずり込み、戦いを挑んでいるように見えた。得意の力勝負に持ち込み、結果として圧倒したという感じだ。
交流戦がスタートしたのは2005年。当初からパが優勢ではあった。昔から人気のセ、実力のパと言われ、僕たちのころは執念をムキだしに戦ったものだ。近年はパも人気が出てきたが、根底にはそういう対抗意識という気分が残っているのかもしれない。
27年のシーズンからセでも採用されるDH制でセの野球がどう変わるのか。急に結果が出るのかどうかは分からないが、より攻撃的になっていくのは間違いないだろう。
たとえ守れなくても打てばいいのだから、そういうスカウティングになってくるはず。となれば同じ土俵で戦うことになる。来年以降は力が伯仲してもっと面白くなるのかな。そこに期待したいね。
2026年06月15日 08:32
【MLB】Wソックス 6ー4 ドジャース(日本時間15日・シカゴ)
苦悩が続いていたベッツが、ようやく“1割台”から抜け出した。
2026年06月15日 08:14
佐賀県出身の鷲尾伶菜さんが始球式に登場
■ヤクルト 4ー0 ソフトバンク(14日・みずほPayPayドーム)
「E-girls」の元メンバーで、歌手として活躍する鷲尾伶菜さんが14日、みずほPayPayドームで行われたソフトバンク-ヤクルトの交流戦で始球式を務めた。へそ出しスタイルの大胆フォームから投じた一球は、ワンバウンドで捕手のミットへ。「見事だったわ」「可愛いすぎる」と、ファンの間で話題になっていた。
鷲尾さんは、ソフトバンクのユニホームに黒パンツを合わせた“へそ出しルック”で登場。両手を頭上にかかげ、足を高く上げて投げた一球は、捕手が捕球する直前でバウンドしミットに収まった。惜しくもノーバウンドを逃し、鷲尾さんは悔しそうな仕草を見せたが、長い髪をなびかせながらの豪快投球に多くのファンが魅了された。
投球後は、マウンドでペコリとお辞儀。最後まで笑顔を絶やさず大役を果たした鷲尾さんに球場は温かい拍手に包まれた。人気アーティストの始球式に虜になるファンが続出。SNS上には「最高じゃん」「緊張感伝わる表情だけどかわいい」「惜しかったけどナイピでした」「華やかで素敵だった」「相変わらず美しい」などのコメントが寄せられていた。(Full-Count編集部)
2026年06月15日 08:00
「オリックス3−2阪神」(14日、京セラドーム大阪)
阪神がサヨナラ負けで2カード連続の負け越しとなった。2−2の延長十回、5番手のドリスが2死一、三塁で山中に左中間を破るサヨナラ打を浴びた。打線は三回に佐藤輝の左犠飛で先制。1−1の五回には森下の左翼線への適時二塁打で勝ち越しに成功した。先発・西勇は4回5安打1失点。七回に3連投となる3番手・木下が1死三塁とされると、若月のゴロで二塁手・中野が本塁へ送球したが、間に合わず(記録は野選)同点に追いつかれた。9安打も12残塁の拙攻にデイリースポーツ評論家の藤田平氏は「五回2死満塁で嶋村に代打を送って勝負を仕掛けていくべきだった」と指摘した。
◇ ◇
9安打を放ったが、12残塁と拙攻が目立った。6番以下は坂本と熊谷の2安打のみ。中野、森下、佐藤輝ら上位が出塁しても、下位打線に回ってしまうと走者をかえせずに終わってしまった。
象徴的だったのは五回の攻撃だ。中野、森下の連続二塁打で勝ち越し、佐藤輝と大山の連続四球で2死満塁と塁が埋まった。打順は6番の嶋村に回ったが、嶋村は前の2打席で九里の前に凡退を繰り返していた。いずれも変化球で打ち取られており、この打席でも簡単に真っすぐを投げてこないことは予想がついた。案の定、全球チェンジアップで二ゴロに倒れた。
嶋村は九里に対して明らかに合っていなかっただけに、代打を送って勝負を仕掛けていくべきだった。一気に畳みかけられる場面で、ベンチには前カードのソフトバンク戦で安打を放っていた前川も控えていた。
そもそも立石をスタメンで起用しないのであれば、佐藤輝を三塁に戻して前川を最初から使う選択肢もあったのではないか。延長に入ってから福島や立石を代打に送ったが、より積極的なベンチワークに期待したい。
2026年06月15日 08:00
「楽天0−3広島」(14日、楽天モバイル最強パーク)
広島が今季初の2戦連続完封勝ちで、2カードぶりに勝ち越した。岡本駿投手(24)が、7回2安打無失点でチームトップタイの5勝目をマーク。自己最多を更新する107球の熱投で、楽天打線を寄せ付けなかった。規定投球回に到達し、防御率2・34はセ・リーグ7位にランクイン。先発転向1年目の右腕の進化が止まらない。新井貴浩監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−先発・岡本は7回2失点で5勝目。
「ナイスピッチングだった」
−球数が100球を超えた七回は、クリーンアップ相手に立派な投球を見せた。
「七回がポイントになるかなと思ったけど、難なく帰ってきてくれた。良いピッチングだった」
−イニングを重ねても球のキレがあった。
「良かったと思う。また一つ自信にしてもらいたい」
−先発転向1年目。当初思い描いていた以上の成長を見せているように見える。
「期待はしていたけど、こちらの期待を上回るスピードで成長してくれている」
−二回は足を絡めてファビアンの犠飛で加点。1安打で得点した。
「チャンスがあったら動かしていこうと思っていたので、良い攻撃をしてくれた」
−ファビアンを初めて8番で起用した。
「単純にどうしたら点が入るかなと思った時に、今日はファビが8番だったということ」