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【解説】阪神・木下 プロ初先発で素晴らしいボールだったが、気になった投げるテンポ 粘られたりボール続いた時に乗り切れない

2026年05月29日 08:00

 「阪神2−4日本ハム」(28日、甲子園球場)  阪神は今季初の3連敗で、甲子園では2年ぶりの同一カード3連敗となった。九回に佐藤輝明内野手がリーグトップの13号ソロを放つも、反撃及ばなかった。プロ先発の木下里都投手は最速159キロを記録したが、三回に田宮に逆転打を浴びるなど3失点で4回5安打3失点でプロ初黒星。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は木下について「気になったのは、全体的に投げるテンポがゆっくりなところ」と指摘した。   ◇  ◇  プロ初先発の木下投手は素晴らしいボールを投げていましたし、非常にいい経験になったと思います。その中で個人的に気になったのは、全体的に投げるテンポがゆっくりなところでした。  このテンポだと、ストライク先行でどんどんアウトを取れる時はいいんです。ただ、粘られたりボールが続いた時に、雰囲気も含めて重さが出て、良いボールを投げていても乗り切れなかったりします。例えば、最初はもう少し速いテンポで投げて、ランナーが出てからゆっくりするとか、そういった工夫をしてもいいかもしれません。もちろん、木下投手の中でも課題が見つかったと思うので、今後につなげてもらいたいですね。  打線では、立石選手が3試合連続で無安打となりましたが、まだ1軍でデビューしたばかりの選手であり、誰でもそういう時はあるのかなと。ただ、今後対戦する相手は、今回の日本ハム3連戦の結果を踏まえた攻めをしてくるでしょう。その上で、立石選手がどう対応していくか。そこが、今後の成長につながっていくところかなと思います。

  • 野球
  • 打率.185の19億円男は「最大の敗者」 米指摘の誤算…村上宗隆を「獲るべきだった」

    2026年05月30日 05:30
    米メディアが選出した「最大の勝者と敗者」  2026年のMLBは開幕から約2か月が経過し、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、現時点での「最大の勝者と敗者」を独自に選出。敗者の1人としてパイレーツのマーセル・オズナ外野手を挙げ、今オフの補強の誤算を指摘するとともに、ホワイトソックスへ入団した村上宗隆内野手を「獲得していたらどうなっていただろうか」と言及している。  同メディアのティム・ケリー記者は28日(同29日)の記事で、「大まかな評価を下すには十分なサンプル数が集まっている」として記事を公開。パイレーツは今オフに獲得したブランドン・ロウ内野手、ライアン・オハーン内野手、グレゴリー・ソト投手らが見事に機能していると報じた。  しかし、ベン・シェリントンGMがオズナと結んだ1年1200万ドル(約19億1100万円)の契約については「おそらくやり直したいと思っていることだろう」と指摘した。3度のオールスター選出を誇るオズナだが、今季は最初の45試合で打率.185、OPS.575と極度の不振に陥っている。米データサイト「ファングラフス」によると、代替選手と比較してどれだけ勝利数を上積みしたかを示す指標「WAR」はマイナス0.8を記録しており、規定打席に達した打者の中でメジャーワーストの数字となっている。  オズナの不振を受け、「もしパイレーツがムネタカ・ムラカミをホワイトソックスと同じ2年3400万ドル(約54億1500万円)の条件で獲得していたら、どのようなチームになっていただろうか想像してみてほしい」と“恨み節”を展開した。  続けて「たとえその結果としてオハーンを獲得できなかったとしても、もしムラカミがポール・スキーンズ投手、オニール・クルーズ内野手、コナー・グリフィン内野手、ブラクストン・アシュクラフト投手ら若手中核選手の一員になっていたならば、我々のパイレーツに対する見方は今よりもはるかに前向きなものになっていただろう」。幻の村上獲得に想像を巡らせるしかなかったようだ。(Full-Count編集部)

  • 阪神・下村 3イニング想定の実戦登板クリア 復活へ全球種投じ54球

    2026年05月30日 05:00
     阪神の下村海翔投手(24)が29日、SGLで行われた残留練習で、実戦形式のシート打撃に登板した。藤川監督が23日に「来週、シムゲームで3イニング」と説明した通り、3イニング想定の登板を消化。復活へ、また前進した。  中川、井坪、西純ら打者15人に対して被安打4と、1四球1死球。守備も就き、実戦に近い形での登板となった。実戦形式では最多となる54球を投じ、カットボールなど全球種を投じた。受けた町田は「場面を想定しながら実戦的にできたかなと思います」と話した。  右腕は22日のファーム・オリックス戦(SGL)でプロ初登板。1回1安打1失点だった。藤川監督は「まずは体の負荷に特化してクリアする。それを繰り返していった方が早い」と実戦形式で段階を踏む特別プランを提案していた。

  • プロ野球初の背番号0は?【プロ野球記録企画】

    2026年05月30日 05:00
     デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回はプロ野球で初めて背番号「0」を着用した選手を取り上げる。   ◇  ◇  広島は79、80年に連続日本一を果たした後、81年2位、82年には4位と低迷が続いた。そこでチームは「ゼロからの再出発」を掲げ、抜本的なチーム改革に乗り出した。その一環として、若手を中心に背番号を大幅に変更。その目玉ともいうべきが、長嶋清幸外野手の「0」番だった。  80年に静岡・自動車工からドラフト外で入団した長嶋は、小柄ながら卓越したバットコントロールで活躍。1年目には地元の静岡草薙球場で行われたヤクルト戦で早くもプロ初本塁打を放つなど、頭角を現してきた。  背番号66からの異例の変更に、大きな話題が集まった。球場では絶えず背中に視線を集め、「NAGASHIMA 0」と書かれたユニホームに向けてシャッター音が鳴り響いた。  発奮した長嶋は守備でも長足の進歩を遂げ、センターに定着。不動の中堅手だった山本浩二は左翼へ回り、守備の負担も減らすことができた。  背番号0でグラウンド狭しと駆け回った長嶋は、全130試合に出場。137安打、13本塁打、打率・295と飛躍を遂げた。初のゴールデングラブ賞も獲得し、セ・リーグを代表する外野手となる。84年阪急との日本シリーズでは3本塁打を放ってMVPに輝く。背中ではなく、顔と腕前を全国のファンに知らしめた。(デイリースポーツ・高野 勲)  A…広島の長嶋清幸

  • ロッテ・サブロー監督「ひよっこばっかり」絶好機逸して今季7度目の完封負け 借金完済ならず

    2026年05月30日 05:00
     「ロッテ0−1阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)  八回1死一、二塁の好機に、代打ポランコの痛烈な一打は正面をつく右飛。

  • 阪神・佐藤輝 11戦連続安打さすがの事前準備 ロッテのシフト「知っていた」打った瞬間に全力疾走「疲れました」

    2026年05月30日 05:00
     「ロッテ0−1阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)  接戦を勝ち切った試合後、阪神・佐藤輝明内野手はフーッと息を吐いた。「疲れました」。3連敗で迎えた一戦は緊迫の投手戦だった。2年に一度しか立たない敵地グラウンドで、慣れない右翼守備にマリン特有の強風。最後まで神経を研ぎ澄ませながら、シフト破りの安打も放った。充実の1日だった。  八回だ。2死で佐藤輝が打席に立つとロッテは、極端に右寄りのシフトを敷いた。1ストライクから2球目、フォークを捉えた打球が一、二塁間に飛ぶ。定位置なら完全な右前打。それでも打った瞬間、全力疾走で一塁に向かった。間一髪、内野安打とした。ここに佐藤輝の事前準備がある。  「あのプレーが(ロッテは)得意だと知っていたので、打った瞬間にダッシュしました」  グラウンド外でも相手チームの研究を欠かさない。その貪欲な姿勢が打撃3部門でトップを走る理由でもある。これで11試合連続安打。好不調の波が少なく5月も打率・373、6本塁打、13打点と3、4月に並ぶ好成績を残す。「移動してからだったので勝ててよかった。1本出てよかったです」と佐藤輝。次戦につながる1勝になった。

  • 阪神ドラ1・立石 15打席ぶり安打から貴重な先制点 「気分転換にテルさんに」人生初アイブラック「前を向いてできた」

    2026年05月30日 05:00
     「ロッテ0−1阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)  ようやく黄金ルーキーが目覚め、笑顔を取り戻した。幕張の心地いい風を受けながら、阪神ドラフト1位の立石正広内野手(創価大)が15打席ぶりの安打。「ヒットが出たほうがいいので。毎日、続けるためにもしっかり捉えられたのは良かったです」。久しぶりの快音が合図となって、猛虎打線が貴重な先制点をもぎ取った。  二回無死、6番の立石から始まった。追い込まれながら、田中の149キロ直球を捉えて左前へ。塁上では両手でガッツポーズをつくった。「きょうは右投手が多かったのでちょっと踏み込みながら、しっかり向かっていくイメージでいきました」。22日からの巨人3連戦ではプロ初本塁打を放つなど、計7安打の大活躍。ただ、交流戦開幕後は日本ハムとの3連戦で13打数無安打と苦しめられた。  初めてぶつかったプロの壁と言ってもいいだろう。そんな時に藤川監督から「たった何打席かであまり心の揺れ動きは必要ないよ」と言葉を送られていた。立石も心にしまい、意識していたことがある。「やっぱり守備も任されているわけなので。そこで絶対に変な油断が出ないように意識していた」。野球は打つだけではない。安打のなかった3試合も守備での貢献はあった。  そして、先輩たちも温かかった。この日は「気分転換にテルさんにやってもらって」と初めてアイブラックをつけた。人生初のこと。苦しい時期も「周りのいろんな先輩方がしっかり声をかけてくれたので、前を向いてできたと思います」と支えが力になった。  これが復調の一打となるはずだ。通算10安打で6得点と立石には流れを変えられる力がある。まだ、ここ4試合で計5得点と猛虎打線は絶好調とは言えない。勢いをもたらす、期待のドラ1ルーキー。幕張での1勝、敵地での一本から上昇気流に乗っていく。

  • 阪神・高橋が自己最多の6勝目「みんなのことを信用して」「思い切って腕を振りました」

    2026年05月30日 05:00
     「ロッテ0−1阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)  チームを救う、大きな1勝だ。阪神の高橋遥人投手(30)がロッテ打線を8回2安打無失点に封じて、自己最多の6勝目を挙げた。チームの交流戦初勝利を呼び込み、連敗も3でストップ。高橋自身もプロ9年目で交流戦初白星となり、ヒーローインタビューでは幕張の虎党へ感謝を伝えた。以下、高橋との一問一答。   ◇  ◇  −6勝目。1点差の接戦だった。  「緊張感がある中で点が取られなくて本当にうれしいです」  −九回はどんな思いだったか。  「みんなのことを信用して、はい。ナイスピッチング、プレーでした」  −八回のピンチは。  「残っている力を最後…最後じゃないですけど、全部出したろうと思って、思い切って腕を振りました」  −6勝目。交流戦も初勝利になった。  「いや、交流戦とかはあまり関係ないですけど、めっちゃうれしいです」  −シーズン最多勝利。  「本当にみんなに守ってもらって、打ってもらって応援してもらってのおかげだと思います。ありがとうございます」  −チームも交流戦初勝利。  「はい、良かったです」  −たくさんのファンへ、ここからの戦いに向けて。  「今日もめちゃくちゃ背中を押してもらったので、明日からもたくさん応援よろしくお願いします。ありがとうございます」

  • 阪神・高橋 自己最多6勝目!交流戦初白星導いた 連敗止めて首位キープ 自身も交流戦初星 圧巻の防御率0・86

    2026年05月30日 05:00
     「ロッテ0−1阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)  チームを救う、大きな1勝だ。

  • 阪神・ドリス 高橋と完封リレー!10戦連続無失点で7S目 7年前の雪辱果たして交流戦初勝利届けた

    2026年05月30日 05:00
     「ロッテ0−1阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)  7年前に味わった悔しさは、培った経験で振り払った。しびれる攻防を制し、阪神のラファエル・ドリス投手が勝利のハイタッチに加わる。手に汗握る接戦を、百戦錬磨の助っ人が締めた。  九回先頭から2者連続の内野ゴロで2死を奪うも、山口に中越え二塁打を許した。自らの胸に右拳を当てて悔しさをあらわにしたが、簡単には崩れない。申告敬遠で一、二塁。一打同点のピンチで池田を遊ゴロに仕留めた。24日・巨人戦以来のマウンドで7セーブ目。10戦連続無失点とした。  抑えなければならない理由があった。2019年6月6日・ロッテ戦。先発・高橋遥人が5回2失点でリードを保って降板した。だが九回に登板したドリスが同点に追い付かれ、左腕の交流戦初白星が霧散。チームは延長戦を制して自身が勝ち投手になった一戦だった。相手も球場も7年前と同じ状況だったが、タフな攻防を制して高橋に交流戦初勝利を贈った。  藤川監督は「何度も打ちのめされた過去があるでしょうけどね、その経験を自分で何回も解決して。球際の強さという意味では、おのおののポジションに入ってくれている選手が、ベストを尽くしている」と称賛した。  年に一度の倉敷開催となった19日・中日戦の試合前、右腕は虎党たちにサインを書いてファンサービスを実施していた。「関西に来られるかも分からない。ここにファンの方がいるんだったら、と思ってね」。心優しいドミニカンが、チームのために腕を振り続ける。  ◆今季11度目の完封勝利!12球団トップ!! 阪神はこの日で12球団最多の今季11度目の完封勝利。今季5月月間6度目となった。阪神を除く今季完封勝利数はセ・リーグ=ヤクルト、中日、広島、巨人、DeNA。パ・リーグ=西武、ソフトバンク、日本ハム、楽天、オリックス、ロッテ。丸数字は完封数。

  • オリックス 2戦続けて救援陣崩れで逆転負け 岸田監督「また切り替えてやってもらいたい」

    2026年05月30日 05:00
     「オリックス1−5中日」(29日、京セラドーム大阪)  オリックスは2戦続けて救援陣が踏ん張れずに逆転負け…。首位・西武とは2ゲーム差に拡大した。  同点の七回に勝ちパターンの寺西が細川に痛打され、岸田護監督は「昨日に続いて今日も痛い負け。先頭打者を取っていれば、だいぶ違う展開にはなったと思うが、また切り替えてやってもらいたい」と話した。相性のいい本拠地で、交流戦絶好調の中日の勢いに屈したが、2戦目は昨季、白星を挙げている田嶋でやり返したい。

  • 巨人・松本 古巣に感謝込め安打 ファンに送る1本「打って、活躍して恩返し」

    2026年05月30日 05:00
     「日本ハム2−4巨人」(29日、エスコンフィールド)  巨人・松本剛外野手が古巣へ恩返しの一打を放った。1点リードの六回2死三塁で打席が巡ると、右前にはじき返して両手を何度もたたいた。控えめに握った拳。昨季まで戦ったエスコンフィールドに今季は敵として立つが、変わらない景色もあった。  「チームが変わっても僕のユニホーム、タオルを持ってくれている人がたくさんいたのですごくうれしい。打って、活躍して恩返しできたらなと思っていました」とファンに送る1本となった。

  • 日本ハム交流戦初黒星 連勝ストップ再び借金1 達4失点KOで抹消の見通し 加藤投手コーチ「壁にぶち当たっている感じ」

    2026年05月30日 05:00
     「日本ハム2−4巨人」(29日、エスコンフィールド)  猛虎をスイープした勢いを本拠地で止められた。

  • DeNA・相川監督「完敗」西武打線に13失点 守備の課題も露呈「明日やり返せるように準備」

    2026年05月30日 05:00
     「西武13−4DeNA」(29日、ベルーナドーム)  DeNAは西武打線にのみ込まれ、16安打13失点で大敗。相川亮二監督は「完敗っていうところです。明日やり返せるように準備します」と口を真一文字に結んだ。  同点とした直後の三回に4点の勝ち越しを献上。打ち込まれただけでなく、守備での課題も露呈した。1点ビハインドの1死三塁、長谷川の遊ゴロで三走・桑原が飛び出し、三本間の挟殺プレーとなったが、もたつく間に打者走者は三塁に到達。直後に古賀の適時打で1点を奪われ、その後も追加点を許した。  相川監督は、昨秋の就任後から細かなチームプレーの徹底を第一に掲げてきた。「ミスという判断をするのか、レベルが低いって言ったらあれかもしれないですけど、アウトを取ったというのはどういう判断をするのか。進塁を防いでいくってのは当然のことなんで」と厳しい表情だった。

  • ノムさん門下生対決!巨人・橋上監督代行が日本ハム・新庄監督に先勝 抱擁「されるのかなって心配しました」

    2026年05月30日 05:00
     「日本ハム2−4巨人」(29日、エスコンフィールド)  巨人・橋上秀樹監督代は歩み寄る新庄剛志監督と言葉を交わし、すぐに笑い合った。メンバー表交換時のわずか数秒間。「昔から付き合いがある。感動の抱擁にはなりませんでしたけど、されるのかなって心配しました」。敵将同士の共通点。野村克也氏の門下生対決で先勝した。  丁寧に得点を奪いにいった。同点の五回には中前打を放った吉川が二盗を決めて、ダルベックの決勝打を呼ぶ。六回には無死一塁から「雑な攻撃にしたくない」と岸田に犠打のサインを送り、松本が中押し打を放つなど手堅く追加点を重ねた。  橋上監督代行は北の大地へ足を踏み入れる前から、柔らかい表情を浮かべていた。頭に膨らませていたのは、かつて学んだ野球。同じ“ノムさんの門下生”として見る新庄野球だった。「時代的に古いと思われる作戦も結構あったんですけど、それは結構ぐるぐる回るもの。当時、野村さんがこういうものは面白いと言っていたギャンブル的なプレーも、新庄監督は今、普通にやっていますもんね」。敬意がある。  新庄監督は、昨季は2ランスクイズを決め、今季も前カードの阪神3戦目で2度のエンドランを指示。最後はセーフティースクイズで1点をもぎ取るなどスイープした。重なる原点がある。勝負の流れを引き寄せる野村野球の薫りがする。交わした会話は「なしでお願いします」と胸の内へ。北の大地での静かな読み合いはまだ続く。

  • ヤクルト・池山監督 交流戦初勝利で古巣に恩返し 采配ズバリ!ドラ1松下初昇格即先発ヒット「デビューにしてはよくできた」

    2026年05月30日 05:00
     「楽天2−7ヤクルト」(29日、楽天モバイル最強パーク)  思い出深い場所で大きな1勝をつかんだ。1分けを挟み連敗を3で止め、池山ヤクルトが交流戦初勝利を収めた。池山隆寛監督は「(交流戦で)ようやく勝ちがついて、良かったです」と笑みを広げた。  采配がはまった。今季初昇格のドラフト1位・松下歩叶(法大)を「6番・三塁」で即先発起用。二回にプロ初安打となる左線二塁打を放つなどマルチ安打と躍動した新人は「デビューにしてはよくできたと思ってます」と笑顔。これでチーム内の争いも激化し、野手陣が奮起。沈滞していた打線が15安打7得点と機能した。指揮官は「(松下が)1人加わったことで若い野手陣たちが、競争という言葉が当てはまるように(活躍した)」と何度もうなずく。  帰ってきた仙台の球場は懐かしい場所だ。ヤクルトでの現役時代に指導を受けた野村克也監督のもと引退後、楽天でコーチを務めた。「自分のコーチ業でこの場所が土台です」。ナイターでも朝9時に球場入りし入念な準備を整えた。「自分自身の自信にもなった。それもあったからこそ長く野球をやれてるかも」と感慨深げに語る。  縁深い場所で白星をつかみ、チームにとって課題だった5月の勝ち越しも決めた。阪神と同率でセ・リーグ首位の座も守った。豊富な経験を生かし、熟練のタクトで一戦必勝のポリシーを貫いて戦うだけだ。  ◆松下 歩叶(まつした・あゆと)2003年4月14日生まれ、23歳。神奈川県出身。181センチ、87キロ。右投げ右打ち。内野手。桐蔭学園、法大を経て25年度ドラフト1位でヤクルト入団。今季2軍公式戦は26試合で91打数26安打で打率・286、2本塁打、10打点。