2020年10月13日 18:36
「中日−阪神」(13日、ナゴヤドーム) 阪神がすぐさま同点に追いつかれた。2点先制した直後の初回。先発・高橋は無死二、三塁のピンチを迎え、アルモンテの二ゴロとビシエドの右中間を破る適時二塁打で同点に追いつかれた。 高橋は試合前まで今季中日戦は2戦2勝、防御率1・29。相性は良かったが、苦しい立ち上がりとなった。 2−2の三回、無死一塁ではアルモンテの飛球は中堅前へ。近本は前進し、グラブを差し出したが、打球は右足を直撃した模様でボールは右翼方向へ転々。一走・京田の本塁生還を許した。
2024年05月08日 10:40
元広島ロッド・アレン氏の孫ニックくんが観戦「オオタニを見に来た」
ドジャース・大谷翔平、山本由伸両投手が出場する7日(日本時間8日)のマーリンズ戦でちょっとした珍事があった。試合前にフィールドに現れたのは広島のユニホームを着用した少年。背中には「ALLEN 00」という背番号が書いてあった。
この少年はかつて広島に在籍したロッド・アレン氏の孫、ニックくんだった。アレン氏は広島時代の1990年には25本塁打をマークした一方で、横浜・大門和彦投手と乱闘するなど、お騒がせ助っ人の印象も強かった。
アレン氏は現在、マーリンズの地元放送局「バリー・スポーツ・フロリダ」でリポーターを務める。ニックくんは米カリフォルニア州ロサンゼルス在住で、この日、マーリンズとともに祖父がドジャースタジアムを訪れるため、父のロッド・アレンJr.さんとともに観戦に来たという。
祖父はマーリンズのリポーターでも、本人は大谷のファン。「今日はオオタニを見に来たんだ」と笑顔だった。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月08日 10:33
103塁打の大谷…このままのペースなら102年ぶり450塁打に到達する
ドジャース・大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場する。ここまで36試合で打率.370、11本塁打、9盗塁など9部門でメジャートップに立っているが、米メディアは塁打数に注目。このままのペースなら過去に2人しか達成していない“年間450塁打”に到達するという。
ファンタジーベースボール向けの情報を提供する米メディア「FTN Fantasy」に所属するエリック・クロス氏は自身のX(旧ツイッター)に、大谷が現在のペースで打ち続けた時の数字を投稿。得点136、二塁打61、本塁打48、打点118、盗塁40、塁打451と伝えた。クロス氏が注目したのは塁打数。現在103塁打で、2位はムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)の84でメジャー断トツの数字だ。
クロス氏によると、400塁打は2001年を最後に記録されておらず、450塁打を超えたのは2度だけ。1921年にベーブ・ルース(457塁打)、1922年にロジャース・ホーンスビー(450塁打)が記録した。
ちなみに2000年代の400塁打以上は5例で、トッド・ヘルトンが2000年(405塁打)と2001年(402塁打)、2001年にバリー・ボンズ(411塁打)、ルイス・ゴンザレス(419塁打)、サミー・ソーサ(425塁打)がマークしている。
衝撃の数字にファンは驚愕。「ドジャースのバリー・ボンズだ」「最高のスタートを切った」「投手がシーズン40-40のペースだ」「ショウヘイ・オオタニ、君は野球史で最高の選手だ。そのことに早く気が付けば気が付くほど、自分が見ている光景を感謝できる」「史上最高の選手だから、彼のプレーを生観戦すべきだ」「オオタニがスランプで心配していた時期を覚えている?」と声が寄せられている。圧倒的ペースで塁を稼ぐ大谷。一体どんな数字が残るだろうか。(Full-Count編集部)
2024年05月08日 10:25
4月に一時首位も…レンドン、トラウト離脱で失速
昨季まで大谷翔平投手が所属したエンゼルスが、早くも崖っぷちの状況だ。6日(日本時間7日)のパイレーツ戦に敗れ、5月は5戦4敗。35試合を戦って12勝23敗で、リーグ最下位となっており、プレーオフ進出確率は1.3%に下落した。
チームは4月こそ一時首位にもなったが、アンソニー・レンドン内野手、マイク・トラウト外野手が負傷で一気に離脱。投打が噛み合わない試合が続き、今季まさかの不調に陥っているアストロズを抜いて一気に最下位に転落した。
野球専門の米データサイト「ファングラフス」によると、プレーオフ進出確率は現時点で1.3%。0%台のマーリンズ、ロッキーズ、ホワイトソックスをわずかに上回ってはいるものの、悲惨な数字だ。
一方、大谷が移籍したドジャースのプレーオフ進出確率は99.0%で、ワールドシリーズ制覇の確率も20.8%と計算されている。スポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」もX(旧ツイッター)でプレーオフ進出確率に注目。「オオタニがいても無理」「99%と1%」「アストロズは39%なのにエンゼルスは……」などと、エンゼルスの確率を見たファンからは嘆きの声があがっている。(Full-Count編集部)
2024年05月08日 10:03
最初の737試合での成績でルースと大谷を比較
大谷翔平投手の驚異的なメジャーでのスタートは、ベーブ・ルースを上回った。
2024年05月08日 09:57
● ガーディアンズ 7−11 タイガース ○
<現地時間5月7日 プログレッシブ・フィールド>
デトロイト・タイガースが15安打、11得点で乱打戦に勝利。前田健太投手(36)は2回7失点の投球で援護を守り切れず、勝敗は付かなかった。
タイガースは初回、1番アンディ・イバネスの今季1号となる先頭打者本塁打で先制に成功。早速リードを貰った前田は、先頭打者フロリアルに右翼フェンス際への大飛球を打たれるも、これを右翼手ライアン・ビレードが好捕。守備でも援護を受けるも、2つの四球で二死一、二塁とし、5番ブレナンの2点適時二塁打で逆転を許してしまう。
しかし、すぐさまタイガースが再逆転。2回表、二死三塁から8番ハビエル・バエスの適時打で同点に追いつき、さらに一、三塁とすると、1番イバネスが勝ち越しの2号3ラン。2打席連続の一発でリードを奪い返した。
再び援護を受けた前田だったが、2回裏にも2人の走者を出すと、1番フロリアル、3番ラミレスの適時打で同点とされ、4番ジョシュ・ネイラーに9号2ランを被弾。またしてもリードを守り切れず、この回限りで降板。2回59球を投げて5安打、3四球、1奪三振、7失点という内容。2連勝ならず、防御率は6.75へ悪化した。
タイガースは直後の3回表、MLBデビュー戦の7番ビレードが初安打となる2点適時打を放ち、再び同点。前田の負けを消し、続く4回表には、無死一、三塁から3番マシュー・ビアーリングの併殺打の間に決勝点を挙げた。ブルペン4投手が7イニングを無失点に封じ、3イニングを投げた2番手タイラー・ホルトンに今季3勝目。同地区首位のガーディアンズに逆転勝利を収め、連敗を4で止めた。
2024年05月08日 09:20
「バレル」の打球を放った回数が両リーグ断トツの大谷
ドジャース・大谷翔平投手が驚異的な打撃を見せている。今季は6日(日本時間7日)の試合を終えて打率.370、11本塁打27打点を記録。打率と本塁打の2冠となっているが、打撃の“内容”を見てもすさまじい。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」が断トツの数値を紹介している。
長打になる可能性が高い理想的な打球である「バレル」を放った回数が29回で、両リーグで断トツとなっている。2位はフアン・ソト外野手(ヤンキース)の19回で、10もの差が付いている。同社は「この数値はタイプミスではありません!」と驚きながら、X(旧ツイッター)で記録を投稿した。
昨年はキャリアハイとなる打率.304でシーズンを終えたが、今季はここまでそれを上回る高打率をマーク。安打もここまで54本で、シーズン換算では236本ペースと驚異的。打球速度に角度、高い質の打球を量産できている現在の大谷が、高打率を残せるのは必然と言える。
昨年、バレルを放った回数は70回で、MLB全体ではブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手(86)、マット・オルソン内野手(73)に次いで3位だった。ファンからも「ワオ」「20かと思って2度見した」「一生に一度の選手の活躍を楽しもう」と驚きの声があがっている。(Full-Count編集部)
2024年05月08日 09:17
17年前にお世話になったホストファミリー…記事を通して「一緒に探してほしい」
今も忘れられない思い出だから、どうしても会いたい。ソフトバンクのロベルト・オスナ投手が再会を願うのは、17年前にお世話になったホストファミリーだ。「日本に来ている時にすごく良くしてくれて、思い出したらまた会いたくなりました。もしよかったら試合に招待して、ご飯にも食べに行って、お話もできたらなと思っています」。
オスナは17年前の2007年。「第25回少年軟式野球世界大会」のメキシコ代表に選出され、初めて日本を訪れた。その時に宿泊していたのは、千葉県の御宿町。ホストファミリーに関しては「御宿という町は覚えているんですけど……」と、確かな記憶、情報はほとんどない。記事化をすることで「一緒に探してほしい」と、筆者にお願いをしてくれた。
本人の記憶ではあるが、日本には1か月近く滞在したという。「17年前だから確かにしっかりは覚えていないところはたくさんあるんだけど」と言いながらも「本当に良くしてもらったんです」とお世話になった感謝の気持ちは今も色濃く残っている。「スーパーに連れて行ってもらったり、海にも行きました。この経験があるから、もう1回会えればと思いますし、そういうチャンスがあったら」と訴えかけるような表情だった。日本でのキャリアは3年目「このユニホームを着たことも運命だと思っています」
「侍の格好もさせてもらいました。彼らはできることを精一杯してくれましたし、その姿、記憶は印象的で忘れられない」。ホークスの選手となったオスナが、甲冑を着る姿という超レアな写真。両隣にいるのが当時のホストファミリーで、本人も笑顔で記憶を振り返るのだから、気に入って着ていたようだ。「朝のテレビ番組なんだけど、近づいてくる壁に穴が開いていて、そのポーズをするっていうゲームをしたのは覚えています」と、テレビゲームをして一緒に遊んだこともおぼろげに覚えている。
当時は12歳。その後はMLBでキャリアを積み、セーブ王のタイトルも獲得した。超一流の領域まで辿り着き、今を日本で過ごしていることを「運命」だと表現する。「野球の大会では日本代表とも試合をしたんです。ひょっとしたらその時のメンバーから、プロになった人もいるかもしれない」。2007年の大会で優勝したのはメキシコ。都内の江戸川球場で開会式があったことも覚えている。運命で今日本にいるのだから、もう1度、第2の“ファミリー”に会いたい。
「この(ホークスの)ユニホームを着たことも運命だと思っていますから、また会えたら最高です」
記事を通して、伝えたいことはありますか? そう聞くと、感謝の言葉だけが口をついた。「まずは会って『ありがとう』という気持ちを伝えたいです。彼らのおかげで今の自分があるし、あの時に教えてもらったこと、いろんなところにも、レストランにも連れて行ってもらった。まずは会って感謝を伝えて、球場に呼んで、またお話ができたらと思うので、ぜひ会いたいです」。日本を大好きになった大きなきっかけの1つ。この願いと感謝が多くの人に、そして何より、ご本人にまで届いてほしい。(竹村岳 / Gaku Takemura)
2024年05月08日 08:32
36試合で11本塁打&9盗塁「期待した通り」
■ドジャース ー マーリンズ(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場する。
2024年05月08日 08:30
東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された7日の中日−巨人戦で解説を務めた谷繁元信氏が、巨人・阿部慎之助監督と昨季まで巨人で指揮をとった原辰徳氏の采配の違いについて語った。
谷繁氏は「阿部監督になってからは、守りをある程度重要視しながらプラス攻撃になっている」と指摘し、「それまでの原監督は攻撃力が先にあって、プラスディフェンス。優先順位が変わっていると思うんですよ」と自身の見解を述べた。
谷繁氏は「でも点数取れなければ阿部監督もわかっていることですから、ディフェンスを主に考えながらも打たないといけないので、その中で打てる選手を作っていくということですね」と話していた。
(提供:東海ラジオ ガッツナイター)
2024年05月08日 08:19
5失点以上は今季3度目…チームは追いつき黒星は付かず
■ガーディアンズ ー タイガース(日本時間8日・クリーブランド)
タイガースの前田健太投手が7日(日本時間8日)、敵地でのガーディアンズ戦に先発。2回5安打3四球7失点で降板となった。移籍1年目のシーズンは苦しい投球が続いている。
1点を取った後の初回、2四球でピンチを招くと、2死一、二塁からブレナンに2点適時打を浴びて逆転を許した。2回にはタイガースが4点奪って逆転も、その裏にフロリアルとラミレスに適時打を浴びて追いつかれると、ジョシュ・ネイラーに2ランを浴びた。
その後、ベンチではタオルを頭からかぶって呆然。今季、これで5失点以上の登板は初戦となった3月30日(同31日)のホワイトソックス戦、4月18日(同19日)のレンジャース戦に続いて3度目。
2日(日本時間3日)のカージナルス戦では6回1失点で今季初勝利を挙げていたが、またも厳しいマウンドとなった。防御率は6.75となっている。チームは3回に2点を奪って同点に追いついたため、前田に黒星は付かなかった。(Full-Count編集部)
2024年05月08日 08:15
東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された7日の中日−巨人戦で解説を務めた谷繁元信氏が、中日・村松開人の打撃好調の理由について語った。
谷繁氏は「どこが良くなったのかというところを僕は見ていてですね、まず構えからしてグリップの位置を上げました」と解説。「上から下に下ろしてトップを作っていくというのが、いいところに入っている。それを見つけたと思うんですよ」と続けた。
今後、好不調の波を小さくしていくのがレギュラー獲得の第一歩となる。谷繁氏は「微調整しながらみんなやっていくので、その時の体調、体が張っている場所が違うんですよね。微調整しながら毎日を過ごしていくんですけどね」と話していた。
村松は3日のヤクルト戦で5安打、翌4日のヤクルト戦でも4安打、5日のヤクルト戦でも3安打の大暴れ。7日の巨人戦は4打数0安打に終わり、4月28日の広島戦から続いていた連続試合安打は8でストップも、打率は.380をマークしている。
(提供:東海ラジオ ガッツナイター)
2024年05月08日 08:10
オリのセデーニョは昨季途中に支配下登録…今季は主力打者として活躍
来日2年目を迎えたオリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手が存在感を示している。
2024年05月08日 08:00
◆ ヤンキースで奮闘する元日本ハム守護神
今季もア・リーグ東地区のレベルが高い。昨季はオリオールズ、レイズ、ブルージェイズの3チームがポストシーズン進出を果たし、4位のヤンキースも2つの貯金をつくった。
今季は8日(日本時間7日)終了時点で首位に立つオリオールズを1ゲーム差でヤンキースが追いかける展開。3位レッドソックスも貯金を3つで勝ち越しており、18勝18敗の4位レイズまでが勝率5割。唯一負け越している最下位ブルージェイズも借金は3つだけで、いつ上位争いに加わってもおかしくない戦力は整っている。
そんな5チームの中で戦前の予想を上回る躍進を見せているのがヤンキースではないだろうか。昨季は8月下旬に借金が6まで増える事態に見舞われたが、終盤に勝利を重ねて何とか32年連続シーズン勝ち越しを決めた。
そして迎えた今季は投打がかみ合い、開幕から5連勝とスタートダッシュに成功。ここまで3連敗は1度もなく、2連敗も2度しかない安定感あふれる戦いを披露している。
好調のヤンキースを支えているのが投手陣、特に救援陣である。今季のチーム防御率はメジャー全体で3位の2.99を誇るが、先発陣の3.46(メジャー9位)に対して、救援陣はなんと2.27。これはもちろんメジャートップの数字だ。
救援陣を引っ張るのは守護神のクレイ・ホームズ。16試合で1勝11セーブをマークし、自責点0を継続している。そしてホームズを支えるのが、左腕ケーレブ・ファーガソンや右腕イアン・ハミルトンといった中堅のセットアッパー陣である。
そんな強固なヤンキースの勝利の方程式に加わろうとしているのが、かつて日本ハムで守護神を務めたこともある右腕のマイケル・トンキンだ。
◆ メッツで戦力外になるも名門で結果を残す
トンキンは栗山英樹監督政権下の2018年に来日。抑えとして起用されるなど53試合に登板し、4勝4敗12セーブ、防御率3.71と、1年目は合格点の成績を残した。
ところが2年契約で来日したものの1年で退団。翌年からメジャー復帰を目指し、マイナーをはじめ米独立リーグやメキシコ、ドミニカ共和国など各地を渡り歩いた。
そしてようやく昨年、ブレーブスで6年ぶりにメジャーのマウンドに戻ると、そのまま定着。ケガによる一時離脱はあったが、45試合に登板し、104勝を挙げたチームの地区優勝に大きく貢献した。
ブレーブスで自己ベストと呼べるシーズンを過ごしたトンキンだが、昨季オフにFAとなり12月にメッツと契約を結ぶと、激動の春を送っている。
オープン戦で防御率0.00と結果を残し、貴重な中継ぎとしてメッツの開幕ロースター入りを果たしたトンキンだったが、自身2試合目と3試合目の登板で炎上。4月5日にDFA(事実上の戦力外)になると、4日後にはツインズに放出された。
デビューから5年間を過ごした思い出の地ミネソタで再起を図ったトンキンだが、初登板で2点を失うと、2度目の登板機会すら与えられず。4日後にDFAになると、その4日後に“古巣”メッツが獲得。再び2週間前と同じユニホームに袖を通すことになった。
しかし、これだけでは終わらない。メッツに復帰後、2試合に登板すると早くも見限られ、僅か18日間に3度目となるDFAとなったのだ。
この時点で今季のトンキンの防御率は6.00。メジャー契約は難しいと思われたが、ヤンキースが声をかける。今季3度目のDFAから3日後、同じニューヨークの名門に拾われると、ここまで3試合に登板。4回2/3を投げ失点2、自責点0と上々の成績を残している。
それでも、いつ戦力外を言い渡されてもおかしくないことは本人が一番理解しているだろう。34歳のベテランにとってブロンクスは“安住の地”となるのか。それとも激動の春はまだ続くのか。元ハム守護神の今後に注目したい。
文=八木遊(やぎ・ゆう)
2024年05月08日 08:00
「阪神0−2広島」(7日、甲子園球場)
頼れるベテランがチームを牽引した。秋山が2安打1打点をマーク。村上に今季3度目の対戦で初めて土をつけ「チームとしてずっとやられているのは重かったと思う。前に進める要因じゃないかな」と笑顔で振り返った。
初回から打線に勢いをもたらした。先頭で右翼線へ二塁打を放ち、チャンスメーク。その後、小園の中犠飛で先制のホームを踏んだ。五回は2死一塁から床田が追い込まれながらも右前打で、好機を拡大。左腕の粘りに秋山も左前適時打で応え、貴重な追加点を生み出した。
村上からは4月30日の前回対戦で先頭打者弾を放っているが、そのイメージは消していた。「一回リセットして。打った良いイメージよりも、入っていくアプローチは変えないように」と攻略法を解説。打撃の状態も上向きで、2試合連続マルチ安打&10試合連続安打と1番打者として、安定した成績を残している。
また、快勝のチームに朗報が届いた。新井監督は試合後、「明日来ます」と1月末に左膝内側半月板を損傷し、2軍調整が続いていた末包が8日から1軍に合流することを明言。昨季65試合で11本塁打を放った長距離砲が打線に加わり、得点力アップが期待される。
村上攻略に加え、待望の大砲復帰と明るい材料がそろった新井カープ。勢いそのままにカード勝ち越しを狙う。
2024年05月08日 08:00
東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された7日の中日−巨人戦で解説を務めた谷繁元信氏が、巨人打線について語った。
7日の中日戦に勝利した巨人だが、開幕から得点力不足に喘ぐ打線。谷繁氏は「ジャイアンツの得点パターンというのは、今のスタメンでいうと丸、岡本、坂本なんですよ。ここが機能すると、ジャイアンツの得点力は上がってくると思うんですよね」と分析。
「今本当に岡本が全然打てていない状況なので、打線として機能していないというかね。(線)にならないですよね。岡本の集中力が増す打席が少ないんですよ。ランナーを置いての打席が正直あまりない。バッターはランナーがいない時といる時の集中力の増し方が違うところがあるのでね」と、打撃不振が続く岡本について言及。
2−0の8回一死一塁で坂本勇人が四球を選び、続く萩尾匡也の打席中に谷繁氏は「中心選手がチャンスを作って萩尾、門脇とか若い選手が打点を上げていくと、チーム力がアップしていくところの狙いだと思うんですよね」と話した。
(提供:東海ラジオ ガッツナイター)