2021年05月07日 00:45
バイエルンのオーストリア代表DFダヴィド・アラバが、13年過ごしたクラブの退団に当たってコメント。クラブ公式が6日に伝えている。 バイエルンの下部組織出身のアラバは6月末をもってクラブとの契約満了を迎える。2月に退団を明言し、現在ではレアル・マドリードへの加入が決定的と見られている。 アラバはクラブを去ることについて「クラブを去るまでまだ少し時間はあるし、今はまだ完全に受け入れられてはいないよ」とコメント。それでも「正直に言ってしまえば、バイエルンでの特別な時間を振り返る日もある。この数年間は本当に素晴らしかったよ」と続け、振り返った。 「16歳でウィーンからここにきて、13年経って人生のほとんど半分を振り返っているよ。それが全てを物語っていて、クラブは僕の家族であり、家であり、特別な場所だね」 また、ファンに向けてメッセージを求められると「とてもシンブルで、今まで本当にありがとう! 僕はこの関係を決して忘れないし、いつでも僕の心の中にあるよ」と回答。ボールボーイや入場時にセンターサークルで丸い旗を持った記憶などを振り返り、クラブとの別れを惜しんだ。「何かが終わるときはいつも難しいものだけど、このクラブでいつもくつろいでしまっていたことは間違いないね」「もちろん僕は涙を流しながらバイエルンを去るけど、同時に自分の将来も楽しみにしているよ。クラブに反する決断ではなかったけれど、何か新しいことに挑戦して違うステップを踏みたいと思ったんだ」「成長するためには『居心地のいい場所』を離れなければならないね」 最後に、バイエルンに望むことを問われると「最高であることだけだね。このクラブは常に僕の心の中にある。とても感謝しているよ」とコメント。「バイエルンが素晴らしいサクセスストーリーを描き続けてくれることを願っている。正直、何の心配もないけどね」と続けた。
2024年04月26日 18:25
捲土重来を目ざす大宮が、J3唯一の無敗で首位を快走中だ。
ここまで10試合を戦い、7勝3分の勝点24。今季から加入し、さっそくチームの顔となった元日本代表FW杉本健勇が「欲を言えば勝点30を取りたかったけど、いろいろなプレッシャーもあるなか、開幕して最初は硬かったのが、みんなよくここまでやっていると思う」と振り返る。自身は10試合すべてで先発すると7試合はフル出場し、5ゴール、2アシストと攻撃の柱を担う。
大宮は昨季、クラブ設立25周年の節目でJ3に降格した。2016年にはJ1で5位になったこともあるだけに、残念すぎる結果だった。そこから這い上がるため、今季は“J3優勝、J2昇格”を掲げて1年での復帰を誓う。新任の長澤徹監督は「今年の大宮は限界まで戦う。これだけは約束します」と新体制発表で言い切った。
その言葉どおり、スタートダッシュに成功した。
好調の軸として目を向けたいのは、守備面だろう。昨季はJ2で2番目に多い71失点を記録し、長澤監督はチーム始動時から「当事者」を意識させてきた。71失点のうち、数本でも防げていれば結果は違っていたかもしれない。「シュートと一緒で『一番、最後の対応はどうなの?』」と選手に問い掛けながら整備を進め、現在はJ3で2番目タイに少ない6失点だ。
【PHOTO】熱い応援でチームを支える大宮アルディージャサポーター
たとえば、プレシーズンの沖縄合宿では、柔らかいボールを使うなどして特訓を重ねた。大宮U-18から昇格したルーキーで主力を張る市原吏音は「シュートする選手に一歩でも近づいてプレッシャーを掛ける、ずっと避けないで身体に当てるとキャンプから叩き込まれた」と明かす。「最後に自分たちも当てる自信はある」とまでになった。
「ボックスディフェンス」(濱田水輝)にも、よりこだわっていると浦上仁騎は言う。
「元々、できる選手はいるけど、(ディフェンスについて)免疫がついていない選手もいた。練習から落とし込んだことで、『この選手がそういうディフェンスするんだ』『できるんだ』というシーンもあったし、それは確実に練習の効果だと思う」
さらに、攻撃陣も加わって守備に奔走している。
フィールドプレーヤーではただ1人、開幕からフル出場する小島幹敏は「守備の時にすごく活気がある」と実感。「健勇君や(藤井)一志らフォワードがめちゃくちゃ距離を走っている。プレスバックもそうだけど、福島戦でサイドの(中野)克哉がゴール前まで戻ったり。それがすごいし、球際も含めて原点に返ったような根底というか、大事なところの質が上がっている気がする」。
「賞賛を浴びるのは点を取った人になるが、僕らの世界では意外に逆だから」と長澤監督。「勝負を決めるプレーは反対側にある。そこも理解はして、価値を持ってやっているとは思う。ミーティングでちゃんと褒めているから大丈夫です」と目を細めた。ハイプレスを仕掛けつつも、水際はしっかりと守り抜く頼もしさがある。
攻撃面では、チームはJ3で4番目に多い17得点をマークし、毎試合で先制点を奪っている。チームトップスコアラーの杉本は「ゴールに目が行きがちだけど、シュートブロックなどは守備の選手がたくさんやってくれている」と堅守に感謝。「その分も前は点を取らないといけない」と、フィニッシュだけでなく、ポストプレーやチャンスメイクなどでも走り回る。
このほか、泉柊椰や中野誠也、藤井に泉澤仁と攻撃陣が点を決めた一方、守備陣も良い働きを見せ、17得点中6得点がDFの選手たちのゴールだ。濱田、市原が決めたセットプレーだけでなく、SBの茂木力也と下口稚葉の得点は攻撃参加したからこそ。攻守にわたって助け合い、相乗効果を生み出しながら戦えていることの影響は大きい。
また、メンタル面の向上も好調の下支えになっている。杉本はこう話す。
「目の前の相手に負けないというところや、この試合に絶対勝つとか、そういう気持ちの部分、闘志みたいなものが、僕はもっと『出せ、出せ』と思っていて、個人個人で徐々に出てきている。やはり本当にチームが活気づくんですよ。そういう選手がいると燃える。一人ひとりの要求も増えてきているし、良いと思う」
小島も続く。「1点差で勝っている時や、ラスト10分などの雰囲気がすごいんですよ。ヒリヒリ感が」と嬉しそう。「カウンターを食らいそうなミスがあったら、めちゃくちゃ『おい!』みたいな感じで何人かが怒るみたいな。良い雰囲気だなと思う。俺もちょっと言っていますよ。勝ちに対しての雰囲気がすごく良くて、それが今、良いなって」。
長澤監督は10試合を一区切りとし、そこでの戦いぶりで立ち位置が決まるとしていた。選手たちが手応えを深めて首位に立ち、長澤監督は「自分たちは自分たちのやるべきことを、というところで上を見なくていいという感じかな。自分たちに集中していける」とする。「この次の10試合がまたすごく大事になるので、しっかり戦っていきたい」とした。
キャプテンの石川俊輝は「チームとしても個人としてもそうだけど、まだまだ過程」と甘んじることはない。下口は「テツさんはしっかり戻ることやボールに寄せることなど、難しいことではなくて『当たり前のことをどれだけ追求できるか』というところを求めている」と、今後も妥協なく突き詰めるつもりだ。
元ポーランド代表のシュヴィルツォクや泉澤、富山貴光と負傷離脱していたアタッカーも戻ってきた。攻撃力アップが期待でき、大宮の脅威は増していくだろう。
まずは4月27日に敵地で行なわれる次節の3位・今治との上位対決が大切。古巣戦になる下口は、「『この試合がラストなんだ』というぐらいの気持ちでと、長澤監督に話してもらった。どれくらいの気持ちを懸けられるか」と集中を保つ。
残りは28試合。ここから先も応援歌のタイトルのように、“無敵大宮”のまま目標達成へと突き進んでいきたい。
取材・文●松澤明美(大宮花伝)
2024年04月26日 18:14
アフリカで前代未聞の珍事が発生したようだ。25日、イギリスメディア『BBC』が驚きをもって報じている。
事件の舞台となったのは、アフリカ各国のクラブが参戦するCAFコンフェデレーションズカップ。アフリカ王者を決めるCAFアフリカチャンピオンズリーグの下位にあたる大会で、欧州サッカー連盟(UEFA)で言うところのヨーロッパリーグ(EL)のような位置付けとなっている。この大会の準決勝ファーストレグにおいて、試合への出場を拒否したチームが3−0の勝利扱いとなる前代未聞の事態が発生した。
USMアルジェ(アルジェリア)とRSベルカンヌ(モロッコ)の顔合わせとなった準決勝は、現地時間21日にUSMアルジェの本拠地でファーストレグが開催された。しかし、RSベルカンヌの選手たちが19日にアルジェリアに入国した際、ファーストレグで着用予定だったユニフォームが税関職員によって没収。これを受け、RSベルカンヌの選手たちは試合開始時間になってもロッカールームに留まり続け、遂にピッチへ姿を現すことはなかったという。
没収理由はユニフォームのデザインとのこと。RSベルカンヌが着用予定だったユニフォームには、西サハラの係争地域を含むモロッコの拡張地図がプリントされており、これをアルジェリアへの政治的挑発と捉えた税関が没収に踏み切ったようだ。なお、RSベルカンはこのデザインが施されたユニフォームをシーズン通して着用しており、過去のアフリカサッカー連盟(CAF)主催の大会でも使用していたようだ。
CAFは25日、準決勝ファーストレグを没収試合とすることを発表。USMアルジェやアルジェリアサッカー連盟(AFF)の対応が不適切だったとして、同試合はRSベルカンヌの3−0での勝利扱いとなった。なお、追加制裁の可能性を検討するため、同事案は懲戒委員会に付託されたとのこと。現地時間28日のセカンドレグは予定通り開催される見込みだという。
アルジェリアとモロッコの両国は長らく緊張関係が続いており、2021年にはアルジェリア政府が国交の断絶を発表している。
2024年04月26日 18:00
アメリカ4部リーグ相当のUSLリーグ2に所属するサンフランシスコ・グレンSCは3月、新サプライヤーLexaによる2024シーズンのユニフォームを発表した。
最近のサッカーユニフォームからは完全に消えていた、アイルランドのビールブランド「Guinness(ギネスビール)」。このロゴマークが2024年にアメリカで“復活”し、マニアックなユニフォーム好きの間で密かに話題を呼んでいる。 San Francisco Glens SC 2024 Lexa Home
サンフランシスコ・グレン 2024 Lexa ホーム ユニフォーム
キットサプライヤーと胸スポンサーのどちらも新契約となった2024ユニフォーム。注目はやはり胸のGuinnessロゴだ。ちなみに昨年までは同じくビール系の「Carlesberg」ロゴを付けていた。
ユニフォームとGuinnessロゴといえば、イングランドのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)が着た1980年代のユニフォームが最も有名だろうか。
実は、これまでに同ブランドのロゴを付けたチームはQPRやコーク・シティ(アイルランド)などで、その数は極めて少ない。おそらく2000年代以降のサッカーユニフォームでは、今回のサンフランシスコ・グレンが初めてのGuinnessロゴではないかと思われる。San Francisco Glens SC 2024 Lexa Away
サンフランシスコ・グレン 2024 Lexa アウェイ ユニフォーム
新アウェイユニフォームはオフホワイトを基調とし、ホームと同じように印象的なグラフィックを施している。この独特な模様の正体は、ケルトの象徴であるケルティック・ノットだ。
クラブはアイルランド系アメリカ人のアマチュアクラブとして創設され、アイルランドとつながりが深いスコットランドの名門セルティックとも友好関係にあるという。ホームユニフォームの色がグリーンである理由も、ここにあるようだ。
そんなクラブが、アイルランドが世界に誇るビールブランドのGuinnessとパートナーシップを締結。ケルトの色濃いユニフォームデザインも納得である。
Guinnessも!酒スポンサー大国のイングランドで「ビールの胸ロゴ」を付けた8つのチーム
新ユニフォームは女子チーム用も同時に発表となった。デザインは基本的に男子用と同じだが、アウェイは襟なしのVネックを採用している。
Guinnessロゴのみならず、美しいアイリッシュデザインもユニフォームファンに好評。2024年の隠れ名作候補となりそうな新ユニフォームは、クラブの公式オンラインストアで5月31日まで予約を受け付けている。
2024年04月26日 17:20
「課題解決力を身につける必要がある」
4月20日のJ1第9節・ヴィッセル神戸戦(0−1)で今季初先発を飾った34歳は、冷静に課題を見つめている。
2024年04月26日 17:07
まさに死闘だった。
4月25日に行なわれたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準々決勝で、インドネシアは韓国と対戦。常に先行する展開も追いつかれ、2−2で突入したPK戦を11−10で制し、ベスト4に進出した。
どちらに勝利が転がってもおかしくない接戦で凱歌をあげた。インドネシアメディア『CNN Indonesia』は、「U-23アジアカップでインドネシアが韓国を破った際にVARが役に立った3つの瞬間」と題した記事で、試合を振り返る。
「インドネシア代表チームとVARの関係は、まるでジェットコースターのようだった。実際にVARの判定が、インドネシアが準決勝に進むための“助っ人”となった。韓国に対して有利となるVAR の瞬間が、1つだけではなく、少なくとも3つはあった」
【動画】韓国FWがセレッソ戦士を踏みつけて一発レッド
記事では、恩恵を受けた3つの瞬間を以下のように挙げた。
「1つ目は、韓国が8分にイ・ガンヒが決めたゴールだった。このクイックゴールは、VARレビューに基づいて、韓国の選手がオフサイドポジションにいたため、主審ショーン・エバンスによって認められなかった」
「2つ目は、途中出場のイ・ヨンジュンがジャスティン・ハブナーへのファウルでレッドカードを受けた時だった。U-23アジアカップで韓国の得点王となったストライカー、イ・ヨンジュンは当初イエローカードを受けたが、VARが介入し、エバンス主審がオンフィールドレビューで確認した後、レッドカードに変更した」
「3つ目は、ジャスティン・ハブナーのPKが主審によってやり直しと判断された時だった。ジャスティンはPKを失敗も、韓国のゴールキーパー、ペク・ジョンボムの違反があったため、やり直しが決定。VARのレビューに基づいて、キックが行なわれる前にペク・ジョンボムの両足がゴールラインから離れていたため、ジャスティンのPKはやり直された。PK戦でインドネシアの5人目のキッカーを務めたジャスティンも、無事に任務を終えることができた」
現代サッカーに導入されたテクノロジーの助けはあったかもしれないが、それでも優勝候補を相手に最後まであきらめず、死力を尽くしたインドネシアの戦いぶりは印象的だった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 17:06
U-23韓国代表は現地4月25日、カタールで行なわれているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準々決勝でインドネシアと対戦。退場者を出したなか、2−2で持ち込まれたPK戦で敗れ、五輪への連続出場が「9回」で途絶えた。
対戦したインドネシアを率いるのは元韓国代表のMFで、同国の代表監督も務めた経験があるシン・テヨン監督だ。
【PHOTO】U-23日韓戦の会場を華やかに彩った韓国女子サポーターを特集!
韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は、そうした経緯を踏まえ、「インドネシアファンの嘲笑」と題した記事を掲載。SNS上でインドネシアのファンから次のような声が上がっていると報じた。
「君たちが捨てた監督に粉砕された気分はどうだ?」
「勝っても負けても、インドネシアのファンは監督に卵を投げない」
「インドネシアは弱くない」
「ありがとう」
同メディアは「その批判に何も言えない」と綴っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 16:55
インテルが主力選手との契約延長に向けた動きを強めているようだ。25日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現地時間22日に行われたミラノ・ダービーに2−1で勝利し、3シーズンぶりのセリエA優勝が決定したインテル。ここまで33試合を消化しての戦績は27勝5分1敗で、1−2で敗れた昨年9月のサッスオーロ戦以降はリーグ戦で実に27試合無敗を維持。5試合を残してのスクデット獲得は、昨シーズンのナポリや2018−19シーズンのユヴェントスらと並ぶセリエA最速タイ記録となっているようだ。
今回の報道によると、セリエA制覇という重要目標を達成したインテルは、主力選手との契約延長交渉を再開する予定とのこと。2026年6月末で現行契約が満了となるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとイタリア代表MFニコロ・バレッラとの交渉を優先的に進めるようだ。選手サイドとの交渉は過去数カ月に渡って行われてきたものの、現時点で新契約の締結には至っておらず。しかし、クラブ側はリーグタイトルを獲得したことで選手との絆がより一層深まったと考えており、合意に自信をのぞかせているようだ。
一方で、2025年6月末に現行契約が満了となるオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースについては、今シーズン終了後の去就が不透明だという。既に昨年秋の時点で新契約が提示されたものの、選手サイドがこれを拒否したとのこと。クラブ側は昨年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へフリートランスファーで移籍したスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルと同様の事態は何としても避けたいと考えており、契約延長が見込めない場合には、移籍金が発生する今夏のタイミングで売却に踏み切る可能性が高いという。
なお、新シーズンに向けての補強については、ポルト所属のイラン代表FWメフディ・タレミとナポリ所属のポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキの加入が濃厚と報じられている。
2024年04月26日 16:04
4月27日、湘南ベルマーレはJ1第10節で北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦する。
2024年04月26日 16:02
ニューカッスルに所属するブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスの契約に設定されている契約解除条項には有効な期間が存在しているようだ。
現在26歳のギマランイスは2020年1月に母国のアトレチコ・パラナエンセからリヨンに完全移籍。すぐにチームの主力に定着し、公式戦通算71試合に出場。また、2020年11月にブラジルA代表でデビューを飾り、これまで20試合に出場しているほか、2021年夏には東京オリンピックにも参戦し、全6試合に出場して母国の金メダル獲得に貢献した。
2021年10月にサウジアラビア政府系ファンドに買収され、世界屈指の資金力を手にしたニューカッスルへと2022年1月に完全移籍すると、今シーズンはここまで公式戦45試合出場で4ゴール8アシストを記録するなど、中心選手としてチームを牽引している。
そんなギマランイスは昨年10月に2028年6月30日までとなる新契約を締結したものの、ニューカッスルはプレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)に遵守する必要があることから、資金捻出のために売却される可能性も浮上しており、イギリス紙『テレグラフ』ではマンチェスター・シティやアーセナル、パリ・サンジェルマン(PSG)などから関心が寄せられていることも報じられている。
なお、ギマランイスの契約には1億ポンド(約195億円)の契約解除金が設定されていることも伝えられているものの、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、これが有効となるのは5月の最終週から6月の最終週の初めまでと期間が設定されているという。
これ以降は、ニューカッスルに移籍金額を決める権利が発生する模様で、1億ポンド以上が要求されることが予想されている。このため、関心を寄せているクラブはギマランイスを確実に獲得するためには迅速に行動する必要があると見られているが、果たして同選手は今夏にニューカッスルを離れることはあるのだろうか。
2024年04月26日 16:00
現在プレミアリーグ5位につけるトッテナム。アストン・ヴィラと最後のCLの1枠を争っていること、さらに優勝争いをしているマンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールとシーズン終盤にすべて対戦することで、今季の行方を握るチームとなっている。
しかし、スパーズ自身は優勝争いに加わることができなかった。序盤はアンジェ・ポステコグルーの超攻撃的なサッカーを火を吹き、一時は首位に立つなど勢いを見せていたが、ケガ人が重なったこともあって徐々に失速。4位争いのライバルであるアストン・ヴィラを4-0で破ったかと思えば、先日はニューカッスルにいいところなく0-4で敗れるなど不安定さが目に付く。
元トッテナムのDFであるパスカル・シンボンダ氏は、来季スパーズがなんらかのタイトルを獲り、リーグの優勝争いに絡むためにいくつかのポジションに補強が必要だと語っている。英『football.london』が伝えた。
「来季、トッテナムはトロフィーを獲得しなければならないと思う。それが特別なものを築きはじめる方法だ。FAカップであろうとカラバオカップであろうと、タイトルに挑戦することができる。我々とトップ3との差は実際にはそれほど大きくないと思う」
「この夏、チームを強化することは非常に重要だ。厚みを加える必要がある。まず第一に、後ろの質をもう少し高める必要があると思う。おそらく1人か2人のセンターバックだ。そしてミッドフィールダーを追加する。クロード・マケレレのような選手は攻撃のことを考えず、バック4を守ることだけを考えてくれる」
「そうなれば、あとは前線だ。昨夏にハリー・ケインが去ったときに失ってしまった、シーズンに20〜25ゴールを決める選手を連れてくる必要がある。オリー・ワトキンズは非常に優れていて、力強い。彼はゴールがどこにあるか知っている」
ジオバニ・ロ・チェルソ、ピエール・エミール・ホイビュルク、セルヒオ・レギロンなど放出候補といわれる選手が何人かおり、同メディアによればすべて売却に成功すれば1億ポンドほどの資金を捻出できるという。シンボンダ氏はセンターバック、守備的MF、ストライカーの3ポジションを補強ポイントとして挙げたが、来季スパーズは3強に迫るほどのスカッドを手にすることができるだろうか。
2024年04月26日 15:58
ラツィオの鎌田大地は以前からブンデスリーガ復帰のうわさが後を絶たない。新天地候補のひとつと言われるのが、板倉滉や福田師王が所属するボルシアMGだ。
しかし、クラブ幹部によると、鎌田を獲得することはないかもしれない。
イタリア『Corriere dello Sport』紙によると、ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSDは、ドイツ『Sportbuzzer』で「カマダが素晴らしい選手なのは疑いがない」と話している。
「そのクオリティで我々を助けられるかもしれないのは確かだ。しかし、彼のサラリーはその考えを絵に描いた餅とする。多くの収入が生まれない限り、ボルシアMGに出せる額ではないからだ」
【動画】復活した鎌田が7か月ぶりに絶妙のアシスト
昨年夏、フランクフルトを契約満了で退団し、ラツィオに加入した鎌田は、マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会に恵まれず。2024年になってから出番が激減し、契約が延長オプションつきの1年ということもあって、今夏の再度のフリー移籍が取りざたされてきた。
だが、3月にサッリが辞任すると、後任のイゴール・トゥドール監督は鎌田を重用。就任からリーグ戦全試合で鎌田をスタメンに起用している。状況が好転したのを受け、鎌田の去就はさらに注目されているところだ。一時は退団の意向をクラブに伝えたとも言われたが、鎌田自身は何も決まっていないと話している。
ラツィオはフェリペ・アンデルソンが今季限りで退団することを発表。ルイス・アルベルトも契約解消を申し入れたと明かしており、主将チーロ・インモービレの去就も合わせ、近年の主力だった選手たちがこぞっていなくなるかもしれない。
新体制が好発進したことで、トゥドールによる改革を進めていくとも言われるラツィオ。鎌田にとっては、シーズン終盤戦が今後を大きく左右する可能性もある。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 15:51
バルセロナがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの売却を検討しているようだ。
2024年04月26日 15:12
アヤックスが、元チェルシー指揮官のグレアム・ポッター氏の招へいに関心を示しているようだ。25日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
アヤックスでは今シーズンからモーリス・スタイン前監督が指揮を執っていたが、エールディヴィジ開幕から成績が低迷していたことで昨年10月に同監督が解任。その後、ヨン・ファント・シップ氏が暫定指揮官を務めており、リーグ戦31試合終了時点で13勝10分け8敗で暫定5位につけている。
しかし、ヨン・ファント・シップ氏の契約は今季終了までとなっていることから、アヤックスは今夏から指揮を執る正式な指揮官を探しており、その候補として2023年4月にチェルシーを解任されて以降、フリーとなっているポッター氏が挙げられているという。
報道によると、クラブ再建を目指しているアヤックスは冷静かつ知的であり、革新的な戦術を思考するポッター氏の招へいを画策しているようだが、現時点ではまだ状況は進んだ段階ではないことも伝えられている。
現在48歳のポッター氏は、スウェーデン4部のエステルスンドで監督キャリアをスタートさせた。就任から5年で1部リーグ昇格を果たすと、2017年にはカップ戦を制覇。2017−18シーズンのヨーロッパリーグではベスト32に進出する快挙を成し遂げた。その功績が認められ、2018−19シーズンはスウォンジー(イングランド2部)を指揮した。
2019年夏にブライトンの監督に就任すると、徐々に戦術を整えて2021−22シーズンを9位で終えると、2022−23シーズンは開幕から4勝1分1敗の好スタートを切ったが、2023年9月にチェルシーへの移籍を決断。しかし、シーズン途中からの就任だったこともあり、うまくチームをまとめ上げることができず、成績が低迷していたことから2023年4月に解任となった。
なお、エリック・テン・ハフ監督の去就が不透明となっているマンチェスター・ユナイテッドを初め、多くのクラブから関心が寄せられていることが報じられているポッター氏は、次の就任先は慎重に決めたい方針であると見られているが、果たしてアヤックスを率いることはあるのだろうか。
2024年04月26日 15:06
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの準々決勝で、日本は開催国のカタールと対戦した。
開始2分にMF山田楓喜(東京V)が先制点を挙げたが、24分に追いつかれる。前半の終了間際には、FW細谷真大(柏)への危険なプレーで相手GKが一発レッド。日本が数的優位となる。
後半開始早々に勝ち越され、その後は守りを固める相手を崩せずにいた。それでも67分にMF山本理仁(シント=トロインデン)の右CKからDF木村誠二(鳥栖)が同点ゴールを奪ったが、以降もカタールの守備網に手を焼く。
アウェーの環境で重苦しい雰囲気が漂うなか、大岩剛監督が攻撃の切り札に指名したのが、MF荒木遼太郎(FC東京)だった。
「狭いエリアでのボールスキルやイマジネーション、シュートも期待していますし、セットプレーも含めてですけど、そこは期待していました」(大岩監督)
後半アディショナルタイムは9分の表示。指揮官、羽田憲司コーチ、浜野征哉GKコーチが議論した末に荒木が呼ばれると、90+6分にピッチへ送り込まれた。
与えられたポジションは右サイドハーフ。FC東京や前所属の鹿島でも、トップ下やインサイドハーフを主戦場としており、慣れ親しんだポジションでの起用ではなかった。大岩ジャパンでも、2年前のドバイカップでは左サイドハーフでプレーしたが、今年3月の活動では試されていない。
ぶっつけ本番のスクランブル起用だったが、荒木にはイメージがあった。
「練習でもしていないですし、試合に出る前に言われたんです。ただ、あそこまで押し込んでいる状況であれば、ポジションは関係ないと思ったのでスムーズにできた」
普通のサイドハーフとはやや役割を変え、右SBの関根大輝(柏)を押し出すような可変システムでインサイドにポジションを取る。もちろん相手がひとり少ない状況だからこそ成り立ったのかもしれないが、類まれなサッカーセンスと適応能力があるからこその芸当。あとはプレーしながらアジャストさせた。
最初は良いタイミングでボールを引き出せなかったが、延長前半以降は流動的なポジショニングで右サイドから内側に入ってチャンスに関与。カタールが守備に比重を置いたため、スペースはほとんどなかったが、狭いエリアでパスを受けて変化をつけていく。
そして、この試合で最大の見せ場が訪れる。2−2で迎えた101分だ。
右サイドでリスタートすると、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロインデン)から鋭い縦パスが送られる。ボールを受けた荒木はワンタッチで前を向き、FW細谷真大(柏)に鮮やかなスルーパスを通す。時間もスペースも限られたなかで相手の動きを無力化し、エースの決勝弾を見事にお膳立てした。
【動画】荒木の絶妙スルーパスから生まれた細谷の決勝弾
「チマたちが何本か縦パスとかを入れてくれていたので、自分がピッチに立ってからも何本か来ると思っていた。ワンチャンスをモノにできるかどうかで、このゲームが変わると思っていたので、狙い通りでした」(荒木)
終了間際にはFW内野航太郎(筑波大)にもゴールが生まれ、4−2で勝利を収めた日本。そのなかで、決定的な仕事を果たし、見事にゲームチェンジャーの役割を遂行した荒木。しかし、このカタール戦では、今まで味わったことのない重圧を感じていたという。
「歴代の先輩たちが何十年と出場を続けて、オリンピックに出ている。その重圧はあったし、それで得点も入らないというので、より感じることが大きかった」
どちらかと言えば、常に冷静で場に左右されるタイプではない。しかし、負けたら敗退の準々決勝は、今までとは違った。2018年にU-17ワールドカップの出場を目ざして、U-16アジア選手権(現・U-17アジアカップ)を戦った経験はあるが、それとは別物だった。
「こんな気持ちになったのは初めて」
今大会に入ってから、日の丸を背負う重みや責任を、これまで以上に強く感じるようになっていた。韓国とのグループステージ最終戦で、MF川粼颯太(京都)が悪質なタックルを受けた際には、「舐められると思った」という想いで、真っ先に駆け寄って珍しく感情を露に。試合前日のトレーニングでパリ五輪への想いを尋ねられると、「自分の感情もそうですけど、出場は日本の使命」と言い切った。
迎えた今回のカタール戦。ある意味、極限状態にあったが、重圧を跳ね除けて結果に結びつけた。
普段はメディアの前で口数が多い方ではなく、代表への想いを語ることも少ない。しかし、心のうちに秘めている覚悟は本物だ。
「韓国戦で負けた後の勝利なので、本当に意味がある」としつつ、「ひとつ山を超えたなと思うけど、まだみんなも気を緩めていない」と語気を強めた背番号13。パリ五輪出場まで、あと1勝。先輩たちが繋いできた伝統と誇りを絶やすわけにはいかない。準決勝も日本のために闘い続ける。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月26日 15:00
イタリアのプレミアムウォッチブランド「D1ミラノ(D1 MILANO)」日本総輸入代理店のビヨンクールは、イタリア・ミラノを本拠地とする名門インテルと特別にコラボレーションした腕時計を限定で販売する。
22日に行われたミラノ・ダービーに勝利し、3季ぶり20回目のセリエA優勝を決めたインテル。最高のタイミングで限定ウォッチの登場となったインテル・ミラノ× D1 MILANO
インテルとD1ミラノの共同プロジェクトとして生まれたこの特別なコラボレーションのテーマは、両者の“ホーム”であるミラノ。
絶え間なく動き続け、創造性と自由を象徴する都市ミラノが持つ「デザイン」「ファッション」「エンターテイメント」「サッカー」というインスピレーションと多様性を、このプロジェクトを通して最大限に表現した。
コラボレーションウォッチのベースに選ばれたのは、D1ミラノの代表的なモデル「ポリクロノ」。
軽量でユニークなポリカーボネート素材にクロノグラフ機能を組み合わせた“完璧なデザイン・トイ”を目指して作られているモデルで、時代を越えて革新的でありながらも、クラシックな歴史を感じさせるデザインを持ち合わせている。
フルブラックの40.5mmケースとシームレスなストラップを主役に、インテルのチームカラーであるブルーを随所に配置。6時位置にはインテルのロゴを施して、完璧なデザインアクセサリーウォッチが完成した。
また、このコラボレーションモデルは、高さ318mm、厚み84mmにも及ぶ150ページを超える「コーヒーテーブル・ブック」がセットになった特別なパッケージで販売される。
「コーヒーテーブル・ブック」には、インテルの歴史ある栄光の数々や、D1ミラノの先進的なブランド背景、さらには14人のミラノ出身アーティストによるコンセプチュアルな作品や物語が綴られている。
活気あるミラノの街をテーマに、「時間」「サッカー」からインスピレーションを得て、それぞれのアーティストが独自の解釈を加え、境界を越え、伝統的な芸術の概念を再定義するという、このプロジェクトでしか見ることのできない創造的でコンセプチュアルな内容となっている。
史上最高の「ストライプ・デザイン」を持つ欧州5つのチーム
「ポリクロノ- インテル×D1ミラノ」は、2024年4月26日(金)より全国のD1ミラノ取扱店、オンラインストアにて予約受付をスタートし、5月15日(水)より世界同時で販売を開始する。
世界生産数1000個の完全限定品。価格は49,500円。
詳しくは「インテル×D1ミラノ特設ページ」まで。