2022年01月21日 21:00
ワールドカップイヤーである2022年を迎えた日本代表。22日には、最終予選に向けた最新メンバーが発表される。まだ出場権を確保していない段階だが、本大会出場のために今年の復活や爆発に期待したい選手を取り上げてみる。MF:中島翔哉(ポルティモネンセ)2022年大会は、中島翔哉が10番そしてエースとして迎えるはずだった。Jリーグで燻っていた小さな天才はポルトガルで開花し、4年前のロシア大会もサプライズ招集が期待された。残念ながら選出されなかったが、大会後には新生日本代表の10番として眩しいほどの輝きを放った。 中島がいれば日本はどこまででも高く飛べるかもしれない――彼のプレーはそれほど夢を描かせるものだったが、ポルトガルからカタールへの(ややもすれば不可解な)移籍、そして大怪我もありいつの間にかその名前は聞かれなくなった。本当にこのまま消えてしまうのだろうか。もう一度、彼の笑顔に溢れたプレーを見せてほしい。MF:香川真司(シント=トロイデン)𝗠𝗢𝗧𝗜𝗩𝗔𝗧𝗜𝗢𝗡 💯 l Shinji Kagawa was presented by https://t.co/zcymXa97zi in Japan this morning. Shinji will arrive on Friday in Belgium for his medical tests.He's ready to fight for Yellow and Blue 😍🟡🔵 pic.twitter.com/MB7QojEMEK — STVV (@stvv) January 11, 20222010年大会は失意の落選となったが、その悔しさをバネにドルトムントでその名を欧州中に轟かせた香川真司。2014年大会は満を持しての10番を背負った。2018年大会までの4年間は必ずしも順風満帆ではなかったものの直前で西野朗監督に代わったことで復活し、日本代表の16強入りの立役者となった。しかしこの4年間は失望以外の何物でもないだろう。念願だったスペインへの移籍は2部でのプレーに留まり、その後ギリシャを経て今冬にシント=トロイデンへ加入している。3月で33歳になるが、本人曰く「まだまだやれる」。日本代表には長らく招集されていないが、おそらく“ワンチャン”を狙っているはずだ。DF:昌子源(ガンバ大阪)29歳という年齢を考えれば昌子は本来この2022年大会、さらに2026年大会も主力でいておかしくなかった。2018年ロシア大会は吉田麻也とセンターバックでのコンビを組み、初戦のコロンビア戦ではあのファルカオの封じ込めに成功。それが高く評価され、2019年1月にフランスのトゥールーズに移籍した。フランスでは今を時めくエムバペと対峙するなど大きな経験値を積んだことは間違いない。しかし“常勝”鹿島アントラーズで英才教育を受けた彼は、日本での守り方との違いに苦しんだ。その後ケガもあり、ガンバ大阪へ移籍。昨年、日本代表にも復帰したが、冨安健洋や板倉滉など若いDFの台頭もあり状況としては厳しいか。GK:中村航輔(ポルティモネンセ) 「川口能活の再来」と絶賛された逸材の将来は約束されているはずだった。決して大柄ではないもののシュートへの反応は天下一品。Jリーグでは「残念そこは中村航輔!」という言葉がネットで流行するほで、人気・実力、スター性どれも申し分なかった。4年前の2018年大会、不調の川島永嗣に代わって彼を推す声は強かった。しかし大会前に行われたJリーグの試合で頭部を強打した影響もあり控えに止まると、さらに大会後の試合中にも意識を失うほどの脳振とうに見舞われる。以降はやや輝きが薄れてしまった。昨夏移籍したポルトガルでは髭を生やし体型もややふっくらに。その姿は往年のチラベルトを彷彿とさせるが半年でまだ公式戦1試合しか出場できていない。FW:鈴木武蔵(ベールスホット)南野拓実と同じ「94世代」でU-17の頃から“和製アンリ”として注目されていた鈴木武蔵。その後は伸び悩んだが、V・ファーレン長崎やペトロヴィッチ体制の北海道コンサドーレ札幌で急成長し日本代表へ。長身で身体能力が高く、「1トップを務められる人材」として森保一監督の評価を高めた。そして昨季ベルギーのベールスホットに移籍。10番を背負い6ゴールを決めたが、迎えた今季は最下位と苦しむチームのなかで0ゴールとなっている。 ただ現在の日本代表を見るとアタッカーの数は揃っているものの「ポスト大迫」といえる人材は乏しい。まだ可能性はあるだろう。FW:久保裕也(シンシナティ)失礼かもしれないが、彼のサッカー人生には同情せざるを得ない。京都サンガでデビューした10代の頃から風格を漂わせていた万能FWは、スイス・ヤングボーイズでの活躍によりリオ五輪世代の日本代表のエースに。しかしクラブが貸し出しを拒否したため本大会は辞退を余儀なくされた。その後ベルギーのヘントで得点を量産すると、ハリルホジッチ体制で右サイドのポジションを確保しW杯出場が確実視される。しかしハリルの電撃解任によりよもやの落選となった。以降パフォーマンスを落とし、現在はアメリカ・MLSの新規参入クラブであるシンシナティに所属。2021年シーズンは一時期ボランチで起用されるなど、キャリア初の年間0ゴールに終わった。FW:北川航也(ラピド・ウィーン)静岡生まれ静岡育ち、清水エスパルスのユースが生んだ傑作は欧州で燻っている。清水での目覚ましい活躍で日本代表に招集されるも、2019年1月のアジアカップでは見せ場を作れず失意の大会に。飛躍を誓い、同年夏オーストリアの名門ラピド・ウィーンに移籍した。しかし移籍直後にケガをする不運も。昨年12月のELではアーセナルからゴールを記録したが、今季はリーグ戦9試合すべてが途中出場で無得点となっている。厳しい状況が続いているが、尊敬する岡崎慎司と同じくこのまま欧州で戦い続けるのだろうか。FW:鈴木優磨(鹿島アントラーズ)憧れだったクリスティアーノ・ロナウドと同じゴールパフォーマンスをすることで話題となった鈴木優磨。デビュー直後からJリーグで高い得点力を発揮し、2019年夏にはベルギーへ。昨季ベルギーリーグ4位タイとなる17ゴールと得点を量産した。しかし森保一監督は彼を日本代表に招集しなかった。真相は定かではないが、起伏の激しい鈴木の性格を監督が好んでいないとの説もしばしば囁かれる。【写真】「日本代表、2022年初戦で招集すべき6人の選手」今季開幕前には、欧州の別のクラブへの移籍も噂されたがまとまらず。このあまりにも難しい状況を全てをひっくり返すには、愛する鹿島アントラーズで開幕から爆発する以外ないだろう。
2024年04月26日 08:55
今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任するリヴァプール。その後任候補として最有力の存在となっていると言われるのが、フェイエノールトを率いているアルネ・スロット氏だ。
2019-20シーズンにはAZアルクマールで菅原由勢を指揮したこともあるオランダ人監督で、2021年から率いたフェイエノールトではエールディビジ優勝、カップ戦優勝などの実績を残している。
今季はPSVアイントホーフェンに次ぐ2位となっているが、リヴァプールは彼のプレースタイルがクラブに合うとして招聘に動いているという。
45歳になるアルネ・スロット氏は、25日に行なわれたゴー・アヘッド・イーグルス戦の前に『ESPN』に対して以下のように話したとのこと。
「この件について私が言える唯一のことは、クラブがその交渉を行っているという点だけだ。そして、あなたはドレッシングルームに座って時間を過ごし、その結果を待つことになる。
明らかなのは、私がリヴァプールに行きたいと思っていることだ。今は両クラブが合意に達するかどうかを待っている。私はそれに絶対な自信を持っている。クラブは自分たちの仕事をしなければならない。そして私はそれを待っている。この出来事の主人公として、私はそれを尊重しなければならないのだ。
間違いなくこれは今後数日のうちに明らかになるだろう。私がリヴァプールに行きたいのはなんら秘密にすることではない」
「テンハフとは違う」リヴァプール新指揮官候補、上田綺世のフェイエノールト監督スロットが“うまくいく5つの理由”
なお、アルネ・スロット監督とフェイエノールトの間では2026年夏まで契約が残っているが、1000万ユーロほどでそれを解除できるという。
リヴァプールのキャプテンを務めるオランダ人選手ファン・ダイクも「スロット監督はうちに適合できると思う」と話したそうで、交渉の行方が注目される。
2024年04月26日 08:35
来シーズンのリヴァプールの新監督候補に挙げられている現在フェイエノールトを率いるアルネ・スロット監督が、リヴァプール就任を希望していることを明言した。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
2015年10月からリヴァプールを率いているユルゲン・クロップ監督は、今年1月26日に突如今シーズン限りで退任することを表明。これを受け、同クラブは後任探しに着手しており、シャビ・アロンソ監督(レヴァークーゼン)やルベン・アモリム監督(スポルティング)などが候補に挙げられていたなか、現在は最有力候補としてスロット監督の招へいに動いていることが報じられている。
そんなスロット監督は25日に行われたエールディヴィジ第31節のゴー・アヘッド・イーグルス戦を前に大手メディア『ESPN』のインタビューに応じ、「クラブは交渉中だ。私はそれを待っている」と語りながら、リヴァプールへの就任を希望していることを明らかにした。
「私がリヴァプールに行きたいことは秘密ではない。今は両クラブが合意に達することを待っている。私はそうなると確信しているよ」
なお、報道によると、リヴァプールはスロット監督を引き抜くために775万ポンド(約15億円)ほどの補償金を提示しているものの、最終的に実現するためには900万ポンド(約17億円)近くの費用がかかるとも見られているが、果たしてリヴァプールはフェイエノールトと合意してスロット監督を引き抜くことはできるのだろうか。
2024年04月26日 08:31
気持ちの入った鮮烈な一撃だった。
U-23日本代表は現地4月25日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準々決勝でカタールと対戦し、延長戦の末に4−2で勝利。この試合でチームの4点目を挙げたのが、105分から途中出場した19歳のFW内野航太郎だ。
3−2とリードして迎えた延長後半112分にダメ押しのゴール。左CKが相手にクリアされるも、こぼれ球に反応した川粼颯太がペナルティエリア内から右足でシュートを放つ。これをGKが弾いたボールを内野航が詰めてネットを揺らした。
「形としては全く綺麗なゴールじゃないですけど、日常から誰かがシュートを打ったときには絶対詰めるというのが自分の中で、もう日常的に刷り込まれている。どんな形であれ1点が生まれたのが自分にとってすごく大きいかなと」(内野航)
【PHOTO】白熱の準々決勝カタール戦で選手を後押しし続けたU-23日本代表サポーター!
この得点が生まれた背景には、“反骨心”があったようだ。今大会、これまでのグループステージ3試合でFW陣の得点はなし。その現状を何としてでも打破したい一心で内野航はピッチに立った。
「言われなくても分かってる。一番分かってるよって。アタッカーは点を決めれば賞賛されるし、点を決めれずに負けたら非難される。それは自分も分かっていた。これだけ注目されるなら点をとって全部ひっくり返してやろうと。そんなの言われなくても分かっている、結果で黙らせてやる、みたいな感じでピッチに入りました」
並々ならぬ思いで奪った自身の今大会初ゴール。この勢いに乗って、さらに得点を重ねられるか。内野航は「自分は今日の厳しいゲームで出場時間が短かったので、全然元気ですし、点も取ったのでモチベーションも上がっています。万全の準備をして、次は今日出た選手の倍走れるように頑張っていきたい」と闘志を燃やした。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月26日 08:17
フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世が、今シーズン3ゴール目を挙げた。
2024年04月26日 08:05
25日に行なわれたU23アジアカップの準々決勝で、インドネシア代表がPK戦の末に韓国代表を撃破するという波乱の展開があった。
開幕戦でカタールに敗れたインドネシアであるが、その後オーストラリアとヨルダンに連勝して2位でグループステージを突破。
そして準々決勝ではグループBで1位となった韓国と対戦することになり、相手に退場者が出る中で2-2とタイスコアで120分を消化。12人目のキッカーまで決着がつかなかった壮絶なPK戦の末、韓国を破ってベスト4へと進出することに成功している。
『xportsnews』によれば、インドネシアを率いている韓国人指揮官シン・テヨン監督は以下のように話し、長い間チームを率いていることによる蓄積と自信が勝利の鍵だったと語ったという。
「とても嬉しくて気持ちがいいが、心の一部は悲しいものもある。しかし勝負は割り切らなければならないのだ。
今私はインドネシアで働いているので、そのために最善を尽くした。選手にも協会のみんなにも感謝したい。夜ふかしして応援してくれたファンにもありがとうと言いたいよ。
大会前には『ベスト4に入れると確信している』と言った。その理由は、選手たちのことをよく知っていたからだ。
GKのエルナンドを含め、私と4年間をともにしてきた選手たちだ。だからモチベーションさえ高めてやれば、成果を出せるだろうと考えていた。
選手たちには『絶対に決勝まで行けるから信じてついてきてくれ』と言っていた。自信をつけさせようとしていた。そのおかげだと思う」
「2-1とリードしたあとに相手に退場者が出たので、選手たちにはシンプルなプレーをするように強調した。
ただ同点に追いつかれてしまい、こちらのほうが人数は多かったがいい雰囲気ではなかったし、交代のタイミングを慎重に考えていた。やむを得ず、延長戦まで考慮しなければならなかった。勝負の時間を見極めて、延長の30分でカードを切っていった。
五輪出場権がかかる準決勝については、まずはサウジアラビアとウズベキスタンの試合の結果を見届けなければならないね。だから明日は回復に務める。夕方になれば頭の中に構想が生まれてくるはずだ。
サウジアラビアとは一度親善試合をしたことがあるが、ウズベキスタンのことは全くわからない。明日の試合を見て考えることになる。
(インドネシアと2027年まで契約を延長したという報道があるが?)
まだ契約書にサインしていないので、何も話をすることはできないよ。ただエリック・トヒル会長とは良い話をしていたので、契約延長の動きについては本当だ。
インドネシアのサッカーは発展している。どんな相手とも戦えるという感覚がある。オリンピック予選については思ったよりもいい形で進んだので、ワールドカップ2次予選を突破するのが目標だ。
それを達成したら、さらに大きな目標を持って前に進もうとするだろう。長くインドネシアを見ている人ならば、期待できると感じていると思うよ」
2018年のワールドカップで韓国代表を率いたシン・テヨン監督は、グループステージでドイツを破るなど一定の成果を出したものの、大会後に退任。
東南アジアは列強に食い込むか。評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力
その後2020年1月からインドネシア代表とU-23代表、U-20代表を3ポジション兼任で率いることになり、フル代表ではアジアカップ本大会に出場。さらにU-23代表でもアジアカップベスト4という結果を残した。
シン・テヨン監督は各年代のチームを兼任で4年以上指揮しているということもあり、選手のことを熟知しているという点でアドバンテージがあったと感じているようだ。
2024年04月26日 07:57
まさかの早期敗退となった。
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップは4月25日に準々決勝が行なわれ、B組1位の韓国がA組2位のインドネシアと対戦。2−2で突入したPK戦の末に10−11で敗れた。
格下のインドネシアに2度に渡ってリードを奪われた韓国は、70分にイ・ヨンジュンが相手選手の足を踏みつけて一発レッド。数的不利を強いられる。
それでも84分にチョン・サンビンのゴ―ルで追いついたものの、PK戦で力尽きた。
【PHOTO】U-23日韓戦の会場を華やかに彩った韓国女子サポーターを特集!
ファンのからは厳しい声が飛んでいる。この試合を速報していた韓国のサイト『Naver』には次のようなコメントが寄せられた。
「恥を知れ」
「韓国サッカーの没落」
「韓国サッカーの失った10年の始まりだ」
「まったく練習できていない」
「監督の能力の違いで、ゲーム内容がこのように変わる」
「クソみたいなサッカーだ」
「オリンピックに行く資格はない」
「試合にもマナーでも負けた」
「選手たちは気の毒だが、これはいま韓国のレベルにぴったりの現実
「アジアの虎が家を失った野生の猫に転落」
まさかの番狂わせに、容赦のない厳しい声が飛んでいる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 07:30
フェイエノールトでプレーしている日本代表FW上田綺世は、25日に行なわれたゴー・アヘッド・イーグルス戦で先発出場。69分にゴールを決め、3-1の勝利に貢献した。
今季はこれまで公式戦33試合に出場して2ゴールと苦戦している上田綺世。メキシコ人FWサンティアゴ・ヒメネスのバックアップという立場になっており、フル出場できる機会も数少ない状況にある。
しかし、このゴー・アヘッド・イーグルス戦ではそのライバルであるヒメネスにトラブルが発生したという。
先発出場する予定で準備を行っていたヒメネスが、ウォーミングアップ中に体調を崩してしまい、急遽上田綺世がスターティングメンバーに加えられることになったそう。この投稿をInstagramで見る
Feyenoord Rotterdam(@feyenoord)がシェアした投稿
そんな状況に対応しなければならなかったフェイエノールトであるが、前半25分にジェフリー・デ・ランゲのオウンゴールで先制点を奪う。
さらに33分にはイヴァヌシェッツの追加点でリードを広げたものの、前半終了間際にゴー・アヘッド・イーグルスのエドヴァルドセンにゴールを決められてしまう展開に。
差を詰められてしまったフェイエノールトであったが、69分にようやく再び突き放すことに成功する。右サイドのステングスからのパスで上田綺世が裏に飛び出し、二人のディフェンダーに囲まれながらシュートを決めてみせた。
このゴールでかなり楽な展開となったフェイエノールトは、3-1でゴー・アヘッド・イーグルスを相手に勝利。上田綺世は78分までプレーし、途中交代となっている。
上田綺世加入のフェイエノールト、21年前の「UEFAカップ優勝の伝説スタメン」覚えてる?
なお、『fr12』で行なわれている選手のレーティングでは、上田綺世は10点満点中7.1点を獲得。平均点よりも上の評価を得ている。
また『Whoscored』では10点満点中8.3点、『Sofascore』では10点満点中7.9点とかなり高いレーティングとなっている。
2024年04月26日 07:28
プレミアリーグ第29節の延期分が25日に行われ、ブライトンとマンチェスター・シティが対戦した。
2024年04月26日 07:21
U-23日本代表は現地4月25日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準々決勝でカタールと対戦し、延長戦の末に4−2で勝利。試合後に関根大輝が、今大会初ゴールを決めた細谷真大に対する思いを語った。
細谷は柏レイソルで今季、7試合に出場していまだ得点なし。今大会もグループステージの3試合でノーゴールと、これまでエースストライカーとしてこの世代を引っ張ってきたなかで、結果が出ない苦しい時間を過ごしていた。
それでも、カタール戦の2−2で迎えた延長前半の102分に決勝弾。荒木遼太郎のスルーパスにペナルティエリア右で反応し、完璧なトラップから右足でGKの股を抜いて、ゴールに流し込んだ。
この得点を本人以外で一番喜んでいたのが、柏でチームメイトの関根だ。得点の瞬間もすぐさま細谷に駆け寄り、喜びを分かち合った関根は次のように語る。
【動画】エースが目覚めた! 細谷真大が勝ち越し弾!
「もうめちゃめちゃ嬉しかったですね。いつもこの活動でもレイソルでも、本当に一緒にいる時間が長くて、兄貴分のような存在。レイソルで苦しんでいたのも間近で見ているし、そういう真大くんが目の前で決めてくれて、もう僕もめちゃくちゃ嬉しかったんで、すぐ飛びつきにいきました」
続けて、「真大くんならもっと点をとってくれると思うので、その次もその次も期待して、僕がアシストして決めたらレイソルサポーターも喜んでくれると思うので、そういうシーンをもっと増やしていきたいなと思います」と意気込みを語った。
関根は「本当に僕がすごく嬉しいんです」と何度もコメント。“兄貴分”の活躍を心から喜んでいた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月26日 07:00
北海道コンサドーレ札幌は4月25日、クラブの公式YouTubeチャンネルで、MF浅野雄也のインタビュー動画を公開した。
浅野は、13日に敵地で行なわれたJ1第8節のアルビレックス新潟戦(1−1)で、今季初ゴールをゲット。20分にペナルティエリア手前から豪快ミドルを突き刺した。
昨季もアウェーの新潟戦で得点を挙げた27歳のアタッカーは、強烈な一発を次のように振り返った。
「チャンスがあったら積極的に足を振っていこうと思っていた。それが良い方向に飛んで良かった。(昨年も)点を決めた場所だという意識はしていなかったが、2年連続でゴールを決められたのは、何かあるのかなと思う」
【動画】鮮烈ミドルでコンサ浅野雄也が今季初ゴール!
また、今季は2節・サガン鳥栖戦(0−4)から5連敗を喫した札幌だが、7節・ガンバ大阪戦(1−0)からは3戦無敗(1勝2分)。いまだ最下位ながら、復調の兆しを見せているチームについて、浅野は「5連敗の頃に比べると良くなっている」として、こう続けた。
「連敗中であっても自分たちのサッカーができている場面があった。下を向かずにやってきた結果が、今に繋がっている」
札幌は次戦、27日に湘南ベルマーレとホームで相まみえる。3試合ぶりの白星を挙げ、最下位から脱出できるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 07:00
昨季限りでアイントラハト・フランクフルトを退団し、フリーエージェントで今季イタリア・セリエAのラツィオに加入した鎌田大地。
マウリツィオ・サッリ前監督の下では戦術やシステムに馴染むことができず、徐々に出番が減少していったものの、イゴール・トゥドール新監督の下では復調を見せており、評価が高まっている。
鎌田大地の契約には「100ユーロを支払えば期間を延長できる」という条項が入っていると報じられており、選手側にそれを判断する権利が与えられているという。
ただ、報道ではすでに鎌田大地はラツィオから離れることを決めているとも伝えられており、その去就が注目されている。
その移籍先の候補といわれていたのは現在板倉滉が所属しているドイツ・ブンデスリーガのボルシアMGだった。
しかし今回『Sportbuzzer』が伝えたところによれば、ボルシアMGのスポーツディレクターを務めているローラント・ヴィルクスが以下のように話していたとのこと。
「鎌田大地は素晴らしい選手であり、そのクオリティと才能で間違いなく我々を助けてくれる存在だ。
ただ給料の点だけを現実的に考えれば、このレベルの選手はボルシアMGにとって『理想郷』のようなものだ。
率直に言って、収益をあげなければ多額の資金を調達することはできないのだ。その他に方法はない」
日本代表、鎌田不在なら「トップ下」に呼ぶべき5名
鎌田大地はラツィオで4番目の高給取りであると伝えられており、その額は年間400万ユーロ(およそ6.6億円)に達しているとも。
その中でボーナスの割合がどれだけあるのかは不明であるが、多くのクラブが手を出せるほどの条件ではないようだ。
2024年04月26日 06:50
26日、レアル・ソシエダはラ・リーガ第33節でレアル・マドリードと激突する。
2024年04月26日 06:50
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地4月25日、U-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準々決勝で開催国のカタールと対戦。延長戦にもつれ込む死闘を、4−2で制した。
開始2分に山田楓喜のゴールで先制した大岩ジャパンは、24分に被弾。38分に細谷真大の腹部付近をキックしたGKユセフ・アブドラが一発退場して数的優位になったものの、48分にセットプレーから失点し、逆転を許す。
【画像】細谷に跳び蹴りをするカタールGK
しかし、67分にCKから木村誠二のヘッド弾で追いつくと、延長に入って101分にエースの細谷が勝ち越しゴール。113分に内野航太郎がダメ押し点を挙げて、ドドメを刺した。
この大岩ジャパンの戦いぶりを、グループステージで同組だった韓国のメディアはどう見たのか。
『BEST ELEVEN』は「日本は敗退寸前まで追い込まれたが、逆転した。しかし、10人のカタール相手に延長戦まで戦い、体力を消耗しすぎた」と伝えている。
「日本は主導的にゲームを進めた。ボールを握って、カタールを圧迫した。しかし、カタールもカウンターを念頭に置いて戦術を構成したので、大きな問題にはならなかった」
そして、セットプレーから得点に、「カタールは日本の弱点をよく知っているようだった」と指摘。大岩ジャパンの苦戦ぶりをこう伝えている。
「試合は日本の逆転勝ちで終わった。ただ、カタールは成長を重ねるチームらしく10人で戦ったにもかかわらず、日本を悩ませた」
数的優位の日本がここまで苦戦した事実に驚きもあるようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 06:33
まさに衝撃の結末だ。現地4月25日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの準々決勝がカタール・ドーハで行なわれ、優勝候補の韓国がインドネシアに敗れる波乱が起きた。互いに点を取り合い、2−2のまま延長戦に入っても決着が付かず。さらにPK戦も2巡目にまでもつれ込む大接戦となり、最後はインドネシアがこれを11対10で制した。
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
韓国は73分に退場者を出して10人となりながらも、84分に追いつくなど不屈の粘りをみせたが、パリ五輪本大会に到達できずに涙を呑んだ。1988年の自国開催となったソウル五輪から続いていた連続出場記録は「9」で止まった。
この番狂わせに早朝の日本列島も震撼した。X(旧ツイッター)上では「マジで韓国負けたんか!」「インドネシアってカタールより強くなかった?」「最後はもらい泣きしそうになりました」「すげぇ面白い試合」「PK一巡とか生で初めて見たわ」「うおおおおおおおインドネシアが!」「パリ行き消滅」「やっぱりサッカーは怖い」「韓国が五輪に出れない日が来るなんてなぁ」などなど、さまざまな声が寄せられている。
同日に日本はカタールを相手に4対2で勝利。現地29日、イラクvsベトナム戦の勝者と準決勝を戦い、勝利すればパリ行きが確定する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 06:20
25日に行なわれたU23アジアカップの準々決勝で、インドネシア代表がPK戦の末に韓国を撃破し、ベスト4へと進出。初の五輪出場に向けて大きな一歩を踏み出した。
一方で韓国はベスト8で大会から去ることになり、1988年のソウル五輪以来の連続出場記録が「9」(自国開催、あるいは現行のU-23フォーマットになる前を除けば8大会連続)で途切れた。
試合は15分にインドネシアのエースであるラファエル・シュトライクが先制点を決めるも、その後オウンゴールで韓国が同点に追いつく。
しかし前半アディショナルタイムに再びラファエル・シュトライクがゴールを決め、インドネシアが2-1とリードしてハーフタイムへ。
70分には後半から途中出場した韓国のイ・ヨンジュンがレッドカードで退場するという場面もあり、インドネシアが大きく有利な立場となったものの、試合はこれで終わらず。
84分に1人少なくなった韓国がチョン・サンビンの同点ゴールで追いすがり、試合は再びタイスコアに。そして2-2のまま決着はつかず、結果はPK戦に委ねられることとなった。
そしてPK戦は稀に見るほどの激闘に。どちらも5人目までは全員が成功を収め、両者ともに高い集中力を見せた。そしてインドネシアの5人目ハブナーは一度止められるもVARの判定でやり直しとなり、動揺することもなく2本目のキックを落ち着いて決めた。
6人目は先行の韓国がカン・サンユンの失敗でリードを広げられずも、一方のインドネシアもフィクリのシュートが左に外れて決着はつかず。
その後もお互いさらに5人ずつが成功し、ゴールキーパーがキッカーを務める場面も。勝敗がついたのは1巡を終えた12人目であった。
先攻の韓国はイ・ガンヒのシュートがゴールキーパーに止められて失敗。それを見届けたインドネシアのアルハンがシュートを冷静に叩き込み、PK戦11-10でベスト4進出を決めた。
U-23日本代表、奮起が求められる3名!パリ五輪出場には活躍が不可欠
これでグループAとグループBでそれぞれ1位だったカタールと韓国がベスト8敗退となり、一方2位で終わったインドネシアと日本が準決勝へと駒を進めることになった。
U23アジアカップは3位までがパリ五輪出場権獲得、そして4位が日本で行なわれるAFC-CAF大陸間プレーオフに臨むことになっているため、この勝利は非常に大きなものとなる。