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2022年05月25日 20:46
WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(29=大橋)が25日、WBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体統一戦(6月7日、さいたまスーパーアリーナ)へ向け、同ジムで公開練習を行った。 この日はシャドーボクシング、サンドバッグ打ち、リング内での長めのミット打ちなど約1時間45分の練習。現状について「もう2週間切って、いよいよなので。自分の中でも、もうようやくここまで来たなという心境ですね。コンディションもうまく仕上がっていると思います」と充実ぶりを見せた。 今回は2019年11月のWBSSバンタム級トーナメント決勝(井上の判定勝ち)以来の再戦。2ラウンド目にドネアの強烈な左フックを浴びて右目眼窩底骨折したモンスターは「アクシデントとは思っていないです。あれはドネアの実力で当ててきたパンチなので。それで自分の不注意さとフェイントにかかってしまったところはある」と振り返ったうえで「第1戦でドラマにしてしまったという自分の誤算がありますけれど。今回はそういう試合にならないと思う。ここでスッキリとした内容で勝ちたいと思います」と話した。 日本ボクシング界の大きな夢も背負う。目の前に迫った一戦へ向けて「日本人初の3団体統一を懸けて戦えるのは一種の運命だと感じています」というモンスター。将来的なビジョンを「自分としてはバンタム級での4団体統一をまずは優先に考えていきたいです」「この先、4団体統一、4階級制覇するための試合だと思って臨みます」と明かした。 この試合にはWBO世界バンタム級王者のポール・バトラー(英国)も来場予定。「夢」のカギを握る男の前で圧勝するつもりだ。
2024年05月08日 22:53
まさかの強行手段だ。新日本プロレスの帝国の支配者グレート―O―カーンが8日、KOPW保持者の上村優也(29)を襲撃しダイレクトリマッチを認めさせた。
4月27日広島大会で行われたKOPW争奪戦では、自身が提案した「地方再生マッチ〜広島編〜」で上村と対戦。1ラウンド(R)目はマツダ車で使用しているタイヤをリング上で4つ積み上げた方が勝利、2R目は広島レモンの早食い、3R目はノーDQテーブルクラッシュマッチという3R制で行われた一戦で敗れタイトルを失った。
この日は新KOPW保持者となった上村が、同じ「JUST 5 Guys(J5G)」タイチ(44)のユーチューブチャンネル「聖帝タイチのゲーム実況チャンネル」に出演。2人で「KOPW戴冠祝勝会!!」と題したライブ配信を行った。
するとオーカーンはチャット欄に次々とコメント。宅配ピザに舌鼓を打ちながらトークを繰り広げる上村とタイチに「祝勝会なのに貧相ではないか? シャンパンと美女と寿司差し入れてやろうかwww」などとメッセージを送り続けた。
タイチは「オーカーンがチャット欄にいるぞ。本物?」といぶかしがりながらも、さして気にすることなく2人のトークは続いた。配信開始から1時間30分が経過したときだ。「コンコンコン」とドアをノックする音が。タイチが「本当にすしが来たぞ!」と大喜びしたのもつかの間、次の瞬間には黒いフードをかぶった男が配信ルームに侵入。オーカーンだ。
上村の背後からスリーパーで絞め上げるや「何が祝勝会だ? ALL TOGETHERもこのベルトを持って負けてよう、何がNEVERだ、テメー!」と問い詰めた。
上村はKOPW保持者でありながら、6日の「ALL TOGETHER」(日本武道館)メインの6人タッグ戦(上村&竹下幸之介&シュン・スカイ・ウォーカーvs海野翔太&清宮海斗&上野勇希)では、清宮に敗北。11日(日本時間12日)の米カリフォルニア大会では鷹木信悟が持つNEVER無差別級王座への挑戦も決まっているからだ。
さらに「今ここで言え。KOPWは余とやるとしっかり言え! しっかり配信しろよ!」と迫ると、上村も「オーカーンとやらせろ!」。しっかり言質を取った帝国の支配者は「今日で終わりだ。NEVERもKOPWも」と言い残し、風のようにその場を去った。
上村は「新日本プロレスに言っておいてください。俺はKOPW保持者としてオーカンをぶっ潰したいと思います」と怒りを抑えきれない。一方のタイチは「マジか、強盗が来たと思った…。大したもんだね、オーカーンの行動力は。チャット欄だけかと思ったけど、本当に乱入してくるとは…」と動揺を隠せないまま生配信は終了した。
2024年05月08日 22:36
鉄人小橋建太(57)が8日、自身のX公式アカウントでライブ配信を実施。プロデュース興行第9弾「Fortune Dream 9」(6月12日、後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。
小橋は「佐藤嗣崇&エル・リンダマン&安齊勇馬VSタイタス・アレクサンダー&青柳優馬&田村ハヤト」のボードを手にし、今大会ラストのカードを発表を行った。
「全員20代! 20代に絞りました。これからのプロレス界を担う選手たちだよね」とカードを組んだ理由を明かした。
史上最年少で3冠王者となった安齊については「技術的にもいいものを持っている。跳躍力もあるし、伸びる選手だなと思っていた。まさかこんなに早く取るとは」と驚きの声を上げた。
また、最近のプロレス界と、自身が会場のファンを沸かしていた頃を比べ「会場に子供が少なくなった」と危機感を示し、「みんな『オレのファンにするんだ』という強い思いを胸に臨んでほしい」と6人にエールを送った。
2024年05月08日 22:05
女子プロレス「スターダム」は8日、18日の横浜武道館大会にアイスリボンの藤本つかさ(40)と盟友のシードリング・中島安里紗(35)とのコンビ「ベストフレンズ」が出場することを発表した。
先月27日の横浜大会に、8月23日で引退する中島のために無期限休業から復帰したばかりの藤本が電撃登場。SareeeからIWGP女子王座を防衛した同王者・岩谷麻優に対戦を要求していた。
2016年に紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)と岩谷麻優のサンダーロックVSベストフレンズの対戦が浮上したが、実現しないまま約8年が経過。横浜武道館大会ではベストフレンズがスターダムに初参戦し、岩谷&羽南と対戦することが決定した。
同大会ではその他に先月の横浜大会でハイスピード王座を初戴冠した上谷沙弥が飯田沙耶をV1戦で迎え撃つ。さらに3日の山口大会でなつぽいを破りワンダー王座の挑戦権を得た壮麗亜美が同王者・安納サオリと激突する。
2024年05月08日 21:12
WWEのHBKことショーン・マイケルズ副社長(58)が全米騒然の仰天マッチをぶち上げ、話題になっている。
2024年05月08日 21:00
6日に行われたボクシングの井上尚弥VSルイス・ネリでラウンドガールを務め、ショート髪の美貌に「誰?」「気になるw」と話題になった新唯(26)がSNSに新規投稿。プロ野球のユニホームをはおったショットに反響が集まっている。
「とある撮影のオフショット」としてソフトバンクホークスの緑色応援ユニをはおり、考え事をしているようなショットを投稿。
「いい表情」「美しすぎです」「何を着ても『絵』になる」「オフの顔でこれは反則です」「なんでホークス?」「ヤバ可愛い」「惚れ惚れするなぁ」「始球式?」「むちゃくちゃ可愛いすぎる」と反応する投稿が集まっている。
元看護師の経歴や、MT車を運転する車好きであることなどでも注目されている。
2024年05月08日 19:51
6日に行われたボクシング井上尚弥VSルイス・ネリの試合でラウンドガールを務めたモデル黒木麗奈(23)がSNSフォロワーが激増したと伝えた。
7日夜の投稿で「インスタ気づいたら4.3万人行ってました ありがとうございます」「沢山のDMありがとうございます」と反響に感謝を記した。
身長172cm、昨年にはパリ・コレクションに出演。「奇跡の9頭身」「菜々緒の再来」とも称される。
昨年までフジテレビ「めざましテレビ」でイマドキガールを務め、サッカーベルギー1部「シント=トロイデンVV」の公式イメージガール「2代目シントトロイデンガールズ」に選出された。
6日の井上戦では、ネット上で「尚弥さん最後に1番右のラウンドガールさんの名前だけでも」「1番右のラウンドガールさんめっちゃ綺麗やっ!!好きっ!!」「右の方黒木麗奈さんて言うのか、かわいいな太眉まろやか系美女すき」との反応が相次いでいた。
2024年05月08日 16:18
「邪道」大仁田厚(66)が8日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。四半世紀前の東京ドームでの“伝説の一服”を回顧した。
この日、「#病院の先生が一言」のハッシュタグのもと、「そろそろタバコやめようかと先生に相談するが『東京ドームのタバコいっぷく』は伝説ですよ 先生の一言がガッんときた」と定期健診での医師とのやり取りをつづった大仁田。「嬉しいもんだ キースと俺だけの伝説 ありがとよー先生 笑」と続けた。
1998年のFMW離脱後に単身、新日本プロレスに乗り込んで「大仁田劇場」を展開した大仁田。99年1月4日の新日・東京ドーム大会での佐々木健介戦では入場時に6万2500人の大観衆が見つめる中、花道で堂々とタバコを吸い、大きなブーイングを浴びた。
火気厳禁の東京ドームでタバコを吸ったのは、大仁田と東京公演の際のローリング・ストーンズのギタリスト・キース・リチャーズだけとされる。
2024年05月08日 15:52
全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」の優勝決定戦(12日、神奈川・横浜BUNTAI)で宮原健斗(35)と対戦する世界タッグ王者の斉藤ブラザーズの兄こと斉藤ジュン(37)がDOOMを予告した。
2024年05月08日 15:24
全日本プロレス12日の神奈川・横浜BUNTAI大会で、世界ジュニア王者のライジングHAYATO(25)に挑戦するカズ・ハヤシ(50)が、愛着のベルトと共に引退することを誓った。
今年7月1日のGLEAT・東京ドームシティホール大会で引退することを発表しているカズは8日、HAYATOと共に全日本の会見に出席。2004年と09年に巻き、17回の最多防衛記録も保持する王座に引退を前に挑戦することが決まって「ただいまカズ・ハヤシは50代の青春真っただ中。世界ジュニアを持っていた時は30代の青春をしていまして、あの青春だった世界ジュニアのベルトには、私と一緒に眠ってもらおうと思っています。引退して、俺がチャンピオンのまま持っていく」と意気込んだ。
今回の挑戦は、現王者のHAYATOから指名される形で実現。これに「引き寄せてくれてありがとうというような感覚でした。心のどこかにずっと世界ジュニアがあってこのまま引退するのかなっていう気持ちではあったんですよ。そこをリング上から投げかけてくれて、熱が自分の中でさく裂してきたというか。最後にまた取りたい。世界ジュニアを僕の輝かせ方で輝かせてみたいという気持ちでいます」と拳を握った。
対するHAYATOももちろん、負けていない。「世界ジュニアにとって、カズ・ハヤシっていうのは長年連れ添った元カレみたいなもんだと思うんだよね。でも、今この世界ジュニアと一緒に歩いているのは俺だし。たまに昔の元カレがちょっとだけ恋しくなることもあるだろうけど、俺がその思い出を全部消し飛ばしてあげるよ」と不敵に話す。さらに「このベルトと一緒に眠らせてもらう」と話す挑戦者には「カズ・ハヤシというレスラーは引退するわけだよね。つまりレスラーとして死ぬっていうこと。現世のお宝をあの世には持っていけないから、何言ってるんだろうって。一緒に眠ってもらう? 世界ジュニアが、かわいそうだよ」と投げかけた。
現在の全日本ジュニアを引っ張る若き王者か、それともかつての絶対王者か。最後に笑うのは…。
2024年05月08日 14:45
「プロレス・全日本」(12日、横浜BUNTAI)
チャンピオン・カーニバル優勝決定戦に進出したAブロック代表の宮原健斗(35)とBブロック代表の斉藤ジュン(37)が8日、都内で記者会見を行った。
プロレスデビューから3年弱で、1973年からの長い伝統を誇る春の本場所の優勝決定戦まで進出してきたジュンに、宮原は「斉藤ブラザーズ(ジュンと双子の弟レイ)が今一番プロレス界ではやっているのは認めよう。個々に分かれてファンが求めるような試合ができるのかな?と1年前は思ってたけど、彼らには概念や常識は通用しないのかなと。彼らには彼らの世界観があるよね。脅威だと認めざるを得ないのは、マスコミの皆さんもファンの皆さんも感じてるんじゃないかな。こんな短いスパンでこれだけファンに名前を届けて、見ている人が求める状況を作ったレスラーは見たことはないので、プロレスラーとしての概念を覆している」と、その力量を認めた。
その上で「ただ、宮原健斗はプロレスファンから常に求められ続けている。だからこそ、俺は今日この舞台に立っている」と自負。会場は男子プロレス初進出となる横浜BUNTAI(横浜文化体育館の後進)とあって「横浜文化体育館は今まで何度も三冠戦やったり、三冠を奪ったり奪われたりした思い出深い場所でもあるんで、宮原健斗が優勝しないと歴史的にもダメでしょう」と、2019年以来の優勝を誓った。
ジュンは「後楽園ホールで宮原健斗がデイビーボーイ・スミス・ジュニアを下した時、俺はしびれた。あの時からずっとワクワクしている。宮原健斗をひねりつぶした時、胸を張ってチャンピオン・カーニバルに優勝したと言えるだろう。今までにないぐらい宮原をぐっちゃぐちゃにして、たたきつぶしてやる」と独特の口調で優勝宣言。
現在は大好物の甘味断ちをしており、「体の中にたまっているものが今にも暴発しそう。俺が優勝したら、そのまま宮原健斗に甘い物を買いに行かせて、目の前で食べたいよ。斉藤ジュンが甘い物を1週間食べられないって、並大抵のことじゃないから」と、禁欲でエネルギーをため込んでいるという。
これに対し、宮原は「欲を抑えて当日を迎えるのは当たり前のことで、大爆発しても全て受け入れて包み込んで、完膚なきまでにやっつけようと思いますけどね。(自分も)チャンピオン・カーニバル中は禁酒だったり、全てをチャンピオン・カーニバル、プロレスファンにささげている。それがあの健斗コールで(ファンが)背中を押してくれる。その循環が俺を強くしてくれているから」と反論していた。
2024年05月08日 06:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」率いるロッシー小川代表(67)が、お騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカからの再三のラブコールに返答した。
20日に東京・後楽園ホールで旗揚げ戦を迎える新団体の動きを注視するウナギは、「マリーゴールドに前を走らせるわけにはいかない」「1団体に負けるつもりはない」と発言。やたら対抗心を燃やしている。さらに女子プロ団体「エボリューション」のプロデューサー職を諏訪魔から奪ったあかつきには、同団体を率いてマリーゴールドとの対抗戦に踏み切る考えを表明している。
これまでは「またウナギが何か言ってますね〜」と、さして気にする様子もなかった小川代表だが、あまりにウナギの口から「マリーゴールド」の名前が出ることから、団体側のスタンスを示すことを決意。「ウチに出たいんだったら、トライアウトに出たらどうですか? そこでみんなが認めるなら考えます」とメッセージを送った。
同団体はジュリア、林下詩美をはじめ13選手が所属。だが新人募集に10人以上から応募があったほか、フリーや他団体選手からの参戦希望が殺到していることから、早ければ6月にトライアウトを開催する予定だ。
ウナギはあくまで対戦を呼びかけているだけだが、他団体やフリーの選手を上げない鎖国の方針を決めている小川氏はトライアウトへの参加を勧めた格好だ。
先日はエボリューションのオーディションに落選しながらも、ウナギは自ら会場に乱入し試合出場を勝ち取ったばかり。このまま小川代表の塩対応に応じるとは思えないが…。
2024年05月08日 05:00
ボクシングの東京ドーム興行の一夜明け記者会見が7日、横浜市の大橋ジムで開かれた。
2024年05月08日 05:00
ボクシングの東京ドーム興行の一夜明け記者会見が7日、横浜市の大橋ジムで開かれた。4団体統一世界スーパーバンタム級王座を初防衛した井上尚弥(31)が、WBA世界バンタム級王者の井上拓真(28)、WBO世界同級新王者の武居由樹(27)=いずれも大橋=とともに出席。大橋秀行会長は尚弥の次戦、次々戦が指名試合になること、そして年内にもサウジアラビア資本により、英国で戦う可能性があることを明らかにした。井上との一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−ネリと戦って。
「全て想定内。一つ挙げるとすれば、もっとパワーがあるのかな、だった。1ラウンド目のダウンは本当に自分の死角から入ってきたパンチで、一つ誤算があるとしたらそこの角度調整のミスだけ。一番手ごわいとは言えないのかなと」
−ダウンからの立て直しはイメトレの成果だと。
「しっかりと8カウントまで膝をついて休むっていう。そこの数秒が大事だと思うので。本当にそういうシーンが訪れたらというのを日頃から考えるようにしているので、それがとっさに出たと思う。ダウンしてすぐ立ってしまうと足のふらつきとか残ってしまう」
−兄弟ともに1回にダウンして逆転勝ち。
「なかなかない。ビックリした。ダウンシーンを切り取ってXでめっちゃ流れているんで、やめてほしい(笑)。ダウンの仕方もちょっとダサいし。自分も打ちに入ってるから、左アッパーから右スイング打ちに入ってるから、そのまま空転させられた感じだった」
−兄弟そろって世界戦で勝利した。
「2019年に一緒に出た(世界戦の)試合はお互いで勝つことができなかった(尚弥のみ勝利)ので、お互いでしっかりと勝利を手に取ることができたので、本当に井上家としてのいい日になったなと思う」
2024年05月08日 05:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」のお騒がせ女ジュリア(30)が、旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で共闘する林下詩美(25)への思いを明かした。
同大会では2人のタッグで元WWEのSareee、ドイツから初来日する身長181センチのボジラ組と対戦する。団体の命運を占う旗揚げ戦メインイベントを務めるジュリアと詩美は、スターダム時代に団体最高峰ワールド王座の戴冠歴&「プロレス大賞」女子プロレス大賞の受賞歴がある。
団体の顔としてスターダムを引っ張ってきた2人のコンビは注目を集めており、ジュリアは「自分たちがそれぞれ築き上げてきたものがあるし、これからは自分たちの背中を後輩たちに見せていかなきゃいけない。絶対に負けられないし、詩美と仲間割れしてる場合じゃない」と拳を握った。
2020年12月の後楽園大会で、当時白いベルトことワンダー王座を保持していたジュリアはワールド王者の詩美と赤白王者タッグを結成。以来、2度目のコンビ結成となる。「当時はお互いチャンピオンで、赤と白どちらがメインかみたいな論争もあった。向こうがどう思ってたかわからないけど、私はめちゃくちゃ意識してたな。試合は詩美の誤爆を受けまくって負けたんだよ」と振り返る。
昨夏のシングルリーグ戦「5★STAR GP」最終公式戦では、かねて熱望する一騎打ちが組まれたが、詩美の欠場で実現しなかった。「私たちが戦う場所は大きな会場の最高の舞台でって考えてた。でもスターダムではかなわず、これは神様が『まだだ』って言ってるんだなって思ってたんだよ。そんな相手と旗揚げ戦でメインなんて不思議だよな」。今は対戦欲求を一時的に封印し、旗揚げ戦の成功に向けて手を取り合う。
「詩美とは似たような覚悟だったり、大きな決断をしてここに来た。力を合わせなきゃいけないから、とりあえず朝まで飲み明かさないとダメだな。ただ、ここ2年くらいでお酒弱くなったから、詩美についていけるかな…」。女子プロ界を代表するツートップが新団体の針路を示す。
2024年05月08日 05:00
新日本プロレス11日(日本時間12日)の米カリフォルニア大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38=AEW)に挑戦する海野翔太(27)が、オカダ・カズチカ(36=AEW)にまさかの宣戦布告だ。キャリア初のIWGP挑戦に向け、越えるべき壁は師匠だけでないと主張。流出中の団体最高峰王座を奪回した上で、今年1月に退団した過去の象徴と対戦することを熱望した。
モクスリーが4日の福岡大会で成田蓮を下しV2に成功したことで、師弟対決が正式決定した。福岡のリング上で握手を拒否され、早くも戦闘モードに突入した海野は「彼の気持ちもよく分かったので。あとは単純に師匠を超えるだけ、IWGP世界ヘビーを外敵王者から取り返すだけ。正面から殴り合って、最後に立っていたいです」と豪語する。
4月のシカゴ大会で新王者となったモクスリーから真っ先に挑戦者に指名されたのが海野だった。これを妨害した成田、なぜかAEWマットで先陣を切ったパワーハウス・ホブスに先を越される理不尽もあったものの、満を持してキャリア初のIWGP挑戦を迎える。
「『実績がないヤツが何で挑戦できるんだ』という声もあるかもしれない。僕自身もこういう形はめちゃめちゃ悔しいです。『NEW JAPAN CUP』やG1を優勝して挑戦したかったですし、自分の足で登って自分の手でつかんでベルトを取りたいという理想はあったので。ただ王者から指名されてチャンスが目の前にある以上、そこはがむしゃらに取りにいきます」と闘志を燃やす。
モクスリーは新日本とIWGPへのリスペクトを抱いている一方、AEWによって団体最高峰王座が軽い扱いを受けた事実は否定できない。しかし海野はこの流れを逆手に取った青写真を描く。
「僕自身も好き放題にやっていいのであれば、ベルトを取ったらオカダさんとやりたい。IWGPを支えてきたオカダさんを倒さないと筋が通らないなと。ぜひともオカダさんの壁も越えたいですし、新日本を出ていった人間でもありますから。過去のイメージをぶち壊して、またIWGPのカラーをこの新世代で変えていきたい」
日本プロレス界の頂点に君臨し続けたオカダは今年1月に退団したが、AEWに所属している以上は扉が完全に閉じているわけではない。「合同興行もあるので可能性はゼロじゃないと思いますし。オカダさんはすごく頭がいいし、誰よりも会社のことを考えてくれていたと思うけど、ちょっと薄情なのかなと。東京ドームを超満員にしないまま、自分が壁になることも放棄して他団体に行ってしまったので。だったらIWGPを取ったら、こっちから超えにいってもいいですし」と強引にでも世代交代を完遂させるつもりだ。
もちろんそのためには至宝奪回が絶対条件。憧れ続けたベルトを巻いて、新時代を到来させる。