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2022年12月01日 09:29
“アジアの虎”韓国代表が崖っぷちだ。 現地火曜日、カタール・ワールドカップのグループH第2戦をガーナと戦った韓国は、激しい撃ち合いの末に惜しくも2−3で敗れ去った。0−2から一度が追いつく執念を見せたが突き放され、これで0勝1分け1敗の勝点1。最終戦で戦うポルトガルはすでに決勝トーナメント進出を決めているが、韓国がベスト16入りを果たすためには、強敵相手に勝利したうえでガーナvsウルグアイ戦の結果を待つことになる。 韓国国内ではネットを中心に、チームやパウロ・ベント監督に対する批判が渦巻いている。なかでも酷い仕打ちを受けているのが絶対的なエース、ソン・フンミンだ。SNSの個人アカウントにはおびただしい数の否定的なコメントが寄せられているという。 眼底骨折をしたにも関わらず、フェイスガードを着用して奮闘するキャプテン。だが、やはりプレーしづらいのか、単にコンディション不良なのか、この2戦のパフォーマンスは確かに冴えない。しかもガーナ戦終了後、慰めるベント監督の手を振り払う仕草を見せたのも反感を買っているようだ。 中国放送局『CGTN』は「韓国ネチズンがソン・フンミンに激怒」と題して、いくつかの書き込みを紹介。「怪我を押して出ているのがチームにマイナスなのが分からないのか」「調子が良くないなら試合に出るな!」「監督に対するあの無礼な態度はなんだ!」といった調子で、同メディアは「ソン・フンミンが出なければ奇跡を起こせるとでも思っているのか。とんだ勘違いだろう。本調子ではないとはいえ、彼が非難されるいわれはない」と断じた。 かたや、ポータルメディア『騰迅体育』は「すぐカッとなる国民性は変わらない。冷静に考えれば、怪我をしていてもソン・フンミンがピッチに立っている事実が大きいわけで、よくもそれだけこき下ろせるものだ」と指摘。中国ネットユーザーによる「ソン・フンミンがもし中国に帰化してくれたなら、最高のサポートと名声、そして報酬を得らえるのにな」といった意見も掲載している。 中国メディアが韓国サッカーを揶揄する傾向は近年強まっており、日本サッカーに対するそれとは好対照だ。一連の流れを受けて、韓国メディアも中国サッカーを中傷する記事が増えてきている。 グループHの順位は首位・ポルトガルが勝点6(得失点差は+3)で、2位・ガーナが勝点3(得失点差は±0)、3位・韓国が勝点1(得失点差は−1)、4位・ウルグアイが勝点1(得失点差−2)。最終戦のポルトガルvs韓国戦、ガーナvsウルグアイ戦は日本時間土曜日0時に同時キックオフされる。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【W杯PHOTO】現地カタールで日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!
2023年03月29日 16:40
[キリンチャレンジカップ]日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム 1トップで日本代表初先発を飾り、無念のハーフタイム交代となった町野修斗(湘南ベルマーレ)は試合後、厳しい表情を崩さなかった。 果敢にプレスを掛け、三笘薫(ブライトン)の先制点にも絡んだ。味方を活かす効果的な動きもあった。だが、シュートは一本も打てなかった。「フォワードとしては基点になることは求められてたんで、もっと基点になりたかったし、得点のシーンはいい形でしたけど、シュートゼロだったんで、まだまだだと思います」
そう試合を振り返った23歳のストライカーは、コロンビアのディフェンスに“世界基準”を感じたようだ。 「Jリーグの選手たちとは足の長さも相当(違う)。懐も深くて、ちょっと判断を誤ってしまうと、足下に来られてしまうというのが、僕もそうですけどチームとして多かった。Jリーグでは体感できないことだったので、Jリーグでは余裕を持ってプレーできるんじゃないかと思います」 町野は「(自身は)初めて南米(のチーム)とやって、ボールに来る迫力だったり、圧は相当凄いものがあった」と話し、圧力を感じながらプレーしていたと打ち明けた。 この経験をまずはJリーグの舞台で活かせるか。取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は何点?
2023年03月29日 16:31
[キリンチャレンジカップ]日本 1−1 ウルグアイ/3月24日/国立競技場日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム――◆――◆―― 2試合やって2点しか取れなかった。決定力の問題は全然解消されていないということやね。そんな簡単に解消できるもんとちゃうとは思うけどね。一人ひとりの選手の中に、例えば中距離からでもシュートを打とうというような、そういう気概が見えてこない。 攻めるほうばっかり言うけど、点を取る形というか、画一的な攻撃しかできないというところに、日本の問題点がある。 ワールドカップの時からやってることがほとんど一緒。三笘が成長してきたということは言えるかも分らんけども、それ以外の選手はほとんど一緒や。ただこれから1年先、2年先にどう成長していくかを考えれば、伸びしろがあるのは上田やね。 上田はゴールの引き出し方さえ増やせれば、もっともっと良くなる。キーパーのファインセーブに阻まれたけど、昨日も良いヘディングシュートを打っていた。やっぱり彼の頭を活かすということも大事になってくる。 サイドの選手、上がってきた選手、中にボールを入れる選手は常に彼の動きを注意しながら、こうなった時にあそこに出す、こうなった時に前に走ってこいというような、1つのチームの形を作っていってほしい。 彼自身も、色んなボールの蹴り方ができるように、正確に自分の思ったところに蹴れるように練習していってもらいたい。人に使われるんじゃなくて、自分が人を使えるような、自分が前を向いてプレーできるような、ゴール前に飛び込んでいくだけじゃなくて、ペナルティアークで前向きにボールを持って、例えば相手をかわしてシュートを打つとか。そういうようなものを自分で作り出していってほしい。
繰り返しになるけど、あとはみんな一緒や。三笘が自信を持って90分間できるようになってきただけでしょ。もう三笘は先発でできると思うよ。自分でシュートを打ちに行く姿勢と、左サイドを破る動きをチームでどうするかやな。 1トップは、上田を使わないんだったら、トップに選手なんかいらんやん。4人とも同じような選手を並べたらええやん。三笘、堂安、浅野、伊東。そういった選手らを1列目に全部並べて、時には4人のFW、2人の中盤、最終ラインが4枚。昔の4−2−4やね。守備になった時は両サイドが引いたらいい。大きな選手がいなくて、高さで分が悪いんだったら、そういうふうにしてもええやないの。 あとは鎌田やね。できても鎌田、できなくても鎌田や。西村もそうやけど、ボールがあるところに必ず彼がいるという感じやな。だから鎌田、鎌田、鎌田になるし、西村、西村や。運動量がある。 西村は初戦で取った1点は良かったけど、昨日のゲームのセンタリングが入ってきて、ワントラップしてシュートを打ったやつ、ゴールの枠の外へ蹴ったでしょ? あれをちゃんと止めて、枠の中に蹴らなあかんわ。やっぱりあそこでボールが止まるか、止まらへんかが、一級品か二級品かやね。ちゃんと止まったら点になってるわな。【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に
ベテラン勢を使わないんだったら使わんでええん違う? 今いるメンバーはやりよるでしょ。ウルグアイ、コロンビアと十分対抗しとったから。これから色んな経験を積んでいったらええんやない。昨日の出来を考えたらアジアでは十分できる。 世界で戦う力はまだないかも分からんけど、そこはこれからの経験。普段はヨーロッパでやっていて、代表でそれまでやっていない選手と一緒になるんやからね。それは慣れ。お互いに話ができるんやから。こうなった時はこうしろ、ああしろって。 コロンビア戦の後半に途中出場の浅野が遠藤にメモを渡したシーンに関しては、遠藤は真ん中にいて、監督の言いたいことがなかなか伝わらないから、これを持って見せろと。別段おかしいことじゃない。最初はあれ何してるんかなと思ったけど。
それだけ難しいことを要求しているということ。そら、ポジションが変わればね、自分がどこのポジションやったらええのか分からんようになってくるから。それはしょうがないことやと思うけども。まあこれも、こいつが入ってきたら俺はここに行くんやなと分かってくる。 僕の時代はそんなのなかった。あまりゲームの中で難しいこと言わないもん。「サイドへもっと張れ」とかね、「真ん中におれ」とかね。そういうことを言うくらいで。 最後にもう1回言うけど、もうちょっと攻撃にバリエーションを作らなあかんね。あれじゃ、やってることは去年のワールドカップと一緒や。こうなったらああしよるなと分かるやん。やっぱりサッカーはそれぞれの人が考えるんやからね。 もっと点を取れということや。シュートを打って、なんで外れたんかを考えて、次の試合に臨むということやろ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2023年03月29日 15:54
EURO2024予選・グループA第2節が28日に行われ、スペイン代表はスコットランド代表に0−2で敗れた。試合後、スペインメディア『マルカ』が同国代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督のコメントを伝えている。 スペイン代表は25日に行われた第1節のノルウェー代表戦を3−0と勝利で飾っていた。2連勝を懸けた第2節では敵地でスコットランド代表と対戦。ノルウェー代表との一戦で2ゴールを挙げたFWホセル(エスパニョール)らを先発に並べた一戦では立ち上がりの7分、自陣右サイドでペドロ・ポーロ(トッテナム/イングランド)が足を滑らせてボールを拾われると、マイナスへの折り返しをスコット・マクトミネイ(マンチェスター・U/イングランド)に押し込まれた。23分にはホセルがクロスバー直撃のヘディングシュートを放ったものの同点には追い付けず、後半に入った52分にはまたもマクトミネイに決められてしまう。試合はこのままタイムアップを迎え、スペイン代表は0−2で黒星を喫していた。 試合後、デ・ラ・フエンテ監督は「痛恨の敗北だった。試合が終わって大して時間は経過していないが、この数分間で試合内容を分析すると、別の結果になってもおかしくはない内容だったと思っている。そのポジティブな気持ちを私は持ち続ける。確かに改善すべき点は多くある。だが、選手たちの姿勢には満足しているんだ。トライしてきたことをピッチ上で発揮し、結果が付いてこなかった」とコメント。結果には悔しさを滲ませた一方で、立ち上げ早々のチームに一定の手応えも示している。「このような高いレベルの試合では、どんなミスでも結果に直結することを理解しなければならない。今日の2失点はアクシデントから発生した。選手たちに非はない。この敗北を教訓としていけばいい。前半は我々が取り組んできたことを大いに発揮することができたのだからね」 スペイン代表はノルウェー代表戦からスターティングメンバーを8名変更してスコットランド代表との一戦に臨んでいたが、デ・ラ・フエンテ監督は「改善すべき点があると思って決断した。我々はいつだって、物事がうまくいくと思って1つの決断を下す。選手を入れ替えたことが結果に影響したとは思っていない。我々には非常にレベルの高い選手たちが揃っているのだから」とその影響を否定。「この1週間取り組んできたことを意味あるものにするには、決定打が欠けていた」と悔やんだ後「だが、選手たちには『前進している』と伝えたよ。必ずや成長する」と意気込んだ。 これで3月のインターナショナルマッチウィークはひとまず終了。次にチームが集まるのは6月のインターナショナルマッチウィークで、同15日にはUEFAネーションズリーグ・ファイナルズ準決勝のイタリア代表戦が予定されている。次回の代表活動に向けて、「残念ながら、再び集まるまでにはまだ時間がかかる。今回は種を蒔いた。これが将来のより良い経験を保証してくれるものだと確信しているよ」と話した。【ハイライト動画】スペイン代表がスコットランドに0−2で敗北
2023年03月29日 15:53
[キリンチャレンジカップ]日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム 3月28日に行なわれたキリンチャレンジカップ2023の日本代表対コロンビア代表は、日本が3分に三笘薫のヘディング弾で先制するも、次第にひっくり返され、1−2で逆転負けを喫した。
2023年03月29日 15:24
スペイン代表DFダビド・ガルシア(オサスナ)が、28日に行われたEURO2024予選・グループA第2節スコットランド戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。 ルイス・デ・ラ・フエンテ新監督の下で初招集を受けて、オサスナの選手としては史上10人目のスペイン代表戦士になったダビド・ガルシアは、28日のスコットランド戦で“ラ・ロハ”デビューを飾った。しかし試合は、スコットランドの速攻の前に失点を許してしまい、0−2で敗北を喫している。 スコットランド戦の前日会見の場にて、デ・ラ・フエンテ監督が試合のキーマンとして期待を寄せていたダビド・ガルシア。実際に空中戦勝率75パーセント、地上戦勝率80パーセントと持ち味のデュエルの強さを発揮した同選手は「正直に言うと…個人としてはデビュー戦に満足している。でも、敗戦はあまりにも厳しいもの。彼らは2度、僕たちに襲いかかり、そして2つのゴールを決めた」と告白。続けて「芝が少し長かったからボールスピードを出すのが難しかったけど、言い訳はできないと思っている。自分たちのミスを修正しなければならない」と振り返った。 またダビド・ガルシアは、CBのライバルにも言及。同試合でコンビを組んだDFイニゴ・マルティネスやアイメリク・ラポルテ、パウ・トーレスらとの熾烈なポジション争いついては「競争は激しい。ベストを尽くすようにしている」と語り、「コパ・デル・レイの決勝戦? そうなれば非常にポジティブなことだね。今はオサスナに集中して、来週の準決勝でどのようなことが起こるかを見てみよう」と所属クラブで尽力することを誓っている。 ほろ苦い代表デビュー戦となりながらも、ラ・リーガにおける“制空権覇者”としての実力は示したダビド・ガルシア。遅咲きの29歳はこの先、“ラ・ロハ”に食い込んでいけるのだろうか。
2023年03月29日 15:08
サッカー国際親善試合が28日、ドイツ・ケルン(Cologne)で行われ、ベルギーはケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)の1ゴール2アシストの活躍により、3-2でドイツに勝利した。 ベルギーは6分にカウンターアタックからヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)が先制点を決めると、9分にはデ・ブルイネのお膳立てからロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が追加点を挙げた。 主力DF3人を欠くドイツが3点目を失うのは確実かに思われたが、前半途中に負傷したレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)に代わってエムレ・ジャン(Emre Can)が投入されると、チームに安定感がもたらされた。 すると、前半終了間際にはルカクのハンドボールでPKを獲得し、これをニクラス・フュルクルク(Niclas Fuellkrug)が蹴り込んでドイツは1点を返した。 ドイツは後半、同点弾を目指して攻め込むも得点を奪えず。すると、78分にベルギーはレアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)のクロスにデ・ブルイネがダイレクトで合わせ3点目を奪い、試合の行方を決定づけた。 残り3分でサージ・ナブリー(Serge Gnabry)が1点を返して同点への望みをつなげたドイツだったが、ベルギーはそのまま逃げ切った。■関連記事
・メッシが代表戦通算100ゴール到達、チームも7発大勝
・スコットランドがスペインから金星 マクトミネイ2発 欧州選手権予選
・ドイツがペルーに勝利 フュルクルク2得点 国際親善試合
2023年03月29日 14:49
[キリンチャレンジカップ]日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム 第二次森保ジャパンの初陣となった3月シリーズ。2大会連続の16強入りを果たしたカタール・ワールドカップの盛り上がりを維持するためにも、結果が欲しかったが、24日のウルグアイ戦は1−1、28日のコロンビア戦は1−2の逆転負けと、想像以上に厳しい船出となった。
【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に
注目度ナンバーワンの三笘薫(ブライトン)が打点の高いヘッドで先制弾を挙げるなど、コロンビア戦の出足は悪くなかった。ボランチ起用された鎌田大地(フランクフルト)と守田英正(スポルティング)のコンビはボールを出し入れしながら緩急をつけていたし、リズムは良くなった。 とはいえ、なかなかシュートまで行けないのはウルグアイ戦と同じ。33分にミスから失点して以降は、なおさら相手に主導権を握られた。 後半突入後はコロンビアのギアがさらに上がり、日本は三笘が下がったこともあって攻撃が停滞。交代の隙を突かれてボレ(フランクフルト)に華麗なバイシクルを決められる。老獪な南米勢に手を焼くという長年の課題を克服できないまま終わってしまったのだ。 今回の2連戦を通して感じられたのは、FWの軸が依然として定まっていないということ。ウルグアイ戦は浅野拓磨(ボーフム)が1トップで先発。菅原由勢(AZ)の右クロスに鋭く抜け出して右足を振り抜いた21分の決定機、堂安の折り返しにヘッドで合わせた34分のビッグチャンスなど、良い形を迎えながら得点を奪えなかった。
61分から上田綺世(サークル・ブルージュ)が登場。伊東純也(S・ランス)の右サイドの突破から西村拓真(横浜)が同点弾を奪った際には、上田がニアゾーンで敵を引っ張ってスペースを空けており、黒子の仕事は光った。が、結局のところシュートゼロと消化不良感が色濃く残ったはずだ。 コロンビア戦ではその上田が満を持して先発すると思いきや、スタメン抜擢されたのは町野修斗(湘南)。カタールW杯で出番なしに終わった彼を世界基準のコロンビア相手に頭から出して、タメを作ったり、ゴールに迫る仕事がどれくらいできるかをテストしたかったのだろう。 三笘の先制弾の場面ではボールを収める仕事をキッチリこなし、爪痕を残すことに成功。幸先の良いスタートを切ったが、それ以外の場面では起点になりきれず、前からのプレッシングに忙殺されてしまった。「FWとしては起点になることを求められていたので、もっと起点になりたかったですし、得点シーンは良い形だったんですけど、個人的にはシュートゼロで終わったので、まだまだだなっていう感じです。 初めて南米のチームとやって、ボールに来る迫力や圧は相当に凄いものがあった。それをJリーグや練習でやりながら、自分のものにしながら取り組んでいきたい」と、町野は45分間のプレーで自身の現在地を痛感した様子。ただ、すぐにFWの軸に据えられるだけの存在感を示したとは言い切れなかった。 一方、後半から出場した上田は、前半よりもターゲットとして機能していたし、動き出しもスムーズで、さすがベルギー1部で14点を取っている選手という印象だった。しかしながら、2つのヘディングでの決定機を逃すという悔しい現実も突きつけられた。「収めるところもそうだし、抜け出しもやれるなという実感はあったからこそ、あれを決めるか決めないかで雲泥の差だと思う。あれを決めていけるようになりたい」と本人も大いに悔しがっていた。 2019年のコパ・アメリカで初キャップを飾ってから約4年が経過するが、上田は惜しいチャンスが何度もありながらも代表初ゴールを奪えていない。そこが森保監督にとって引っ掛かる材料なのだろう。 78分に浅野を投入し、2トップにしたのも「ワールドカップのドイツ戦で逆転弾を奪った勝負強い浅野なら、何とかしてくれるかもしれない」という期待の表われ。そこはサンフレッチェ広島時代から長く培った信頼がある。今回の2試合を見る限りだと、やはり浅野がファーストチョイスで、上田と町野はほぼ同列という位置づけではないか。 今回、前田大然(セルティック)が怪我で途中離脱したため、新代表における彼の起用法は確認できなかった。が、彼の所属先での主戦場が左サイドということを考えると、代表1トップの軸に据えるのはやや難しい。 カタールW杯のドイツ・スペイン戦のように劣勢を想定し、最前線からボールを追うサッカーを選択する場合にはベストチョイスだが、主導権を握ってポゼッションを重視し始めた今、やはり最前線は身体を張れるタイプが絶対に欲しい。
浅野は確かに身体も強いし、ドイツでも中央寄りでプレーしているが、かつての大迫勇也(神戸)のようなタイプではない。町野には理想像に近づけるポテンシャルがあると考え、指揮官も期待を寄せているのだろう。ただ、今はまだまだ物足りない。 上田にしてもシュート技術の高さには定評があるが、代表戦ゴールという壁を突破して初めて定位置確保が見えてくる。それぞれに課題はあるのだ。 結局のところ、FW陣は混とんとした状態から抜け出せていない。対戦相手によっては今季絶好調の古橋亨梧(セルティック)を起用する手もあるかもしれないし、急成長してくる若手を抜擢する手もあるだろう。 かつて「大迫依存症」と言われた代表FWの発掘・育成は本当に難しいテーマ。その解決策を見出さなければ、攻撃の厚みは生まれない。取材・文●元川悦子(フリーライター)
2023年03月29日 14:44
トッテナムは28日、ブラジル代表DFエメルソン・ロイヤルが手術を受けることを発表した。
2023年03月29日 14:13
本田圭佑が自身のツイッターを更新。日本代表のコロンビア戦に言及した。
日本は3月28日、国際親善試合でコロンビア代表と対戦。開始3分に三笘薫のゴールで先制も、33分と61分に失点し、1−2の逆転負けを喫した。 現在、カンボジア代表の実質的な監督を務める本田は試合後、「今カンボジア代表の練習が終了」と報告したうえで、「日本代表負けてるやん。内容はどうですか?」とフォロワーに問いかけた。
そして、本田は翌日にもSNSを更新。自身の見解を綴った。「敗戦から学べることも多い。特にもうこんな気持ちは2度と味わいたくない。と思う部分」 ワールドカップに過去3大会出場した経験豊富な元日本代表戦士の言葉に、ファンからも「勝とうが負けようが、そこで得るものは必ずある!」「この感情は大切にしたい」「それはある」といった共感の声が上がった。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に
2023年03月29日 14:06
トルコ代表MFハカン・チャルハノール(インテル/イタリア)が負傷により、検査を実施するようだ。28日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。 チャルハノールは、28日のEURO2024予選・グループD第2節クロアチア戦に先発出場すると、ボールを捌いてリズムを生み出すなど、攻撃のタクトを振るっていた。しかし35分、突如ピッチに座り込んでしまった同選手は、そのままMFイスマイル・ユクセキとの交代を余儀なくされている。 ピッチから退く際は、足を引きずりながらも歩いていたチャルハノール。『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、同選手は右太もも内転筋を負傷したとのこと。29日にイタリアに戻り、インテルのメディカルスタッフによる検査を実施することを併せて伝えている。 インテルは代表ウィーク明け最初のセリエA第28節フィオレンティーナ戦を皮切りに、チャンピオンズリーグやコッパ・イタリアなど1カ月間で公式戦9試合を控えているなかで、攻撃のキーマンであるチャルハノールを欠くこととなれば、大きな痛手になる。
2023年03月29日 14:05
現地時間3月28日に開催された国際親善試合で、カタール・ワールドカップ王者のアルゼンチン代表は、キュラソー代表と対戦。7−0で大勝を飾った。 この試合に先発したリオネル・メッシは、20分にエリア内でボールを受け、相手DFを振り切り右足で先制点を奪う。これが記念すべき代表通算100点目に。 さらに33分には左足のコントロールショットで鮮やかにネットを揺らせば、その4分後にはロングーボールに抜け出し冷静に流し込んでゴール。わずか17分間で3得点を奪ってみせた。
ハットトリックを達成したメッシにSNS上では、「無双」「いつもやってるから驚きはない」「チートすぎる」「右足もすごいよな」「本当にバケモンだなー」「35歳の動きじゃねえ」「しっかり全部上手い」「神」などの声が上がった。 代表戦で8度目のハットトリックとなったメッシ。代表通算ゴール数を102点まで伸ばした。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】わずか17分で達成したメッシのハットトリックをチェック
2023年03月29日 13:44
横浜FCは29日、GK永井堅梧の負傷について発表した。
2023年03月29日 13:43
[キリンチャレンジカップ]日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム コロンビア戦で日本は1−2の敗戦を喫した。2失点目はラファエル・サントス・ボレによる美しいオーバーヘッドで、シュートそのものは止め難いが、2つの失点ともに流れの中での日本の対応に問題があり、今後に向けた課題になる。
【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に
その一方で、攻撃はウルグアイ戦に引き続き、後半途中まで、つなぐことが目的化してしまった向きがある。もちろん、サイクルのスタートとして、森保一監督の提示するコンセプトを構築する段階でもあるが、勝負の本質としては縦に向かう積極性を欠いたことが、コロンビアの13本を大きく下回る7本というシュート数にも表われた。 ただ、自陣からボールを動かすといっても、ウルグアイ戦で見られたほどサイドバックが中に絞らず、むしろアウトサイドに開くケースが多かったことは興味深い。ウルグアイ戦は相手との関係でというよりも、まずは自分たちからサイドバックが中、サイドハーフが外という関係を意識的に取っていたように見えた。 基本的なメカニズムとしては、ボランチの1人がセンターバックの間に落ちた時に、いわゆる“3枚回し”になるわけだが、その時にボールの動かし方に応じて、どちらかのサイドバックが中盤に残ったボランチの脇に流れる。ウルグアイは攻撃が4ー3ー3、守備が4ー4ー2というオーガナイズで、サイドバックがアウトよりインでボールを受けやすかったのは確かだ。
ただ、そこでボールを受けたあとに外側のサイドハーフをどう活かしていくか、中央の鎌田大地をどう活かすかといった次の段階のところで、スムーズに動かしてチャンスまで行くシーンが多くなかったのがウルグアイ戦だった。 それに比べると、コロンビアは中締めをしながら、全体が中間ポジションを取って“半ゾーン・半マンツー”のような守り方だった。GKのシュミット・ダニエルは「自分たちの包囲網でプレーさせて、それを刈り取るという感じでしたね」と振り返る。 コロンビアは中締めが基本で、かといって前からプレスをかけにくるわけでもないので、そうなるとサイドバックがインにポジションを取るメリットがあまり無い。左のバングーナガンデ佳史扶も、右の菅原由勢も、アウトサイドの高めにポジションを取って、代わりにサイドハーフがあまり張らずにサイドバックより内側になることが多くなるのは理にかなっている。 ボールと反対サイドの選手は緩やかにサイドバックのほうが、サイドハーフより内側にポジションを取っていたのはビルドアップの関係というより、センターバックがスライドするので、それに応じて絞るという形で、中盤でのボール回しはボランチの鎌田と守田英正が中心になっていた。 ただ、結局のところ中央で縦にボールをつける回数が少なく、高い位置の仕掛けがアウトサイドに限られるのはウルグアイ戦と共通していた。 スタメンの右が伊東純也、左が三笘薫で、1トップに町野修斗、トップ下はFWタイプの西村拓真というスカッドを考えても、サイドの仕掛けからクロスという形が多くなるのは問題ない。 実際に開始3分の三笘によるゴールは、右のワイドで起点を作って、守田のクロスにつなげる形だった。ただ、コロンビアはセンターバックが強く、クロスに偏っても簡単にフィニッシュまでは行かせてもらえない。 そういう意味でも、もっと中央の攻撃を織り交ぜることで、攻撃のベクトルが前に向くようにしたほうが、相手に対して強さを出せただろう。結局、後ろのビルドアップからどうフィニッシュに繋げるかという問題で、そこを全てトランジションからの速攻やアバウトなロングボールからのセカンドに頼らないためのビルドアップでもある。「前線で幅をより有効に使えるようにということで、ディフェンスラインでサイドバックが内側で受けることによって厚みを持って、幅を使えれば距離感が良くなって縦にもいける」 そう語る森保監督は「相手が対応してきた時にはサイドバックも幅を取って、相手にとって嫌なポジショニングをする」とも説明を加えており、相手を見ながら使い分けることで、より柔軟なビルドアップができるようになるという考えを持っている。
コロンビアに対してはサイドバックが開き気味にポジションを取るほうが、ボールが回るという判断だろう。「難しいことをやってもらっている。今は1つのチャレンジとして、いろんなことができるように。上手くいかなかったというだけで終わることではない」 森保監督の要求は、日本が進化するために避けて通れない道だろう。ただ、そこで手段が目的化しないように、基本的なベクトルは前にあるという意識を全体で共有していく必要がある。 今回はウルグアイ、コロンビアという非常にタフな相手で、期待通り、力を抜かずに戦ってくれたことで、逆に新しいコンセプトにトライしながら結果も出すというのは、かなり難易度が高かった。 6月シリーズの相手は未定だが、今回共有したコンセプトはあくまでベースとして、前向きにゴールを目ざせるほうにベクトルを向けてもらいたい。取材・文●河治良幸
2023年03月29日 13:37
日本サッカー協会(JFA)は29日、4月の欧州遠征に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー25名を発表した。 なでしこジャパンは今年7月から8月にかけてFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023に臨む。2011年に開催されたドイツ大会以来、3大会ぶりに世界の頂点を目指すなでしこジャパンは、本番までに4月の欧州遠征で2試合、7月のMS&ADカップ2023で1試合を予定している。言い換えると、残された強化の場は3試合のみとなっており、今回の欧州遠征はメンバー発表前最後の実戦だ。 なでしこジャパンを率いる池田太監督は、今年2月に開催された2023 SheBelieves Cupに向けて当初招集した23名全員を今回も選出。DF熊谷紗希(バイエルン/ドイツ)、MF長谷川唯(マンチェスター・C/イングランド)、FW岩渕真奈(トッテナム/イングランド)らの主力が順当に招集された。加えて、MF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)とFW田中美南(INAC神戸レオネッサ)が昨年11月の欧州遠征以来となるメンバー入りを果たしている。 最新のFIFAランキングで11位につけているなでしこジャパンは、4月の欧州遠征で2試合を戦う予定だ。4月7日にはFIFAランキング21位のポルトガル代表と相見える。試合は日本時間で4月7日の25:00(8日の1:00)キックオフ予定だ。2戦目にはFIFAランキング15位のデンマーク代表と激突。試合は日本時間で同11日の25:00(12日の1:00)にキックオフを迎える。2試合ともにNHK BS1にて放送予定だ。 今回発表されたなでしこジャパンのメンバー25名は下記の通り。▼GK
1 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)
21 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)
18 田中桃子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)▼DF
4 熊谷紗希(バイエルン/ドイツ)
5 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
12 乗松瑠華(大宮アルディージャVENTUS)
2 清水梨紗(ウェストハム/イングランド)
22 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)
24 守屋都弥(INAC神戸レオネッサ)
3 南萌華(ローマ/イタリア)
19 宝田沙織(リンシェーピング/スウェーデン)
25 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)▼MF
8 猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)
14 長谷川唯(マンチェスター・C/イングランド)
15 杉田妃和(ポートランド・ソーンズ/アメリカ)
16 林穂之香(ウェストハム/イングランド)
6 長野風花(リヴァプール/イングランド)
7 宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)
13 遠藤純(エンジェル・シティ/アメリカ)
20 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)▼FW
10 岩渕真奈(トッテナム/イングランド)
11 田中美南(INAC神戸レオネッサ)
17 小林里歌子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
9 植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
23 浜野まいか(ハンマルビー/スウェーデン)
2023年03月29日 13:30
ワールドカップの熱闘から早くも3か月が経ち、は新たなスタートを切った日本代表。昨年末にカタールで見せた闘いは、サッカーファン以外の人達も惹きつけた。圧巻のパフォーマンスを見せた三笘薫を応援する女性ファンたちが“三笘女子”として話題になったほど。みちょぱこと池田美優さんによれば、三笘だけでなく伊東純也もかわいいとSNSで女性たちに人気だとか。そのうえで、「サッカーのルールを知らなくてもそういう楽しさ(楽しみ方)もあるんだなっていう。なんか、推しを見つけるみたいな」とも話していた。 ここでは、そんな代表選手をSNSアカウントとともに紹介してみる。三笘 薫 この投稿をInstagramで見る 三笘薫(@kaoru.m.0520)がシェアした投稿
プレミアリーグのブライトンで活躍する25歳のドリブラー。筑波大学でドリブルを卒論のテーマにしたことは世界でも知られるようになった。単なるドリブラーとは異なり、パスとの使い分けや仕掛けるタイミングが実に秀逸だが、もはやあまり説明は必要ないかもしれない。すでに既婚者だが、大学時代からの恋人と結婚したことも女性たちのなかでポイントが高いとか。田中 碧 この投稿をInstagramで見る Ao Tanaka / 田中 碧(@tnk_0910)がシェアした投稿
ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する24歳のMF。三笘とは幼馴染で、W杯で相棒がPKを失敗した直後に駆け寄る姿は大きな話題になった。「止める・蹴る」を極める川崎フロンターレで自らを磨いたが、トラップの技術は絶品。向上心も強い点は三笘と一緒といえる。昨年には元アイドルの鈴木愛理さんと交際していることを宣言した。伊東 純也 この投稿をInstagramで見る Junya Ito / 伊東純也(@1409junya)がシェアした投稿
フランス1部リーグのスタッド・ランスに所属する30歳のFW。代表デビューは24歳と遅咲きだったが、驚異的なスピードを武器に日本の主力に。30歳になったが、ピュアなサッカー少年感もあり、SNSの投稿で、ピッチとは違ったお茶目な姿も見せれてくれるだけにファンになるのも分かる。中村 敬斗(なかむら けいと) この投稿をInstagramで見る 中村敬斗(@nakamura.keito)がシェアした投稿
オーストリア1部リーグのLASKリンツに所属する22歳のアタッカー。今回初招集されると、代表デビューを果たした新星だ。高校2年でガンバ大阪とプロ契約するなど将来を嘱望されてきた存在で、すでに10代の時点でオランダ1部リーグですごいゴールを決めていたほど。 この投稿をInstagramで見る 中村敬斗(@nakamura.keito)がシェアした投稿
金髪イケメンとして人気が出そう!インスタグラムのフォロワー数も代表入りしてから6000人ほど増えた。谷 晃生(たに こうせい) この投稿をInstagramで見る Kosei Tani/谷 晃生(@koseitani_00)がシェアした投稿
ガンバ大阪に所属する22歳のGK。190cmを誇り、ポテンシャルに溢れる期待の大器だ。2021年の東京五輪では守護神として活躍した。【関連】美の暴力よ!サッカー史上最強の「貴公子」イケメン10名を選んでみたシュートに対する反応、ハイボールの処理、足元、スピードに加え、向上心まで兼ね備える。とにかく期待しかない。