2023年03月26日 19:52
侍ジャパンの村田善則バッテリーコーチが26日、日本テレビで放送された「真相報道バンキシャ!」の取材に答え、WBCの決勝戦でアメリカ代表を攻略した裏側を明かした。 村田氏によると、準決勝(メキシコ戦)が終わってホテルに戻ったのが午前1時ごろ。午前1時半ぐらいに部屋の電話が鳴ったという。「すみません、今から資料持って行きますので」。ダルビッシュ有投手からだった。 ダルビッシュは「かなりしっかりしたデータを持っていた」といい、ダルビッシュの資料とすりあわせて検討したところ、「昨年のMLBのデータとか見てても、意外とフォーシーム(ストレート)がはじけていなかった(打てていなかった)」という。 「イメージとしては怖いじゃないですか、まっすぐ(ストレート)を強打者に投げるのは。(でも)そこを勇気持っていこう(攻めよう)と。確信に変わって」「“それ”(ストレートで攻める)をしなければなかなか抑えるのが難しいバッターだと結論づけた」とダルビッシュ持参の資料を参考に、“トラウトはストレートに弱い”と攻略法を見いだしたことを明かした。 9回、クローザーとしてマウンドに上がった大谷翔平選手は、ストレート中心に攻め、6球目、スライダーで三振を奪い、14年ぶり世界一を手に入れた。
2024年04月27日 07:01
左ハムストリングの張りで離脱している
左ハムストリングの張りで離脱しているエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手の診断結果が明らかになった。MLB公式サイトのエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー記者が速報した。
自身のXに「左ハムストリングに重度の部分断裂があると診断されたと、アンソニー・レンドンは語った。復帰についての予定表は現在ないとしているが、しばらくの間離脱するように思える」と投稿した。(Full-Count編集部)
2024年04月27日 06:50
◆ 「キャッチャー的な経験で言うと…」
巨人がDeNAに逆転負け。終盤まで僅差で進んだ好ゲームも、終わってみれば7-2まで点差を広げられ、完敗となってしまった。敗戦の原因はここまで無失点と快進撃を続けてきたルーキー・西舘勇陽の乱調だった。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は「同点の場面で佐野がセンターオーバーのところ。これは最後に勝負行ったのが、コントロールミスで打たれたので、そこはしょうがないかなと思うんですよね。インサイドに空振りを取りに行くか、詰まらせようとしたカットが多分抜けた。逆玉になってるから力のないボールが行ってしまったので、勝負としてはしょうがないと思うんですよね」とここは割り切れると解説。
次の牧秀悟のレフト頭超えの勝ち越し打に「カットでツーナッシング。そこからインサイド。 牧もインサイドがもしかしたら来るかも、アウトコースにもある程度と両方待ちながらで詰まったけども、打ったっていう感じだと思うんですよね」と牧の狙いを分析。
そのうえで「キャッチャー的な僕も経験的に言うと、ツーナッシングから勝負いくのは構わないと思うんですよ。全然。でもこの場面で大城(卓三)がボール球を要求してたのか。それでピッチャーもボールを投げようとしたのか。それとも大城が勝負に行ってんだけども、西館はボールにしようとしたのか。その辺の意思疎通がすごく大事だったのでは。バッテリーの意思が両方同じだったかどうかっていうのが大事だなと思いました」と2人の共通認識が合っていたのかに疑問が残ると言及した。
また解説者の館山昌平氏は「カウントを整えるとき、しっかりと曲げに行ってファールを取るとか意図が見えたんですよね。ただ追い込んだ後はちょっと力勝負になってるというか、少しアバウトに行ってしまってる。やっぱりそこはキャッチャーとの意思疎通で、もう1個厳しくとか、ここは絶対ファールだよとか、ここがボールなのだよっていうところを、やっぱりルーキーには優しくリードしてあげるのも1つかなと思うんですよね」と大城に一層の配慮を求めていた。
大事な場面での一球で、勝負の分かれ目が決まるプロ野球。OBたちの目線はこの日も厳しかった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月27日 06:45
◆ 輝きを取り戻した“ハマの一番星"
度会隆輝が再び輝いた!26日の巨人戦で初めて1番を外され、8番バッターとしてスタメン出場した度会は、相性の良い戸郷翔征から2打数2安打とヒットを積み重ねると、佐野恵太と牧秀悟が連続タイムリーで逆転した勢いそのままに、ニ死満塁でライトスタンドへグランドスラムを叩き込んだ。
開幕から華々しいスタートを切ったが、その後プロの壁にぶち当たり、打率も2割を切りそうなところまで急降下。悩んでいたルーキーが久々に放った会心の一撃は、試合を決める価値ある一発だった。
試合後三浦監督は度会に対し「まあちょっと苦しんでる部分もありまして。誰もが通る道だと思うんですけども、ちょっと楽なところ、ちょっと気分的には違うところでね出した」と打順の変更の意味を説明。「しっかりとね今日は打席でも、打つべきボールを打ってるかなと。ちょっと1番のところですと、打たないといけない、塁に出ないといけないっていうところで、ちょっと空回りしてる部分もあったんですけど。しっかりと結果を出してくれました」と活躍に満足げ。左の変則・高梨雄平からの一打に「しっかり1球目、2球目っていうところ冷静に見てましたし。そこでフルカウントになったところでね、しっかりと粘って食らいついてくれと思ってたところでホームランですからね。持ってんのかなと思いますね」と頷いた。
度会は「めちゃくちゃ嬉しかったです」と第一声。お立ち台で涙が滲んでいるようにも見えたことには「色々ないろんな感情がこみ上げてきてしまいそうになったんですけど、耐えれたんでよかったです。男は泣いてはいけないんで」と表情を緩めた。
この日の活躍には「自分のおかげのヒットとホームランじゃないので。本当に周りの方の言葉やアドバイスのおかげです。戸柱(恭孝)さんや京田(陽太)さんとロッカーが近いんですけど、もう本当ずっと暗くならないように明るく声かけてくれて。そういった先輩のアドバイスが助けてくれのかなと思います」と先輩たちに感謝。
さらに「本当にこれ以上いいチームないなと思うぐらい、本当にいい人しかいなくて。指導者の方もスタッフの方もすごく温かい声をずっとかけてくれてて。ほんとに最高なチームで野球やれる以上は、自分もほんと死に物狂いで頑張るしかない」と気を引き締め直していた。
8番に入り再び輝きを取り戻した“ハマの一番星"。この男の笑顔が、チームを勢い付けていく。
写真・取材・文 / 萩原孝弘
2024年04月27日 06:41
ブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられたが誤報
■Bジェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)
ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は26日(日本時間27日)、本拠地で行われるドジャース戦を前に、大谷翔平投手について語った。
2024年04月27日 06:40
◆ 守備の乱れに言及…
阪神がヤクルトに2−8と完敗し、10試合ぶりの黒星となった。この日は本拠地・甲子園に幾度となくため息がこだました。この日は先発の青柳晃洋がヤクルト打線の徹底した逆方向へのバッティングに苦心すると、内野陣もエラーの連鎖を引き起こすなど攻守に精彩を欠いてしまった。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は「昨年からエラーはかなり減ってたじゃないですか。今年もそんなにエラーはなかったんですよ。 でも今日4つでね…」と守備の乱れに言及。
解説者として出演した谷沢健一氏は「大山があそこにいたりね、色々あるけれども」とシフトの乱れを指摘しながら「ヤクルトの守備、長岡(秀樹)選手の守備を見ていると、やっぱり足が非常に動いてる。突っ込むとこは突っ込んでいってと」と相手の守備に着目。そのうえで「木浪(聖也)も足止まってますし、大山(悠輔)の方もね。やっぱりエラーするときって身体がやっぱり止まるんですよね。特に足がね」とフットワークの悪さも失策の一因と言い切った。
昨年は固い守りで勝ち星を重ねた岡田阪神。この日はたまたま負の連鎖が続いただけと思いたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月27日 06:30
◆ ベテラン右腕の投球術を絶賛
ヤクルトが敵地甲子園で阪神に快勝。カード初戦をモノにした。この日は阪神先発の青柳晃洋に対し、2回に中村悠平のタイムリーと武岡龍世の犠牲フライで2点を先制。4回には阪神の守備の乱れに乗じて3点を追加し、今シーズン初登板の小川泰弘を助けた。その後も効率よく得点を重ね、8−2で勝利した。
勝利投手となりお立ち台に上った小川は「とにかくバッター1人1人強気で向かっていくことと、テンポよくチームに流れを持ってこれるようにと思ってマウンドに上がりました。 今年はチームとしてしっかりやり返せる、やり返すことができるように頑張っていきたいと思います」とチームスローガンになぞらえた決意のコメントを残した。
小川のピッチングに対し、26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した館山昌平氏は「もうとにかく今日は初球のストライク率がすごかったですよね。打者26人に対して24回ストライク。ストレート、カット、スライダー、カーブ、フォーク、いろんなボールを投げながら、初球を取るっていうことが、カウント進めていく上では必要になってくる」とベテラン右腕の投球術を絶賛していた。
またもう一人の解説者の谷沢健一氏は「ここまでやはり1ヶ月間、登板できなかったっていうのがね、やはりちょっと重かったですよね。投手陣がヤクルトは悪かったですから、やっと貢献できたという充実感はあるんじゃないか」と出遅れながらも初戦で結果を出せたことで安堵感もあるのではと推測していた。
開幕から遅れること約1ヶ月。燕のライアンの巻き返しに期待がかかる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月27日 06:20
◆ 「反対方向に打つ意識が見えた」
ヤクルトは26日、阪神との試合(甲子園)に8−2で快勝。12安打8得点と打線が繋がりを見せた。
ヤクルト打線は2回、サンタナ、長岡秀樹の連打などで一死一・二塁とし中村悠平の適時二塁打で先制。続く武岡龍世の犠飛で2点目を奪う。4回には、中村悠平の安打などで無死満塁とし、小川泰弘が押し出しの四球を選び1点を追加。さらには西川遥輝の犠飛、丸山和郁の適時打でリードを広げた。
終わってみれば、先発野手全員安打となる12安打8得点と打線爆発。25日の広島戦(神宮)に続き2戦連続で2ケタ安打を記録した。
阪神の先発・青柳晃洋を見事に攻略したヤクルト打線について、26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「かなり反対方向への打球が目立ちましたよね」と話を切り出すと、
続けて「しっかりと犠牲フライで得点を重ねてましたし、打線全体で青柳投手の低めの球を『引っ掛けないぞ』『見極めるぞ』というような、反対方向に打つ意識が見えましたよね」とチーム全体での“逆方向への意識”を高評価した。
また同番組に出演した谷繁元信氏は「アンダースローのピッチャーを攻略するには、こうやって打つんだよみたいな“お手本”を示してくれましたよね」とこちらも青柳を攻略したヤクルト打線を称賛していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月27日 06:00
広島の九里亜蓮投手(32)がデイリースポーツ読者に本音をさらけ出す一人語り『Spirit of Challenge』がスタート。
2024年04月27日 06:00
広島の九里亜蓮投手(32)がデイリースポーツ読者に本音をさらけ出す一人語り『Spirit of Challenge』がスタート。今年プロ11年目にして、自身初めてとなる開幕投手も務めたタフネス右腕。第1回は『原点』をテーマに、プロ野球選手になるまでの紆余(うよ)曲折の道のりを振り返ってもらった。以下、前編。
◇ ◇
皆さんこんにちは!九里亜蓮です。今月から何度かにわたって、僕がたどってきた道のりや、今思っていることをお話ししていきます。よろしくお願いします。早速ですが、初回は僕がプロ野球選手になるまでがテーマです。野球を始めた小学生の時から大学時代まで順を追って振り返ります!
まず野球を始めたのは、いつだろう…。本格的なチームに入ったのは9歳とかだと思います。いまだに覚えているのが、6歳の誕生日に初めてグローブを買ってもらったんですよ。おもちゃのグローブではなくて、スポーツ用品店に並んでいる、ちゃんとしたグローブを買ってもらって、それがうれしくてうれしくて。毎日のようにお父さんとキャッチボールをして、それができない時は、壁当てをずっとやっていました。
僕が6歳の時は、親の仕事の関係で海外と日本を行ったり来たりしてました。ここっていうところに1、2年ずっと滞在してっていうのはなかったんです。だから基本的にはマイナーリーグでもプレー経験がある、お父さんに野球を教えてもらっていました。
小学校3年生の時に僕はお父さんとアメリカに行くことになって、そこで野球チームに入りました。チームメートはみんなアメリカ人で、アメリカの普通の小学校にも約3年間、通いました。あんまりつらかった思い出はないですね。楽しかった思い出の方が強いです。
アメリカはプレーするスポーツが季節によって違うので、野球以外にもバスケ、アメフト、ストリートホッケーと言って、路上でローラースケート履いて、遊びでやるホッケーも、サッカーもやりました。いろんな競技をやる中で、どんな動きをしたらうまくできるのかと、考える能力はその時に備わったと思います。
中学時代はおばあちゃんと鳥取県米子市で過ごしました。過去にテレビ番組でも特集された通りです(笑)。今思えばいろんなことをしたなと思います。野球は米子ビクターズ(現米子ボーイズ)という硬式のチームに入りました。そこで豊島監督に出会うことができました。
練習は土、日しかなかったんですけど『髪の毛を染めようが、どんな悪さしても良いから、練習だけは絶対に来なさい』って言われて。実際に金髪で行ったこともありました(笑)。中学ではピッチャーをしていたのですが、試合中に僕がキレて、相手チームの選手とバチってなった時も、すごい足の速さで豊島さんは止めに入ってくれたりとか…。
それでも豊島監督は本当に温かく見守ってくれました。僕は野球をするよりも遊ぶ方が楽しい時期もありました。だからあの時、見放されていたら野球は続けていなかったと思います。豊島さんのおかげで今でも野球を続けられていると思います。本当に出会った人に恵まれました。
2024年04月27日 06:00
「阪神2−8ヤクルト」(26日、甲子園球場)
阪神は2分けを挟んだ連勝が7でストップ。先発の青柳は二回に3連打と犠飛で2失点し、さらに3点を奪われた四回途中で降板した。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は青柳に「配球を読まれた」と指摘。次回の対戦に生かすことを求めた。
◇ ◇
青柳に関して言うと、ボール自体が悪かったとは思わない。ただ失点の場面では、ヤクルト打線にうまく配球を読まれたように映った。
二回を振り返ると、1死一塁からの長岡にはツーボールからの3球目を打たれたが、バッテリーとすれば、内角に投げにくい打者有利のカウント。そこで外角へのボールを狙われていたような打撃でレフトに運ばれた。
続く中村のライトへの先制二塁打と、武岡の犠飛はいずれも初球を捉えられたもの。ファーストストライクを積極的に狙う意識もあったかと思うが、元々“荒れ球”の多い青柳が、序盤はまとまっていたこともあり、狙いやすかったところがあったのかもしれない。
青柳とすれば、今後もヤクルトと対戦する上で、次回どう投げるかだろう。ストライクの取り方や、外寄りのボールを逆方向に打たれることが多かったことを、次に生かせばいい。四回の失点は押し出し四球もあったが、失策が絡んでのもの。結果的に珍しい4失策となったが、切り替えて、今後もミスが出た時には、全員でカバーしあっていけばいいと思う。
2024年04月27日 06:00
リーグ2位と好調の日本ハム。開幕から3番に座る万波中正外野手(24)は打率・263、3本塁打、10打点でチーム3冠王の数字を残してチームを支えている。だが、「走者がたまったところで長打で3人かえせるとか、そういう打撃ができるのが理想」と自分自身に注文を付けた。
25日の楽天戦。12安打しながら1点しか奪えず、連勝は5で止まった。万波は「僕あたりが1本でも長打を打てていれば違った感じがしたのかなと。ホームに近づけるよう、理想は本塁打ですけど、ツーベースはどれだけ打てるかが大事」と振り返った。
明確に掲げる目標がある。「OPS(出塁率と長打率を足し合わせた値)をどれだけ高くできるか。難しいですけど・900という大きい数字が1番高い目標。自分の中でのイメージは出塁率3割5分の長打率5割5分」と言う。
20試合を終えて出塁率は3割5分6厘と思惑通り。リーグ5位の11四球が大きく貢献している。「3番で打席も多い。四球の意識は結構ある中で、目標に近いペース。目標は72個。2試合に1個のペースですね」と話す。
そして長打率は4割2分1厘。ここは目標から離れている。「あとは長打ですね。今はゴロが多いので、どれだけ角度つけられるか。練習はリスクを取りながら、少し高い打球を意識しているので。そういうのが徐々に結果として結びついてくれば理想かなと」と明かした。
「もう1段階、2段階上に行くためにも長打率と出塁率のところは昨季シーズン終わった段階で1番伸ばしていきたいところだと思っていた」。四球でつなぎ、長打でかえす。万波が思い描く3番打者像に達した時、チームはさらに強くなる。
2024年04月27日 06:00
DeNA7―2巨人(セ・リーグ=26日)――DeNAは八回、佐野、牧の連続適時打で逆転し、度会隆輝(ENEOS)の満塁本塁打で突き放した。
2024年04月27日 05:01
「ウエスタン、ソフトバンク3−8阪神」(26日、タマホームスタジアム筑後)
1週間の沈黙が嘘のように、阪神・遠藤は快音を重ねた。「ずっとヒットが出ていなかったので、積極的にいこうと」。同点の五回、先頭で追い込まれてからも笠谷のカーブに食らいつき、中前へ。7戦ぶりの安打、そして反撃の口火打となった。
1本出るともう止まらない。1点差に迫られた六回無死二塁では右前打で好機を拡大し、6点目のホームを踏んだ。七回には四球でつなぎ、得点に貢献。九回2死一、二塁では初球を捉えるダメ押しの適時右前打だ。
打つ際に前の腰が出てしまう癖を修正したといい、「引っかけのセカンドゴロとかが減ってくるのと、ボール球が見逃せる」と奏功。3安打1打点につながった。さらに守備でも見せた。同点の四回無死一塁で二ゴロ(記録は内野安打)を「一塁は間に合わないと思ったので、セカンドランナーのオーバーランを狙おうと思って」と三塁に送球。一走・嶺井を二、三塁間で挟み、アウトにする好判断だった。
昨季は和田2軍監督が一番成長した選手に遠藤を挙げ、この日は9番起用だったが、「本当は上位を打ってほしい選手。今日の3本でもう一回調子を取り戻してくれたら」と期待を寄せる。現在盗塁数も8でリーグ3位。走攻守で結果を残し、今季こそプロ初の1軍昇格をつかむ。
2024年04月27日 05:01
阪神の大竹耕太郎投手(28)が26日、先発する27日のヤクルト戦(甲子園)でチームの勢いに便乗して3勝目を狙う考えを明かした。
チームは4月13日の今季最多の借金3から、大型連勝で一気に貯金生活へ突入。甲子園で最終調整を終えた左腕は「その流れにしっかりあやかって投げられたら」と話した。
27日は「甲子園でのデーゲーム」。大竹にとっては得意する舞台設定だ。20日・中日戦で2勝目を挙げるなど、同条件ではソフトバンク時代を含めて通算7試合で5勝0敗。今季は六回にイニング別最多となる7失点を喫しているが、「意識したもん負けだと思うので。抑えている時は六回だからとか気にしていないんで」。鬼門を突破し、不敗神話の継続を目指す。
2024年04月27日 05:01
「DeNA7−2巨人」(26日、横浜スタジアム)
ド派手に復活ののろしを上げた。プロで初めて打順が8番に下がったDeNAのドラフト1位・度会輶輝外野手(ENEOS)がグランドスラムを放った。「ずっと打てなくて皆さんに申し訳ない気持ちでした。出たのはうれしかった」と初々しく笑みを浮かべた。
八回に3−2と勝ち越しなおも2死満塁。変則左腕・高梨から右翼スタンドに豪快にたたき込んだ。3月30日以来、約1カ月ぶりの3号。新人のグランドスラムは球団初の快挙だ。九回に右翼守備に就く際は思わず涙ぐんだ。「幸せすぎる時間」とポジティブに自身の心境を明かした。
打てない自分に対しては「悔しさはあった」と本音を吐露。24日・阪神戦で5打数無安打に終わり打率・202まで落ちた。三浦監督は「苦しんでいる部分はあった」と気分転換の意味合いも込めて開幕から固定してきた1番から下位に下げた。新人は「死に物狂いで頑張るしかない」と奮起して3安打をマークしてみせた。
「度会なら安心して見ていられるとチームの方、ファンに思ってもらえるようになりたい」。この夜の大爆発をきっかけに再スタートを切る。